JPH0759056A - テレビジョン受像機 - Google Patents

テレビジョン受像機

Info

Publication number
JPH0759056A
JPH0759056A JP5216924A JP21692493A JPH0759056A JP H0759056 A JPH0759056 A JP H0759056A JP 5216924 A JP5216924 A JP 5216924A JP 21692493 A JP21692493 A JP 21692493A JP H0759056 A JPH0759056 A JP H0759056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video signal
data
line
scanning lines
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5216924A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohito Oosawa
洋仁 大澤
Shoichi Sato
正一 佐藤
Shigeto Yanagi
成人 柳
Ikuo Someya
郁男 染谷
Toshinobu Isobe
敏信 磯辺
Susumu Tsuchida
進 土田
Koichi Oura
浩一 大浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5216924A priority Critical patent/JPH0759056A/ja
Publication of JPH0759056A publication Critical patent/JPH0759056A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力した走査線数及び/又はフィールド周波
数をテレビジョン受像機のそれに対応するように変換す
る。 【構成】 入力された映像信号の走査線数を検出する走
査線数検出部7と、前記映像信号のフィールド周波数を
検出するフィールド周波数検出手段と、前記映像信号の
走査線数、又は、走査線数及びフィールド周波数を所定
の走査線数、フィールド周波数に変換する走査線数変換
部3を備え、走査線数変換部3は1125本/60Hz
の映像信号が入力された場合に、該映像信号の走査線
数、又は走査線数及びフィールド周波数を、所定の走査
線数、又は、走査線数及びフィールド周波数の映像信号
に変換するようになされている。また、走査線数変換部
3は前記映像信号のインターレース比を2:1から1:
1に変換することができ、そのインターレース比を選択
して切替えるスイッチSW3が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査線数1125本、
フィールド周波数60Hz の映像信号を、例えば走査線
数1050本、フィールド周波数60Hz 又は59.9
4Hz の映像信号に変換するライン数変換フィルタを有
するテレビジョン受像機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、我が国では従来のNTSC方式
(走査線数525本、フィールド周波数60)より精細
度が高いハイビジョン方式(走査線数1125本、フィ
ールド周波数60Hz )が開発され、実用化に向け衛星
放送による試験放送等が行なわれている。また、衛星放
送以外にも、例えばレーザデイスクプレーヤ等の映像機
器により、ユーザが映画や音楽ライブ等のソフトウエア
を好みに応じて選択して、精細度が高い映像/音声を視
聴することができるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、米国、欧州
でも独自のハイビジョン方式のテレビジョン受像機方式
が検討されており、走査線数は例えば1050本、又は
787.5本等とされることが検討されている。また、
フィールド周波数に関しては、例えば現行のNTSC方
式、PAL方式(アナログ方式)等に対応(音声中間周
波数と色副搬送波から生じるビート障害を抑制等)する
ために、NTSC方式等と同じ59.94Hz とする
か、又は、従来の放送方式に関わらず。フルデジタル仕
様としてのテレビジョン受像機を実現するための60H
z 等となることが検討されている。
【0004】従って、例えば米国、欧州におけるハイビ
ジョン方式(1050/60Hz 、又は1050/5
9.94Hz 等)のテレビジョン受像機は、日本のハイ
ビジョン方式(1125/60Hz )と走査線数、及び
/又はフィールド周波数等が異なるために、日本のハイ
ビジョン方式で製作されたソフトウエアの映像(ビデオ
テープ、レーザディスク等)を視聴することができない
という問題点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するためになされたもので、入力された映像信
号の走査線数を検出する走査線数検出手段と、前記映像
信号のフィールド周波数を検出するフィールド周波数検
出手段と、前記映像信号の走査線数、又は、走査線数及
びフィールド周波数を所定の走査線数、フィールド周波
数に変換するライン数変換フィルタとを備え、前記ライ
ン数変換フィルタは、走査線数1125本/フィールド
周波数60Hz の映像信号が入力された場合に、該映像
信号の走査線数、又は走査線数及びフィールド周波数を
所定の走査線数、又は、走査線数及びフィールド周波数
の映像信号に変換するようになされている。
【0006】また、前記ライン数変換フィルタは前記映
像信号のインターレース比を2:1から1:1に変換す
ることが可能であり、 2:1インターレース比と1:
1インターレース比を選択して切替える手段が設けられ
ている。
【0007】
【作用】1125/60Hz の映像信号によるソフト
を、その走査線数やフィールド周波数の異なるハイビジ
ョン方式(例えば1050/60Hz 、又は1050/
59.94Hz 等)のテレビジョン受像機においても視
聴することができるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のテレビジョン受像機の一実施
例を説明する。図1は本実施例のテレビジョン受像機
(1050/60Hz )の、特に映像回路系の回路ブロ
ックを示す図である。この図で、1はアンテナA1 、A
2 で受信した衛星放送、地上波放送を選択するするチュ
ーナ部を示す。t1 、t2 は外部入力端子を示し、例え
ば外国の高精細度テレビ方式である1125/60Hz
のビデオデッキ、レーザーディスクプイレヤ(図示せ
ず)等が接続される。2は復調部を示し、チューナ部
1、又は外部入力端子t1 、t2 から入力し、スイッチ
SW1で選択された映像信号を復調する。
【0009】3は走査線変換部を示し、HDコンバータ
4、ラインメモリ5、フィールドメモリ6、及び各メモ
リから出力されるデータをライン単位で切替えて出力す
るスイッチSW2、映像信号のインターレース比を選択
するスイッチSW3等により構成される。
【0010】HDコンバータ4は、後述するように、例
えば走査線数1125本の映像信号が入力された場合
に、所定の間引き処理を行ない走査線数1050本の映
像信号に変換して出力する。ラインメモリ5は一ライン
毎に読み書きを行なうメモリであり、書き込み処理と読
み出し処理を独立して行なうことが可能である。フィー
ルドメモリ6はインターレース比を2:1から1:1
(ノンインターレース)に変換するときに、前フィール
ドのデータ1フィールド分を記憶するメモリであり、ラ
インメモリ6と同様に書き込み処理と読み出し処理を独
立して行なうことができる。
【0011】7は走査線数検出部を示し、スイッチSW
1で選択された映像信号の走査線数の検出を行なう。本
実施例の場合は、例えば1125/60Hz の映像信号
が入力されたことを判別した場合に、スイッチSW4を
接点B側に切替え、走査線変換部3で変換された105
0/60Hz の映像信号を選択するようになされてい
る。また、入力された映像信号が1050/60Hz で
ある場合は、スイッチSW4を接点A側に切替え、復調
部2で復調された入力された信号をそのまま出力するよ
うにする。
【0012】8は色信号の分離、色差信号の形成、同期
信号の抽出等の各種処理を行なう映像信号処理回路を示
す。9は映像信号処理回路8から出力されるRGB信号
を、ドライブしてCRT13に出力するドライブ回路、
10はリモートコントローラRCから出力されるコマン
ドを赤外線受光部12、コマンド復調部11を介して入
力すると共に、コントロールバスCBを介して上記各機
能回路を制御する制御部を示す。
【0013】このような回路ブロックにおいて、まず、
1125/60Hz の映像信号を1050/60Hz に
変換する場合について説明する。この2つの信号の走査
線の差は75本であり、1125/75=15、105
0/75=14であるから、1125/60Hz の映像
信号のライン数15本を14本に間引くような処理を行
なうことにより、走査線数の変換を実現することができ
る。
【0014】図2は図1に示したHDコンバータ4を詳
しく説明するブロック図である。図2において、4a、
4b、4cはラインメモリを示し、スイッチSW5を介
して入力される1125/60Hz の信号の一ライン分
の入力データを、非同期で書き込み/読み出しできるメ
モリである。4dはライン数変換フィルタを示し、スイ
ッチSW6を介して入力される、二個のラインデータに
対して所定の演算を行ない、ライン数の間引き処理を行
ない後段に出力する。
【0015】4eはコントローラを示し、スイッチSW
5、SW6の切替えを制御し、かつラインメモリ4a〜
4cの書き込み/読み出しのタイミングを制御すると共
に、ライン数変換フィルタ4dにおける演算処理の係数
等の設定を行なうようになされている。スイッチSW5
は入力される映像信号の水平同期信号に同期して、入力
データの一ライン分のデータが、例えばラインメモリ4
a→4b→4cという順序で書き込まれるような切替え
制御がなされる。また、スイッチSW5は1050/6
0Hz の映像出力データを形成するタイミングで切替え
制御がなされ、ラインメモリ4aと4b、4bと4c、
4cと4aというように、書き込まれた入力データとそ
の直後の入力データを読み出すように切替えられる。
【0016】以下、例えば15ラインの入力データの間
引き処理とデータ補間を行ない、例えば14ラインの出
力データを得る場合の例を説明する。
【0017】図3はHDデコーダ4における、ラインメ
モリ4a〜4cの書き込み/読み出しのタイミングを示
すタイミングチャートである。この図で、小文字アルフ
ァベットa〜oで示されているデータは、1125/6
0Hz の一ラインの入力データであり、大文字アルファ
ベットA〜Nで示されているデータは、ライン数変換フ
ィルタ4dで算出された1050/60Hz の一ライン
の出力データを示す。図3(b)(c)(d)の上段は
同図(a)に示されている入力データの書き込みタイミ
ング、下段はそのデータの読み出しタイミングを示して
いる。
【0018】スイッチSW1で選択された1125/6
0Hz の映像信号は、復調部2を経て走査線変換部3の
HDコンバータ4に入力される。このときコントローラ
4eにより、スイッチSW5の切替え制御がなされ、ラ
インメモリ4aには、入力データaが書き込まれる。そ
して、ラインメモリ4aの読み出しと同時に、ラインメ
モリ4bに入力データbを書き込むようにする。このと
き読み出された入力データaは、ライン数変換フィルタ
4dを介して、そのまま出力データAとして出力され
る。
【0019】さらに、ラインメモリ4cには入力データ
cが読み込まれる。この入力データcは入力データbと
共に、出力データAに続く出力データBを形成するタイ
ミングで読み出され、ライン数変換フィルタ4dにおい
て所定の演算処理が行なわれる。この入力データcが読
み出されているときに、ラインメモリ4aには入力デー
タdが書き込まれる。出力データCを形成するタイミン
グで入力データdが読み出されるのと同時に、入力デー
タcが再びラインメモリ4cから読み出され、ライン数
変換フィルタ4dにおいて所定の演算処理が行なわれ、
出力データCとして出力されるようになる。
【0020】以降、入力データd〜oに至るまで同様の
書き込み/読み出しを行ない、ライン数変換フィルタ4
dにおいて所定の演算処理を行なうことにより、出力デ
ータD〜Nを得ることができるようになる。
【0021】このように、1125/60Hz の映像信
号のライン単位の入力データa〜oを、それぞれ順次ラ
インメモリ4a〜4cに書き込み、前回書き込まれた入
力データと2つ同時に読み出し、その二つの入力データ
を用いて15本から14本への間引き処理を行なうよう
にする。
【0022】図4は、図3で説明したタイミングで読み
出した入力データにより、ライン数変換フィルタ4dに
おいて行なわれる変換演算処理の一例を示す図であり、
図5入力データと前記演算処理によって算出される出力
データの相関を摸式的に示す図である。このら図におい
ても図3と同様に、小文字アルファベットa〜oで示さ
れているデータは、1125/60Hz の一ラインの入
力データ、大文字アルファベットA〜Nで示されている
データは、ライン数変換フィルタ4dで算出される10
50/60Hz の一ラインの出力データを示す。なお、
図5において入力データa〜oは実線、出力データA〜
Nは破線で示されている。
【0023】図3で説明したように、最初に書き込まれ
る入力データaはそのまま出力され出力データAとな
る。次に読み出される入力データb、及びcはライン数
変換フィルタ4dにおいて、それぞれ第一の係数13/
14、第二の係数1/14で乗算された後に加算され、
出力データBとして出力される。そして、再び読み出さ
れた入力データcは第一の係数12/14、入力データ
dは第二の係数2/14で乗算して加算することにより
出力データCが算出されるようになる。
【0024】この変換処理に用いられる第一の係数は、
その分子が例えば13から降順に設定され、次データの
処理が行なわれるときは、前回の分子−1の値が設定さ
れる。また、第二の係数はその分子が1から昇順で設定
され、次データの処理が行なわれるときは、前回の分子
+1の値が設定される。つまり、同一の演算処理におい
て各係数の分子の和は14とされ、演算処理毎に加算さ
れる比率が変化するようになされている。
【0025】上記したように第一、第二の係数を設定
し、出力データCが出力された後も出力データD〜Nを
求め、15ライン目の入力データoが入力され、第一の
係数の分子が1、第二の係数の分子が13に設定されて
算出される出力データNが、14ライン目のデータとし
て出力される。このように、15ラインの入力データa
〜oの連続した2個のデータから、ライン数変換フィル
タ4dにおける間引き処理によって、14ラインの出力
データA〜Nを求めることができる。
【0026】さらに、16ライン目の入力データp以降
のデータに関しても、入力データa〜oの場合と同様の
変換処理を繰り返すことにより、入力される1125ラ
インの入力データa、b、c・・・を75ライン間引
き、かつその映像データを補間して出力することができ
るようになり、1050ラインの出力データA、B、C
・・・に変換することができるようになる。
【0027】次に、図6乃至図10に従い、ライン数変
換フィルタ4dで1050/60Hz に変換された信号
のインターレース比を2:1から1:1のノンインター
レースの信号に変換する場合について説明する。このイ
ンターレース比の変換処理は、図1に示した走査線変換
部3において、ラインメモリ5とフィールドメモリ6に
記憶したラインデータの読み出しをスイッチSW2を切
替え、現フィールドの信号と前フィールドの信号を交互
に出力することにより行なわれる。
【0028】図6は1050/60Hz の2:1インタ
ーレース比の信号を1:1のノンインターレース信号に
変換する場合の、ラインデータの書き込み/読み出しの
タイミングチャートである。同図(a)はHDコンバー
タ4の出力データ、同図(b)はラインメモリ5の書き
込み/読み出しタイミング(上段→書き込み、下段→読
み出し)、同図(c)は同じくフィールドメモリ6の書
き込み/読み出しのタイミング、同図(d)は1:1イ
ンターレース比に変換された1050/60Hz の信号
を示す。この図で、現フィールドのラインデータはA、
B、C・・・で示し、前フィールドのラインデータは現
フィールドのラインデータに添え字rを付して示す。
【0029】また、図7は図6に示されているラインデ
ータA、B、C・・・、及びAr、Br、Cr・・・に
より形成されるフィールドデータの一部分を摸式的に示
す図である。同図(a)は2:1インターレース比の前
フィールド、同図(b)は同じく2:1インターレース
比の現フィールド、同図(c)は1:1インターレース
比に変換された現フィールドを示している。
【0030】HDコンバータ4からの出力データは、同
図(b)に示されているようにラインメモリ5に書き込
まれ、1/2に圧縮され倍速で読み出されるようにな
る。そして倍速で読み出されたラインデータはスイッチ
SW2に供給されると共に、フィールドメモリ6に書き
込まれる。更に、フィールドメモリ6に書き込まれたラ
インデータA、B、C・・・は、同図(c)に示されて
いるように1フィールド分のラインデータが読み込まれ
た後に、前フィールドのラインデータとして、ラインメ
モリ5の読み出しタイミングと交互に読み出される。
【0031】ラインメモリ5、フィールドメモリ6から
出力される現フィールドと前フィールドのラインデータ
A、B、C・・・、及びAr、Br、Cr・・・はスイ
ッチSW2で選択されて、同図(d)に示すように1:
1インターレース比の信号を形成して出力されるように
なる。つまり図7(a)に示す、フィールドメモリ6の
前フィールドデータAr、Br、Cr・・・と、同図
(b)に示す、ラインメモリ6の現フィールドデータ
A、B、C・・・を交互に選択して出力することによ
り、同図(c)に示されている、1:1インターレース
比のフィールドデータを形成することができるようにな
る。そして、このフィールドデータを倍速で走査するこ
とにより、画面上には1050/60Hz で1:1イン
ターレース比の映像が映し出されるようになる。
【0032】ところで、このようなラインデータの補間
方法では、特に画像に動きのある場合に、その画像にぶ
れ等の障害が発生してしまう場合があるが、静止画像の
データに対して上記したような処理を施すことが好まし
い。そこで、例えば図8に示されているような回路ブロ
ックにより、入力データから動画/静止画を判別し出力
データを切替えて出力するようにしてもよい。
【0033】すなわち図8において、14はフィールド
内補間信号発生部を示し、例えば現フィールドの上下2
ラインデータの平均値を求める。15は動き検出部を示
し、例えば前フィールドと現フィールド等の複数の連続
したフィールドデータを比較し、同一である場合は、静
止画であるという判別がなされる。スイッチSW7は動
き検出部15の判別に従い、現在の映像が動画である場
合は接点E(フィールド内補間信号発生部13の出力)
を選択し、静止画である場合は接点F(フィールドメモ
リ6の出力)を選択する。
【0034】動き検出部15によって現在の映像データ
が動画であると判別された場合は、スイッチSW7を接
点Eに切替え、フィールド内補間信号発生部14によっ
て現フィールドの上下ラインデータから求められる平均
値データを出力するようにする。そして、この平均値デ
ータは、スイッチSW2で選択され、ラインメモリ5か
ら読み出される出力データと交互に出力されるようにな
る。
【0035】あるいは、現在の映像データが静止画であ
ると判別された場合は、スイッチSW7は接点F側に切
替えられ、前記した場合と同様に、ラインメモリ5とフ
ィールドメモリ6のラインデータが、スイッチSW2に
よって交互に選択され出力されるようになる。
【0036】また、図9に示されているように、伝送さ
れたMUSE信号を復調するMUSEデコーダ16が内
蔵されているテレビジョン受像機においては、このMU
SEデコーダ16内に設けられている動き検出部16a
を用いて実現することも可能である。
【0037】なお、2:1インターレース比と1:1イ
ンターレース比の映像は、ユーザの操作により選択する
ことが可能である。例えば2:1インターレース比の映
像を、選択する場合は、スイッチSW3を接点C側に切
替えることにより、HDコンバータ4から出力されるデ
ータが選択され。また、接点Dを選択することにより、
スイッチSW2から供給される1:1インターレース比
のデータが映像が選択されて出力されるようになる。
【0038】以上説明したようなラインデータ変換処理
を行い、1125本の走査線を間引くことにより、例え
ば1050本の走査線によって1フレームの映像を形成
するテレビジョン受像機において、日本で実用化されて
いるハイビジョン方式のソフトを視聴することができる
ようになる。
【0039】次に、テレビジョン受像機内で設定されて
いるフィールド周波数と、異なるフィールド周波数の映
像信号が入力された場合の例について説明する。図10
は、例えば、フィールド周波数59.94Hz に対応し
ているテレビジョン受像機において、入力されたフィー
ルド周波数60Hz の映像信号に対応する場合の一例を
示すブロック図であり、図1と同一部分は同一符号を付
して説明を省略する。
【0040】この図で、20はフィールド周波数変換部
を示し、デュアルポートメモリ21、書き込みアドレス
発生部22、読み出しアドレス発生部23、動き検出部
24等により構成される。
【0041】デュアリポートメモリ21は数フレーム分
のデータを記憶する容量を有しており、このデュアルポ
ートメモリ21への書き込みは動作は、書き込みアドレ
ス発生部22の制御アドレスに従い、入力されたフィー
ルド周波数60Hz に対応するレートで行なわれる。読
み出しは動作は読み出しアドレス発生部23の制御アド
レスに従い、フィールド周波数59.94Hz に対応す
るレートで行なわれる。動き検出部24は、所定の期間
で静止画が検出された場合に、読み出しアドレス発生部
23に対して、読み出しを1フレーム飛ばして行なうよ
うな制御信号を出力する。
【0042】25は入力された映像信号のフィールド周
波数を検出し、例えばそのフィールド周波数が59.9
4Hz である場合は、スイッチSW8を接点G側に切替
えることにより、入力データをそのまま出力するように
する。また、入力された映像信号のフィールド周波数が
60Hz である場合には、スイッチSW8を接点H側に
切替え、フィールド周波数変換部20から出力される映
像信号を出力するようにする。
【0043】例えばフィールド周波数が60Hz の映像
信号が入力された場合は、上記したように、デュアルポ
ートメモリ21に対してフィールド周波数60Hz に対
応したレート、読み出しをフィールド周波数59.94
Hz に対応するレートで行なうことによりフィールド数
の変換がなされるが、書き込みのレートの方が速いため
に、約33秒に1フレームの割合で、読み出し処理が書
き込み処理を追い越して行なわれるようになってしま
う。
【0044】そこで、読み出し処理が書き込み処理に追
い越される前、つまり約33秒間に1回読み出しを1フ
レーム分飛ばすように、読み出しアドレス発生部23の
制御データを設定するようにする。すなわちフィールド
周波数60Hz の任意の1フレームデータを、例えば約
33秒間に一回、又は、デュアルポートメモリ21の容
量に応じて間引くことによって、フィールド周波数5
9.94Hz のフィールドデータを得ることができうよ
うになる。
【0045】また、このような間引き処理を動画データ
に対して行なった場合、一時的に動作が中断することと
なり画像が不自然となる。そこで、動き検出部24によ
って例えばシーンチェンジや静止場面、又は動作の激し
い画像を判別し、そのフレームデータを間引くことによ
り、視覚的な障害を抑制することができるようになる。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のテレビジ
ョン受像機は、入力した映像信号の走査線数及び/又は
フィールド周波数を、テレビジョン受像機のそれに対応
するように変換することが可能である。従って、例えば
1125本/60Hz の映像出力であるレーザディスク
プレーヤ、VTR、又はMUSEデコーダ等の映画・音
楽等のソフトを、例えば1050/60Hz 、1050
/59.94Hz 等といった、他のハイビジョン方式の
テレビジョン受像機で視聴することができるようにな
る。
【0047】また、走査線数を変換すると共に、2:1
インターレース比を1:1インターレース比に変換する
ことにより、高細精度のハイビジョン方式の映像をより
クリアな画像で視聴することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のテレビジョン受像機のブロッ
ク図である。
【図2】図1に示したHDコンバータの回路ブロックを
示す図である。
【図3】HDコンバータ内のラインメモリの書き込み/
読み出しのタイミングチャートを示す図である。
【図4】ライン数変換フィルタにおける変換演算処理の
一例を示す図である。
【図5】入力データとライン数変換フィルタにおいて算
出された出力データの相関を摸式的に示す図である。
【図6】インターレース比を2:1から1:1に変換す
る場合のラインデータの書き込み/読み出しのタイミン
グチャートを示す図である。
【図7】インターレース比変換時のフィールドデータの
一部分を摸式的に示す図である。
【図8】画像の動き検出を行ない出力データを切替える
場合の回路ブロックを示す図である。
【図9】MUSEデコーダの動き検出部を用いて動画/
静止画の判別を行なう場合の例を示す図である。
【図10】入力された映像信号のフィールド周波数を変
換する場合の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 チューナ部 2 復調部 3 走査線変換部 4 HDコンバータ 4a、4b、4c ラインメモリ 4d ライン数変換フィルタ 4e コントローラ 5 ラインメモリ 6 フィールドメモリ 7 走査線数検出部 8 映像信号処理回路 9 ドライブ回路 10 制御部 11 コマンド復調部 12 赤外線受光部 13 CRT 14 フィールド内補間信号発生部 15 動き検出部 16 MUSEデコーダ 16a 動き検出部 21 ディユアルポートメモリ 22 書き込みアドレス発生部 23 読み出しアドレス発生部 24 動き検出部 25 フィールド周波数変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 染谷 郁男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 磯辺 敏信 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 土田 進 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 大浦 浩一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像信号の走査線数を検出す
    る走査線数検出手段と、 前記映像信号のフィールド周波数を検出するフィールド
    周波数検出手段と、 前記映像信号の走査線数、又は、走査線数及びフィール
    ド周波数を所定の走査線数、フィールド周波数に変換す
    るライン数変換フィルタとを備え、 前記ライン数変換フィルタは、走査線数1125本/フ
    ィールド周波数60Hz の映像信号が入力された場合
    に、該映像信号の走査線数、又は走査線数及びフィール
    ド周波数を所定の走査線数、又は、走査線数及びフィー
    ルド周波数の映像信号に変換するようになされているこ
    とを特徴とするテレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 前記ライン数変換フィルタは前記映像信
    号のインターレース比を2:1から1:1に変換するよ
    うになされていることを特徴とする請求項1に記載のテ
    レビジョン受像機。
  3. 【請求項3】 2:1インターレース比と1:1インタ
    ーレース比を選択して切替える手段を設けたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載のテレビジョン受像機。
JP5216924A 1993-08-10 1993-08-10 テレビジョン受像機 Pending JPH0759056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216924A JPH0759056A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 テレビジョン受像機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5216924A JPH0759056A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 テレビジョン受像機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0759056A true JPH0759056A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16696068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5216924A Pending JPH0759056A (ja) 1993-08-10 1993-08-10 テレビジョン受像機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0759056A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001041113A1 (fr) * 1999-12-03 2001-06-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de conversion de signaux video
JP2007282280A (ja) * 1995-05-19 2007-10-25 Thomson Multimedia Sa 信号処理装置
JP2008236812A (ja) * 1995-05-19 2008-10-02 Thomson Multimedia Sa フォーマット変換を実行する装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007282280A (ja) * 1995-05-19 2007-10-25 Thomson Multimedia Sa 信号処理装置
JP2008236812A (ja) * 1995-05-19 2008-10-02 Thomson Multimedia Sa フォーマット変換を実行する装置
JP4724734B2 (ja) * 1995-05-19 2011-07-13 トムソン マルチメデイア フォーマット変換を実行する装置
WO2001041113A1 (fr) * 1999-12-03 2001-06-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif et procede de conversion de signaux video
US6876395B1 (en) 1999-12-03 2005-04-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video signal conversion device and video signal conversion method
CN1321528C (zh) * 1999-12-03 2007-06-13 松下电器产业株式会社 视频信号变换装置以及视频信号变换方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0809399B1 (en) Apparatus for reproducing downwards compatible video signals with increased vertical resolution
JP2779212B2 (ja) ワイド画面/標準画面テレビジョン信号受信装置
US4853765A (en) Sequential scanning converter with frame comb filter and freeze frame feature
JPH04365278A (ja) 多画面表示回路
US5045939A (en) Apparatus utilizing motion detector for converting a maximum motion portion of a wide screen tv signal to a normal screen tv signal
JPH0759056A (ja) テレビジョン受像機
JP2669546B2 (ja) テレビジョン受像機
JP3367967B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2001339637A (ja) 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体
JP2820479B2 (ja) 高品位/標準テレビジョン共用受信装置
JP3852115B2 (ja) 画像信号処理装置
JP2872269B2 (ja) 標準/高品位テレビジョン受信装置
JP2737149B2 (ja) 画像記憶装置
JP2870697B2 (ja) 分割表示方式
JPH0670256A (ja) ハイビジョン受信機の親子画面信号合成回路
JPH06311455A (ja) テレビジョン受像機
JP2992385B2 (ja) 動き検出回路および映像記録再生装置
JPH06237424A (ja) テレビジョン受像機
JPH0336473B2 (ja)
JP3043198B2 (ja) 走査変換回路
JP2000175116A (ja) テレビジョン受像機
JPH04302594A (ja) Muse−ntscコンバータ
JPH0282884A (ja) 高画質テレビジョン
JPH0630353A (ja) 映像信号表示回路
JPH0564159A (ja) テレビジヨン方式変換器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021001