JPH075892U - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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Publication number
JPH075892U
JPH075892U JP034913U JP3491393U JPH075892U JP H075892 U JPH075892 U JP H075892U JP 034913 U JP034913 U JP 034913U JP 3491393 U JP3491393 U JP 3491393U JP H075892 U JPH075892 U JP H075892U
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JP
Japan
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seat
wire
operating
vehicle
operation wire
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Pending
Application number
JP034913U
Other languages
English (en)
Inventor
栄一 山野
恵介 端山
Original Assignee
池田物産株式会社
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Publication date
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Publication of JPH075892U publication Critical patent/JPH075892U/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2205/00General mechanical or structural details
    • B60N2205/40Dual or redundant actuating means, e.g. backrest tilting can be actuated alternatively by a lever at the backrest or a lever in the luggage compartment

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  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】操作ワイヤを引っ張る各方向に対応して、無理
な力をかけずに円滑に作動させることができ、操作性及
び耐久性の向上を図るとともに、コストを低減し、見栄
えの向上を図ることができる車両用シートを提供する。 【構成】ウォークイン操作を行なう操作ワイヤ20の操
作端24付近を、取付ブラケット30を介してシートク
ッション10の後端部10aに支持し、前記操作ワイヤ
20の操作端24が、シート側方とシート後方との何れ
か一方向に延びるのを通常の状態とし、該操作ワイヤ2
0を他方向に曲げて引っ張る際、前記操作ワイヤ20が
摺接して回転するローラー40を前記取付ブラケット3
0に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として2ドア車等に装備され、シートクッションの後端部に配設 された操作ワイヤを引っ張ることにより、ウォークイン操作を行なうことができ 、前記シートクッションの後方に配された後部座席へ乗車したり、該後部座席か ら車外に降車する際の便宜が図られた車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の車両用シートとしては、例えば、図3〜図5に示すようなもの がある。 図3及び図4に示す車両用シートは、シートクッション1の後端部に設けられ た一本の操作ワイヤ2を引っ張ることでウォークイン操作を行なうものであり、 操作ワイヤ2は、その操作端3がシートクッション1の後端部に留め具4にて固 定されている。この操作ワイヤ2の操作端3は、後部座席への乗車時に操作者側 であるシート側方に延びように配されているが、操作端3を引っ張る方向は一般 に乗車時と降車時とでは異なる。
【0003】 すなわち、乗車時には、操作者はシート側方に位置するため、シート側方(図 3中の矢印A参照)にそのまま引っ張るのが自然であるのに対して、降車時には 、操作者は車両用シートの丁度後方に着座しているため、シート後方(図3中の 矢印B参照)にそのまま引っ張るのが自然である。
【0004】 図4に示す如く操作ワイヤ2は、樹脂製のアウターケーシング2aの中に金属 製のインナーワイヤ2bに内挿したものであり、インナーワイヤ2bはアウター ケーシング2aの中を所定範囲で移動できる。また、アウターケーシング2aの 先端口から延出するインナーワイヤ2bの先端側が前記操作端3に連なっている 。
【0005】 また、図5に示す車両用シートは、シートクッション1の側部及び後端部に、 それぞれウォークイン操作を行なうための別々の操作ワイヤ5,7を設けたもの である。側部に配された操作ワイヤ5の操作端6は、乗車時に対応すべくシート 側方から操作し易いように配されており、一方、後部に配された操作ワイヤ7の 操作端8は、降車時に対応すべくシート後方の操作者側に延びている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来技術では、図3及び図4に示す車両用シートの 場合、後部座席から降車する際、後部座席に着座している操作者は、一般にシー ト側方に延びている操作ワイヤ2の操作端3を自分の方向(すなわち、操作端手 前までの軸線方向に対して略直角となる方向)に大きく曲げて引っ張るから、操 作端3に連なるインナーワイヤ2bがアウターケーシング2aの先端口周縁や留 め具4の縁に対し強く擦り付けられ、摩擦力が増大する。
【0007】 従って、操作ワイヤ2の操作端3が、固定されたアウターケーシング2aの軸 線に対して急激に曲がった状態で引っ張るときには、大きな操作力が必要となり 、操作性が良くないとともに、作動効率も低下するという問題点があった。また 、アウターケーシング2aの先端口周縁がインナーワイヤ2bにより削られる一 方、インナーワイヤ2も摩耗し易くなり、耐久性に乏しいという問題点もあった 。
【0008】 また、図5に示す車両用シートの場合、2本の操作ワイヤ5,7を別々の方向 に向けて配設するから、操作性は良いが、部品点数が多くなり、組付け工数も増 大し、コストアップの要因となるという問題点があった。さらに、シートクッシ ョン1の側部及び後端部からそれぞれ操作ワイヤ5,7の操作端6,8が延出し ており、見栄えがよくなく外観上問題であった。
【0009】 本考案は、このような従来技術の問題点に着目してなされたもので、操作ワイ ヤを引っ張る各方向に対応して、無理な力をかけずに円滑に作動させることがで き、操作性及び耐久性の向上を図るとともに、コストを低減し、見栄えの向上を 図ることができる車両用シートを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところは、 シートクッション(10)の後端部(10a)に配設された操作ワイヤ(20 )を引っ張ることにより、ウォークイン操作を行なう車両用シートにおいて、 前記操作ワイヤ(20)の操作端(24)付近を、取付ブラケット(30)を 介して前記シートクッション(10)の後端部(10a)に支持し、前記操作ワ イヤ(20)の操作端(24)が、後部座席への乗車時に操作者側であるシート 側方と、後部座席からの降車時に操作者側であるシート後方との何れか一方向に 延びるのを通常の状態とし、該操作ワイヤ(20)を他方向に曲げて引っ張る際 、前記操作ワイヤ(20)が摺接して回転するローラー(40)を前記取付ブラ ケット(30)に設けたことを特徴とする車両用シートに存する。
【0011】
【作用】
本考案においては、ウォークイン操作を行なう操作ワイヤ(20)の操作端( 24)付近を、取付ブラケット(30)を介してシートクッション(10)の後 端部(10a)に支持し、前記操作ワイヤ(20)の操作端(24)を、後部座 席への乗車時に対応するシート側方と、降車時に対応するシート後方との何れか 一方向から他方向に曲げて引っ張る際、前記操作ワイヤ(20)が摺接して回転 するローラー(40)を前記取付ブラケット(30)に設ける。
【0012】 それにより、操作ワイヤ(20)を、その操作端(24)付近が通常延びてい るシート側方及びシート後方の何れか一方向から他方向に曲げて引っ張る際、操 作端(24)付近はローラー(40)に摺接するため、該ローラー(40)の回 転により操作ワイヤ(20)が曲がった箇所における摩擦力が減少する。
【0013】 従って、乗車時及び降車時の何れかにおいて、操作ワイヤ(20)の軸線に対 して操作端(24)付近のみが急激に曲がった状態となっても、前記ローラー( 40)の回転により、操作端(24)を円滑に引っ張ることができ、操作力が軽 減され、操作性や耐久性を向上させることができる。
【0014】 また、乗車時と降車時とに対応させて、複数の操作ワイヤ(20)を別々の方 向に延びるよう配設するという必要もなく、コストを低減でき、またシートの外 観に複数の操作ワイヤ(20)が表れることもなく、見栄えが損なわれない。
【0015】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例を示している。 図2に示すように車両用シートは、シートクッション10の後端部10aに、 シートバックをリクライニング装置(図示せず)を介して前倒可能に支持したも のであり、シートクッション10は、車体フロア側にレールユニット(図示せず )を介して前後移動可能に据え付けられている。
【0016】 図1に示すように、シートクッション10の後端部10aにはウォークイン操 作を行なうための操作ワイヤ20が配設されている。この操作ワイヤ20は、前 述したリクライニング装置やレールユニットの各ロック機構に連結され、かかる ロック機構のロック状態を解除するように設定されている。
【0017】 すなわち、シートクッション10の後方に配された後部座席(図示せず)へ乗 車したり、該後部座席から車外に降車する際に、操作ワイヤ20の操作端24を 引っ張ることによって、シートクッション10を前方へ移動させるとともにシー トバックを前倒させ、シートクッション10と後部座席との間に乗降空間を確保 することができる。
【0018】 図1に示すように、操作ワイヤ20は樹脂製のアウターケーシング21の中に 金属製のインナーワイヤ23に内挿したものであり、インナーワイヤ23はアウ ターケーシング21の中を所定範囲で移動できるようになっている。アウターケ ーシング21の先端口22からはインナーワイヤ23の先端側が延出しており、 このインナーワイヤ23の先端側が操作端24となっている。操作端24にはハ ンドル25が取付けられている。
【0019】 操作ワイヤ20の操作端24付近は、シークッション10の後端部10aの端 面に、取付ブラケット30を介して支持されている。取付ブラケット30は、ア ウターケーシング21の先端口22付近を抱持する略コ字形断面の保持部32と 、保持部32の両脇にあり、取付ねじ33によって後端部10aの端面に固着す る固定片31,31とから成る。
【0020】 取付ブラケット30によりシートクッション10の後端部10aに支持された 操作ワイヤ20の操作端24付近は、図1に示す如く、後部座席への乗車時に操 作者側であるシート側方に延びるのを通常の状態としている。この取付ブラケッ ト30の保持部32には、ローラー40が枢軸41を介して軸支されている。
【0021】 取付ブラケット30に軸支されたローラー40は、後部座席からの降車時にウ ォークイン操作を行なうべく、前記操作端24を通常の状態から操作者側となる シート後方に向けて略直角に曲げて引っ張る際(図1中に想像線で示す)、操作 端24に連なるインナーワイヤ23の先端側が摺接して回転するものである。
【0022】 次に作用を説明する。 車両用シートにおいてウォークイン操作を行なうために、操作端24を引っ張 る方向は一般に乗車時と降車時とでは異なる。すなわち、乗車時には、操作者は シート側方に位置するため、操作端24をシート側方にそのまま引っ張るのが自 然であるが、この場合、図2に示す如く取付ブラケット30によりシートクッシ ョン10の後端部10aに支持された操作端24付近は通常シート側方に延びて いる。従って、操作者は自分の方向に延びている操作端24をごく自然にそのま ま自分側に引っ張ればよい。
【0023】 一方、降車時には、操作者は車両用シートの丁度後方に着座しているため、シ ート後方に操作端24を引っ張るのが自然であるが、この場合には、図において 想像線で示す如く操作端24を通常の状態から操作者側となるシート後方に向け て略直角に曲げて引っ張る。このとき、操作端24に連なるインナーワイヤ23 の先端側は、取付ブラケット30に軸支されたローラー40に掛け渡された状態 となり、ローラー40の回転に伴い操作端24は繰り出される。従って、操作端 24が取付ブラケット30の端縁に強く擦り付けられることなく、円滑に引っ張 ることができる。
【0024】 このようにローラー40の回転によって、操作ワイヤ20が曲がった箇所にお ける摩擦力が減少するから、降車時において、操作ワイヤ20の軸線に対して操 作端24付近のみが急激に曲がった状態となっても、前記ローラー40の回転に より操作力が軽減され、操作性や耐久性を向上させることができる。また、乗車 時と降車時とに対応させて、複数の操作ワイヤを別々の方向に延びるよう配設す るという必要もなく、コストを低減でき、またシートの外観に複数の操作ワイヤ が表れることもなく、見栄えが損なわれない。
【0025】 なお、本実施例においては、取付ブラケットを介してシートクッションに支持 した操作ワイヤの操作端が、後部座席への乗車時に操作者側であるシート側方に 延びるのを通常の状態としたが、後部座席からの降車時に操作者側となるシート 後方に延びるのを通常の状態として構成してもよい。
【0026】
【考案の効果】
本考案にかかる車両用シートによれば、ウォークイン操作を行なう操作ワイヤ の操作端付近を、取付ブラケットを介してシートクッションの後端部に支持し、 操作ワイヤの操作端がシート側方とシート後方との何れか一方向に延びるのを通 常の状態とし、該操作ワイヤを他方向に曲げて引っ張る際、操作ワイヤが摺接し て回転するローラーを前記取付ブラケットに設けたから、乗車時及び降車時の何 れかにおいて、操作ワイヤの軸線に対して操作端付近のみが急激に曲がった状態 となっても、前記ローラーの回転により、操作端を円滑に引っ張ることができ、 操作力が軽減され、操作性や耐久性を向上させることができる。また、乗車時と 降車時とに対応させて、複数の操作ワイヤを別々の方向に延びるよう配設すると いう必要もなく、コストを低減でき、またシートの外観に複数の操作ワイヤが表 れることもなく、見栄えが損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる車両用シートの要
部、すなわち操作ワイヤの操作端付近を取付ブラケット
を介してシートクッションの後端部に支持した箇所を示
す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例にかかる車両用シートにおけ
る操作ワイヤの操作端が通常の状態にあることを示す斜
視図である。
【図3】従来の車両用シートの斜視図である。
【図4】従来の車両用シートの要部を示す拡大図であ
る。
【図5】別の従来の車両用シートの斜視図である。
【符号の説明】
10…シートクッション 20…操作ワイヤ 21…アウターケーシング 22…インナーワイヤ 24…操作端 30…取付ブラケット 40…ローラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートクッションの後端部に配設された操
    作ワイヤを引っ張ることにより、ウォークイン操作を行
    なう車両用シートにおいて、 前記操作ワイヤの操作端付近を、取付ブラケットを介し
    て前記シートクッションの後端部に支持し、前記操作ワ
    イヤの操作端が、後部座席への乗車時に操作者側である
    シート側方と、後部座席からの降車時に操作者側である
    シート後方との何れか一方向に延びるのを通常の状態と
    し、該操作ワイヤを他方向に曲げて引っ張る際、前記操
    作ワイヤが摺接して回転するローラーを前記取付ブラケ
    ットに設けたことを特徴とする車両用シート。
JP034913U 1993-06-28 1993-06-28 車両用シート Pending JPH075892U (ja)

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JP034913U JPH075892U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 車両用シート

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JP034913U JPH075892U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 車両用シート

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017162938A1 (fr) * 2016-03-25 2017-09-28 Psa Automobiles S.A. Siege de vehicule comportant un dispositif de guidage d'une sangle

Cited By (3)

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WO2017162938A1 (fr) * 2016-03-25 2017-09-28 Psa Automobiles S.A. Siege de vehicule comportant un dispositif de guidage d'une sangle
FR3049240A1 (fr) * 2016-03-25 2017-09-29 Peugeot Citroen Automobiles Sa Siege de vehicule comportant un dispositif de guidage d’une sangle.
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