JPH0757972B2 - トラス構造 - Google Patents

トラス構造

Info

Publication number
JPH0757972B2
JPH0757972B2 JP63129221A JP12922188A JPH0757972B2 JP H0757972 B2 JPH0757972 B2 JP H0757972B2 JP 63129221 A JP63129221 A JP 63129221A JP 12922188 A JP12922188 A JP 12922188A JP H0757972 B2 JPH0757972 B2 JP H0757972B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
truss
pillar
truss beam
upper chord
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63129221A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01299943A (ja
Inventor
修 貞広
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Corp filed Critical Shimizu Corp
Priority to JP63129221A priority Critical patent/JPH0757972B2/ja
Priority to GB8911966A priority patent/GB2219019B/en
Priority to US07/356,441 priority patent/US4947599A/en
Priority to AU35137/89A priority patent/AU608160B2/en
Priority to FR8906866A priority patent/FR2631998A1/fr
Publication of JPH01299943A publication Critical patent/JPH01299943A/ja
Publication of JPH0757972B2 publication Critical patent/JPH0757972B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C3/00Structural elongated elements designed for load-supporting
    • E04C3/02Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces
    • E04C3/04Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces of metal
    • E04C3/10Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces of metal prestressed
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C3/00Structural elongated elements designed for load-supporting
    • E04C3/02Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces
    • E04C3/04Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces of metal
    • E04C2003/0486Truss like structures composed of separate truss elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C3/00Structural elongated elements designed for load-supporting
    • E04C3/02Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces
    • E04C3/04Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces of metal
    • E04C2003/0486Truss like structures composed of separate truss elements
    • E04C2003/0491Truss like structures composed of separate truss elements the truss elements being located in one single surface or in several parallel surfaces
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04CSTRUCTURAL ELEMENTS; BUILDING MATERIALS
    • E04C3/00Structural elongated elements designed for load-supporting
    • E04C3/02Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces
    • E04C3/04Joists; Girders, trusses, or trusslike structures, e.g. prefabricated; Lintels; Transoms; Braces of metal
    • E04C2003/0486Truss like structures composed of separate truss elements
    • E04C2003/0495Truss like structures composed of separate truss elements the truss elements being located in several non-parallel surfaces

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、大スパン構造物の架構として採用して好適
なトラス構造に関するものである。
「従来の技術およびその課題」 大スパン構造物の屋根の架構形式としては種々のものが
提案されているが、本出願人らは先に、平行弦トラスに
対してプレストレスを導入してなるトラス梁を提供した
(特願昭60-175997号)。そのトラス梁によれば、大き
な撓みが生じることなく、また、自重が軽減されるの
で、経済的な大スパン架構を実現し得るものである。
ところで、上記のトラス梁においては、プレストレスを
導入するためのPC鋼材を下弦材もしくは上弦材に沿わせ
て配するようにしているのであるが、弦材の断面形状に
よってはPC鋼材を最適位置(すなわち弦材の横断面にお
ける重心位置)に取り付けることが、納まりの関係上必
ずしも容易ではない。
また、そのPC鋼材の両端を下弦材もしくは上弦材の端部
に定着するようにしており、このため、定着部の納まり
の関係で弦材の断面寸法を必要以上に大きくせざるを得
ない場合があった。
さらに、上記のトラス梁は面外剛性が十分に確保でき
ず、したがってスパン長が50〜60m程度以上にもなると
座屈の恐れがあってクレーンによる一括架設は困難であ
った。このため、従来においてはトラス梁を複数に分割
して架設したり、座屈防止のための仮設構台を設けた
り、あるいは複数のトラス梁を予め箱型に連結した上で
架設する、等の対策が必要であった。
その上、上記のようにPC鋼材の両端を下弦材もしくは上
弦材の端部に定着するようにしていることから、そのト
ラス梁による構造においては柱に対して長期の曲げモー
メントが作用することはない反面、風荷重や積載荷重を
受けたときには柱脚部に大きな曲げモーメントが生じて
しまうものであり、このため、基礎の設計が不経済なも
のとなっていた。
この発明は、プレストレスを導入してなるトラス梁にお
ける上記のような問題点を解決し、施工が容易で、より
経済的なトラス構造を提供することを目的としてなされ
たものである。
「課題を解決するための手段」 この発明は柱相互間に架け渡されるトラス梁に対してプ
レストレスを導入してなるトラス構造において、前記ト
ラス梁は、互いに連結された2本の上弦材と、それらの
上弦材にラチス材によって連結された1本の下弦材とを
有する横断面形状が逆三角形状とされ、そのトラス梁に
対してプレストレスを導入するためのPC鋼材は、下方に
湾曲した状態でそのトラス梁の内側に配されているとと
もに、該PC鋼材は、前記上弦材が柱に対して接合されて
いない状態で緊張されてその両端が前記柱に対してそれ
ぞれ定着されることにより、該PC鋼材の緊張力を前記柱
に作用せしめて該柱にモーメントを付与するものとさ
れ、かつ、前記上弦材は前記PC鋼材が柱に対して定着さ
れてから該柱に対して連結材を介して剛に接合されてな
ることを特徴としている。
「実施例」 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
まず、第1図ないし第10図を参照して第1実施例を説明
する。
第1図はこの第1実施例のトラス構造により構築された
建築物の一部を示す平面図、第2図はその側面図、第3
図は正面図であって、図中符号1は柱、2は両端部がそ
の柱1に支持されて架け渡されたトラス梁、3,4はトラ
ス梁2の上弦材同士を連結しているつなぎ材およびブレ
ース、5はトラス梁2と直交する方向の梁、6は屋根仕
上げ材の折板である。
上記のトラス梁2は、第4図ないし第7図に示すよう
に、2本の上弦材7,7と1本の下弦材8とにより横断面
形状が逆三角形状とされたものであって、2本の上弦材
7,7はつなぎ材9…によって互いに連結され、それら2
本の上弦材7,7と下弦材8とはラチス材10…によって連
結されている。なお、図示の例では、上弦材7、下弦材
8、つなぎ材9にはH型鋼が用いられ、ラチス材10には
鋼管が用いられているが、それに限るものではない。ま
た、柱1、梁5、つなぎ材3、ブレース4にもそれぞれ
H型鋼が用いられているが、それに限るものではない。
さらに、上記の柱1の柱頭部は第4図に示されるように
若干内側に屈曲したものとされているが、真っ直ぐな柱
としても勿論良い。
上記のトラス梁2は、下弦材8が柱1に対して直接的に
剛に接合され、2本の上弦材7,7は、後述するようにPC
鋼線15が緊張された後に、柱1の上端部に予め接合され
ていて梁5が接合されるブラケット12に対して剛に接合
されるようになっており、そのブラケット12と上弦材7,
7との間には、ブラケット12に予め接合されている取付
部材13およびつなぎ材14が介在するようになっている。
つまり、これらブラケット12、取付部材13、つなぎ材14
とによって、上弦材7,7を柱1に対して剛に接合するた
めの連結材が構成されている。
そして、上記のトラス梁2の内側にはPC鋼線(PC鋼材)
15が配されている。そのPC鋼線15は、第2図に示すよう
にトラス梁2の長手方向中央部においてはこのトラス梁
2の下部に位置し、かつ、両端においては上部に位置す
るような状態で下方に湾曲しており、このPC鋼線15は緊
張されて所定の張力を付与された上で、第8図に示すよ
うにその両端が柱1の上端部に定着されている。
上記構成のトラス梁2を柱1,1相互間に架け渡すには、
まず、ブラケット12、取付部材13,13を予め接合した柱
1を立設して、それらの間に梁5…を架け渡す。そし
て、トラス梁2を地組みしてそれを吊り上げて柱1,1間
に配し、まず下弦材8を柱1に剛に接合するとともに、
上弦材7,7とブラケット12とを第7図に破線で示すよう
な仮設用の水平ブレース16,16(ターンバックルを用い
ると良い)により仮に連結する。そして、その状態でPC
鋼材15を緊張してその両端をそれぞれ柱1,1の上端に定
着し、その後、2本の上弦材7,7と取付部材13,13との間
につなぎ材14,14を配してそれらを剛に接合する。な
お、下弦材8のみを柱1に接合して上弦材7,7は接合し
ない状態でPC鋼線15を緊張するので、PC鋼線15の緊張に
伴って上弦材7,7の変位や柱1の上端部の変形が許容さ
れ、このため、上弦材7,7の先端と取付部材13,13との間
の間隔が緊張の前後で変化するから、それに対応させて
つなぎ材14,14の長さを調節すれば良い。そのようにし
て各トラス梁2を柱1,1相互間に架け渡したら、隣り合
うトラス梁2の上弦材7同士をつなぎ材3、ブレース4
によって連結し、最後にその上面に折板6を取り付け
る。
上記のトラス梁2は、2本の上弦材7,7と1本の下弦材
8とによって横断面形状が逆三角形状とされているの
で、PC鋼線15をその内側に自由に配置することができ、
したがって、従来の平行弦トラスに対してプレストレス
を導入する場合のようにPC鋼線15を下弦材あるいは上弦
材に沿わせる必要がないから、弦材の断面形状の如何に
拘わらずPC鋼線15を最適な位置に、しかも容易に配する
ことができる。また、PC鋼線15を弦材にではなく柱1に
対して定着するので、従来のトラス梁のように弦材の断
面寸法をPC鋼線を定着するために必要以上に大きくする
こともなく、最適設計を行うことができる。
さらに、上記のトラス梁2は、横断面形状が逆三角形状
とされていることから、それ自体簡略な立体トラスとし
て取り扱うことができ、従来の平行弦トラスに比して面
外剛性に優れたものとなっている。したがって、たとえ
ばスパン長が50〜60m程度以上であっても格別な補強や
仮設構台等を要することなく、クレーンによって一括架
設することができ、従来のトラス梁を用いる場合に比し
て施工の簡略化を図ることができるとともに、従来一般
には設ける必要のあるトラス下弦面における水平ブレー
スや座屈止め等の補強材が不要となる。
また、上記のように、PC鋼線15を下方に湾曲させ、か
つ、下弦材8を柱1に対して接合した後にPC鋼線15を緊
張する、つまり、上弦材7,7を拘束しない状態でプレス
トレスを導入するようにしたことによって、トラス梁2
には第9図に示すような上向きのスラスト力P1が作用
し、そのスラスト力P1によるモーメントによってトラス
梁2の自重によるモーメントが減少し、その結果、上弦
材7,7には引張力(テンション)が、下弦材8には圧縮
力(コンプレッション)が付与されるとともに、ラチス
材10…に作用する剪断力はP1/2だけ減少することにな
る。また、下弦材8には柱1からの反力としての圧縮力
がさらに付加され、以上のことから、上弦材7,7、下弦
材8、ラチス材10…の断面を節約することができる。
そして、下弦材8に作用する圧縮力の大きさは、PC鋼線
15を弦材の端部に直接的に定着するようにした従来のト
ラス梁の場合に比して大きくなる。すなわち、第10図に
示すように、PC鋼線15によって柱1の上端に加わるプレ
ストレス力をP、トラス梁2の成寸法をD、梁下寸法を
hとすると、下弦材8に加わる圧縮力P2は P2=P+(3PD/2h) となり、導入したプレストレス力Pより大きくなる。こ
のため、下弦材8に加えるべき圧縮力が一定の場合に
は、従来のトラス梁の場合に比して導入するべきプレス
トレス力Pを小さくすることができ、その分、PC鋼線15
の径を節約することができる。
さらに、上記のようにPC鋼線15を柱1に対して定着する
ようにしていることにより、柱1にはそのPC鋼線15の緊
張力により第10図に示すような長期の曲げモーメントが
作用することになり、柱脚には M=PD/2 の大きさのモーメントが生じる。そして、その曲げモー
メントMによって、風荷重を受けたときに風上側となる
柱1の柱脚部に生じるモーメントが打ち消されることに
なる。すなわち、上記実施例のトラス構造においては、
PC鋼線15をトラス梁2の端部にではなく柱1に対して定
着することで、風荷重等により柱1に生じるモーメント
を打消すようなモーメントを予め柱1に付与しておくよ
うにしているのである。したがって、風荷重が構造設計
上の支配的な要因である場合には基礎を簡略化すること
ができる。なお、風下側の柱1においてはモーメントが
加算されることになるが、その場合のモーメントは風上
側となったときに生じるモーメントに比して十分に小さ
いので、問題になることはない。
以上でこの発明の第1実施例を説明したが、次に、第11
図ないし第14図を参照して第2実施例を説明する。
この第2実施例のトラス構造が上述した第1実施例と異
なる点は、トラス梁2の端部の柱1に対する支持の形
態、およびPC鋼線15の定着の形態にある。
すなわち、この第2実施例においては、第11図ないし第
13図に示すように、第1実施例の場合と同様のトラス梁
2の下弦材8が、柱1に固定されているブラケット20に
ローラ支承されているとともに、その下弦材8の端部上
面には束材21の下端が固定されており、その束材21の上
端が柱1の上端に剛に接合されたものとなっている。ま
た、2本の上弦材7,7は、第1実施例の場合と同様に、
梁5の端部が接合されるブラケット12,12および取付部
材13,13を介して柱1に対して剛に接合されている。そ
して、PC鋼線15は束材21の下端部に定着されることによ
って、その束材21を介して間接的に柱1に対して定着さ
れるようになっている。なお、符号22は2本の上弦材7,
7の端部同士を連結しているつなぎ材であり、このつな
ぎ材22と上記のブラケット12,12、取付部材13,13とによ
り、上弦材7,7を柱1に対して剛に接合するための連結
材が構成されている。
この第2実施例の構造では、第1実施例の場合と同様
に、上弦材7,7を拘束しない状態でPC鋼線15を緊張して
定着した後、上弦材7,7を取付部材13,13、つなぎ材22を
介して柱1に剛に接合することにより、第14図に示すよ
うにPC鋼線15によるプレストレス力Pの大半が下弦材8
に、一部が上弦材7,7に加わり、これにより、下弦材8
には圧縮力が作用して下弦材8の断面を節約することが
できる。
また、この第2実施例においても、PC鋼線15はトラス梁
2に対してではなく、束材21を介して間接的ではあるも
のの柱1に対して定着されているので、柱1にはPC鋼線
15の緊張力によるモーメントが生じる。そして、柱1に
作用する長期のモーメントは第14図に示すようになり、
この図から明らかなように柱脚部におけるモーメントM
の向きは第10図に示した第1実施例の場合とは逆にな
る。したがって、この場合においては、風荷重を受けた
ときに風上側となる柱1の柱脚部に生じるモーメントを
打ち消すことはできない(風下側の柱1に生じるモーメ
ントは打ち消すことができる)が、積雪荷重や積載荷重
によって柱脚部に生じるモーメントを打ち消すことがで
きることになる。したがって、積雪地帯における建築物
の屋根等の、積雪荷重や積載荷重が構造設計上の支配的
な要因となる場合には、基礎を簡略化することができ
る。
なお、上記第2実施例においては、PC鋼線15を束材21を
介して柱1に対して定着するようにしたが、束材21を省
略してPC鋼線15を柱1に対して直接的に定着しても全く
同様である。
以上でこの発明の第1、第2実施例を説明したが、上記
で説明したようなPC鋼材を柱に対して定着することによ
る効果、すなわち、弦材の断面を節約でき、基礎を簡略
化できるという効果は、第15図および第16図に示すよう
な従来一般の平行弦トラス30に対してPC鋼材31,31によ
りプレストレスを導入する場合に適用しても、ある程度
は得ることができる。しかし、既に述べたように、平行
弦トラス30では十分な面外剛性が確保できないし、ま
た、平行弦トラス30に対するPC鋼材31,31の取り付けや
納まりは複雑なものとなるので、上記実施例のように2
本の上弦材を有する逆三角形断面のトラス梁に対して適
用することが良い。
「発明の効果」 以上で詳細に説明したように、この発明によれば、2本
の上弦材と1本の下弦材を有する横断面形状が逆三角形
状のトラス梁を用いたので、十分な面外剛性が確保でき
て大スパンであっても容易に架設することができるとと
もに、PC鋼材をその内側に自由に配置することができ、
したがって弦材の断面形状の如何に拘わらずPC鋼材を最
適な位置に、しかも容易に配することができる、という
効果を奏する。
また、PC鋼材を下方に湾曲させた状態でトラス梁の内側
に配するとともに、そのPC鋼材の両端を柱に対して定着
するようにしたので、PC鋼材を弦材の端部に定着する場
合のように弦材の断面を必要以上に大きくすることがな
い。
さらに、上弦材を柱に対して接合していない状態でPC鋼
材を緊張することにより、PC鋼材の緊張力を柱に有効に
作用せしめて柱に長期のモーメントを付与し、したがっ
て風荷重あるいは積載荷重によるモーメントを減少させ
ることができ、このため基礎を簡略化することもできる
という効果を奏する。
しかも、本発明の構造では、PC鋼材が柱に対して定着さ
れてから上弦材が連結材を介して柱に対して剛接合され
るので、PC鋼材を緊張する際に許容される上弦材の変位
や柱の変形に対応させて連結材の形状等を調節すること
により、上弦材の柱に対する剛接合を容易にかつ確実に
行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図はこの発明の第1実施例を示すもの
で、第1図はこの第1実施例の構造による建築物の部分
平面図、第2図はその側面図、第3図はその正面図、第
4図はトラス梁と柱の接合部の拡大斜視図、第5図はそ
の側面図、第6図は第5図におけるVI-VI線視図、第7
図は第5図におけるVII-VII線視図、第8図は第5図のV
III-VIII線視図、第9図はトラス梁に作用するスラスト
力およびモーメントを示す図、第10図は柱に作用するモ
ーメントを示す図である。 第11図ないし第14図はこの発明の第2実施例を示すもの
で、第11図はトラス梁と柱の接合部の拡大斜視図、第12
図はその側面図、第13図はその平面図、第14図は柱に作
用するモーメントを示す図である。 第15図および第16図は平行弦トラスに対してプレストレ
スを導入する場合の例を示し、第15図は立面図、第16図
は断面拡大図であって、このうち(イ)は弦材にH型鋼
を用いた場合の例、(ロ)は弦材に鋼管を用いた場合の
例である。 1……柱、2……トラス梁、7……上弦材、8……下弦
材、9……つなぎ材、10……ラチス材、12……ブラケッ
ト(連結材)、13……取付部材(連結材)、14……つな
ぎ材(連結材)、15……PC鋼線(PC鋼材)、22……つな
ぎ材(連結材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱相互間に架け渡されるトラス梁に対して
    プレストレスを導入してなるトラス構造において、前記
    トラス梁は、互いに連結された2本の上弦材と、それら
    の上弦材にラチス材によって連結された1本の下弦材と
    を有する横断面形状が逆三角形状とされ、そのトラス梁
    に対してプレストレスを導入するためのPC鋼材は、下方
    に湾曲した状態でそのトラス梁の内側に配されていると
    ともに、該PC鋼材は、前記上弦材が柱に対して接合され
    ていない状態で緊張されてその両端が前記柱に対してそ
    れぞれ定着されることにより、該PC鋼材の緊張力を前記
    柱に作用せしめて該柱にモーメントを付与するものとさ
    れ、かつ、前記上弦材は前記PC鋼材が柱に対して定着さ
    れてから該柱に対して連結材を介して剛に接合されてな
    ることを特徴とするトラス構造。
JP63129221A 1988-05-26 1988-05-26 トラス構造 Expired - Fee Related JPH0757972B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63129221A JPH0757972B2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 トラス構造
GB8911966A GB2219019B (en) 1988-05-26 1989-05-24 Trussed girder with pre-tension member therein
US07/356,441 US4947599A (en) 1988-05-26 1989-05-24 Trussed girder with pre-tension member therein
AU35137/89A AU608160B2 (en) 1988-05-26 1989-05-24 Trussed girder with pre-tension member therein
FR8906866A FR2631998A1 (fr) 1988-05-26 1989-05-25 Poutre armee avec element de precontrainte a l'interieur de celle-ci

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63129221A JPH0757972B2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 トラス構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01299943A JPH01299943A (ja) 1989-12-04
JPH0757972B2 true JPH0757972B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=15004140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63129221A Expired - Fee Related JPH0757972B2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26 トラス構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US4947599A (ja)
JP (1) JPH0757972B2 (ja)
AU (1) AU608160B2 (ja)
FR (1) FR2631998A1 (ja)
GB (1) GB2219019B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2757070B2 (ja) * 1990-08-16 1998-05-25 株式会社竹中工務店 大スパンの屋根架構を備えた建物
AT404482B (de) * 1995-03-07 1998-11-25 Erdevicki Dejan Dipl Ing Seilträger
AUPQ817700A0 (en) * 2000-06-15 2000-07-06 Bigspace Structures Pty Ltd A truss and a method of fabricating same
AU2001265685B2 (en) * 2000-06-15 2007-02-15 Murray Ellen A truss and a method of fabricating same
HRP20020208B1 (en) * 2002-03-08 2011-02-28 Mara-Institut D.O.O. Doubly prestressed roof-ceiling construction with grid flat soffit for extremely large spans
CN101341303B (zh) * 2005-12-16 2013-07-10 格雷戈里·约翰·布莱克 改进的建筑系统、方法和设备
US9316012B2 (en) * 2013-04-26 2016-04-19 W. Charles Perry Systems and methods for retrofitting a building for increased earthquake resistance
CN110258921B (zh) * 2019-07-22 2021-03-02 江苏苏阳建设有限公司 一种钢、混凝土组合梁
FR3135472A1 (fr) * 2022-05-12 2023-11-17 Sermeca Stéphanoise Dispositif d’augmentation des portées des poutrespour bâtiments industriels à vêture périmétrique mobile

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB588208A (en) * 1945-02-05 1947-05-16 John Edgington & Company Ltd Improvements in or relating to marquees and like tents
US2809074A (en) * 1953-05-05 1957-10-08 Mcdonald James Leonard Structural beam with fire extinguisher
FR1234093A (fr) * 1958-09-03 1960-10-14 Hugill Forge & Engineering Wor éléments de charpente métallique
US3140764A (en) * 1960-03-17 1964-07-14 David B Cheskin Prestressed girder member
DE1434341A1 (de) * 1961-04-27 1968-11-28 Huennebeck Dipl Ing Hans Joach Vorrichtung zum Ein- und Ausbau von Tragwerken
US3251162A (en) * 1962-01-25 1966-05-17 Pierce J Strimple Laminated prestressed beam construction
US3257764A (en) * 1962-09-27 1966-06-28 Reynolds Metals Co Bridge construction with girder having triangular intermediate and rectangular end cross-sectional configurations
FR1350599A (fr) * 1963-03-19 1964-01-24 Eisenbau Karl Ladwig Poutre porteuse métallique précontrainte en caisson
US3385015A (en) * 1966-04-20 1968-05-28 Margaret S Hadley Built-up girder having metal shell and prestressed concrete tension flange and method of making the same
US4144686A (en) * 1971-07-22 1979-03-20 William Gold Metallic beams reinforced by higher strength metals
IT968063B (it) * 1972-10-13 1974-03-20 Paola Bartolini In Mones Uta con det ta trave trave metallica presollecitata spa ziale e copertura ottentrave metallica presollecitata spa ziale e copertura ottenuta con det ta trave
IT1022321B (it) * 1974-09-26 1978-03-20 Leone Salvatore Trave portante metallica per solaicon terminali perfezionati
CH623879A5 (ja) * 1977-10-14 1981-06-30 Emil Peter
JPS5781545A (en) * 1980-11-05 1982-05-21 Taisei Corp Prestressed taper slab
FR2494741A1 (fr) * 1980-11-25 1982-05-28 Bouygues Sa Structure precontrainte en beton comprenant deux plaques reliees par un treillis, procede pour la fabriquer, elements pour la mise en oeuvre du procede et application a la construction d'un element de tablier de pont, de couverture ou de plancher
SU968251A1 (ru) * 1981-02-13 1982-10-23 Киевский Ордена Трудового Красного Знамени Институт Инженеров Гражданской Авиации Предварительно-напр женна металлическа балка
US4464803A (en) * 1982-04-28 1984-08-14 Bonasso S G Tension arch structure
US4607470A (en) * 1985-01-28 1986-08-26 Concrete Systems, Inc. Pre-stressed construction element
US4697397A (en) * 1985-08-10 1987-10-06 Shimizu Construction Co. Ltd. Trussed girder, roof framing using the trussed girder and method of constructing the roof framing of a building using the trussed girder
JPH0747866B2 (ja) * 1985-08-10 1995-05-24 清水建設株式会社 トラス梁
US4641477A (en) * 1986-01-06 1987-02-10 Schleck Herman A Adjustable modular building
JPH0621491B2 (ja) * 1986-01-29 1994-03-23 鹿島建設株式会社 プレストレスを導入したトラス梁
JPS63118446A (ja) * 1986-11-04 1988-05-23 鹿島建設株式会社 合成梁

Also Published As

Publication number Publication date
AU608160B2 (en) 1991-03-21
AU3513789A (en) 1989-11-30
GB8911966D0 (en) 1989-07-12
GB2219019B (en) 1992-08-19
US4947599A (en) 1990-08-14
GB2219019A (en) 1989-11-29
JPH01299943A (ja) 1989-12-04
FR2631998A1 (fr) 1989-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03500792A (ja) 小屋根およびその梁材
US7870628B2 (en) Enhanced girder system
WO2022258080A1 (zh) 一种钢板带悬桥及其施工方法
JPH0757972B2 (ja) トラス構造
JP4957295B2 (ja) 制震橋脚構造
US4143502A (en) Method of erecting a structural arch support
JPH0765380B2 (ja) トラス構造
JPH02503099A (ja) ケーブル支持橋及び構成方法
US5150556A (en) Chord truss roof structure
JP3124515B2 (ja) 建物の耐震補強構造
US2999340A (en) Surface supporting structure
JP2683415B2 (ja) 斜張橋
JPH01121427A (ja) 長大スパンの大屋根架構
JPH0747866B2 (ja) トラス梁
WO1990013715A1 (en) Lift arch building system
JPH10292490A (ja) 木造住宅における補強構造
JPH0621474B2 (ja) トラス架構およびその構築方法
JP3104715U (ja) 建築構造
JPS6221098B2 (ja)
JPS6141842Y2 (ja)
JP2926148B2 (ja) プレストレス構造体の接合構造
AU640658B2 (en) Lift arch building system
JP2757070B2 (ja) 大スパンの屋根架構を備えた建物
JPS62178647A (ja) プレストレスを導入したトラス梁
JP3254613B2 (ja) 張弦梁構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees