JPH0757199B2 - 体液中のホスホリパーゼの測定法 - Google Patents

体液中のホスホリパーゼの測定法

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JPH0757199B2
JPH0757199B2 JP3240795A JP24079591A JPH0757199B2 JP H0757199 B2 JPH0757199 B2 JP H0757199B2 JP 3240795 A JP3240795 A JP 3240795A JP 24079591 A JP24079591 A JP 24079591A JP H0757199 B2 JPH0757199 B2 JP H0757199B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体液、特に血清中のホス
ホリパーゼAを測定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスホリパーゼは種々の生物体内に遍在
的に存在している。ホスホリパーゼはハチ毒及び種々の
ヘビ毒からのものが特に知られている。
【0003】ホスホリパーゼA(PLA)の測定は文献
によれば生命を脅やかす種々の病気の診断に利用するこ
とができる。ホスホリパーゼはレシチン分子へのその作
用位置によって分類される。ホスホリパーゼAは脂肪酸
分子とのエステル結合を分解する。すなわちホスホリパ
ーゼA1はα−位をまたホスホリパーゼA2はβ−位を分
解する。
【0004】PLAはヒトの膵臓で大量に形成され、十
二指腸に分泌され、そこで毎日約4gの食物レシチン及
び付加的に約10gの生体特有のレシチンを分解する。
膵PLAは約130個のアミノ酸を有する極めて小さな
酵素である。
【0005】他の膵酵素リパーゼ及びアミラーゼが有す
るように、PLAの臨床関連性に関しては早期に探求さ
れた。異なるPLA−酵素の危険性(レシチンにPLA
2が作用することにより2位での脂肪酸の分解下に高毒
性のリゾレシチンが生じる)によって、特に膵炎の重度
を鑑別する可能性が考察される。急性膵炎は比較的無害
の浮腫型又は最も危険な壊死性型として存在可能であ
り、その鑑別診断は臨床的に極めて重要である。ホフマ
ン(Hoffmann)その他は臨床的に保障された診
断と共に約50の血清に基づき、実際に急性出血性膵炎
の場合PLA−酵素活性を介して疾病の重態経過を予知
し得ることを指摘した(“J.Clin.Chem.C
lin.Biochim.”23(1985))。別の
研究材料によって、他の疾病もPLAの増加を伴って現
われることが次第に明らかになってきた。この場合にも
PLA含有量は常にその疾病の重さの指標である。これ
らの疾病としては肺病、ARDS(マクガイア(Mac
Guire)その他、“J.Clin.Invest”
69(1982)、543〜553)、敗血症(ファダ
ス(Vadas P)、“J.Lab.Clin.Me
d.”104(1984)、873)、アレルギー性シ
ョック、進行性の慢性多発関節炎(プルザンスキ(Pr
uzanski)その他、“J.Rheumato
l.”12(1985)211)並びに気管支喘息を例
示することができる。
【0006】これらの病型の場合、その原因を膵PLA
と結び付けることができないことは容易に推測された。
進行性の慢性多発関節炎を有する患者の滑液からは、ヒ
トの膵PLAに対する抗血清と免疫学的に反応しないP
LAが分離されることは記載されている。ホフマンその
他は、このPLAがヒト血清中でヒトの膵PLAとは異
なる最適pHを有することを明らかにすることができた
(“Dt.Ges.F.Klin.Chemie e.
V.”会報5/87(1987)、226)。
【0007】ヒト血清中のPLAに対する最初のテスト
はチーブェ(Zieve)及びフォーゲル(Voge
l)によって1961年に発表された(“J.Lab.
Clin.Invest.”57(1961)、58
6)。これは測定ごとに温度55℃での18時間の潜伏
期を必要とする滴定テストであった。その後他のPLA
−測定法、例えば放射能標識化基質での測定、生じた遊
離脂肪酸の抽出及び測定、蛍光測定等が公表された。し
かしこれらの方法はすべて極端に時間がかかり、煩雑で
あることから、常用的に実施することはできなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、公知PLA−テストの分析上及び装置上の問題点を
回避し、また常用の実験光度計を用いて実施することの
できるPLA−テストを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題は、ホスホリパ
ーゼの、脂肪酸基を有する基質と、化学的に異なる少な
くとも2種の乳化剤、すなわち少なくとも1種の中性乳
化剤及び胆汁酸塩とを含む混合物で体液をインキュベー
トし、基質分解によって生じた遊離脂肪酸の量を公知方
法によって測定することよりなる、体液特に血清中のホ
スホリパーゼA(PLA)の測定法によって解決され
る。本発明方法にあっては中性乳化剤は親水性又は親油
性であってよい。
【0010】基質としては天然のレシチンを使用するこ
とができるが、この場合すべてのレシチンが等しく良好
に適しているわけではない。すなわちレシチン分子中に
多量の不飽和脂肪酸を含むことが、良好なテスト結果を
得るための前提であると考えられる。本発明の優れた1
実施態様では天然のレシチン基質として大豆からのレシ
チン又はリポイド(Lipoid)S20を使用する。
【0011】天然のレシチン以外に一般式:
【0012】
【化2】
【0013】[式中R1及びR2は炭素原子数20までの
アルキル基又は炭素原子数20までのカルボニル基を表
し、この場合双方の基の少なくとも一方はカルボニル基
であることを前提とし、R3は−SO3Hを表す]に相応
する合成基質を使用することもできる。
【0014】本発明の優れた1実施態様では第1乳化剤
としてアルキルグルコシド、ポリエーテル、DMSO又
はトリトン(Triton)X−100(登録商標)
(アルキルフェニルポリエチレングリコール)を使用す
る。第2乳化剤としては胆汁酸塩、有利にはタウロデオ
キシコール酸塩又はデオキシコール酸塩を使用する。タ
ウロデオキシコール酸塩をオクチル−β−D−グルコピ
ラノシド、ポリオキシエチレンエーテル、DMSO又は
トリトンX−100と組み合わせて使用するのが特に有
利である。
【0015】本発明方法では凍結乾燥した基質を使用す
ることまたこれを緩衝液、特にHEPES−緩衝液に溶
解することが有利である。これにより標定した量の基質
を使用することが容易になり、この場合量の測定は特に
容易である。
【0016】生じた遊離脂肪酸の測定は基本的には種々
の様式で行うことができる。すなわち基本的に遊離酸を
補酵素A及びATPの存在でアシル−CoA−合成酵素
によってアシル−CoA、AMP及びピロリン酸塩に変
え、生じた各成分の1つを検出することによって行う。
この場合アシル−CoAに関する測定は、アシル−Co
Aをアシル−CoA−オキシダーゼによって酸素の存在
で2,3−トランスエノイル−CoA及びH22に変
え、生じたH22を発色反応を介してペルオキシダーゼ
の存在で検出することが考えられる。別の可能性は生じ
たピロリン酸塩(PPi)に関する測定である。この場
合PPiを一連の酵素触媒反応によってグルコナート−
6−ホスフェートに変える。本発明方法にとって有利な
もう1つの可能性は生じたAMPに関する測定である。
この場合AMPをATPの存在でミオキナーゼによって
ADPに変え、これを更にホスホエノールピルビン酸塩
の存在でピルビン酸キナーゼによりATP及びピルビン
酸塩に変え、次いで生じたピルビン酸塩をNADHの存
在で乳酸デヒドロゲナーゼにより乳酸塩とNADに変え
る。測定はPLA−含有体液を、基質及び各乳化剤含有
混合物(これは有利には同時にAMPを乳酸塩に更に変
換させる試薬をも含む)に加えることによりその吸光度
の変化を測定することによって行う。既知量のPLAで
作成された較正曲線と比較して、体液中の濃度を測定す
ることができる。
【0017】本発明の他の有利な1実施態様では生じた
脂肪酸の測定をTRA−緩衝液の存在で実施する。
【0018】操作を一層容易にするには、テストを実施
するに当って、発色を妨げない明るい系を使用するのが
有利である。この方法の特に優れた1実施態様ではトリ
トンX−100を加えるが、この場合トリトンX−10
0は乳化剤としてすでに使用されていないことを前提と
する。
【0019】本発明方法により、容易にまた常用的に被
検液中のPLA量を測定することができる。特にこの方
法は臨床実験での使用を極めて容易にする自動分析法で
容易に実施することを可能とする。
【0020】
【実施例】本発明を以下に記載する実施例により更に詳
述する。
【0021】略号: TRA:トリエタノールアミン−塩酸塩 DMSO:ジメチルスルホキシド TDCh:タウロデオキシコール酸塩 PEP:ホスホエノールピルビン酸塩 PK:ピルビン酸キナーゼ LDH:乳酸デヒドロゲナーゼ ACS:アシル補酵素A−合成酵素 NaDCh:デオキシコール酸ナトリウム。
【0022】例 1エマルジョンの製造 乳化剤 例1.1:オクチルグルコシド 大豆からのレシチン35mgをHEPES−緩衝液(p
H=7.9、100mモル/l)4.25ml、TDC
h−溶液(120mモル/l)0.250ml、Ca2+
−及びMg2+−イオンの溶液(200又は400mモル
/l)0.250ml並びにオクチルグルコシド溶液
(100mモル/l)0.250mlと一緒に約2時間
撹拌する。引続きエマルジョン2+1をオクチルグルコ
シド溶液で希釈する。
【0023】エマルジョンの吸光度を空気に対し365
nmで測定する。これは1.456である。
【0024】試験バッチ 測定は37℃で実施する。測定は空気に対し365nm
の波長で行う。上記溶液750μlにCoA−溶液(9
0mモル/l)25μl、補酵素溶液(ATP:145
mモル/l、PEP:55mモル/l、NADH:9.
4mモル/l)75μl並びに酵素溶液(ミオキナー
ゼ:165kU/l、LDH:377kU/l、PK:
141kU/l、ACS:5.6kU/l)50μlを
加える。試料としてPLA−含有ヒト血清50μlを使
用する。
【0025】例1.2:ブリッジ(Brij)35(登
録商標)(ポリエチレングリコールドデシルエーテル) レシチン35mgにタウロデオキシコール酸塩−溶液
0.250ml及びHEPES−緩衝液(pH=7.
9、100mモル/l)4.5mlを加え、僅かに加熱
しながら撹拌する。30分後Ca2+−及びMg2+−イオ
ンの溶液(200mモル/l又は400mモル/l)
0.250ml並びにブリッジ35−溶液(200g/
l)0.250mlを加える。引続きエマルジョンをH
EPES−緩衝液で希釈する(エマルジョン2部、緩衝
液1部)。
【0026】エマルジョンの吸光度は空気に対し365
nmで2.243である。
【0027】試験バッチは例1.1に示したようにして
実施する。
【0028】例1.3:ジメチルスルホキシド(DMS
O) レシチン35mgをHEPES−緩衝液(pH7.9、
100mモル/l)4.5ml及びタウロデオキシコー
ル酸塩0.250mlと撹拌し、引続きCa2+−及びM
2+−イオンの溶液(200mモル/l又は400mモ
ル/l)0.250mlを加える。引続きこのエマルジ
ョンにDMSO−溶液2μlを加える(エマルジョン中
の濃度:5mモル/l)。エマルジョンの吸光度は空気
に対し365nmで2.573である。エマルジョン2
mlにCaCl2・2H2O 200mモル/l、MgC
2・6H2O 400mモル/l及びトリトンX−10
0200mモル/lの溶液0.100mlを加える。エ
マルジョンの吸光度は空気に対し365nmで1.32
0である。
【0029】試験バッチは例1.1に示したようにして
実施する。
【0030】例 2PLA−基質 例2.1: PLA−基質:
【0031】
【化3】
【0032】エマルジョンの製造:PLA−基質にTR
IS/HCl 125mモル/l、CaCl2 4mモ
ル/l、マンニット50mモル/l、NaDCh 1m
モル/l及びトリトンX−100 4mモル/lの溶液
1.5mlを加える。基質濃度は17mモル/lであ
る。エマルジョンを電磁撹拌器で室温で1時間撹拌す
る。エマルジョンの吸光度は空気に対し365nmで測
定する。これは1.851である。
【0033】試験バッチ: a) インキュベーションバッチ:上記のエマルジョン
250μlを試料50μlとインキュベートする。5分
後又は20分後それぞれ50μlを取り出し、ストップ
溶液50μlにピペットで加える。インキュベートは3
7℃で行う。
【0034】b) 測定バッチ:波長:空気に対し54
6nm、温度:37℃。
【0035】試薬溶液A(ATP、アシル−CoA−合
成酵素、ペルオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダー
ゼ、4−アミノアンチピリン)1000μlに試料10
0μlを加える。10分後これに試薬溶液B(N−エチ
ルマレインイミド、アシル−CoA−オキシダーゼ)5
0μlを加える。更に10分後その吸光度を測定する。
その差からPLA−活性が得られる。
【0036】この基質ではPLA−ヒト血清中でのPL
A−活性(130%)を、基質として大豆レシチンを用
いた場合に比べて極めて良好に再発見することができ
る。ブタ膵臓PLAの再発見は52.9%である。
【0037】例2.2.1 トリエタノールアミン−緩衝液の存在での測定 例2.1に記載したようにして製造したエマルジョンを
凍結乾燥し、付加的にACS2.16mg、CoA4.
34mg及びATP20.82mgを含む(5ml中
に)トリエタノールアミン−緩衝液(100mモル/
l、pH7.8)5.0mlに溶かす。
【0038】この溶液500μlに試料溶液100μl
を加え、37℃で5分間インキュベートする。引続きこ
の溶液200μlを試薬溶液A(POD、4−アミノア
ンチピリン)1ml、溶液B(N−エチルマレインイミ
ド、アシル−CoA−オキシダーゼ)50μl及びトリ
トンX100の0.5%溶液500μlに加える。吸光
度を10分後に空気に対し365nmで測定する。20
分後新たに吸光度を測定し、各吸光度の差からPLA−
活性を確認する。
【0039】例2.2 PLA−基質
【0040】
【化4】
【0041】エマルジョンの製造: a) 例1に記載したと同様に行う。エマルジョンの吸
光度は空気に対し365nmで2.082である。
【0042】b) 上記の基質(最終濃度:12mモル
/l)にHEPES−緩衝液(100mモル/l、pH
=7.9)1.35mlを加え、引続きこれにタウロデ
オキシコール酸塩溶液(120mモル/l)0.075
mlを加える。軽く加熱しながら電磁撹拌器で30分間
撹拌する。このエマルジョンにCaCl2・2H2O 2
00mモル/l、トリトンX−100 200mモル/
l及びMgCl2・6H2O 400mモル/lの溶液
0.075mlを加える。空気に対し365nmで吸光
度0.222の澄明なエマルジョンが得られる。
【0043】試験バッチ:例1に記載したと同様。この
基質はブタ膵臓−PLA及び血清−PLAを検出するの
に適している。ブタ膵臓−PLAはヒト血清−PLAよ
りも少なく再発見される。
【0044】例2.3 PLA−基質:
【0045】
【化5】
【0046】エマルジョンの製造: a) 例1に記載したと同様。エマルジョンの吸光度は
0.605である。
【0047】b) 例2のb)に記載したと同様。基質
濃度は双方の場合において12mモル/lである。
【0048】試験バッチ:例1に記載したと同様。
【0049】この基質はブタ膵臓−PLA及びヒト血清
−PLAを検出するのに適しており、この場合ブタ膵臓
−PLAは血清−PLAよりも少なく再発見される。
【0050】例2.4 PLA−基質:
【0051】
【化6】
【0052】エマルジョンの製造:例1に記載したと同
様。
【0053】試験バッチ:例1に記載したと同様。
【0054】この基質はPLA−基質として適してい
る。
【0055】例 3レシチン 次のレシチンをPLA−基質としてのその適性に関し検
査した: −大豆からのレシチン、ロス(Roth)9812 −卵からのレシチン、メルク(Merck)5331 −脳からのレシチン、ロス(Roth)5957 −卵黄からのレシチン、セルバ(Serva)2760
8 −リポイドS20。
【0056】エマルジョンの製造: レシチン35mgにHEPES−緩衝液(100mモル
/l、pH=7.9)4.5ml及びタウロデオキシコ
ール酸塩溶液(120mモル/l)0.250mlを加
え、軽く加熱しながら撹拌する。レシチンを乳濁させた
後(80〜110分後)、CaCl2・2H2O 200
mモル/l、トリトンX−100 200mモル/l及
びMgCl2・6H2O 400mモル/lの溶液0.2
50mlを加える。
【0057】試験バッチ: 測定を37℃で実施する。空気に対し365nmの波長
で測定する。上記エマルジョンそれぞれ750μlにC
oA−溶液(90mモル/l)25μl、補酵素溶液
(ATP:145mモル/l、PEP:55mモル/
l、NADH:9.4mモル/l)75μl並びに酵素
溶液(ミオキナーゼ:165kU/l、LDH:377
kU/l、PK:141kU/l、ACS:5.6kU
/l)50μlを加える。試料としてはPLA−含有ヒ
ト血清50μlを使用する。
【0058】上記レシチンのうち次の2種を適当なもの
として指摘することができる:大豆からのレシチン(ロ
ス9812)及びリポイドS20。他のレシチンでは上
記試験バッチで血清中のPLA−活性は検出できなかっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グトルン シュミット ドイツ連邦共和国 ベルンリート アイヒ ェンシュトラーセ 4 (72)発明者 マルティナ ユニウス−コーマー ドイツ連邦共和国 イッフェルドルフ ア ム ボーデンバッハ 5 (56)参考文献 特開 平2−3662(JP,A) 欧州特許出願公開337005(EP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスホリパーゼに対する、脂肪酸基を有
    する基質と、化学的に異なる種類の少なくとも2種の乳
    化剤、すなわち少なくとも1種の中性乳化剤及び胆汁酸
    塩とを含む混合物で体液をインキュベートし、基質分解
    によって生じた遊離脂肪酸の量を公知方法により測定す
    ることを特徴とする、体液中のホスホリパーゼAの測定
    法。
  2. 【請求項2】 一般式: 【化1】 [式中R1及びR2は炭素原子数20までのアルキル基又
    は炭素原子数20までのカルボニル基を表し、この場合
    双方の基の少なくとも一方はカルボニル基であることを
    前提とし、R3は−SO3Hを表す]に相応する合成基質
    を使用する、請求項1記載の方法。
JP3240795A 1990-09-20 1991-09-20 体液中のホスホリパーゼの測定法 Expired - Fee Related JPH0757199B2 (ja)

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