JPS61225000A - 3α―ヒドロキシステロイドの定量法及びこれに用いる試薬 - Google Patents
3α―ヒドロキシステロイドの定量法及びこれに用いる試薬Info
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- JPS61225000A JPS61225000A JP60064547A JP6454785A JPS61225000A JP S61225000 A JPS61225000 A JP S61225000A JP 60064547 A JP60064547 A JP 60064547A JP 6454785 A JP6454785 A JP 6454785A JP S61225000 A JPS61225000 A JP S61225000A
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- Japan
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- dehydrogenase
- oxosteroid
- hydroxysteroid
- electron carrier
- 3alpha
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/26—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase
- C12Q1/32—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase involving dehydrogenase
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は共役酵素法を利用する3α−ヒドロキシステロ
イドの定量方法に関する。
イドの定量方法に関する。
生体中の30−ヒドロキシステロイドには、胆汁酸類の
ほか、アンド四ステロンなどのステロイドホルモンがあ
るが、特に臨床診断上重要な意義を有しているのは胆汁
酸である。胆汁酸は主にグルココール酸、タウ四コール
酸、グルコケノデオキシコール酸、タウロケノデオキシ
コール酸、グルコデオキシコール酸、タウロデオキシコ
ール酸等よシなシ、肝臓でコレステロールよυ合成すれ
た後、いわゆる腸肝循環系という極めて閉鎖的な回路を
循環するため、正常人の末梢血中にはごく微量しか存在
しない。しかし、肝・胆道系疾患においては、これらの
回路に破綻が生じ、血中胆汁酸量が上昇する。従って胆
汁酸の血中濃度の上昇を指標として肝・胆道系疾患の存
否を判定することができると同時に、ある程度の重症度
を判定することも可能となる。これらのことから生体中
、41に血清中′の3α−ヒドロキシステロイドの一成
分である胆汁酸の測定が肝・胆道系疾患の診断にとって
重要なものとなっている。
ほか、アンド四ステロンなどのステロイドホルモンがあ
るが、特に臨床診断上重要な意義を有しているのは胆汁
酸である。胆汁酸は主にグルココール酸、タウ四コール
酸、グルコケノデオキシコール酸、タウロケノデオキシ
コール酸、グルコデオキシコール酸、タウロデオキシコ
ール酸等よシなシ、肝臓でコレステロールよυ合成すれ
た後、いわゆる腸肝循環系という極めて閉鎖的な回路を
循環するため、正常人の末梢血中にはごく微量しか存在
しない。しかし、肝・胆道系疾患においては、これらの
回路に破綻が生じ、血中胆汁酸量が上昇する。従って胆
汁酸の血中濃度の上昇を指標として肝・胆道系疾患の存
否を判定することができると同時に、ある程度の重症度
を判定することも可能となる。これらのことから生体中
、41に血清中′の3α−ヒドロキシステロイドの一成
分である胆汁酸の測定が肝・胆道系疾患の診断にとって
重要なものとなっている。
従来報告されている3a−ヒドロキシ1ステロイドの定
量分析としては、クロマトグラフィー法、酵素法、免疫
学的測定法等があるが、′日常の臨床検査の分野では簡
便な酵素法が主流となっている。
量分析としては、クロマトグラフィー法、酵素法、免疫
学的測定法等があるが、′日常の臨床検査の分野では簡
便な酵素法が主流となっている。
即ち、胆汁酸(3G−ヒドロキシ1テロイド)にニコチ
ンア之ドアデニンジヌクレオチドc以下NADと略す)
の存在下、3α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナー
ゼc以下3Q−H8Dと略す)を作用させ、NADを還
元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以下Nム
’DHと略す)とした後、次の様な方法によシ分析がお
こなわれている。
ンア之ドアデニンジヌクレオチドc以下NADと略す)
の存在下、3α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナー
ゼc以下3Q−H8Dと略す)を作用させ、NADを還
元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(以下Nム
’DHと略す)とした後、次の様な方法によシ分析がお
こなわれている。
■ 生成されたNADHの螢光を測定する法。
■ 生成されたNADHをジアホラーゼの作用によfi
NADとし、同時に共存させたレサズリンをレゾルフィ
ンに変換し、その螢光を測定する方法。
NADとし、同時に共存させたレサズリンをレゾルフィ
ンに変換し、その螢光を測定する方法。
■ 生成されたNADHをジアホラーゼの作用によ、り
NADとし、同時に共存させたニトロブルーテトラゾリ
ウムをジホルiインに変換し、これを比色定量する方法
。
NADとし、同時に共存させたニトロブルーテトラゾリ
ウムをジホルiインに変換し、これを比色定量する方法
。
しかし、上記ωおよび■の方法は螢光測定法であシ操作
法が繁雑な上、高価な機器を必要とし、日常検査ではほ
とんど利用されていないのが現状である。また、@の方
法は感度が悪く、その上血中胆汁酸濃度が極めて低いた
めに試料を多量に必要とし、試料成分による妨害を受は
易く、必ずしも満足いくものではない。したがって、酵
素法による3a−ヒドロキシステロイドの有利な測定法
の開発が望まれていた。
法が繁雑な上、高価な機器を必要とし、日常検査ではほ
とんど利用されていないのが現状である。また、@の方
法は感度が悪く、その上血中胆汁酸濃度が極めて低いた
めに試料を多量に必要とし、試料成分による妨害を受は
易く、必ずしも満足いくものではない。したがって、酵
素法による3a−ヒドロキシステロイドの有利な測定法
の開発が望まれていた。
本発明者らは酵素法において利用される共役反応系及び
その反応生成物について検討していたとζろ、3a−ヒ
ドロキシステロイドの酸化生成物である3−オキンステ
ロイドを3−オキソステロイド−Δ4(又はΔ1)−デ
ヒドロゲナーゼによって更に酸化する酵素共役系を見出
し、これを利用すれば感度の良い測定法が得られること
を見出して本発明を完成した。
その反応生成物について検討していたとζろ、3a−ヒ
ドロキシステロイドの酸化生成物である3−オキンステ
ロイドを3−オキソステロイド−Δ4(又はΔ1)−デ
ヒドロゲナーゼによって更に酸化する酵素共役系を見出
し、これを利用すれば感度の良い測定法が得られること
を見出して本発明を完成した。
すなわち、本発明は被検体に=コテンアミドアデ二ンジ
ヌクレオチドの存在下3a−ヒドロキシステロイドデヒ
ドロゲナーゼを作用せしめ、次いで得られた反応生成物
にテトラゾリウム若しくはその塩、電子キャリヤー物質
並びに3−オキソステロイド−Δ1−デヒドロゲナーゼ
又は/及び3−オキソステロイド−14−デヒドロゲナ
ーゼを作用せしめ、生成したホルマザン類を測定するこ
とを特徴とする3α−ヒドロキシステロイドの定量法及
びこれに用いる試薬を提供するものである。
ヌクレオチドの存在下3a−ヒドロキシステロイドデヒ
ドロゲナーゼを作用せしめ、次いで得られた反応生成物
にテトラゾリウム若しくはその塩、電子キャリヤー物質
並びに3−オキソステロイド−Δ1−デヒドロゲナーゼ
又は/及び3−オキソステロイド−14−デヒドロゲナ
ーゼを作用せしめ、生成したホルマザン類を測定するこ
とを特徴とする3α−ヒドロキシステロイドの定量法及
びこれに用いる試薬を提供するものである。
本発明法の反応機構は次式のようKまとめられる。
キンステロイドが3−オキンーΔ4(又は/及びjl)
−ステロイドとなる反応をも利用してテトラシリ ゛ラ
ムまたはその塩からホルマザン類を生成せしめ、これを
測定し、3Q−ヒドロキシステロイドラ定量する方法で
ある。
−ステロイドとなる反応をも利用してテトラシリ ゛ラ
ムまたはその塩からホルマザン類を生成せしめ、これを
測定し、3Q−ヒドロキシステロイドラ定量する方法で
ある。
本発明法を実施するためには、緩衝液中に被検体並びに
NAD、テトラゾリウム若しくはその塩類、電子キャリ
ヤー物質、3α−H8D及び3−オキソステロイド−Δ
4−デヒドロゲナーゼ若しくは3−オキソステロイド−
Δ1−デヒドロゲナーゼのいずれか一方か、あるいはこ
の両方を任意の順序で加え反応させれば良い。なお、試
薬としては、NAD、テトラゾリウムまたはその塩類、
電子キャリヤー物質、3Q−HADそして3−オキソス
テロイド−Δ4−デヒドロゲナーゼまたは3−オキソス
テロイド−Δ1−デヒドロゲナーゼのいずれか一方か、
あるいはこの両方をあらかじめ緩衝液に加えておいて使
用しても良く、また酵素類、NAD 。
NAD、テトラゾリウム若しくはその塩類、電子キャリ
ヤー物質、3α−H8D及び3−オキソステロイド−Δ
4−デヒドロゲナーゼ若しくは3−オキソステロイド−
Δ1−デヒドロゲナーゼのいずれか一方か、あるいはこ
の両方を任意の順序で加え反応させれば良い。なお、試
薬としては、NAD、テトラゾリウムまたはその塩類、
電子キャリヤー物質、3Q−HADそして3−オキソス
テロイド−Δ4−デヒドロゲナーゼまたは3−オキソス
テロイド−Δ1−デヒドロゲナーゼのいずれか一方か、
あるいはこの両方をあらかじめ緩衝液に加えておいて使
用しても良く、また酵素類、NAD 。
テトラゾリウムまたはその塩類のいずれかを除いたもの
を緩衝液に加えておき、使用時にこれらを加え調製し使
用することも可能である。
を緩衝液に加えておき、使用時にこれらを加え調製し使
用することも可能である。
本発明法に使用できる緩衝液としてはpH6〜10のリ
ン酸緩衝液、トリス緩衝液、グツド緩衝液等通常使用さ
れるものであればいずれも使用可能である。
ン酸緩衝液、トリス緩衝液、グツド緩衝液等通常使用さ
れるものであればいずれも使用可能である。
また、テトラゾリウムまたはその塩類としては □ニ
トロブルーテトラゾリウムc以下NTBと略す)、3−
(p−インドフェニル)−2−(p−ニトロフェニル)
−5−7エエルー2Hテトラゾリウムクロライド(以下
INTと略す)、3− (4、5−ジメチル−2−チア
ゾイル)−2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムプ
ロiイド(以下MTTと略す)、1.1’−(3,3’
−ジメトキシ−4゜4′−ビフェニレン)−ビス(5−
(4−二トロフェニル)−3−(4−(2−ヒドロキシ
−3−(2−ヒドロキシエチルジエチルアミノ)プロポ
キシ)7エエル))−2Hテトラゾリウムクロライドc
以下W、S、NTBと略す)等が使用でき、その濃度は
50〜2000μmoAe/lの範囲であるが、好まし
くは100−500 prnoLe/Lの範囲である。
トロブルーテトラゾリウムc以下NTBと略す)、3−
(p−インドフェニル)−2−(p−ニトロフェニル)
−5−7エエルー2Hテトラゾリウムクロライド(以下
INTと略す)、3− (4、5−ジメチル−2−チア
ゾイル)−2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムプ
ロiイド(以下MTTと略す)、1.1’−(3,3’
−ジメトキシ−4゜4′−ビフェニレン)−ビス(5−
(4−二トロフェニル)−3−(4−(2−ヒドロキシ
−3−(2−ヒドロキシエチルジエチルアミノ)プロポ
キシ)7エエル))−2Hテトラゾリウムクロライドc
以下W、S、NTBと略す)等が使用でき、その濃度は
50〜2000μmoAe/lの範囲であるが、好まし
くは100−500 prnoLe/Lの範囲である。
NAD濃度としては5 G = 2000 )tnoL
e/L。
e/L。
好ましくは100〜500μmole/Lの範囲で使用
するのが良い。
するのが良い。
また、3a−18011度は10−5000単位/10
0れば充分であるが、好ましくは200〜500単位/
Lの範囲で使用するのが良い。
0れば充分であるが、好ましくは200〜500単位/
Lの範囲で使用するのが良い。
電子キャリヤー物質としてはジアホラーゼ、1−メトキ
シ−5−メチルフェナジニウムメチルサルフェ−ト(以
下1−メトキシ−PM8と略す)、フェナジンメトサル
フェートc以下PM8と略す)または9−ジメチルアミ
ノベンゾ−α−7エナゾキソエウムクロライド(以下メ
ルトラブル−と略す)等が挙げられ、その濃度範囲はジ
アホラーゼでは10〜5000単位7t、好ましくは1
00〜500単位/lでsb、その他のものでは0.1
= 10007amoLeμ、好ましくは1−200゜
μrnoLe/lの範囲である。
シ−5−メチルフェナジニウムメチルサルフェ−ト(以
下1−メトキシ−PM8と略す)、フェナジンメトサル
フェートc以下PM8と略す)または9−ジメチルアミ
ノベンゾ−α−7エナゾキソエウムクロライド(以下メ
ルトラブル−と略す)等が挙げられ、その濃度範囲はジ
アホラーゼでは10〜5000単位7t、好ましくは1
00〜500単位/lでsb、その他のものでは0.1
= 10007amoLeμ、好ましくは1−200゜
μrnoLe/lの範囲である。
更に1本発明で用いる3−オキソステロイド−Δ4−デ
ヒドロゲナーゼ(EC,1,3,99,5、EC。
ヒドロゲナーゼ(EC,1,3,99,5、EC。
1、3.99.6 ) または3−オキソステロイド
−Δ1−デヒドロゲナーゼ(EC,1,3,99,4)
はシュードモナス(Paeudomonas )属〔ジ
ャーナルオブザケミカルンサエテイ:ケミカルコミュニ
ケーシ”1ンズ(J、 Chem、 8oc、 ; C
hem、 Comm ) 3巻115頁1974年、ジ
ャーナルオブパイオロジカルケミストリ−(J、 Bi
ol、 Chem、 ) 218巻 675頁1956
年、同234巻2014頁1959年バイオケ電力パイ
オフイジカアクタ(Blochem。
−Δ1−デヒドロゲナーゼ(EC,1,3,99,4)
はシュードモナス(Paeudomonas )属〔ジ
ャーナルオブザケミカルンサエテイ:ケミカルコミュニ
ケーシ”1ンズ(J、 Chem、 8oc、 ; C
hem、 Comm ) 3巻115頁1974年、ジ
ャーナルオブパイオロジカルケミストリ−(J、 Bi
ol、 Chem、 ) 218巻 675頁1956
年、同234巻2014頁1959年バイオケ電力パイ
オフイジカアクタ(Blochem。
Blophy、 Acta ) 56巻584頁196
2年〕;アースロパクタ−(Arthrobactor
)属〔ヨーロピアンジャーナルオブバイオケンストリ
ー□Cur。
2年〕;アースロパクタ−(Arthrobactor
)属〔ヨーロピアンジャーナルオブバイオケンストリ
ー□Cur。
J、 Biochem、 ) 47巻“555頁197
4年〕:ノカルディア(Nocardla )属〔ケミ
カルアンドファーマシューテイカルブリテン(Chem
ical andPharmaceutical Bu
lletin ) 21巻2794頁1973年、同2
3巻2164頁1975年、ジサーテーシ87アブスト
ラクト(DissertatlonAbstructs
) 35巻3839頁1975年〕;コリネバクテリ
ウム(Corynebacterlum )属(米国特
許第3639212号)などの微生物に広く存在するこ
とが知られている。
4年〕:ノカルディア(Nocardla )属〔ケミ
カルアンドファーマシューテイカルブリテン(Chem
ical andPharmaceutical Bu
lletin ) 21巻2794頁1973年、同2
3巻2164頁1975年、ジサーテーシ87アブスト
ラクト(DissertatlonAbstructs
) 35巻3839頁1975年〕;コリネバクテリ
ウム(Corynebacterlum )属(米国特
許第3639212号)などの微生物に広く存在するこ
とが知られている。
本発明者らは前記記載のJ、 Biol、 Chem、
234巻 2014頁 1959年のレビー(Lev
y )らの方法に従ってシュードモナステストステロニ
(Pseudomonas testosteroni
)を培養し、その菌体よシ3−オキソステロイド−Δ
4−デヒドロゲナーゼおよび3−オキソステロイド−Δ
!−デヒド四ゲナーゼを精製しそれを使用した。これら
の酵素を本発明に使用する場合50〜1oooo単位/
lの濃度があれば充分であるが、特に300〜3000
単位/lの範囲で使用するのが好ましい。
234巻 2014頁 1959年のレビー(Lev
y )らの方法に従ってシュードモナステストステロニ
(Pseudomonas testosteroni
)を培養し、その菌体よシ3−オキソステロイド−Δ
4−デヒドロゲナーゼおよび3−オキソステロイド−Δ
!−デヒド四ゲナーゼを精製しそれを使用した。これら
の酵素を本発明に使用する場合50〜1oooo単位/
lの濃度があれば充分であるが、特に300〜3000
単位/lの範囲で使用するのが好ましい。
本発明方法は、3a−ヒドロキシステロイドを含む試料
について適用することができ、該試料としては、例えば
血清、血漿あるいは尿等が挙げられる。
について適用することができ、該試料としては、例えば
血清、血漿あるいは尿等が挙げられる。
本発明方法による3α−ヒドロキシステロイドの定量は
、上記の如くして反応せしめた後、反応液中に停止液を
加えて反応を停止し、反応液中に存在するホルマザン類
の吸光度を測定しても良いし、また、一定時間範囲内に
おける反応液中のホルマザン類の増加を吸光度で測定し
ても良い。なお、停止液には塩酸、硫酸、リン酸等の無
機酸類もしくはクエン酸、酢酸等の有機酸を使用するこ
とができる。
、上記の如くして反応せしめた後、反応液中に停止液を
加えて反応を停止し、反応液中に存在するホルマザン類
の吸光度を測定しても良いし、また、一定時間範囲内に
おける反応液中のホルマザン類の増加を吸光度で測定し
ても良い。なお、停止液には塩酸、硫酸、リン酸等の無
機酸類もしくはクエン酸、酢酸等の有機酸を使用するこ
とができる。
本発明法は前記反応機構で示したように、ホルマザン類
(1)およびホルマザン類■を生成せしめ、その吸光度
を測定するものである。つまシネ発明法はホルマザン類
ωおよびホルマザン類■の両方を利用し測定するため高
感度の測定が可能となったものである。
(1)およびホルマザン類■を生成せしめ、その吸光度
を測定するものである。つまシネ発明法はホルマザン類
ωおよびホルマザン類■の両方を利用し測定するため高
感度の測定が可能となったものである。
以上のように本発明方法は、従来より用いられていた酵
素共役系からのホルマザン類住)と本発明者らが見出し
た酵素共役系からのホルマザン類■の両者を利用するも
のであるため、被検体の加熱処理、除蛋白、抽出等の操
作を要せず、従来法では100〜1000μを必要であ
った血清または血漿を50μを程度にまで減らすことの
できる感度の良いものである。
素共役系からのホルマザン類住)と本発明者らが見出し
た酵素共役系からのホルマザン類■の両者を利用するも
のであるため、被検体の加熱処理、除蛋白、抽出等の操
作を要せず、従来法では100〜1000μを必要であ
った血清または血漿を50μを程度にまで減らすことの
できる感度の良いものである。
次に実施例を挙げ、本発明の詳細な説明する。
実施例1
400 pmot7tのNAD、200μmat/lの
NBT、5QQ単位/lのジアホラーゼ、200単位/
103Q−H8D、500単位/lの3−オキソステロ
イド−Δ4−デヒドロゲナーゼを含む59 mmoj/
lリン酸緩衝液(pH7)(以下測定試液という) 0
.5 mに被検体50μLを加えて37℃で10分間正
確に反応させ、次に反応停止液(0,I N−HC/、
) 0.ldを加える。5分間放置後波長540 fl
mで吸光度を測定する。また同−試1料について3Q−
H8Dを除いた測定試液で同様な操作を行ない検体ブラ
ンク(盲検)とする。なお、被検体としてはグルココー
ル酸(以下GCと略す)を添加した血清を無添加血清で
糧々の、濃度に希釈したものを使用した。この結果を第
1表K、また、この結果に基いて作成した検量線を第1
図に示す。
NBT、5QQ単位/lのジアホラーゼ、200単位/
103Q−H8D、500単位/lの3−オキソステロ
イド−Δ4−デヒドロゲナーゼを含む59 mmoj/
lリン酸緩衝液(pH7)(以下測定試液という) 0
.5 mに被検体50μLを加えて37℃で10分間正
確に反応させ、次に反応停止液(0,I N−HC/、
) 0.ldを加える。5分間放置後波長540 fl
mで吸光度を測定する。また同−試1料について3Q−
H8Dを除いた測定試液で同様な操作を行ない検体ブラ
ンク(盲検)とする。なお、被検体としてはグルココー
ル酸(以下GCと略す)を添加した血清を無添加血清で
糧々の、濃度に希釈したものを使用した。この結果を第
1表K、また、この結果に基いて作成した検量線を第1
図に示す。
以下余白
結果 第1表
実施例2
血清10検体を各々50μを使用し、実施例1と同様に
操作して各血清の吸光度を求め、検量線の回帰式(Y=
1.474X+2.118、y:m−Abs %x :
prnote/L )よF)3Q−ヒドロキシステロ
イド量を算出した。この結果を第2表に示す。
操作して各血清の吸光度を求め、検量線の回帰式(Y=
1.474X+2.118、y:m−Abs %x :
prnote/L )よF)3Q−ヒドロキシステロ
イド量を算出した。この結果を第2表に示す。
以下余白
第2表
実施例3
実施例1の測定試液に5Q0単位/lの3−オキソステ
ロイド−Δ1−デヒドロゲナーゼを加えて実施例1と全
く同様に操作を行ない、検量線を求めた。
ロイド−Δ1−デヒドロゲナーゼを加えて実施例1と全
く同様に操作を行ない、検量線を求めた。
結果 第3表
実施例4
実施例1の測定試液のジアホラーゼの代わシに150
pmol、/l O1−メトキシ−PMSを使用して実
施例1と全く同様に操作を行ない検量線を求めた。
pmol、/l O1−メトキシ−PMSを使用して実
施例1と全く同様に操作を行ない検量線を求めた。
結果 第4表
実施例5
400 pmoL/lON A D 、 200 fi
mot/LのW。
mot/LのW。
S、NTB、5Q0単位/Lのジアホラーゼ、2Q0単
位/Lの3Q−H8D、5Q0単位/1f)3−オキソ
ステロイド−Δ4−デヒドロゲナーゼを含む50 mm
oL/l )リス塩酸緩衝液(pH9,0)(以下測定
試薬という) 0.5 mに被検体50μLを加えて、
37℃で10分間正確に反応させ、次に反応停止液(0
,I N −Hct) 0.5 mを加える。5分間放
置後、波長600 amで吸光度を測定する。また、同
一試料について3α−H8Dを除いた測定試薬で同様な
操作を行ない検体ブランクC盲検)とする。なお、被検
体としてはGCを添加した血清を無添加血清で種々の濃
度に希釈して使用し、検量線を求めた。
位/Lの3Q−H8D、5Q0単位/1f)3−オキソ
ステロイド−Δ4−デヒドロゲナーゼを含む50 mm
oL/l )リス塩酸緩衝液(pH9,0)(以下測定
試薬という) 0.5 mに被検体50μLを加えて、
37℃で10分間正確に反応させ、次に反応停止液(0
,I N −Hct) 0.5 mを加える。5分間放
置後、波長600 amで吸光度を測定する。また、同
一試料について3α−H8Dを除いた測定試薬で同様な
操作を行ない検体ブランクC盲検)とする。なお、被検
体としてはGCを添加した血清を無添加血清で種々の濃
度に希釈して使用し、検量線を求めた。
結果 第5表
実施例6
実施例5の測定試薬のW、 S、 N T Bの代わり
に200 pmoL/L ON T Bを、またジアホ
ラーゼの代わりに25μmOL/Lのメルトラブル−を
使用して実施例5と全く同様に操作を行ない検量線をも
とめた。
に200 pmoL/L ON T Bを、またジアホ
ラーゼの代わりに25μmOL/Lのメルトラブル−を
使用して実施例5と全く同様に操作を行ない検量線をも
とめた。
結果 第6表
第1図は、実施例1により得られた検量線を示す図面で
ある。縦軸は吸光度、横軸はGC添加濃度(μmate
μ)である。 以上 ;“−“・’J /i 二′−’2−ノ
ある。縦軸は吸光度、横軸はGC添加濃度(μmate
μ)である。 以上 ;“−“・’J /i 二′−’2−ノ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、被検体にニコチンアミドアデニンジヌクレオチドの
存在下3α−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼを
作用せしめ、次いで得られた反応生成物にテトラゾリウ
ム若しくはその塩、電子キャリヤー物質並びに3−オキ
ソステロイド−Δ^1−デヒドロゲナーゼ又は/及び3
−オキソステロイド−Δ^4−デヒドロゲナーゼを作用
せしめ、生成したホルマザン類を測定することを特徴と
する3α−ヒドロキシステロイドの定量法。 2、電子キャリヤー物質がジアホラーゼ、1−メトキシ
−5−メチルフェナジニウムメチルサルフェ−トまたは
9−ジメチルアミノベンゾ−α−フェナゾキソニウムク
ロライドのいずれかである特許請求の範囲第1項記載の
定量法。 3、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド、3α−ヒ
ドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ、テトラゾリウム
またはその塩類、電子キャリヤー物質および3−オキソ
ステロイド−Δ^4−デヒドロゲナーゼまたは/および
3−オキソステロイド−Δ^1−デヒドロゲナーゼを含
有する3α−ヒドロキシステロイド定量用試薬。 4、電子キャリヤー物質がジアホラーゼ、1−メトキシ
−5−メチルフェナジニウムメチルサルフェートまたは
9−ジメチルアミノベンゾ−α−フェナゾキソニウムク
ロライドのいずれかである特許請求の範囲第3項記載の
定量用試薬。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60064547A JPS61225000A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 3α―ヒドロキシステロイドの定量法及びこれに用いる試薬 |
US06/861,725 US4816394A (en) | 1985-03-28 | 1986-05-12 | Quantitative analysis of 3α-hydroxysteroid and reagent useful therefor |
EP19860106409 EP0245528B1 (en) | 1985-03-28 | 1986-05-12 | Quantitative analysis of 3 alpha-hydroxysteroid and reagent useful therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60064547A JPS61225000A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 3α―ヒドロキシステロイドの定量法及びこれに用いる試薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61225000A true JPS61225000A (ja) | 1986-10-06 |
Family
ID=13261353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60064547A Expired - Lifetime JPS61225000A (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | 3α―ヒドロキシステロイドの定量法及びこれに用いる試薬 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4816394A (ja) |
JP (1) | JPS61225000A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113025589A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-06-25 | 重庆第二师范学院 | 3α-羟基类固醇脱氢酶、编码基因及其在催化剂中的应用 |
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ATE272836T1 (de) | 1999-03-19 | 2004-08-15 | Sapporo Immuno Diagnostic Lab | Verfahren zur bestimmung eines substrates, und biosensor |
EP1314786A4 (en) * | 2000-08-28 | 2005-01-19 | Sapporo Immuno Diagnostic Lab | METHOD AND DEVICE FOR EXAMINING DISEASES WITH SPECIFIED METABOLISM DISORDERS |
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DE3048662A1 (de) * | 1980-12-23 | 1982-07-22 | Boehringer Mannheim Gmbh, 6800 Mannheim | Stabilisierte zubereitung von tetrazoliumsalzen |
-
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- 1985-03-28 JP JP60064547A patent/JPS61225000A/ja not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-05-12 US US06/861,725 patent/US4816394A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113025589A (zh) * | 2021-04-21 | 2021-06-25 | 重庆第二师范学院 | 3α-羟基类固醇脱氢酶、编码基因及其在催化剂中的应用 |
CN113025589B (zh) * | 2021-04-21 | 2023-04-07 | 重庆第二师范学院 | 3α-羟基类固醇脱氢酶、编码基因及其在催化剂中的应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4816394A (en) | 1989-03-28 |
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