JPH075700Y2 - Am受信機の同調回路 - Google Patents
Am受信機の同調回路Info
- Publication number
- JPH075700Y2 JPH075700Y2 JP1986107780U JP10778086U JPH075700Y2 JP H075700 Y2 JPH075700 Y2 JP H075700Y2 JP 1986107780 U JP1986107780 U JP 1986107780U JP 10778086 U JP10778086 U JP 10778086U JP H075700 Y2 JPH075700 Y2 JP H075700Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tuning
- circuit
- coil
- oscillation
- capacitor
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、トリマ・コンデンサを用いない簡易な構造に
ブロック化されることによって、無調整化を容易とした
AM受信機の同調回路に関するものである。
ブロック化されることによって、無調整化を容易とした
AM受信機の同調回路に関するものである。
従来、AM受信機の同調回路は、アンテナ同調回路、高周
波同調回路、及び局部発振回路が、プリント基板に個々
に形成されている。従って、プリント基板に形成された
配線等によって、各段にストレー容量及びストレーイン
ダクタが影響し、同調周波数や発振周波数が設計値とず
れる場合がある。この影響を排除する為にトリマ・コン
デンサやインダクタンス調整用の磁心を具えた高周波コ
イルが各段に用いられており、これらの調整用部品によ
って各受信帯域で受信感度が最大となるようにトラッキ
ング調整がなされる。従って、従来の同調回路は調整部
品が多くなると共に、トラッキング調整の為の工数が多
く掛かり製造原価を増大させる欠点がある。
波同調回路、及び局部発振回路が、プリント基板に個々
に形成されている。従って、プリント基板に形成された
配線等によって、各段にストレー容量及びストレーイン
ダクタが影響し、同調周波数や発振周波数が設計値とず
れる場合がある。この影響を排除する為にトリマ・コン
デンサやインダクタンス調整用の磁心を具えた高周波コ
イルが各段に用いられており、これらの調整用部品によ
って各受信帯域で受信感度が最大となるようにトラッキ
ング調整がなされる。従って、従来の同調回路は調整部
品が多くなると共に、トラッキング調整の為の工数が多
く掛かり製造原価を増大させる欠点がある。
一方、同調回路に具えられた高周波コイルは可変型のも
のが用いられる為、インダクタンス調整用の磁心が、使
用している間に振動の為に同調ずれを生じ易い欠点があ
るので、通常インダクタンス調整用の磁心をペイントロ
ック等の処理を行わねばならない欠点がある。
のが用いられる為、インダクタンス調整用の磁心が、使
用している間に振動の為に同調ずれを生じ易い欠点があ
るので、通常インダクタンス調整用の磁心をペイントロ
ック等の処理を行わねばならない欠点がある。
又、アンテナ同調回路、高周波同調回路、及び局部発振
回路、更に他の中間周波増幅段の回路等をプリント基板
に組み込んだ後にトラッキング調整を行った場合、トラ
ッキング調整の工程で不良が発生したとすると、そのプ
リント基板に実装した全ての部品を廃棄しなければなら
ないか、或いは部品を交換して再度調整しなければなら
ない欠点があり、経済的でない。
回路、更に他の中間周波増幅段の回路等をプリント基板
に組み込んだ後にトラッキング調整を行った場合、トラ
ッキング調整の工程で不良が発生したとすると、そのプ
リント基板に実装した全ての部品を廃棄しなければなら
ないか、或いは部品を交換して再度調整しなければなら
ない欠点があり、経済的でない。
本考案の目的は、トラッキング調整を必要としないブロ
ック化された簡便な構造を有するAM受信機の同調回路を
提供するにある。
ック化された簡便な構造を有するAM受信機の同調回路を
提供するにある。
本考案の他の目的は、高周波増幅回路と局部発振回路の
高周波コイルと可変容量ダイオード等の容量素子がそれ
ぞれ高周波コイルのシールドケース内に収納されブロッ
ク化されたものを一体化したAM受信機の同調回路を提供
するにある。
高周波コイルと可変容量ダイオード等の容量素子がそれ
ぞれ高周波コイルのシールドケース内に収納されブロッ
ク化されたものを一体化したAM受信機の同調回路を提供
するにある。
以下、本考案のAM受信機の同調回路について第1図乃至
第3図に基づき説明する。
第3図に基づき説明する。
本考案に係るAM受信機は、バーアンテナによって所望の
放送波を受信するものであり、第1図に基づき説明する
と、バーアンテナ1の同調回路部分の可変容量ダイオー
ドD1に同調電圧VΤが供給され、その同調電圧VΤを調整
することによって、所望の放送波が選択され、次段の高
周波増幅回路2で増幅されて混合回路に印加される。
又、混合回路には、局部発振回路から所定の発振周波数
が供給されて同調周波数と混合され、中間周波数に変換
されて次段へと供給される。同調電圧VΤは、PLL回路か
ら同調電圧を得ており、PLLシンセサイザー方式によっ
て局部発振回路の発振周波数が、所望の周波数にロック
されることによって、所望の放送波にプリセットされ
る。
放送波を受信するものであり、第1図に基づき説明する
と、バーアンテナ1の同調回路部分の可変容量ダイオー
ドD1に同調電圧VΤが供給され、その同調電圧VΤを調整
することによって、所望の放送波が選択され、次段の高
周波増幅回路2で増幅されて混合回路に印加される。
又、混合回路には、局部発振回路から所定の発振周波数
が供給されて同調周波数と混合され、中間周波数に変換
されて次段へと供給される。同調電圧VΤは、PLL回路か
ら同調電圧を得ており、PLLシンセサイザー方式によっ
て局部発振回路の発振周波数が、所望の周波数にロック
されることによって、所望の放送波にプリセットされ
る。
1は同調回路の一段目が具えられたバーアンテナ、2は
高周波増幅回路である。3は高周波増幅回路の同調回路
及び局部発振回路を夫々シールドケース5,6に収納し
て、両ケースを一列に配列し、そのシールドケース5乃
至6を入れて一体化する為の樹脂等のケースである。
尚、各シールドケース5,6が半田などの接合される場合
は、ケース3はかならずしも必要としない。4は各段の
増幅回路、並びに混合回路等を集積した半導体集積回路
である。7は電源電圧Vccが供給される端子、8は所望
の周波数を選択する為の同調電圧VΤが供給される制御
端子、9は中間周波増幅段へ信号を導出する出力端子、
11乃至20はシールドケース内に植立された高周波コイル
等が接続される端子ピン、10はシールドケース5,6に一
体に設けられたラグ端子ピンである。D1乃至D3は可変容
量ダイオードであって、C1は同調用コイルL2に並列に接
続された同調用コンデンサ、C2はパディング・コンデン
サであり、C3は発振用コンデンサである。
高周波増幅回路である。3は高周波増幅回路の同調回路
及び局部発振回路を夫々シールドケース5,6に収納し
て、両ケースを一列に配列し、そのシールドケース5乃
至6を入れて一体化する為の樹脂等のケースである。
尚、各シールドケース5,6が半田などの接合される場合
は、ケース3はかならずしも必要としない。4は各段の
増幅回路、並びに混合回路等を集積した半導体集積回路
である。7は電源電圧Vccが供給される端子、8は所望
の周波数を選択する為の同調電圧VΤが供給される制御
端子、9は中間周波増幅段へ信号を導出する出力端子、
11乃至20はシールドケース内に植立された高周波コイル
等が接続される端子ピン、10はシールドケース5,6に一
体に設けられたラグ端子ピンである。D1乃至D3は可変容
量ダイオードであって、C1は同調用コイルL2に並列に接
続された同調用コンデンサ、C2はパディング・コンデン
サであり、C3は発振用コンデンサである。
第1図に示すように、高周波同調回路、及び局部発振回
路部の同調回路、或いは発振回路が個々にシールドされ
てケース3内に一列に配列されてブロック化されてい
る。即ち、高周波同調回路は、一次側のコイルL1が端子
ピン11と12間に接続され、二次側のコイルL2と同調用コ
ンデンサC1が端子ピン13と15間に接続され、コイルL2の
中間タップが端子ピン14に接続されている。局部発振回
路のコイルL3は端子ピン16と17に接続され、端子ピン18
と19間にパディング・コンデンサC2が接続され、端子ピ
ン19と20間に発振用コンデンサC3が接続され、端子ピン
16と18が共通接続される。端子ピン10は互いに接続され
接地される。
路部の同調回路、或いは発振回路が個々にシールドされ
てケース3内に一列に配列されてブロック化されてい
る。即ち、高周波同調回路は、一次側のコイルL1が端子
ピン11と12間に接続され、二次側のコイルL2と同調用コ
ンデンサC1が端子ピン13と15間に接続され、コイルL2の
中間タップが端子ピン14に接続されている。局部発振回
路のコイルL3は端子ピン16と17に接続され、端子ピン18
と19間にパディング・コンデンサC2が接続され、端子ピ
ン19と20間に発振用コンデンサC3が接続され、端子ピン
16と18が共通接続される。端子ピン10は互いに接続され
接地される。
又、電源端子7が端子ピン11に接続され、アンテナ同調
回路からの出力が端子ピン12に供給され、端子ピン14が
半導体集積回路4に接続され、端子ピン15が可変容量ダ
イオードD2のアノードに接続され、そのカソードが抵抗
を介し制御端子8に接続される。且つ、端子ピン19と20
間に可変容量ダイオードD3が接続され、端子ピン19が抵
抗を介し端子8に接続される。
回路からの出力が端子ピン12に供給され、端子ピン14が
半導体集積回路4に接続され、端子ピン15が可変容量ダ
イオードD2のアノードに接続され、そのカソードが抵抗
を介し制御端子8に接続される。且つ、端子ピン19と20
間に可変容量ダイオードD3が接続され、端子ピン19が抵
抗を介し端子8に接続される。
無論、可変容量ダイオードD2は、第1図の如き接続に限
定することなく、第2図に図示したように、端子ピン25
と26間に接続してシールドケース内に収納しても良い。
端子ピン23と26間には同調用コンデンサC1が接続され
る。
定することなく、第2図に図示したように、端子ピン25
と26間に接続してシールドケース内に収納しても良い。
端子ピン23と26間には同調用コンデンサC1が接続され
る。
このように、AM受信機のフロントエンド部の同調回路や
局部発振回路が高周波コイルのシールドケース内に形成
される為に、それらの増幅回路が集積された半導体集積
回路と近接して組み込みできる。又、各段の各素子がシ
ールドケース内に近接して組み込まれるので、個々のス
トレー容量やストレーインダクタを極めて低減できる。
従って、トリマ・コンデンサやインダクタンス調整用の
磁心を具えた高周波コイルを用いることなく、AM受信機
の同調回路の部品を低減できるので、理論的な設計値に
近い回路定数で同調回路や発振回路が形成できる。依っ
て、トラッキング調整を必要としないAM受信機を提供で
きる。
局部発振回路が高周波コイルのシールドケース内に形成
される為に、それらの増幅回路が集積された半導体集積
回路と近接して組み込みできる。又、各段の各素子がシ
ールドケース内に近接して組み込まれるので、個々のス
トレー容量やストレーインダクタを極めて低減できる。
従って、トリマ・コンデンサやインダクタンス調整用の
磁心を具えた高周波コイルを用いることなく、AM受信機
の同調回路の部品を低減できるので、理論的な設計値に
近い回路定数で同調回路や発振回路が形成できる。依っ
て、トラッキング調整を必要としないAM受信機を提供で
きる。
第3図は、本考案の同調回路の他の実施例である。シー
ルドケース5の接続は、第2図実施例と同一であるが、
局部発振回路のパディングコンデンサC2の接続が異な
り、可変容量ダイオードD3に直列に接続される。端子ピ
ン18と27間にパディングコンデンサC2が接続され、端子
ピン17と18間に発振用コンデンサC3が接続される。又、
可変容量ダイオードD3は端子ピン20,27間に接続され
る。他の回路構成は、第1図実施例と同一である。
ルドケース5の接続は、第2図実施例と同一であるが、
局部発振回路のパディングコンデンサC2の接続が異な
り、可変容量ダイオードD3に直列に接続される。端子ピ
ン18と27間にパディングコンデンサC2が接続され、端子
ピン17と18間に発振用コンデンサC3が接続される。又、
可変容量ダイオードD3は端子ピン20,27間に接続され
る。他の回路構成は、第1図実施例と同一である。
端子ピンの形状は、リード型のみならず表面接着型であ
ってもよい。更に、各シールドケース5,6に収納される
素子は、一次側及び二次側のコイルを含め、6素子程の
部品がコイルの植立されたベース下部、或いは側部に容
易に収納される。。第4図と第5図は第1図に基づくAM
受信機の同調回路の断面図と底面図であり、第1図と同
一部分は同じ符号を付与してある。
ってもよい。更に、各シールドケース5,6に収納される
素子は、一次側及び二次側のコイルを含め、6素子程の
部品がコイルの植立されたベース下部、或いは側部に容
易に収納される。。第4図と第5図は第1図に基づくAM
受信機の同調回路の断面図と底面図であり、第1図と同
一部分は同じ符号を付与してある。
第4図は、ケース3、シールドケース5,6、コア46を断
面で表し、ケース3内に各シールドケースを一体化した
状態が示してある。
面で表し、ケース3内に各シールドケースを一体化した
状態が示してある。
シールドケース5内では、同調コイルL1,L2を巻かれた
ドラム状のコアが平坦なベース40上に固着されており、
同調コイルは端子ピン11,12,13,14,15の所定のものに接
続される。41は同調コイルL1,L2の接続される部分、つ
まりリードを通すベース40の側面に設けられた溝であ
る。そして、ベース40がシールドケース5内に嵌合して
いる。
ドラム状のコアが平坦なベース40上に固着されており、
同調コイルは端子ピン11,12,13,14,15の所定のものに接
続される。41は同調コイルL1,L2の接続される部分、つ
まりリードを通すベース40の側面に設けられた溝であ
る。そして、ベース40がシールドケース5内に嵌合して
いる。
46はドラム状のコアの上に位置し、上下動することによ
り同調コイルL1,L2のインダクタンスを調整するための
つぼ状コアである。コア46は、ケース5の対向する側面
に設けられた螺子溝にその周囲が螺合している。
り同調コイルL1,L2のインダクタンスを調整するための
つぼ状コアである。コア46は、ケース5の対向する側面
に設けられた螺子溝にその周囲が螺合している。
同調用コンデンサC1は、ベース40の底面に設けられた孔
47に収納されており、そのリードは孔47の底からベース
40の上側に引き出された後に溝41を通って端子ピン13,1
5に接続される。
47に収納されており、そのリードは孔47の底からベース
40の上側に引き出された後に溝41を通って端子ピン13,1
5に接続される。
シールドケース6内には、発振コイルL3を巻かれたドラ
ム状のコアが段差を設けられたベース42の高い部分に固
着されている。
ム状のコアが段差を設けられたベース42の高い部分に固
着されている。
端子ピンはベース42の低い部分で上側に突出しており、
この突出した部分に発振コイルL3のリード、パディング
コンデンサC2、発振用コンデンサC3の電極が接続され
る。コンデンサC2,C3はリードのない、いわゆるチップ
タイプに形成されており、突出部分で挟まれた状態で接
続される。
この突出した部分に発振コイルL3のリード、パディング
コンデンサC2、発振用コンデンサC3の電極が接続され
る。コンデンサC2,C3はリードのない、いわゆるチップ
タイプに形成されており、突出部分で挟まれた状態で接
続される。
シールドケース5,6は側面を互いに接触させた状態でケ
ース3に嵌め込まれている。43と44は、ケース3と各シ
ールドケースに設けられたコア46を回動するドライバー
用の孔である。10は各シールドケースのアース用ラグで
ある。なお、各コイルや各同調用コンデンサのリードの
図示は省略している。
ース3に嵌め込まれている。43と44は、ケース3と各シ
ールドケースに設けられたコア46を回動するドライバー
用の孔である。10は各シールドケースのアース用ラグで
ある。なお、各コイルや各同調用コンデンサのリードの
図示は省略している。
尚、ケース3に収納される回路は、第1図乃至第3図に
限定することなく、種々の回路が実施され得る。
限定することなく、種々の回路が実施され得る。
無論、電子同調回路の各段の高周波コイルは、上述に示
した如き単同調回路のみ成らず複同調回路であっても、
高周波コイルの下部に各部品を収納する上述の如き概念
によって形成することが可能である。
した如き単同調回路のみ成らず複同調回路であっても、
高周波コイルの下部に各部品を収納する上述の如き概念
によって形成することが可能である。
上述の如き構成によれば電子同調回路の各回路のストレ
ー容量とストレーインダクタを極めて低減できると共
に、それらのばらつきを低減できるので、他の部品精度
を向上することによって実質無調整の電子同調回路が提
供できる。
ー容量とストレーインダクタを極めて低減できると共
に、それらのばらつきを低減できるので、他の部品精度
を向上することによって実質無調整の電子同調回路が提
供できる。
〔考案の効果) 上述の如く、本考案によるAM受信機の同調回路は、各段
の高周波コイルのシールドケース内に同調用コイルや発
振用コイルと共に容量素子を収納してブロック化するこ
とにより、フロントエンド部の同調回路、或いは発振回
路の夫々の増幅回路と近接して形成できる利点があり、
又、シールドケース内に同調回路や局部発振回路が形成
されているので、従来のものと比較しストレー容量やス
トレーインダクタを低減できる効果がある。
の高周波コイルのシールドケース内に同調用コイルや発
振用コイルと共に容量素子を収納してブロック化するこ
とにより、フロントエンド部の同調回路、或いは発振回
路の夫々の増幅回路と近接して形成できる利点があり、
又、シールドケース内に同調回路や局部発振回路が形成
されているので、従来のものと比較しストレー容量やス
トレーインダクタを低減できる効果がある。
これによって、AM受信機のフロントエンド部の同調回路
が理論的設計値に基づく部品定数によって形成できる
為、各部品の定数の精度を高めることによって、トラッ
キングエラーの少ない同調回路を形成できる。又、同調
回路の部品数を低減できる効果をも奏することになる。
が理論的設計値に基づく部品定数によって形成できる
為、各部品の定数の精度を高めることによって、トラッ
キングエラーの少ない同調回路を形成できる。又、同調
回路の部品数を低減できる効果をも奏することになる。
無論、本考案によるAM受信機の同調回路は、PLLシンセ
サイザー方式等によって局部発振回路の発振周波数を設
定し、所定の放送波にプリセットを掛ける受信機であっ
て、上述の如き同調回路、ことに従来外付けであった可
変容量ダイオードをコイルや他の容量素子と一緒にシー
ルドケース内に組み込んで一体化した場合であれば、無
調整であったとしても、実用上支障の無い程度にトラッ
キングエラーを少なくすることができる為、実質的に無
調整化されたAM受信機の同調回路を提供できる効果を奏
する。
サイザー方式等によって局部発振回路の発振周波数を設
定し、所定の放送波にプリセットを掛ける受信機であっ
て、上述の如き同調回路、ことに従来外付けであった可
変容量ダイオードをコイルや他の容量素子と一緒にシー
ルドケース内に組み込んで一体化した場合であれば、無
調整であったとしても、実用上支障の無い程度にトラッ
キングエラーを少なくすることができる為、実質的に無
調整化されたAM受信機の同調回路を提供できる効果を奏
する。
又、AM受信機の同調回路の各回路は、各シールドケース
内に収納されるので、互いに干渉することがない。
内に収納されるので、互いに干渉することがない。
又、インダクタンス調整用の磁心を予め固定するか、或
いは固定コイルで形成できるので、振動等によって調整
磁心がずれる虞がなく、信頼性の高いAM受信機の同調回
路を提供できる。
いは固定コイルで形成できるので、振動等によって調整
磁心がずれる虞がなく、信頼性の高いAM受信機の同調回
路を提供できる。
且つ、予めトラッキング調整を必要としないブロック化
された電子同調回路を部品としてプリント基板に実装で
きる為に、受信機の組立製造工程の最終工程で調整不能
のAM受信機を出すことが極めて少なくなる有効なもので
ある。
された電子同調回路を部品としてプリント基板に実装で
きる為に、受信機の組立製造工程の最終工程で調整不能
のAM受信機を出すことが極めて少なくなる有効なもので
ある。
第1図は本考案に係るAM受信機の同調回路を示す説明
図、第2図は本考案に係るAM受信機の同調回路のブロッ
クの他の実施例を示す説明図、第3図は本考案に係るAM
受信機の同調回路の他の実施例を示す図である。第4図
は、第1図に基づくAM受信機の同調回路の断面図、第5
図は第4図の底面図である。 1:バーアンテナ,2:高周波増幅回路 3:ケース,4:半導体集積回路 5,6:シールドケース C1:同調用コンデンサ C2:パディングコンデンサ C3:発振用コンデンサ D1乃至D3:可変容量ダイオード L1,L2:同調用コイル L3:発振用コイル
図、第2図は本考案に係るAM受信機の同調回路のブロッ
クの他の実施例を示す説明図、第3図は本考案に係るAM
受信機の同調回路の他の実施例を示す図である。第4図
は、第1図に基づくAM受信機の同調回路の断面図、第5
図は第4図の底面図である。 1:バーアンテナ,2:高周波増幅回路 3:ケース,4:半導体集積回路 5,6:シールドケース C1:同調用コンデンサ C2:パディングコンデンサ C3:発振用コンデンサ D1乃至D3:可変容量ダイオード L1,L2:同調用コイル L3:発振用コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡本 祐介 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)考案者 池亀 隆司 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)考案者 横山 元 埼玉県入間郡鶴ヶ島町大字五味ケ谷18番地 東光株式会社埼玉事業所内 (72)考案者 高田 昇 埼玉県入間郡鶴ヶ島町大字五味ケ谷18番地 東光株式会社埼玉事業所内 (56)参考文献 実開 昭57−34606(JP,U) 実開 昭58−88435(JP,U) 実開 昭59−91057(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】バーアンテナに容量素子が接続されたアン
テナ同調回路、高周波増幅回路及び局部発振回路を含む
AM受信機の同調回路に於いて、該高周波増幅回路の増幅
部を除いた高周波同調回路の第1の同調コイルを収納す
る第1のシールドケース内に同調用の容量素子が収納さ
れ、該第1のシールドケース内に植設されている端子ピ
ンに該第1の同調コイルと該容量素子の夫々電極が接続
され、該局部発振回路の発振コイルを収納する第2のシ
ールドケース内に容量素子が収納され、該第2のシール
ドケースに植設されている端子ピンに該発振コイルと容
量素子の夫々の電極が接続されて前記高周波増幅回路の
高周波同調回路及び局部発振回路の主要部品が前記第1
と第2のシールドケースにブロック化され、該第1と第
2のシールドケースが別のケースに収納されることによ
って一体化され、かつ前記容量素子はトリマコンデンサ
を使用しないことを特徴とするAM受信機の同調回路。 - 【請求項2】前記容量素子が、同調コイル及び発振コイ
ルに接続された同調用コンデンサ、発振用コンデンサ、
及びパディングコンデンサである実用新案登録請求の範
囲第1項記載のAM受信機の同調回路。 - 【請求項3】前記容量素子が、同調コイル及び発振コイ
ルに接続された同調用コンデンサ及び発振用コンデン
サ、並びに、可変容量ダイオードを含む実用新案登録請
求の範囲第1項記載のAM受信機の同調回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986107780U JPH075700Y2 (ja) | 1986-07-14 | 1986-07-14 | Am受信機の同調回路 |
US06/893,641 US4742569A (en) | 1985-08-07 | 1986-08-06 | Tuning circuit for AM receiver |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986107780U JPH075700Y2 (ja) | 1986-07-14 | 1986-07-14 | Am受信機の同調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6315627U JPS6315627U (ja) | 1988-02-02 |
JPH075700Y2 true JPH075700Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=30984373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986107780U Expired - Lifetime JPH075700Y2 (ja) | 1985-08-07 | 1986-07-14 | Am受信機の同調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075700Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006237437A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Toko Inc | 複合コイルとその製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56114398A (en) * | 1980-02-14 | 1981-09-08 | Tokyo Shibaura Electric Co | Shielding device and method of manufacturing same |
JPS6143292Y2 (ja) * | 1980-07-28 | 1986-12-08 |
-
1986
- 1986-07-14 JP JP1986107780U patent/JPH075700Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6315627U (ja) | 1988-02-02 |
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