JPH0648972Y2 - 局部発振回路 - Google Patents
局部発振回路Info
- Publication number
- JPH0648972Y2 JPH0648972Y2 JP1986086250U JP8625086U JPH0648972Y2 JP H0648972 Y2 JPH0648972 Y2 JP H0648972Y2 JP 1986086250 U JP1986086250 U JP 1986086250U JP 8625086 U JP8625086 U JP 8625086U JP H0648972 Y2 JPH0648972 Y2 JP H0648972Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- band
- oscillation
- capacitor
- local
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Filters And Equalizers (AREA)
- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、中波受信帯と長波受信帯に対応した発振周波
数を得る切換手段を具えたAM受信機の局部発振回路に関
するものである。
数を得る切換手段を具えたAM受信機の局部発振回路に関
するものである。
従来、中波受信帯と長波受信帯に対応する発振周波数を
得る切換手段を具えたAM受信機では、その局部発振回路
が第4図に示すように、二個の発振用コイルL10,L11が
具えられ、且つ、パディングコンデンサCP10,CP11や並
列容量素子CS10,CS11が具えられ、端子4から入力され
る切換信号によって、トランジスタQ10〜Q13が作動して
所定の発振周波数が得られる。D1は可変容量ダイオード
である。E2は同調用電圧発生源であり、通常PLLシンセ
サイザーによってフロントエンド部への同調電圧が制御
されており、局部発振回路の発振周波数が設定される。
C1はデカップリングコンデンサである。
得る切換手段を具えたAM受信機では、その局部発振回路
が第4図に示すように、二個の発振用コイルL10,L11が
具えられ、且つ、パディングコンデンサCP10,CP11や並
列容量素子CS10,CS11が具えられ、端子4から入力され
る切換信号によって、トランジスタQ10〜Q13が作動して
所定の発振周波数が得られる。D1は可変容量ダイオード
である。E2は同調用電圧発生源であり、通常PLLシンセ
サイザーによってフロントエンド部への同調電圧が制御
されており、局部発振回路の発振周波数が設定される。
C1はデカップリングコンデンサである。
このように中波受信帯(530〜1620KHz)(以下、MW帯と
略す。)と長波受信帯(153〜281KHz)(以下、LW帯と
略す。)に対応した局部発振回路として二つの局部発振
回路が必要であり、第4図では切り換え手段が具えられ
ているものの、二つの発振用コイルL10,L11が具えられ
ている。従って、従来の局部発振回路は、部品数が多く
なり、電子チューナが高価となる欠点がある。又、切換
回路も比較的複雑なものとなる欠点がある。
略す。)と長波受信帯(153〜281KHz)(以下、LW帯と
略す。)に対応した局部発振回路として二つの局部発振
回路が必要であり、第4図では切り換え手段が具えられ
ているものの、二つの発振用コイルL10,L11が具えられ
ている。従って、従来の局部発振回路は、部品数が多く
なり、電子チューナが高価となる欠点がある。又、切換
回路も比較的複雑なものとなる欠点がある。
本考案は上述の如き問題点を解消するもので、その主な
目的は、MW受信帯とLW受信帯に対応する簡便な局部発振
回路を提供するにある。
目的は、MW受信帯とLW受信帯に対応する簡便な局部発振
回路を提供するにある。
本考案の他の目的は、局部発振回路の部品数を低減して
安価な局部発振回路を提供するにある。
安価な局部発振回路を提供するにある。
本考案の更に他の目的は、トラッキングエラーを低減し
て実質無調整の局部発振回路を提供するにある。
て実質無調整の局部発振回路を提供するにある。
第1図は、本考案の局部発振回路の一実施例である。第
2図は、MW受信帯のトラッキングエラー曲線を示し、第
3図は、LW受信帯のトラッキングエラー曲線を示す。第
2図、第3図は、第1図の実施例により得られた特性で
ある。
2図は、MW受信帯のトラッキングエラー曲線を示し、第
3図は、LW受信帯のトラッキングエラー曲線を示す。第
2図、第3図は、第1図の実施例により得られた特性で
ある。
図に於いて、1は混合回路等が集積された半導体集積回
路、2は局部発振回路、3は同調用電圧が印加される端
子、4は受信バンドの切換信号が入力される入力端子で
ある。
路、2は局部発振回路、3は同調用電圧が印加される端
子、4は受信バンドの切換信号が入力される入力端子で
ある。
斯かる局部発振回路2は、同調電圧が同調用電圧発生源
E1から抵抗R4を介して局部発振回路2に印加されてお
り、同調電圧が局部発振回路からの発振周波数をPLLシ
ンセサイザ方式等によって所定の発振周波数にロック
し、所定の同調電圧をプリセットするものである。
E1から抵抗R4を介して局部発振回路2に印加されてお
り、同調電圧が局部発振回路からの発振周波数をPLLシ
ンセサイザ方式等によって所定の発振周波数にロック
し、所定の同調電圧をプリセットするものである。
局部発振回路2は、発振用コイルL2の一端に並列容量素
子CS1,CS2に接続され、抵抗R1と可変容量ダイオードD
のアノードが接続され、並列容量素子CS1の他端がトラ
ンジスタQ1のコレクタに接続され、Q1のベースが抵抗R1
の他端が端子4に接続される。並列容量素子CS2の他端
は接地される。一方、可変容量ダイオードDのカソード
は、パデングコンデンサCP1,CP2の一端に接続され、パ
ディングコンデンサCP1の他端が接続され、パディング
コンデンサCP2の他端がトランジスタQ2のコレクタに接
続され、トランジスタQ2のベースが抵抗R2に接続され、
抵抗R2の他端が端子4に接続される。トランジスタQ1,
Q2のエミッタと発振用コイルL2の他端が接地される。
子CS1,CS2に接続され、抵抗R1と可変容量ダイオードD
のアノードが接続され、並列容量素子CS1の他端がトラ
ンジスタQ1のコレクタに接続され、Q1のベースが抵抗R1
の他端が端子4に接続される。並列容量素子CS2の他端
は接地される。一方、可変容量ダイオードDのカソード
は、パデングコンデンサCP1,CP2の一端に接続され、パ
ディングコンデンサCP1の他端が接続され、パディング
コンデンサCP2の他端がトランジスタQ2のコレクタに接
続され、トランジスタQ2のベースが抵抗R2に接続され、
抵抗R2の他端が端子4に接続される。トランジスタQ1,
Q2のエミッタと発振用コイルL2の他端が接地される。
LW帯とMW帯に対応する発振周波数の切り換えは、端子4
から局部発振回路2にHレベル、或いはLレベルの切換
信号を抵抗R1,R2を介して供給し、トランジスタQ1,Q2
を作動させることによってなされ、並列容量素子CS1と
パディングコンデンサCP2を電気的に接続する制御手段
によって、一つの局部発振回路2からLW帯,MW帯に適応
した発振周波数を得る。
から局部発振回路2にHレベル、或いはLレベルの切換
信号を抵抗R1,R2を介して供給し、トランジスタQ1,Q2
を作動させることによってなされ、並列容量素子CS1と
パディングコンデンサCP2を電気的に接続する制御手段
によって、一つの局部発振回路2からLW帯,MW帯に適応
した発振周波数を得る。
LW帯の受信の場合について説明すると、端子4にHレベ
ルの切換信号が印加され、トランジスタQ1,Q2がオン状
態となり、並列容量素子CS2に対して並列容量素子CS1が
並列接続される。
ルの切換信号が印加され、トランジスタQ1,Q2がオン状
態となり、並列容量素子CS2に対して並列容量素子CS1が
並列接続される。
又、MW帯の受信の場合について説明すると、端子4から
Lレベルの切換信号が入力され、トランジスタQ1,Q2が
オフ状態となる。従って、並列容量素子CS1とパディン
グコンデンサCP2が電気的に遮断される。
Lレベルの切換信号が入力され、トランジスタQ1,Q2が
オフ状態となる。従って、並列容量素子CS1とパディン
グコンデンサCP2が電気的に遮断される。
斯かる局部発振回路2の各回路定数を以下の表に示す。
上述の如く、斯かる局部発振回路を具えたAM受信機は、
MW帯とLW帯に対応する局部発振回路とする為にトランジ
スタQ1,Q2が切換信号によって制御されるものであっ
て、MW帯に対応する発振回路は、トランジスタQ1とQ2を
オフ状態とすることにより、発振コイルL2と可変容量ダ
イオードDに加え並列容量素子CS2とパディングコンデ
ンサCP1とによって、発振周波数が設定される。この時
のトラッキングエラー曲線は第2図に示す。第2図のト
ラッキングエラー曲線から、第1図の局部発振回路の実
施例によれば、500〜1500KHzで±5KHz程度のトラッキン
グエラーとなり、全く実用上支障のないエラーの範囲と
なることが判かる。
MW帯とLW帯に対応する局部発振回路とする為にトランジ
スタQ1,Q2が切換信号によって制御されるものであっ
て、MW帯に対応する発振回路は、トランジスタQ1とQ2を
オフ状態とすることにより、発振コイルL2と可変容量ダ
イオードDに加え並列容量素子CS2とパディングコンデ
ンサCP1とによって、発振周波数が設定される。この時
のトラッキングエラー曲線は第2図に示す。第2図のト
ラッキングエラー曲線から、第1図の局部発振回路の実
施例によれば、500〜1500KHzで±5KHz程度のトラッキン
グエラーとなり、全く実用上支障のないエラーの範囲と
なることが判かる。
又、LW帯に対応する局部発振回路の場合は、トランジス
タQ1,Q2がオン状態であって、並列容量素子CS1とCS2の
合成キャパシタンスは、448.6pFとなり、パディングコ
ンデンサCP1,CP2の合成キャパシタンスは、502.9pFと
なる。この時のトラッキングエラーは、第3図に示した
ように、160〜280KHzで±1KHz未満のトラッキングエラ
ーとなり、極めて良好な受信状態となることが実証され
た。
タQ1,Q2がオン状態であって、並列容量素子CS1とCS2の
合成キャパシタンスは、448.6pFとなり、パディングコ
ンデンサCP1,CP2の合成キャパシタンスは、502.9pFと
なる。この時のトラッキングエラーは、第3図に示した
ように、160〜280KHzで±1KHz未満のトラッキングエラ
ーとなり、極めて良好な受信状態となることが実証され
た。
無論、発振用コイルL2は、通常6pF程度のストレー容量
が含まれているので、並列容量素子CS1,CS2の値は、適
宜に選択して、チップ部品を実装すればよい。
が含まれているので、並列容量素子CS1,CS2の値は、適
宜に選択して、チップ部品を実装すればよい。
本考案の局部発振回路に依れば、局部発振回路2に端子
4から、Hレベル、或いはLレベルの切換信号を入力す
ることによって、同一の発振用コイルL2、可変容量ダイ
オードDを用い、且つ可変容量ダイオードDの両端に接
続された並列容量素子CS1及びパディングコンデンサCP2
を電気的に接続、或いは遮断することによって、MW帯と
LW帯に対応できる局部発振回路を作ることができる。
4から、Hレベル、或いはLレベルの切換信号を入力す
ることによって、同一の発振用コイルL2、可変容量ダイ
オードDを用い、且つ可変容量ダイオードDの両端に接
続された並列容量素子CS1及びパディングコンデンサCP2
を電気的に接続、或いは遮断することによって、MW帯と
LW帯に対応できる局部発振回路を作ることができる。
斯かる局部発振回路は、従来に比較してトリマコンデン
サを除去することが可能であるので、調整工数を低減で
きると共に、AM受信機の製造コストを低減できる。且
つ、実質無調整の局部発振回路を提供できる。
サを除去することが可能であるので、調整工数を低減で
きると共に、AM受信機の製造コストを低減できる。且
つ、実質無調整の局部発振回路を提供できる。
又、部品数を低減することが可能であるので、局部発振
回路の原価の低減が可能である等の種々の効果を奏す
る。
回路の原価の低減が可能である等の種々の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案に係る局部発振回路の実施例を示す回
路図、第2図及び第3図は、本考案に係る局部発振回路
のトラッキングエラー曲線を示す図、第4図は、従来の
局部発振回路を示す回路図である。 1:半導体集積回路, 2:局部発振回路, 3:同調電圧が供給される端子, 4:切換信号が供給される端子, CS1,CS2:並列容量素子, CP1,CP2:パデングコンデンサ, D:可変容量ダイオード, Q1,Q2:トランジスタ
路図、第2図及び第3図は、本考案に係る局部発振回路
のトラッキングエラー曲線を示す図、第4図は、従来の
局部発振回路を示す回路図である。 1:半導体集積回路, 2:局部発振回路, 3:同調電圧が供給される端子, 4:切換信号が供給される端子, CS1,CS2:並列容量素子, CP1,CP2:パデングコンデンサ, D:可変容量ダイオード, Q1,Q2:トランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】PLLシンセサイザ方式のAM受信機の局部発
振回路に於いて、MW受信帯域とLW受信帯域に対応した局
部発振回路の発振用コイルを共通とし、該発振用コイル
の一端が接地され、その他端に可変容量ダイオードのア
ノードが接続されると共に、同調用の第1と第2のコン
デンサの夫々の一端が接続され、該可変容量ダイオード
のカソードに同調用電圧が印加されると共に、第1と第
2のパディングコンデンサの夫々の一端が接続され、該
第1のコンデンサの他端が第1のトランジスタを介して
接地され、該第2のコンデンサの他端が接地され、該第
1のパディングコンデンサの他端が接地され、該第2の
パディングコンデンサの他端が第2のトランジスタを介
して接地されており、該第1と該第2のトランジスタを
オフとすることによってMW受信帯域に対応した発振周波
数とし、該第1と該第2のトランジスタをオンとするこ
とによってLW受信帯域に対応した発振周波数とする切換
手段を設けたことを特徴とする局部発振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986086250U JPH0648972Y2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 局部発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986086250U JPH0648972Y2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 局部発振回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62198713U JPS62198713U (ja) | 1987-12-17 |
JPH0648972Y2 true JPH0648972Y2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=30942389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986086250U Expired - Lifetime JPH0648972Y2 (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 局部発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648972Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922449A (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発振装置 |
-
1986
- 1986-06-06 JP JP1986086250U patent/JPH0648972Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62198713U (ja) | 1987-12-17 |
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