JPH075699Y2 - Am受信機の同調回路 - Google Patents

Am受信機の同調回路

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JPH075699Y2
JPH075699Y2 JP1986107779U JP10777986U JPH075699Y2 JP H075699 Y2 JPH075699 Y2 JP H075699Y2 JP 1986107779 U JP1986107779 U JP 1986107779U JP 10777986 U JP10777986 U JP 10777986U JP H075699 Y2 JPH075699 Y2 JP H075699Y2
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tuning
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capacitor
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誠 虎川
祐介 岡本
隆司 池亀
元 横山
高田  昇
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Panasonic Holdings Corp
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Toko Inc
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の産業上の利用分野〕 本考案は、トリマコンデンサのない簡易な構造にブロッ
ク化されることによって無調整化を容易としたAM受信機
の同調回路に関するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕 従来、AM受信機の同調回路は、アンテナ同調回路、及び
局部発振回路が、プリント基板に個々に形成されてい
る。従って、プリント基板に形成された配線等により各
段にストレー容量、及びストレーインダクタが影響し、
同調周波数や発振周波数が設計値とずれる場合がある。
この影響を排除する為にトリマ・コンデンサやインダク
タンス調整用の磁心を具えた高周波コイルが各段に用い
られており、これらの調整用部品によって各受信帯域で
受信感度が最大となるようにトラッキング調整がなされ
る。従って、従来の同調回路は部品数が多くなると共
に、トラッキング調整の為の工数が多く掛かる欠点があ
る。
一方、同調回路に具えられた高周波コイルは可変型のも
のが用いられる為、インダクタンス調整用の磁心が、使
用している間に振動の為に同調ずれを生じ易い欠点があ
り、通常調整用磁心をペイントロック等の処理を行わね
ばならない欠点がある。
又、アンテナ同調回路、及び局部発振回路、更に他の中
間周波増幅段の回路等をプリント基板に組み込んだ後に
トラッキング調整を行って、不良が発生したとすると、
そのプリント基板に実装したすべての部品を破棄しなけ
ればならないか、それとも部品を交換して再調整しなけ
ればならなく、経済的でない欠点があった。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、トラッキング調整を必要としないブロ
ック化された簡便な構造からなるAM受信機の同調回路を
提供するにある。
本考案の他の目的は、アンテナ同調回路と局部発振回路
の高周波コイルと可変容量ダイオード等の容量素子がそ
れぞれシールドケース内に収納されブロック化されたも
のを一体化したAM受信機の同調回路を提供するにある。
〔本考案の実施例〕
以下、本考案のAM受信機の同調回路に就いて第1図乃至
第3図に基づき説明する。
本考案に係るAM受信機は、ロッドアンテナ、或いはルー
プアンテナを用いたAM受信機に係るものである。第1図
に於いて、アンテナ1によって受信された放送波がアン
テナ同調回路部に供給され、その可変容量ダイオードD1
に供給される同調電圧VΤを調整することによって、所
望の受信周波数が選択され、混合回路に供給される。且
つ局部発振回路の発振周波数は、PLLシンセサイザー方
式等によって局部発振回路の発振周波数が所定の周波数
にロックされ、所定の放送波に自動的にプリセットさ
れ、混合回路に供給され、高周波同調回路からの受信周
波数が周波数変換されて中間周波増幅段へ供給される。
1はロッド或いはループアンテナ、2は高周波増幅回路
であって、3はアンテナ同調回路及び局部発振回路の各
段の同調用コイルL1,L2、並びに発振用コイルL3を夫々
シールドケース5,6に収納した上で両ケースを一列に配
列し、そのシールドケース5乃至6を入れて一体化した
樹脂等のケースである。尚、各シールドケースが半田な
どで互いに接合される場合、かならずしもケース3は、
必要としない。4は各段の増幅回路や混合回路を集積し
た半導体集積回路である。7は電源電圧Vccが供給され
る電源端子である。8は所望の周波数を選択する為の同
調電圧VΤが供給される端子、9は中間周波増幅段へ信
号を出力する端子、11乃至20はシールドケース内に植設
されており、高周波コイル等の電極が接続される端子ピ
ン、10はシールドケースの端子ピンである。D1,D2は可
変容量ダイオードであって、C1は同調用コイルL2に並列
に接続された同調用コンデンサ、C2はパディング・コン
デンサであり、C3は発振用コンデンサである。
この構成から明らかなように、アンテナ同調回路、及び
局部発振回路の主要部がケース3内のシールドケース5,
6内にブロック化される。即ち、アンテナ同調回路の同
調用コイルL2が接続された端子ピン13と15間に同調用コ
ンデンサC1が接続される。局部発振回路の高周波コイル
の端子ピン16と17間には、パディング・コンデンサC2が
接続され、端子ピン17と19間に発振用コンデンサC3が接
続される。
又、これらのフロントエンド部の同調回路や発振回路に
接近して、それらの増幅回路が集積された半導体集積回
路4と共に、可変容量ダイオードD1,D2が配置されてお
り、可変容量ダイオードD1,D2のアノードは、夫々端子
ピン15,19に接続され、発振用コンデンサC3は端子ピン1
7と19間に接続される。
無論、第2図に図示したように、可変容量ダイオードD1
は、第1図の如き接続に限定されることはなく、シール
ドケース5内に図示のように、端子ピン25と26間に可変
容量ダイオードD1が接続され、端子ピン23と26間には同
調用コンデンサC1が接続されてシールドケース5内に夫
々収納される。同様に局部発振回路のシールドケース6
に於いても、可変容量ダイオードD2を収納することがで
きる。第4図と第5図は第1図に基づくAM受信機の同調
回路の断面図と底面図であり、第1図と同一部分は同じ
符号を付与してある。
第4図は、ケース3、シールドケース5,6、コア46を断
面で表し、ケース3内に各シールドケースを一体化した
状態が示してある。
シールドケース5内では、同調コイルL1,L2を巻かれた
ドラム状のコアが平坦なベース40上に固着されており、
端子ピン11,12,13,14,15に接続される。41は同調コイル
L1,L2の接続される部分、つまりリードを通すベース40
の側面に設けられた溝である。そして、ベース40がシー
ルドケース5内に嵌合している。
46はドラム状のコアの上に位置し、上下動することによ
り同調コイルL1,L2のインダクタンスを調整するための
つぼ状コアである。コア46は、ケース5の対向する側面
に設けられた螺子溝にその周囲が螺合している。
同調用コンデンサC1は、ベース40の底面に設けられた孔
47に収納されており、そのリードは孔47の底からベース
40の上側に引き出された後に溝41を通って端子ピン13,1
5に接続される。
シールドケース6内には、発振コイルL3を巻かれたドラ
ム状のコアが段差を設けられたベース42の高い部分に固
着されている。
端子ピンはベース42の低い部分で上側に突出しており、
この突出した部分に発振コイルL3のリード、パディング
コンデンサC2、発振用コンデンサC3の電極が接続され
る。コンデンサC2,C3はリードのない、いわゆるチップ
タイプに形成されており、突出部分で挟まれて状態で接
続される。
シールドケース5,6は側面を互いに接触させた状態でケ
ース3に嵌め込まれている。43と44が、ケース3と各シ
ールドケースに設けられたコア46を回動するドライバー
用の孔である。10は各シールドケースのアース用ラグで
ある。なお、各コイルや各同調用コンデンサのリードの
図示は省略している。
このように、高周波コイルのシールドケース内にアンテ
ナ同調回路や局部発振回路を形成している為に、それら
の増幅段の集積回路と近接して形成できると共に、各段
の各素子がシールドケース内に近接して組み込まれるの
で、ストレー容量やストレーインダクタを極めて低減で
きる。従って、トリマーコンデンサやインダクタンス調
整用の磁心を具えた高周波コイルを用いることなく、理
論的な設計値に近い回路定数で同調回路や局部発振回路
が形成できるのでトラッキング調整が極めて容易とな
る。
又、第3図の他の実施例に示すようにケース3内に収納
される回路は、種々の形態が実施され得る。第3図の実
施例では、局部発振回路のパディングコンデンサC2の接
続が第1図の実施例と異なり、並列に接続されている。
即ち、端子ピン16と28を接続し、端子ピン20と28の間に
パディングコンデンサC2を接続し、同調用コンデンサC3
を端子ピン16と18間に接続し、可変容量ダイオードD2を
端子ピン19と20間に接続する。又、これらの実施例に限
定することなく、他の端子ピンを利用してもよいことは
勿論である。
このように高周波コイルを含め四素子程の部品が容易に
コイルの植立されたベース下部、或いは側部に収納され
得る。
又、上述の実施例では、単同調回路で形成された電子同
調回路であるが、複同調回路によって形成されたもので
あっても、上述のような概念によって高周波コイルの下
部に他の部品を収納することにより、各回路間のストレ
ー容量とストレーインダクタンタを低減できるので、実
質無調整の電子同調回路を提供できる。
尚、高周波コイルの端子ピンは表面接着型であっても、
リード型であってもよい。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案によればAM受信機のフロントエンド
部の同調回路、或いは発振回路がそれらの増幅回路と近
接して形成できると共に、各回路がシールドケースに収
納されるので、従来のものと比較してストレー容量やス
トレーイングクタを低減できる。これによって、同調回
路が理論的設計値に基づく部品定数によって形成できる
為、各部品の定数の精度を高めることにより、トラッキ
ングエラーの少ない実質無調整の電子同調回路を形成で
きる。又、同調回路の部品数を低減できる効果を奏す
る。
更に、本考案の電子同調回路は、PLLシンセサイザー方
式等によって局部発振回路の発振周波数を所定の値に設
定して、所定の放送波にプリセットを掛ける受信機であ
るので、無調整であったとしても、トラッキングエラー
を少なくすることが可能であり、実質的に無調整化され
たAM受信機の電子同調回路を提供できる。
又、各回路は、シールドケース内に収納されているの
で、近接して形成されたとしても互いに干渉することが
ない。
更に又、インダクタンス調整用の磁心を予め固定する
か、固定コイルで形成できるので振動等により調整磁心
がずれる虞がない信頼性の高いAM受信機の同調回路を提
供できる。
且つ、トラッキング調整をすることなくプリント基板に
同調回路部を実装できる為に最終工程で調整不要のAM受
信機を提供できる極めて効果的なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るAM受信機の同調回路を示す説明
図、第2図は本考案に係るAM受信機の同調回路のブロッ
クの他の実施例を示す説明図、第3図は本考案に係るAM
受信機の同調回路の他の実施例を示す図である。第4図
は、第1図に基づくAM受信機の同調回路の断面図、第5
図は第4図の底面図である。 1:ロッド、或いはループアンテナ 2:高周波増幅回路,3:ケース 4:半導体集積回路,5,6:シールドケース C1:同調用コンデンサ C2:パディングコンデンサ C3:発振用コンデンサ D1,D2:可変容量ダイオード L1,L2:同調用コイル L3:発振用コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡本 祐介 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)考案者 池亀 隆司 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)考案者 横山 元 埼玉県入間郡鶴ヶ島町大字五味ケ谷18番地 東光株式会社埼玉事業所内 (72)考案者 高田 昇 埼玉県入間郡鶴ヶ島町大字五味ケ谷18番地 東光株式会社埼玉事業所内 (56)参考文献 実開 昭57−34606(JP,U) 実開 昭58−88435(JP,U) 実開 昭59−91057(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ同調回路及び局部発振回路を含む
    AM受信機の同調回路に於いて、該アンテナ同調回路の第
    1の同調コイルを収納する第1のシールドケース内に同
    調用の容量素子が収納され、該第1のシールドケース内
    に植設されている端子ピンに該第1の同調コイルと該容
    量素子の夫々電極が接続され、該局部発振回路の発振コ
    イルを収納する第2のシールドケース内に容量素子が収
    納され、該第2のシールドケースに植設されている端子
    ピンに該発振コイルと容量素子の夫々の電極が接続され
    て前記アンテナ同調回路及び局部発振回路の主要部品が
    前記第1乃至第2のシールドケースにブロック化され、
    該第1乃至第2のシールドケースが別のケースに収納さ
    れることによって一体化され、かつ前記容量素子はトリ
    マコンデンサでないことを特徴とするAM受信機の同調回
    路。
  2. 【請求項2】前記容量素子が、同調コイル及び発振コイ
    ルに接続された同調用コンデンサ、発振用コンデンサ、
    及びパディングコンデンサである実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のAM受信機の同調回路。
  3. 【請求項3】前記容量素子が、同調コイル及び発振コイ
    ルに接続された同調用コンデンサ及び発振用コンデン
    サ、並びに、可変容量ダイオードを含む実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のAM受信機の同調回路。
JP1986107779U 1985-08-07 1986-07-14 Am受信機の同調回路 Expired - Lifetime JPH075699Y2 (ja)

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JP1986107779U JPH075699Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 Am受信機の同調回路
US06/893,641 US4742569A (en) 1985-08-07 1986-08-06 Tuning circuit for AM receiver

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JPS6315626U JPS6315626U (ja) 1988-02-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56114398A (en) * 1980-02-14 1981-09-08 Tokyo Shibaura Electric Co Shielding device and method of manufacturing same
JPS6143292Y2 (ja) * 1980-07-28 1986-12-08

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