JPH0756776A - 入出力系選択監視装置 - Google Patents

入出力系選択監視装置

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JPH0756776A
JPH0756776A JP5200814A JP20081493A JPH0756776A JP H0756776 A JPH0756776 A JP H0756776A JP 5200814 A JP5200814 A JP 5200814A JP 20081493 A JP20081493 A JP 20081493A JP H0756776 A JPH0756776 A JP H0756776A
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JP5200814A
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Hideo Furuno
英夫 古野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御主体からの指定が入出力系に到達した
か、入出力系が異常であるかを確実に判定し、異常判定
時には迅速に異常解析を行うことにある。 【構成】 制御主体11に固有アドレスをもった入出力
装置13a,13b,…が接続され、制御主体から特定
の入出力装置を選択する装置において、前記各入出力装
置は、固有アドレス,固有符号をもち、制御主体は、各
入出力装置の固有アドレスと固有符号の対応関係を規定
する対応表メモリ28と、異常時の即時性を判断する即
時性基準データを保存するメモリ23と、アドレス指定
に対する入出力装置側から返ってくる固有符号の有無の
他、この固有符号有りの場合には対応表メモリのアドレ
スと符号とから、指定アドレスに該当する入出力装置に
係わる異常の有無を判定する正常組合せ判定手段21B
と、異常と判定したとき、入出力装置側からのデータか
ら異常解析を行う異常解析処理手段21Dとを有する入
出力系選択監視装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブル・コン
トローラ等の制御主体に接続される多数の入出力系を選
択する入出力系選択監視装置に係わり、特に制御主体が
各入出力系の障害状況を適切に把握する入出力系選択監
視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の入出力系選択監視装置は、マイ
クロコンピュータを用いた応用技術の一種であって、図
6に示すごとく、通称コントローラと呼ぶ制御主体1
と、センサ(検出端)やアクチュエータ(操作端)など
の外部機器2a,2b,2c,…に対するデータの橋渡
しを行う入出力系(以下、入出力装置と呼ぶ)3a,3
b,3c,…とによって構成されている。なお、入出力
装置3a,3b,3c,…は、当該入出力装置はもとよ
り、入力装置や出力装置を含む概念であり、これら入出
力装置の種類,数は制御対象,制御内容および制御目的
等によって異なる。
【0003】何れにせよ、ある特定の種類の制御主体1
を用いて様々な応用に対応するためには、入出力装置3
a,3b,3c,…の十分なる拡張性が必要である。そ
こで、かかる入出力装置3a,3b,3c,…の拡張性
を考えたとき、制御主体1と入出力装置3a,3b,3
c,…はバス接続方式が有効であり、図6からも明らか
なように制御主体1と入出力装置3a,3b,3c,…
がアドレス信号バス4a,データ信号バス4bおよび応
答信号線4cによって接続されている。
【0004】このバス接続方式は、図7に示すように信
号線を組合わせたバスを用いて制御主体1と各入出力装
置3a,3b,3c,…の間を、いわば数珠つなぎに接
続したものである。この数珠つなぎに接続する入出力装
置の総数は限られるが、その限られた最大数の範囲内で
あれば、入出力装置の数の増減はほぼ自由である。
【0005】一般に、ある1つのバスに接続される入出
力装置群のうち,特定の入出力装置を指定選択するとき
にはアドレスが使用される。この場合、通常,各入出力
装置3a,3b,3c,…は予め固有アドレスが割り付
けられており、制御主体1からアドレス信号バス4aを
介してアドレスを指定すれば、該当する入出力装置例え
ば3aが選択され、制御主体1から当該入出力装置3a
を経由して外部装置2aとの間で入出力動作などが実行
される。
【0006】ところで、制御主体1は、選択不能な入出
力装置のアドレスを指定する場合がある。その1つ原因
としては制御主体1のプログラムに誤りがある場合であ
り、他の1つは以前接続されていた入出力装置が構成の
変更や故障などによってバスから取り外されている場合
などである。
【0007】このような場合、制御主体1は、アドレス
信号バス4aを通してアドレスを指定しても、果たして
該当する入出力装置に確実に到達しているのかが明確に
判定できない。
【0008】そこで、従来の入出力系選択監視装置で
は、入出力装置側に自己の指定アドレスを判定するアド
レス判定手段およびこのアドレス判定手段によって自己
の指定アドレスを受けたときに応答信号を返送する応答
信号返送手段を設け、一方、制御主体1側にはアドレス
指定後応答信号の返ってくるまでの時間を計測する時間
計測手段が設けられている。
【0009】このような構成によれば、制御主体1は、
アドレスの指定後、予め定めた応答最大期間を経過して
も全く応答がないとき、入出力装置の存在しないアドレ
スを指定したこと、ひいてはそのアドレスには入出力装
置が存在しないことを判定することができる。
【0010】因みに、図7のAは制御主体1が入出力装
置3aに対してアドレスを指定した後、応答最大期間ま
での間に該当する入出力装置3aから応答信号が返って
きたことを示しており、また、図7のBは制御主体1が
入出力装置3aに対してアドレスを指定したが、応答最
大期間までの間に該当する入出力装置3aから応答信号
が返ってこない場合を示している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような入出力系選択監視装置においては、制御主体1と
入出力装置3a,3b,3c,…との間を接続する応答
信号線は通常1本であり、これもまたバス接続方式を採
用し、数珠つなぎ状に接続されている。
【0012】その結果、入出力装置3a,3b,3c,
…が数珠つなぎ状に接続されていることから、制御主体
1から入出力装置例えば3aに対してアドレスを指定し
た後、自己の該当するアドレスでないにも拘らず、ある
入出力装置例えば3bから種々の原因によって誤って応
答信号が返ってきたとき、制御主体1側では該当する入
出力装置3aから応答があったと判断してしまう問題が
ある(図8のC)。
【0013】これは、例えば入出力装置の故障などの場
合にしばしば見られる現象であり、最悪の場合には制御
主体1が指定したアドレスが目的の入出力装置に到達し
なかったことを把握できないことになる。このようなケ
ースの場合には、一見プログラムは正常な状態で進行し
ているが、システム全体からみれば誤りを内蔵したもの
であり、システムダウンを引き起こす恐れがある。
【0014】また、もう1つの判定方式として、応答信
号線とともにパリティなどのエラー判定信号線を用いて
入出力装置の動作が正常に完了したか否かを判定するも
のがあるが、このエラー判定信号線は同様にバス接続方
式となっており、このエラー判定信号線が数珠つなぎの
どこかの個所で断線したとき、実際にエラーが発生して
いても制御主体1側では前述と同様にそのエラーを把握
することができない。
【0015】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、制御主体からの指定が該当する入出力系に到達した
か、また制御主体から指定した入出力系が正常完了した
かを確実に判定し、異常終了のときには迅速に適切な処
置を講じうる信頼性の高い入出力系選択監視装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、制御主体に固有アドレ
スをもった1つ以上の入力装置,出力装置を含む入出力
装置が接続され、前記制御主体からアドレスを指定して
ある特定の入出力系を選択する入出力系選択監視装置に
おいて、前記各入出力装置は、前記固有アドレスの他、
固有符号が割り当てられ、前記制御主体は、予め前記各
入出力装置の固有アドレスと固有符号との対応関係を規
定する対応表メモリと、異常時の即時性を判断する即時
性基準データを保存するメモリと、前記アドレスの指定
に対する前記入出力装置側から返ってくる固有符号の有
無の他、この固有符号有りの場合には前記対応表メモリ
の固有アドレスと固有符号との対応関係から、前記指定
アドレスに該当する入出力装置に係わる異常の有無を判
定する正常組合せ判定手段と、この正常組合せ判定手段
によって異常と判定したとき、前記入出力装置側から返
ってくる符号や符号無しの状態から異常解析を行う異常
解析処理手段とを有する入出力系選択監視装置である。
【0017】次に、請求項2に対応する発明は、制御主
体に階層構造のインターフェース装置を分岐点として固
有アドレスをもった1つ以上の入力装置,出力装置を含
む入出力装置系がツリー状に接続され、前記制御主体か
らアドレスを指定してある特定の入出力装置を選択する
入出力系選択監視装置において、前記各インターフェー
ス装置は、固有通過応答符号が割り当てられ、前記各入
出力装置は、前記固有アドレスの他、固有符号が割り当
てられ、前記制御主体は、予め経由すべき前記インター
フェース装置の固有通過応答符号と前記各入出力装置の
固有アドレスと固有符号との対応関係を規定する対応表
メモリと、前記アドレスの指定に対する前記インターフ
ェース装置側から返ってくる固有通過応答符号の有無お
よび前記入出力装置側からの固有符号の有無の他、当該
固有通過応答符号有りおよび当該固有符号有りの場合に
は前記対応表メモリの固有通過応答符号、固有アドレス
および固有符号との対応関係から、前記指定アドレスに
該当する入出力装置に係わる異常の有無を判定する判定
手段とを有する入出力系選択監視装置である。
【0018】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、前記各入出力装置に固有
アドレスおよび固有符号が割り当てられ、また予め制御
主体の対応表メモリの各入出力装置の固有アドレスおよ
び固有符号の対応関係が規定され、さらに当該対応表メ
モリまたは別のメモリに即時性基準データが記憶されて
いるので、制御主体は、ある特定の入出力装置のアドレ
スを送出したとき、所定の応答期間内に入出力装置から
返ってくる固有符号から対応表メモリに該当する固有符
号が存在し、かつ、当該固有符号と対応関係にあるアド
レスが指定アドレスと一致すれば、正常で有ると判定
し、前記ある特定の入出力装置が選択されたと判定す
る。
【0019】前記所定の応答期間内に該当する入出力装
置側から固有符号が返ってこないときには、該当する入
出力装置が異常で有ることが分かる。一方、前記所定の
応答期間内に該当する入出力装置以外の装置から固有符
号が返ってきたとき、この固有符号は対応表メモリに存
在するが、対応関係にある固有アドレスと指定アドレス
とが不一致となるので異常と判定できる。
【0020】しかも、異常と判定したとき、異常解析処
理手段において入出力側から返ってくるデータを表示装
置に表示するか、プログラムにより、どの入出力装置が
異常であるかが容易に分かり、迅速に適切な処置を講じ
ることができる。
【0021】また、請求項2に対応する発明は、各イン
ターフェース装置に固有通過応答符号が割り当てられ、
また各入出力装置に固有アドレスおよび固有符号が割り
当てられ、さらに制御主体の対応表メモリに指定アドレ
スの経由すべき前記インターフェース装置の固有通過応
答符号と各入出力装置の固有アドレスと固有符号との対
応関係を規定しているので、固有アドレスの指定に対す
る前記インターフェース装置側から返ってくる固有通過
応答符号の有無および前記入出力装置側からの固有符号
の有無のほか、固有通過応答符号有りおよび当該固有符
号有りの場合には前記対応表メモリの固有通過応答符
号、固有アドレスおよび固有符号との対応関係から、前
記指定アドレスに該当する入出力装置に係わる異常の有
無を判定することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係わる入出力系管理装置の実
施例について図面を参照して説明する。図1は本発明装
置の第1の実施例を示す構成図である。同図において1
1はプログラマブル・コントローラなどの制御主体であ
って、この制御主体11からはアドレス信号バス12
a、データ信号バス12b、応答信号線12cの他、新
たに応答符号バス12dが導出され、これらバス等12
a〜12dには多数の入出力装置13a,13b,13
c,…が接続されている。この入出力装置には、入力装
置や出力装置を含む概念である。なお、これら入出力装
置12a,12b,12c,…にはそれぞれセンサやア
クチュエータ等の外部機器14a,14b,14c,…
が接続されている。
【0023】前記制御主体11においては、図2に示す
ようにプログラムデータに基づいて所定の処理を実行す
るプロセッサなどの演算制御処理部21と、プログラム
データを記憶するプログラムメモリ22と、CPU21
による処理結果のデータなどを記憶するデータメモリ2
3と、例えば入出力装置13a,13b,13c,…と
の間でデータの授受を司るインターフェース24と、入
出力装置13a,13b,13c,…から収集された演
算処理前のデータを一時保存するレジスタ25と、時間
を計測する発振器26およびタイマ27などの時間計測
手段と、入出力装置13a,13b,…に個別に割り当
てた固有アドレスと同じく入出力装置13a,13b,
…に個別に割り当てた固有の応答符号との対応関係を記
憶する対応表メモリ28とが設けられている。その他、
キーボードなどの入力機器29および表示装置30が設
けられている。なお、前記データメモリ23の一部のエ
リアに対応表メモリ28の機能をもたせてもよい。
【0024】前記演算制御処理部21は、プログラムの
実行によるデータ要求に基づいて入力機器29から入力
される各入出力機器13a,13b,…の固有アドレス
と固有符号とを表示装置30に表示して正常な対応関係
かを確認した後、対応表メモリ28に格納する対応関係
確認保持手段21A、入出力装置13a,13b,…か
ら返ってくる応答符号から固有符号と固有アドレスとの
組合せが対応表メモリ28に存在するか否かを判定する
正常組合せ判定手段21B、この判定手段21Bによる
判定結果に基づいて異常の場合にはエラーフラグ、正常
の場合には正常である旨のフラグをデータメモリ23に
立て、また異常時には必要なデータをデータメモリ23
に保存する判定結果保持手段21C、前記判定手段21
Bによる判定結果に基づいて異常の場合には予め例えば
データメモリ23に格納されている即時性基準エリア2
3aの即時性基準データに基づいて即時性を有するか否
かを判定し、即時性を有する場合には異常解析処理を行
う異常解析処理手段21D等の機能をもっている。
【0025】一方、前記入出力機器13a,13b,…
には固有アドレスおよび固有符号が割り当てられ、アド
レス信号バス12aから受けるアドレスが自己の固有ア
ドレスか否かを判定するアドレス判定手段、自己の固有
アドレスの場合には応答信号および固有の応答符号を返
送する応答手段が設けられている。
【0026】次に、以上のように構成された第1の実施
例装置の動作について説明する。先ず、演算制御処理部
21は、プログラムメモリ22のプログラムデータに基
づいて対応関係確認保持手段21Aを実行する。
【0027】この対応関係確認保持手段21Aには符号
対応表作成処理と即時性基準表作成処理とが上げられ
る。この符号対応表作成処理は、オペレータが予め規定
されている対応データ表などを見ながら入力機器29か
ら各入出力装置13a,13b,…ごとに正常な組合せ
となる固有アドレスと固有符号とを入力し、表示装置3
0に表示して確認した後、対応表メモリ28の該当エリ
アに順次保存していく。一方、即時性基準表作成処理
は、各入出力装置13a,13b,…に接続される外部
機器14a,14b,…ごとに、例えば制御主体11と
外部機器14a,14b,…のデータ処理等の関係から
例えば応答の速い制御を必要とするとか、或いは事故に
よる停止の場合にシステム全体に影響を及ぼすとか、そ
の他種々の条件の下に判断し、何れかの条件に該当する
ときデータメモリ23の即時性基準エリア23aに即時
性基準データを保存していく。
【0028】演算処理部21は、以上のようにして必要
なデータを保存した後、ある特定の入出力装置例えば1
2aを指定しデータを授受する場合、当該入出力装置1
2aのアドレスを指定しアドレス信号バス12aに送出
する一方、タイマ27を起動する。タイマ27はアドレ
スデータを送出した後、時間を計測する。
【0029】ここで、演算処理部21は、入出力装置1
2aからの応答待ちの状態となるが、このときタイマー
27の計測時間を見ながら予め定めた応答最大期間を経
過するか否かを判断する。応答最大期間の経過前に該当
する入出力装置21aから応答信号とともに応答符号が
送られてくると、この応答符号が対応表メモリ28の応
答符号の中に有るか、有った場合にはその応答符号と正
常な組合せ関係にあるアドレスと指定アドレスとが合致
するか否かを判断し、合致したとき正常完了と判断する
(図3A参照)。
【0030】ところが、計測時間が応答最大期間を経過
しても該当する入出力装置12aから応答がなければ、
該当する入出力装置12aは入出力動作の異常終了と判
定する(図3B参照)。
【0031】一方、応答最大期間を経過するまでに応答
があった場合でも、その応答信号とともに送られてくる
応答符号が対応表メモリ28に無かったり、また対応表
メモリ28に有るがそれと対応関係にあるアドレスと自
身の指定したアドレスとが不一致の場合には異常終了と
判定する(図3C参照)。
【0032】そこで、演算処理部21においては、以上
のような正常完了または異常終了を判定した後、判定結
果保持手段21Cによってデータメモリ23などの所要
エリアに正常または異常フラグを立てるとともに、さら
に図3のBに示す異常終了の場合には無応答である旨の
データ、または図3のCに示す異常終了の場合には応答
が有ったときの応答信号および応答符号を保存してお
く。
【0033】しかる後、演算処理部21は、以上のよう
に異常終了と判定したとき、異常解析処理手段21Dを
実行する。この異常解析処理手段21Dは、必要に応じ
て指定アドレスに該当する入出力装置や外部機器につい
て即時性を有するか否かをデータメモリ23の即時性基
準エリア23aの即時性基準データから判断し、即時性
を有する場合にはデータメモリ23に保存された異常に
関係するデータを表示装置30に表示し、異常の解析お
よび回復の処理を行う。つまり、アドレスを指定したに
も拘らず、無応答の場合には例えばアドレス信号バス1
2aか、或いは指定アドレスに該当する入出力装置が異
常であると考えられるが、このとき別の入出力装置のア
ドレス指定において正常であれば、アドレス信号バス1
2aには異常がないことが分かり、結果として先に指定
したアドレスに該当する入出力装置が異常であることが
分かる。
【0034】一方、指定アドレスと異なる入出力装置か
ら応答信号および応答符号があったとき、その応答のあ
った入出力装置が異常であるか、或いは応答のあった入
出力装置と指定アドレスに該当する入出力装置との間の
アドレス信号バス12aの異常であることが予測され
る。その他、種々の経験を加味しながら異常を解析する
ことができ、それに伴って迅速な回復処置を講じること
が可能である。
【0035】なお、即時性を有しないと判定した場合、
適当なチェックポイント,つまり所定の演算制御周期に
よる演算終了後またはその演算前に異常フラグに基づい
て表示装置30に必要なデータを表示し、異常の解析お
よび回復の処理を行う。
【0036】なお、異常の解析にあたっては、過去の経
験等を考慮に入れたプログラムデータを用いて行っても
よい。従って、以上のような第1の実施例装置の構成に
よれば、予め各入出力装置13a,13b,…ごとに固
有アドレスおよび固有符号を割り当てる一方、制御主体
1側の対応表メモリ28に各入出力装置13a,13
b,…ごとのアドレスおよび符号の正常な組合せをもっ
た対応表を保存しているので、制御主体1から指定アド
レスを送出したにも拘らず、該当する入出力装置以外の
装置から応答符号が返ってきたとき、その符号が対応表
メモリ28にあるか、さらに符号があったときその符号
と対応関係にあるアドレスが指定アドレスと一致するか
に応じて正常終了か異常終了かを判定できる。
【0037】また、異常終了と判定したとき、該当する
入出力装置または外部機器などが即時性を必要とする場
合、直ちに異常判定に関係するデータを表示して異常処
理を行うことにより、アドレスおよび符号との関係から
何れの入出力装置またはまたはバス異常であるかを特定
できる。
【0038】よって、何れの入出力装置が異常であるか
否かを即時に判定できるので、故障が発生したときの原
因究明と異常の回復までの時間を大幅に短縮でき、装置
全体の高信頼性を確保できる。
【0039】次に、本発明装置の第2の実施例について
図4を参照して説明する。この実施例装置は、制御主体
11を根とし、各バス等12a〜12dに階層構造を成
すようにインターフェース装置51,52,…、51
1,521,…が接続され、これらインターフェース装
置51,52,…、511,521,…を分岐点として
多数の入出力装置131,132,…、1311,13
12,1321,1322,…がツリー状に配置された
構成となっている。
【0040】この装置においては、各インターフェース
装置51,52,…、511,521,…に固有符号が
割り付けられ、また各入出力装置131,132,…、
1311,1312,…にも第1の実施例と同様にそれ
ぞれ固有アドレスおよび固有符号が割り付けられてい
る。
【0041】従って、制御主体11は、図2とほぼ同一
のハード構成を有するが、特に対応表メモリ28にはイ
ンターフェース装置の固有符号,各入出力装置の固有ア
ドレスおよび固有符号の正常の組合せ対応関係が保存さ
れており、また例えばデータメモリ23には即時性基準
エリア23aが設けられ、当該エリア23aにはインタ
ーフェース装置を含む即時性基準データが確保されてい
る。
【0042】その他の構成および技術的な内容について
も第1の実施例とほぼ同様な考えに立つものである。従
って、以上のような実施例の構成によれば、制御主体1
1からある入出力装置例えば1311のアドレスを指定
してアドレス信号バス12dに送出すると、このアドレ
スデータはインターフェース装置51−インターフェー
ス装置511を通って入出力装置1311に到達し、当
該入出力装置1311はその到達アドレスの判定結果か
ら自己のアドレスであると判定したとき、応答信号およ
び自己固有の応答符号を返送する。
【0043】このとき、制御主体11から入出力装置1
311に至る経路上に存在するインターフェース装置5
1,511からも自己の固有符号がそれぞれ送出される
ので、これら装置51,511,1311の位置関係か
ら、各応答符号バス12d,12d1,12d11上に
は図5に示すようなタイミングをもって応答符号が現れ
ることになる。つまり、制御主体11に近い方の装置5
1,511,1311の順番で順次自己の固有符号が出
力される。その結果、先ず、最初にインターフェース装
置51からの応答符号が応答符号バス12dに現れ、引
き続き、インターフェース装置511からの応答符号が
応答符号バス12d1,12dに現れる。ゆえに、応答
符号バス12dには装置51,511の両符号の合成し
た新しい符号が現れる。さらに、次の時間のタイミング
で入出力装置1311からの応答符号が応答符号バス1
2d11,12d1,12dに順次現れる。ゆえに、制
御主体11に接続されている応答符号バス12dには、
時間的には装置51のみの応答符号、装置51,511
の合成応答符号、装置51,511,1311の合成応
答符号の順番に現れる。
【0044】従って、制御主体11のインターフェース
24にて装置51,511,1311の応答符号に変換
すれば、演算制御部21では、第1の実施例と同様の手
段、つまり正常組合せ判定手段21Bを用いて正常終
了,異常終了を判定し、また判定結果保持手段21Cに
てその判定結果のフラグをデータメモリ23に登録する
とともに、異常判定時にはインターフェース装置および
入出力装置に関係する各種のデータを登録する。そし
て、異常判定時、即時性を有する場合には割り込み等に
より異常解析処理手段21dを用いて各種データを表示
装置30に表示し、異常の解析を行い、即時性を有しな
い場合には適宜な時期に同様の処理を行って異常の解析
を行う。
【0045】なお、異常の解析にあたっては、過去の経
験等を考慮に入れたプログラムデータを用いて行っても
よい。従って、第2の実施例の装置によれば、多数の入
出力装置が階層構造をなすインターフェース装置を介し
てツリー状に配置され、かつ、これら各インターフェー
ス装置に固有の符号を割り当て、入出力装置にも前述と
同様に固有アドレスおよび固有符号を割り当てたので、
制御主体11では、ある入出力装置例えば1311を特
定してアドレスを送出した後、経由すべきインターフェ
ース装置51,511と該当する入出力装置1311と
からそれぞれ固有の符号が返ってくるかを判断すれば、
例えば経由すべきはずでないインターフェース装置を通
った場合には対応表メモリ28の符号およびアドレスか
ら異常終了と判定できる。
【0046】また、異常の解析処理にあっては、符号と
アドレスの組合せからどの入出力装置が誤って応答した
か、或いは経路上のどこで異常が発生したかを容易に特
定することが可能となる。
【0047】よって、何れの入出力装置が異常であるか
否かを即時に判定できるので、故障が発生したときの原
因究明と異常の回復までの時間を大幅に短縮でき、装置
全体の高信頼性を確保できる。
【0048】なお、上記実施例では、図2にハード構成
の一例を示したが、これに限定されるものではない。ま
た、即時性基準データに基づいて直ちに異常解析を行う
ようにしたが、例えば即時性基準データを持たずに異常
と判定されたとき一律に異常解析を行ってもよく、或い
は一律に適宜なときに異常解析を行ってもよい。その
他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、制
御主体からの指定が該当する入出力系に到達したか、ま
た制御主体から指定した入出力系が正常または異常であ
るかを確実に判定でき、異常判定時には迅速に異常解析
の結果に基づいて適切な処置を取り得、異常の原因究明
と異常回復までの時間を大幅に短縮できる。これによっ
て、多数の入出力系を確実、かつ、高い信頼性をもって
監視できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる入出力系選択監視装置の第1の
実施例を示す構成図。
【図2】入出力系選択監視装置の構成要素である制御主
体のハード構成を示す一具体例図。
【図3】図1に示す装置の応答タイミング図。
【図4】本発明に係わる入出力系選択監視装置の第2の
実施例を示す構成図。
【図5】図4に示す装置の応答タイミング図。
【図6】従来装置の構成図。
【図7】制御主体と入出力装置との接続状態を説明する
図。
【図8】図6に示す装置の応答タイミング図。
【符号の説明】
11…制御主体、12a…アドレス信号バス、12b…
データ信号バス、12c…応答信号線、12d…応答符
号バス、13a,13b…,131,132、…,13
11,1321,… …入出力装置(入出力系)、14
a,14b……外部機器、21…演算制御部、21A…
対応関係確認保持手段、21B…正常組合せ判定手段、
21C…判定結果保持手段、21D…異常解析処理手
段、23…デーメモリ、23a…即時性基準データエリ
ア、28…対応表メモリ、51,52,…,511,5
21,… …インターフェース装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御主体に固有アドレスをもった1つ以
    上の入力装置,出力装置,入出力装置等の入出力系が接
    続され、前記制御主体からアドレスを指定してある特定
    の入出力系を選択する入出力系選択監視装置において、 前記各入出力系は、前記固有アドレスの他、固有符号が
    割り当てられ、 前記制御主体は、予め前記各入出力系の固有アドレスと
    固有符号との対応関係を規定する対応表メモリと、異常
    時の即時性を判断する即時性基準データを保存するメモ
    リと、前記アドレスの指定に対する前記入出力系側から
    返ってくる固有符号の有無の他、この固有符号有りの場
    合には前記対応表メモリの固有アドレスと固有符号との
    対応関係から、前記指定アドレスに該当する入出力系に
    係わる異常の有無を判定する正常組合せ判定手段と、こ
    の正常組合せ判定手段によって異常と判定したとき、前
    記入出力系側から返ってくる符号や符号無しの状態から
    異常解析を行う異常解析処理手段とを有することを特徴
    とする入出力系選択監視装置。
  2. 【請求項2】 制御主体に階層構造のインターフェース
    装置を分岐点として固有アドレスをもった1つ以上の入
    力装置,出力装置,入出力装置等の入出力系がツリー状
    に接続され、前記制御主体からアドレスを指定してある
    特定の入出力系を選択する入出力系選択監視装置におい
    て、 前記各インターフェース装置は、固有通過応答符号が割
    り当てられ、 前記各入出力系は、前記固有アドレスの他、固有符号が
    割り当てられ、 前記制御主体は、予め経由すべき前記インターフェース
    装置の固有通過応答符号と前記各入出力系の固有アドレ
    スと固有符号との対応関係を規定する対応表メモリと、
    前記アドレスの指定に対する前記インターフェース装置
    側から返ってくる固有通過応答符号の有無および前記入
    出力系側からの固有符号の有無の他、当該固有通過応答
    符号有りおよび当該固有符号有りの場合には前記対応表
    メモリの固有通過応答符号、固有アドレスおよび固有符
    号との対応関係から、前記指定アドレスに該当する入出
    力系に係わる異常の有無を判定する判定手段とを有する
    ことを特徴とする入出力系選択監視装置。
JP5200814A 1993-08-12 1993-08-12 入出力系選択監視装置 Pending JPH0756776A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08315727A (ja) * 1996-07-01 1996-11-29 Hitachi Ltd 受像管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08315727A (ja) * 1996-07-01 1996-11-29 Hitachi Ltd 受像管

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