JPH1074169A - 分散型異常表示装置 - Google Patents
分散型異常表示装置Info
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- JPH1074169A JPH1074169A JP9156618A JP15661897A JPH1074169A JP H1074169 A JPH1074169 A JP H1074169A JP 9156618 A JP9156618 A JP 9156618A JP 15661897 A JP15661897 A JP 15661897A JP H1074169 A JPH1074169 A JP H1074169A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビル管理システムの様に、多数のI/O ユニッ
トがビル内の現場に散在して配置されている場合のI/O
ユニットと該I/O ユニットを中央処理装置に接続するバ
スの異常を検出する情報処理システムの分散型異常表示
装置に於いて、保守員による障害の切りわけ、復旧作業
を、よりシンプルに誰でも容易に迅速、正確に行える方
式が望まれる。 【解決手段】 多数の入出力ユニットと該入出力ユニッ
トを中央処理装置に接続するバスの異常を検出する情報
処理システムの分散型異常表示装置に於いて、同一であ
るべきデータ内容を比較して異常を検出する異常検出手
段を備えた入出力ユニットと、異常検出のためのデータ
を前記各入出力ユニットの異常検出手段に周期的に送り
異常をチェックする巡回チェック手段と、前記入出力ユ
ニットのアドレスと論理的接続状態を記憶するアドレス
管理手段とを備えることにより課題を解決する。
トがビル内の現場に散在して配置されている場合のI/O
ユニットと該I/O ユニットを中央処理装置に接続するバ
スの異常を検出する情報処理システムの分散型異常表示
装置に於いて、保守員による障害の切りわけ、復旧作業
を、よりシンプルに誰でも容易に迅速、正確に行える方
式が望まれる。 【解決手段】 多数の入出力ユニットと該入出力ユニッ
トを中央処理装置に接続するバスの異常を検出する情報
処理システムの分散型異常表示装置に於いて、同一であ
るべきデータ内容を比較して異常を検出する異常検出手
段を備えた入出力ユニットと、異常検出のためのデータ
を前記各入出力ユニットの異常検出手段に周期的に送り
異常をチェックする巡回チェック手段と、前記入出力ユ
ニットのアドレスと論理的接続状態を記憶するアドレス
管理手段とを備えることにより課題を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビル管理シ
ステムや各種制御システムなどの様に、多数の監視ポイ
ントや制御ポイントを持つコンピュータシステムに於い
て、運用開始後に於ける特にバス及び入出力制御系ユニ
ット( 以下I/O ユニットと称す) の障害箇所を早期に切
りわけし、速やかな復旧作業を可能とする技術に関す
る。
ステムや各種制御システムなどの様に、多数の監視ポイ
ントや制御ポイントを持つコンピュータシステムに於い
て、運用開始後に於ける特にバス及び入出力制御系ユニ
ット( 以下I/O ユニットと称す) の障害箇所を早期に切
りわけし、速やかな復旧作業を可能とする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】数百、数千にも及ぶ多数の監視ポイント
や制御ポイントを接続したコンピュータシステムに於い
ては、それ等入出力ポイント(I/O装置) である例えば火
災報知機、空調機センサーなどを接続して、これ等を監
視又は制御するI/O ユニット(実体はプリント板) の数
も膨大になり、又中央処理装置( 以下CPU と称す) と当
I/O ユニットを接続するバス配線も大規模化する。
や制御ポイントを接続したコンピュータシステムに於い
ては、それ等入出力ポイント(I/O装置) である例えば火
災報知機、空調機センサーなどを接続して、これ等を監
視又は制御するI/O ユニット(実体はプリント板) の数
も膨大になり、又中央処理装置( 以下CPU と称す) と当
I/O ユニットを接続するバス配線も大規模化する。
【0003】この様なコンピュータシステムに於いてI/
O ユニット或いはバスに異常( 故障、障害) 、例えばパ
リティエラーが発生し検出された場合には、通常CPU に
対して異常割り込み信号が上がり、これを受けたCPU
は、当該異常割り込みの解析、処理をオペレーティング
システム( 以下OSと称す) へ依頼し、OSは、エラーロギ
ング情報などをCPU のメモリ上に採取、障害状況を解析
し、障害の疑いのあるユニットをシステムから切り離す
等の処理を行い、これ等情報をディスプレイなどの表示
装置上に表示してオペレータへ異常通知すると同時に、
これを保守員の異常復旧のための保守情報としているの
が一般的である。
O ユニット或いはバスに異常( 故障、障害) 、例えばパ
リティエラーが発生し検出された場合には、通常CPU に
対して異常割り込み信号が上がり、これを受けたCPU
は、当該異常割り込みの解析、処理をオペレーティング
システム( 以下OSと称す) へ依頼し、OSは、エラーロギ
ング情報などをCPU のメモリ上に採取、障害状況を解析
し、障害の疑いのあるユニットをシステムから切り離す
等の処理を行い、これ等情報をディスプレイなどの表示
装置上に表示してオペレータへ異常通知すると同時に、
これを保守員の異常復旧のための保守情報としているの
が一般的である。
【0004】そして例えばビル管理システムの様に、多
数のI/O ユニットがビル内の現場に散在して配置されて
いる場合の復旧作業は、中央のディスプレイの表示を見
るオペレータと現場に出向いた保守員との間で、障害情
報に関するコミュニケーションを交わし、試行錯誤を繰
り返しながら障害の切りわけ、復旧作業を行っている。
数のI/O ユニットがビル内の現場に散在して配置されて
いる場合の復旧作業は、中央のディスプレイの表示を見
るオペレータと現場に出向いた保守員との間で、障害情
報に関するコミュニケーションを交わし、試行錯誤を繰
り返しながら障害の切りわけ、復旧作業を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に現方式では、
CPU 又はOSと言った中央部で異常検出に伴う処理が行わ
れ、その結果として、エラーロギング等の保守情報をデ
ィスプレイ上に表示しているが、その後の保守員による
現場の復旧作業を考えると、前述の如く、オペレータと
の間でコミュニケーションを取りながら作業を進めると
言った、煩わしく煩雑で作業ミスが起こり易い環境であ
り、よりシンプルな保守作業の迅速性、正確性の向上が
望まれる。
CPU 又はOSと言った中央部で異常検出に伴う処理が行わ
れ、その結果として、エラーロギング等の保守情報をデ
ィスプレイ上に表示しているが、その後の保守員による
現場の復旧作業を考えると、前述の如く、オペレータと
の間でコミュニケーションを取りながら作業を進めると
言った、煩わしく煩雑で作業ミスが起こり易い環境であ
り、よりシンプルな保守作業の迅速性、正確性の向上が
望まれる。
【0006】本発明はこのような点にかんがみて、異常
検出・通知機能を各I/O ユニットに分散配置した、より
積極的な異常検出・通知手段を提供し、速やかで正確な
保守作業を可能とすることを目的とする。
検出・通知機能を各I/O ユニットに分散配置した、より
積極的な異常検出・通知手段を提供し、速やかで正確な
保守作業を可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の如く
に構成された分散型異常表示装置によって解決される。
に構成された分散型異常表示装置によって解決される。
【0008】図1は、本発明の原理図である。即ち多数
の入出力ユニットと該入出力ユニットを中央処理装置に
接続するバスの異常を検出する情報処理システムの分散
型異常表示装置に於いて、同一であるべきデータ内容を
比較して異常を検出する異常検出手段を備えた入出力ユ
ニットと、異常検出のためのデータを前記各入出力ユニ
ットの異常検出手段に周期的に送り異常をチェックする
巡回チェック手段と、前記入出力ユニットのアドレスと
論理的接続状態を記憶するアドレス管理手段とを備える
ことにより、より積極的な異常検出と外部への通知が可
能となり、速やかで正確な保守作業を実現することが出
来る。
の入出力ユニットと該入出力ユニットを中央処理装置に
接続するバスの異常を検出する情報処理システムの分散
型異常表示装置に於いて、同一であるべきデータ内容を
比較して異常を検出する異常検出手段を備えた入出力ユ
ニットと、異常検出のためのデータを前記各入出力ユニ
ットの異常検出手段に周期的に送り異常をチェックする
巡回チェック手段と、前記入出力ユニットのアドレスと
論理的接続状態を記憶するアドレス管理手段とを備える
ことにより、より積極的な異常検出と外部への通知が可
能となり、速やかで正確な保守作業を実現することが出
来る。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、本発明実施の形態のシス
テム構成図であり、例えばビルの防災、空調、照明、衛
生などの各種設備センサを監視し異常を検出するシステ
ム等に利用される。
テム構成図であり、例えばビルの防災、空調、照明、衛
生などの各種設備センサを監視し異常を検出するシステ
ム等に利用される。
【0010】中央処理装置(CPU)40 と、多数の監視ポイ
ント( センサ) をセンサ種別や設置場所により分担して
管理・制御する複数の入出力(I/O) ユニット30は、いも
ずる形式で各々アドレスバス10とデータバス20により接
続されている。
ント( センサ) をセンサ種別や設置場所により分担して
管理・制御する複数の入出力(I/O) ユニット30は、いも
ずる形式で各々アドレスバス10とデータバス20により接
続されている。
【0011】又、CPU には、同図では省略しているが、
補助記憶装置としての磁気記憶装置も含めたハードウエ
ア内に、各種割り込み処理やメインメモリ、入出力装置
などのシステム資源を統括管理・制御するオペレーティ
ングシステム(OS)50及び当OSのもとで動作する各種アプ
リケーション・プログラムなどが記憶・格納されてお
り、必要に応じてこれ等ソフトウエア( プログラム/ テ
ーブルなどデータ類を含む) は、メインメモリ上で動作
するものである。尚、当実施例で関係するソフトウエア
としては、I/O ユニット巡回チェックプログラム60とI/
O ユニットアドレス管理テーブル70が存在し、全体とし
ては以上の要素から本発明は構成されている。
補助記憶装置としての磁気記憶装置も含めたハードウエ
ア内に、各種割り込み処理やメインメモリ、入出力装置
などのシステム資源を統括管理・制御するオペレーティ
ングシステム(OS)50及び当OSのもとで動作する各種アプ
リケーション・プログラムなどが記憶・格納されてお
り、必要に応じてこれ等ソフトウエア( プログラム/ テ
ーブルなどデータ類を含む) は、メインメモリ上で動作
するものである。尚、当実施例で関係するソフトウエア
としては、I/O ユニット巡回チェックプログラム60とI/
O ユニットアドレス管理テーブル70が存在し、全体とし
ては以上の要素から本発明は構成されている。
【0012】以下ソフトウエアとして構成されるI/O ユ
ニット巡回チェックプログラム、I/O ユニットアドレス
管理テーブル、及びハードウエアとして構成されるI/O
ユニットについて詳細に説明する。
ニット巡回チェックプログラム、I/O ユニットアドレス
管理テーブル、及びハードウエアとして構成されるI/O
ユニットについて詳細に説明する。
【0013】先ず、I/O ユニットに対する巡回チェック
手段としての巡回チェックプログラムであるが、当プロ
グラムは、アドレス管理テーブルを参照しながらI/O ユ
ニットを順にサーチし、前述のアドレスバス、データバ
ス、及び複数のI/O ユニットの異常を検出するため、各
I/O ユニットに対し固定のデータを送出したり、後述の
I/O ユニット内レジスタの読み出し回路異常を検出した
り、障害と判定されたI/O ユニットについてアドレス管
理テーブル上でOFF セット( システムからの論理的切り
離し) したり、或いは、エラーロギング情報などの異常
検出情報をディスプレイ表示する機能を果たすもので、
オペレータにより起動されると全I/O について周期的に
数回サーチを繰り返す。
手段としての巡回チェックプログラムであるが、当プロ
グラムは、アドレス管理テーブルを参照しながらI/O ユ
ニットを順にサーチし、前述のアドレスバス、データバ
ス、及び複数のI/O ユニットの異常を検出するため、各
I/O ユニットに対し固定のデータを送出したり、後述の
I/O ユニット内レジスタの読み出し回路異常を検出した
り、障害と判定されたI/O ユニットについてアドレス管
理テーブル上でOFF セット( システムからの論理的切り
離し) したり、或いは、エラーロギング情報などの異常
検出情報をディスプレイ表示する機能を果たすもので、
オペレータにより起動されると全I/O について周期的に
数回サーチを繰り返す。
【0014】次にI/O ユニットアドレス管理手段として
のアドレス管理テーブルであるが、図3にその概要を示
しており、各I/O ユニット親アドレスの下で各レジスタ
にも子アドレスが付けられ、親アドレス単位でOSとの論
理的接続状態を示す表示を持ち、ONは論理的に接続され
た状態を示し、OFF は、切り離された状態を示す。
のアドレス管理テーブルであるが、図3にその概要を示
しており、各I/O ユニット親アドレスの下で各レジスタ
にも子アドレスが付けられ、親アドレス単位でOSとの論
理的接続状態を示す表示を持ち、ONは論理的に接続され
た状態を示し、OFF は、切り離された状態を示す。
【0015】続いてハードウエアで構成されるI/O ユニ
ット30であるが、図2に示す様にハードウエア的な固定
値を持つ二つのレジスタ、即ち第一固定値レジスタ31-1
には、16進数の『5A5A』を、第二固定値レジスタ
31-2には、16進数の『A5A5』を設定しておき、前
述の巡回チェックプログラムから送られてきた固定のデ
ータ、即ち第一、第二固定値レジスタに設定されている
『5A5A』と『A5A5』の同値をチェック用レジス
タ32に順次セットする。
ット30であるが、図2に示す様にハードウエア的な固定
値を持つ二つのレジスタ、即ち第一固定値レジスタ31-1
には、16進数の『5A5A』を、第二固定値レジスタ
31-2には、16進数の『A5A5』を設定しておき、前
述の巡回チェックプログラムから送られてきた固定のデ
ータ、即ち第一、第二固定値レジスタに設定されている
『5A5A』と『A5A5』の同値をチェック用レジス
タ32に順次セットする。
【0016】そして内容比較回路33で先ず、第一固定値
レジスタの内容『5A5A』について同値か否かを比
較、同様に第二固定値レジスタの内容『A5A5』につ
いても比較を行い、いずれか一方でも不一致であれば異
常として異常通知回路35へ通知され、異常を示すランプ
点灯36を行うと同時にCPU に対して異常割り込みをかけ
て通知し、又、いずれも一致していれば、正常としてW
DT( ウオッチドッグタイマ) をリセットするもので、
これがI/O ユニット異常チェックの基本的動作である。
尚、第一、第二固定値レジスタの内容に各々16進数の
『5A5A』と『A5A5』を設定しているが、これは
2 バイトの全ビットを2 回に分けてチェックするためで
ある。
レジスタの内容『5A5A』について同値か否かを比
較、同様に第二固定値レジスタの内容『A5A5』につ
いても比較を行い、いずれか一方でも不一致であれば異
常として異常通知回路35へ通知され、異常を示すランプ
点灯36を行うと同時にCPU に対して異常割り込みをかけ
て通知し、又、いずれも一致していれば、正常としてW
DT( ウオッチドッグタイマ) をリセットするもので、
これがI/O ユニット異常チェックの基本的動作である。
尚、第一、第二固定値レジスタの内容に各々16進数の
『5A5A』と『A5A5』を設定しているが、これは
2 バイトの全ビットを2 回に分けてチェックするためで
ある。
【0017】以上が従来のハードウエア異常チェック(
主にパリティーチェック) に付加された異常チェック機
構の構成並びに仕組みであり、これにより2 ビット化け
などの異常もチェック可能となる等、異常のより積極的
な検出を行おうとするものである。
主にパリティーチェック) に付加された異常チェック機
構の構成並びに仕組みであり、これにより2 ビット化け
などの異常もチェック可能となる等、異常のより積極的
な検出を行おうとするものである。
【0018】これ等処理手順をフローチャート化したも
のが、図4と図5である。先ず、図4のステップ100 に
於いて巡回チェックプログラムをオペレータの指示、或
いは時間指定により起動し、最初にステップ101 で全W
DTをリセットする。
のが、図4と図5である。先ず、図4のステップ100 に
於いて巡回チェックプログラムをオペレータの指示、或
いは時間指定により起動し、最初にステップ101 で全W
DTをリセットする。
【0019】次に、ステップ102 に於いて、或るI/O ユ
ニットの第一、第二固定値レジスタアドレスを順次指定
して、ステップ103 にて第一、第二固定値レジスタの内
容を順次巡回チェックプログラム内に読み込んでくる。
そしてこの読み込んできた第一、第二レジスタ内容と巡
回チェックプログラム内に予め記憶されている固定値定
数『5A5A』及び『A5A5』とをステップ104 で順
次比較して、いずれか一方でも不一致の場合は、ステッ
プ105 でI/O ユニットの読み込み回路異常の疑いと判定
し、巡回チェックプログラムはステップ106 で当該I/O
ユニットをアドレス管理テーブル上でOFFセット( 論
理的切断) して、以降当該I/O ユニットにはアクセスが
出来ない様にすると同時に、異常をディスプレイ表示し
てステップ114 で次のI/O ユニットチェックへ進む。
尚、当ケースのI/O ユニットに対しては、次周期のI/O
ユニットサーチに於いてアドレス指定を跳ばされるた
め、当該I/O ユニットのWDTがタイムオーバとなるケ
ースで、後述の図5のステップ122 に相当する。
ニットの第一、第二固定値レジスタアドレスを順次指定
して、ステップ103 にて第一、第二固定値レジスタの内
容を順次巡回チェックプログラム内に読み込んでくる。
そしてこの読み込んできた第一、第二レジスタ内容と巡
回チェックプログラム内に予め記憶されている固定値定
数『5A5A』及び『A5A5』とをステップ104 で順
次比較して、いずれか一方でも不一致の場合は、ステッ
プ105 でI/O ユニットの読み込み回路異常の疑いと判定
し、巡回チェックプログラムはステップ106 で当該I/O
ユニットをアドレス管理テーブル上でOFFセット( 論
理的切断) して、以降当該I/O ユニットにはアクセスが
出来ない様にすると同時に、異常をディスプレイ表示し
てステップ114 で次のI/O ユニットチェックへ進む。
尚、当ケースのI/O ユニットに対しては、次周期のI/O
ユニットサーチに於いてアドレス指定を跳ばされるた
め、当該I/O ユニットのWDTがタイムオーバとなるケ
ースで、後述の図5のステップ122 に相当する。
【0020】一方、ステップ104 の比較の結果、一致し
ていた場合は、次のチェックとしてステップ107 で当該
I/O ユニットのチェック用レジスタアドレスを指定し
て、ステップ108 とステップ109 で当チェック用レジス
タへ各々第一の固定データ『5A5A』、及び第二の固
定データ『A5A5』を順次巡回チェックプログラムか
ら書き込む。その後、ステップ110 で第一固定値レジス
タの内容『5A5A』と、第一の固定データがセットさ
れたチェック用レジスタの内容とを比較、同様に第二固
定値レジスタの内容『A5A5』と、第二の固定データ
がセットされたチェック用レジスタの内容とを比較し、
いずれか一方でも不一致であればステップ111 でデータ
バス又はI/O ユニットの書き込み回路異常の疑いと判定
してパネルランプを点灯すると同時にWDT を停止し、CP
U 割り込みをかけ、この割り込みを受けた巡回チェック
プログラムは、ステップ112 で当該I/O ユニットをアド
レス管理テーブル上でOFFセット( 論理的切断) する
と同時に、異常をディスプレイ表示してステップ114 で
次のI/O ユニットチェックへ進む。
ていた場合は、次のチェックとしてステップ107 で当該
I/O ユニットのチェック用レジスタアドレスを指定し
て、ステップ108 とステップ109 で当チェック用レジス
タへ各々第一の固定データ『5A5A』、及び第二の固
定データ『A5A5』を順次巡回チェックプログラムか
ら書き込む。その後、ステップ110 で第一固定値レジス
タの内容『5A5A』と、第一の固定データがセットさ
れたチェック用レジスタの内容とを比較、同様に第二固
定値レジスタの内容『A5A5』と、第二の固定データ
がセットされたチェック用レジスタの内容とを比較し、
いずれか一方でも不一致であればステップ111 でデータ
バス又はI/O ユニットの書き込み回路異常の疑いと判定
してパネルランプを点灯すると同時にWDT を停止し、CP
U 割り込みをかけ、この割り込みを受けた巡回チェック
プログラムは、ステップ112 で当該I/O ユニットをアド
レス管理テーブル上でOFFセット( 論理的切断) する
と同時に、異常をディスプレイ表示してステップ114 で
次のI/O ユニットチェックへ進む。
【0021】又、ステップ110 の比較の結果、一致して
いた場合、即ち正常の時は、WDTをリセットしてステ
ップ114 の次のI/O ユニットチェックへ進む。次にWD
Tのタイムオーバによる処理手順について図5により説
明するが、このWDTのタイムオーバまでの時間T2と前
記巡回チェックプログラムが起動された後のチェック繰
り返し周期T1との関係は、T2>T1となる様に設定する。
いた場合、即ち正常の時は、WDTをリセットしてステ
ップ114 の次のI/O ユニットチェックへ進む。次にWD
Tのタイムオーバによる処理手順について図5により説
明するが、このWDTのタイムオーバまでの時間T2と前
記巡回チェックプログラムが起動された後のチェック繰
り返し周期T1との関係は、T2>T1となる様に設定する。
【0022】ステップ120 でWDTによるタイムオーバ
が検出されるケースには、ステップ121 のアドレス指定
時にアドレスバス異常で、アドレスが指定I/O ユニット
に届かない場合と、前述の図4のステップ104 に於いて
比較結果が不一致の場合、即ちステップ122 のI/O ユニ
ットの読み込み回路異常の場合とが疑われ、いずれの場
合も、ステップ123 により異常と判定してパネルランプ
を点灯すると同時に、CPU 割り込みがかかる。割り込み
を受けた巡回チェックプログラムは、アドレス管理テー
ブル上のOFFセット処理をする( I/O ユニットの読み
込み回路異常の場合には、既に処理済) と同時に、異常
をディスプレイ表示する。
が検出されるケースには、ステップ121 のアドレス指定
時にアドレスバス異常で、アドレスが指定I/O ユニット
に届かない場合と、前述の図4のステップ104 に於いて
比較結果が不一致の場合、即ちステップ122 のI/O ユニ
ットの読み込み回路異常の場合とが疑われ、いずれの場
合も、ステップ123 により異常と判定してパネルランプ
を点灯すると同時に、CPU 割り込みがかかる。割り込み
を受けた巡回チェックプログラムは、アドレス管理テー
ブル上のOFFセット処理をする( I/O ユニットの読み
込み回路異常の場合には、既に処理済) と同時に、異常
をディスプレイ表示する。
【0023】以上が本発明の巡回チェックプログラムと
異常検出手段付I/O ユニットのコンビネーションによる
異常検出と表示方式であるが、アドレスバス、データバ
ス或いはI/O ユニット内回路などの非論理的な異常を検
出し、障害箇所を切りわけ・特定する為には、システム
の中央部に表示されるディスプレイ表示情報、又は分散
配置された各I/O ユニットのランプ表示など外面に表れ
た異常情報を頼りに総合的な判断を行い、障害部位を絞
り込んで行く必要がある。
異常検出手段付I/O ユニットのコンビネーションによる
異常検出と表示方式であるが、アドレスバス、データバ
ス或いはI/O ユニット内回路などの非論理的な異常を検
出し、障害箇所を切りわけ・特定する為には、システム
の中央部に表示されるディスプレイ表示情報、又は分散
配置された各I/O ユニットのランプ表示など外面に表れ
た異常情報を頼りに総合的な判断を行い、障害部位を絞
り込んで行く必要がある。
【0024】本発明の各I/O ユニットに於ける分散型異
常検出とランプ表示を、現場の保守員が総合的に判断し
て、例えば個別のI/O ユニットのランプ表示であれば、
当該I/O ユニット内の回路異常と判断し、又或るI/O ユ
ニット以降に接続されたI/Oユニットのランプが全て点
灯している場合には、そのI/O ユニット以降を接続する
アドレスバス、又はデータバスの異常と判断して原因追
求するなど、従来になくシンプルで、誰にでも容易に異
常の切りわけが可能である。
常検出とランプ表示を、現場の保守員が総合的に判断し
て、例えば個別のI/O ユニットのランプ表示であれば、
当該I/O ユニット内の回路異常と判断し、又或るI/O ユ
ニット以降に接続されたI/Oユニットのランプが全て点
灯している場合には、そのI/O ユニット以降を接続する
アドレスバス、又はデータバスの異常と判断して原因追
求するなど、従来になくシンプルで、誰にでも容易に異
常の切りわけが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、より積極的な異常検出に努め、システム運用開
始後に於ける保守時に、ハードウエア・ユニットのどの
部位が障害かを誰にでも容易に判断出来る様になる上、
障害部位の切りわけから障害復旧迄に費やす時間の短縮
に大いに役立つという工業的効果がある。
よれば、より積極的な異常検出に努め、システム運用開
始後に於ける保守時に、ハードウエア・ユニットのどの
部位が障害かを誰にでも容易に判断出来る様になる上、
障害部位の切りわけから障害復旧迄に費やす時間の短縮
に大いに役立つという工業的効果がある。
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明実施形態のシステム構成図
【図3】 本発明実施形態のアドレス管理テーブル
【図4】 本発明実施形態の処理手順説明図−1
【図5】 本発明実施形態の処理手順説明図−2
10 アドレスバス 20 データバス 30 入出力(I/O) ユニット 31−1 第一固定値レジスタ 31−2 第二固定値レジスタ 32 チェック用レジスタ 33 内容比較回路 34 WDTリセット 35 異常通知回路 36 ランプ点灯 40 CPU 50 OS 60 I/O ユニット巡回チェックプログラム 70 I/O ユニットアドレス管理テーブル 100〜114 ステップ番号 120〜123 ステップ番号
Claims (6)
- 【請求項1】 多数の入出力ユニットと該入出力ユニッ
トを中央処理装置に接続するバスの異常を検出する情報
処理システムの分散型異常表示装置に於いて、 同一であるべきデータ内容を比較して異常を検出する異
常検出手段を備えた入出力ユニットと、 異常検出のためのデータを前記各入出力ユニットの異常
検出手段に周期的に送り異常をチェックする巡回チェッ
ク手段と、 前記入出力ユニットのアドレスと論理的接続状態を記憶
するアドレス管理手段と、を備えたことを特徴とする分
散型異常表示装置。 - 【請求項2】 前記入出力ユニットの異常検出手段とし
て、固定データをハードウエアで記憶する固定値レジス
タと、前記巡回チェック手段から送られてくるデータを
記憶するチェック用レジスタと、固定値レジスタとチェ
ック用レジスタの内容を比較する比較手段と、異常を外
部へ通知する異常通知手段とを備えたことを特徴とする
請求項1記載の分散型異常表示装置。 - 【請求項3】 前記異常検出手段として、所定の時間経
過により異常を外部へ通知するウオッチドッグタイマを
備えたことを特徴とする請求項2記載の分散型異常表示
装置。 - 【請求項4】 前記巡回チェック手段により前記固定値
レジスタの内容を読み込み、前記固定データと比較する
ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の分散型異
常表示装置。 - 【請求項5】 異常検出により当該入出力ユニットにラ
ンプ表示することを特徴とする請求項2乃至請求項4記
載の分散型異常表示装置。 - 【請求項6】 多数の入出力ユニットと該入出力ユニッ
トを中央処理装置に接続するバスの異常を検出させるプ
ログラムを記録した記録媒体であって、 同一であるべきデータ内容を比較して異常を検出する異
常検出機能を備えた入出力ユニットに、異常検出のため
のデータを周期的に送り異常をチェックする巡回チェッ
ク機能と、 前記入出力ユニットのアドレスと論理的接続状態を記憶
させるアドレス管理機能と、をコンピュータに実現させ
ることを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9156618A JPH1074169A (ja) | 1996-07-05 | 1997-06-13 | 分散型異常表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-176521 | 1996-07-05 | ||
JP17652196 | 1996-07-05 | ||
JP9156618A JPH1074169A (ja) | 1996-07-05 | 1997-06-13 | 分散型異常表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1074169A true JPH1074169A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=26484310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9156618A Withdrawn JPH1074169A (ja) | 1996-07-05 | 1997-06-13 | 分散型異常表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1074169A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9965418B2 (en) | 2015-06-10 | 2018-05-08 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device, semiconductor system including the same, control method of semiconductor device, and check list generation program |
-
1997
- 1997-06-13 JP JP9156618A patent/JPH1074169A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9965418B2 (en) | 2015-06-10 | 2018-05-08 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device, semiconductor system including the same, control method of semiconductor device, and check list generation program |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |