JPH0756576Y2 - 架空送電線のジャンパ装置 - Google Patents

架空送電線のジャンパ装置

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JPH0756576Y2
JPH0756576Y2 JP4230090U JP4230090U JPH0756576Y2 JP H0756576 Y2 JPH0756576 Y2 JP H0756576Y2 JP 4230090 U JP4230090 U JP 4230090U JP 4230090 U JP4230090 U JP 4230090U JP H0756576 Y2 JPH0756576 Y2 JP H0756576Y2
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pipes
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敏樹 榊原
忠史 井上
健夫 田中
健二 能村
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、剛性ジャンパロッドやジャンパ線添設用剛
性材等の水平体をヨークに吊持させるための吊架装置を
有する架空送電線のジャンパ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図において、架空送電線5は鉄塔7に碍子連6およ
びヨーク8を介して引き留められ、また鉄塔の両側(図
では片側だけを描いている)の架空送電線5は、ジャン
パ線4とその中間の剛性ジャンパロッドなどの水平体3
を介して相互に電気的に接続され、そして上記水平体3
(図示実施例では剛性ジャンパロッドからなるものが描
かれているが、この水平体は鉄塔両側の送電線5を互い
に電気的に接続する一連のジャンパ線4の中間部を支持
するジャンパ線添設用剛性材であってもよい)が上部吊
架体1と下部吊架体2とから成る吊架装置Sを介してヨ
ーク8に吊持されてジャンパ装置が構成されている。
上部吊架体1は第3図に示されるように、2本のパイプ
状の上部吊架管12,13を、長手方向に適宜の間隔をもっ
て配設された複数の足場材14により適宜の横方向間隔を
もって互いに平行に固定して、ちょうど梯子状に形成し
たものであり、その上端は上部の2連ヨーク11に連結さ
れている。
下部吊架体2は、上部吊架管12,13よりわずかに小径で
あってこの上部吊架管12,13内に出入自在な下部吊架管2
2,23を、長手方向に適宜の間隔をもって配設された少な
くとも1本の足場材101によって互いに平行に固定した
ものであり、その下端は下部の2連ヨーク21に連結され
ている。
上部吊架体1と下部吊架体2とは、上部吊架管12,13内
に下部吊架管22,23を出入進退させ、両吊架管に長手方
向に適宜の一定間隔をもって半径方向に貫通穿設された
多数のボルト孔27を互いに合致させてここにボルト28を
挿通することにより互いに固定され、上部吊架体1と下
部吊架体2とから成る吊架装置Sの全体としての長さの
調節が、したがって第4図に示す絶縁間隔Hの調節が計
られるものである。
またこの吊架装置Sは上,下部吊架体1,2ともに足場材
を有する梯子構造であって、作業員のジャンパ装置まわ
りの移動にも利用されるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
吊架装置Sとしての全体の長さを調節するためには下部
吊架体2の互いに平行な下部吊架管22,23を対応する上
部吊架管12,13内に出入進退させなければならない。
一般に1本のパイプに、その内径よりわずかに小さい外
径を有する別のパイプをテレスコープ式に出入進退させ
ようとする場合は両パイプの中心軸線を正確に一致させ
なければスムースな進退滑動は困難である。そうでない
場合は大径パイプの内壁面と小径パイプの外周面との間
が俗に「こじり合う」関係になって全く進退できないも
のとなる。
第3図に示す従来の吊架装置Sの場合は、2本の下部吊
架管22,23が足場材101によって相対的に軸方向に動かな
いように互いに連結されているため、これら2本の下部
吊架管22,23を相手方の2本の上部吊架管12,13内に同時
に出入進退させなければならず、そのため上述のテレス
コープ式調節がさらに難しく、上,下のそれぞれ2本の
吊架管が互いに正確に平行であっても、実際の出入進退
作業は非常にやりにくいものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上述の課題を解決するためになされたもので
あって、1対のパイプ状の上部吊架管を複数の足場材に
よって互いに平行にかつ適宜の横方向間隔をもって離隔
固定してなる上部吊架体と、前記各上部吊架管内に出入
自在な1対の下部吊架管を有する下部吊架体とから成る
吊架装置を介して水平体をヨークに吊持させてなるジャ
ンパ装置において、前記1対の下部吊架管が、枢軸を回
動中心として両下部吊架管の軸線を含む平面において回
動自在とされた少なくとも1本の足場材により、前記1
対の上部吊架管の横方向間隔と等しい間隔をもって相互
に連結されている架空送電線のジャンパ装置である。
〔作用〕
2本の下部吊架管はそれらを互いに連結する足場材に対
してそれら下部吊架管の中心軸線を含む平面においてそ
れぞれ回動可能なため、つまり両下部吊架管が互いに軸
方向に相対的に動き得るため、一方の下部吊架管を他方
の下部吊架管によって固定的に拘束することなく上部吊
架管に対して出入進退させることができ、また2本の下
部吊架管間の距離も可変となるためその下部吊架管の中
心軸線を上部吊架管のそれに対して合致させるような調
節も可能となる。
〔実施例〕
第1図および第2図を参照してこの考案に係る架空送電
線のジャンパ装置の要部である吊架装置の一実施例を説
明する。
吊架装置Sを構成する上部吊架体1と下部吊架体2の詳
細構成の説明は第3図を参照して説明した従来技術の項
において十分に明白にしたのでここでは省略する。
第2図に明示されるように一方の下部吊架管22はボルト
等の枢軸25によって足場材24の一端に回動可能に取りつ
けられ、他方の下部吊架管23がボルト等の枢軸26によっ
て足場材24の他端に回動可能に取りつけられている。し
たがって両下部吊架管22および23はそれらの中心軸線を
含む平面においてそれぞれ枢軸25,26を回動中心として
回動可能であり、互いに軸方向に相対的に動き得るもの
である。なお、足場材24の長さとしては、足場材24が上
部吊架体の足場材14と平行になるとき、下部吊架管22,2
3の間隔が上部吊架管12,13の間隔に等しくなるような長
さに選定される。
このような足場材24は、下部吊架管22,23の長手方向に
適宜の間隔をおいて複数個あってもよく、この場合下部
吊架管22,23と複数の足場材24とは平行四辺形リンクを
形成することになる。
また、対応する上,下の吊架管には長手方向に適宜の小
間隔をもって半径方向に貫通する多数のボルト孔27が穿
設され、ここにボルト28を挿通することによって両者の
長手方向の相対移動が抑止されて互いに固定されるもの
である。
〔考案の効果〕
本考案はこのような構成を有する結果、一方の下部吊架
管を足場材に対して第1図において斜交させることによ
ってその一方の下部吊架管だけをその軸線方向に移動さ
せることができると共に、その移動によってその下部吊
架管の他方の下部吊架管からの横方向間隔を小さくする
こともでき、小さい移動範囲内であれば全く1本だけの
下部吊架管を扱うのと同等に容易に扱うことができ、こ
うして2本の下部吊架管を交互に動かすことにより1本
の下部吊架管だけを取扱うのとほぼ同じ容易さをもって
それぞれの上部吊架管に対して出入進退させて吊架装置
としての全体の長さを楽に調節することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の要部の一実施例を示す平面図、第2
図は第1図のII−II線による断面拡大図、第3図は第1
図と対応する従来構造を示す平面図、第4図は架空送電
線のジャンパ装置を説明する側面図である。 1…上部吊架体、2…下部吊架体、3…水平体、12,13
…上部吊架管、14…上部吊架管の足場材、22,23…下部
吊架管、24…下部吊架管の足場材、25,26…枢軸、8…
ヨーク、S…吊架装置。
フロントページの続き (72)考案者 能村 健二 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−103219(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対のパイプ状の上部吊架管(12,13)を
    複数の足場材(14)によって互いに平行にかつ適宜の横
    方向間隔をもって離隔固定してなる上部吊架体(1)
    と、前記各上部吊架管(12,13)内に出入自在な1対の
    下部吊架管(22,23)を有する下部吊架体(2)とから
    成る吊架装置(S)を介して水平体(3)をヨーク
    (8)に吊持させてなるジャンパ装置において、前記1
    対の下部吊架管(22,23)が、枢軸(25,26)を回動中心
    として両下部吊架管(22,23)の軸線を含む平面におい
    て回動自在とされた少なくとも1本の足場材(24)によ
    り、前記1対の上部吊架管(12,13)の横方向間隔と等
    しい間隔をもって相互に連結されていることを特徴とす
    る架空送電線のジャンパ装置。
JP4230090U 1990-04-20 1990-04-20 架空送電線のジャンパ装置 Expired - Fee Related JPH0756576Y2 (ja)

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JPH042929U JPH042929U (ja) 1992-01-10
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