JPH0756458Y2 - 伸縮展開式観覧席の台車制動装置 - Google Patents
伸縮展開式観覧席の台車制動装置Info
- Publication number
- JPH0756458Y2 JPH0756458Y2 JP7282592U JP7282592U JPH0756458Y2 JP H0756458 Y2 JPH0756458 Y2 JP H0756458Y2 JP 7282592 U JP7282592 U JP 7282592U JP 7282592 U JP7282592 U JP 7282592U JP H0756458 Y2 JPH0756458 Y2 JP H0756458Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- cam
- bogie
- shaped arm
- slide frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スカ−ト板の回動に連
動して台車輪の制動およびその解除ができる伸縮展開式
観覧席の台車制動装置に関する。
動して台車輪の制動およびその解除ができる伸縮展開式
観覧席の台車制動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、実公平1−42610号公報に
見られるように、それぞれ高さの異なる座席を有する各
台車を階段状に引出して展開させたり最上段座席の下方
に下方各座席を重なるよう収納自在に配備するととも
に、1段目台車の前方下部には安全用のスカ−ト板を回
動自在に枢着して構成する伸縮展開式観覧席において、
スカ−ト板を垂下させた状態で、ブレ−キ板を両車輪の
側面に撓ませながら圧接させて制動状態にすることは知
られている。
見られるように、それぞれ高さの異なる座席を有する各
台車を階段状に引出して展開させたり最上段座席の下方
に下方各座席を重なるよう収納自在に配備するととも
に、1段目台車の前方下部には安全用のスカ−ト板を回
動自在に枢着して構成する伸縮展開式観覧席において、
スカ−ト板を垂下させた状態で、ブレ−キ板を両車輪の
側面に撓ませながら圧接させて制動状態にすることは知
られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなブレ−キ板の圧接では制動が充分でなく、また、制
動が解除された場合、ブレ−キ板が正確に復元されなか
ったりすると、車輪の走行抵抗になってしまい、制動お
よびその解除性能が必ずしも良くない、といった不具合
を呈している。
うなブレ−キ板の圧接では制動が充分でなく、また、制
動が解除された場合、ブレ−キ板が正確に復元されなか
ったりすると、車輪の走行抵抗になってしまい、制動お
よびその解除性能が必ずしも良くない、といった不具合
を呈している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、台車輪の制動およびその解除性能をー段
と向上させうるよう工夫したものであり、そのため、ス
カ−ト板の背面側に枢結した連動リンクの他端側を、台
車フレ−ムの側部に軸支したカム形ア−ムの先端に回動
自在に連結し、該カム形ア−ムの回動により前後動する
スライド枠板を台車フレ−ムの前部に設けるとともに、
前記スライド枠板には台車輪の外周面に接離可能の制動
体を固設して構成したものである。
具合を解決し、台車輪の制動およびその解除性能をー段
と向上させうるよう工夫したものであり、そのため、ス
カ−ト板の背面側に枢結した連動リンクの他端側を、台
車フレ−ムの側部に軸支したカム形ア−ムの先端に回動
自在に連結し、該カム形ア−ムの回動により前後動する
スライド枠板を台車フレ−ムの前部に設けるとともに、
前記スライド枠板には台車輪の外周面に接離可能の制動
体を固設して構成したものである。
【0005】
【作用】したがって、スカ−ト板が垂下して閉じている
状態では、連動リンクにより回動させられるカム形ア−
ムがスライド枠板をスライドさせて制動体を台車輪の外
周面に強く圧接させながら台車を有効に制動できること
になり、また、スカ−ト板を回動させて開くと、連動リ
ンクにより回動させられるカム形ア−ムがスライド枠板
をスライドさせて制動体を台車輪の外周面から強制的に
離脱させながら有効に制動解除ができる。
状態では、連動リンクにより回動させられるカム形ア−
ムがスライド枠板をスライドさせて制動体を台車輪の外
周面に強く圧接させながら台車を有効に制動できること
になり、また、スカ−ト板を回動させて開くと、連動リ
ンクにより回動させられるカム形ア−ムがスライド枠板
をスライドさせて制動体を台車輪の外周面から強制的に
離脱させながら有効に制動解除ができる。
【0006】
【実施例】図7は伸縮展開式観覧席を概略示した側面図
であり、それぞれ高さの異なる座席1a〜1hを有する
とともに下部には複数の台車輪7を装備した台車フレ−
ム4をそれぞれ有する各台車A1〜A7を階段状に引出
して展開させたり最上段座席1hの下方に下方各座席1
a〜1fを重なるよう収納自在に配備し、1段目台車A
1の座席1aの下方に垂設した幕板9の下方には、スカ
−ト板2の上部をヒンジ10を介して回動できるように
枢着し、スカ−ト板2の背面側に固定した連結板11か
らは、1台目と2台目の台車A1、A2間を連結ロック
することができる連動杆12を延設して従来形構造同様
に構成したものである。
であり、それぞれ高さの異なる座席1a〜1hを有する
とともに下部には複数の台車輪7を装備した台車フレ−
ム4をそれぞれ有する各台車A1〜A7を階段状に引出
して展開させたり最上段座席1hの下方に下方各座席1
a〜1fを重なるよう収納自在に配備し、1段目台車A
1の座席1aの下方に垂設した幕板9の下方には、スカ
−ト板2の上部をヒンジ10を介して回動できるように
枢着し、スカ−ト板2の背面側に固定した連結板11か
らは、1台目と2台目の台車A1、A2間を連結ロック
することができる連動杆12を延設して従来形構造同様
に構成したものである。
【0007】前記1段目台車A1における台車フレ−ム
4の前部には平面視L形となる支持板13を前面から側
面にかけて接合固定し、該支持板13の側面には前後方
向のレ−ル14と支軸15を上下にそれぞれ形成し、前
記支持板13の外側面に接合できる平面視L形のスライ
ド枠板6の側部上縁が前記レ−ル14の下面に接合して
前後動できるようにし、支軸15に嵌合できる長孔16
をスライド枠板6の側部に形成するとともにその上方側
となる前後には係合片17、18をそれぞれ突設し、該
係合片17、18に接合できるカム形ア−ム5の下部を
前記支軸15に嵌合し、前記連結板11の上部に連結ピ
ン19を介して前部を連結した連動リンク3の後部を、
前記カム形ア−ム5の上部に連結ピン20を介して回動
自由に連結し、また、後端部には前記台車輪7の外周面
に衝合できる制動子8aを有した丸棒形の制動体8を、
前記台車フレ−ム4を支持板13の前面にそれぞれ形成
した孔21、22に嵌挿するとともに、制動体8の前端
部を、前記スライド枠板6の前面に形成した孔23に嵌
挿して両ナット24、24により固定し構成する。
4の前部には平面視L形となる支持板13を前面から側
面にかけて接合固定し、該支持板13の側面には前後方
向のレ−ル14と支軸15を上下にそれぞれ形成し、前
記支持板13の外側面に接合できる平面視L形のスライ
ド枠板6の側部上縁が前記レ−ル14の下面に接合して
前後動できるようにし、支軸15に嵌合できる長孔16
をスライド枠板6の側部に形成するとともにその上方側
となる前後には係合片17、18をそれぞれ突設し、該
係合片17、18に接合できるカム形ア−ム5の下部を
前記支軸15に嵌合し、前記連結板11の上部に連結ピ
ン19を介して前部を連結した連動リンク3の後部を、
前記カム形ア−ム5の上部に連結ピン20を介して回動
自由に連結し、また、後端部には前記台車輪7の外周面
に衝合できる制動子8aを有した丸棒形の制動体8を、
前記台車フレ−ム4を支持板13の前面にそれぞれ形成
した孔21、22に嵌挿するとともに、制動体8の前端
部を、前記スライド枠板6の前面に形成した孔23に嵌
挿して両ナット24、24により固定し構成する。
【0008】したがって、スカ−ト板2が垂下している
安全状態では、図1、図2および図4に示すように、連
動リンク3により回動させられるカム形ア−ム5が係合
片18を後方へ押してスライド枠板6を後方へスライド
させながら、制動体8の接動子8aを台車輪7の外周面
に押圧させることが出来ることになって、台車A1を有
効に制動できることになり、また、各台車を引き出した
り収納する場合に、スカ−ト板2を回動させて開くと、
図5および図6に示すように、連動リンク3により回動
させられるカム形ア−ム5が係合片17を前方へ押して
スライド枠板6を前方へスライドさせながら、制動体8
の制動子8aが台車輪7の外周面から離脱するように操
作できることになって、台車A1を有効に制動解除でき
る。
安全状態では、図1、図2および図4に示すように、連
動リンク3により回動させられるカム形ア−ム5が係合
片18を後方へ押してスライド枠板6を後方へスライド
させながら、制動体8の接動子8aを台車輪7の外周面
に押圧させることが出来ることになって、台車A1を有
効に制動できることになり、また、各台車を引き出した
り収納する場合に、スカ−ト板2を回動させて開くと、
図5および図6に示すように、連動リンク3により回動
させられるカム形ア−ム5が係合片17を前方へ押して
スライド枠板6を前方へスライドさせながら、制動体8
の制動子8aが台車輪7の外周面から離脱するように操
作できることになって、台車A1を有効に制動解除でき
る。
【0009】
【考案の効果】このように本考案は、スカ−ト板2が垂
下して閉じている安全状態では、連動リンク3により回
動させられるカム形ア−ム5がスライド枠板6をスライ
ドさせて制動体8を台車輪7の外周面に強く圧接させな
がら台車を有効に制動できることになり、また、台車を
引き出したり収納する場合に、スカ−ト板2を回動させ
て開くと、連動リンク3により回動させられるカム形ア
−ム5がスライド枠板6をスライドさせて制動体8を台
車輪7の外周面から強制的に離脱させながら有効に制動
解除ができることになり、簡単な構造にして好適に実施
できる特長を有する。
下して閉じている安全状態では、連動リンク3により回
動させられるカム形ア−ム5がスライド枠板6をスライ
ドさせて制動体8を台車輪7の外周面に強く圧接させな
がら台車を有効に制動できることになり、また、台車を
引き出したり収納する場合に、スカ−ト板2を回動させ
て開くと、連動リンク3により回動させられるカム形ア
−ム5がスライド枠板6をスライドさせて制動体8を台
車輪7の外周面から強制的に離脱させながら有効に制動
解除ができることになり、簡単な構造にして好適に実施
できる特長を有する。
【図1】本考案実施例の要部を示した側面図である。
【図2】図1の一部の左側面を示した正面図である。
【図3】図1の各部を分解して示した斜視図である。
【図4】図1の一部を示した側断面図である。
【図5】図1の作動状態を示した側面図である。
【図6】図5の一部を示した側断面図である。
【図7】観覧席を概略示した側面図である。
1a〜1h 座席 A1〜A7 台車 2 スカ−ト板 3 連動リンク 4 台車フレ−ム 5 カム形ア−ム 6 スライド枠板 7 台車輪 8 制動体
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれ高さの異なる座席1a〜1hを有
する各台車A1〜A7を階段状に引出して展開させたり
最上段座席1hの下方に下方各座席を重なるよう収納自
在に配備するとともに、1段目台車A1の前方下部には
安全用のスカ−ト板2を回動自在に枢着して構成した伸
縮展開式観覧席において、前記スカ−ト板2の背面側に
枢結した連動リンク3の他端側を、台車フレ−ム4の側
部に軸支したカム形ア−ム5の先端に回動自在に連結
し、該カム形ア−ム5の回動により前後動するスライド
枠板6を台車フレ−ム4の前部に設けるとともに、前記
スライド枠板6には台車輪7の外周面に接離可能の制動
体8を固設して構成したことを特徴とする台車制動装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7282592U JPH0756458Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 伸縮展開式観覧席の台車制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7282592U JPH0756458Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 伸縮展開式観覧席の台車制動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630353U JPH0630353U (ja) | 1994-04-19 |
JPH0756458Y2 true JPH0756458Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=13500582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7282592U Expired - Lifetime JPH0756458Y2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 伸縮展開式観覧席の台車制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756458Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP7282592U patent/JPH0756458Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0630353U (ja) | 1994-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |