JPH0756320Y2 - リフタの落下防止装置 - Google Patents

リフタの落下防止装置

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JPH0756320Y2
JPH0756320Y2 JP7184492U JP7184492U JPH0756320Y2 JP H0756320 Y2 JPH0756320 Y2 JP H0756320Y2 JP 7184492 U JP7184492 U JP 7184492U JP 7184492 U JP7184492 U JP 7184492U JP H0756320 Y2 JPH0756320 Y2 JP H0756320Y2
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JP
Japan
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pressure
rod
supply
lifter
chamber
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JP7184492U
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JPH0627900U (ja
Inventor
沢 均 古
村 康 仁 木
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リフタの落下防止装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧縮空気の給排によってワークや工具等
を昇降させるリフタには、供給空気圧が低下したときに
リフタのロッドが落下しないように、落下防止装置が付
設されている。図6ないし図8は公知のリフタの落下防
止装置1を示し、リフタ2は、ピストン3によって区画
された圧力室4a,4bに、図示を省略している切換弁
から圧縮空気を給排するとロッド5が昇降し、該ロッド
5にストッパ部材6が設けられている。一方ロッド5の
落下を防止する落下防止シリンダ8は、ピストン9で区
画された加圧室10と復帰ばね12が縮設された呼吸室
11を備え、加圧室10に供給された圧縮空気を排出す
ると、復帰ばね12の付勢力で前進するストッパロッド
14が上記ストッパ部材6に係合してロッド5の落下を
防止する。
【0003】上記リフタの落下防止装置1は、初期の状
態においては、落下防止シリンダ8の加圧室10の圧縮
空気を排出してストッパロッド14を駆動させ、該スト
ッパロッド14をストッパ部材6に係合させてリフタ2
の落下を防止している(図6参照)。リフタ2のロッド
側圧力室4bに圧力P1 の圧縮空気を供給すると、リフ
タ2が昇降可能となるので、落下防止シリンダ8の加圧
室10に圧縮空気を供給してストッパロッド14とスト
ッパ部材6との係合を解除する(図7参照)。この場
合、加圧室10の空気を排出しても、加圧室10の空気
圧の作用力が復帰ばね11の付勢力より小さくなるまで
は、ストッパロッド14が駆動しない。
【0004】上記リフタの落下防止装置1は、通常の場
合はロッド5の落下防止に支障はないが、停電等の事故
によって圧力室4bの供給空気圧P1 がP2 に低下する
と、リフタ2のロッド5が下降する。しかしながら、供
給空気圧の低下により落下防止シリンダ8の加圧室10
の空気が排出されても、ストッパロッド14が直ちに駆
動しないために、その作動遅れによってロッド5が落下
する場合がある(図8参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、ストッパロッドが遅滞なく作動するリフタ
の落下防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、ピストン及びロッドを有し、ピストンで
区画された圧力室に給排される圧縮空気によって上記ロ
ッドを昇降させるリフタと、上記ロッドに設けたストッ
パ部材と、ピストンで区画された加圧室と復帰ばねが縮
設された呼吸室とを有し、加圧室に供給された圧縮空気
の排出により復帰ばねの付勢力でストッパロッドを駆動
し、該ストッパロッドを上記ストッパ部材に係合させて
上記リフタのロッドの落下を防止するリフタの落下防止
装置において、上記落下防止シリンダの加圧室に、該加
圧室に圧縮空気を給排する急速排気弁を接続し、上記急
速排気弁が、上記加圧室に供給される供給空気圧が所要
の空気圧のときは供給側と出力側とを連通させ、供給空
気圧がリフタのロッドが下降するときの空気圧より高い
所定の空気圧に低下したときは、出力側を外部に連通さ
せる弁体を備えていることを特徴としている。また、同
様の課題を解決するため、上記落下防止装置における急
速排気弁が、圧縮空気の供給ポート、落下防止シリンダ
の加圧室に連通する出力ポート、及び外部に開口する排
出ポートと、上記出力ポートを供給ポートと排出ポート
に連通させる流路中に形設した供給弁座及び排出弁座
と、これらの弁座を開閉する供給弁体及び排出弁体と、
これらの弁体を駆動するための調圧ピストン及び調圧ロ
ッドと、上記調圧ピストンで区画された、上記供給ポー
トに連通する供給圧力室及び付勢力が調整可能な調圧ば
ねが縮設された調圧室とを備えていることを特徴として
いる。
【0007】
【作用】供給空気圧が所要の空気圧の場合は、急速排気
弁から落下防止シリンダの加圧室に供給される圧縮空気
の作用力によって、ストッパロッドが作動してストッパ
部材との係合が解除されるので、リフタは昇降可能とな
る。停電等の事故により、リフタの圧力室に供給された
供給空気圧が低下すると、供給空気圧がリフタが落下す
るときの空気圧に低下する以前に急速排気弁が作動し
て、落下防止シリンダの加圧室の空気を大気に排出する
ことにより、ストッパロッドが遅滞なく駆動してストッ
パ部材に係合するため、供給空気圧の低下によるリフタ
のロッドの落下を防止することができる。
【0008】
【実施例】図1ないし図3は本考案の実施例を示し、こ
のリフタの落下防止装置20は、公知のリフタの落下防
止装置1と同様のリフタ2、ストッパ部材6、及び落下
防止シリンダ8を備えている。したがって、同一の箇所
に同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。なお、
図示を省略しているが、上記リフタ2のロッド5には、
ワークや流体圧チャック等の適宜の工具などが設けられ
る。また、上記実施例における落下防止シリンダ8の加
圧室10には、該加圧室に圧縮空気を給排する急速排気
弁21が接続されている。この急速排気弁21は、リフ
タ2の圧力室4bに供給される供給空気圧P1 をP3
減圧させて加圧室10に出力し、供給空気圧P1 が、リ
フタ2のロッド5が落下するときの空気圧P2 より高い
所定の空気圧P4 に低下すると、加圧室10の空気を大
気に急速に排出させるものとして構成されている。
【0009】図4は上記急速排気弁21の具体例を示
し、弁ボディ22は、圧縮空気源(図示省略)に連通す
る供給ポートP、落下防止シリンダ8の加圧室10に連
通する出力ポートA、及びこれらのポートを連通させる
通路中の供給弁座23を備え、供給弁座23周囲の開口
に調圧ボディ24が、供給ポートPに打込みハーフ25
がそれぞれ気密に嵌着されており、出力ポートAにいわ
ゆるワンタッチ管継手26が装着されている。上記調圧
ボディ24は、供給弁座23に対向する排出弁座29
と、外部に開口する排出ポートRと、排出弁座29を排
出ポートRに連通させる排出流路30と、排出弁座と反
対のシリンダ室31とを備え、シリンダ室31は、後記
する弁体を駆動するための調圧ピストン33によって、
弁ボディ22側の供給加圧室34と反対側の調圧室34
とに区画され、シリンダ室31に螺着させたカバー36
と調圧ピストン33との間に調圧ばね37が縮設されて
いる。上記供給弁座23及び排出弁座29を開閉する供
給弁体40及び排出弁体41は、上記排出流路30に遊
挿された調圧ロッド42の先端に取付けられ、調圧ロッ
ド42に、供給ポートPを供給加圧室34に連通させる
加圧流路43が形成されている。
【0010】この急速排気弁21は、供給圧力室34に
作用する供給空気圧の作用力と、調圧ばね37の付勢力
との対抗によって、各弁体がそれぞれ対応する弁座を開
閉するもので、供給空気圧が所要の圧力P1 のときは、
排出弁体40が排出弁座29を閉鎖して供給弁体40が
供給弁座23を開放し、これによって圧力がP3 に減圧
された空気が出力ポートAから加圧室10に出力され
る。また、供給ポートPの空気圧が、リフタ2のロッド
5が下降するときの空気圧P2 よりも高い所定の空気圧
4 に低下すると、供給圧力室34の空気圧の低下によ
り供給弁体40が供給弁座23を閉鎖して排出弁体41
が排出弁座29を開放し、これによって加圧室10に供
給された空気が、排出ポートRから急速に大気に排出さ
れる。そして、調圧ばね37の付勢力、換言すれば上記
空気圧P3 とP4 は、カバー36の回転によって調整す
ることができる。
【0011】上記実施例は、図1に示す初期の状態にお
いては、落下防止シリンダ8の加圧室10の空気が排出
されているので、ストッパロッド14がストッパ部材6
に係合して、リフタ2のロッド5の落下を防止してい
る。リフタ2の圧力室4bに圧力P1 の圧縮空気を供給
し、次いで急速排気弁21から落下防止シリンダ8の加
圧室10に圧縮空気を供給すると、ストッパロッド14
が後退してストッパ部材6との係合が解除されるので、
リフタ2が昇降可能となる(図2参照)。停電等の事故
により供給空気圧が低下して、急速排気弁21に供給さ
れる供給空気圧が、リフタ2のロッド5が落下する時の
空気圧がP2 より高い所定の空気圧P3 に低下すると、
急速排気弁21が加圧室10の空気を大気に急速に排出
させるので、ストッパロッド14が遅滞なくストッパ部
材6に係合して、供給空気圧の低下によるロッド5の落
下を確実に防止することができる。この場合、落下防止
シリンダ8の加圧室10の容積は、上昇位置にあるリフ
タ2の圧力室4bの容積より小さいので、ロッド5が下
降する前に加圧室10の空気が排出されることと相まっ
て、ストッパロッド14が作動遅れを生ずることはな
い。
【0012】図5は急速排気弁の変形例を示し、この急
速排気弁45の弁ボディ46は、供給ポートPと出力ポ
ートAの両方に上記ワンタッチ管継手26が取付けられ
ている。上記変形例の他の構成は急速排気弁21と同じ
であるから、図の主要な箇所に同一の符号を付して、詳
細な説明は省略する。
【0013】
【考案の効果】本考案におけるリフタの落下防止装置
は、急速排気弁への供給空気圧が、リフタのロッドが落
下する空気圧より高い所定の空気圧に低下すると、該急
速排気弁が作動して、落下防止シリンダの加圧室の空気
を急速に外部に排出させるので、供給空気圧が喪失した
場合にストッパロッド遅滞なく作動させて、供給空気圧
の低下によるロッドの落下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の作動初期状態の説明図である。
【図2】同じくリフタ動作時の説明図である。
【図3】同じく落下防止シリンダの作動時の説明図であ
る。
【図4】急速排気弁の断面図である。
【図5】急速排気弁の変形例の断面図である。
【図6】公知の作動初期状態の説明図である。
【図7】同じくリフタ動作時の説明図である。
【図8】同じくリフタ落下時の説明図である。
【符号の説明】
2 リフタ 3,9 ピストン 4a,4b 圧力室 5 ロッド 6 ストッパ部材 8 落下防止シリンダ 10 加圧室 11 呼吸室 12 復帰ばね 14 ストッパロッド 20 落下防止装置 21,45 急速排気弁 23 供給弁座 29 排出弁座 33 調圧ピストン 34 供給圧力室 35 調圧室 37 調圧ばね 40 供給弁体 41 排出弁体 42 調圧ロッド P,A,R ポート

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン及びロッドを有し、ピストンで
    区画された圧力室に給排される圧縮空気によって上記ロ
    ッドを昇降させるリフタと、上記ロッドに設けたストッ
    パ部材と、ピストンで区画された加圧室と復帰ばねが縮
    設された呼吸室とを有し、加圧室に供給された圧縮空気
    の排出により復帰ばねの付勢力でストッパロッドを駆動
    し、該ストッパロッドを上記ストッパ部材に係合させて
    上記リフタのロッドの落下を防止するリフタの落下防止
    装置において、 上記落下防止シリンダの加圧室に、該加圧室に圧縮空気
    を給排する急速排気弁を接続し、 上記急速排気弁が、上記加圧室に供給される供給空気圧
    が所要の空気圧のときは供給側と出力側とを連通させ、
    供給空気圧がリフタのロッドが下降するときの空気圧よ
    り高い所定の空気圧に低下したときは、出力側を外部に
    連通させる弁体を備えている、 ことを特徴とするリフタの落下防止装置。
  2. 【請求項2】 急速排気弁が、圧縮空気の供給ポート、
    落下防止シリンダの加圧室に連通する出力ポート、及び
    外部に開口する排出ポートと、上記出力ポートを供給ポ
    ートと排出ポートに連通させる流路中に形設した供給弁
    座及び排出弁座と、これらの弁座を開閉する供給弁体及
    び排出弁体と、これらの弁体を駆動するための調圧ピス
    トン及び調圧ロッドと、上記調圧ピストンで区画され
    た、上記供給ポートに連通する供給圧力室及び付勢力が
    調整可能な調圧ばねが縮設された調圧室とを備えてい
    る、 ことを特徴とする請求項1に記載したリフタの落下防止
    装置。
JP7184492U 1992-09-21 1992-09-21 リフタの落下防止装置 Expired - Lifetime JPH0756320Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0627900U JPH0627900U (ja) 1994-04-12
JPH0756320Y2 true JPH0756320Y2 (ja) 1995-12-25

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