JP2974457B2 - パイロット作動式電動弁 - Google Patents

パイロット作動式電動弁

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JP2974457B2 JP3164605A JP16460591A JP2974457B2 JP 2974457 B2 JP2974457 B2 JP 2974457B2 JP 3164605 A JP3164605 A JP 3164605A JP 16460591 A JP16460591 A JP 16460591A JP 2974457 B2 JP2974457 B2 JP 2974457B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の圧力や流量など
を制御する電動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、流体の圧力や流量などを精密
に制御する場合または遠隔操作を行う場合には、空気や
電気を動力源とする他力式調節弁が使用されている。そ
してこれらの調節弁では、調節計に被制御流体の圧力や
流量等を入力し、目標値からの偏差があれば調節弁の開
度を変更するための制御信号がダイアフラム式アクチュ
エータまたは電動式操作機へ出力され、これにより調節
弁が作動せしめられて被制御流体の通過流量が調節され
るようになっている。ところで、空気式調節弁の場合は
コンプレッサ等の空気源を必要とし、かかる空気源が常
時得られるとは限らないことから、動力源として電気を
使用する電気式調節弁(以下、単に電動弁という)の方
が好ましく又、実際的である。
【0003】電動弁の場合、電動モータの回転力を減速
機を介して増幅して、ギア機構によって弁の全開もしく
は全閉又はそれらの中間の任意の開度に調節することが
でき、上述のように動力源として電気のみがあれば済
み、コンプレッサ,ポンプ等の付帯設備を必要とする空
気圧または油圧等を不要にする等の利点がある。
【0004】図6は従来の電動弁のうち最も単純な構造
例を示しているが、図において31は一次側、32は二
次側、33は主弁、34は主弁体、35は主弁座、36
はカバーである。そして主弁体34は弁軸34aを介し
てモータ37と連結されている。かかる電動弁におい
て、モータ37は、主弁体34の閉止時に最大の駆動力
が必要になり、即ち該主弁体34の上下側間の圧力差に
よる力と弁の各摺動部の摩擦力と漏れを防止するために
十分な主弁体34の主弁座35に対する面圧力との合力
が必要になる。このため大口径の弁の場合ほど、大出力
のモータ37を装備しなければならない。
【0005】次に図7は従来の電動弁の別の構造例を示
しているが、この電動弁では、モータ37の駆動力、即
ち負荷を減少するために主弁体34の上部にピストン室
38を形成すると共に、上記主弁体34外周の摺動面に
装着したシール部材39によって上記ピストン室38の
圧力が二次側へ逃げるのを防止し、さらに、主弁体34
に連通孔40を形成して該連通孔40を介してピストン
室38へ一次側圧力を導入し得るようにし、これによ
り、主弁体34の上下側間の圧力を同じにして圧力差に
よる力をなくするようにしたものである。この構造例の
電動弁の場合には、モータ37に必要な駆動力として
は、弁の各摺動部の摩擦力と主弁座35に対する面圧力
の2つの力の合力があれば良いことになる。なお、主弁
体34を上昇させて開弁する際には可動部の重量に抗し
て行うため、モータ37は必然的に大出力になる。
【0006】図8は従来の電動弁の更に別の構造例を示
しているが、通常、この主弁構造はパイロットバランス
式又は親子弁式と称されている。図において、主弁体3
4の内部には弁軸34aの先端に固着されたパイロット
弁体41が配設され、このパイロット弁体41とパイロ
ット弁座42との間にはコイルズプリング43が介装さ
れている。また、シリンダ44とピストンとしての主弁
体34との嵌合隙間を介してピストン室38へ一次側圧
力が導入されるようになっている。この図8に示される
電動弁によれば、弁軸34aを上昇させると、先ず、そ
の先端のパイロット弁体41がパイロット弁座42から
離座する。これにより、主弁体34の上部に形成されて
いる連通孔40´を介してピストン室38の圧力を二次
側圧力へ逃がして、主弁体34の上下側間の圧力を同じ
にすることにより、モータ37に必要な駆動力を小さく
することができる。なお、かかるパイロットバランス式
の弁構造は、前記図7に示される構造の電動弁と同様の
機能を備えており、主弁体34がモータ37によって直
接に駆動せしめられるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電動弁において特に図7または図8に示される電動弁の
ように、モータ37に必要な駆動力を小さくするための
工夫がなされてはいるものの、これらの場合、前述した
通り主弁体34をモータ37によって直接に駆動する構
成であるため、モータ37の駆動力を小さくするにも限
度があり、従って依然として所定の大きさの駆動力は必
要となり、その電動操作部も大型にならざるを得なかっ
た。即ち主弁体34前後の圧力差に抗して開閉弁するた
めの大きな操作力並びに閉弁時の漏れを防止するべく主
弁体34を主弁座35に押しつけて弁孔の密閉を確保す
るための大きな操作力が必要であった。
【0008】そして、この種電動弁では一般に大口径の
弁になる程、また弁前後の圧力差が大きくなる程、電動
モータ及びギア等により構成される電動操作部まわりは
大型化するが、これは製品自体の大型化ばかりでなく、
製品コストを高価にする上、消費電力が増大する等の不
都合を来す。更に大型化した操作部の場合には、その内
部で回転作動する動力伝達系部品の慣性力に逆らって、
所定の弁開度になるように動力伝達系にブレーキをかけ
る時、ギア・ブレーキ等の構成部品に著しく急激且つ大
きな荷重が加わり、特に起動及び停止を頻繁に繰り返す
使用状態では各構成部品の磨耗が激しくなる等の問題が
ある。
【0009】本発明はかかる実情に鑑み、特に電動操作
部を大型化することなく弁の大口径化に有効に対応し得
るようにした新規な構成の電動弁を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるパイロット
作動式電動弁は、制御すべき流体自身の圧力を利用して
ダイヤフラムにより主弁体を駆動せしめるダイヤフラム
室と主弁の一次側とを絞り弁を経由して連通し、主弁軸
及びパイロット弁軸に一対のパイロット弁体及びパイロ
ット弁座をそれぞれ配設して該パイロット弁座を経由し
て、上記主弁の上記ダイヤフラム室と該主弁の二次側と
を連通し、ポテンショメータに接続された上記パイロッ
ト弁軸が上記主弁体とは機械的に接続されておらず、且
つ上記パイロット弁軸がモータによって進退自在に移動
可能になっていて、上記主弁体のフルストローク分に対
応するたわみを圧縮吸収可能なばねが上記主弁軸に装着
されている。
【0011】また、本発明によるパイロット作動式電動
弁は、制御すべき流体自身の圧力を利用してピストンに
より主弁体を駆動せしめるピストン室と主弁の一次側と
を絞りを介して連通し、上記主弁体及びパイロット弁軸
に一対のパイロット弁座及びパイロット弁体をそれぞれ
配設して該パイロット弁座を経由して上記主弁のピスト
ン室と該主弁の二次側とを連通し、ポテンショメータに
接続された上記パイロット弁軸が上記主弁体とは機械的
に接続されておらず、且つ上記パイロット弁軸がモータ
によって進退自在に移動可能になっていて、上記主弁体
のフルストローク分に対応するたわみを圧縮吸収可能な
ばねが上記パイロット弁軸に装着されている。
【0012】
【作用】本発明によれば、ダイヤフラム室もしくはピス
トン室内の圧力が上昇すると主弁体は閉弁し、また圧力
が下がると主弁体は開弁する。また、上記ダイヤフラム
室もしくはピストン室は小さな断面積の流体通過部を有
する絞りまたは絞り弁を経由して一次側と連通している
から、主弁体は該ダイヤフラム室もしくはピストン室へ
一次側の圧力が導入されることにより、押し下げられて
閉弁する。制御すべき流体の圧力または流量等から変換
された電気的信号を入力された調節計は、それを予め設
定された目標値と比較して過不足が生じている場合に
は、ポテンショメータが所定の指示値になるまで、圧力
等が目標値になるように補正するための弁開度に対応す
る電気信号をモータへ送り、該モータは正転または逆転
してパイロット弁座を移動せしめる。そして、パイロッ
ト弁座がパイロット弁体から離れる方向に移動する場合
には、該パイロット弁座の開口から二次側へ流出する流
量が、上記絞りまたは絞り弁から流入する流量よりも多
くなるので、ダイヤフラム室もしくはピストン室内の圧
力が低下して主弁体は開弁する。一方、パイロット弁座
がパイロット弁体へ接近する方向に移動する場合には、
ダイヤフラム室もしくはピストン室内の流体がパイロッ
ト弁座の開口から二次側へ流出する流量は、絞りまたは
絞り弁から流入する流量よりも少なくなるので、ダイヤ
フラム室もしくはピストン室内の圧力が上昇して主弁体
は閉弁する。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図4に基づき本発明によるパ
イロット作動式電動弁の第一実施例を説明する。図にお
いて1は一次側、2は二次側、3は主弁、4は主弁体、
5は主弁座、6はカバー、7は上記主弁3及び上記カバ
ー6間に張架されていて上記主弁体4と固着しているダ
イヤフラム、8は該ダイヤフラム7によって画成される
ダイヤフラム室である。そして主弁体4と一体化してい
る主弁軸9はガイド10a及び10bによりその上下方
向の移動が案内されるようになっているが、主弁体4は
常態では圧縮コイルスプリング11によって下方に付勢
されている。また、上記ダイヤフラム室8は連通路12
により絞り弁13を介して上記一次側1と連通してい
る。
【0014】さらに図中、14は主弁軸9の先端部にお
いて一定ストロークだけ移動可能に挿着されていて圧縮
コイルスプリング15を内蔵する筒体、16は該筒体1
4の先端に固定されているパイロット弁体、17は上記
カバー6に突き合わせて取り付けられたシリンダ、18
は主弁軸9と同一線上で進退自在に上記シリンダ17に
支持されたパイロット弁軸、19はパイロット弁軸18
の先端に設けられたパイロット弁座、20はパイロット
弁座19に形成された開口である。上記パイロット弁軸
18は、パイロット弁座19とは反対側の端部にポテン
ショメータ21が取り付けられていると共に、それらの
中間部に形成されたスパイラル・ギア22及びモータ2
3の出力軸に固定されたウォーム24の噛合を介して該
モータ23と連結されている。また、上記シリンダ17
は連通路25により二次側2と連通している。
【0015】上記の場合の作動制御系を図2に示すが、
図示したように、ポテンショメータ21及びモータ23
はコントローラと接続されていると共に、流体の圧力ま
たは流量等を検出するためのセンサからの検出信号が上
記コントローラに入力されるようになっている。また、
コントローラにおいて、ポテンショメータから弁開度信
号が入力されると共に、目標値設定器により設定された
目標値と上記センサの検出信号とが比較されて、これら
の演算処理結果に基づき上記モータ23に対して駆動制
御信号が送出されるようになっている。
【0016】本発明によるパイロット作動式電動弁は上
記のように構成されており、次にその作用を説明する。
先ず、図1に示される状態では、パイロット弁体16が
パイロット弁座19と当接しているため、ダイヤフラム
室8から開口20を介しての流体の二次側2への流出は
遮断される。また、絞り弁13を経由してダイヤフラム
室8へ流入した一次側1の流体の圧力により、主弁体4
が主弁座5に押し付けられたままになっていて主弁3は
閉止している。
【0017】かかる閉弁状態において作動制御系のコン
トローラがモータ23へ駆動制御信号を送出すると、図
3に示したように、パイロット弁座19がスパイラル・
ギア22及びモータ23の噛合を介してモータ23によ
って上方に移動せしめられると、パイロット弁座19が
パイロット弁体16から離脱して、それらの間隙による
開口面積が絞り弁13の開口面積よりも大きくなる。そ
して、ダイヤフラム室8から流出する流体の量が、ダイ
ヤフラム室8に流入する流体の量よりも多くなると、主
弁体4が上方に移動することにより主弁3は開弁する。
【0018】かかる開弁作動、即ち主弁体4の上方移動
は、パイロット弁体16及びパイロット弁座19間に形
成される間隙を介して逃げる流体の量と絞り弁13から
ダイヤフラム室8に流入する流体の量とが等しくなるま
で続行する。この場合、上記絞り弁13の流体通過部の
断面積が小さい、即ち通過流体は該流体通過部で絞られ
ることから、最終的にはパイロット弁体16及びパイロ
ット弁座19の間隙は極めて小さくなる(絞り弁13の
絞りの大小の程度にもよるが、通常、0.1〜0.2m
m程度である)。この結果、主弁体4の上方移動の移動
距離(弁リフト量)はパイロット弁座19の移動距離と
一致する。
【0019】上記の場合とは逆に図4に示したように、
パイロット弁座19がモータ23によって下方に移動せ
しめられると、パイロット弁座19は所定の位置まで下
降してパイロット弁体16がかかるパイロット弁座19
に着座する。この場合、パイロット弁座19はモータ2
3による駆動に従ってパイロット弁体16の位置とは無
関係に下降するから、該パイロット弁座19は、パイロ
ット弁体16がパイロット弁座19に着座したままの状
態で筒体14内の圧縮コイルスプリング15を弾圧し上
記所定位置で停止する。
【0020】この状態では、上記のようにパイロット弁
体16がパイロット弁座19に着座しているため、パイ
ロット弁座19の開口20が閉鎖しており、従って、ダ
イヤフラム室8内の流体はかかる開口20を介して流出
することができず、専ら一次側1の流体が絞り弁13を
介してダイヤフラム室8に流入するのみである。これに
より主弁体4はダイヤフラム7によって押し下げられて
下降するが、この主弁体4の下方移動は、弾圧されてい
る筒体14内の圧縮コイルスプリング15が自由長に復
帰してパイロット弁座19に着座していたパイロット弁
体16がパイロット弁座19から僅かに離脱することに
より、パイロット弁座19の開口20を介して逃げる流
体の量と絞り弁13からダイヤフラム室8に流入する流
体の量とが等しくなるまで続行する。この結果、主弁体
4の下方移動の移動距離はパイロット弁座19の移動距
離と一致する。
【0021】上記のように本発明のパイロット作動式電
動弁では、パイロット弁体16及びパイロット弁座19
の間隙が大きくなると主弁体4は上方に移動し、またか
かる間隙が小さくなると主弁体4は下方に移動する。即
ちモータ23の駆動によりパイロット弁座19の上下方
向の位置が変化してもパイロット弁体16は自動的に移
動したパイロット弁座19に追従し、両者を極めて接近
させるように作用する。かかる作用原理に基づき、モー
タ23の駆動によりパイロット弁座19を所望に位置に
持ち来すことにより、主弁体4の位置決めを行い、つま
り主弁3を所定の弁開度に設定することができる。
【0022】また、モータ23の駆動により結果的には
主弁体4を移動せしめることができるが、その場合、モ
ータ23と主弁体4とは機械的に接続されておらず、主
弁体4を駆動するために、ダイヤフラム室8内に流入し
た流体の圧力を利用してダイヤフラム7を介して行う。
即ちモータ23の駆動力は、主弁体4の重量や主弁体4
に作用する流体圧力による推力と切り離されており、か
かる重量等に全く影響されない。このようにモータ23
は、スパイラル・ギア22及びウォーム24の噛合を介
して軽量なパイロット弁座19を上下方向に駆動せしめ
るだけでよいから、モータ23に必要となる駆動力は極
めて小さくて済み、これによりモータ23を有効に小型
化することができる。なおここで、上記弁作動中に仮り
に停電が起きた場合、一次側1へ流体が供給されている
状態になってさえいれば、停電が起こった時のパイロッ
ト弁体16の位置によって設定されるべき主弁3の弁開
度を保持することができる。
【0023】上記実施例において、パイロット弁体16
及びパイロット弁座19の配設は、パイロット弁座19
の出口が主弁3の二次側2と連通していれば、主弁軸9
またはパイロット弁軸18のいずれに設けてもよい。
【0024】図5は本発明によるパイロット作動式電動
弁の第二実施例を示す。この第二実施例では主弁体4´
はピストン構造になっている。即ち主弁体4´は、カバ
ー6に装着されたシリンダ26に摺動可能に嵌合し、こ
れによりピストン室27が形成される。また、主弁体4
´にはパイロット弁座19´が設けられ、その開口20
´は二次側2と連通している。さらに図示したように、
主弁体4´に設けた絞り28を介して一次側1と上記ピ
ストン室27とが連通している。一方、パイロット弁軸
18の先端部には、圧縮コイルスプリング15を内蔵す
る筒体14及び該筒体14の先端に固定されているパイ
ロット弁体16が設けられている。
【0025】第二実施例では上記のように、ピストンと
しての主弁体4´自体に絞り28並びに開口20´を介
してピストン室27に対する流入路並びに流出路が形成
されているが、この場合においてもモータ23と主弁体
4´とは機械的に接続されておらず、主弁体4´を駆動
するために、ピストン室27内に流入した流体の圧力を
利用して行う。即ちモータ23の駆動力は、主弁体4´
の重量や主弁体4´に作用する流体圧力による推力と切
り離されており、かかる重量等に全く影響されない。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、モータ
と主弁体とは機械的に接続されておらず、該主弁体を駆
動する力は主弁のダイヤフラム等に下向きに加わる流体
の圧力を利用しているので、モータの駆動力は主弁体の
重量やこれにかかる圧力による推力と切り離されてい
る。従って、モータに必要な駆動力は小さなパイロット
弁座を駆動するだけで済むから、モータを有効に小型化
することができ、従来のような大型のモータはもはや必
要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパイロット作動式電動弁の第一実
施例の縦断面図である。
【図2】本発明によるパイロット作動式電動弁の第一実
施例における作動制御系を示すブロック図である。
【図3】本発明によるパイロット作動式電動弁の第一実
施例におけるパイロット弁座が上方に移動した場合の弁
作動を説明するための縦断面図である。
【図4】本発明によるパイロット作動式電動弁の第一実
施例におけるパイロット弁座が下方に移動した場合の弁
作動を説明するための縦断面図である。
【図5】本発明によるパイロット作動式電動弁の第二実
施例の縦断面図である。
【図6】従来の電動弁の縦断面図である。
【図7】従来の他の電動弁の縦断面図である。
【図8】従来のさらに別の電動弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1 一次側 2 二次側 3 主弁 4 主弁体 4´ 主弁体 5 主弁座 6 カバー 7 ダイヤフラム 8 ダイヤフラム室 9 主弁軸 11 圧縮コイルスプリング 12 連通路 13 絞り弁 14 筒体 15 圧縮コイルスプリング 16 パイロット弁体 17 シリンダ 18 パイロット弁軸 19 パイロット弁座 19´ パイロット弁座 20 開口 20´ 開口 21 ポテンショメータ 23 モータ 25 連通路 26 シリンダ 27 ピストン室 28 絞り

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御すべき流体自身の圧力を利用してダ
    イヤフラムにより主弁体を駆動せしめるダイヤフラム室
    と主弁の一次側とを絞り弁を経由して連通し、主弁軸及
    びパイロット弁軸に一対のパイロット弁体及びパイロッ
    ト弁座をそれぞれ配設して該パイロット弁座を経由し
    て、上記主弁の上記ダイヤフラム室と該主弁の二次側と
    を連通し、ポテンショメータに接続された上記パイロッ
    ト弁軸が上記主弁体とは機械的に接続されておらず、且
    つ上記パイロット弁軸がモータによって進退自在に移動
    可能になっていて、上記主弁体のフルストローク分に対
    応するたわみを圧縮吸収可能なばねを上記主弁軸に装着
    したことを特徴とするパイロット作動式電動弁。
  2. 【請求項2】 制御すべき流体自身の圧力を利用してピ
    ストンにより主弁体を駆動せしめるピストン室と主弁の
    一次側とを絞りを介して連通し、上記主弁体及びパイロ
    ット弁軸に一対のパイロット弁座及びパイロット弁体を
    それぞれ配設して該パイロット弁座を経由して上記主弁
    のピストン室と該主弁の二次側とを連通し、ポテンショ
    メータに接続された上記パイロット弁軸が上記主弁体と
    は機械的に接続されておらず、且つ上記パイロット弁軸
    がモータによって進退自在に移動可能になっていて、上
    記主弁体のフルストローク分に対応するたわみを圧縮吸
    収可能なばねを上記パイロット弁軸に装着したことを特
    徴とするパイロット作動式電動弁。
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