JP6320793B2 - 温度調整弁 - Google Patents

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Description

本発明は、特に制御対象となる流体として例えば湯の温度を調整する液体膨張式の温度調整弁に関するものである。
従来、温度調整弁は、最終的に蛇口、シャワーヘッド、または他の吐出口から排出される流体の温度を調整するものである(例えば、特許文献1参照)。この温度調整弁は、温度調整の対象となるタンク中の例えば湯に浸された感熱筒の中の媒体(以下、これを感熱媒体と呼ぶ。)の蒸発圧力を弁の駆動力として利用し、当該弁を開閉することにより、タンク中のヒートコイルを介して湯の温度を調整することができる。
特開2004−265378号公報
ところで温度調整弁においては、弁を開閉する際の駆動力に感熱媒体の蒸発現象を利用しており、湯の設定温度に対応した蒸発温度を有するエーテル、アセトン、フロン等の複数の種類の感熱媒体を使い分ける必要があるため、複数種類の感熱筒を用意しなければならないという問題があった。
また感熱媒体としてエーテル、アセトン、フロン等の有機溶剤が用いられているため、感熱筒の経年劣化や腐食等によって当該感熱筒から当該有機溶剤が漏れた場合、タンク内の湯と混合してしまい、衛生上好ましくないという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、設定温度に対応した複数種類の感熱筒を用意する必要がなく、かつ、感熱筒から感熱媒体が漏れた場合でも衛生上問題の生じない温度調整弁を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、温度が制御される被加熱流体(HW)を加熱するための加熱流体(SW)の流量を弁箱(11)の内部に設けられた弁体(32)および弁座(35)により開閉制御する弁本体部(3)と、前記被加熱流体(HW)に浸漬された感熱筒(41)の内部空間に感熱媒体である水(W)が充填され、当該水(W)を介して前記被加熱流体(HW)の温度を感知する感温部(4)と、前記弁本体部(3)と前記感温部(4)とを接続する導管(5)と、前記感温部(4)が感知した前記被加熱流体(HW)の温度に応じて変化する前記水(W)の膨張圧力を前記弁本体部(3)の前記弁体(32)および前記弁座(35)による開閉動作の駆動力として前記弁体(32)に伝達する伝達部(22〜26)とを備え、前記感温部(4)の前記内部空間(44)は、前記感熱筒(41)と、感温部側シリンダ(42)と、この感温部側シリンダに摺動自在に設けられた感温部側ピストン(43)とによって形成され、前記感温部(4)は、前記感温部側ピストンの位置を変える調節ネジ(45)を有し、前記伝達部は、前記膨張圧力を前記弁体および前記弁座による開閉動作の駆動力として伝達するに際し、前記弁体と連動するピストン構造であり、前記ピストン構造は、前記導管が接続された弁本体部側シリンダ(22)と、前記弁本体部側シリンダ内に移動自在に設けられた弁本体部側ピストン(24)と、前記弁本体部側ピストンに一端が固定されたピストン棒(26)と、前記弁体と一体化されて先端が前記ピストン棒の他端と接触する弁棒(25)とを備え、前記弁本体部側シリンダ(22)は、前記内部空間(44)より容積が小さく形成されているとともに、前記弁箱に取り付けられた蓋(13)とは別体の枠(21)に取付けられ、前記ピストン棒(26)は、前記枠(21)に挿通されて前記弁棒(25)に接続されているようにする。
本発明において、前記弁体(32)は、前記弁箱(11)に取り付けられる蓋(13)と一体に形成された有底の側壁部(31)の内側側面(31a)に沿って摺動自在に支持され、前記加熱流体(SW)を前記弁体(32)の下方から前記蓋(13)および前記側壁部(31)により構成される当該弁体(32)の上側空間(UPS1)へと導くため当該弁体(32)の天面(32b)および底面(32c)とを連通する連通孔(34)が形成されている
するようにする。
本発明において、前記弁体(32)における前記有底の側壁部(31)との摺動面には、耐熱性のパッキン(33)が取り付けられているようにする。
本発明において、前記弁本体部(3)は、1対の前記弁体(32)および前記弁座(35)による単座構造であるようにする。
本発明において、前記伝達部(22〜26)は、前記膨張圧力を前記弁体(32)および前記弁座(35)による開閉動作の駆動力として伝達するに際し、前記弁体(32)と連動するピストン構造であるようにする。
本発明によれば、蒸発現象を利用するのではなく、水の膨張現象を利用して弁体および弁座による開閉動作を駆動させるようにしたことにより、水が蒸発するまでの広い範囲で調整温度を設定することができるので、被加熱流体の設定温度に対応した複数種類の感熱筒を用意する必要がなく、そのうえ、水が感熱筒から漏れた場合でも衛生上の問題が生じずに済むのである。
本発明の実施の形態に係る温度調整弁の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<温度調整弁の構成>
図1に示すように、温度調整弁1は、配管2aおよび配管2bの途中に接続され、当該配管2aから供給された加熱流体として例えば蒸気SWを配管2bからタンクTKへ出力する際の当該蒸気SWの流量を開閉制御する弁本体部3と、当該蒸気SWにより温度を制御すべきタンクTK内の温度が制御される被加熱流体としての湯HWをヒートコイルHCにより所望の設定温度に昇温し配管6から排出する際、そのタンクTKにその一部の感熱筒41が収容された感温部4と、弁本体部3と感温部4との間を接続する導管5とによって構成されている。
弁本体部3の弁箱11は、蒸気SWの流れる流路12を有し、当該流路12の入口側12aに当該配管2aが接続されるとともに当該流路12の出口側12bに当該配管2bが接続されている。この配管2bは、タンクTKのヒートコイルHCに接続され、当該ヒートコイルHCは排出管7に接続されている。
弁箱11のほぼ中央には、当該弁箱11の上部を閉塞する蓋13が配置され、当該蓋13がネジ14により当該弁箱11に固定されている。すなわち弁箱11は、蓋13を有し、当該蓋13により閉塞された状態で当該弁箱として機能する。
蓋13の上部側の凸部13aには有底円筒状の枠21が一体に固定されている。枠21における上部側の凸部21aの外側周面には雄ネジ部が形成されており、その雄ネジ部に対して、シリンダ22における下方端部の内側周面に形成された雌ネジ部が螺着されている。すなわち枠21の凸部21aに本発明でいう「弁本体部側シリンダ」としてのシリンダ22が取り付けられている。
シリンダ22には、その先端部22aの内側に流路23が設けられており、当該シリンダ22の先端部22aと導管5の一方の端部とが接続されたとき、シリンダ22の流路23と導管5の流路5aとが繋がる。
シリンダ22の内側空間には、当該シリンダ22の内側周側面22bに対して摺動自在に上下動するピストン24が設けられている。ピストン24の周面にはOリング24aが取り付けられている。このピストン24が本発明でいう「弁本体部側ピストン」に相当する。
ピストン24には、弁箱11の流路12の流路方向とは直交する方向へ延びるピストン棒26が一体に固定されている。ピストン棒26は、枠21の凸部21aの中央部を挿通した状態で延びている。ピストン棒26は、後述する弁体32と一体化された弁棒25と接触している。
すなわちピストン棒26、弁棒25が軸線を共通にした状態で一直線上になるように配置されている。したがって、ピストン24と弁体32とは、ピストン棒26および弁棒25を介して一体に形成されていることになる。すなわちシリンダ22、流路23、ピストン24、弁棒25、ピストン棒26によって弁体32と連動するピストン構造となる。
このように弁体32は、ピストン棒26および弁棒25を介してピストン24と連動することにより、従来のようにピストン24ではなく蛇腹状のベローズ(図示せず)と一体化される場合よりも、小型化、簡素化および低コスト化を図ることができる。
枠21の内側でありかつ蓋13の凸部13aの上方には、バネ27が弾装されるバネ空間28が形成されている。このバネ27の一端は、蓋13の凸部13aの外周側段部13bに位置付けられるとともに、当該バネ27の他端がピストン棒26のバネ空間28内の弁棒25の軸上に軸着されたバネ受け29の外周側段部29aに位置付けられている。このバネ27は、無負荷状態にあっては、ピストン棒26と一体に固定されたピストン24をシリンダ22の先端部22a側へ付勢している。
蓋13は、下方に向かって断面U字状でなる有底の側壁部31が形成されており、その側壁部31の内側側面31aに沿って図中上下方向へ摺動自在に移動する弁体32が配置されている。蓋13と側壁部31と弁体32の天面32bとの間には上側空間UPS1が形成されている。
弁体32は、その下方端部に側壁部31の下端面31bと係合される係合凸部32aが形成される。弁箱11の流路12中の弁体32の係合凸部32aと対向する位置には、断面U字状でなる弁座35が設けられている。したがって、弁体32が側壁部31の内側側面31aに沿って図中下方向へ移動したとき、当該係合凸部32aと弁箱11の弁座35とが当接され、当該弁箱11の流路12中を流れる蒸気SWの流れが遮断される。
一方、弁体32が側壁部31の内側側面31aに沿って図中上方向へ移動したとき、当該係合凸部32aと弁箱11の弁座35との当接状態が解除され、当該弁箱11の流路12中の蒸気SWの流れが再開され、配管2bからタンクTKへ向かって当該蒸気SWが供給される。
さらに弁体32では、当該弁体32の天面32bと当該弁体32の底面32cとの間を連通する2本の連通孔34が形成されているとともに、当該弁体32の側面にはUパッキン33が装着されている。ここでUパッキン33は、弁箱11の流路12を流れる蒸気SWが弁体32の上側空間UPS1から当該弁体32の周側面を通って出口側へ漏れることを防止している。また、弁棒25の周面には、上側空間UPS1よりも上方位置にOリング30が取り付けられており、当該Oリング30により上側空間UPS1の密閉状態が維持される。
したがって、2本の連通孔34により、弁体32の上側空間UPS1の圧力と、弁箱11の流路12を流れる入口側圧力との圧力差が無くなるため、Uパッキン33による弁体32の圧力バランス構造が実現される。
これにより弁体32には、当該弁体32の上側空間UPS1の圧力と、弁箱11の流路12を流れる入口側圧力との圧力差による影響を受けなくなるため、ピストン24に対する下方向への小さな駆動力によって弁体32の係合凸部32aと弁箱11の弁座35とを強固に当接させ、当該弁箱11の流路12中を流れる蒸気SWの流れを確実に遮断させることができる。
感温部4は、ポンプPから供給されたタンクTK内の湯に浸漬される感熱筒41と、当該感熱筒41の上方にピストン43が収容されたシリンダ42とにより構成されており、当該感熱筒41とシリンダ42とが一体に形成されている。シリンダ42のタンクTKに収容されていない部分には導管5と接続するための接続口42aが形成されている。このシリンダ42が本発明でいう「感温部側シリンダ」に相当し、ピストン43が本発明でいう「感温部側ピストン」に相当する。
シリンダ42にはピストン43が図中上下方向へ摺動自在に設けられ、感熱筒41、シリンダ42およびピストン43により形成された内部空間44には温度に応じて膨張する感熱媒体でありかつ膨張媒体としての水(蒸留水)Wが充填されている。
シリンダ42の上端部42bには、調節ネジ45の先端部分がピストン43の上側空間UPS2を臨むように取り付けられている。この調節ネジ45が時計回り方向へ回転されることに応じて当該調節ネジ45の先端部分がピストン43の上側空間UPS2に入り込み、当該ピストン43の上端部を押し付ける。一方、調節ネジ45が反時計回り方向へ回転されることに応じて当該調節ネジ45の先端部分がピストン43の上端部から離間される。
<温度調整弁の動作>
このような構成の温度調整弁1では、タンクTK内の湯HWを昇温させるため、弁本体部3の弁箱11の流路12を配管2aから配管2bへ向かって加熱流体(蒸気)SWを流す際、弁体32と弁座35との弁開度に応じて加熱流体SWの流量を変化させ、タンクTK内のヒートコイルHCを通過する加熱流体SWの流量に応じて湯HWの温度を調整する。
湯HWの温度が所望の設定温度(例えば50℃)よりも低い場合、シリンダ22のピストン24に対して何ら圧力がかかっておらず、バネ27の図中上方への付勢力により当該ピストン24とピストン棒26および弁棒25を介して一体化された弁体32が図1のように位置付けられているため、当該弁体32と弁座35とは当接されることなく開弁状態となっている。
これにより、弁箱11の流路12を配管2aから配管2bへ向かってタンクTK内の湯HWを昇温させるための加熱流体である蒸気SWが流れ、その蒸気SWがタンクTK内のヒートコイルHCを通過することによりタンクTK内の湯HWが昇温される。ヒートコイルHCを通過した蒸気SWは熱交換された後に凝縮水として排出管7から外部へ排出される。
このときタンクTK内の湯HWの温度が感熱筒41に伝達され、当該感熱筒41の内部に充填されている水Wが熱膨張する。感熱筒41の内部の水Wが熱膨張すると、当該熱膨張により体積が増大した水Wが導管5を通り、弁本体部3のシリンダ22の流路23の内部圧力が高くなるので、ピストン24をシリンダ22の中で押し下げる。
ピストン24が押し下げられると、それに伴ってピストン棒26および弁棒25を介して一体化された弁体32が押し下げられるため、当該弁体32の係合凸部32aが弁座35に近づき、徐々に閉弁状態へ向かう。
その後、タンクTK内の湯HWの温度が所望温度に到達すると、感熱筒41の水Wの熱膨張により、弁本体部3のシリンダ22の流路23の内部圧力が更に高くなり、ピストン24を更に押し下げるので、弁体32の係合凸部32aと弁座35とが強固に当接された状態となり、完全に閉弁する。これにより弁箱11の流路12を流れる加熱流体(蒸気)SWの流れは遮断され、タンクTK内の湯HWの昇温が停止する。
このとき、2つの連通孔34を介して弁体32が圧力バランス構造とされているため、流路12を流れる入口側圧力と弁体32の上側の密閉された上側空間UPS1の圧力との圧力差が無く、入口側圧力の大きさとは無関係に水Wの熱膨張圧力によるピストン24の駆動力だけであっても、確実に閉弁することができる。
ところで、弁体および弁座が上下に2つ設けられた複座構造では、上下双方ともに同時かつ確実に閉弁させることは必ずしも容易なことではなく、何れか一方の弁座から僅かに蒸気SWが漏れてしまうという事態が起こりやすい。
しかしながら、この温度調整弁1では、1対の弁体32および弁座35だけの単座構造であるため、複座構造よりも確実に閉弁状態を形成することができるとともに、水Wの熱膨張によるピストン24の駆動力だけで容易に弁体32を移動させることができるので、閉弁制御を確実かつ容易に実行することができる。
その後、タンクTK内の湯HWの温度が下がると、感熱筒41の内部に充填されている水Wの体積が収縮し、熱膨張したときの水Wが導管5から感熱筒41へ戻るので、弁本体部3のシリンダ22の流路23の内部圧力が低くなり、バネ27の付勢力によりピストン24が押し上げられて、弁体32が弁座35から上方へ離間し、開弁する。
これにより弁箱11からタンクKTへ蒸気SWが供給され始めると、タンクTK内の湯HWの温度が昇温され、これ以降、上述の処理が繰り返されるので、タンクTK内の湯HWは常に設定温度に維持されるように温度調整される。設定温度に温度調整されたタンクTK内の湯HWが配管6から出力され、例えば厨房等で使用される。このとき、感熱筒41の水Wが何らかの原因により漏れ出たとしても、タンクTKの湯HWに混ざるのが単なる水Wであるため、衛生上の問題は生じ難い。
ところで、タンクTK内の湯HWの調整温度を設定する場合には、感温部4の調整ネジ45を回転させればよい。例えば、タンクTK内の湯HWの調整温度を下げる場合には、調節ネジ45を時計回り方向へ回転させ、シリンダ42内のピストン43を感熱筒41に向かって押し下げればよい。この場合、感熱筒41の水Wが導管5の内部を通ってシリンダ22側へ押し出されるため、タンクTK内の湯HWの温度が僅かに上昇しただけでも当該シリンダ22のピストン24を押し下げ、弁体32を弁座35に当接させるようになるため、次第に調整温度が下がっていく。
これとは逆に、タンクTK内の湯HWの調整温度を上げる場合には、調節ネジ45を反時計回り方向へ回転させ、シリンダ42内のピストン43を調節ネジ45に向かって押し上げればよい。この場合、導管5の水Wが感熱筒41側へ引き戻されるため、タンクTK内の湯HWの温度が大きく上昇したときに初めて当該シリンダ22のピストン24を押し下げ、弁体32を弁座35に当接させるようになるため、次第に調整温度が上がっていく。
このように温度調整弁1では、感熱筒41に水Wを充填し、その水Wの熱膨張を弁体32および弁座35による弁開閉動作の駆動力として用いるようにした。これにより、感熱筒41に蒸発現象を利用する有機溶剤を用いた従来と比較して、水Wの体積膨張現象を利用するものであるから、温度調整範囲が広くなり、大幅に使い勝手を向上することができる。
さらに温度調整弁1では、ベローズを用いる場合に比べて小型化されたピストン24を用いるようにしたことにより、ベローズよりもピストン24の方が表面積の小さい分だけ、弁本体部3の周囲温度の影響を受け難く、弁開閉動作への影響も小さくて済む。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、Uパッキン33を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、弁箱蓋13に断面円筒形状でなる有底の側壁部が形成されており、その側壁部の内側周側面に沿って摺動自在に移動する弁体に対しては耐熱性のOリングを用いるようにしても良い。
また、上述した実施の形態においては、弁箱11に蓋13をネジ14により固定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、弁箱11および蓋13とが最初から一体に固定されているようにしても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、弁体32に2つの連通孔34を形成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば3つの連通孔または4つの連通孔等のその他種々の数の連通孔を形成するようにしても良い。
1…温度調整弁、2a、2b、6…配管、3…弁本体部、4…感温部、5…導管、7…排出管、11…弁箱、12…流路、13…蓋、13a…凸部、13b…外周側段部、14…ネジ、21…枠、21a…凸部、22…シリンダ、22a…先端部、22b…内側周側面、23…流路、24…ピストン、24a…Oリング、25…弁棒、26…ピストン棒、27…バネ、28…バネ空間、29…バネ受け、29a…外周側段部、30…Oリング、31…側壁部、31a…内側周側面、31b…下端面、32…弁体、32a…係合凸部、33…Uパッキン、34…連通孔、35…弁座、41…感熱筒、42…シリンダ、42a…接続口、42b…上端部、43…ピストン、44…内部空間、45…調節ネジ、TK…タンク、UPS1…上側空間、UPS2…上側空間。

Claims (4)

  1. 温度が制御される被加熱流体を加熱するための加熱流体の流量を弁箱の内部に設けられた弁体および弁座により開閉制御する弁本体部と、
    前記被加熱流体に浸漬された感熱筒の内部空間に感熱媒体である水が充填され、当該水を介して前記被加熱流体の温度を感知する感温部と、
    前記弁本体部と前記感温部とを接続する導管と、
    前記感温部が感知した前記被加熱流体の温度に応じて変化する前記水の膨張圧力を前記弁本体部の前記弁体および前記弁座による開閉動作の駆動力として前記弁体に伝達する伝達部と
    を備え
    前記感温部の前記内部空間は、前記感熱筒と、感温部側シリンダと、この感温部側シリンダに摺動自在に設けられた感温部側ピストンとによって形成され、
    前記感温部は、前記感温部側ピストンの位置を変える調節ネジを有し、
    前記伝達部は、前記膨張圧力を前記弁体および前記弁座による開閉動作の駆動力として伝達するに際し、前記弁体と連動するピストン構造であり、
    前記ピストン構造は、
    前記導管が接続された弁本体部側シリンダと、
    前記弁本体部側シリンダ内に移動自在に設けられた弁本体部側ピストンと、
    前記弁本体部側ピストンに一端が固定されたピストン棒と、
    前記弁体と一体化されて先端が前記ピストン棒の他端と接触する弁棒とを備え、
    前記弁本体部側シリンダは、前記内部空間より容積が小さく形成されているとともに、前記弁箱に取り付けられた蓋にこの蓋とは別体の枠を介して取付けられ、
    前記ピストン棒は、前記枠に挿通されて前記弁棒に接続されていることを特徴とする温度調整弁。
  2. 前記弁体は、前記弁箱に取り付けられる蓋と一体に形成された有底の側壁部の内側側面に沿って摺動自在に支持され、前記加熱流体を前記弁体の下方から前記蓋および前記側壁部により構成される当該弁体の上側空間へと導くため当該弁体の天面および底面とを連通する連通孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の温度調整弁。
  3. 前記弁体における前記有底の側壁部との摺動面には、耐熱性のパッキンが取り付けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の温度調整弁。
  4. 前記弁本体部は、1対の前記弁体および前記弁座による単座構造である
    ことを特徴とする請求項3に記載の温度調整弁。
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