JPH0756236B2 - 車両用エンジンの異常検出装置 - Google Patents

車両用エンジンの異常検出装置

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JPH0756236B2
JPH0756236B2 JP61087365A JP8736586A JPH0756236B2 JP H0756236 B2 JPH0756236 B2 JP H0756236B2 JP 61087365 A JP61087365 A JP 61087365A JP 8736586 A JP8736586 A JP 8736586A JP H0756236 B2 JPH0756236 B2 JP H0756236B2
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vehicle
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vehicle speed
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利昭 水野
勝彦 樹神
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日本電装株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用エンジンの異常、特にエンジンの制御
等に用いられる車速センサ系統の異常を検出する車両用
エンジンの異常検出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、車両用エンジンにおいて、車両の車速センサ
からの信号(車速信号)は、該エンジンを制御するため
の重要なパラメータの一つとして用いられている。例え
ばアイドル回転数の制御におけるアイドル状態の判断等
に用いられる。
そしてこの車速信号を制御用コンピュータに伝えるため
の信号線が断線したり、コネクタ部分が脱落したりし
て、車速信号が制御用コンピュータ側へと伝えられなく
なると、種々のエンジン制御に支障を来すようになるの
で、車速信号線の断線を検出する異常検出手段として、
特開昭59-165841号公報においては、エンジン回転数N
が所定値以上で、エンジン負荷Q/Nが所定値以上にある
時に、車速が所定値以下である時に車速信号線に断線に
生じたと判断している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが上述の公報に示されるような検出手段では、エ
ンジン回転数Nに対する判定値や、エンジン負荷Q/Nに
対する判定値が高い(大きい)とこの異常検出手段の使
用頻度が少なくなり、検出能力が低下し、また逆に上記
各判定値が低い(小さい)と車両停止状態との判別がつ
きにくく誤検出する恐れがあるという問題点があり、検
出精度と検出能力を両立させることが困難である。また
運転者が冷寒時の始動直後に空吹かしを行うと、上記公
報における条件を満たす可能性があり、この場合も誤検
出する恐れがある。
従って本発明の目的は、上記問題点に鑑みた検出精度と
検出能力とが共に高い車両用エンジンの異常検出装置を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は第6図に示すごとく、車両の車速を検
出する車速検出手段と、 車両用エンジンの回転数およびスロットル弁全閉を含む
エンジン運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態に基づいてスロットル弁全閉かつエンジン
回転数が所定値以上を検出することにより前記車両が減
速状態であると識別する減速状態識別手段と、 この減速状態識別手段により減速状態であると識別して
いるときにおいて前記検出された車速と所定値とを比較
する比較手段と、 この比較手段にて前記車両の速度が所定値以下であると
判断される状態の継続時間が所定値以上に達した場合、
前記車速検出手段が異常であると検出する異常検出手段
と を備えることを特徴とする車両用エンジンの異常検出装
置を提供するものである。
〔作用〕
これにより、スロットル弁全閉かつエンジン回転数が所
定値状を運転状態検出手段によって検出することにより
減速状態検出手段により車両が減速状態であると識別さ
れている間、車速検出手段から得られる車速の異常検出
が異常検出手段により実行されるようになるので、通常
の車両走行中において比較的煩雑に車速検出手段の異常
検出が実行されるようになると共に、エンジンが車両側
より回転されている状態(エンジンブレーキ状態)とい
う車両側が確実にある程度の車速を有すると見なせる状
態で車速検出手段から得られる車速を所定値と比較し、
しかもその時の車速が所定値以下であるという状態が所
定時間継続したかを判断して異常検出手段により異常検
出を実行する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例構成を有するエンジンとその周
辺機器の構成を示す概略構成図である。
図において1は車両用の火花点火式エンジン、2はピス
トン、3はシリンダ、4はシリンダヘッドであり、シリ
ンダヘッド4の各気筒の排気ポート5には排気マニホー
ルド6が、シリンダヘッド4の各気筒の吸気ポート7に
は吸気マニホールド8が夫々連結されている。また吸気
マニホールド8には吸入空気の脈動を防止するためのサ
ージタンク9が設けられ、サージタンク9には吸気マニ
ホールド8内の圧力、即ち吸気管圧力Pmを検出する吸気
圧センサ10が備えられている。
次に11はサージタンク9を介して各気筒に送られる吸入
空気量を制御するスロットルバルブ、3は吸入空気温度
を検出する吸気温センサであり、スロットルバルブ11に
は、スロットルバルブ11の全閉状態にある時のみONする
アイドルスイッチ14が直結されている。また16はエンジ
ン1の冷却水温を検出する水温センサ、17はエンジン1
の点火プラブ18に所定タイミングでイグナイタ19から出
力される高電圧を印加するディストリビュータ、20はデ
ィストリビュータ17に取り付けられ、エンジン1の回転
数Neに対応したパルス信号を発生する回転数センサ、22
は図示しない変速機に設けられ、変速機の出力軸の回転
より車速に対応したパルス信号を発生する車速センサで
ある。
上記吸気圧センサ10、吸気温センサ13、アイドルスイッ
チ14、水温センサ16、回転数センサ20及び車速センサ22
の各種検出信号は制御回路25に入力され、制御回路25に
て上記各検出信号に基づき、燃料噴射弁26の燃料噴射量
制御、点火プラグ18の点火時期制御等種々の制御処理な
らびに後述する車速センサ22からの検出信号の異常判別
が実行される。
次に第2図に前述の制御回路25の構成を表すブロック図
を示す。図において、27a,27bは共に入力インターフェ
イスであって、入力インターフェイス27aには吸気圧セ
ンサ10、吸気温セン13、水温センサ16等のアナログ信号
が入力され、また入力インターフェイス27bにはアイド
ルスイッチ14、回転数センサ20、車速センサ22等のデジ
タル信号が入力される。28はA/Dコンバータであり、入
力インターフェイス27aに入力されたアナログ信号をデ
ジタル信号に変換する。入力インターフェイス27bに入
力されたデジタル信号及びA/Dコンバータ28にてA/D変換
されたデジタル信号は、中央処理ユニット(以下「CP
U」と言う)29に入力される。
CPU29は各種演算を処理するプログラムや該演算処理に
おいて使用されるデータ等が記憶されているメモリ30が
内蔵されており、CPU29は上記デジタル信号をパラメー
タとして、メモリ30に内蔵されたプログラムに従って後
述する車速センサ22からの信号の異常判別や、周知の燃
料噴射制御、点火時期制御等の演算を実行する。
また31はCPU29の電源、32はCPU29からの制御信号を燃料
噴射弁26、イグナイタ19に適宜出力する出力インターフ
ェイスである。そして燃料噴射弁26は上記制御信号に応
じて燃料噴射を実行し、また点火コイル18はイグナイタ
19に出力された上記制御信号に応じて点火実行する。
次に本実施例における車速センサ22からの信号の異常の
検出を第3図に示される車速信号異常検出ルーチンに基
づいて説明する。なお、本ルーチンは所定時間毎、例え
ば100ms毎にCPU29内で実行される。
まずステップ301においては、現在エンジン1が減速中
であって、燃料カット中であるか否かを判別する。なお
このエンジン減速による燃料カットの実施、不実施の判
断は他のルーチンにて予め実行されており、例えばアイ
ドルスイッチ14がONであって、回転センサ20のパルス信
号に基づいて算出するエンジン1の回転数Nが水温セン
サ16にて検出された冷却水温に応じて設定される所定回
転数NOより高い状態にある時に燃料カット実施とされ
る。そしてステップ301にて減速燃料カット中であると
判断されればステップ302に進む。ステップ302では車速
センサ22からの車速信号に基づいて算出される車速が所
定値、例えば2km/H以下であるかを判断し、所定値以下
であればステップ303に進む。ステップ303ではCPU29の
メモリ30内に格納されているカウンタCを1だけカウン
トアップして、ステップ304ではカウンタCの値が30以
上に達しているか否かを判別し、C≧30であればステッ
プ305に進み、ステップ305で車速信号が異常であると判
断して異常フラグをセットして、本ルーチンを終了し、
またC<30であればステップ305を迂回して本ルーチン
を終了する。またステップ301,302のいずれかで「NO」
と判断された場合はステップ306にて上記カウンタCの
値を0にクリアして本ルーチンを終了する。
すなわち、上述の車速信号異常検出ルーチンはステップ
301において減速燃料カット中であるか否かを判断する
ことで、エンジン1が減速状態にあり、車両側によりエ
ンジン1が回転されている状態(エンジンブレーキをき
かしている状態)にあるか否かが判別するものであっ
て、そしてステップ302〜305においてはエンジン減速状
態でエンジン1が車両側から回転されている状態であっ
て、普通ならば車両が所定値以上の速度で減速走行して
いると見なせる状態があるにもかかわらず、車速信号よ
り得られる車速が所定値(2km/H)以下である状態が所
定時間(3sec)以上継続した場合に、車速信号に異常が
生じていると判断する。
なお、上述の車速信号異常検出ルーチンにおいては、所
定時間(3sec)以上減速燃料カット中であって、かつ車
速≦2km/Hである状態が継続した時点で、車速信号異常
と判断しているが、これは例えば運転者が車両を停止さ
せるべく減速している際に、クラッチの切り忘れにより
エンジン1がそのままストールに陥った時や、運転者に
よるエンジン1の空吹かし後などにおいては、一時的に
減速燃料カット中、かつ車速≦2km/Hの状態になる恐れ
があるので、誤検出を防止するために設定されている。
従って、本実施例の車速信号異常検出ルーチンによれ
ば、減速燃料カット中である間、車速信号の異常検出が
実行されるものであるので、通常の車両走行中において
比較的頻繁に実行されるようになり、検出能力が充分に
確保されるようになると共に、エンジン1が車両側から
回転されている状態(エンジンブレーキをきかしている
状態)という車両側が確実にある程度の車速を有する状
態で判断しているので、その検出精度も充分に保証し得
るものとなる。
第4図に示すのは、本発明の他の実施例を示すもので、
前述の実施例においてエンジン1が減速状態にあり、エ
ンジン1が車両側から回転されている状態(エンジンブ
レーキ状態)を減速燃料カットにより判断していたのに
対し、第4図図示の異常検出ルーチンではスロットル全
閉、すなわちアイドルスイッチ14がONであって(ステッ
プ401)、かつ回転数Nが第5図のマップに示される冷
却水温に応じて設定された比較回転数N1より高い状態に
ある場合(ステップ402)をエンジン1が減速状態にあ
りエンジン1が車両側から回転されている状態(エンジ
ンブレーキ状態)にあると判断している。なお、比較回
転数N1は所定の冷却水温状態における予想されるアイド
ル回転数の最も高い状態よりも所定量だけ上乗せした値
に該当するように設定されており、すなわちスロットル
全閉にある時にクラッチが接続されたエンジンブレーキ
状態で車両がある程度の車速でもって減速走行される下
限回転数と見なせるものである。
そして、上記ステップ401,402の双方で「YES」と判断さ
れた場合は前記実施例の異常検出ルーチンのステップ30
2以後と同じ各ステップ403,404,405,406等を経て車速信
号の異常を検出する。またステップ401〜403で「NO」と
された場合も、前記ステップ306と同様、ステップ407に
てC→0として本ルーチンを終了する。
そして本実施例の異常検出ルーチンにおいても、第3図
に示す前記実施例の異常検出ルーチンと同様な効果が達
し得るようになる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、エンジン減速状態に
ある間、車速検出手段から得られる車速の異常検出が実
行されるようになるので、通常の車両走行中において比
較的煩雑に実行されるようになり、検出能力が充分に確
保されるようになると共に、エンジンが車両側より回転
されている状態(エンジンブレーキ状態)という車両側
が確実にある程度の車速を有すると見なせる状態で車速
検出手段から得られる車速を所定値と比較し、しかもそ
の時の車速が所定値以下であるという状態が所定時間継
続したかを判断して異常検出を実行するため、その検出
精度を充分に保証し得るようになるのみならず、通常備
えられているスロットル弁全閉検出手段やエンジン回転
数検出手段のような運転状態検出手段により比較的頻繁
に生じる車両減速時を検出して、オートマチックトラン
スミッション車両であろうとマニュアルトランスミッシ
ョン車両とに係わらず、特別なセンサを別に設けること
なく、車速検出手段の異常を精度よく検出することがで
きるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例構成が適用される車両用エン
ジン並びにその周辺機器の構成を示す概略構成図、第2
図は第1図図示の制御回路の構成を示すブロック図、第
3図は本発明の一実施例における車速信号異常検出ルー
チンのフローチャート、第4図、第5図は本発明の他の
実施例を示すフローチャート、及びマップ、第6図は本
発明の概略構成を示すブロック図である。 1……車両用エンジン,10……吸気圧センサ,14……アイ
ドルスイッチ,20……回転数センサ,22……車速センサ,2
5……制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車速を検出する車速検出手段と、 車両用エンジンの回転数およびスロットル弁全閉を含む
    エンジン運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態に基づいてスロットル弁全閉かつエンジン
    回転数が所定値以上を検出することにより前記車両が減
    速状態であると識別する減速状態識別手段と、 この減速状態識別手段により減速状態であると識別して
    いるときにおいて前記検出された車速と所定値とを比較
    する比較手段と、 この比較手段にて前記車両の速度が所定値以下であると
    判断される状態の継続時間が所定値以上に達した場合、
    前記車速検出手段が異常であると検出する異常検出手段
    と を備えることを特徴とする車両用エンジンの異常検出装
    置。
JP61087365A 1986-04-16 1986-04-16 車両用エンジンの異常検出装置 Expired - Lifetime JPH0756236B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61087365A JPH0756236B2 (ja) 1986-04-16 1986-04-16 車両用エンジンの異常検出装置
DE3712588A DE3712588C2 (de) 1986-04-16 1987-04-14 Vorrichtung zur Ermittlung einer Abnormalität eines Fahrgeschwindigkeitsfühlers
US07/038,355 US4736626A (en) 1986-04-16 1987-04-14 Abnormality detection apparatus for vehicle engines

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JPS62243943A JPS62243943A (ja) 1987-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915653A (ja) * 1982-07-15 1984-01-26 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関用検出器の故障診断装置
JPS6121454A (ja) * 1984-07-10 1986-01-30 Toyota Motor Corp 車速センサの故障判定方法

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JPS62243943A (ja) 1987-10-24

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