JPH0756213A - カメラの双眼ファインダ構造 - Google Patents

カメラの双眼ファインダ構造

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JPH0756213A
JPH0756213A JP22646193A JP22646193A JPH0756213A JP H0756213 A JPH0756213 A JP H0756213A JP 22646193 A JP22646193 A JP 22646193A JP 22646193 A JP22646193 A JP 22646193A JP H0756213 A JPH0756213 A JP H0756213A
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JP
Japan
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finder
viewfinder
eye
image
binocular
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22646193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamasa Manome
忠政 馬目
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のファインダ光学系を設けることによ
り、片目を閉じる必要のない見やすい双眼ファインダ構
造を提供する。 【構成】 カメラ本体10の上部のほぼ中央部に第1ファ
インダ12を設け、そのファインダ光学系S1 を対物レン
ズと接眼レンズ16とにより構成する。また、カメラ本体
10の上部の側部に出没自在な第2ファインダ部18を設
け、第2ファインダ20を設ける。該第2ファインダ20
は、前記第1ファインダ12と等しいファインダ光学系S
2 を有し、対物レンズと接眼レンズ24とにより構成す
る。これら第1ファインダ12と第2ファインダ20とによ
り双眼ファインダ25を構成する。第2ファインダ部18
は、通常はカメラ本体10の内部に格納され、側方に引出
すことにより第2ファインダ20のファインダ光学系S2
が現出する。その引出し長の大きさにより、接眼レンズ
16、24同士の間隔を撮影者の眼幅に応じて調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラのファインダ
の構造であって、ファインダを両目で覗くことができる
双眼ファインダの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラには、撮影者が撮影画面を確認す
るために、ファインダが備えられている。例えば、二眼
レフのカメラでは、上記ファインダの光学系は撮影光学
系と別に設けられており、ファインダ光学系中で被写体
の像が結像される実像式ファインダと結像されない虚像
式ファインダとがある。
【0003】例えば、上記虚像式のアルバダ式ファイン
ダでは、ファインダ光学系は対物レンズ系と接眼レンズ
系とにより構成されており、上記接眼レンズ系に視野枠
が蒸着されている。このため、構造が簡単でコストが低
く、明るく見やすいファインダの像をとらえることがで
きる。
【0004】また、実像式のファインダでは、ファイン
ダ光学系に視野枠の表わされた結像板が配設されてお
り、撮影者は上記結像板上の被写体の結像を視野枠と共
にとらえるので、撮影範囲を明確に確認することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たファインダの構造では、ファインダ光学系は単一のも
のとされているので、撮影者は片方の目で接眼レンズに
接眼してファインダを覗かなければならない。このた
め、ファインダを覗かないもう片方の目を閉じながら撮
影する場合が多く、この場合は長時間の撮影により目が
疲れてくるおそれがある。
【0006】さらに、撮影者がとらえた被写体の像は、
平面的で迫力のない像となってしまうので、より迫力の
ある像をとらえることができるファインダが望まれる。
【0007】一方、両方の目を開きながら、片方の目の
みでファインダを覗くこともできるが、該ファインダに
神経を集中させなければならず、撮影者に負担を掛ける
おそれがある。
【0008】そこで、本発明では、片目を閉じる必要が
なく見やすいことに加え、迫力のある被写体像を得られ
るファインダ構造を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明に係るカメラの双眼ファインダ構造は、
被写体に対向する対物レンズ系と撮影者が接眼する接眼
レンズ系とを備えたファインダを複数有して構成し、撮
影者が前記ファインダを少なくとも一方の目で覗き込
み、前記被写体の像をとらえることを特徴としている。
【0010】
【作用】撮影の際、撮影者はカメラに被写体を指向させ
る。これにより、該カメラのファインダの対物レンズ系
が上記被写体を指向する。そして、上記被写体の像は、
各ファインダごとに上記対物レンズ系及び接眼レンズ系
を透過する。
【0011】撮影者は、一方の目ごとに異なるファイン
ダの接眼レンズ系に接眼し、これら両方の目により被写
体の像をとらえる。
【0012】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて、この発明
に係るカメラの双眼ファインダ構造を具体的に説明す
る。なお、本実施例では、アルバダ式の双眼ファインダ
をコンパクトカメラに備えた場合について説明してい
る。
【0013】図1に示すように、カメラ本体10の上部の
ほぼ中央部に、第1ファインダ12が設けられている。
【0014】そして、図2に示すように、上記第1ファ
インダ12のファインダ光学系S1 は、図示しない被写体
に対向する対物レンズ14と、該対物レンズ14の後方に配
設された接眼レンズ16とにより構成されている。上記接
眼レンズ16にはアルミニウム等による視野枠16a が蒸着
されており、前記対物レンズ14の後側面の周辺部には全
反射する凹面鏡14a が形成されている。
【0015】一方、図1及び図2に示すように、カメラ
本体10の上部の側部には、側方に出没自在な第2ファイ
ンダ部18が設けられており、該第2ファインダ部18に第
2ファインダ20が設けられている。図2に示すように、
上記第2ファインダ20は、前記第1ファインダ12と等し
いファインダ光学系S2 を有しており、後側面の周辺部
に凹面鏡22aを有する対物レンズ22と視野枠24aが蒸着さ
れた接眼レンズ24とにより構成されている。
【0016】そして、前記第1ファインダ12と上記第2
ファインダ20とにより、双眼ファインダ25が構成されて
いる。
【0017】なお、図1に示すように、上記第2ファイ
ンダ部18は、通常はカメラ本体10の内部に格納されてお
り、これを側方に引き出すことにより前記第2ファイン
ダ20のファインダ光学系S2 が現出される。このとき、
引き出し長の大きさを適宜に設定することにより、上記
第2ファインダ20の接眼レンズ24と前記第1ファインダ
12の接眼レンズ16との間隔を調整することができる。
【0018】以上により構成した本発明に係る双眼ファ
インダ構造の実施例の作用を、以下に説明する。
【0019】撮影を行なう前に、撮影者は第2ファイン
ダ部18をカメラ本体10から引き出す。このとき、撮影者
の眼幅に応じて上記第2ファインダ20の引き出し長を調
整し、右目が第1ファインダ12を、左目が第2ファイン
ダ20を同時にそれぞれ覗くことができる状態に調節す
る。
【0020】撮影の際は、撮影者は右目を第1ファイン
ダ12の接眼レンズ16に接眼させ、左目を第2ファインダ
20の接眼レンズ24に接眼させて、カメラに適宜な方向を
指向させ、上記第1ファインダ12及び第2ファインダ20
を覗いて被写体の像をとらえる。
【0021】そして、図2に示すように、第1ファイン
ダ12では、被写体の像が対物レンズ14及び接眼レンズ16
を透過されて、撮影者の右目によりとらえられる。この
とき、接眼レンズ16の視野枠16aが対物レンズ14の凹面
鏡14aにより反射され、前記被写体の像に重畳して撮影
者にとらえられる。
【0022】また、同時に、第2ファインダ20では、被
写体の像が対物レンズ22及び接眼レンズ24を透過され
て、撮影者の左目によりとらえられる。そして、接眼レ
ンズ24の視野枠24a が対物レンズ22の凹面鏡22a により
反射され、前記被写体の像に重畳して撮影者にとらえら
れる。
【0023】従って、撮影者は眼幅とほぼ等しい間隔を
有する第1ファインダ12と第2ファインダ20とにより被
写体の像を片方の目ごとにとらえるので、該被写体の像
を立体的にとらえることができる。同時に、第1ファイ
ンダ12の視野枠16a と第2ファインダ20の視野枠24a と
も片方の目ごとにとらえられるので、視野枠を空間的に
とらえることができる。このため、上記被写体の立体像
と立体的な視野枠とが重畳してとらえられるので、撮影
範囲を明確に確認することができる。
【0024】本実施例によれば、第2ファインダ部18が
出没自在とされ、押し込むことによりカメラ本体10の内
部に格納されるので、カメラの運搬や保管等、撮影を行
なわないときに邪魔になることがない。
【0025】また、第2ファインダ部18の引き出し長を
調整することができるので、撮影者の眼幅に応じて第1
ファインダ12の接眼レンズ16と第2ファインダ20の接眼
レンズ24との間隔を自由に設定することができる。この
ため、眼幅の異なる複数の者がカメラを使用する場合で
あっても、各人の眼幅に合わせて簡単に調節することが
できるので、個人差に対応した見やすいファインダを得
ることができる。
【0026】さらに、撮影者は、前記第2ファインダ部
18を格納した状態で第1ファインダ12を片方の目で覗く
ことや、前記第2ファインダ20のみを片方の目で覗くこ
ともできる。これらの場合は、従来通りの片目で覗くフ
ァインダと同様の作用効果を奏するが、カメラ本体10の
左右に第1ファインダ12の接眼レンズ16と第2ファイン
ダ20の接眼レンズ24とが位置するので、撮影者の利き目
の左右に応じて見やすいファインダの位置を選択するこ
とができる。
【0027】なお、本実施例では、第1ファインダ12の
接眼レンズ16と第2ファインダ20の接眼レンズ24のいず
れにも視野枠16a、24aを設けた構造としたが、いずれか
一方の接眼レンズにのみ視野枠を設けた構造であっても
構わない。この構造によれば、第1ファインダ12のファ
インダ光学系S1 と第2ファインダ20のファインダ光学
系S2 とによりとらえられた立体像に、単一の視野枠が
重畳されることになるので、上記各ファインダ光学系S
1、S2同士のパララックスの調整が容易となる。このた
め、製作費用が低減され、カメラの低価格化に貢献す
る。なお、例えば、前記第1ファインダ12の接眼レンズ
16のみに視野枠16a を設ければ、第2ファインダ部18を
格納して第1ファインダ12を片方の目で覗く場合であっ
ても視野枠16a をとらえることができるので、不都合を
生ずることがない。
【0028】ところで、本実施例では、図1に示すよう
に、第2ファインダ部18を出没自在な構造としている
が、常に現出した2つのファインダを有する双眼ファイ
ンダの構造とすることもできる。
【0029】例えば、図3に示すように、カメラ本体26
の上部のほぼ中央部と側部とに、前述した実施例の第1
ファインダ12と同様の構成のファインダ28を設けた双眼
ファインダ30の構造とすることができる。なお、上記双
眼ファインダ30の構造では、各ファインダ28同士の間隔
を調節するための眼幅調整機構を備えていることが望ま
しい。
【0030】この構造によれば、両ファインダ28が常に
現出されており、撮影の度にファインダ部を引き出す必
要がないので、撮影の操作が簡略化され、初心者でも容
易に撮影を行なうことができる。
【0031】なお、本実施例では、双眼ファインダをア
ルバダ式のファインダとした場合について説明したが、
実像式のファインダとしても構わない。この場合、各フ
ァインダ内の結像面上で被写体の像が結像され、これら
の結像を片方の目ごとにとらえるので、アルバダ式ファ
インダと同様に立体像をとらえることができ、また、視
野枠が確実に重畳されるので、撮影範囲を確認しやすく
見やすいファインダとなる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る双
眼ファインダ構造によれば、複数のファインダ光学系を
有するので、撮影者は片方の目ごとに各ファインダを覗
くことにより両目で上記被写体の像をとらえることがで
きる。このため、片方の目を閉じる必要はなく、ファイ
ンダを長時間覗いていても疲れることがない。また、両
目を利用してファインダを覗くので見やすく、撮影の機
会に余裕をもって対処することができる。
【0033】また、各ファインダのファインダ光学系ご
とに被写体の像がとらえられるので、撮影者は立体的で
迫力があり明るい被写体の像をとらえることができ、よ
り見やすいファインダを得ることができる。さらに、例
えば、左目用のファインダを右目により覗けば、撮影者
の鼻とカメラ本体の後部とが接触することを防ぐことが
でき、該ファインダと右目とを密着させることができ
る。
【0034】なお、本発明に係る双眼ファインダは、実
像式ファインダと虚像式ファインダのいずれの構造をも
構成することができる。このため、上記双眼ファインダ
構造はファインダの形式に拘らず構成することができ、
カメラの形式や目的に応じてファインダ形式を選択する
ことができる。従って、カメラの設計の際の選択の幅が
大きくなり、より多くの種類のカメラを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る双眼ファインダ構造を備えたカメ
ラの後側面を示す概略の斜視図である。
【図2】双眼ファインダ構造のファインダ光学系を示す
一部省略の断面図である。
【図3】双眼ファインダ構造を備えたカメラの他の実施
例を示す概略の斜視図である。
【符号の説明】
12 第1ファインダ 14 対物レンズ 16 接眼レンズ 20 第2ファインダ 22 対物レンズ 24 接眼レンズ 25 双眼ファインダ 28 ファインダ 30 双眼ファインダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に対向する対物レンズ系と撮影者
    が接眼する接眼レンズ系とを備えたファインダを複数有
    して構成し、 撮影者が前記ファインダを少なくとも一方の目で覗き込
    み、前記被写体の像をとらえることを特徴とするカメラ
    の双眼ファインダ構造。
JP22646193A 1993-08-19 1993-08-19 カメラの双眼ファインダ構造 Withdrawn JPH0756213A (ja)

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JP22646193A JPH0756213A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 カメラの双眼ファインダ構造

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JP22646193A JPH0756213A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 カメラの双眼ファインダ構造

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JPH0756213A true JPH0756213A (ja) 1995-03-03

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ID=16845467

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JP22646193A Withdrawn JPH0756213A (ja) 1993-08-19 1993-08-19 カメラの双眼ファインダ構造

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JP (1) JPH0756213A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2773228A1 (fr) * 1997-12-30 1999-07-02 Hong Li Tseng Structure de viseur pour appareil photographique
JP2012134680A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Samsung Electronics Co Ltd 撮像装置

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ES2149718A1 (es) * 1997-12-30 2000-11-01 Hong Li Tseng Estructura del visor de una camara.
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