JPH1146373A - 立体映像取り込み装置 - Google Patents

立体映像取り込み装置

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JPH1146373A
JPH1146373A JP9202081A JP20208197A JPH1146373A JP H1146373 A JPH1146373 A JP H1146373A JP 9202081 A JP9202081 A JP 9202081A JP 20208197 A JP20208197 A JP 20208197A JP H1146373 A JPH1146373 A JP H1146373A
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JP
Japan
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image
video image
eye
stereoscopic
parallax
Prior art date
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Pending
Application number
JP9202081A
Other languages
English (en)
Inventor
Akishi Sato
晶司 佐藤
Shigeru Harada
茂 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH1146373A publication Critical patent/JPH1146373A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片方の眼用の映像を画面の右半分に、他方の
眼用の映像を画面の左半分にくるようにした立体写真型
の立体映像を撮影する映像機器において、視差量を必要
最低限に抑えて眼に負担がかからない立体映像を得るこ
とができる立体映像取り込み装置を提供する。 【解決手段】 単一の採光窓から入射する、左眼用のL
映像11を、ミラーに反射させることなく前玉レンズ2
の右半分に直接取り込み、前記採光窓と前玉レンズ2の
間に、第1および第2のミラー13,14を、前記左眼
用のL映像の光線17を介して対向配設し、前記第1お
よび第2のミラー13,14の角度を、前記採光窓から
入射する右眼用のR映像12が、反射により前記前玉レ
ンズ2の左半分に取り込まれる角度に各々設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立体撮影のため
にビデオカメラに取り付ける光学アタッチメントに係
り、特に必要最低限の視差量で撮影が行える立体映像取
り込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の立体映像取り込み装置は、例えば
特願平7−334423号で提案されているように、図
7の構造よりなる、いわゆる立体写真用のアタッチメン
トを1台のビデオカメラに取り付けて視差のある映像を
取り込むものであった。すなわち、4枚のミラー1a〜
1dを組み合わせ、前玉レンズ(撮影レンズ)2の中央
に、視差のある映像を左右に分けて図8(a)のように
取り入れる。そしてこの左右1対の立体映像aを画像処
理によって図8(b)、(c)のようにそれぞれ2倍に
拡大し(AL,AR)、フィールドシーケンシャルな立体
映像信号に変換し、シャッターメガネにて立体視するも
のであった。
【0003】ここで、カメラレンズの中央を境に左右別
々の映像を取り入れられる現象を利用して、図7に代表
されるアタッチメントを取り付け、1台のカメラでL,
Rの立体映像を得る手段は公知である。入射瞳の中心3
にて、2θの画角をもって撮影されるカメラにおいて、
ミラー1a〜1dで2回反射されたR映像4、L映像5
は、あたかもそれぞれ点6、7にて画角θの映像として
取り入れられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図7の点6、7間
の距離d1は視差を決定する要因である。人の眼幅(6
0〜70mm)だけ離して撮影し、現物と同じ大きさに
投影できれば理想的であるが、ディスプレイの大きさは
様々である。また一旦ディスプレイ上に投影された映像
は、撮影者の意図に反した部分を見られる場合がある。
視差のズレが不自然になり、眼の疲れの原因となる。
【0005】また、前記図8(b)、(c)のように画
像処理により、左右の映像を2倍に拡大すると視差も2
倍に強調されるという問題がある。図7の構造からd1
の長さはカメラレンズの水平画角によって制限され、6
0〜70mmが小さくできる限界である。そのために視
差は2倍の120〜140mmと等価となり、立体視が
強調され目の疲れの原因になる。更にディスプレイのサ
イズによっても視差量は変わり、大型化によりますます
視差量が大きくなってしまう。
【0006】本発明は上記の問題点と、立体視のための
視差量はほんの僅かで十分であることが実証されている
こととに鑑みてなされたもので、その目的は、視差量を
必要最低限に抑えて眼に負担がかからない立体映像を得
ることができる立体映像取り込み装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、一台のビデオカメラのレンズの前に装着
することにより、1画面の中に一対の立体画像を取り入
れるアタッチメントにおいて、第1のミラーは撮影レン
ズの右半分の情報を妨げない位置まで接近して取り付
け、撮影レンズの左半分を覆う第2のミラーの組み合わ
せで、撮影レンズの左半分の情報を取り入れる。そして
撮影レンズの右半分の情報は、ミラーを介さないで直接
取り入れる。さらに左右の立体情報の採光窓を一部共用
することにより、実質的に左右視差の少ない立体画像を
得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態例について図面を参照して説明する。図1は本発明
の実施の形態を示し、ビデオカメラに取り付けられるア
タッチメントに収納された内部部品を表している。
【0009】図1において前記図7と同様に入射瞳の中
心点10にて2θの画角をもって撮影されるカメラに
て、L映像11は直接中心点10に向かって入射し、左
眼用のL映像として取り入れられる。R映像12はミラ
ー13、14で2回反射して、中心点10に向かって入
射し右眼用のR映像として取り入れられる。この場合R
映像12は破線の交点15に向かって入射したのと等価
になる。このとき、RとLとの距離d2は図7のd1に比
べて約1/4に減少する。
【0010】ここでミラー14の右端部14Rは前玉レ
ンズ2の光軸16上にあり、その傾斜角は、ミラー13
の傾斜角とともに、L映像11とほぼ同じ角度で入射す
るR映像12が中心点10に入射するように決定されて
いる。またミラー13の左端部13LはL側映像情報の
左側の光線17を妨げない限り光軸16に近付けられ
る。このように構成した結果、アタッチメントの大幅な
小型化が可能となった。
【0011】本発明の具体的な例として、焦点距離:6
mm(1/3インチCCDにて水平画角43度)、入射
瞳の位置:前玉レンズの前面より35mmのカメラ用に
設計するとd2は約20mmとなる。即ち2台のカメラ
を20mm離して撮影したのと同じ視差が得られる。こ
のアタッチメントによって得られた映像は、特願平7−
334423号に開示されている画像処理により、左右
半分ずつの画像がそれぞれ2倍に拡大されるので、視差
も2倍に拡大される。このため2台のカメラを40mm
離して撮影したのと等価になる。人の平均眼幅は65m
mであるので幾分少なめであるが、立体視の効果は十分
に得られることは実証されている。
【0012】またディスプレイの大きさによっても視差
量は変わるが、これについて図2〜図4とともに説明す
る。図2は2台のカメラ20L,20Rで、間隔をdと
し、カメラ20L,20Rに近い順にA、C、Bと並ん
だ被写体を撮影するときの位置関係を示している。コン
バーゼンス(左右のカメラの光軸中心の交点)をCに合
わせると、図2(b),(c)のように、それぞれのカ
メラからL,Rの映像が得られる。これらをフィールド
シーケンシャルな信号に変換して、図3のようにディス
プレイ21上に再生し、シャッターメガネ22にてL映
像は左眼だけに、R映像は右眼だけに入るようにして見
ると、Cはディスプレイ21上に、Aはディスプレイ2
1の手前に、Bはディスプレイ21の奥に定位する。
【0013】ここで映像情報はそのままでより大きなデ
ィスプレイ23に再生させたのが図4である。図4によ
れば、視差は全て水平方向に拡大されてしまうことが分
かる。それにより像の位置は図示矢印方向に移る。この
場合Bの映像の間隔(b)が人の眼幅(約65mm)を
超えると融像が難しくなる。視差量が適切でないと立体
視での疲れの原因となる。前記のようなディスプレイの
大きさの違いに対応するためには、撮影時の視差量は極
力抑えた方が良い。しかしその分、立体感が損なわれる
危惧はある。
【0014】この点については、左右方向に動きのある
映像に対してプルフリッヒ効果を利用して奥行き感をも
たらす方式での視差量を参考にすれば良い。すなわち、
一方の眼にNDフィルタをつけて光を弱めると、その
分、大脳への伝達遅れが生じ、左右の眼で時間差のある
映像が大脳で処理され立体視される。その遅れは10m
sec程度であるが、秒速1mの動きでも自然な立体感
が得られている。この場合100×0.01=1cmの
カメラ間隔と等価となる。このことから、立体視のため
には必要最低限の視差量で良いことが分かる。レンズの
大きさ、その水平画角により制限されているが、本発明
を適用した3Dアタッチメント以下の視差量での撮影
は、他の手段では実行不可能である。
【0015】ここで、本発明と構成が似ているU.Sパ
テント(3891303)を図5に示し、それとの相違
を説明する。尚図5の数字はU.Sパテント(3891
303)に合わせている。まず図7(a)よりなるアタ
ッチメントにて得られた映像は、ディスプレイでは図7
(b)のごとく映る。これを裸眼立体視するとき、R映
像4を右眼で、L映像5を左眼で見ることになる。ディ
スプレイが大きくなり、それぞれの映像のセンター幅が
人の眼幅を超えると、融像できなくなる。元々、人は眼
幅を広げることに慣れてはいない。そこで図5(b)の
ように左右の配置を従来に対して逆転するように構成し
たのがこのU.Sパテント(3891303)である。
【0016】したがって、R映像を右眼で、L映像を左
眼で見るには、眼を寄せれば良いことから、比較的楽に
裸眼立体視ができることを目的にしており、本発明のよ
うに視差を少なくする目的、もしくは効果は本文のどこ
にも述べられていない。そればかりか、図5(a)には
っきり仕切りXが描かれており、RとLの情報の取り入
れ口をわざわざ別個にしている。すなわち図5(a)の
U.Sパテント(3891303)は本発明のように図
6の網目の部分では、異なる方向の光線が共存できるこ
とに気付いていない。それはclaim2で、「sai
d housing having two hori
zontally spaced front ape
rtures for the receipt of
thepair of light images」
のようにはっきり述べられている。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、立体映像
を撮影する映像機器において、単一の採光窓から入射す
る、いずれか片方の眼用の映像を、ミラーに反射させる
ことなく撮影レンズの右半分に直接取り込み、前記採光
窓と撮影レンズの間に、第1および第2のミラーを、前
記いずれか片方の眼用の映像の光線を介して対向配設
し、前記第1および第2のミラーの角度を、前記採光窓
から入射する他方の眼用の映像が、反射により前記撮影
レンズの左半分に取り込まれる角度に各々設定したの
で、次のような優れた効果が得られる。
【0018】(1)視差量を従来型に較べて1/3〜1
/4に減らすことができるので、無調整で近距離から無
限遠まで±1.5cm(32インチモニタ上)のズレで
撮影できる。その結果、眼に負担の少ない立体映像が得
られるようになった。
【0019】(2)2枚のミラーを組み合わせるだけで
良いので、組み立て、調整が簡単である。
【0020】(3)従来型に較べ、約1/2のサイズで
済み、大幅なコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部構成図。
【図2】撮影時の被写体の位置関係を表す説明図。
【図3】ディスプレイ上に再生したときの視差量を表す
説明図。
【図4】大きいディスプレイ上に再生したときの視差量
を表す説明図。
【図5】従来のU.Sパテント(3891303)の要
旨を説明するための要部構成図。
【図6】従来例との違いを説明するための本発明の要部
構成図。
【図7】従来装置の要部構成図。
【図8】立体撮影時の映像を表し、(a)は左右の映像
を切り取る際の説明図、(b)は切り取られて拡大され
た左眼用の映像の説明図、(c)は切り取られて拡大さ
れた右眼用の映像の説明図。
【符号の説明】
2…前玉レンズ 10…中心点 11…L映像 12…R映像 13,14…ミラー 15…交点 16…レンズの光軸 17…光線 20L,20R…カメラ 21,23…ディスプレイ 22…シャッターメガネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片方の眼用の映像を画面の右半分に、他
    方の眼用の映像を画面の左半分にくるようにした立体写
    真型の立体映像を撮影する映像機器において、 単一の採光窓から入射する、いずれか片方の眼用の映像
    を、ミラーに反射させることなく撮影レンズの右半分に
    直接取り込み、 前記採光窓と撮影レンズの間に、第1および第2のミラ
    ーを、前記いずれか片方の眼用の映像の光線を介して対
    向配設し、 前記第1および第2のミラーの角度を、前記採光窓から
    入射する他方の眼用の映像が、反射により前記撮影レン
    ズの左半分に取り込まれる角度に各々設定したことを特
    徴とする立体映像取り込み装置。
JP9202081A 1997-07-29 1997-07-29 立体映像取り込み装置 Pending JPH1146373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9202081A JPH1146373A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 立体映像取り込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9202081A JPH1146373A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 立体映像取り込み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1146373A true JPH1146373A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16451654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9202081A Pending JPH1146373A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 立体映像取り込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1146373A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7349006B2 (en) 2002-09-06 2008-03-25 Sony Corporation Image processing apparatus and method, recording medium, and program
JP2009145654A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Saxa Inc ステレオ画像形成装置
US7605776B2 (en) 2003-04-17 2009-10-20 Sony Corporation Stereoscopic-vision image processing apparatus, stereoscopic-vision image providing method, and image display method
JP2010271733A (ja) * 2010-07-21 2010-12-02 Sony Corp 立体像撮影方法及びその装置
JP2016541008A (ja) * 2013-10-16 2016-12-28 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 少なくとも1つの非ステレオカメラのステレオカメラへの変換

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