JP4360180B2 - 立体映像撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、単一の画像内に左目用画像と右目用画像を並列に配置して撮影し表示するための立体映像撮影装に関するものである。
近年、視覚による情報伝達が重要な役割を果たすようになってきており、平面的な画像の表示よりも現実に近い視覚情報として、さまざまな立体映像の表示に関する技術が提案されている。視聴者が立体映像を認識するためには、二つの視点から撮影した両眼視差を有する映像を視聴者の左右の眼にそれぞれ認識させる必要がある。
視聴者の左右の眼に認識させるための両眼視差を有する二枚の画像を撮影する立体映像撮影装置としては、二つの画像撮影装置を用意して異なる視点位置から二枚の画像を撮影するものや、反射ミラーを用いて光の経路を変化させることで二視点からの画像を撮影するものが提案されている(例えば特許文献1参照)。このとき、両眼視差を有する二枚の画像を視差画像として撮影して記録する場合には、どちらが右目用画像でどちらが左目用画像であるかを位置関係の情報として視差画像に付属させて記録することになる。
視差画像を視聴者に立体画像として認識させるために、例えば、液晶表示装置などの平面表示装置の画素列ごとに両眼視差を有する左右の映像を交互に表示し、画面上に配置したレンチキュラーレンズにより光の進行方向を決定するものなどが提案されている。また、偏光方向を維持して光の反射を行う偏光スクリーンに対して、両眼視差を有する2種類の映像の偏光方向を直交させて投影し、視聴者が左右それぞれの映像に対応した偏光方向の偏光メガネを装着する立体映像表示装置も提案されている。
いずれの立体映像表示装置においても、右目用画像を視聴者の右目のみに認識させるように表示を行い、左目用画像を視聴者の左目のみに認識させるように表示を行うことで、正しく立体映像の表示を行って視聴者に立体映像を認識させることができる。したがって、視差画像に付属して記録されている左右の画像を判別するための情報が正しく記録されている必要がある。
特開平11−146424号公報
上述したように、両眼視差を有する二枚の画像を視差画像として撮影し表示する際には、どちらの画像が右目用画像か左目用画像かを判別することが重要である。しかし、実際に視差画像を撮影してから表示するまでの間には、画像の伝達や編集、印刷などの様々な過程を経る可能性があり、何れかの過程において左右の画像を判別するための情報が欠落してしまう可能性があった。
左右の画像を判別するための情報が欠落した視差画像を立体表示装置で表示する場合には、左目用画像を視聴者の右目に認識させ右目用画像を左目に認識させてしまうおそれがある。視聴者の左右の眼に入射する画像が入れ替わってしまうと、立体映像の奥行きが正しく認識されないために、正しい立体映像を視聴者に対して提供することが出来なくなるという問題が発生する。また、視差画像の撮影方法によっては左目用画像と右目用画像とで画像の歪みを補正する必要があり、左目用画像の補正と右目用画像の補正方法が異なる場合もあるため、左右の画像を判別するための情報が欠落すると左右の画像で視差以外の違いが発生し、正確な立体映像の表示を行うことが困難になるという問題もあった。
したがって本発明は、両眼視差を有する右目用画像と左目用画像とを一枚の視差画像として撮影し、視差画像を立体映像表示装置で表示するまでの間に画像に付加された情報が欠落した場合にも、どちらの画像が左目用か右目用かを容易に判別することが可能な立体映像撮影装を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の立体映像撮影装置は、視聴者の右目に認識させる右目用画像と左目に認識させる左目用画像とを並べて配置した立体映像用画像を作成する、立体映像撮影装置本体と立体映像撮影アダプタとから構成される立体映像撮影装置である。
そして、立体映像撮影アダプタは、右目用画像または左目用画像のいずれか一方の画像を反射させて撮像素子に結像させる一対の反射ミラーと、左目用画像と右目用画像との判別を行うための判別マークとしての遮蔽物を、左目用画像または前記右目用画像として入射する光の経路上にある一対の反射ミラーのいずれか一方の上端角部または下端角部に設け、遮蔽物の画像が左目用画像と右目用画像を合成したときの境界部分に表示されるようにした判別マーク付加部と、を備えている。
また、立体映像撮影装置本体は、右目用画像および左目用画像をそれぞれ独立して結像させ、立体映像用画像を得る撮像素子と、右目用画像または左目用画像の境界部分を最大伸張率として縦方向に伸張変形を行い、右目用画像または左目用画像の台形歪みを補正する画像変形部と、この画像変形部により縦方向に伸張された変形済み画像の中の遮蔽物の画像が、前記立体映像用画像を表示する有効画面枠の外側に位置するように、右目用画像または前記左目用画像の有効画面枠を設定する有効画面枠選択部と、この有効画面枠内に、右目用画像および前記左目用画像からなる立体映像用画像を表示する表示部と、を備えることを特徴としている。
本発明の立体映像用画像である視差画像では、右目用画像または左目用画像の一方において、画像の変形後に有効画面枠外となる位置に判別マークを付加しているため、左右を判別するための情報を画像とは別に記録する必要がなくなる。これにより、立体映像撮影装置で視差画像を撮影してから立体映像表示装置で視差画像を表示するまでの間に、視差画像の伝達や編集、印刷などの様々な過程を経て画像のみが流通するようになった場合にも、どちらが左目用画像でどちらが右目用画像であるかを容易に判別することができる。
また、立体映像表示装置での立体表示を行う際に判別マークの有無で左右の判別をして、左右の画像の台形歪みを補正する変形を行った後に、判別マークを含まない領域として有効画面枠を設定することで、台形歪みが無い良好な立体映像を視聴者に認識させることが可能となる。このとき、立体映像用画像である視差画像に付加される判別マークは、画像変形後に有効画面枠の領域外となる位置に付加されているので、立体表示装置で立体を表示する場合には判別マークを取り除いた良好な立体表示を行うことが可能である。
[第一の実施の形態]
以下、本発明を適用した立体映像撮影装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお本発明は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。なお、以下の説明において画像という言葉を用いて説明するが、ここでいう画像とは静止画だけではなく動画であってもよく、動画を構成する複数の静止画の一つであってもよい。
図1は本発明の立体映像撮影装置の一例として立体映像撮影アダプタを画像撮影装置に装着した状態を示す外観斜視図である。図に示すように、画像を撮影するための装置である画像撮影装置10の撮影部に立体映像撮影アダプタ20を装着することで、右目で認識するための右目用画像と左目で認識するための左目用画像とを一つの画像内に記録するものである。ここで画像撮影装置10は、光学系部材によって外界の光を取り入れて画像として記録する装置であり、例えばデジタルカメラやデジタルビデオカメラ、一眼レフカメラ、携帯電話端末や電子玩具に付属しているカメラユニットなどを用いることができる。また、画像の記録方式はデジタル方式である必要は無く、写真用フィルムなどの記録媒体に記録するとしてもよい。
立体映像撮影アダプタ20は、筐体21の内部に複数の反射ミラーを配置して、外部から入射する光の経路を変化させ、両眼視差を有する左目用画像および右目用画像として、視線方向の異なる光を画像撮影装置10の光学系部材に入射させるためのものである。また、立体映像撮影アダプタ20は、筐体21の外部に反射ミラーの方向を変化させるためのミラー調節部24が取り付けられている。ミラー調節部24を回転させることで、反射ミラーでの反射によって画像撮影装置10の光学系部材に入射する光の方向を調整して、左目用画像と右目用画像の視差量を調節する。
図2は、図1に示した立体映像撮影アダプタ20の内部構造と、画像撮影装置10に到達する光の経路を示す模式断面図である。図1および図2に示した立体映像撮影アダプタ20では、二枚の反射ミラーを対向させて配置した例を示しているが、両眼視差を有する二枚の画像として、左目に認識させる左目用画像30Lと右目に認識させる右目用画像30Rを画像撮影装置10に入射させることが可能であれば、反射ミラーの枚数や形状は限定しない。
立体映像撮影アダプタ20内部では、二枚の反射ミラーとして外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとを対向させて配置している。外側反射ミラー22aは台形状の平板な反射ミラーであり、立体映像撮影アダプタ20の外側方向と内側反射ミラー22b方向とに対して斜め方向に反射面が向くように配置されている。また、内側反射ミラー22bも台形状の平板な反射ミラーであり、外側反射ミラー22a方向と画像撮影装置10方向とに対して斜め方向に平板な反射面が向くように配置されている。また、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとの間は所定の距離を保って配置されているため、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとを経由せずに画像撮影装置10に到達する光の経路が確保されている。画像撮影装置10の光学系部材に到達する光の経路のうち、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとで反射された光の経路方向を右目視線41Rとし、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとの間を通過する光の経路方向を左目視線41Lとする。
図2の上方には、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bの正面投影図を示している。外側反射ミラー22aの大きさは内側反射ミラー22bよりも大きく、その反射面の一隅には判別マーク23が形成されている。また、内側反射ミラー22bの形状は外側反射ミラー22aと略相似形状である。内側反射ミラー22bの一隅には判別マークを形成していないが、判別マーク23の影は内側反射ミラー22bの一隅によって画像撮影装置10方向に反射される。外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとは反射面が互いに平行には配置されておらず、右目視線41R方向からの立体映像撮影アダプタ20に到達する光は、外側反射ミラー22aに入射角θで入射して内側反射ミラー22b方向に反射される。また、外側反射ミラー22aで反射された光は、内側反射ミラー22bに入射角θで入射して画像撮影装置10方向に反射される。このとき、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとは非平行に配置されているために、入射角θと入射角θとは異なる角度となる。
立体映像撮影アダプタ20は、図1に示したように画像撮影装置10の撮影部に取り付けられているため、立体映像撮影アダプタ20に入射した光は、図2に示したように画像撮影装置10の光学レンズ11を通って撮像素子12に到達する。ここでは、画像撮影装置10の光学系部材として単一の凸レンズである光学レンズ11を用いた例を示しているが、撮像素子12に対して入射する光の経路を限定することが可能であれば、複数枚のレンズを光学系部材として用いるとしても良い。撮像素子12は、例えばCCD(charge-coupled device)であり、CMOS(complementary MOS)イメージセンサーや写真用フィルムなどを用いるとしても良い。
画像撮影装置10には光学系部材として光学レンズ11が備えられているため、撮像素子12に到達する光の経路は図中に示したように、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとで反射されて光学レンズ11で集光された光と、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとの間を通過してきた光に限定される。また、立体映像撮影アダプタ20および光学レンズ11を通過した光は、画像撮影装置10内部の所定の位置で焦点13を結んだ後に撮像素子12に入射する。このとき、外側反射ミラー22aおよび内側反射ミラー22bによって反射された光は撮像素子12の右側半分である右側撮像領域12Rに入射し、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとの間を通過した光は撮像素子12の左側半分である左側撮像領域12Lに入射する。右側撮像領域12Rに入射した光によって映し出される画像が右目用画像30Rであり、左側撮像領域12Lに入射した光によって映し出される画像が左目用画像30Lとなる。
左側撮像領域12Lに入射するする光である左目用画像30Lは、図中において左下がりのハッチングを施した左目視線41Lの方向から、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとの間を通過してきた光である。したがって、左目用画像30Lとして左側撮像領域12Lに入射する光は、焦点13から左目視線41L方向を見た場合の光景であり、焦点13から左目視線41L方向を見た場合の光景が左目用画像30Lとなる。
また、右側撮像領域12Rに入射する光である右目用画像30Rは、図中において右下がりのハッチングを施した右目視線41Rの方向から外側反射ミラー22aに入射し、内側反射ミラー22bによって再反射された光である。右目用画像30Rとして右側撮像領域12Rに入射する光は、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとで反射されて経路を変化されているが、外側反射ミラー22aによって反射されない場合には図中に点線で示した経路をたどるはずである。したがって、焦点14から右目視線41R方向を見た場合の光景が右目用画像30Rとなる。
左目用画像30Lが焦点13から左目視線41L方向を写した画像であり、右目用画像30Rが焦点14から右目視線41R方向を写した画像であることから、左目用画像30Lと右目用画像30Rとは両眼視差を有する二枚の画像になる。撮像素子12は左側撮像領域12Lと右側撮像領域12Rとに領域が分けられているが、単独の素子であるために右目用画像30Rと左目用画像30Lとを並べて一枚の立体映像用の視差画像30を撮像することになる。
立体映像撮影アダプタ20には、図1に示したようにミラー調節部24が取り付けられているため、ミラー調節部24を回転させて外側反射ミラー22aの向く方向を変化させることで、右目視線41R方向を変化させることができる。これにより、焦点14の位置も変化するため、右目用画像30Rの視点位置と視線方向を変化させて、視差画像30の両眼視差を調整することが出来る。
上述したように外側反射ミラー22aの一隅には判別マーク23が形成されている。したがって、右目視線41R方向から外側反射ミラー22aに入射した右目用画像30Rとなる光景には、判別マーク23の影が付加されて内側反射ミラー22bに到達する。また、内側反射ミラー22bで反射された光は光学レンズ11を透過して撮像素子12に到達するので、図2の位置に形成された判別マーク23は視差画像30において、右目用画像30Rと左目用画像30Lとの境界に位置する判別領域31として撮影される。
図3は、図1および図2に示した立体映像撮影アダプタ20の外観写真であり、筐体21の内部に配置された外側反射ミラー22aに判別マーク23が形成されている様子を示している。判別マーク23は、図に示すように外側反射ミラー22aの手前側上端に形成されている必要は無く、黒色に限らず赤や青など任意の色を用いるとしてよい。判別マーク23は、例えば外側反射ミラー22aの表面に赤色や黒色を着色することで、画像撮影装置10に入射する光に着色を施す構成としても良い。また、予め外側反射ミラー22aの一部に切り欠きを形成しておくことや、外側反射ミラー22a表面にマスクを施すことで、判別マーク23位置での光の反射を防止する構成としても良い。
図4は、この立体映像撮影アダプタ20を画像撮影装置10に装着して、視差画像30を撮影した写真である。右目用画像30Rと左目用画像30Lとが並列に配置された視差画像30では、右目用画像30Rの判別領域31に判別マーク23の影が映っていることが分かる。また、左目用画像30Lの判別領域31に対応した位置には、判別マーク23の影が映っていないので、視差画像30を視認するだけで左目用画像30Lと右目用画像30Rの判別を行うことができる。
通常、両眼視差を有する二枚の画像を視差画像として撮影する場合には、どちらが右目用画像でどちらが左目用画像であるかを位置関係の情報として視差画像に付属させて記録することになる。しかし、本発明の立体映像撮影アダプタ20を取り付けた立体映像撮影装置では、立体映像用画像である視差画像30の右目用画像30Rにのみ判別マーク23を付加することができるため、左右を判別するための情報を画像とは別に記録する必要がなくなる。これにより、立体映像撮影装置で視差画像30を撮影してから立体映像表示装置で視差画像を表示するまでの間に、視差画像の伝達や編集、印刷などの様々な過程を経て画像のみが流通するようになった場合にも、どちらが左目用画像でどちらが右目用画像であるかを容易に判別することができる。
判別マーク23を形成する位置は、図5に示すように外側反射ミラー22aの上端であっても下端であってもよく、判別マーク23を上下の両端に形成するとしてもよい。また判別マーク23を視差画像30中に複数付加することで、画像中の一方の判別領域31での色調と判別マーク23の色とが類似していて判別マーク23を認識し難い場合にも、他方の判別領域31で判別マーク23を認識して左右の判別を行うことができる。
また、視差画像30に判別マーク23を付加する位置は右目用画像30Rである必要はなく、左目用画像30Lに判別マーク23が付加されるように立体映像撮影アダプタ20に判別マーク23を形成するとしてもよい。図6は、画像撮影装置10に装着する立体映像撮影アダプタ20を180度回転させて、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとによって反射された光を左目用画像30Lとし、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとの間を通過した光を右目用画像30Rとした視差画像30の例を示す写真である。
図6に示した視差画像30においても、左目用画像30Lの判別領域31に判別マーク23の影が映っており、右目用画像30Rの判別領域31に対応した位置には、判別マーク23の影が映っていないため、視差画像30を視認するだけで左目用画像30Lと右目用画像30Rの判別を行うことができる。左目用画像30Lに判別マークを付加する場合にも、判別マーク23を上下の両端に形成するとしてもよい。判別マーク23を視差画像30中に複数付加することで、画像中の一方の判別領域31での色調と判別マーク23の色とが類似していて判別マーク23を認識し難い場合にも、他方の判別領域31で判別マーク23を認識して左右の判別を行うことができる。
視差画像30は図2を用いて説明したように、立体映像撮影アダプタ20に配置されている外側反射ミラー22aおよび内側反射ミラー22bによって経路変化された光を撮影している。この外側反射ミラー22aは、右目視線41R方向から入射する光に対して入射角θで配置されており、内側反射ミラー22bにはθとは異なる角度の入射角θで光が入射する。したがって、外側反射ミラー22aと内側反射ミラー22bとによって反射されて撮像素子12に到達する光によって描かれる右目用画像30Rは、焦点14から右目視線41R方向を見た光景とは完全には一致せず、ある程度の歪みを有する画像となってしまう。
この右目用画像30Rの歪みは台形歪みとして知られている歪みであり、平面上に斜め方向に投影された画像の歪みと同一の変形が加わったものである。しかし、図2で示した例では、左目用画像30Lとして撮像素子12に入射する光は光学レンズ11に直接入射したものであり、台形歪みがほとんど発生していない画像である。したがって、右目用画像30Rと左目用画像30Lとの間には、両眼視差による画像の相異のほかにも台形歪みによる画像の相異が存在することになる。立体映像の表示は、右目で認識する右目用画像30Rと左目で左目用画像30Lとの間での両眼視差により、視聴者に立体を認識させるものであるため、台形歪みによる画像の相違が大きいと良好な立体映像の表示を行うことが困難となる。そこで、立体映像表示装置で視差画像30の表示を行う場合には、右目用画像30Rと左目用画像30Lとの台形歪みを補正して変形済画像を作成することで、両者の間での台形歪みの影響を軽減して両眼視差による画像の相異のみが視聴者に対して提供されるようにする必要がある。
図7を用いて、本発明の立体映像撮影装置を用いて撮影した視差画像30を立体映像表示装置で表示する際の視差画像30の画像変形について説明する。右目用画像30Rに含まれている台形歪みは、図2に示した例では撮像素子12から最も遠い判別マーク23が形成された側が小さくなるものである。したがって、図7に示すように、視差画像30中で並列に配置されている右目用画像30Rと左目用画像30Lとを、両者の境界を縦方向に伸張するように変形を行い、視差画像30を六角形の外形である変形済画像にする。六角形に変形された視差画像30のうち、図中黒線枠で囲んだ長方形の領域を有効画面枠50として定義する。図7では有効画面枠50が最大となるようにしているが、左目用画像30Lと右目用画像30Rの互いに対応する領域を囲んでいれば、有効画面枠50を小さくするとしてもよく範囲の選択方法は任意である。
視差画像30の伸張変形を行う際には、右目用画像30Rの台形歪みを補正して、左目用画像30Lの画像とは高さ方向での画像の相違が極小となるようにする必要がある。そこで、有効画面枠50の中に収まる画像の高さ方向の位置が右目用画像30Rと左目用画像30Lとで同程度になるまで視差画像30の伸張を行う。図7では、視差画像30の伸張方法として、右目用画像30Rと左目用画像30Lとの境界部分を最大の伸張率として、画像端までの伸張率が一定の割合で変化した例を示しているが、立体映像撮影アダプタ20の構造に最適な伸張方法を用いればよい。
図7に示したように、右目用画像30Rのうちで有効画面枠50内の画像を有効右目用画像51Rとし、左目用画像30Lのうちで有効画面枠50内の画像を有効左目用画像51Lとする。有効画面枠50で囲まれた領域内の画像は、台形歪みが補正されるように伸張変形が施された画像であるため、有効右目用画像51Rと有効左目用画像51Lとの間には、台形歪みによる相違は軽減されて両眼視差に相当する相違が残る。したがって、立体映像表示装置では、有効右目用画像51Rが視聴者の右目に認識されて有効左目用画像51Lが視聴者の左目に認識されるような表示を行うことで、良好な立体映像の表示を行うことが可能となる。
視差画像30を変形する際には、判別領域31に付加されている判別マーク23は、右目用画像30Rと左目用画像30Lとの境界付近に位置しているので、縦方向に伸張されて有効画面枠50の外側に位置するようになる。または換言すると、有効画面枠50の選び方は任意であるので、判別マーク23が有効画面枠50の領域外となるように有効画面枠50を設定する。本発明の立体映像用画像では、判別マーク23が有効画面枠50の領域外に位置するように有効画面枠50を選択するため、立体映像表示装置で立体表示を行う際には、視聴者には判別マーク23は認識されず、通常の立体表示と同様に良好な立体認識を行うことが可能である。
上述したように、本発明の判別マークを付加した立体映像用画像を立体映像として表示するためには、立体映像表示装置が視差画像30の判別領域31に判別マーク23が付加されているか否かで右目用画像30Rと左目用画像30Lの判別を行うとともに、視差画像30の伸張変形と有効画面枠50の選択を行う必要がある。これらの手順を立体映像表示装置で機械的に行うことは、コンピュータやプロセッサー上で動作する画像認識プログラムや画像変形プログラムを用いれば容易に実現可能である。
図8は、本発明の立体映像用画像を表示する立体映像表示装置60の構成例を示したブロック図である。立体映像表示装置60は、左右判別部61と、画像変形部62と、有効画面枠選択部63と、左右画像表示部64とを備えており、判別マーク付視差画像30を入力されて有効右目用画像51Rと有効左目用画像51Lとを表示する装置である。
左右判別部61は、視差画像30の判別領域31での判別マーク23の有無を判別するための装置であり、例えばプロセッサー上で動作する画像認識プログラムにより実現される。画像変形部62は、図7を用いて説明したように、視差画像30の台形歪みを補正するために視差画像30の変形を行う装置であり、例えばプロセッサー上で動作する画像変形プログラムによって実現される。
有効画面枠選択部63は、画像変形部62によって変形された視差画像30で有効画面枠50を設定し、有効右目用画像51Rと有効左目用画像51Lとを決定する装置である。有効画面枠50の選択に際しては、上述した様に判別マーク23が有効画面枠50の領域外に位置するように有効画面枠50を設定するため、有効画面枠選択部63も画像認識プログラムを備えていることが望ましい。左右画像表示部64は、視聴者の右目に対して有効右目用画像51Rを入射させ、視聴者の左目に対して有効左目用画像51Lを入射させるための装置であり、例えば液晶プロジェクターと偏光保持スクリーンの構成や、液晶表示画面とレンチキュラーレンズなどの通常の立体表示装置である。
図8に示した立体映像表示装置60では、判別マーク付視差画像30が入力されると、左右判別部61が視差画像30の判別領域31での判別マーク23の有無を判断して、左目用画像30Lと右目用画像30Rとの判別を行う。次に、画像変形部62では左右の判別をした視差画像30の台形歪みを補正する変形を行う。次に、有効画面枠選択部63では視差画像30内での有効画面枠50を設定して、有効左目用画像51Lと有効右目用画像51Rとを決定する。最後に、左右画像表示部64で有効左目用画像51Lおよび有効右目用画像51Rの表示を行って立体映像の表示を行う。
図8では、左右判別部61、画像変形部62および有効画面枠選択部63を立体映像表示装置60に搭載した例を示したが、左右判別部61、画像変形部62および有効画面枠選択部63を立体映像表示装置60とは別に備える構成としてもよく、その場合には、左右の判別と画像の変形が行われた有効右目用画像51Rと有効左目用画像51Lとが立体映像表示装置60に入力され、立体映像表示装置60では表示のみを行うことになる。
本発明の立体映像用画像である視差画像30では、右目用画像30Rまたは左目用画像30Lの一方において、画像の変形後に有効画面枠50外となる位置に判別マーク23を付加しているため、左右を判別するための情報を画像とは別に記録する必要がなくなる。これにより、立体映像撮影装置で視差画像30を撮影してから立体映像表示装置で視差画像を表示するまでの間に、視差画像の伝達や編集、印刷などの様々な過程を経て画像のみが流通するようになった場合にも、どちらが左目用画像でどちらが右目用画像であるかを容易に判別することができる。また、立体映像表示装置での立体表示を行う際に判別マークの有無で左右の判別をして、左右の画像の台形歪みを補正する変形を行った後に、判別マーク23を含まない領域として有効画面枠50を設定することで、台形歪みが無い良好な立体映像を視聴者に認識させることが可能となる。このとき、立体映像用画像である視差画像30に付加される判別マーク23は、画像変形後に有効画面枠50の領域外となる位置に付加されているので、立体表示装置で立体を表示する場合には判別マーク23を取り除いた良好な立体表示を行うことが可能である。
本実施の形態では、左目用画像30Lまたは右目用画像30Rの一方に判別マーク23の映像を付加するために、外側反射ミラー22aに判別マーク23として遮光部材や色調変更部材などの光学的部材を形成した構成を示している。しかし、本発明の立体映像撮影用アダプタおよび立体映像撮影装置は、立体映像用画像として左目用画像30Lまたは右目用画像30Rの一方に判別マーク23の映像を付加するための判別マーク付加部を備えていればよく、判別マーク付加部の具体的構成は外側反射ミラー22a上の判別マーク23に限らない。例えば、光学レンズ11上の所定領域に判別マークを形成するとしても良く、光の経路上のどこかに判別マークを配置するとしても良い。また、撮像素子12で視差画像30を撮影した後に、視差画像30の加工を行って所定領域に判別マークを描くとしてもよい。
[第二の実施の形態]
次に本発明の立体映像撮影アダプタの他の例として、反射ミラーを4枚備えた場合について図面を用いて説明する。図9は本発明における立体映像撮影アダプタの他の構成例を示す透過斜視図である。図9に示した立体映像撮影アダプタ70は、画像撮影装置10の撮影部に取り付けられる装置であり、筐体71の内部に複数の反射ミラーを配置して、外部から入射する光の経路を変化させ、両眼視差を有する左目用画像および右目用画像として、視線方向の異なる光を画像撮影装置10の光学系部材に入射させるためのものである。
立体映像撮影アダプタ70は、筐体71内部に反射ミラー72,73,74,75が配置されており、筐体71には画像撮影装置10から投影される光を取り入れる採光窓77が形成されている。また、筐体71の外部には反射ミラーの方向を変化させるためのミラー調節部76が取り付けられている。ミラー調節部76を回転させることで、反射ミラーでの反射によって画像撮影装置10の光学系部材に入射する光の方向を調整して、左目用画像と右目用画像の視差量を調節する。筐体71の採光窓77が形成された側面には、筐体71の一部として取付機構が形成され、筐体71が画像撮影装置10の撮影部に取り付け可能とされている。
反射ミラー72,73,74,75は、筐体71内部に配置された平板状の鏡であり、反射ミラー72,73は採光窓77の前に配置され、反射ミラー74,75は筐体71の内壁に配置されている。反射ミラー72と反射ミラー74とが向かい合うように配置され、反射ミラー73と反射ミラー75とが向かい合うように配置されている。このとき、反射ミラー72と反射ミラー74は非平行に配置され、反射ミラー73と反射ミラー75も非平行に配置される。
反射ミラー74,75は、立体映像撮影アダプタ70の前方から入射してくる光を各々反射ミラー72,73に対して反射させる。また、反射ミラー72,73は、各々反射ミラー74,75から反射された光を、採光窓77を介して画像撮影装置10の撮影部に対して再度反射させる。したがって、左目視線78方向からの光は立体映像撮影アダプタ70の左側に入射し、反射ミラー74および反射ミラー72によって反射されて採光窓77を介して画像撮影装置10の撮影部に到達する。また、右目視線79方向からの光は立体映像撮影アダプタ70の右側に入射し、反射ミラー75および反射ミラー73によって反射されて採光窓77を介して画像撮影装置10の撮影部に到達する。
図10は、図9に示した立体映像撮影アダプタ70の内部構造と、画像撮影装置10に到達する光の経路を示す模式断面図である。図10の下方には、反射ミラー72,73,74,75の正面投影図を示している。反射ミラー74,75の大きさは反射ミラー72,73よりも大きく、反射ミラー75の反射面の一隅には判別マーク91が形成されている。また、反射ミラー72,73の形状は反射ミラー74,75と略相似形状である。反射ミラー72,73,74の一隅には判別マークを形成していないが、判別マーク91の影は反射ミラー73の一隅によって画像撮影装置10方向に反射される。
立体映像撮影アダプタ70は、画像撮影装置10の撮影部に取り付けられているため、立体映像撮影アダプタ70に入射した光は、図10に示したように画像撮影装置10の光学レンズ81を通って撮像素子82に到達する。ここでは、画像撮影装置10の光学系部材として単一の凸レンズである光学レンズ81を用いた例を示しているが、撮像素子82に対して入射する光の経路を限定することが可能であれば、複数枚のレンズを光学系部材として用いるとしても良い。撮像素子82は、例えばCCD(charge-coupled device)であり、CMOS(complementary MOS)イメージセンサーや写真用フィルムなどを用いるとしても良い。
画像撮影装置10には光学系部材として光学レンズ81が備えられているため、撮像素子82に到達する光の経路は図中に示したように、反射ミラー74と反射ミラー72とで反射されて光学レンズ81で集光された光と、反射ミラー75と反射ミラー73とで反射されて光学レンズ81で集光された光に限定される。また、立体映像撮影アダプタ70および光学レンズ81を通過した光は、画像撮影装置10内部の所定の位置で焦点83を結んだ後に撮像素子82に入射する。このとき、反射ミラー74および反射ミラー72によって反射された光は撮像素子82の左側半分である左側撮像領域82Lに入射し、反射ミラー75および反射ミラー73によって反射された光は撮像素子82の右側半分である右側撮像領域82Rに入射する。右側撮像領域82Rに入射した光によって映し出される画像が右目用画像90Rであり、左側撮像領域82Lに入射した光によって映し出される画像が左目用画像90Lとなる。
左側撮像領域82Lに入射するする光である左目用画像90Lは、左目視線78の方向から、反射ミラー74と反射ミラー72とで反射された光である。このとき、左目用画像90Lとして左側撮像領域82Lに入射する光は、反射ミラー74と反射ミラー72とで反射されて経路を変化されているが、反射ミラー74によって反射されない場合には図中に実線で示した経路をたどるはずである。したがって、図中に示した焦点84から左目視線78方向を見た場合の光景が左目用画像90Lとなる。
また、右側撮像領域82Rに入射する光である右目用画像90Rは、右目視線79方向から反射ミラー75と反射ミラー73とで反射された光である。このとき、右目用画像90Rとして右側撮像領域82Rに入射する光は、反射ミラー75と反射ミラー73とで反射されて経路を変化されているが、反射ミラー75によって反射されない場合には図中に実線で示した経路をたどるはずである。したがって、図中に示した焦点85から右目視線79方向を見た場合の光景が右目用画像90Rとなる。
左目用画像90Lが焦点84から左目視線78方向を写した画像であり、右目用画像90Rが焦点85から右目視線79方向を写した画像であることから、左目用画像90Lと右目用画像90Rとは両眼視差を有する二枚の画像になる。撮像素子82は左側撮像領域82Lと右側撮像領域82Rとに領域が分けられているが、単独の素子であるために右目用画像90Rと左目用画像90Lとを並べて一枚の立体映像用の視差画像90を撮像することになる。
立体映像撮影アダプタ70には、図9に示したようにミラー調節部76が取り付けられているため、ミラー調節部76を回転させて反射ミラー74,75の向く方向を変化させることで、左目視線78および右目視線79の方向を変化させることができる。これにより、焦点84,85の位置も変化するため、右目用画像90Rおよび左目用画像90Lの視点位置と視線方向を変化させて、視差画像90の両眼視差を調整することが出来る。
上述したように反射ミラー74,75の一隅には判別マーク91が形成されている。したがって、右目視線79方向から反射ミラー75に入射した右目用画像90Rとなる光景には、判別マーク91の影が付加されて反射ミラー73に到達する。また、反射ミラー73で反射された光は光学レンズ81を透過して撮像素子82に到達するので、図10の位置に形成された判別マーク91は視差画像90において、右目用画像90Rと左目用画像90Lとの境界に位置する判別領域92として撮影される。
本実施の形態で説明した立体映像撮影アダプタ70を取り付けた立体映像撮影装置では、立体映像用画像である視差画像90の右目用画像90Rにのみ判別マーク91を付加することができるため、左右を判別するための情報を画像とは別に記録する必要がなくなる。これにより、立体映像撮影装置で視差画像90を撮影してから立体映像表示装置で視差画像を表示するまでの間に、視差画像の伝達や編集、印刷などの様々な過程を経て画像のみが流通するようになった場合にも、どちらが左目用画像でどちらが右目用画像であるかを容易に判別することができる。
上述して説明した立体映像撮影アダプタ70においても、判別マーク91を形成する位置は反射ミラー75の一隅に限定する必要は無く、図11に示すように反射ミラー74の一隅に形成するとしても良い。この場合には、判別マーク91の影が反射ミラー72によって再反射されて画像撮影装置10に到達するため、判別マーク91は左目用画像90Lに付加されて視差画像90が撮影されることになる。
本実施の形態で説明した反射ミラーを4枚備えた立体映像撮影アダプタ70を用いた場合でも、第一の実施の形態と同様に、撮影される視差画像90では左目用画像90Lと右目用画像90Rには台形歪みに相当する画像の相違が発生する。そこで、上述して説明した画像変形による台形歪みの補正と、有効画面枠の設定をおこなって立体映像の表示をおこなう。
したがって本実施の形態で説明した立体映像撮影アダプタ70を用いて撮影した立体映像用画像でも、立体映像表示装置での立体表示を行う際に判別マークの有無で左右の判別をして、左右の画像の台形歪みを補正する変形を行った後に、判別マーク91を含まない領域として有効画面枠を設定することで、台形歪みが無い良好な立体映像を視聴者に認識させることが可能となる。このとき、立体映像用画像である視差画像90に付加される判別マーク91は、画像変形後に有効画面枠の領域外となる位置に付加されているので、立体表示装置で立体を表示する場合には判別マーク23を取り除いた良好な立体表示を行うことが可能である。
本発明の立体映像撮影アダプタを装着した立体映像撮影装置の一例を示す外観斜視図である。 本発明の立体映像撮影アダプタおよび立体映像撮影装置の内部構造と、視差画像として撮影する光の経路を示す模式断面図である。 本発明の立体映像アダプタに判別マークを形成した一例を示す外観写真である。 本発明の立体映像撮影アダプタおよび立体映像撮影装置を用いて、両眼視差を有する視差画像を撮影した写真であり、右目用画像の上側に判別マークが映る例を示している。 本発明の立体映像撮影アダプタに形成する判別マークの位置を示す例である。 本発明の立体映像撮影アダプタおよび立体映像撮影装置を用いて、両眼視差を有する視差画像を撮影した写真であり、左目用画像の下側に判別マークが映る例を示している。 本発明の視差画像を伸張変形して有効画面枠の領域を選択した状態を示す写真である。 本発明の立体映像用画像を表示するための立体映像表示装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の立体映像撮影アダプタとして4枚の反射ミラーを備える構成例を示す外観斜視図である。 図9に示した立体映像撮影アダプタの内部構造と、視差画像として撮影する光の経路を示す模式断面図である。 本発明の第二の実施形態での立体映像撮影アダプタに形成する判別マークの位置を示す例である。
符号の説明
10 画像撮影装置
11,81 光学レンズ
12,82 撮像素子
12R,82R 右側撮像領域
12L,82L 左側撮像領域
13,14,83,84,85 焦点
20,70 立体映像撮影アダプタ
21,71 筐体
22b 内側反射ミラー
22a 外側反射ミラー
23,91 判別マーク
24,76 ミラー調節部
30,90 視差画像
30R,90R 右目用画像
30L,90L 左目用画像
31,92 判別領域
41R,79 右目視線
41L,78 左目視線
50 有効画面枠
51R 有効右目用画像
51L 有効左目用画像
60 立体映像表示装置
61 左右判別部
62 画像変形部
63 有効画面枠選択部
64 左右画像表示部
72,73,74,75 反射ミラー
77 採光窓

Claims (2)

  1. 視聴者の右目に認識させる右目用画像と左目に認識させる左目用画像とを並べて配置した立体映像用画像を作成する、立体映像撮影装置本体と立体映像撮影アダプタとから構成される立体映像撮影装置であって、
    前記立体映像撮影アダプタは、
    前記右目用画像または左目用画像のいずれか一方の画像を反射させて撮像素子に結像させる一対の反射ミラーと、
    前記左目用画像と前記右目用画像との判別を行うための判別マークとしての遮蔽物を、前記左目用画像または前記右目用画像として入射する光の経路上にあって、前記一対の反射ミラーのいずれか一方の上端角部または下端角部に設け、前記遮蔽物の画像が、前記左目用画像と前記右目用画像を合成したときの境界部分に表示されるようにした判別マーク付加部と、
    を備え、
    前記立体映像撮影装置本体は、
    前記右目用画像および前記左目用画像をそれぞれ独立して結像させ、前記立体映像用画像を得る撮像素子と、
    前記右目用画像または前記左目用画像の前記境界部分を最大伸張率として縦方向に伸張変形を行い、前記右目用画像または前記左目用画像の台形歪みを補正する画像変形部と、
    前記画像変形部により前記縦方向に伸張された変形済み画像の中の前記遮蔽物の画像が、前記立体映像用画像を表示する有効画面枠の外側に位置するように、前記右目用画像または前記左目用画像の有効画面枠を設定する有効画面枠選択部と、
    前記有効画面枠内に、前記右目用画像および前記左目用画像からなる前記立体映像用画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする立体映像撮影装置。
  2. 視聴者の右目に認識させる右目用画像と左目に認識させる左目用画像とを並べて配置した立体映像用画像を作成する、立体映像撮影装置本体と立体映像撮影アダプタとから構成される立体映像撮影装置であって、
    前記立体映像撮影アダプタは、
    前記右目用画像を反射させて撮像素子に結像させる一対の第1の反射ミラーと、
    前記左目用画像を反射させて撮像素子に結像させる一対の第2の反射ミラーと、
    前記左目用画像と前記右目用画像との判別を行うための判別マークとしての遮蔽物を、前記一対の第1の反射ミラーまたは前記一対の第2の反射ミラーの中のいずれか一つの反射ミラーの上端角部または下端角部に形成し、前記遮蔽物の画像が、前記左目用画像と前記右目用画像を合成したときの境界部分に表示されるようにした判別マーク付加部と、を備え、
    前記立体映像撮影装置本体は、
    前記右目用画像および前記左目用画像をそれぞれ独立して結像させ、前記立体映像用画像を得る撮像素子と、
    前記右目用画像または前記左目用画像の前記境界部分を最大伸張率として縦方向に伸張変形を行い、前記右目用画像および前記左目用画像の台形歪みを補正する画像変形部と、
    前記画像変形部により前記縦方向に伸張された変形済み画像の中の前記遮蔽物の画像が、前記立体映像用画像を表示する有効画面枠の外側に位置するように、前記立体映像用画像の所定領域を有効画面枠として設定する有効画面枠選択部と、
    前記有効画面枠内で、前記右目用画像および前記左目用画像からなる前記立体映像用画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする立体映像撮影装置。
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