JPH0756070Y2 - 激流下りボートシミュレーター - Google Patents
激流下りボートシミュレーターInfo
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- JPH0756070Y2 JPH0756070Y2 JP4663090U JP4663090U JPH0756070Y2 JP H0756070 Y2 JPH0756070 Y2 JP H0756070Y2 JP 4663090 U JP4663090 U JP 4663090U JP 4663090 U JP4663090 U JP 4663090U JP H0756070 Y2 JPH0756070 Y2 JP H0756070Y2
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- JP
- Japan
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- ride
- stopper
- water
- torrent
- simulator
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- Special Spraying Apparatus (AREA)
- Revetment (AREA)
- Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、娯楽施設に使用する激流下りボートシミュレ
ーターに関し、更に詳細には、実際には短い距離を移動
しながら、激流を下る映像を鑑賞する観客には、恰も激
流を下っているような臨場感を与えることのできる激流
下りボートシミュレーターに関するものである。
ーターに関し、更に詳細には、実際には短い距離を移動
しながら、激流を下る映像を鑑賞する観客には、恰も激
流を下っているような臨場感を与えることのできる激流
下りボートシミュレーターに関するものである。
国際特許出願公表昭63-502009号公報には、映写場で、
疾走する乗物から撮影した映像を鑑賞する観客に実際に
その乗物に乗っているような臨場感を与えるために、画
面を大型にしたり、音響効果を高める工夫の外に、映像
・音響に合わせて観客席に振動・衝撃を与えるシミュレ
ーターが開示されている。
疾走する乗物から撮影した映像を鑑賞する観客に実際に
その乗物に乗っているような臨場感を与えるために、画
面を大型にしたり、音響効果を高める工夫の外に、映像
・音響に合わせて観客席に振動・衝撃を与えるシミュレ
ーターが開示されている。
前記シミュレーターは、縦横に複数列配置した観客席に
油圧装置を取付け、映像に同期して観客席を3次元的に
振動、傾斜などの動揺を与え、恰も疾走する車両に搭乗
しているような臨場感を与える手段が開示されている。
油圧装置を取付け、映像に同期して観客席を3次元的に
振動、傾斜などの動揺を与え、恰も疾走する車両に搭乗
しているような臨場感を与える手段が開示されている。
〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、急流や滝をボートで下ったり、ボートが渦に
巻き込まれるような映像を、前記のような床に置いた座
席から鑑賞すると、十分な臨場感を観客に与えることが
できない。これに対して、実際に水流に乗って移動させ
る観客席から映像を鑑賞できるようにすると、観客に十
分な臨場感を与えることができる。しかしながら、この
ように観客席を急流中に置くと流される速度が速く、ま
た、移動距離が大きくなり、映像の鑑賞を妨げるという
問題がある。
巻き込まれるような映像を、前記のような床に置いた座
席から鑑賞すると、十分な臨場感を観客に与えることが
できない。これに対して、実際に水流に乗って移動させ
る観客席から映像を鑑賞できるようにすると、観客に十
分な臨場感を与えることができる。しかしながら、この
ように観客席を急流中に置くと流される速度が速く、ま
た、移動距離が大きくなり、映像の鑑賞を妨げるという
問題がある。
そこで、本考案は、緩い流れから急な流れに変化する際
や、滝や渦に巻き込まれる際には、観客席を実際の流れ
に委ね、その後、観客に気付かれないように停止させ
て、移動距離を可及的に小さく抑えるようにした激流下
りボートシミュレーターを提供することを目的としてい
る。
や、滝や渦に巻き込まれる際には、観客席を実際の流れ
に委ね、その後、観客に気付かれないように停止させ
て、移動距離を可及的に小さく抑えるようにした激流下
りボートシミュレーターを提供することを目的としてい
る。
以上の目的を達成するための本考案の激流下りボートシ
ミュレーターの構成は、水路に、浮き体上に客席を取付
けたライドを浮かべ、該ライドに設けた係合部材に係合
して該ライドの水流による移動を停止させるライド停止
装置を水路中に設け、該ライド停止装置は、移動可能に
配置したストッパ台に、前記係合部材に係合する高さま
で出没可能に形成したストッパを取付け、水路に一端を
固定した制動用バネの他端を前記ストッパ台に連結し、
ストッパ台の移動を水の抵抗で制動するダンパを設け、
前記ストッパを出没させる駆動装置を遠隔操作で作動さ
せるようにしたものである。
ミュレーターの構成は、水路に、浮き体上に客席を取付
けたライドを浮かべ、該ライドに設けた係合部材に係合
して該ライドの水流による移動を停止させるライド停止
装置を水路中に設け、該ライド停止装置は、移動可能に
配置したストッパ台に、前記係合部材に係合する高さま
で出没可能に形成したストッパを取付け、水路に一端を
固定した制動用バネの他端を前記ストッパ台に連結し、
ストッパ台の移動を水の抵抗で制動するダンパを設け、
前記ストッパを出没させる駆動装置を遠隔操作で作動さ
せるようにしたものである。
前記ダンパは、ストッパ台の移動速度が速いほど制動力
が大きくなり、また、制動用バネは変形量が大きいほど
大きな制動力を出すことができる。したがって、ライド
は、ライド停止装置に係合してから停止するまで、衝撃
的な制動力の作用をなくし、しかも、より均等な制動力
を出力し、観客に気付かれずに停止させることができ
る。
が大きくなり、また、制動用バネは変形量が大きいほど
大きな制動力を出すことができる。したがって、ライド
は、ライド停止装置に係合してから停止するまで、衝撃
的な制動力の作用をなくし、しかも、より均等な制動力
を出力し、観客に気付かれずに停止させることができ
る。
本発明のボートシュミレーターは、前記ライドの停止
後、別に機械力を作用させて、例えば大波によりライド
が動揺したり、渦に巻き込まれて回転するような、他の
シミュレーション手段と組合せて実施することができ
る。
後、別に機械力を作用させて、例えば大波によりライド
が動揺したり、渦に巻き込まれて回転するような、他の
シミュレーション手段と組合せて実施することができ
る。
以下添付の図を対照して実施例により本考案のボート用
シミュレーターを具体的に説明する。
シミュレーターを具体的に説明する。
第1図は、実施例1の激流下りボートシミュレータを設
けた映像鑑賞施設の全体構成図である。図においてライ
ド1は、白抜き矢印で示す方向に流れる水路2に配置さ
れており、観客4は、スクリーン6に映写機8で映し出
される映像(図示せず)を正面に見る位置に配置された
座席10に座って、スピーカー11から出力される効果音を
聴きながら映像を鑑賞するように配置されている。
けた映像鑑賞施設の全体構成図である。図においてライ
ド1は、白抜き矢印で示す方向に流れる水路2に配置さ
れており、観客4は、スクリーン6に映写機8で映し出
される映像(図示せず)を正面に見る位置に配置された
座席10に座って、スピーカー11から出力される効果音を
聴きながら映像を鑑賞するように配置されている。
水路2には、水面下に張られた網又は格子などから成る
グレーティング(破線で表示)12を水面に平行して配置
し、水路2の底に設けた激流下りライド停止装置13など
の仕掛けとライド1とが干渉しないようにしている。そ
して、ライド1に設けた係合部材14と、ライド停止装置
13のストッパ18とが係合できるように、グレーティング
12の一部に開口(点線を記載しない部分)16を設けてい
る。なお、グレーティング12に代えて、水中に設置した
装置を覆うガイドを用いることもできる。
グレーティング(破線で表示)12を水面に平行して配置
し、水路2の底に設けた激流下りライド停止装置13など
の仕掛けとライド1とが干渉しないようにしている。そ
して、ライド1に設けた係合部材14と、ライド停止装置
13のストッパ18とが係合できるように、グレーティング
12の一部に開口(点線を記載しない部分)16を設けてい
る。なお、グレーティング12に代えて、水中に設置した
装置を覆うガイドを用いることもできる。
ライド1は、当初2点鎖線で示した位置までゆっくり移
動させるか、この位置で停止させておき、映像が急流に
差し掛かる場面に同期して、図示しない装置により水路
2の流量を突然大量に流すなどしてライド1を移動させ
ると、停止座席では味わえない急流下りの臨場感を観客
4に与えることができる。
動させるか、この位置で停止させておき、映像が急流に
差し掛かる場面に同期して、図示しない装置により水路
2の流量を突然大量に流すなどしてライド1を移動させ
ると、停止座席では味わえない急流下りの臨場感を観客
4に与えることができる。
ところで、ライド1の移動距離が必要以上に大きいと、
スクリーン6との相対距離が大きく変化して鑑賞効果を
低下させることになる。そこで、ライド1に設けた係合
部材14を、ストッパ台20から網12の上に突出させたスト
ッパ18に係合させて制動力発生装置22により移動距離を
制限するように構成して、せいぜい4〜5m移動するだけ
で停止させるようにしている。
スクリーン6との相対距離が大きく変化して鑑賞効果を
低下させることになる。そこで、ライド1に設けた係合
部材14を、ストッパ台20から網12の上に突出させたスト
ッパ18に係合させて制動力発生装置22により移動距離を
制限するように構成して、せいぜい4〜5m移動するだけ
で停止させるようにしている。
次に、第2図によってライド1及び係合部材14の詳細を
説明する。ライド1は、本実施例では、例えばFRPなど
で製作した平底状のボート様の乗物である。係合部材14
は、ストッパ(第2図に図示せず)18に係合するアーム
28と、中間に引張りバネ30を介装した連結腕32によって
ライド1に軸支されている。バネ30は、ストッパ18に係
合した際に伸長して衝撃を吸収する。なお、第2図の33
は、アーム28が網12(第2図に図示せず)上を滑り易く
するためのローラである。また、アーム28は、例えば、
円弧状とするなど、適宜変形することができる。
説明する。ライド1は、本実施例では、例えばFRPなど
で製作した平底状のボート様の乗物である。係合部材14
は、ストッパ(第2図に図示せず)18に係合するアーム
28と、中間に引張りバネ30を介装した連結腕32によって
ライド1に軸支されている。バネ30は、ストッパ18に係
合した際に伸長して衝撃を吸収する。なお、第2図の33
は、アーム28が網12(第2図に図示せず)上を滑り易く
するためのローラである。また、アーム28は、例えば、
円弧状とするなど、適宜変形することができる。
次に第3図によってストッパ18、ストッパ台20、制動力
発生装置22などの詳細を説明する。ストッパ18は、スト
ッパ台20に固定した圧縮バネ34の上端に取付け、ローラ
35を介して支え部材36に沿って上下に移動可能に取付け
ている。支え部材36は、ストッパ18が係合部材14のアー
ム28(第2図)に係合した際に圧縮バネ34が曲がらない
ためのものである。
発生装置22などの詳細を説明する。ストッパ18は、スト
ッパ台20に固定した圧縮バネ34の上端に取付け、ローラ
35を介して支え部材36に沿って上下に移動可能に取付け
ている。支え部材36は、ストッパ18が係合部材14のアー
ム28(第2図)に係合した際に圧縮バネ34が曲がらない
ためのものである。
ストッパ18は、ストッパ台20に取付けたエアシリンダ38
で駆動するワイヤ40によって上下に移動することができ
る。ワイヤ40は、エアシリンダ38に取付けたエアホース
42から加圧エアが送られるとエアシリンダ38内に引き込
まれるように構成されている。エアホース42は、図示し
ない戻しバネを設けた巻き胴44に、ストッパ台20の移動
と共に繰り出し可能に巻付けられ、3方電磁弁48を取付
けたエア配管50から加圧エアがエアシリンダ38に供給さ
れる。即ち、本実施例のストッパ18の駆動装置は、エア
シリンダ38、ワイヤ40、ワイヤ用ブロック41、エアホー
ス42、巻き胴44、3方電磁弁48、エア配管50、及び図示
しない制御装置によって構成している。
で駆動するワイヤ40によって上下に移動することができ
る。ワイヤ40は、エアシリンダ38に取付けたエアホース
42から加圧エアが送られるとエアシリンダ38内に引き込
まれるように構成されている。エアホース42は、図示し
ない戻しバネを設けた巻き胴44に、ストッパ台20の移動
と共に繰り出し可能に巻付けられ、3方電磁弁48を取付
けたエア配管50から加圧エアがエアシリンダ38に供給さ
れる。即ち、本実施例のストッパ18の駆動装置は、エア
シリンダ38、ワイヤ40、ワイヤ用ブロック41、エアホー
ス42、巻き胴44、3方電磁弁48、エア配管50、及び図示
しない制御装置によって構成している。
制動力発生装置22は、ダッシュポットから成るダンパ24
1のピストン52の軸棒54と引張バネから成る制動用バネ2
6とをストッパ台20に固定し、前記制動用バネ26の一端
をダンパ241を通じて水路2に固定している。ダンパ241
は、ピストン42に水がすり抜ける連通穴58を設けた通常
のダッシュポットである。なお、図の62はシリンダ60に
設けた連通穴、63は緩衝用の圧縮バネ、64はストッパ台
20に取付けたローラ、65はローラであり、ストッパ18が
アーム28(第2図)との係合の解除をを容易にするもの
である。
1のピストン52の軸棒54と引張バネから成る制動用バネ2
6とをストッパ台20に固定し、前記制動用バネ26の一端
をダンパ241を通じて水路2に固定している。ダンパ241
は、ピストン42に水がすり抜ける連通穴58を設けた通常
のダッシュポットである。なお、図の62はシリンダ60に
設けた連通穴、63は緩衝用の圧縮バネ、64はストッパ台
20に取付けたローラ、65はローラであり、ストッパ18が
アーム28(第2図)との係合の解除をを容易にするもの
である。
次に、実施例1の装置の動作を第4図〜第7図によって
説明する。例えば大量の水を水路2に投入してライド1
を急速に移動させる操作に同期して、3方電磁弁50を操
作してエアシリンダ38内の圧を抜くと、ワイヤ40が開放
され圧縮バネ34がストッパ18を上昇させ、第4図に示す
ように、流下して来たライド1のアーム28がストッパ14
に係合する。
説明する。例えば大量の水を水路2に投入してライド1
を急速に移動させる操作に同期して、3方電磁弁50を操
作してエアシリンダ38内の圧を抜くと、ワイヤ40が開放
され圧縮バネ34がストッパ18を上昇させ、第4図に示す
ように、流下して来たライド1のアーム28がストッパ14
に係合する。
すると、第5図に示すように、ストッパ台20はライド1
に引かれて移動し、制動用バネ26が伸長すると共に軸棒
54がシリンダ60から引き出され、ピストン62に設けた連
通穴58を水が通過する際の抵抗と、バネ30の力によって
ストッパ台20に制動力が作用する。
に引かれて移動し、制動用バネ26が伸長すると共に軸棒
54がシリンダ60から引き出され、ピストン62に設けた連
通穴58を水が通過する際の抵抗と、バネ30の力によって
ストッパ台20に制動力が作用する。
この制動力は、ピストン52の移動速度が速いほど、ま
た、制動用バネ26の伸びが大きいほど大きく作用して、
ライド1は徐々に減速し、水流による力と釣り合う位置
でライド1は停止する。この間、効果音と共に、スクリ
ーン6上に急流を下る映像が映し出されたことによる心
理効果などによって、観客4は、ライド1は徐々に速度
が下がり停止しても、急流を高速で下る臨場感を維持す
ることができる。
た、制動用バネ26の伸びが大きいほど大きく作用して、
ライド1は徐々に減速し、水流による力と釣り合う位置
でライド1は停止する。この間、効果音と共に、スクリ
ーン6上に急流を下る映像が映し出されたことによる心
理効果などによって、観客4は、ライド1は徐々に速度
が下がり停止しても、急流を高速で下る臨場感を維持す
ることができる。
映像が次の場面に変化し、再びライド1を移動させる場
合には、第6図に示すようにストッパ18を下降させる。
すると、アーム28は、ストッパ18に取付けたローラ65に
よってスムースに係合が解かれ、ライド1は水流に乗っ
て再び移動を開始する。ストッパ19及び制動力発生装置
22は、制動バネ26によって第7図に示すように元の位置
に復帰し、再び移動を開始したライド1は、図示しない
別のシュミレーによる各種の演出で観客を飽きさせない
ようにすることができる。
合には、第6図に示すようにストッパ18を下降させる。
すると、アーム28は、ストッパ18に取付けたローラ65に
よってスムースに係合が解かれ、ライド1は水流に乗っ
て再び移動を開始する。ストッパ19及び制動力発生装置
22は、制動バネ26によって第7図に示すように元の位置
に復帰し、再び移動を開始したライド1は、図示しない
別のシュミレーによる各種の演出で観客を飽きさせない
ようにすることができる。
第8図は、実施例1のライド停止装置13を大渦にライド
1が巻き込まれる場合に応用した場合を示している。図
において、水路2の外側に連続して大渦66を発生させる
水槽67を設け、例えば水槽内に配置したプロペラ(図示
せず)により渦巻き状に水を吸い込ませながらライドに
近付くように構成する。また、水路2には、激流発生口
68から大量の水を噴出させてライド1を移動させなが
ら、ストッパ18(ストッパ台20その他の図示を省略し
た)を係合部材14に係合させて、ライド1を、大渦66が
丁度ライド1の位置に接近する位置で停止させるように
構成すると、実際は僅かな距離を、しかも速度を落とし
ながら移動したにも係わらず、観客4には、速度を速め
ながら大渦66に引き込まれるスリルを演出することがで
きる。その後、前記係合を解いてから、別のシミュレー
ターによって、ライド1を回転させると、観客4に渦中
に巻き込まれた感じを与えることができる。なお、前記
第8図の水路2は、大渦66の方に曲げて取付けてもよ
く、またライド1のガイドを取付けることもできる。ま
た、前記渦を映像によって発生させることもできる。
1が巻き込まれる場合に応用した場合を示している。図
において、水路2の外側に連続して大渦66を発生させる
水槽67を設け、例えば水槽内に配置したプロペラ(図示
せず)により渦巻き状に水を吸い込ませながらライドに
近付くように構成する。また、水路2には、激流発生口
68から大量の水を噴出させてライド1を移動させなが
ら、ストッパ18(ストッパ台20その他の図示を省略し
た)を係合部材14に係合させて、ライド1を、大渦66が
丁度ライド1の位置に接近する位置で停止させるように
構成すると、実際は僅かな距離を、しかも速度を落とし
ながら移動したにも係わらず、観客4には、速度を速め
ながら大渦66に引き込まれるスリルを演出することがで
きる。その後、前記係合を解いてから、別のシミュレー
ターによって、ライド1を回転させると、観客4に渦中
に巻き込まれた感じを与えることができる。なお、前記
第8図の水路2は、大渦66の方に曲げて取付けてもよ
く、またライド1のガイドを取付けることもできる。ま
た、前記渦を映像によって発生させることもできる。
第9図は、実施例1の変形例であり、大滝下くり演出す
る場合である。本変形例では、第3図の制動バネ26に圧
縮バネを使用して実施した外は、第3図と同様にしたの
で説明を省略する。なお、ストッパ台20が水底から離れ
ないように、図示しないガイドレールに沿って移動する
ようにしてもよい。
る場合である。本変形例では、第3図の制動バネ26に圧
縮バネを使用して実施した外は、第3図と同様にしたの
で説明を省略する。なお、ストッパ台20が水底から離れ
ないように、図示しないガイドレールに沿って移動する
ようにしてもよい。
図において、水路2に段差を設け、その間を底にコロと
なるローラ69を敷き詰めた傾斜水路2′を設けた。ロー
ラ69は、傾斜のために水位が下がってもライド1の移動
を容易にすることができる。なお、スリット状の開口16
の部分にはローラ69の省略して図示した。ライド停止装
置は、傾斜水路2′に設けたピット70内に設置し、水位
の低下に対処した。また、滝の上流側では大量に水を流
しても水位が下がるので、ベルトコンベア72によって増
速させて、ライド1を傾斜水路2′から急速で滑り落ち
るようにした。
なるローラ69を敷き詰めた傾斜水路2′を設けた。ロー
ラ69は、傾斜のために水位が下がってもライド1の移動
を容易にすることができる。なお、スリット状の開口16
の部分にはローラ69の省略して図示した。ライド停止装
置は、傾斜水路2′に設けたピット70内に設置し、水位
の低下に対処した。また、滝の上流側では大量に水を流
しても水位が下がるので、ベルトコンベア72によって増
速させて、ライド1を傾斜水路2′から急速で滑り落ち
るようにした。
傾斜水路2′をライド1が滑り落ち始めると、直ちにス
トッパ18に係合部材14が係合して、傾斜水路2′上でラ
イド1は停止する。したがって、大滝を下る映像が映写
されている間中、観客4はスリルを味わることができ
る。
トッパ18に係合部材14が係合して、傾斜水路2′上でラ
イド1は停止する。したがって、大滝を下る映像が映写
されている間中、観客4はスリルを味わることができ
る。
第10図によって実施例2の制動力発生装置22を説明す
る。第10図において、制動用バネ26を巻き胴66に取付け
た渦巻きバネとし、該巻き胴72に巻付けたロープ74をス
トッパ台20に連結し、巻き胴66の回転を減速機76によっ
て羽根車から成るダンパ242に連結した。該ダンパ242は
4枚の羽根78を設け、水流の影響を相殺するようにし
た。なお、実施例2のストッパ台20は、ロープ67によっ
て制動力発生装置22と連結したので移動方向の制御が困
難であり、ローラ64をガイドレール80上を走行するよう
にした。
る。第10図において、制動用バネ26を巻き胴66に取付け
た渦巻きバネとし、該巻き胴72に巻付けたロープ74をス
トッパ台20に連結し、巻き胴66の回転を減速機76によっ
て羽根車から成るダンパ242に連結した。該ダンパ242は
4枚の羽根78を設け、水流の影響を相殺するようにし
た。なお、実施例2のストッパ台20は、ロープ67によっ
て制動力発生装置22と連結したので移動方向の制御が困
難であり、ローラ64をガイドレール80上を走行するよう
にした。
第11図によって実施例3の制動力発生装置22を説明す
る。図のストッパ台20及び制動装置22は、図示しない水
路2の水流を受けにくくするために、ピット70(第9
図)に配置することが好ましい。実施例3のダンパ243
は、ストッパ台20に取付けた衝立状の板であり、ストッ
パ台20が移動する際の水からの抵抗を受けて制動力を発
揮するものである。
る。図のストッパ台20及び制動装置22は、図示しない水
路2の水流を受けにくくするために、ピット70(第9
図)に配置することが好ましい。実施例3のダンパ243
は、ストッパ台20に取付けた衝立状の板であり、ストッ
パ台20が移動する際の水からの抵抗を受けて制動力を発
揮するものである。
以上説明したように、本発明の激流下りボートシミュレ
ータは、水流に乗って移動するライドを、制動バネと水
の抵抗を利用したダンパによる制動力で流れによる力と
バランスさせて停止させるようにしたので、衝撃的な制
動力をライドに与えないで、より均等な力で制動・停止
することができ、ごく僅かな距離を水流に乗って移動さ
せるだけで、激流を下す映像を鑑賞する観客に、激流下
りのスリルを満喫させることができる。
ータは、水流に乗って移動するライドを、制動バネと水
の抵抗を利用したダンパによる制動力で流れによる力と
バランスさせて停止させるようにしたので、衝撃的な制
動力をライドに与えないで、より均等な力で制動・停止
することができ、ごく僅かな距離を水流に乗って移動さ
せるだけで、激流を下す映像を鑑賞する観客に、激流下
りのスリルを満喫させることができる。
第1図は本発明の激流下りボートシミュレーターを使用
した映像鑑賞施設の全体構成を説明する図、第2図は実
施例1に使用するライドの斜視図、第3図は実施例1に
よる停止装置の斜視図、第4図〜第7図は実施例1のボ
ートシミュレーターの動作を説明する図、第8図は実施
例1の停止装置の応用例を示す斜視図、第9図は実施例
1の変形例による停止装置を大滝下りに適用した状態を
説明する図、第10図は実施例2の停止装置の斜視図、第
11図は実施例3の停止装置の斜視図である。 1……ライド、2……水路、4……観客、10……座席、
13……ライド停止装置、14……係合部材、18……ストッ
パ、20……ストッパ台、22……制動力発生装置、241…
…ダッシュポットによるダンパ、242……羽根車による
ダンパ、243……衝立板によるダンパ、26……制動バ
ネ、40,74……ワイヤロープ、42……エアホース、44,72
……巻き胴、46……配管、48……3方電磁弁、52……ピ
ストン、54……軸棒、58……連通穴、78……羽根。
した映像鑑賞施設の全体構成を説明する図、第2図は実
施例1に使用するライドの斜視図、第3図は実施例1に
よる停止装置の斜視図、第4図〜第7図は実施例1のボ
ートシミュレーターの動作を説明する図、第8図は実施
例1の停止装置の応用例を示す斜視図、第9図は実施例
1の変形例による停止装置を大滝下りに適用した状態を
説明する図、第10図は実施例2の停止装置の斜視図、第
11図は実施例3の停止装置の斜視図である。 1……ライド、2……水路、4……観客、10……座席、
13……ライド停止装置、14……係合部材、18……ストッ
パ、20……ストッパ台、22……制動力発生装置、241…
…ダッシュポットによるダンパ、242……羽根車による
ダンパ、243……衝立板によるダンパ、26……制動バ
ネ、40,74……ワイヤロープ、42……エアホース、44,72
……巻き胴、46……配管、48……3方電磁弁、52……ピ
ストン、54……軸棒、58……連通穴、78……羽根。
Claims (1)
- 【請求項1】水路に、浮き体上に客席を取付けたライド
を浮かべ、該ライドに設けた係合部材に係合して該ライ
ドの水流による移動を停止させるライド停止装置を水路
中に設け、該ライド停止装置は、移動可能に配置したス
トッパ台に、前記係合部材に係合する高さまで出没可能
に形成したストッパを取付け、水路に一端を固定した制
動用バネの他端を前記ストッパ台に連結し、ストッパ台
の移動を水の抵抗で制動するダンパを設け、前記ストッ
パを出没させる駆動装置を遠隔操作で作動させるように
した激流下りボートシミュレーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4663090U JPH0756070Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 激流下りボートシミュレーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4663090U JPH0756070Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 激流下りボートシミュレーター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045889U JPH045889U (ja) | 1992-01-20 |
JPH0756070Y2 true JPH0756070Y2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=31561875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4663090U Expired - Fee Related JPH0756070Y2 (ja) | 1990-05-02 | 1990-05-02 | 激流下りボートシミュレーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0756070Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-02 JP JP4663090U patent/JPH0756070Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045889U (ja) | 1992-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |