JPH0755946B2 - ニトロメチレン誘導体類の製造方法 - Google Patents
ニトロメチレン誘導体類の製造方法Info
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- JPH0755946B2 JPH0755946B2 JP62015320A JP1532087A JPH0755946B2 JP H0755946 B2 JPH0755946 B2 JP H0755946B2 JP 62015320 A JP62015320 A JP 62015320A JP 1532087 A JP1532087 A JP 1532087A JP H0755946 B2 JPH0755946 B2 JP H0755946B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
-
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/06—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は殺虫性を有する公知のニトロメチレン誘導体類
の新規な製造方法に関するものである。
の新規な製造方法に関するものである。
式(I) [式中、 Rは水素または低級アルキルを表わし、mは数2、3ま
たは4を表わし、そしてnは数0、1、2または3を表
わす] のニトロメチレン誘導体類が、式(II) [式中、 R、mおよびnは上記の意味を有する] の化合物類を、例えばアルコールまたはエーテルの如き
不活性有機溶媒の存在下で、0℃〜100℃の間の温度に
おいて、式(III) [式中、 R1は低級アルキルまたはベンジルを表わすか、または両
方のR1基が一緒になって炭素数が少なくとも2のアルキ
レン基を表わす] の化合物類と反応させる時に、得られることはすでに開
示されている(ヨーロッパ公開明細書番号163,855参
照)。
たは4を表わし、そしてnは数0、1、2または3を表
わす] のニトロメチレン誘導体類が、式(II) [式中、 R、mおよびnは上記の意味を有する] の化合物類を、例えばアルコールまたはエーテルの如き
不活性有機溶媒の存在下で、0℃〜100℃の間の温度に
おいて、式(III) [式中、 R1は低級アルキルまたはベンジルを表わすか、または両
方のR1基が一緒になって炭素数が少なくとも2のアルキ
レン基を表わす] の化合物類と反応させる時に、得られることはすでに開
示されている(ヨーロッパ公開明細書番号163,855参
照)。
しかしながら、この方法における欠点は、式(III)の
出発物質類をニトロメタンおよび二硫化炭素から製造し
なければならないことである(ヘミッシェ・ベリヒテ
(Chem.Berichte)、100、591頁[1967]参照)。
出発物質類をニトロメタンおよび二硫化炭素から製造し
なければならないことである(ヘミッシェ・ベリヒテ
(Chem.Berichte)、100、591頁[1967]参照)。
ニトロメタンは衝撃敏感性の高い一般的に公知の爆薬で
ある。二硫化炭素は−20℃の非常に低い引火点および+
120℃の比較的低い発火温度を有する。これらの二種の
出発物質類を工業的に使用するには費用のかかる高価な
安全手段が必要であり、この理由のためにこの方法の工
業的価値は非常に限定されてしまう。
ある。二硫化炭素は−20℃の非常に低い引火点および+
120℃の比較的低い発火温度を有する。これらの二種の
出発物質類を工業的に使用するには費用のかかる高価な
安全手段が必要であり、この理由のためにこの方法の工
業的価値は非常に限定されてしまう。
該方法の他の欠点は、式(II)の化合物類と式(III)
の化合物類との反応中の強臭を発するメルカプタン類の
分解である。
の化合物類との反応中の強臭を発するメルカプタン類の
分解である。
ニトロメチレン基を含有している1,3−チアゾリジン
類、1,3−チアジン類および1,3−チアゼピン類を製造す
るための1−アミノアルカンチオール類と2,2,2−トリ
ハロゲノ−1−ニトロエタン誘導体類との反応は公知で
ある。これに関しては、ヨーロッパ特許明細書0,135,80
3 A2を参照のこと。しかしながら、ジアミン類より反応
性が相当大きい1−アミノアルカンチオール類がこの反
応では使用された。
類、1,3−チアジン類および1,3−チアゼピン類を製造す
るための1−アミノアルカンチオール類と2,2,2−トリ
ハロゲノ−1−ニトロエタン誘導体類との反応は公知で
ある。これに関しては、ヨーロッパ特許明細書0,135,80
3 A2を参照のこと。しかしながら、ジアミン類より反応
性が相当大きい1−アミノアルカンチオール類がこの反
応では使用された。
今回、式(I) [式中、 Rは水素または低級アルキルを表わし、mは数2、3ま
たは4を表わし、そしてnは数0、1、2または3を表
わす] のニトロメチレン誘導体類が、式(II) [式中、 R、mおよびnは上記の意味を有する] のジアミン類を、塩基の存在下でそして適宜希釈剤の存
在下で、−10℃〜+100℃の間の温度において、式(I
V) CFX1X2−CH2−NO2 (IV) [式中、 X1およびX2は互いに独立して弗素または塩素を表わす] のフルオロニトロエタン誘導体類と反応させる時に得ら
れるということを見出した。
たは4を表わし、そしてnは数0、1、2または3を表
わす] のニトロメチレン誘導体類が、式(II) [式中、 R、mおよびnは上記の意味を有する] のジアミン類を、塩基の存在下でそして適宜希釈剤の存
在下で、−10℃〜+100℃の間の温度において、式(I
V) CFX1X2−CH2−NO2 (IV) [式中、 X1およびX2は互いに独立して弗素または塩素を表わす] のフルオロニトロエタン誘導体類と反応させる時に得ら
れるということを見出した。
本発明に従う反応が上記の工程条件下で円滑にかつ良好
な収率で進行するということは非常に驚異的であると記
すべきである。弗素−置換されたアルカン誘導体類の一
般的に記されている低い反応性にもかかわらず、式(I
V)のフルオロニトロエタン誘導体類が式(II)のジア
ミン類とこんなに円滑に反応するであろうということは
予期されていなかった(これに関しては、例えばザ・ジ
ャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエティ(J.Che
m.Soc.)、1954、923頁、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・
ケミカル・ソサイエティ(J.Chem.Soc.)、1951、2495
頁、およびドクレディ・アカデミイ・ナウク・SSSR(Do
kl.Akad.Nauk.SSSR)、133、933頁[1960][Engl.]を
参照のこと)。
な収率で進行するということは非常に驚異的であると記
すべきである。弗素−置換されたアルカン誘導体類の一
般的に記されている低い反応性にもかかわらず、式(I
V)のフルオロニトロエタン誘導体類が式(II)のジア
ミン類とこんなに円滑に反応するであろうということは
予期されていなかった(これに関しては、例えばザ・ジ
ャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエティ(J.Che
m.Soc.)、1954、923頁、ザ・ジャーナル・オブ・ザ・
ケミカル・ソサイエティ(J.Chem.Soc.)、1951、2495
頁、およびドクレディ・アカデミイ・ナウク・SSSR(Do
kl.Akad.Nauk.SSSR)、133、933頁[1960][Engl.]を
参照のこと)。
本発明に従う方法は一連の利点により特徴づけられてい
る。すなわち、式(I)のニトロメチレン誘導体類の製
造が良好な収率で可能となり、容易に入手可能なそして
容易に取扱いできる化合物類が出発化合物類として使用
される。さらに、該反応は簡単に実施でき、そして最終
生成物類の単離が困難ではない。従って、本発明による
方法は工業的規模での式(I)のニトロメチレン誘導体
類の製造用に特に適している。
る。すなわち、式(I)のニトロメチレン誘導体類の製
造が良好な収率で可能となり、容易に入手可能なそして
容易に取扱いできる化合物類が出発化合物類として使用
される。さらに、該反応は簡単に実施でき、そして最終
生成物類の単離が困難ではない。従って、本発明による
方法は工業的規模での式(I)のニトロメチレン誘導体
類の製造用に特に適している。
例えば、N−[2−(2−クロロ−5−ピリジル)−1
−プロピル]−エチレンジアミンおよび1,1,1−トリフ
ルオロ−2−ニトロ−エタンを出発物質類として使用す
る場合、本発明に従う反応過程は下記の式により表わす
ことができる: 本発明に従う方法で出発物質として使用されるジアミン
類は一般的に式(II)により定義される。この式におい
て、Rは好適には水素、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピルおよびn−(イソ−、セカンダリー−または
ターシャリー−)ブチルを表わす。指数mは好適には数
2、3または4を表わし、そして指数nは好適には数
0、1、2または3を表わす。
−プロピル]−エチレンジアミンおよび1,1,1−トリフ
ルオロ−2−ニトロ−エタンを出発物質類として使用す
る場合、本発明に従う反応過程は下記の式により表わす
ことができる: 本発明に従う方法で出発物質として使用されるジアミン
類は一般的に式(II)により定義される。この式におい
て、Rは好適には水素、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピルおよびn−(イソ−、セカンダリー−または
ターシャリー−)ブチルを表わす。指数mは好適には数
2、3または4を表わし、そして指数nは好適には数
0、1、2または3を表わす。
特に好適な出発物質類は、Rが水素、メチルまたはイソ
プロピルを表わす式(II)のジアミン類である。
プロピルを表わす式(II)のジアミン類である。
式(II)のジアミン類は公知であり(ヨーロッパ公開明
細書番号163,855参照)、そしてそこに記されている方
法により、例えば式(V) [式中、 Rおよびnは上記の意味を有しており、そしてYはハロ
ゲンまたは−OSO2Y′基を表わし、ここでY′は低級ア
ルキルを表わすかまたはアリールを表わす] のピリジン誘導体類と式(VI) H2N−(CH2)m−NH2 (VI) [式中、 mは上記の意味を有する] のジアミン類との反応により、得られる。
細書番号163,855参照)、そしてそこに記されている方
法により、例えば式(V) [式中、 Rおよびnは上記の意味を有しており、そしてYはハロ
ゲンまたは−OSO2Y′基を表わし、ここでY′は低級ア
ルキルを表わすかまたはアリールを表わす] のピリジン誘導体類と式(VI) H2N−(CH2)m−NH2 (VI) [式中、 mは上記の意味を有する] のジアミン類との反応により、得られる。
その他に本発明に従う方法用の出発物質として使用され
るフルオロニトロエタン誘導体類は式(IV)により一般
的に定義される。この式において、X1およびX2は互いに
独立して好適には弗素または塩素を表わす。
るフルオロニトロエタン誘導体類は式(IV)により一般
的に定義される。この式において、X1およびX2は互いに
独立して好適には弗素または塩素を表わす。
式(VI)のフルオロニトロエタン誘導体類は公知である
(これに関しては、ヨーロッパ公開明細書101,133およ
びヨーロッパ公開明細書101,134を参照のこと)。それ
らは下記の式に従う適当なオレフィン類(V)の共役ニ
トロ弗素化により得られる: 本発明に従う方法は塩基の存在下で実施される。全ての
一般的な無機および有機塩基類を塩基として使用でき
る。ナトリウムメチレート、カリウムメチレート、ナト
リウムエチレート、カリウムエチレート、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水酸化カルシウ
ムおよび水酸化マグネシウムが好適であるとして挙げら
れる。
(これに関しては、ヨーロッパ公開明細書101,133およ
びヨーロッパ公開明細書101,134を参照のこと)。それ
らは下記の式に従う適当なオレフィン類(V)の共役ニ
トロ弗素化により得られる: 本発明に従う方法は塩基の存在下で実施される。全ての
一般的な無機および有機塩基類を塩基として使用でき
る。ナトリウムメチレート、カリウムメチレート、ナト
リウムエチレート、カリウムエチレート、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、水酸化カルシウ
ムおよび水酸化マグネシウムが好適であるとして挙げら
れる。
本発明に従う反応は、適宜、反応条件下で不活性である
希釈剤の存在下で実施される。これらには好適にはアル
コール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノールまたはターシャ
リー−ブタノール、脂肪族および芳香族炭化水素類、例
えばシクロヘキサン、ベンゼンまたはトルエン、エーテ
ル類、例えばジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ランまたはジオキサン、ハロゲン化された炭化水素類、
例えば1,2−ジクロロエタン、並びにアセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよび水
が包含される。
希釈剤の存在下で実施される。これらには好適にはアル
コール類、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノールまたはターシャ
リー−ブタノール、脂肪族および芳香族炭化水素類、例
えばシクロヘキサン、ベンゼンまたはトルエン、エーテ
ル類、例えばジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ランまたはジオキサン、ハロゲン化された炭化水素類、
例えば1,2−ジクロロエタン、並びにアセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよび水
が包含される。
本発明に従う方法の実施における反応温度は比較的広い
範囲内で変えることができる。一般に、該方法は−10℃
〜+100℃の間の温度において、好適には0℃〜50℃に
おいて、実施される。
範囲内で変えることができる。一般に、該方法は−10℃
〜+100℃の間の温度において、好適には0℃〜50℃に
おいて、実施される。
本発明に従う方法の実施においては、1モルの式(II)
のジアミン当たり1〜2モルの、好適には1〜1.5モル
の、式(IV)のフルオロニトロエタン誘導体および3〜
6モルの、好適には3〜4.5モルの塩基が使用される。
反応時間は1〜12時間、好適には1〜6時間、である。
式(I)のニトロメチレン誘導体類は一般的な方法で単
離される。
のジアミン当たり1〜2モルの、好適には1〜1.5モル
の、式(IV)のフルオロニトロエタン誘導体および3〜
6モルの、好適には3〜4.5モルの塩基が使用される。
反応時間は1〜12時間、好適には1〜6時間、である。
式(I)のニトロメチレン誘導体類は一般的な方法で単
離される。
本発明に従う方法により製造できる式(I)のニトロメ
チレン誘導体類は公知である(ヨーロッパ公開明細書番
号163,855参照)。それらは非常に良好な殺虫性により
特徴づけられている。
チレン誘導体類は公知である(ヨーロッパ公開明細書番
号163,855参照)。それらは非常に良好な殺虫性により
特徴づけられている。
本発明に従う方法を下記の実施例により説明する。
実施例1 5g(26.9ミリモル)のN−(2−クロロ−5−ピリジル
メチル)−エチレン−ジアミンおよび4.57g(84.6ミリ
モル)のナトリウムメチレートを40mlのメタノール中に
いれた。4.57g(28.2モル)の1,1,1−ジクロロフルオロ
−2−ニトロエタンの20mlのメタノール中溶液を5℃〜
10℃において30分以内に滴々添加した。添加が完了した
後に、混合物を20℃において5時間攪拌した。混合物を
次に真空蒸留による溶媒の除去により濃縮し、残渣を塩
化メチレン中に加え、少量の水で洗浄し、乾燥し、濃縮
し、そしてメタノールから再結晶化させた。4.9g(理論
値の71.5%)の融点が160℃‐161℃の1−(2−クロロ
−5−ピリジルメチル)−2−(ニトロメチレン)−イ
ミダゾリンが得られた。
メチル)−エチレン−ジアミンおよび4.57g(84.6ミリ
モル)のナトリウムメチレートを40mlのメタノール中に
いれた。4.57g(28.2モル)の1,1,1−ジクロロフルオロ
−2−ニトロエタンの20mlのメタノール中溶液を5℃〜
10℃において30分以内に滴々添加した。添加が完了した
後に、混合物を20℃において5時間攪拌した。混合物を
次に真空蒸留による溶媒の除去により濃縮し、残渣を塩
化メチレン中に加え、少量の水で洗浄し、乾燥し、濃縮
し、そしてメタノールから再結晶化させた。4.9g(理論
値の71.5%)の融点が160℃‐161℃の1−(2−クロロ
−5−ピリジルメチル)−2−(ニトロメチレン)−イ
ミダゾリンが得られた。
実施例2 5g(26.9ミリモル)のN−(2−クロロ−5−ピリジル
メチル)−エチレン−ジアミンおよび11.7g(84.6ミリ
モル)の炭酸カリウムを40mlのメタノール中にいれた。
3.64g(28.2モル)の1,1,1−トリフルオロ−2−ニトロ
−エタンの20mlのメタノール中溶液を5℃〜10℃におい
て30分以内に滴々添加した。添加の完了後、混合物を20
℃において5時間攪拌した。混合物を次に真空蒸留によ
る溶媒の除去により濃縮し、残渣を塩化メチレン中に加
え、少量の水で洗浄し、乾燥し、濃縮し、そしてメタノ
ールから再結晶化させた。4.6g(理論値の70.1%)の融
点が160℃‐161℃の1−(2−クロロ−5−ピリジルメ
チル)−2−(ニトロメチレン)−イミダゾリンが得ら
れた。
メチル)−エチレン−ジアミンおよび11.7g(84.6ミリ
モル)の炭酸カリウムを40mlのメタノール中にいれた。
3.64g(28.2モル)の1,1,1−トリフルオロ−2−ニトロ
−エタンの20mlのメタノール中溶液を5℃〜10℃におい
て30分以内に滴々添加した。添加の完了後、混合物を20
℃において5時間攪拌した。混合物を次に真空蒸留によ
る溶媒の除去により濃縮し、残渣を塩化メチレン中に加
え、少量の水で洗浄し、乾燥し、濃縮し、そしてメタノ
ールから再結晶化させた。4.6g(理論値の70.1%)の融
点が160℃‐161℃の1−(2−クロロ−5−ピリジルメ
チル)−2−(ニトロメチレン)−イミダゾリンが得ら
れた。
Claims (9)
- 【請求項1】一般式(a) [式中、 Rは水素または低級アルキルを表わし、mは数2、3ま
たは4を表わし、そしてnは数0、1、2または3を表
わす] のニトロメチレン誘導体類の製造方法において、式(I
I) [式中、 R、mおよびnは上記の意味を有する] のジアミン類を、塩基の存在下でそして適宜希釈剤の存
在下で、−10℃〜+100℃の間の温度において、式(I
V) CFX1X2−CH2−NO2 (IV) [式中、 X1およびX2は互いに独立して弗素または塩素を表わす] のフルオロニトロエタン誘導体類と反応させることを特
徴とする方法。 - 【請求項2】ナトリウムメチレート、カリウムメチレー
ト、ナトリウムエチレート、カリウムエチレート、水酸
化ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化カルシウムおよび
水酸化マグネシウムからなる系からの化合物を塩基とし
て使用することを特徴とする、特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - 【請求項3】アルコール類、脂肪族および芳香族炭化水
素類、エーテル類、ハロゲン化された炭化水素類、アセ
トニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シドおよび水からなる系からの不活性希釈剤を希釈剤と
して使用することを特徴とする、特許請求の範囲第1)
および2)項に記載の方法。 - 【請求項4】メタノール、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール、n−ブタノールまたはターシャリー
−ブタノール、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、例えば1,2−ジクロロエタン、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドおよび水
からなる系からの化合物を希釈剤として使用することを
特徴とする、特許請求の範囲第1)〜3)項のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項5】0℃〜50℃の温度範囲において実施するこ
とを特徴とする、特許請求の範囲第1)〜4)項のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項6】1モルの式(II)のジアミン当たり1〜2
モルの式(IV)のフルオロニトロエタン誘導体および3
〜6モルの塩基を使用することを特徴とする、特許請求
の範囲第1)〜5)項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】1モルの式(II)のジアミン当たり1〜1.
5モルの式(IV)のフルオロニトロエタン誘導体および
3〜4.5モルの塩基を使用することを特徴とする、特許
請求の範囲第1)〜6)項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】N−(2−クロロ−5−ピリジル−メチ
ル)−エチレン−ジアミンを1,1,1−ジクロロフルオロ
−2−ニトロエタンと反応させることを特徴とする、式 の化合物を製造するための特許請求の範囲第1)〜7)
項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】N−(2−クロロ−5−ピリジル−メチ
ル)−エチレン−ジアミンを1,1,1−トリフルオロ−2
−ニトロエタンと反応させることを特徴とする、式 の化合物を製造するための特許請求の範囲第1)〜7)
項のいずれかに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3603100.3 | 1986-02-01 | ||
DE3603100A DE3603100C2 (de) | 1986-02-01 | 1986-02-01 | Verfahren zur Herstellung von Nitromethylen-Derivaten |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62178587A JPS62178587A (ja) | 1987-08-05 |
JPH0755946B2 true JPH0755946B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=6293152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62015320A Expired - Lifetime JPH0755946B2 (ja) | 1986-02-01 | 1987-01-27 | ニトロメチレン誘導体類の製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4767864A (ja) |
JP (1) | JPH0755946B2 (ja) |
KR (1) | KR870007918A (ja) |
BR (1) | BR8700424A (ja) |
DE (1) | DE3603100C2 (ja) |
HU (1) | HU203093B (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3856183T2 (de) * | 1987-08-01 | 1998-11-05 | Takeda Chemical Industries Ltd | Zwischenprodukte, ihre Herstellung und Verwendung zur Herstellung alpha-ungesättigter Amine |
DE4028047A1 (de) * | 1990-09-05 | 1992-03-12 | Bayer Ag | Verfahren zur herstellung von n-(2-chlor-pyridin-5-yl-methyl)-ethylendiamin |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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