JPH0755915B2 - 1,2−ジ(4−イソブチルフエニル)エタン - Google Patents
1,2−ジ(4−イソブチルフエニル)エタンInfo
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- JPH0755915B2 JPH0755915B2 JP11017487A JP11017487A JPH0755915B2 JP H0755915 B2 JPH0755915 B2 JP H0755915B2 JP 11017487 A JP11017487 A JP 11017487A JP 11017487 A JP11017487 A JP 11017487A JP H0755915 B2 JPH0755915 B2 JP H0755915B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規な化合物である1,2−ジ(4−イソブチ
ルフェニル)エタンに関するものである。この新規化合
物は、解熱、鎮痛、消炎効果を有する医薬品として有効
なα−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸を安価
に経済的に製造するための中間体として用いられる。
ルフェニル)エタンに関するものである。この新規化合
物は、解熱、鎮痛、消炎効果を有する医薬品として有効
なα−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸を安価
に経済的に製造するための中間体として用いられる。
[従来技術とその問題点] α−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸は、解
熱、鎮痛、消炎効果に優れ、更に副作用が少ないため優
れた医薬品である。このために従来から種々の方法で合
成することが提案されている。
熱、鎮痛、消炎効果に優れ、更に副作用が少ないため優
れた医薬品である。このために従来から種々の方法で合
成することが提案されている。
そのひとつとして、4−イソブチルスチレンからヒドロ
ホルミル化反応あるいはレッペ反応などにより製造する
方法が提案されている。これらの具体的な例としては、
例えば、英国特許第1565235号及び特開昭第52−97930号
等が提案されている。この4−イソブチルスチレンを使
用する方法は、4−イソブチルスチレンが単純で安定な
物質であり、更にヒドロホルミル化反応やレッペ反応な
どが高価な試薬を使用しないため経済的に優れた方法で
ある。
ホルミル化反応あるいはレッペ反応などにより製造する
方法が提案されている。これらの具体的な例としては、
例えば、英国特許第1565235号及び特開昭第52−97930号
等が提案されている。この4−イソブチルスチレンを使
用する方法は、4−イソブチルスチレンが単純で安定な
物質であり、更にヒドロホルミル化反応やレッペ反応な
どが高価な試薬を使用しないため経済的に優れた方法で
ある。
しかしながら、従来の4−イソブチルスチレンの製法
は、何れも上記文献に記載されているように、グリニア
試薬のごとき高価で不安定な試薬を使用するか、あるい
はp−イソブチルアセトフェノンなどの高価な出発原料
を使用している。従って4−イソブチルスチレンの安価
な製造法が望まれていた。
は、何れも上記文献に記載されているように、グリニア
試薬のごとき高価で不安定な試薬を使用するか、あるい
はp−イソブチルアセトフェノンなどの高価な出発原料
を使用している。従って4−イソブチルスチレンの安価
な製造法が望まれていた。
一方、一般的にアルキルスチレンを製造する方法とし
て、1,1−ジアリールエタンを接触分解して製造する方
法が従来から提案されており、例えば、 Industrial and Engineering Chemistry,Vol.46,No.4,6
52(1954) Journal of Chemical and Engineering Data,Vol.9,No.
1,104(1964) I & EC Product Research and Development,Vol.3,No.
1,16(1964)) 等の文献では、アルキルスチレンとして、メチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピル
スチレン、t−ブチルスチレンを製造する目的で、1,1
−ジトリルエタン、1,1−ジキシリルエタン等の1,1−ジ
アリールエタンを分解する方法について記述されてい
る。即ち、分解によるアルキルスチレンの製造の工業化
への努力が続けられてきているのである。更に具体的な
これらの開示技術としては、例えば、 アメリカ特許第2420689号では、カオリン触媒のもとで
ジキシリルエタンの分解によりジメチルスチレンを得る
方法、 アメリカ特許第2422318号では、非対称ジアリールエタ
ンの分析方法、 アメリカ特許第2864872号では、分解触媒としてシリカ
を使用する方法、 アメリカ特許第2954413号では、流動触媒を用いてジキ
シリルエタンを分解する方法、 アメリカ特許第3025330号では、ジトリルエタンからメ
チルスチレンを得る方、 アメリカ特許第2976333及び2976334号では、分解触媒の
改良方法 等が提案されている。
て、1,1−ジアリールエタンを接触分解して製造する方
法が従来から提案されており、例えば、 Industrial and Engineering Chemistry,Vol.46,No.4,6
52(1954) Journal of Chemical and Engineering Data,Vol.9,No.
1,104(1964) I & EC Product Research and Development,Vol.3,No.
1,16(1964)) 等の文献では、アルキルスチレンとして、メチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピル
スチレン、t−ブチルスチレンを製造する目的で、1,1
−ジトリルエタン、1,1−ジキシリルエタン等の1,1−ジ
アリールエタンを分解する方法について記述されてい
る。即ち、分解によるアルキルスチレンの製造の工業化
への努力が続けられてきているのである。更に具体的な
これらの開示技術としては、例えば、 アメリカ特許第2420689号では、カオリン触媒のもとで
ジキシリルエタンの分解によりジメチルスチレンを得る
方法、 アメリカ特許第2422318号では、非対称ジアリールエタ
ンの分析方法、 アメリカ特許第2864872号では、分解触媒としてシリカ
を使用する方法、 アメリカ特許第2954413号では、流動触媒を用いてジキ
シリルエタンを分解する方法、 アメリカ特許第3025330号では、ジトリルエタンからメ
チルスチレンを得る方、 アメリカ特許第2976333及び2976334号では、分解触媒の
改良方法 等が提案されている。
分解反応による方法では、原料が全ては分解せず、原料
が未反応のまま反応混合物に含まれて来ることは避けら
れない。このことは上記開示提案されている方法でも反
応におけるパーパスコンバージョンが40%から60%であ
ることから明らかである。
が未反応のまま反応混合物に含まれて来ることは避けら
れない。このことは上記開示提案されている方法でも反
応におけるパーパスコンバージョンが40%から60%であ
ることから明らかである。
分解反応によりアルキルスチレンを経済的に製造するた
めには、未反応の1,1−ジ(置換フェニル)エタンの再
使用が必須条件ともなってくる。即ち、反応混合物から
分離された1,1−ジ(置換フェニル)エタンを主として
含む留分を再び分解反応に再使用することが、分解反応
の工業化を経済的なものにするために必要である。
めには、未反応の1,1−ジ(置換フェニル)エタンの再
使用が必須条件ともなってくる。即ち、反応混合物から
分離された1,1−ジ(置換フェニル)エタンを主として
含む留分を再び分解反応に再使用することが、分解反応
の工業化を経済的なものにするために必要である。
本発明者らは、分解反応による4−イソブチルスチレン
の製造方法について検討を重ねたところ、1,1−ジ(置
換フェニル)エタンを分解する従来の方法では、副生す
る未反応の1,1−ジ(置換フェニル)エタンを主として
含む留分の性状がそのまま再分解するには適さない性状
に変化している、即ちエチレン類成分を含むようになる
のに対して、新規化合物である1,2−ジ(置換フェニ
ル)エタンを原料としたときには、このようなエチレン
類成分の副生もなく、未反応留分を再使用しても何等問
題がないことが明らかとなった。即ち従来の1,1−ジ
(4−イソブチルフェニル)エタンの分解では、未反応
留分中に下記の反応式で示すように、分解触媒により脱
水素を受けたエチレン類成分が含まれ、しかもこのエチ
レン類は沸点が近接しているので蒸留による分離が困難
である。その上、このエチレン類を含む未反応1,1−ジ
(4−イソブチルフェニル)エタン留分をこのまま分解
したのでは分解触媒の触媒寿命に対して好ましくない影
響を与えることを見いだした。
の製造方法について検討を重ねたところ、1,1−ジ(置
換フェニル)エタンを分解する従来の方法では、副生す
る未反応の1,1−ジ(置換フェニル)エタンを主として
含む留分の性状がそのまま再分解するには適さない性状
に変化している、即ちエチレン類成分を含むようになる
のに対して、新規化合物である1,2−ジ(置換フェニ
ル)エタンを原料としたときには、このようなエチレン
類成分の副生もなく、未反応留分を再使用しても何等問
題がないことが明らかとなった。即ち従来の1,1−ジ
(4−イソブチルフェニル)エタンの分解では、未反応
留分中に下記の反応式で示すように、分解触媒により脱
水素を受けたエチレン類成分が含まれ、しかもこのエチ
レン類は沸点が近接しているので蒸留による分離が困難
である。その上、このエチレン類を含む未反応1,1−ジ
(4−イソブチルフェニル)エタン留分をこのまま分解
したのでは分解触媒の触媒寿命に対して好ましくない影
響を与えることを見いだした。
Ar−CH(−CH3)−Ar→ Ar−CH(=CH2)−Ar 本発明の1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン
は、このようなエチレン成分の副生もなく未反応留分を
再使用しても触媒寿命に影響しないので問題がなく、4
−イソブチルスチレンを効率的製造することを初めて可
能ならしめるものである。
は、このようなエチレン成分の副生もなく未反応留分を
再使用しても触媒寿命に影響しないので問題がなく、4
−イソブチルスチレンを効率的製造することを初めて可
能ならしめるものである。
[問題点を解決するための手段] 即ち本発明は、下記式で表される文献未記載の新規な化
合物である1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン
に関するものである。
合物である1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン
に関するものである。
本発明の1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン
は、具体的に次の方法によって製造することができる。
即ち、イソブチルベンゼンを濃硫酸中で過ヨウ素酸カリ
ウムを用いてジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウ
ム塩に変換し、パラジウム触媒の存在下にエチレンと反
応させることにより1,2−ジ(4−イソブチルフェニ
ル)エチレンとすることができる。
は、具体的に次の方法によって製造することができる。
即ち、イソブチルベンゼンを濃硫酸中で過ヨウ素酸カリ
ウムを用いてジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウ
ム塩に変換し、パラジウム触媒の存在下にエチレンと反
応させることにより1,2−ジ(4−イソブチルフェニ
ル)エチレンとすることができる。
上記のジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウム塩の
ハロゲン塩は特開昭第53−101331号、特公昭第57−5376
7、英国特許第1114950号に記載された方法、及びJ.Ame
r.Chem.Soc.,Vol.81,342(1959)に記載されたBeringer
らの方法により製造することができる。すなわち、無水
酢酸中でイソブチルベンゼンと過ヨウ素酸カリウムとを
撹はん混合し、次に無水酢酸と濃硫酸の混合物を滴下
し、その後飽和の塩化アンモニウム水溶液を加えて沈殿
を析出させ、ろ過、再結晶をすれば、ジ(4−イソブチ
ルフェニル)ヨードニウム塩の塩酸塩が得られる。反応
の概要を式で表すと下のようになる。
ハロゲン塩は特開昭第53−101331号、特公昭第57−5376
7、英国特許第1114950号に記載された方法、及びJ.Ame
r.Chem.Soc.,Vol.81,342(1959)に記載されたBeringer
らの方法により製造することができる。すなわち、無水
酢酸中でイソブチルベンゼンと過ヨウ素酸カリウムとを
撹はん混合し、次に無水酢酸と濃硫酸の混合物を滴下
し、その後飽和の塩化アンモニウム水溶液を加えて沈殿
を析出させ、ろ過、再結晶をすれば、ジ(4−イソブチ
ルフェニル)ヨードニウム塩の塩酸塩が得られる。反応
の概要を式で表すと下のようになる。
(ここでRはアリール基をしめす) 上記式中のCl-等の対イオンは、例えばハロゲン化金属
陰イオンなど任意の陰イオンと相互にイオン交換するこ
とができるが、より好適な対イオンは、塩素イオン、臭
素イオンなどのハロゲンイオンである。
陰イオンなど任意の陰イオンと相互にイオン交換するこ
とができるが、より好適な対イオンは、塩素イオン、臭
素イオンなどのハロゲンイオンである。
ジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウム塩と反応さ
せるもう一方の物質は、エチレンである。この反応は、
溶媒の中で、パラジウムなどの遷移金属を触媒とし、例
えば酢酸カリウムのような塩基物質の存在下でエチレン
ガスを導入反応させることにより達成できる。反応を式
で説明すると下記のようになる。
せるもう一方の物質は、エチレンである。この反応は、
溶媒の中で、パラジウムなどの遷移金属を触媒とし、例
えば酢酸カリウムのような塩基物質の存在下でエチレン
ガスを導入反応させることにより達成できる。反応を式
で説明すると下記のようになる。
2[R−I+−R]X-+CH2=CH2→ R−CH=CH−R+2RI+2HX (ここでRはアリール基を示す) 塩基の使用量は、反応するジ(4−イソブチルフェニ
ル)ヨードニウム塩の対イオンから生成する酸を中和さ
せる量であれば良い。従って、その使用量が化学量論量
以下の時は、目的とする1,2−ジ(4−イソブチルフェ
ニル)エチレンの収率が低下するに過ぎない。よってそ
の量は適宜に選択できる。用いることのできる塩基は、
使用する溶媒に溶解するものであれば任意の塩基を使用
することができる。具体的には、トリエチルアミン、ト
リプロピルアミン、トリブチルアミン、ジメチルアニリ
ン、ジエチルアニリンなどの第三級アルキルアミン、酢
酸ナトリウム、酢酸カリウム、ギ酸ナトリウムなどの低
級脂肪酸のアルカリ金属塩、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属の炭酸塩または重炭酸艶などがある。
ル)ヨードニウム塩の対イオンから生成する酸を中和さ
せる量であれば良い。従って、その使用量が化学量論量
以下の時は、目的とする1,2−ジ(4−イソブチルフェ
ニル)エチレンの収率が低下するに過ぎない。よってそ
の量は適宜に選択できる。用いることのできる塩基は、
使用する溶媒に溶解するものであれば任意の塩基を使用
することができる。具体的には、トリエチルアミン、ト
リプロピルアミン、トリブチルアミン、ジメチルアニリ
ン、ジエチルアニリンなどの第三級アルキルアミン、酢
酸ナトリウム、酢酸カリウム、ギ酸ナトリウムなどの低
級脂肪酸のアルカリ金属塩、ナトリウム、カリウムなど
のアルカリ金属の炭酸塩または重炭酸艶などがある。
エチレンとの反応に使用する触媒は、周期律表中第VIII
族元素の遷移金属触媒であり、たとえば、パラジウム、
ロジウム、リテニウム、白金、イリジウム、オスミウム
などであって、特にパラジウム系触媒が好ましい。これ
らの遷移金属触媒は種々の形態で触媒として用いること
ができる。即ち、その酸化数や錯体のいかんにかかわら
ず使用することができる。パラジウムを例にとると、ア
ルミナや活性炭に担持されたパラジウム、塩化パラジウ
ムなどのハロゲン化パラジウム、酸化パラジウム、酢酸
パラジウムなどの低級脂肪酸のパラジウム塩などの2価
のパラジウム、その他ビス(ジベンジリデンアセトン)
パラジウムなどの錯体も使用できる。ロジウムではカル
ボニル錯体なども使用できる。
族元素の遷移金属触媒であり、たとえば、パラジウム、
ロジウム、リテニウム、白金、イリジウム、オスミウム
などであって、特にパラジウム系触媒が好ましい。これ
らの遷移金属触媒は種々の形態で触媒として用いること
ができる。即ち、その酸化数や錯体のいかんにかかわら
ず使用することができる。パラジウムを例にとると、ア
ルミナや活性炭に担持されたパラジウム、塩化パラジウ
ムなどのハロゲン化パラジウム、酸化パラジウム、酢酸
パラジウムなどの低級脂肪酸のパラジウム塩などの2価
のパラジウム、その他ビス(ジベンジリデンアセトン)
パラジウムなどの錯体も使用できる。ロジウムではカル
ボニル錯体なども使用できる。
使用する溶媒は、ジ(4−イソブチルフェニル)ヨード
ニウム塩を少しでも溶解させ、かつ反応に関与しない溶
媒なら何れの溶媒も使用できる。例えば、メタノール、
エタノールなどの低級アルコール、アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン、ジメトキシエタン、ジオキサ
ンなどのエーテルのほかに、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、アセトニトリル、テトラヒドロフ
ランなど種々の極性溶媒が適宜選択できる。なお、使用
する塩基が溶媒ともなり得るときには特に溶媒を用いる
必要はない。
ニウム塩を少しでも溶解させ、かつ反応に関与しない溶
媒なら何れの溶媒も使用できる。例えば、メタノール、
エタノールなどの低級アルコール、アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン、ジメトキシエタン、ジオキサ
ンなどのエーテルのほかに、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、アセトニトリル、テトラヒドロフ
ランなど種々の極性溶媒が適宜選択できる。なお、使用
する塩基が溶媒ともなり得るときには特に溶媒を用いる
必要はない。
反応時間は、通常0.5時間から10時間程度で充分であ
る。
る。
反応終了後、充分水洗し、反応液を冷却すれば目的の1,
2−ジ(4−イソブチルフェニル)エチレンが結晶とし
て析出する。析出した結晶をろ過しメタノールから再結
晶すれば1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エチレン
が得られる。
2−ジ(4−イソブチルフェニル)エチレンが結晶とし
て析出する。析出した結晶をろ過しメタノールから再結
晶すれば1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エチレン
が得られる。
このようにして得られた1,2−ジ(4−イソブチルフェ
ニル)エチレンを、水素添加触媒によって該化合物のオ
レフィン性不飽和結合を水素添加すれば、目的の1,2−
ジ(4−イソブチルフェニル)エタンが得られる。此の
水素添加は、従来公知の方法により行うことができる。
但し、芳香族環の水素化は避けるようにする。例えば、
パラジウム、白金等の貴金属触媒、ニッケル、コバル
ト、モリブデン等の金属触媒、あるいはこれらを適宜の
担体、例えばカーボンに担持した担持触媒を使用して反
応温度:室温〜100℃、水素圧:常圧〜50kg/cm2の範囲
で十分である。反応終了後、蒸留など適宜の方法で分離
すれば目的化合物である1,2−ジ(4−イソブチルフェ
ニル)エタンが得られる。
ニル)エチレンを、水素添加触媒によって該化合物のオ
レフィン性不飽和結合を水素添加すれば、目的の1,2−
ジ(4−イソブチルフェニル)エタンが得られる。此の
水素添加は、従来公知の方法により行うことができる。
但し、芳香族環の水素化は避けるようにする。例えば、
パラジウム、白金等の貴金属触媒、ニッケル、コバル
ト、モリブデン等の金属触媒、あるいはこれらを適宜の
担体、例えばカーボンに担持した担持触媒を使用して反
応温度:室温〜100℃、水素圧:常圧〜50kg/cm2の範囲
で十分である。反応終了後、蒸留など適宜の方法で分離
すれば目的化合物である1,2−ジ(4−イソブチルフェ
ニル)エタンが得られる。
[発明の効果] 本発明の1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン
は、文献末記載の新規新規化合物であり、本化合物を接
触分解しても前述の如きエチレン成分の副生もなく、未
反応留分を再使用しても問題がない。従って、本化合物
を採用することにより4−イソブチルスチレンを経済的
かつ効率的に製造することが初めて可能となったもので
ある。また、4−イソブチルスチレンからはα−(4−
イソブチルフェニル)プロピオン酸、即ち医薬品である
イブプロフェン(IBUPROFEN)を容易に製造することが
できる。
は、文献末記載の新規新規化合物であり、本化合物を接
触分解しても前述の如きエチレン成分の副生もなく、未
反応留分を再使用しても問題がない。従って、本化合物
を採用することにより4−イソブチルスチレンを経済的
かつ効率的に製造することが初めて可能となったもので
ある。また、4−イソブチルスチレンからはα−(4−
イソブチルフェニル)プロピオン酸、即ち医薬品である
イブプロフェン(IBUPROFEN)を容易に製造することが
できる。
以下に実施例で更に詳細に説明する。
[実施例] 「ジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウム塩の製
造」 過ヨウ素酸カリウム107g、イソブチルベンゼン134g、無
水酢酸400mlの混合物を、冷却管付の三口フラスコに入
れ、5〜10℃の温度で撹はんしておく。この嵌合物に、
無水酢酸204gと濃硫酸196gとの混合物を2時間かけて徐
々に滴下した。反応温度は5〜10℃を保持した。反応溶
液を室温に戻した後、更に16時間撹はんした。
造」 過ヨウ素酸カリウム107g、イソブチルベンゼン134g、無
水酢酸400mlの混合物を、冷却管付の三口フラスコに入
れ、5〜10℃の温度で撹はんしておく。この嵌合物に、
無水酢酸204gと濃硫酸196gとの混合物を2時間かけて徐
々に滴下した。反応温度は5〜10℃を保持した。反応溶
液を室温に戻した後、更に16時間撹はんした。
この反応溶液を600mlの氷水に投入し、次に臭化カリウ
ム100gの飽和水溶液を加えることにより、ジイソブチル
ヨードニウム塩の結晶を析出させた。この結晶は減圧ろ
過により水と分離し、更に水洗した後再び減圧ろ別し
た。これを、真空下50℃で乾燥し、167gのジ(4−イソ
ブチルフェニル)ヨードニウムブロミド(融点:180〜18
2℃)を得た。
ム100gの飽和水溶液を加えることにより、ジイソブチル
ヨードニウム塩の結晶を析出させた。この結晶は減圧ろ
過により水と分離し、更に水洗した後再び減圧ろ別し
た。これを、真空下50℃で乾燥し、167gのジ(4−イソ
ブチルフェニル)ヨードニウムブロミド(融点:180〜18
2℃)を得た。
「ジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウム塩とエチ
レンとの製造」 ジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウムブロミド9
4.6g、トリ−n−ブチルアミン37g、酢酸パラジウム2g
とメタノール500mlの混合物を、還流冷却器及び撹はん
機付の1のフラスコに入れ、エチレンガスを100m/min
の流量で吹き込みながら、50℃で16時間撹はんした。
レンとの製造」 ジ(4−イソブチルフェニル)ヨードニウムブロミド9
4.6g、トリ−n−ブチルアミン37g、酢酸パラジウム2g
とメタノール500mlの混合物を、還流冷却器及び撹はん
機付の1のフラスコに入れ、エチレンガスを100m/min
の流量で吹き込みながら、50℃で16時間撹はんした。
反応終了後、反応液からメタノールを減圧留去した。こ
の溶液に1の水を加えた後、トルエンで抽出した。ト
ルエン層は硫酸マグネシウムで乾燥し、更にろ別した
後、トルエンは減圧で留去した。メタノールの再結晶溶
媒として、この残液から再結晶することにより、融点10
6℃〜108℃の結晶25gを得た。
の溶液に1の水を加えた後、トルエンで抽出した。ト
ルエン層は硫酸マグネシウムで乾燥し、更にろ別した
後、トルエンは減圧で留去した。メタノールの再結晶溶
媒として、この残液から再結晶することにより、融点10
6℃〜108℃の結晶25gを得た。
この結晶は純度98.0%であり、IR分析、NMR分析等によ
り4−ジイソブチルスチルベン「1,2−ジ(4−イソブ
チルフェニル)エチレン」であることを確認した。
り4−ジイソブチルスチルベン「1,2−ジ(4−イソブ
チルフェニル)エチレン」であることを確認した。
元素分析(C22H28として) C:90.45%(calcd:90.35%) H: 9.55%(calcd:9.65%) IR(KBr法、cm-1) 810、850、970、1370、1390、1470、1610、1910、297
0、3030。
0、3030。
NMR(1H−NMR、δ) 0.9 2重線 (12H) 1.8〜2.0 多重線 ( 2H) 2.5 2重線 ( 4H) 7.0 1重線 ( 2H) 7.0〜7.5 多重線 ( 8H) 「1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エチレンの水素
添加」 1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エチレン5g、ジエ
チルエーテル200mlおよびPd−炭素(5%担持品:日本
エンゲルハルド社製)0.5gを1のオートクレーブに入
れた後、純水素で10kg/cm2まで加圧した。その圧力を保
ったまま、室温で16時間撹はんした。反応終了後未反応
の水素ガスを除き大気圧に戻した後、触媒はろ別しエー
テル溶液を得た。蒸留によりエーテルを除くと、4.8gの
結晶が得られた。更にメタノールによる再結晶により4.
3gの鱗片状の結晶が得られる。
添加」 1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エチレン5g、ジエ
チルエーテル200mlおよびPd−炭素(5%担持品:日本
エンゲルハルド社製)0.5gを1のオートクレーブに入
れた後、純水素で10kg/cm2まで加圧した。その圧力を保
ったまま、室温で16時間撹はんした。反応終了後未反応
の水素ガスを除き大気圧に戻した後、触媒はろ別しエー
テル溶液を得た。蒸留によりエーテルを除くと、4.8gの
結晶が得られた。更にメタノールによる再結晶により4.
3gの鱗片状の結晶が得られる。
以下にその分析結果をしめす。
融点 29℃〜31℃ 元素分析(C20H30として) C:89.71%(calcd:89.73%) H:10.29%(calcd:10.27%) IR(KBr法、cm-1) 795、840、1020、1110、1170、1370、1390、1470、151
0、1620、1680、1790、1900、2970、3030。
0、1620、1680、1790、1900、2970、3030。
NMR(1H−NMR、δ) 0.8〜1.0 2重線 (12H) 1.8〜2.0 多重線 ( 2H) 2.4〜2.6 2重線 ( 4H) 2.9 1重線 ( 4H) 7.0〜7.3 多重線 ( 8H) 「参考実験例1」 1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタンの分解。
15から25メッシュに揃えた日揮化学社製シリカ・アルミ
ナ触媒N−631−Lを、内径12mnのステンレス製反応管
に高さ135mm充填した。これを電気炉により温度500℃に
加熱し、1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタンを1
5ml/hrの割合、水を150ml/hrの割合でそれぞれ連続的に
供給して分解を行なった。反応器出口を冷却した後、反
応開始後6時間後から54時間までの油層を分離しガスク
ロマトグラムで分析した。
ナ触媒N−631−Lを、内径12mnのステンレス製反応管
に高さ135mm充填した。これを電気炉により温度500℃に
加熱し、1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エタンを1
5ml/hrの割合、水を150ml/hrの割合でそれぞれ連続的に
供給して分解を行なった。反応器出口を冷却した後、反
応開始後6時間後から54時間までの油層を分離しガスク
ロマトグラムで分析した。
ガスクロマトグラム分析結果−1 重量% 軽 質 留 分 0.6 イソブチルベンゼン留分 13.3 4−イソブチルエチルベンゼン留分 1.8 4−イソブチルスチレン留分 11.3 未反応1,2−ジフェニルエタン留分 72.3 重 質 留 分 0.7 分解で得られた分解生成物を精密蒸留して、30mmHgから
34mmHgの減圧下での留出温度範囲74℃から89℃の4−イ
ソブチルスチレン留分(回収率88%)と2〜3mmHgの減
圧下における留出温度範囲178℃〜185℃の未反応1,2−
ジフェニルエタン回収留分(回収率92%)とを得た。
34mmHgの減圧下での留出温度範囲74℃から89℃の4−イ
ソブチルスチレン留分(回収率88%)と2〜3mmHgの減
圧下における留出温度範囲178℃〜185℃の未反応1,2−
ジフェニルエタン回収留分(回収率92%)とを得た。
回収された未反応分に相当する1,2−ジ(4−イソブチ
ルフェニル)エタン留分の臭素価は0.20であり、質量分
析によるとm/e=292(1,1−ジ(4−イソブチルフェニ
ル)エタンのm/e=294)である成分の含有量は0.3%で
あった。
ルフェニル)エタン留分の臭素価は0.20であり、質量分
析によるとm/e=292(1,1−ジ(4−イソブチルフェニ
ル)エタンのm/e=294)である成分の含有量は0.3%で
あった。
「参考実験例2」 1,1−ジ(4−イソブチルフェニル)エタンの分解 4−イソブチルエチルベンゼンとアセトアルデヒドとを
硫酸触媒によって反応させた。反応混合物から2mmHg〜3
mmHgにおける留出温度177℃〜184℃の範囲の留分として
1,1−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン(臭素価=
0.16)を接触分解した。
硫酸触媒によって反応させた。反応混合物から2mmHg〜3
mmHgにおける留出温度177℃〜184℃の範囲の留分として
1,1−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン(臭素価=
0.16)を接触分解した。
15から25メッシュに揃えた日揮化学社製シリカ・アルミ
ナ触媒N−631−Lを、内径12mnのステンレス製反応管
に高さ135mm充填した。これを電気炉により温度500℃に
加熱し、上記の1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エ
タンを15ml/hr、水を150ml/hrで連続的に供給して分解
を行った。反応器出口を冷却した後、反応開始後6時間
後から54時間までの油層を分離しガスクロマトグラムで
分析した。
ナ触媒N−631−Lを、内径12mnのステンレス製反応管
に高さ135mm充填した。これを電気炉により温度500℃に
加熱し、上記の1,2−ジ(4−イソブチルフェニル)エ
タンを15ml/hr、水を150ml/hrで連続的に供給して分解
を行った。反応器出口を冷却した後、反応開始後6時間
後から54時間までの油層を分離しガスクロマトグラムで
分析した。
ガスクロマトグラム分析結果−2 重量% 軽 質 留 分 2.7 イソブチルベンゼン留分 24.6 4−イソブチルエチルベンゼン留分 2.3 4−イソブチルスチレン留分 24.8 未反応1,1−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン留分4
4.3 重 質 留 分 1.3 得られた分解生成物を精密蒸留して、4−イソブチルス
チレン留分(回収率73%)と2mmHg〜3mmHgの減圧での留
出温度範囲175℃〜185℃の未反応1,1−ジ(4−イソブ
チルフェニル)エタン回収留分(回収率91%)とを得
た。
4.3 重 質 留 分 1.3 得られた分解生成物を精密蒸留して、4−イソブチルス
チレン留分(回収率73%)と2mmHg〜3mmHgの減圧での留
出温度範囲175℃〜185℃の未反応1,1−ジ(4−イソブ
チルフェニル)エタン回収留分(回収率91%)とを得
た。
回収された1,1−ジ(4−イソブチルフェニル)エタン
留分の臭素価は3.5であり、質量分析によるとm/e=292
(1,1−ジ(4−イソブチルフェニル)エタンのm/e=29
4)である成分の含有量は6.0%であった。
留分の臭素価は3.5であり、質量分析によるとm/e=292
(1,1−ジ(4−イソブチルフェニル)エタンのm/e=29
4)である成分の含有量は6.0%であった。
「参考実験例3」 4−イソブチルスチレン留分からα−(4−イソブチル
フェニル)プロピオンアルデヒドの製造 参考実験例1で得られた4−イソブチルスチレン30g.ロ
ジウムヒドリドカルボニルトリストリフェニルホスフィ
ン0.3gを、容量500mlの撹はん機付き耐圧容器に入れ、
温度60℃に保ち、水素と一酸化炭素との等モル混合ガス
で70kg/cm2に加圧して12時間反応させた。反応終了後冷
却し、残存ガスを放出し、反応物を精密蒸留し2から3m
mHgにおける留出温度70℃から76℃の留分を26g得た。こ
の留分は、純度98.7%であり、IR分析、NMR分析により
標品と比較してα−(4−イソブチルフェニル)プロピ
オンアルデヒドであることを確認した。
フェニル)プロピオンアルデヒドの製造 参考実験例1で得られた4−イソブチルスチレン30g.ロ
ジウムヒドリドカルボニルトリストリフェニルホスフィ
ン0.3gを、容量500mlの撹はん機付き耐圧容器に入れ、
温度60℃に保ち、水素と一酸化炭素との等モル混合ガス
で70kg/cm2に加圧して12時間反応させた。反応終了後冷
却し、残存ガスを放出し、反応物を精密蒸留し2から3m
mHgにおける留出温度70℃から76℃の留分を26g得た。こ
の留分は、純度98.7%であり、IR分析、NMR分析により
標品と比較してα−(4−イソブチルフェニル)プロピ
オンアルデヒドであることを確認した。
この留分を用いて、例えば、前述のJ.Org.Chem.等の公
知の方法で過マンガン酸カリウムによる酸化を行ない、
α−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸、即ちイ
ブプロフェンを得た。この化合物も、標品とスペクト
ル、融点などが一致した。
知の方法で過マンガン酸カリウムによる酸化を行ない、
α−(4−イソブチルフェニル)プロピオン酸、即ちイ
ブプロフェンを得た。この化合物も、標品とスペクト
ル、融点などが一致した。
Claims (1)
- 【請求項1】下記式(I)で表される1,2−ジ(4−イ
ソブチルフェニル)エタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017487A JPH0755915B2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 1,2−ジ(4−イソブチルフエニル)エタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017487A JPH0755915B2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 1,2−ジ(4−イソブチルフエニル)エタン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63275527A JPS63275527A (ja) | 1988-11-14 |
JPH0755915B2 true JPH0755915B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=14528925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11017487A Expired - Lifetime JPH0755915B2 (ja) | 1987-05-06 | 1987-05-06 | 1,2−ジ(4−イソブチルフエニル)エタン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755915B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8975203B2 (en) | 2009-05-08 | 2015-03-10 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Diaryliodonium salt mixture and process for production thereof, and process for production of diaryliodonium compound |
-
1987
- 1987-05-06 JP JP11017487A patent/JPH0755915B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8975203B2 (en) | 2009-05-08 | 2015-03-10 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Diaryliodonium salt mixture and process for production thereof, and process for production of diaryliodonium compound |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63275527A (ja) | 1988-11-14 |
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