JPH0755837A - 振動センサの校正装置 - Google Patents

振動センサの校正装置

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JPH0755837A
JPH0755837A JP22942893A JP22942893A JPH0755837A JP H0755837 A JPH0755837 A JP H0755837A JP 22942893 A JP22942893 A JP 22942893A JP 22942893 A JP22942893 A JP 22942893A JP H0755837 A JPH0755837 A JP H0755837A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡易な構成により複数の周波数ポイントで高精
度の校正ができると共に使い勝手の向上した振動センサ
の校正装置を提案する。 【構成】中央処理ユニツト60により、振動検出手段1
3及び62からの検出データD1とデータ記憶手段66
に記憶された振動検出手段13及び62の周波数特性デ
ータCi (i=1、2、……、n)とを比較し、この比
較結果がほぼ等しくなるように加振信号形成手段61を
制御する。この結果加振器12の加振レベルを各周波数
ポイントにおいて所望の値に制御することができる。か
くして簡易な構成により複数の周波数ポイントにおいて
高精度の校正を行うことができる振動センサの校正装置
50を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動センサの校正装置に
関し、特に基準ピツクアツプを用いて振動ピツクアツプ
の感度を校正する校正装置に適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の校正装置として、図11
に示すように、FFT(Fast FourierTransform)分析
器2を用いて複数の周波数ポイントによつて被校正ピツ
クアツプ3の感度を校正するようになされた校正装置1
がある。この校正装置1においては、基準ピツクアツプ
5の出力信号S1を電荷増幅器4を介してFFT分析器
2に入力すると共に、被校正ピツクアツプ3の出力信号
S3を電荷増幅器6を介してFFT分析器2に入力する
ようになされている。
【0003】FFT分析器2は電荷増幅器4の出力信号
S2及び電荷増幅器6の出力信号S4に対して高速フー
リエ変換を施すことにより、それぞれ任意の周波数での
信号レベルを知ることができ、さらにそれらの信号レベ
ル比(S2/S4)を得ることができる。これにより校
正装置1においては、上記信号レベル比と電荷増幅器4
及び電荷増幅器6の設定値と基準ピツクアツプ5の感度
とから、被校正ピツクアツプ3の任意の周波数における
感度を校正し得るようになされている。
【0004】ところが、校正装置1においては、FFT
分析器2を用いていることにより装置全体が非常に大型
化すると共に非常に高価となり、この結果実際上据置型
専用の装置として用いられている。
【0005】これに対して従来、測定現場やユーザによ
る簡易校正を目的とした簡易型の校正装置が提案されて
いる。この種の校正装置は、図12に示すように構成さ
れている。すなわち校正装置10においては、装置本体
に被校正ピツクアツプ11を固定し、この状態で加振器
12によつて基準ピツクアツプ13及び被校正ピツクア
ツプ11に同じレベルの振動を与えるようになされてい
る。
【0006】校正装置1は加振部14、感度検出部15
及び電源遮断部16でなり、加振部14の発振器17に
よつて発生した所定周波数の発信信号S10をAGC回
路18に送出する。AGC回路18は比較器19からの
制御信号S11によつて利得制御され、この結果校正周
波数信号S12を発生し、当該校正周波数信号S12を
ドライブアンプ20を介して加振信号S13として加振
器12に送出するようになされている。これにより校正
装置10においては、加振器12を加振信号S13に基
づいて所定の周波数かつ所定の加振レベルで加振駆動す
るようになされている。
【0007】校正装置10においては、このとき基準ピ
ツクアツプ13から発生する検出信号S14を増幅器2
1及び検波器22を介して積分器23に送出する。積分
器23は検波器22からの出力信号S16を直流成分で
なる積分信号S17に変換し、当該積分信号S17を比
較器19に送出するようになされている。比較器19は
積分器23からの積分信号S17と共に基準電源24か
らの基準信号S18を入力し、当該積分信号S17と基
準信号S18の電圧レベルが等しくなるような制御信号
S11をAGC回路18に送出する。
【0008】すなわち比較器19は積分器23からの積
分信号S17の電圧レベルが基準信号S18の電圧レベ
ルよりも小さい場合には、AGC回路18に当該AGC
回路18から出力される校正周波数信号S12の信号レ
ベルが大きくなるような制御信号S11を送出し、これ
に対して積分信号S17の電圧レベルが基準信号S18
の電圧レベルよりも大きい場合には、AGC回路18に
当該AGC回路18から出力される校正周波数信号S1
2の信号レベルが小さくなるような制御信号S11を送
出する。
【0009】かくして、加振部14はサーボループを形
成し、加振器12の加振レベルを目的とする所定の値に
保持し得るようになされている。これにより校正装置1
0においては、被校正ピツクアツプ11の質量が変化し
た場合においても被校正ピツクアツプ11を常に一定の
加振レベルで加振し得るようになされている。ここで被
校正ピツクアツプ11からの検出信号S19は感度検出
部15の増幅器24、検波器25及び積分器26を介し
て波形整形された後、表示器27に送出され、これによ
り校正装置10においては、所定の加振レベルで被校正
ピツクアツプ11を加振した際の被校正ピツクアツプ1
1の感度を表示器27に表示し得るようになされてい
る。
【0010】また校正装置10においては、ドライブア
ンプ20から出力される加振信号S13を電源遮断部1
6の検波器28及び積分器29によつて波形整形した
後、比較器30に送出するようになされている。比較器
30は積分器29からの積分信号S24と基準電源31
からの基準信号S25とを比較し、ここで得られる比較
結果信号S26を電源制御回路32に送出するようにな
されている。電源制御回路32は比較結果信号S26に
応じて電源33に電源遮断信号S27を送出するように
なされている。
【0011】すなわち電源遮断部16においては、被校
正ピツクアツプ11の質量に対応した加振信号S13の
電圧レベルが所定の電圧レベルよりも大きい場合に電源
33を遮断することにより校正装置10の校正動作を停
止させ、これにより加振部14の加振能力を超えた校正
を未然に回避するようになされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振動ピツク
アツプはそれぞれ使用周波数範囲が設定されており、こ
の使用周波数範囲全域での感度校正をすることが望まし
い。ところが、簡易型の校正装置10においては、周波
数ポイントが1つに決められている結果、使用周波数範
囲全域に亘る校正はできなかつた。
【0013】ここで校正装置10において、発信周波数
の異なる複数の発信器17を設けることにより加振器1
2を複数の周波数ポイントにおいて加振すれば、複数の
周波数ポイントにおいて被校正ピツクアツプ11の感度
を校正することができると考えられる。ところが、この
ように校正する周波数ポイントを増やそうとすると、基
準ピツクアツプ13自体が所定の周波数特性を有するこ
とにより基準ピツクアツプ13が校正する周波数ポイン
ト全てに亘つて一定の値でなる検出信号S14を得るこ
とは実際上困難であり、この結果各周波数ポイントで所
望の加振レベルを得られないことにより校正精度が劣化
する問題がある。
【0014】かかる問題を解決する一つの方法として、
例えば各周波数ポイント毎に基準ピツクアツプ13の感
度を調整し加振レベルの精度を全校正周波数ポイントに
亘つて目的の精度に収まるように調整する方法や、また
は各校正周波数に対応した被校正ピツクアツプ用増幅器
を用意して調整する方法が考えられる。ところがこれ等
の方法においては、校正する周波数ポイントを変える毎
に非常に煩雑な調整作業が必要となる問題があると共
に、回路規模が大きくなることにより装置自体が大型化
し携帯用の校正装置としては実現が困難になる問題があ
る。
【0015】また校正装置10においては、上述したよ
うに電源遮断部16を設けることにより、加振能力を超
えるような質量の被校正ピツクアツプ11が取り付けら
れた際に自動的に電源33を遮断して校正動作を停止す
るようになされている。ところが、校正装置10におい
ては、被校正ピツクアツプ11の質量の検出点を複数点
設定する場合、回路規模が大きくなると共に、検出点を
変えるごとに回路の特性を変える必要があり、この結果
回路の調整に要する工数が増え非常に煩雑な問題があ
る。
【0016】すなわち従来のFFT分析器2を有する据
置型の校正装置1を用いれば簡単に複数の周波数ポイン
トにおいて高精度の感度校正を行うことができるが、こ
の校正装置1は測定現場での校正やユーザによる簡易校
正には不向きな問題があつた。
【0017】これに対して、携帯可能な校正装置10に
おいては、容易に複数の周波数ポイントにおいて感度校
正ができるようなものは実現されていない。また校正装
置10においては、ユーザが校正結果を表示器27から
読み取り記録紙等に記入していた。この作業は多数の被
校正ピツクアツプ11を校正する場合には非常に煩雑で
あると共に記入の誤りも多かつた。さらに校正結果をデ
ータベース化する際にも非常に手間がかかる欠点があつ
た。
【0018】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成により複数の周波数ポイントで高精度の
校正ができると共に使い勝手の向上した振動センサの校
正装置を提案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の加振器12により基準ピツ
クアツプ13及び校正対象となる振動センサ11を等し
い所定の加振レベルで加振し、このとき振動センサ11
より得られる出力信号S19に基づいて振動センサ11
の感度を校正する校正装置50において、基準ピツクア
ツプ13からの出力信号S14に基づいて加振器12の
振動レベルを検出する振動検出手段13及び62と、振
動センサ11からの出力信号S19に基づいて振動セン
サ11の感度を検出する感度検出手段63と、振動検出
手段13及び62からの検出データD1を入力すると共
に、感度検出手段63からの検出データD2を入力する
中央処理ユニツト60と、中央処理ユニツト60から出
力される制御信号S66及びS67に基づいて加振器1
2を加振する加振信号S13を形成する加振信号形成手
段61とを備え、振動検出手段13及び62の検出デー
タD1に基づいて加振器12の加振レベルを所望の値に
制御するようにする。
【0020】また本発明においては、振動センサの校正
装置50は、データ記憶手段66を備え、データ記憶手
段66に予め振動検出手段13及び61の各周波数ポイ
ントにおける特性を表わす周波数特性データCi (i=
1、2、……、n)を記憶し、中央処理ユニツト60
は、振動検出手段13及び62により検出される検出デ
ータD1と周波数特性データCi とを比較し、比較結果
がほぼ等しくなるように加振信号形成手段61を制御す
ることにより加振器12の加振レベルを所望の値に制御
するようにする。
【0021】さらに本発明においては、振動センサの校
正装置50は、入出力回路67を備え、入出力回路67
を介して外部入力装置68からの入力データS31に基
づいて中央処理ユニツト60を制御し、及び又は入力デ
ータS31をデータ記憶手段66に書き込むと共に、入
出力回路67を介して校正結果を外部出力装置69に送
出するようにする。
【0022】さらに本発明においては、所定の加振器1
2により基準ピツクアツプ13及び校正対象となる振動
センサ11を等しい所定の加振レベルで加振し、このと
き振動センサ11より得られる出力信号S19に基づい
て振動センサ11の感度を校正する校正装置50におい
て、中央処理ユニツト60と、中央処理ユニツト60か
ら出力される制御信号S66及びS67に基づいて加振
器12を加振する加振信号S13を形成する加振信号形
成手段61と、加振信号S13に基づいて加振信号S1
3の信号レベルを検出する信号レベル検出手段64と、
質量検出用データD(V1)及びD(V2)を記憶した
データ記憶手段66とを備え、中央処理ユニツト60
は、信号レベル検出手段64から出力される検出データ
D3とデータ記憶手段66に記憶された質量検出用デー
タD(V1)及びD(V2)を比較し、比較結果に基づ
いて校正する周波数を選定するようにする。
【0023】
【作用】中央処理ユニツト60は振動検出手段13及び
62からの検出データD1とデータ記憶手段66に記憶
された振動検出手段13及び62の周波数特性データC
i (i=1、2、……、n)とを比較し、この比較結果
がほぼ等しくなるように加振信号形成手段61を制御す
る。この結果加振器12の加振レベルを各周波数ポイン
トにおいて所望の値に制御することができる。かくして
簡易な構成により複数の周波数ポイントにおいて高精度
の校正を行うことができる振動センサの校正装置50を
得ることができる。
【0024】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0025】(1)外観構成 図1において、50は全体として振動ピツクアツプの校
正装置を示し携帯可能な構成となつている。校正装置5
0においては、外筐の上面に複数の操作ボタン51から
なるコントロールパネル52が設けられていると共に表
示部53が設けられており、これによりユーザがコント
ロールパネル52上の操作ボタン51を操作して手動に
より校正周波数等を所望の値に設定できるようになされ
ていると共に、表示部53に校正結果を表示し得るよう
になされている。
【0026】また校正装置50の外筐上面には、コント
ロールパネル51及び表示部53の配置面に対して一段
高く形成された段部54が設けられ、この段部54に設
けられた被校正ピツクアツプ取付け部55に被校正ピツ
クアツプを取り付けるようになされている。すなわち校
正装置50の被校正ピツクアツプ取付け部55にはめね
じ部56が形成されており、このめねじ部56に所定の
取付けねじを介して被校正ピツクアツプを取り付けるこ
とができるようになされている。この結果、外筐に内蔵
された加振器及び基準ピツクアツプと被校正ピツクアツ
プとが一体となり、加振器により基準ピツクアツプ及び
被校正ピツクアツプに振動周波数及び振動レベルの等し
い振動を与え得るようになされている。
【0027】また校正装置50の外筐上面にはコネクタ
57が設けられ、当該コネクタ57に被校正ピツクアツ
プに設けられた検出信号出力用のリード線を接続するこ
とにより内部回路に被校正ピツクアツプの検出信号を送
出するようになされている。さらに外筐の背面には外部
端子(図示せず)が設けられ、これにより校正装置50
においては、この外部端子を介して外部の記録装置又は
コンピユータ等を接続し得るようになされている。
【0028】(2)回路構成 図12との対応部分に同一符号を付して示す図2におい
て、校正装置50はCPU(中央処理ユニツト)60を
有し、当該CPU60によつて所定の演算を施すことに
より複数の周波数ポイントで被校正ピツクアツプ11の
感度を高精度で校正し得るようになされている。校正装
置50においては、加振信号形成部61によつて形成し
た加振信号S13を加振器12に送出すると共に、基準
ピツクアツプ13からの検出信号S14を振動検出部6
2に入力するようになされている。
【0029】また校正装置50においては、被校正ピツ
クアツプ11からの検出信号S19を感度検出部63に
入力すると共に、加振信号形成部61からの加振信号S
13を加振信号検出部64に入力するようになされてい
る。校正装置50においては、CPU60をプログラム
メモリ65に記憶されたプログラムに基づいて動作させ
ると共に、CPU60による演算結果をデータメモリ6
6に格納するようになされている。
【0030】また校正装置50においては、コントロー
ルパネル52からのコントロール信号S30に基づいて
CPU60を制御し得ると共に、外部のコンピユータ6
8からのコントロール信号S31をインターフエース6
7を介してCPU60に入力することによりCPU60
を制御し得るようになされている。さらに校正装置50
においては、CPU60による演算結果等を表示部53
に表示し得ると共に、当該演算結果をインターフエース
67を介して外部のプリンタ69に送出することにより
演算結果を所定の記録紙上に記録できるようになされて
いる。
【0031】ここで振動検出部62は、積分器23の出
力信号S17をアナログデイジタル変換器70によりデ
イジタル信号D1に変換し、これをCPU60に送出す
る。このときCPU60はデイジタル信号D1とデータ
メモリ66内に格納された記録データとを比較し、デイ
ジタル信号D1がデータメモリ66内の記録データと等
しくなるような制御信号S66をAGC回路18に送出
しAGC回路18を制御するようになされている。また
CPU60はデータメモリ66に格納された周波数ポイ
ントデータに基づいて発振器17に制御信号S67を送
出することにより、発振器17によつて発生される発振
信号S10の周波数を周波数ポイントデータに応じて可
変し得るようになされている。
【0032】感度検出部63は、積分器26の出力信号
S22をアナログデイジタル変換器71によりデイジタ
ル信号D2に変換し、これをCPU60に送出する。C
PU60はデイジタル信号D2に基づいて所定の演算を
行い、当該演算結果を被校正ピツクアツプ11の感度と
して表示部53に送出すると共にインターフエース67
を介してプリンタ69に出力するようになされている。
加振信号検出部64は、積分器29の出力信号S24を
アナログデイジタル変換器72によりデイジタル信号D
3に変換し、これをCPU60に送出する。CPU60
はデイジタル信号D3に基づいて所定の演算を行い、当
該演算結果に基づいた遮断制御信号S69を電源33に
送出するようになされている。
【0033】 (3)システム及び基準ピツクアツプの校正 ここで校正装置50においては、図3に示すようなシス
テム校正手順に従つて、予めデータメモリ66に校正装
置50の特性を表わすデータを記憶することにより校正
装置50のシステム校正及び基準ピツクアツプ13の校
正を行うようになされている。
【0034】すなわちステツプSP0から入つてステツ
プSP1において、オペレータが予め各周波数ポイント
において正確な感度に校正された校正用標準ピツクアツ
プの各周波数ポイントにおける感度Qi (i=1、2、
……、n)(nは校正周波数のポイント数)を、データ
メモリ66に記憶させる。次にオペレータはステツプS
P2において、増幅器24に校正用標準ピツクアツプの
感度Qi (i=1、2、……、n)に相当する電気的信
号を入力し、このとき得られるアナログデイジタル変換
器71の出力値D2(またはその換算値)と増幅器24
に入力した電気的信号の値に基づいて各周波数ポイント
における感度検出部63の伝達関数Gi (i=1、2、
……、n)を計算し、この伝達関数Gi の値をデータメ
モリ66に記憶させる。
【0035】オペレータは続くステツプSP3におい
て、校正装置50の被校正ピツクアツプ取付け部55
(図1)に校正用標準ピツクアツプを取り付け、この状
態で各周波数ポイントにおいて加振器12の加振レベル
を徐々に上げていく。ここでCPU60は、このとき得
られる各周波数ポイントにおけるアナログデイジタル変
換器71の出力値(またはその換算値)Di (i=1、
2、……、n)と、ステツプSP2においてデータメモ
リ66に記憶した各周波数ポイントにおける感度検出部
63の伝達関数Gi (i=1、2、……、n)とから、
感度検出部63の伝達関数Gi を考慮した校正用標準ピ
ツクアツプの感度Qi ´=Di/Gi (i=1、2、…
…、n)を算出する。ここでCPU60はデータメモリ
66から校正用標準ピツクアツプの感度Qi を読み出し
て、算出結果Qi ´が感度Qi と等しくなるような制御
信号S66をAGC回路18に送出する。
【0036】すなわち校正装置50においては、ステツ
プSP3において、感度Qi ´が感度Qi よりも小さい
場合には加振器12の加振レベルを上げるようになされ
ており、これに対して感度Qi ´が感度Qi よりも大き
い場合には加振器12の加振レベルを下げるようになさ
れている。このようにして校正装置50においては、各
周波数ポイントにおいて感度検出部63の周波数特性に
応じた加振レベルを得ることができる。
【0037】ここで校正装置50においては、このとき
アナログデイジタル変換器70から出力される各周波数
ポイントにおける出力値(又はその換算値)D1を基準
ピツクアツプ校正データCi (i=1、2、……、n)
としてデータメモリ66に記憶するようになされてい
る。この後ステツプSP4において校正装置50のシス
テム校正処理を終了する。かくして校正装置50におい
ては、データメモリ66に基準ピツクアツプ校正データ
i を記憶するようにしたことにより、各周波数ポイン
トにおいて基準ピツクアツプ校正データCi を基準とし
て加振器12を加振すれば、基準ピツクアツプ13自体
が所定の周波数特性を有する場合でも、各周波数ポイン
トにおいて所望の加振レベルを得ることができるように
なされている。
【0038】(4)校正周波数ポイントの選定 ここで校正装置50においては、加振信号形成部61及
び加振器12による加振能力の限界を考慮して被校正ピ
ツクアツプ11の質量に応じて、CPU60により校正
する周波数ポイントを選定し得るようになされている。
【0039】すなわち校正装置50においては、被校正
ピツクアツプ11の質量が大きくなると、特に高い周波
数ポイントにおける加振レベルが所望の値以下となり、
この結果高い周波数ポイントでは正確な校正結果が得ら
れない場合がある。実施例の場合、校正装置50は、80
〔Hz〕、159.2 〔Hz〕、1〔kHz〕、4〔kHz〕、8
〔kHz〕の各周波数ポイントにおいて所望の加振レベル
を得ることができ、この周波数ポイントにおいて被校正
ピツクアツプ11の感度を校正し得るようになされてい
る。
【0040】また実施例の場合、校正装置50は、校正
周波数ポイントが80〔Hz〕及び159.2〔Hz〕の場合には
0.5〔G〕の加振レベルで加振するのに対して、校正周
波数ポイントが1〔kHz〕、4〔kHz〕及び8〔kHz〕
の場合には 0.1〔G〕の加振レベルで加振するようにな
されている。
【0041】また実施例の校正装置50においては、被
校正ピツクアツプ11の質量Mが第1の質量M1(例え
ば70〔gr〕)以下の場合には上述した全周波数ポイント
において所望の加振レベルを得ることができる構成とな
つているのに対して、被校正ピツクアツプ11の質量M
が第1の質量M1から第2の質量M2(例えば 150〔g
r〕)の範囲にある場合には80〔Hz〕、159.2 〔Hz〕の
周波数ポイントにおいては所望の加振レベルが得られる
が1〔kHz〕、4〔kHz〕、8〔kHz〕の周波数ポイン
トにおいては所望の加振レベルが得られない構成となつ
ている。
【0042】そこでオペレータは、先ず被校正ピツクア
ツプ取付け部55に第1の質量M1の加速度ピツクアツ
プを取り付け、この状態で加振器12を加振させる。校
正装置50は、このときのアナログデイジタル変換器7
2からの出力D(V1)をデータメモリ66に記憶す
る。次にオペレータは、被校正ピツクアツプ取付け部5
5に第2の質量M2の加速度ピツクアツプを取付け、こ
の状態で加振器12を加振させる。このとき校正装置5
0は、アナログデイジタル変換器72からの出力D(V
2)をデータメモリ66に記憶する。
【0043】このように校正装置50においては、予め
データメモリ66に第1及び第2の質量検出データD
(V1)及びD(V2)を記憶するようになされてい
る。これにより校正装置50においては、CPU60が
データメモリ66から第1及び第2の質量検出データD
(V1)及びD(V2)を読み出して、図4に示すよう
な校正周波数選定手順を実行することにより被校正ピツ
クアツプ11の質量に応じて加振能力を超えないような
校正周波数ポイントを選定するようになされている。
【0044】すなわちCPU60は、ステツプSP5か
ら入つてステツプSP6において、アナログデイジタル
変換器72から、被校正ピツクアツプ11の質量Mに応
じた出力値D(V)を入力する。続いてCPU60はス
テツプSP7に移り、ここでデータメモリ66に記憶し
た第1の質量検出データD(V1)を読み出して、アナ
ログデイジタル変換器72の出力値D(V)が第1の質
量検出データD(V1)よりも大きいか否かを判断し、
ここで否定結果が得られると、ステツプSP8に移る。
【0045】CPU60はステツプSP8において、校
正周波数ポイントFをFi (i=1、2、……、n)
(実施例の場合、n=5 でF1 =80〔Hz〕、F2 =159.
2 〔Hz〕、F3 =1〔kHz〕、F4 =4〔kHz〕、F5
=8〔kHz〕) に設定する。これに対して、CPU60
はステツプSP7において肯定結果が得られるとステツ
プSP9に移り、ここでデータメモリ66に記憶した第
2の質量検出データD(V2)を読み出して、アナログ
デイジタル変換器72の出力値D(V)が第2の質量検
出データD(V2)よりも大きいか否かを判断し、ここ
で否定結果が得られると、ステツプSP10に移る。
【0046】CPU60はステツプSP10において、
校正周波数ポイントFをFi (i=1、2、……、m:
m<n)(実施例の場合、m=2 でF1 =80〔Hz〕、F
2 =159.2 〔Hz〕)に設定する。これに対して、CPU
60はステツプSP9において肯定結果が得られるとス
テツプSP11に移り、ここで電源33に電源遮断制御
信号S69を送出し電源33を遮断すると共に表示部5
3に「オーバーロード」を表示する。
【0047】かくして校正装置50においては、加振信
号形成部61及び加振器12の加振能力に応じて有効に
複数の校正周波数ポイントで被校正ピツクアツプ11を
校正し得るようになされている。
【0048】(5)コンピユータによるシステム校正 ここで校正装置50においては、オペレータが外部のコ
ンピユータ68を用いて上述したシステム校正を容易に
行うことができるようになされている。
【0049】すなわちコンピユータ68は、図5に示す
ように、ステツプSP15から入つてステツプSP16
において、校正装置50のCPU60に校正モードを設
定する命令を送出し、続くステツプSP17においてシ
ステム校正データ及び又はピツクアツプ校正データをC
PU60に送出し、ステツプSP18において当該処理
手順を終了する。
【0050】このとき校正装置50のCPU60は、図
6に示すように、ステツプSP20から入つてステツプ
SP21においてコンピユータ68からの命令を受信す
ると、ステツプSP22に移つてコンピユータ68から
の命令がシステムを校正する命令か否かを判断し、ここ
で肯定結果が得られると校正サブルーチンRT1に移つ
てコンピユータ68からの命令に従つてシステムの校正
を行うようになされている。これに対してCPU60は
ステツプSP22において否定結果が得られると、ステ
ツプSP23に移つてステツプSP21において受信し
た命令が被校正ピツクアツプ11を校正する命令か否か
を判断する。
【0051】ここで肯定結果が得られると、CPU60
は測定サブルーチンRT2に移つてコンピユータ68か
らの命令に従つて被校正ピツクアツプ11の校正を行
う。これに対して、CPU60はステツプSP23にお
いて否定結果が得られるとステツプSP21に戻つてコ
ンピユータ68からの命令を待ち受けるようになされて
いる。
【0052】ここで校正装置50のCPU60が校正サ
ブルーチンRT1に入ると、コンピユータ68は、図7
に示すように、ステツプSP25から入つてステツプS
P26において、標準ピツクアツプの校正データQi
データメモリ66に記憶する命令、各A/D変換器7
0、71、72の出力D1、D2、D3のうちの一つを
データメモリ66に記憶する命令、又はデータメモリ6
6へのデータの書込み及び読出しを行う等の命令をCP
U60に送出し、ステツプSP27においてステツプS
P26で送出した命令に対応するデータをCPU60に
送出又はCPU60から受信するなどの処理を行う。次
にコンピユータ68はステツプSP28に進み、ここで
当該処理ルーチンを終了しない場合にはステツプSP2
6に戻り、終了する場合にはステツプSP29に移つて
図5に示すメインルーチンに戻るようになされている。
【0053】このとき校正装置50のCPU60は、図
8に示すような校正サブルーチンRT1を実行する。す
なわちCPU60はステツプSP30においてコンピユ
ータ68からの命令を受信し、続くステツプSP31に
おいて、コンピユータ68から送出される各種のデータ
をデータメモリ66に書き込むか、またはコンピユータ
68にデータを送出するか、またはA/D変換器70、
71、72の出力D1、D2、D3のうち選択された出
力をデータメモリ66に記憶するなどの処理を行う。次
にCPU60はステツプSP32に進み、ここで当該校
正サブルーチンRT1を終了しない場合にはステツプS
P30に戻り、終了する場合にはステツプSP33に移
つて図6に示すメインルーチンに戻るようになされてい
る。
【0054】これに対して校正装置50のCPU60
が、測定サブルーチンRT2に入ると、コンピユータ6
8は、図9に示すように、ステツプSP35から入つて
ステツプSP36において、これから送るデータが校正
周波数を変えるデータであることをCPU60に知らせ
たり、またはCPU60に校正結果をコンピユータ68
に送出することを示す命令を送出する。コンピユータ6
8は続くステツプSP37において、校正周波数を指定
する場合にはCPU60に指定する周波数データを送出
し、ステツプSP36で校正結果をコンピユータ68に
送出する命令を送出した場合には、CPU60から校正
結果を受ける。次にコンピユータ68はステツプSP3
8に進み、ここで当該処理ルーチンを終了しない場合に
はステツプSP36に戻り、終了する場合にはステツプ
SP39に移つて図5に示すメインルーチンに戻るよう
になされている。
【0055】このとき校正装置50のCPU60は、図
10に示すような測定サブルーチンRT2を実行するこ
とにより被校正ピツクアツプ11の校正動作を行うよう
になされている。すなわちCPU60はステツプSP4
0において上述したステツプSP36でコンピユータ6
8から送出される命令を受信し、続くステツプSP41
において、校正する周波数ポイントをコンピユータ68
により指定された周波数に切り換えると共に、校正結果
をコンピユータ68に送出するようになされている。C
PU60は続くステツプSP42において当該処理ルー
チンを終了するか否かを判断し、終了しない場合にはス
テツプSP40に戻り、終了する場合にはステツプSP
43に移つて図6に示すメインルーチンに戻るようにな
されている。
【0056】かくして、校正装置50においては、ユー
ザが外部のコンピユータ68を用いて容易に校正装置5
0のシステムを校正し得ると共に、容易に校正周波数ポ
イントを所望の値に選定することができるようになされ
ている。また校正装置50においては、校正結果をコン
ピユータ68に送出し得ることにより、校正結果を容易
にデータベース化することができるようになされてい
る。
【0057】(6)実施例の動作 以上の構成において、ユーザは被校正ピツクアツプ取付
け部55に被校正ピツクアツプ11を取り付ける。次に
ユーザがコントロールパネル52上の校正開始ボタンを
押圧操作すると、校正装置50はアナログデイジタル変
換器70からの出力値Ki (i=1、2、……、n)が
システム校正時にデータメモリ66に記憶したアナログ
データ変換回路70の出力値Ci (i=1、2、……、
n)に等しくなるように各周波数ポイントにおける加振
レベルを調節する。
【0058】すなわち校正装置50においては、アナロ
グデイジタル変換器70からの出力値Di が記憶値Ci
よりも小さい場合には加振器12の加振レベルを上げる
ように加振信号形成部61を制御し、これに対してアナ
ログデイジタル変換器70からの出力値Di が記憶値C
i よりも大きい場合には加振器12の加振レベルを下げ
るように加振信号形成部61を制御する。
【0059】これにより校正装置50においては、各周
波数ポイントにおいて高精度で所定の加振レベルを得る
ことができる。
【0060】このとき校正装置50においては、各周波
数ポイントにおけるアナログデイジタル変換器71から
の出力値Si (i=1、2、……、n)をCPU60に
取り込み、このときCPU60はデータメモリ66に記
憶した感度検出部63の各周波数ポイントにおける伝達
関数Gi (i=1、2、……、n)を読み出して、出力
値Si を伝達関数Gi で除算する。
【0061】この結果、校正装置50はこの除算結果S
i /Gi (i=1、2、……、n)を被校正ピツクアツ
プ11の感度として表示部53に表示すると共に、外部
のプリンタ69によつて所定の記録紙に記録するように
なされている。かくして校正装置においては、簡易な構
成により複数の周波数ポイントにおいて被校正ピツクア
ツプの感度を高精度で校正することができる。
【0062】また校正装置50は除算結果Si /Gi
前時点と現時点とでほぼ等しい値になつた場合に、校正
周波数を切り換えて次の校正周波数における校正を行う
ようになされている。これにより校正装置50において
は、自動的に校正周波数を切り換えることができること
により、ユーザによる手間を低減することができる。
【0063】(7)実施例の効果 以上の構成によれば、CPU60及びデータメモリ66
を設け、このデータメモリ66に予め基準ピツクアツプ
校正データCi を記憶させ、CPU60に入力される加
振信号検出部62の出力信号Ki が基準ピツクアツプ校
正データCi に等しくなるように加振器12を加振する
ようにしたことにより、簡易な校正により複数の周波数
ポイントにおいて高精度に被校正ピツクアツプ11の感
度を校正し得る校正装置50を実現することができる。
【0064】また予めデータメモリ66に第1及び第2
の質量検出データD(V1)及びD(V2)を記憶さ
せ、加振信号検出部64の出力信号D3と、第1及び第
2の質量検出データD(V1)及びD(V2)とを比較
し、当該比較結果に基づいて校正する周波数ポイントを
選定するようにしたことにより、加振能力を有効に利用
した校正ができる校正装置50を実現することができ
る。
【0065】さらにインターフエース67を設け、校正
装置50による校正結果をプリンタ69によつて記録し
得るようにすると共に、外部のコンピユータ68によつ
て校正装置50の校正動作を制御し得るようにしたこと
により、格段に使い勝手が向上した校正装置50を実現
することができる。
【0066】(8)他の実施例 なお上述の実施例においては、CPU60が被校正ピツ
クアツプ11の質量が大きくなるに従つて校正する周波
数ポイントを低い周波数に限定する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、被校正ピツクアツプ11の
質量が大きくなり加振能力を超えた場合に高い周波数ポ
イントおける加振レベルを意図的に例えば1/2 の加振レ
ベルに下げるようにしても良い。
【0067】また上述の実施例においては、データメモ
リ66に第1及び第2の質量検出用データD(V1)及
びD(V2)を記憶させ、当該質量検出用データD(V
1)及びD(V2)に基づいて校正周波数ポイントを選
定する場合について述べたが、データメモリ66に記憶
させる質量検出用データの数及び値はこれに限らず、所
望の数及び値の質量検出用データを記憶させれば、これ
に基づいて校正周波数ポイントを選定することができ
る。
【0068】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定の加
振器により基準ピツクアツプ及び校正対象となる振動セ
ンサを等しい所定の加振レベルで加振し、このとき振動
センサより得られる出力信号に基づいて振動センサの感
度を校正する校正装置において、基準ピツクアツプから
の出力信号に基づいて加振器の振動レベルを検出する振
動検出手段と、振動センサからの出力信号に基づいて振
動センサの感度を検出する感度検出手段と、振動検出手
段からの検出データを入力すると共に、感度検出手段か
らの検出データを入力する中央処理ユニツトと、中央処
理ユニツトから出力される制御信号に基づいて加振器を
加振する加振信号を形成する加振信号形成手段とを設
け、振動検出手段の検出データに基づいて加振器の加振
レベルを所望の値に制御するようにしたことにより、簡
易な構成により複数の周波数ポイントで高精度の校正が
できると共に使い勝手の向上した振動センサの校正装置
を実現することができる。
【0069】また本発明によれば、中央処理ユニツト
と、中央処理ユニツトから出力される制御信号に基づい
て加振器を加振する加振信号を形成する加振信号形成手
段と、加振信号に基づいて加振信号の信号レベルを検出
する信号レベル検出手段と、質量検出用データを記憶し
たデータ記憶手段とを設け、中央処理ユニツトにより、
信号レベル検出手段から出力される検出データとデータ
記憶手段に記憶された質量検出用データを比較し、この
比較結果に基づいて校正する周波数を選定するようにし
たことにより、簡易な構成により振動センサの質量に応
じて校正周波数ポイントを選定し得る振動センサの校正
装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による振動センサの校正装置の一実施例
の外観構成を示す斜視図である。
【図2】本発明による振動センサの校正装置の一実施例
の回路構成を示すブロツク図である。
【図3】実施例による校正装置のシステム校正手順を示
すフローチヤートである。
【図4】実施例による校正装置の校正周波数選定手順を
示すフローチヤートである。
【図5】コンピユータによるシステム校正を行う際のコ
ンピユータ側の校正処理手順を示すフローチヤートであ
る。
【図6】コンピユータによるシステム校正を行う際の校
正装置側の校正処理手順を示すフローチヤートである。
【図7】システム校正モードにおけるコンピユータ側の
処理手順を示すフローチヤートである。
【図8】システム校正モードにおける校正装置側の処理
手順を示すフローチヤートである。
【図9】ピツクアツプ校正モードにおけるコンピユータ
側の処理手順を示すフローチヤートである。
【図10】ピツクアツプ校正モードにおける校正装置側
の処理手順を示すフローチヤートである。
【図11】FFT分析器を用いた従来の据置型の校正装
置を示すブロツク図である。
【図12】従来の簡易型の校正装置の回路構成を示すブ
ロツク図である。
【符号の説明】
11……被校正ピツクアツプ、12……加振器、13…
…基準ピツクアツプ、60……CPU、61……加振信
号形成部、62……振動検出部、63……感度検出部、
64……加振信号検出部、66……データメモリ、67
……インターフエース、68……コンピユータ、69…
…プリンタ、Ci ……基準ピツクアツプ校正データ、D
(V1)、D(V2)……質量検出用データ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の加振器により基準ピツクアツプ及び
    校正対象となる振動センサを等しい所定の加振レベルで
    加振し、このとき上記振動センサより得られる出力信号
    に基づいて上記振動センサの感度を校正する校正装置に
    おいて、 上記基準ピツクアツプからの出力信号に基づいて上記加
    振器の振動レベルを検出する振動検出手段と、 上記振動センサからの出力信号に基づいて上記振動セン
    サの感度を検出する感度検出手段と、 上記振動検出手段からの検出データを入力すると共に、
    上記感度検出手段からの検出データを入力する中央処理
    ユニツトと、 上記中央処理ユニツトから出力される制御信号に基づい
    て上記加振器を加振する加振信号を形成する加振信号形
    成手段とを具え、上記振動検出手段の検出データに基づ
    いて上記加振器の加振レベルを所望の値に制御するよう
    にしたことを特徴とする振動センサの校正装置。
  2. 【請求項2】上記振動センサの校正装置は、データ記憶
    手段を具え、 上記データ記憶手段に予め上記振動検出手段の各周波数
    ポイントにおける特性を表わす周波数特性データを記憶
    し、 上記中央処理ユニツトは、上記振動検出手段により検出
    される検出データと上記周波数特性データとを比較し、
    当該比較結果がほぼ等しくなるように上記加振信号形成
    手段を制御することにより上記加振器の加振レベルを所
    望の値に制御するようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の振動センサの校正装置。
  3. 【請求項3】上記振動センサの校正装置は、入出力回路
    を具え、 上記入出力回路を介して外部入力装置からの入力データ
    に基づいて上記中央処理ユニツトを制御し、及び又は上
    記入力データを上記データ記憶手段に書き込むと共に、
    上記入出力回路を介して校正結果を外部出力装置に送出
    するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の振動
    センサの校正装置。
  4. 【請求項4】所定の加振器により基準ピツクアツプ及び
    校正対象となる振動センサを等しい所定の加振レベルで
    加振し、このとき上記振動センサより得られる出力信号
    に基づいて上記振動センサの感度を校正する校正装置に
    おいて、 中央処理ユニツトと、 上記中央処理ユニツトから出力される制御信号に基づい
    て上記加振器を加振する加振信号を形成する加振信号形
    成手段と、 上記加振信号に基づいて上記加振信号の信号レベルを検
    出する信号レベル検出手段と、 質量検出用データを記憶したデータ記憶手段とを具え、 上記中央処理ユニツトは、上記信号レベル検出手段から
    出力される検出データと上記データ記憶手段に記憶され
    た質量検出用データを比較し、当該比較結果に基づいて
    校正する周波数を選定するようにしたことを特徴とする
    振動センサの校正装置。
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