JPH11304935A - 自動オフセット調整器付き強震計 - Google Patents
自動オフセット調整器付き強震計Info
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- JPH11304935A JPH11304935A JP12821398A JP12821398A JPH11304935A JP H11304935 A JPH11304935 A JP H11304935A JP 12821398 A JP12821398 A JP 12821398A JP 12821398 A JP12821398 A JP 12821398A JP H11304935 A JPH11304935 A JP H11304935A
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Abstract
する。 【解決手段】 強震計のデータ処理装置2にオフセット
調整器14を設ける一方、遠隔地のホストパソコン30から
通信回線7を介してオフセット調整が指令されたとき、
プログラムメモリ部11に格納したオフセット調整用信号
に基づきオフセット調整器14にオフセット調整用信号を
供給するとともに、オフセット調整器14の出力をマイク
ロプロセッサ部9にフィードバックすることにより、強
震計の遠隔操作によるオフセット調整を可能にした。
Description
される強震計に関し、特に強震計の計測値から直流成分
を削除するオフセット調整を遠隔的に行なえるようにし
た自動オフセット調整器付き強震計に関する。
答記録を得ることを目的として、強震計と呼ばれる地震
計が用いられている。この強震計はあらかじめ設定した
大きさ以上の地震を検知したとき起動するもので、その
センサにはサーボ型加速度計が用いられている。
強震計20には、X,Y,Zの3方向の振動検出用の3台
のサーボ型加速度計を内蔵した検出器1と、同検出器1
から信号線2aで送信される地震信号を受信するデータ
処理装置2とが設けられている。
部,データ伝送部をそなえ、さらに強震計の内部の動作
を制御するマイクロプロセッサ部9を内蔵している。
る自動校正装置で校正された時計4で絶対時刻が記録さ
れるとともに、地震波形がICカード5aに記憶され、
後処理でのコンピュータによる解析を容易に行なうこと
ができるようになっている。またICカードに記録され
た地震データは、電話回線7により遠隔地から呼び出せ
る構成となっている。
号21は無停電電源、符号18はモデム、符号19はデータ処
理装置2の遠隔操作時に接続されるパソコンをそれぞれ
示している。
計は、直流成分(周期が無限大の振動)をも計測できる
ようになっており、したがって強震計のZ軸が鉛直とな
るように強震計をセットすると、重力加速度も計測され
ることになる。
したい重力加速度に相当する直流成分を含み、その結果
計測値は重力加速度分だけ嵩上げされた値となってい
る。
強震計の設置時に上記の直流成分を0にする調整(オフ
セット調整)が設置現場で行なわれている。したがっ
て、強震計の設置時には、計測値に上記嵩上げ分が含ま
れない状態となっている。
5に示すようなA/D変換部01とボリウム02とからなる
オフセット調整器010を当該強震計の検出部(加速度
計)に接続し、ボリウム02を調節して強震計の加速度計
に付加する(直流)電圧を調整することにより、強震計
のオフセット調整を行なっている。
が安定するまで(一日乃至数日)待って行なわねばなら
なかったため、強震計の設置からオフセット調整完了ま
でに長時間を要するという問題点があり、さらに、設置
後、強震計の傾斜が変化したり、周囲温度が変化したり
して、長期間の間に直流成分が変化すると再び現場に出
向いてオフセット調整しなければならないという問題点
もある。
信回路を利用した遠隔調整や入力状態を監視しながらの
自動調整が可能な、自動オフセット調整器付き強震計を
提供することを目的とする。
センサからの地震信号を受信可能なデータ処理装置と、
同データ処理装置に内蔵されて上記強震計の内部の動作
を制御するマイクロプロセッサ部と、同マイクロプロセ
ッサ部に接続されたデータ伝達手段としての通信回線と
をそなえるとともに、上記センサがサーボ型加速度計を
そなえて構成された強震計において、同強震計に、上記
通信回線を通じて送信されるオフセット調整指令信号に
基づいて上記加速度計の自動オフセット調整を行なうオ
フセット調整器を設けて課題解決の手段としている。
クロプロセッサ部で制御されるD/A変換器と、上記検
出部の検出信号と上記D/A変換器の出力信号とを合算
するとともにその合算結果を上記マイクロプロセッサ部
にフィードバックする加算器とで構成して課題解決の手
段としている。
では、強震計を設置された場所から離れた遠隔地、例え
ば当該強震計の地震データを管理する中央の集中管理セ
ンターからの指令により、当該強震計のオフセット調整
を行なうことができる。
回路により構成し、低コスト化および多機能化をはかる
ことができる。
形態としての自動オフセット調整器付き強震計について
説明すると、図1はその模式構成図、図2はそのオフセ
ット調整器の系統図、図3(a),(b)は振動波形図であ
る。なお、図1,2において図4と同じ符号はほぼ同一
の部材を示している。
に、テストコイル付き検出器1(地上または地中)と、
検出器1で検出された地震動信号を受信可能なデータ処
理装置2とで構成されている。
計からなる検出部1aと、外部から信号を入力すること
により検出部に力を与えることができるテストコイル1
bとで構成されている。
されるアナログ信号の直流成分を除去するオフセット調
整器14、その信号をテジタル信号に変換するA/D変換
部15、GPSアンテナ3Aから受信された時刻情報で内
部時計を正確に合わせる時計制御部4、デジタル化され
た地震動信号にその他の情報を付加してメモリカード5
aに記録する波形記録部5、外部との通信を制御する通
信制御部13、強震計全体に電源を供給する電源部22、停
電時強震計の電源をバックアップする蓄電地21、強震計
内部の動作を制御するマイクロプロセッサ部9、マイク
ロプロセッサ部9のプログラムを格納するプログラムメ
モリ部11、マイクロプロセッサが使用するデータを格納
したデータメモリ部12をそなえている。
a、アンプ14b、検出部1aの検出信号(アナログ信
号)とアンプ14bの出力信号とを合算する加算器14cお
よび加算器14cの出力を増幅するアンプ14dとをそなえ
て構成され、アンプ14dの出力はA/D変換器15を経て
マイクロプロセッサ部9にフィードバックされるように
なっている。
整用信号の電位)をマイクロプロセッサ部9に制御され
るようになっている。つまりオフセット調整動作時に出
力されるオフセット調整用信号の電位が0から+(ある
いは−)方向に徐々に増大するように、プログラムメモ
リ部11に格納されているプログラムに基づきマイクロプ
ロセッサ部9がD/A変換器14aを制御するようになっ
ている。
1aで検出された地震動信号は、A/D変換器15を経て
マイクロプロセッサ部9に入力される。このときの振動
波の一例を示すと図3(a)のとおりであり、直流成分が
ないとき(オフセット調整が完全なとき)には、振動中
性点は、振動の最下点[−10](デジタルデータ、以
下同じ)と上点[+10]との中間点[0]にある。
令がなされたとき、地震動信号が直流成分(+の場合の
ほか−の場合もある)だけ嵩上げされて、中性点が図3
(b)に示すように、例えば[+7]であるような波形で
あるとき、0から徐々に−(マイナス)方向に電位が増
大するオフセット調整用信号がD/A変換器14aから出
力され、そのオフセット調整用信号(アナログ信号)が
加算器14cで検出部1aの検出信号に加算された後、A
/D変換器15でデジタル化されてマイクロプロセッサ部
9にフィードバックされ、ここで中性点が検出される。
そして、マイクロプロセッサ部9で検出される中性点が
[0]になるまでD/A変換器14aから出力されるオフ
セット調整用信号の−方向電位は増大され、中性点が
[0]になった時点で、D/A変換器14aのオフセット
調整用信号の出力が停止する。
令を待つことなく、中性点が[0]から所定値ずれたと
き、D/A変換器14aから上記のオフセット調整信号を
出力するプログラムをプログラムメモリ部11に格納して
おき、オフセット調整を自動的に行なえるようにしてお
いてもよい。
部12に格納されており、またその数値はホストパソコン
30の操作で書き換えできるようになっている。このよう
にして、この実施形態のものでは、遠隔地の中央集中管
理センターから電話回線7を通じて強震計のオフセット
調整を、必要に応じて行なうことができる。
直接パソコンを接続して、同様の操作で強震計のオフセ
ット調整を行なうことも可能である。この場合、強震計
の内部をあけなくてもオフセット調整を行なうことがで
き、オフセット調整の手間を大幅に省くことができる。
またオフセット調整器は、簡単な電子回路により構成さ
れていて、同調整器の低コスト化と多機能化とをはかる
ことができるようになっている。
セット調整器付き強震計によれば、次のような効果ない
し利点が得られる。 (1) 強震計を設置された場所から離れた遠隔地、例えば
当該強震計の地震データを管理する中央の集中管理セン
ターからの指令により、当該強震計のオフセット調整を
行なうことができる。 (2) 現地において、強震計の通信回線に直接パソコンを
接続して、同様の操作で強震計のオフセット調整を行な
うことも可能である。この場合、強震計の内部をあけな
くてもオフセット調整を行なうことができ、オフセット
調整の手間を大幅に省くことができる。 (3) 強震計のオフセット調整用のオフセット調整器を、
簡単な電子回路により構成したことにより、低コスト化
および多機能化をはかることができる。
図。 (b)オフセット調整が不完全な状態の振動波形図。
Claims (2)
- 【請求項1】 センサと、同センサからの地震信号を受
信可能なデータ処理装置と、同データ処理装置に内蔵さ
れて上記強震計の内部の動作を制御するマイクロプロセ
ッサ部と、同マイクロプロセッサ部に接続されたデータ
伝達手段としての通信回線とをそなえるとともに、上記
センサがサーボ型加速度計をそなえて構成された強震計
において、 同強震計に、上記通信回線を通じて送信されるオフセッ
ト調整指令信号に基づいて上記加速度計の自動オフセッ
ト調整を行なうオフセット調整器が設けられていること
を特徴とする、自動オフセット調整器付き強震計。 - 【請求項2】 上記オフセット調整器が、上記マイクロ
プロセッサ部で制御されるD/A変換器と、上記検出部
の検出信号と上記D/A変換器の出力信号とを合算する
とともにその合算結果を上記マイクロプロセッサ部にフ
ィードバックする加算器とをそなえて構成されているこ
とを特徴とする、請求項1に記載の自動オフセット調整
器付き強震計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12821398A JPH11304935A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 自動オフセット調整器付き強震計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12821398A JPH11304935A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 自動オフセット調整器付き強震計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11304935A true JPH11304935A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14979297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12821398A Pending JPH11304935A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 自動オフセット調整器付き強震計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11304935A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077645A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Alnic Inc | 感振装置 |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP12821398A patent/JPH11304935A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077645A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Alnic Inc | 感振装置 |
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