JP2015118070A - 物理量計測システム、物理量計測方法 - Google Patents

物理量計測システム、物理量計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長期間計測が可能な物理量計測システムを提供する。【解決手段】物理量計測システム10は、第1物理量計測器1と、第2物理量計測器2と、加振部7と、制御部8と、を備える。加振部7は、一定期間毎に第1物理量計測器1と第2物理量計測器2に振動を加える。制御部8は、振動後に第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との出力信号を比較し、比較結果に基づいて補正を行う。さらに制御部8は、第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知した場合に、計測用の物理量計測器を第1物理量計測器1から補正を行った第2物理量計測器2に切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、物理量計測システムおよび物理量計測方法に関する。
従来、例えば、特許文献1に記載されているように、双音叉型圧電振動片を備えた物理量検出器が知られていた。特許文献1に記載の物理量検出器は、2つの振動梁から構成される双音叉型圧電振動片を備えている。振動片の両端はベース部、継ぎ手部、可動部を備えた基部に固定されており、振動片の一端はベース部に固定され、もう一端は可動部に固定されている。2つの振動梁には励振電極(駆動電極)が設けられており、励振電極に電流が流れることで、2つの振動梁が一定の周波数で振動する。物理量検出器に加速度が加わると、継ぎ手部を支点にして可動部が変位する。これにより、2つの振動梁に引っ張り応力または圧縮応力が加わる。引っ張り応力が加わった時には振動周波数は高くなり、圧縮応力が加わった時には振動周波数は低くなる。この振動周波数の変化の割合に応じて、物理量検出器に加わった加速度を検出する。
このような物理量検出器は、橋やビルなどの構造物に設置され、その設置箇所における、傾斜度や振動量などの物理量を検出する。検出された物理量の値を基にして、構造物のメンテナンス時期の推定などを行う。
特開2013−24828号公報
しかしながら、特許文献1に記載の物理量検出器や一般的なシリコンMEMS型の物理量検出器において、橋やビルなどの数十年用いられるような構造物を建設当初からその寿命までの期間に亘って計測し続けることは難しい。これは橋やビルなどの構造物の寿命に比べると、物理量検出器の寿命が短寿命のためである。したがって、物理量検出器の寿命が近くなった場合、作業員が物理量検出器を交換する必要があるが、構造物の計測には数多くの物理量検出器が配置されるので、交換作業に非常に手間がかかるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る物理量計測システムは、第1物理量計測器と第2物理量計測器とを含む物理量計測器と、前記物理量計測器の各々に対して振動を加える加振部と、前記物理量計測器および前記加振部を制御する制御部と、を備え、前記加振部によって、前記物理量計測器の各々に対して振動を加えた後に、前記制御部は、前記第1物理量計測器と前記第2物理量計測器との出力信号を比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行い、且つ、前記第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、計測を前記第1物理量計測器から前記補正を行った前記第2物理量計測器に切り替えることを特徴とする。
本適用例によれば、物理量計測システムは、第1物理量計測器及び第2物理量計測器を備え、初めに計測を行う第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合、制御部は計測に使用する物理量計測器を第1物理量計測器から第2物理量計測器に切り替えて、物理量の計測を続けることができる。従って、1つしか物理量計測器が備えられていない場合よりも、長期間に亘り物理量の計測ができる。また、物理量計測器の切り替えの前に、例えば一定期間ごとに加振部から第1物理量計測器と第2物理量計測器とに振動を加え、その時の出力信号の比較結果に基づき、制御部が第2物理量計測器の出力信号の補正を行っているため、物理量計測器を第2物理量計測器に切り替えた後も、精度よく物理量の計測を続けることができる。
[適用例2]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、前記第2物理量計測器は、複数備えられ、異常を検知して、前記第1物理量計測器から前記第2物理量計測器に計測が切り替えられた後において、前記加振部は、計測用に切り替えられた前記第2物理量計測器と、次に切り替えられる別の前記第2物理量計測器と、に対して振動を加え、前記制御部は、切り替えられた前記第2物理量計測器と別の前記第2物理量計測器との出力信号を比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行うことを特徴とする。
本適用例によれば、第2物理量計測器が複数備えられ、切り替え前の第2物理量計測器と切り替え後の前記第2物理量計測器とに振動を加え、その時の出力信号の比較結果に基づき、制御部が補正を行う。従って、第2物理量計測器同士で切り替えられた場合でも精度よく計測を続けることができる。
[適用例3]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、計測用に切り替えられた前記第2物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、前記制御部は、さらに別の前記第2物理量計測器に切り替えを行うことを特徴とする。
本適用例によれば、第1物理量計測器から切り替えられた第2物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合、計測用の物理量計測器をさらに別の第2物理量計測器に切り替える。従って、さらに多くの回数の物理量計測器の切り替えができる。これにより、さらに長期間に亘り物理量の計測ができる。
[適用例4]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、次に計測用に切り替えられる前記第2物理量計測器は、振動が加えられる際に計測状態であることを特徴とする。
本適用例によれば、次に計測用に切り替えられる物理量計測器は振動が加えられる際に計測状態である。従って、計測中の物理量計測器と次に切り替えられる物理量計測器とで、振動に対するそれぞれの出力信号を比較することができる。
[適用例5]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、前記補正は、物理量計測器の切り替えの前後で、先に計測を行っていた前記物理量計測器を基準として、切り替え後の前記物理量計測器の前記出力信号を補正することを特徴とする。
本適用例によれば、補正は物理量計測器の切り替えの前後で、先に計測を行っていた物理量計測器を基準として、切り替え後の物理量計測器の出力信号を補正する。従って、物理量計測器を切り替えた後も、その直前に計測を行っていた物理量計測器と同じ条件で計測できるため、精度よく物理量の計測を続けることができる。
[適用例6]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、前記制御部は、前記物理量計測器の感度を補正することを特徴とする。
本適用例によれば、制御部は物理量計測器の感度を補正する。従って、計測用の物理量計測器を切り替えても精度よく計測を続けることができる。
[適用例7]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、前記制御部は、前記物理量計測器の前記出力信号の零点を補正することを特徴とする。
本適用例によれば、制御部は物理量計測器の出力信号の零点を補正する。従って、計測用の物理量計測器を切り替えても、感度のみの補正をした場合に比べて、さらに精度よく計測ができる。
[適用例8]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、前記物理量計測器は、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、物理量計測器は物理量計測システムから着脱可能に取り付けられている。従って、搭載された全ての物理量計測器から出力信号の異常を検知した後も、物理量計測システムごと交換することなく物理量計測器を交換するだけでさらに計測を続けることができるため、コストの削減ができる。
[適用例9]上記適用例に係る物理量計測システムにおいて、前記物理量計測器は振動する振動部を備え、前記振動部の振動周波数の変化により物理量を計測することを特徴とする。
本適用例によれば、物理量計測器は振動する振動部を備え、振動部の振動周波数の変化により物理量を計測する。従って、精度よく物理量の計測ができる。
[適用例10]本適用例に係る物理量計測システムは、第1物理量計測器と第2物理量計測器とを含む物理量計測器と、前記物理量計測器の各々を制御する制御部と、を備え、前記物理量計測器の各々に対して振動を加えた後に、前記制御部は、前記第1物理量計測器と前記第2物理量計測器との出力信号を比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行い、且つ、前記第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、計測を前記第1物理量計測器から前記補正を行った前記第2物理量計測器に切り替えることを特徴とする。
本適用例によれば、物理量計測システムは、第1物理量計測器及び第2物理量計測器を備え、初めに計測を行う第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合、制御部は計測に使用する物理量計測器を第1物理量計測器から第2物理量計測器に切り替えて、物理量の計測を続けることができる。従って、1つしか物理量計測器が備えられていない場合よりも、長期間に亘り物理量の計測ができる。また、物理量計測器の切り替えの前に、例えば一定期間ごとに第1物理量計測器と第2物理量計測器とに振動を加え、その時の出力信号の比較結果に基づき、制御部が第2物理量計測器の出力信号の補正を行っているため、物理量計測器を第2物理量計測器に切り替えた後も、精度よく物理量の計測を続けることができる。
[適用例11]本適用例に係る物理量計測方法は、第1物理量計測器の出力信号と、第2物理量計測器の出力信号と、を受信し、前記第1物理量計測器の出力信号と前記前記第2物理量計測器との出力信号とを比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行い、前記第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、計測を前記第1物理量計測器から前記補正を行った前記第2物理量計測器に切り替えることを特徴とする。
本適用例によれば、物理量計測方法は、初めに計測を行う第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合、計測に使用する物理量計測器を第1物理量計測器から第2物理量計測器に切り替えて、物理量の計測を続けることができる。従って、1つしか物理量計測器が備えられていない場合よりも、長期間に亘り物理量の計測ができる。また、物理量計測器の切り替えの前に、例えば一定期間ごとに第1物理量計測器と第2物理量計測器とに振動を加え、その時の出力信号の比較結果に基づき、第2物理量計測器の出力信号の補正を行っているため、物理量計測器を第2物理量計測器に切り替えた後も、精度よく物理量の計測を続けることができる。
実施形態1に係る物理量計測システムの概略図。 振動波形と物理量計測器の出力波形の概略図。 実施形態1に係る物理量計測システムの動作フローチャート図。 実施形態2に係る物理量計測システムの概略図。 実施形態2に係る物理量計測システムの動作フローチャート図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせしめている。
(実施形態1)
まず、図1を参照して実施形態1に係る物理量計測システム10の概略構成について説明する。図1は、実施形態1に係る物理量計測システム10の概略図である。
物理量計測システム10は、設置箇所における物理量を計測する第1物理量計測器1及び第2物理量計測器2と、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とに振動を加える加振部7と、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2と加振部7とに電気的に接続され、制御を行う制御部8などから構成されている。第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とは、例えば双音叉型の振動部を備えた物理量計測器である。振動部は一定の振動周波数で振動させている。この時、物理量が加わることで振動部に圧縮応力または引っ張り応力が発生する。これにより振動周波数が変化し、この振動周波数の変化から物理量の大きさを計測する。第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とは、物理量計測システム10から着脱が可能に取り付けられている。加振部7は、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とに接続されており、加振部7の振動により第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との各々に対して同質の振動を同時に加えることができる。制御部8は、物理量計測器からの出力信号を基にした物理量の算出や、後述する計測用の物理量計測器の切り替えタイミングの制御、加振部7における振動発生の制御などを行う。また、加振部7により振動が加えられた直後の第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との出力信号を比較し、その比較の結果に基づき物理量計測器の補正を行う。さらに制御部8は内部に図示しない通信部を備えており、この通信部を介して計測した物理量や物理量計測システムの情報などを外部の機器と通信する。
次に、図2を参照して振動による物理量計測器の補正方法について説明する。図2は、振動波形と物理量計測器の出力波形の概略図である。なお、図2の波形図の横軸は時間tを表し、縦軸は加速度aを表している。
まず、振動が加えられる直前に第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とは共に計測状態となり、それぞれの出力信号を制御部8が受信する。次に、制御部8が加振部7に振動命令を送り、加振部7から第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との各々に対して、図2(a)に示される振動波形で振幅A1の正弦波振動を加える。この振動により第1物理量計測器1の出力波形は図2(b)に示される波形となる。第1物理量計測器1の出力波形は、第1物理量計測器1に加わっている加速度ap1の値を軸として、加振部7により加えられた振動波形と同じ振幅A1及び周期で正弦波振動する波形となる。続いて、第2物理量計測器2の出力波形を図2(c)に示す。実線は第2物理量計測器2の出力波形を、一点鎖線は第1物理量計測器1の出力波形を示している。第2物理量計測器2の出力波形は、第1物理量計測器1と同様に加速度ap2の値を軸として、加振部7により加えられた振動波形と同じ周期で正弦波振動するものの、例えば、第1物理量計測器1との経年変化の差などにより振幅の値がA1よりも減衰したA2となる。次に、制御部8において、受信した第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との2つの出力波形から、それぞれの出力波形の振幅の差を求める。物理量計測器の補正は、後述する物理量計測器の切り替えの前後で、先に計測を行っていた物理量計測器を基準として、切り替え後の物理量計測器の補正を行うため、第1物理量計測器1の振幅の値から第2物理量計測器2の振幅の値を引いて、振幅の差を求める。制御部8はこの振幅の差の値を取得し、そしてその値を記憶しておき、この値に基づき第1物理量計測器1から第2物理量計測器2へ、計測用の物理量計測器が切り替えられた際の第2物理量計測器2の感度の補正量を算出する。第2物理量計測器2を用いて計測をする際に、この補正量に基づいて物理量計測器の感度の補正を行う。
次に、図1及び図3を参照して実施形態1に係る物理量計測システム10の動作について説明する。図3は、実施形態1に係る物理量計測システム10の動作フローチャート図である。
物理量計測システム10は、計測箇所に設置されると、まず、ステップS101において、第1物理量計測器1によって物理量の計測を開始する。この時、第2物理量計測器2は停止状態である。第1物理量計測器1の出力信号は、制御部8に送られ物理量が算出される。第1物理量計測器1が一定期間、例えば1週間や1ヶ月間、計測を行うと、第2物理量計測器2も一時的に計測状態となる。
次に、ステップS102において、制御部8が加振部7に振動命令を送り、加振部7が第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とに対して振動を加える。この振動を加えた直後に、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との出力信号を制御部8で比較し、比較により得られた値を取得し、そしてその値を記憶する。この後、第2物理量計測器2は再び停止状態に戻る。
次に、ステップS103において、制御部8が第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知しない場合(N)、第1物理量計測器1での計測を続ける。なお、出力信号の異常とは、例えば、物理量計測器から出力信号が送られてこない場合や、出力信号の値が急激に変化した場合のことである。その後、再び一定期間が経過すると、振動後の出力信号の比較を行う。制御部8が第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知しない限り、上述した第1物理量計測器1による測定と振動後の出力信号の比較とを繰り返し行う。
長期間に亘り第1物理量計測器1が使用されることで、第1物理量計測器1が経年劣化し故障などが発生する可能性がある。故障などが発生すると、制御部8が第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知する。ステップS103において、制御部8が第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知した場合(Y)、制御部8は第1物理量計測器1を停止状態にすると同時に、第2物理量計測器2を計測状態にし、計測に使用する物理量計測器を切り替える。
その際、ステップS104において、第1物理量計測器1による計測時に取得していた、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との出力信号の比較により得られた値に基づいて、第2物理量計測器2の補正を行う。
そして、ステップS105において、第2物理量計測器2での計測を開始する。
その後、ステップS106において、制御部8が第2物理量計測器2からの出力信号の異常を検知しない限り(N)、第2物理量計測器2での計測を続ける。制御部8が第2物理量計測器2からの出力信号の異常を検知した場合(Y)、制御部8は通信部を介して外部機器に物理量計測システム10が計測不能状態となったことを通知して、物理量計測システム10の動作は終了する。
以上述べたように、実施形態1に係る物理量計測システム10によれば、以下の効果を得ることができる。物理量計測システム10は、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とを備え、制御部8が初めに計測を行う第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知すると、制御部8は計測に使用する物理量計測器を第1物理量計測器1から第2物理量計測器2に切り替えて、物理量の計測を続ける。このため、1つしか物理量計測器が備えられていない場合に比べ、長期間に亘り物理量の計測ができる。また、物理量計測器の切り替えの前に、一定期間ごと加振部7により第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とに振動を加え、その時の出力信号の比較結果に基づき、感度の補正を行うため、物理量計測器を切り替えた後も、精度よく物理量の計測を続けることができる。また、物理量計測器は物理量計測システム10から着脱可能に取り付けられているため、制御部8が第2物理量計測器2からの出力信号の異常を検知した後も、物理量計測システム10ごと交換することなく物理量計測器を交換するだけでさらに計測を続けることができるため、コストの削減ができる。
(実施形態2)
次に、図4を参照して実施形態2に係る物理量計測システム10aの概略構成について説明する。図4は、実施形態2に係る物理量計測システム10aの概略図である。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
物理量計測システム10aは、第1物理量計測器1と、複数の予備用の第2物理量計測器としての第2物理量計測器2及び第3物理量計測器3から第n物理量計測器5と、物理量計測器に振動を加える加振部7と、物理量計測器と加振部7とに電気的に接続され、制御を行う制御部8などから構成される。物理量計測器は、最初に計測を行う第1物理量計測器1から最後に計測を行う第n物理量計測器5まで、合計でn個(n≧3)の物理量計測器を備えている。n個の物理量計測器はそれぞれ物理量計測システム10aから着脱が可能に取り付けられている。加振部7は、n個の物理量計測器全てに接続されており、加振部7の振動によりn個の物理量計測器全てに同質の振動を同時に加えることができる。
次に、図4及び図5を参照して実施形態2に係る物理量計測システム10aの動作について説明する。図5は、実施形態2に係る物理量計測システム10aの動作フローチャート図である。図5内のkは物理量計測器の番号を示す。
物理量計測システム10aは、計測箇所に設置されると、まず、ステップS201において、第1物理量計測器1によって計測を開始する。第1物理量計測器1により一定期間計測を行うと、制御部8は第1物理量計測器1の次に計測に使用される第2物理量計測器2も一時的に計測状態とする。
次に、ステップS202において、加振部7が第1物理量計測器1と第2物理量計測器2とに対して振動を加える。この振動を加えた直後に、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との出力信号を制御部8で比較し、比較により得られた値を取得し、そしてその値を記憶する。この後、第2物理量計測器2は再び停止状態に戻る。
その後、ステップS203において、制御部8が第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知しない場合(N)、第1物理量計測器1での計測を続ける。その後、再び一定期間が経過すると、振動後の出力信号の比較を行う。制御部8が第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知しない限り、上述した第1物理量計測器1による測定と振動後の出力信号の比較とを繰り返し行う。なお、制御部8が第1物理量計測器1からの出力信号の異常を検知した場合(Y)、制御部8は第1物理量計測器1を停止状態にする。
次に、ステップS204において、制御部8は第2物理量計測器2を計測状態にし、計測に使用する物理量計測器を切り替える。
その際、ステップS205において、第1物理量計測器1による計測時に取得していた、第1物理量計測器1と第2物理量計測器2との出力信号の比較により得られた値に基づいて、第2物理量計測器2の補正を行う。
そして、ステップS206において、第2物理量計測器2での計測を開始する。第2物理量計測器2により一定期間計測を行うと、制御部8は第2物理量計測器2の次に計測に使用する第3物理量計測器3も一時的に計測状態とする。
次に、ステップS207において、加振部7が第2物理量計測器2と第3物理量計測器3とに対して振動を加える。この振動を加えた直後に、第2物理量計測器2と第3物理量計測器3との出力信号を制御部8で比較し、比較により得られた値を取得し、そしてその値を記憶する。この後、第3物理量計測器3は再び停止状態に戻る。
その後、ステップS208において、制御部8が第2物理量計測器2からの出力信号の異常を検知しない場合(N)、第2物理量計測器2での計測を続ける。その後、再び一定期間が経過すると、振動後の出力信号の比較を行う。制御部8が第2物理量計測器2からの出力信号の異常を検知しない限り、上述した第2物理量計測器2による測定と振動後の出力信号の比較とを繰り返し行う。
次に、ステップS209において、制御部8が第2物理量計測器2からの出力信号の異常を検知した場合(Y)、まだ計測が可能な物理量計測器が2つ以上残っているため(N)、計測に使用する物理量計測器を第3物理量計測器3に切り替える。上述したステップS204からステップS208までの動作は、図示しない第(n−1)物理量計測器に切り替えるまで続く。
その後、ステップS210において、長期間に亘り物理量計測システム10aで計測を行い、何度も物理量計測器を切り替えることにより、出力信号の異常が検知された物理量計測器が図示しない第(n−1)物理量計測器となった場合(Y)、制御部8は第n物理量計測器5を計測状態とし、計測に使用する物理量計測器を切り替える。
その際、ステップS211において、第(n−1)物理量計測器による計測時に取得していた、第(n−1)物理量計測器と第n物理量計測器5との出力信号の比較により得られた値に基づいて、第n物理量計測器5の補正を行う。
そして、ステップS212において、第n物理量計測器5での計測を開始する。
その後、ステップS213において、制御部8が第n物理量計測器5からの出力信号の異常を検知しない限り(N)、第n物理量計測器5での計測を続ける。制御部8が第n物理量計測器5からの出力信号の異常を検知した場合(Y)、制御部8は通信部を介して外部機器に物理量計測システム10aが計測不能状態となったことを通知して、物理量計測システム10aの動作は終了する。
以上述べたように、実施形態2に係る物理量計測システム10aによれば、n(n≧3)個の物理量計測器が備えられているため、実施形態1に係る物理量計測システム10よりも、さらに多くの回数の物理量計測器の切り替えができる。これにより実施形態1での効果に加えて、さらに長期間に亘り物理量の計測ができるという効果を奏する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。
上述した実施形態では、物理量計測器は、振動部が備えられ、その振動部の振動周波数の変化から物理量の大きさを計測するものとして説明したが、物理量の変化を計測できればよく、例えば容量変化の検知により物理量を計測するものであってもよい。
上述した実施形態では、物理量計測システム10,10aに備えられた加振部7は1つとして説明したが、複数備えられていてもよく、制御部8によって振動する加振部7が選択制御されてもよい。これにより、たとえ1つの加振部7に故障などの不具合が生じても、振動させる加振部7を切り替えることで振動による補正を安定して行うことができる。
上述した実施形態では、物理量計測システム10,10aは加振部7を備えるとして説明したが、加振部7は備えられていなくてもよく、例えば地震などの自然振動によって振動を加えてもよい。これにより、加振部7の部分のコストの削減ができる。
上述した実施形態では、物理量計測システム10,10aに備えられた加振部7は複数の物理量計測器全てに同時に振動を加えることができるとして説明したが、同質の振動を加えるのであれば時間差があってもよい。また、同質の振動を加えるのであれば、それぞれの物理量計測器に選択的に振動を加えてもよい。
上述した実施形態では、物理量計測システム10,10aに備えられた制御部8は1つとして説明したが、複数備えられていてもよく、それぞれの制御部8で、加振部7の制御、補正の制御、物理量計測器の切り替え制御などを個別に行ってもよい。
上述した実施形態では、物理量計測システム10,10aは物理量計測器と共に加振部7および制御部8が一体に構成されているとして説明したが、加振部7および制御部8は分離していてもよく、例えば制御部8は物理量計測器の計測箇所と異なる場所に有り、物理量計測器、加振部7、制御部8のそれぞれに設けられた通信部を介して制御を行ってもよい。
上述した実施形態では、物理量計測システム10,10aは備えられた物理量計測器を1つずつ使用して計測を行うとして説明したが、複数の物理量計測器を使用して計測を行ってもよい。
上述した実施形態では、加振部7から物理量計測器に加えられる振動波形は正弦波として説明したが、ある程度の振幅を持った波形であれば周期波形でも非周期波形でもよく、例えば三角波であってもよい。
上述した実施形態では、物理量計測器の出力波形の振幅の差から補正量を算出するとして説明したが、出力信号の比較に基づいていればよく、例えば波高値を比較して算出してもよい。
上述した実施形態では、振動が加えられるときのみ、次に計測に使用する物理量計測器を計測状態にするとして説明したが、次に計測に使用する物理量計測器は常に計測状態であってもよい。これにより、いつでも振動による補正が可能な状態となり、例えば地震などの自然振動によっても補正を行うことができる。
上述した実施形態において、さらに制御部8は物理量計測器の出力信号の零点の補正を行ってもよい。これにより、物理量計測器を切り替えた際にさらに精度よく計測を行うことができる。
1…第1物理量計測器、2…第2物理量計測器、3…第3物理量計測器、5…第n物理量計測器、7…加振部、8…制御部、10,10a…物理量計測システム。

Claims (11)

  1. 第1物理量計測器と第2物理量計測器とを含む物理量計測器と、
    前記物理量計測器の各々に対して振動を加える加振部と、
    前記物理量計測器および前記加振部を制御する制御部と、を備え、
    前記加振部によって、前記物理量計測器の各々に対して振動を加えた後に、
    前記制御部は、前記第1物理量計測器と前記第2物理量計測器との出力信号を比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行い、
    且つ、前記第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、計測を前記第1物理量計測器から前記補正を行った前記第2物理量計測器に切り替えることを特徴とする物理量計測システム。
  2. 請求項1に記載の物理量計測システムであって、
    前記第2物理量計測器は、複数備えられ、
    異常を検知して、前記第1物理量計測器から前記第2物理量計測器に計測が切り替えられた後において、
    前記加振部は、計測用に切り替えられた前記第2物理量計測器と、次に切り替えられる別の前記第2物理量計測器と、に対して振動を加え、
    前記制御部は、切り替えられた前記第2物理量計測器と別の前記第2物理量計測器との出力信号を比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行うことを特徴とする物理量計測システム。
  3. 請求項2に記載の物理量計測システムであって、
    計測用に切り替えられた前記第2物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、前記制御部は、さらに別の前記第2物理量計測器に切り替えを行うことを特徴とする物理量計測システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の物理量計測システムであって、
    次に計測用に切り替えられる前記第2物理量計測器は、振動が加えられる際に計測状態であることを特徴とする物理量計測システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の物理量計測システムであって、
    前記補正は、前記物理量計測器の切り替えの前後で、先に計測を行っていた前記物理量計測器を基準として、切り替え後の前記物理量計測器の前記出力信号を補正することを特徴とする物理量計測システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の物理量計測システムであって、
    前記補正制御部は、前記物理量計測器の感度を補正することを特徴とする物理量計測システム。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の物理量計測システムであって、
    前記制御部は、前記物理量計測器の前記出力信号の零点を補正することを特徴とする物理量計測システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の物理量計測システムであって、
    前記物理量計測器は、着脱可能に取り付けられていることを特徴とする物理量計測システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の物理量計測システムであって、
    前記物理量計測器は、振動する振動部を備え、前記振動部の振動周波数の変化により物理量を計測することを特徴とする物理量計測システム。
  10. 第1物理量計測器と第2物理量計測器とを含む物理量計測器と、
    前記物理量計測器の各々を制御する制御部と、を備え、
    前記物理量計測器の各々に対して振動を加えた後に、
    前記制御部は、前記第1物理量計測器と前記第2物理量計測器との出力信号を比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行い、
    且つ、前記第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、計測を前記第1物理量計測器から前記補正を行った前記第2物理量計測器に切り替えることを特徴とする物理量計測システム。
  11. 第1物理量計測器の出力信号と、第2物理量計測器の出力信号と、を受信し、
    前記第1物理量計測器の出力信号と前記前記第2物理量計測器との出力信号とを比較し、前記比較の結果に基づいて前記出力信号の補正を行い、
    前記第1物理量計測器からの出力信号の異常を検知した場合に、計測を前記第1物理量計測器から前記補正を行った前記第2物理量計測器に切り替えることを特徴とする物理量計測方法。
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