JPH0755791A - 液管理装置 - Google Patents

液管理装置

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JPH0755791A
JPH0755791A JP20672093A JP20672093A JPH0755791A JP H0755791 A JPH0755791 A JP H0755791A JP 20672093 A JP20672093 A JP 20672093A JP 20672093 A JP20672093 A JP 20672093A JP H0755791 A JPH0755791 A JP H0755791A
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concentration
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oxygen
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Satoshi Takaiwa
聡 高岩
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 校正液中の成分を実際の洗浄液に近い状態で
濃度測定することができて、正確な校正を可能とした液
管理装置の提供を目的とする。 【構成】 加熱分解装置28の上流側に、洗浄液中の成
分をそれぞれ単一成分の溶液で供給する校正液供給手段
37・38を具備し、校正データの検出に際して、校正
液供給手段37・38から供給された単一成分の溶液を
混合することで校正液を作成するようにしたので、校正
液の成分変化が防止され、かつ酸素センサ36の校正デ
ータを実際の洗浄液に近い状態で検出することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体の製造時に使用
される洗浄液の濃度を測定する濃度分析装置に係り、洗
浄液中の成分濃度を測定するセンサを校正するための校
正データを正確に測定できる液管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体の製造時に使用される洗浄
液の成分を測定するための自動濃度分析装置として、特
願平4−36755号に示される自動液管理装置が知ら
れている。この自動液管理装置は、洗浄液に含まれる過
酸化水素等の成分を分解して酸素ガスを発生させ、この
発生した酸素ガスを該洗浄液から気液分離した後、酸素
センサにて酸素濃度を検出し、更にこの酸素濃度に基づ
き、洗浄液中の過酸化水素の濃度を演算するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記自動液
管理装置では、酸素センサのドリフトによる影響を排除
して、洗浄液中の成分濃度を正確に演算するために、該
酸素センサの検出データを逐一校正する必要がある。そ
して、このような検出データの校正に際しては、校正液
を自動液管理装置に供給し、該校正液から算出された過
酸化水素濃度と、校正液の実際の過酸化水素濃度との差
分を計算することで、酸素センサのドリフト量を校正デ
ータとして求め、このドリフト量に基づき、以後、算出
される過酸化水素濃度の校正するようにしている。しか
しながら、このような校正データの検出作業では、例え
ば、塩酸ー過酸化水素系という複数種の成分が混合され
ている洗浄液の場合に、校正液もこれと同じ塩酸ー過酸
化水素系のものを使用するようにしているので、このよ
うな校正液を調製した後に長時間放置すると、校正液内
で成分同士の反応が起こって成分濃度が変化し、その結
果、校正液の成分濃度が調製時の状態と違って、正確な
ドリフト量の測定をすることができないという不具合が
生じていた。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、液管理しようとする試料液の一成分の液
を、校正時に、個別に供給して混合することにより得た
校正液を用いて、濃度センサの校正を行うようにしたも
のであり、これによって校正液中の成分濃度を実際の試
料液に近い状態で検出することができて、正確な校正を
可能とした液管理装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、酸素を発生させる成分を含む複数種の成
分が混合された溶液を測定する液管理装置であって、前
記溶液を分解して酸素ガスを発生させる分解手段と、該
分解手段において分解された酸素ガスの濃度を測定する
測定手段と、該測定手段にて測定された酸素濃度に基づ
き、前記溶液に含まれる成分の濃度を演算する演算手段
とを具備し、前記分解手段の上流側には、前記溶液中の
一成分の液を供給する校正液供給手段を複数設けるよう
にしている。
【0006】
【作用】本発明では、分解手段により溶液の成分が分解
されて、該成分から酸素ガスが発生する。そして、この
分解手段によって生成された酸素ガスは、測定手段にて
その濃度が測定され、更に、演算手段では、前記測定手
段で測定された酸素濃度に基づき、溶液中に含まれる前
記成分の濃度が演算される。また、このような液管理装
置では、分解手段の上流側に、溶液中の成分をそれぞれ
単一成分で供給する校正液供給手段を複数具備し、校正
データの検出に際して、校正液供給手段から供給された
単一成分の溶液を混合することで校正液を作成するよう
にしたので、複数成分が混合されてなる校正液の成分変
化が防止され、かつ測定手段の校正データを実際の洗浄
液に近い状態で検出できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。図1のブロック図に示すように、液管理
装置は、吸引装置1、加熱装置2、分解装置3、希釈装
置4、校正液供給装置14A・14B、抽出装置5、抽
出ガス供給装置6、酸素センサ7、制御演算回路8、表
示部9、印字装置10、警報出力回路11、警報器11
A、警報設定回路12、操作部13によって構成され、
これら各装置は、図1に示すように流体の流路からなる
流体流路系100と、データ及び制御信号を処理する制
御系101とに区分される。
【0008】すなわち、吸引装置1、希釈装置4、校正
液供給装置14A・14Bが加熱装置2に接続され、こ
の加熱装置2が分解装置3に接続され、この分解装置3
が抽出ガス供給装置6とともに抽出装置5に接続され、
抽出装置5が酸素センサ7に接続されることにより、流
体流路系100が形成され、また、制御演算回路8を中
心として、吸引装置1、希釈装置4、抽出ガス供給装置
6、酸素サンサ7、表示部9、印字装置10、警報出力
回路11、操作部13が接続されることにより、制御系
101が形成される。また、警報出力回路11は、警報
器11A及び警報設定回路12に接続されて、制御系1
01の一部を構成する。
【0009】次に、流体流路系100の構成要素の概略
を説明する。まず、吸引装置1は、ポンプ等の吸引手段
により構成されるものであって、半導体等の洗浄液が貯
留されているタンク(図示略)から、流路Aを通じて洗
浄液を吸引するものである。なお、前記洗浄液には酸素
を発生させる、例えば過酸化水素、オゾン等の成分が含
有されている。また、本実施例では、塩酸ー過酸化水素
の半導体用洗浄液(酸素を発生させる成分は過酸化水
素)を使用した場合を例にして説明する。加熱装置2は
吸引装置1により供給された洗浄液を加熱するためのも
のであり、また、分解手段3は、加熱装置2により加熱
された洗浄液中の過酸化水素の成分を分解して、酸素ガ
スを発生させるものである(なお、過酸化水素の分解が
十分可能な場合は、加熱装置2を取り除いても良い)。
なお、この分解装置3には、固体触媒を用いて過酸化水
素を分解して酸素を発生させる手段、また、電気分解に
より酸素を発生させる手段等が用いられる。
【0010】また、前記加熱装置2と吸引装置1との間
の流路には、純水を希釈液として供給する希釈装置4が
設けられている。この希釈装置4は、吸引装置1が吸引
した洗浄液の濃度が高い場合に、洗浄液の濃度を、後述
する酸素センサ7にて検出できる範囲にまで薄める働き
をするものである。具体的には純水を供給するポンプ、
配管等により構成されるものであるが、必要に応じて取
り除いても良い。
【0011】抽出装置5は、加熱装置2及び分解装置3
にて得られた酸素ガスを抽出するためのものであって、
具体的には、抽出ガス供給装置6から供給された窒素ガ
ス等の抽出ガスを、分解装置3から供給された洗浄液中
に供給することによって、洗浄液中の酸素ガスが該洗浄
液から分離される。また、該抽出ガス供給装置6から供
給された抽出ガスと、該抽出ガスによって抽出されて酸
素ガスとは、流路Bを通じて酸素センサ7に供給される
ようになっており、この酸素センサ7によって、抽出ガ
ス中の酸素濃度が測定されるようになっている。そし
て、この酸素センサ7によって測定された酸素濃度は、
制御系101の制御演算回路8に検出データとして供給
される。
【0012】次に、制御系101の構成要素の概略を説
明する。制御演算回路8は、操作部13の入力データに
基づき、吸引装置1が吸引する洗浄液の流量、及び抽出
ガス供給装置6が供給する抽出ガスの流量、希釈装置4
が供給する希釈液の流量を制御する制御信号をそれぞれ
出力するとともに、これら洗浄液の流量、抽出ガスの流
量、希釈液の流量に基づき、前記酸素センサ7によって
測定された酸素濃度が補正される。すなわち、この制御
演算回路8では、酸素センサ7から出力された検出デー
タの直線性及び利得の補正とともに、抽出ガス供給装置
6の抽出ガスの流量に基づく検出信号補正と、吸引装
置1及び希釈装置4による洗浄液の希釈割合に基づき検
出信号補正を共に行う。
【0013】以下、この2つの補正について説明する。
まず、検出信号補正について説明すると、分解装置3
に供給される洗浄液の量が一定でも、抽出ガス供給装置
6からの抽出ガスを多く供給すると、酸素センサ7に供
給される酸素濃度は相対的に減少し、抽出ガスの流量と
酸素濃度は反比例の関係となる。従って、酸素センサ7
で検出された酸素濃度を抽出ガスの流量で割ることによ
って、実際の分解装置3に供給された過酸化水素の濃度
が求められる。すなわち、この制御演算回路8では、酸
素センサ7で検出された酸素濃度を抽出ガスの流量で割
ることにより、該酸素濃度を補正する。
【0014】次に、検出信号補正について説明する
と、分解装置3に供給される洗浄液は、抽出ガス供給装
置6からの抽出ガス供給量が一定である場合、吸引装置
1の流量と希釈装置4の流量に応じて希釈される。従っ
て、酸素センサ7で検出される酸素濃度は、希釈装置4
の流量を増大することで減少し、その減少割合は洗浄液
の希釈割合に比例する。すなわち、洗浄液の希釈割合
は、吸引装置1の流量を、吸引装置1と希釈装置4の合
計の流量で割った値と同等であり、よって吸引装置1に
吸入される洗浄液中の過酸化水素の濃度を求めるには、
酸素センサ7で検出された酸素濃度を、前記希釈割合で
乗ずれば良い。
【0015】従って、この制御演算回路8では、検出信
号補正で示すように、酸素センサ7で検出された酸素
濃度を抽出ガスの流量で割った後、検出信号補正で示
すように、該酸素濃度を、洗浄液の希釈割合で乗じるよ
うにし、これにより得た値を、洗浄液中の含有されてい
た過酸化水素の割合(%濃度)を示す検出データとし
て、演算制御回路8に出力する。
【0016】表示部9は、制御演算回路8によって演算
された過酸化水素の濃度を表示するためのものであり、
また、印字装置10はこの過酸化水素濃度を印字するた
めのものである。この印字装置10はプリンタやレコー
ダであり、不要である場合には、この印字装置10を取
り除いても良い。警報設定回路12は、過酸化水素等の
有効成分の基準となるしきい濃度を予め設定しておくも
のであり、また、警報出力回路11は、警報設定回路1
2で設定したしきい値よりも、制御演算回路8で算出し
た過酸化水素及びアンモニア濃度が高い場合、あるいは
低い場合に、異常であると判定して警報器11Aにアラ
ームを出力する(詳細は後述する)。なお、この警報設
定回路12及び前記操作部13の操作は作業者が行う。
【0017】次に、吸引装置1と加熱装置2との間の流
路A’に、校正液を供給するための校正液供給装置14
A・14Bについて説明する。これら校正液供給装置1
4A・14Bは、塩酸ー過酸化水素系の洗浄液の成分に
対応した校正液の一成分の液をそれぞれ供給するもので
あって、校正液供給手段14Aでは塩酸の単一成分溶液
を供給し、また、校正液供給装置14Bでは過酸化水素
の単一成分液を供給する。
【0018】そして、このような校正液供給装置14A
・14Bから供給された塩酸溶液と過酸化水素溶液とは
流路A’内で混合され、その後、塩酸と過酸化水素とが
混合された校正液は、上述した洗浄液の分析と同様に、
加熱装置2にて加熱、分解装置3にて分解され、更に、
抽出装置5にて、過酸化水素が分解されることにより得
た酸素が抽出され、酸素センサ7にて該酸素の濃度が測
定されるようになっている。
【0019】また、前記酸素センサ7にて測定された酸
素濃度を示す検出データは制御演算回路8に供給され、
この制御演算回路8にて、上述した検出信号補正・
を行った後、該校正液から算出された過酸化水素濃度
と、校正液の実際の過酸化水素濃度との差分を計算する
ことで、酸素センサのドリフト量(すなわち、校正デー
タ)を検出し、このドリフト量に基づき、以後、算出さ
れる過酸化水素濃度を校正する。
【0020】なお、図1では、校正液供給装置14A・
14Bによって吸引装置1の上流側に校正液を供給する
ようにしたが、これに限定されず、吸引装置1の下流側
に供給しても良い。また、これに限定されず、校正液供
給手段14A・14Aを設けず、吸引手段1によって洗
浄液と校正液とを供給しても良い。そして、この場合に
は、図2に符号22で示す電磁弁(後述する)を三方電
磁弁とし、この三方電磁弁を通じて、洗浄液と校正液と
を選択的に供給すると良い。
【0021】次に、図1の概略構成図を具体化した図2
を説明する。図2において符号20は吸引装置1に対応
するポンプであり、このポンプ20の上流側に位置する
流路21には、洗浄液の供給を必要に応じてON・OF
Fするための電磁弁22と、洗浄液中の塩酸濃度を検出
する塩酸濃度センサ23とが順次設けられている。な
お、塩酸濃度センサ23の検出データはアンプ23Aを
介して制御演算手段8に供給され、この制御演算手段8
にて、過酸化水素と同様に洗浄液に含まれる塩酸の濃度
が演算される。
【0022】また、前記ポンプ20の下流側に位置する
流路24の途中には抽出ガス供給装置25が設けられて
いる。この抽出ガス供給装置25は、図1の抽出ガス供
給装置6に相当するものであって、その経路26の途中
には、抽出ガスの供給を必要に応じてON・OFFする
ための電磁弁27と、流量を検出する流量計28とが設
けられている。なお、この図2では、図1に示される希
釈装置4が省略されている。
【0023】また、前記流路24の末端は加熱分解装置
28に接続されている。この加熱分解装置28は、図1
の加熱装置2及び分解装置3に相当するものであって、
洗浄液を一時貯留する容器28Aと、該容器28Aにお
いて洗浄液を加熱するホットチューブ(図示略)と、前
記容器28Aに充填されて、有効成分である過酸化水素
を分解して酸素ガスを発生させる活性炭、白金等の固体
触媒28Bとから構成されている。そして、この加熱分
解装置28においては、ホットチューブにより洗浄液が
加熱された状態の下で、固体触媒28Bにより洗浄液中
の過酸化水素が分解されて、酸素が生成される。
【0024】また、この加熱分解装置28にて生成され
た酸素は、流路29を通じて前記洗浄液とともに更に下
流に位置する反応セル30・31に供給され、反応セル
30・31内において洗浄液と、過酸化水素から生成さ
れた酸素ガスとが気液分離され、これにより抽出ガスに
より抽出された酸素ガスが、該反応セル31の上部に設
けられた流路32に送られ、一方、酸素ガスを抽出後の
洗浄液は、該反応セル30・31の各底部に設けられた
流路33・34からドレンとして排出される。なお、前
記反応セル30・31は連結管35を介して直列に配置
され、これによって気液分離の分離効率を向上させ、ノ
イズを低減させるようにしているが、これに限定され
ず、これら反応セル30・31を一つにしても良い。
【0025】また、抽出ガス及び酸素ガスが排出される
流路32には、図1の酸素センサ7に相当する酸素セン
サ36が設けられている。この酸素センサ36の検出デ
ータはアンプ36Aを介して制御演算手段8に供給さ
れ、この制御演算手段8にて洗浄液に含まれる過酸化水
素の濃度が演算される。そして、以上のように構成され
た液管理装置では、電磁弁22を開とし、かつポンプ2
0を駆動することにより(このとき後述する電磁弁41
・44は閉、かつポンプ40・43は停止している)、
洗浄液が流路21・24を通じて加熱分解装置28に供
給される。そして、この加熱分解装置28にて、洗浄液
中の過酸化水素が加熱分解され、更に、反応セル30・
31にて、過酸化水素が分解されることにより得た酸素
が抽出され、酸素センサ36にて該酸素の濃度が測定さ
れるようになっている。また、この酸素センサ36にて
測定された酸素濃度を示す検出データは制御演算回路8
に供給され、この制御演算回路8にて、洗浄液中の過酸
化水素濃度が演算される。
【0026】一方、抽出ガス供給装置25の上流側に位
置する流路24の途中には、校正液供給手段37・38
が設けられている。これら校正液供給装置37・38
は、図1の校正液供給装置14A・14Bに相当し、塩
酸ー過酸化水素系の洗浄液の成分に対応した校正液の一
成分の液をそれぞれ供給するものであって、校正液供給
手段37では塩酸の単一成分溶液を流路24に供給し、
また、校正液供給装置38では過酸化水素の単一成分液
を流路24に供給する。なお、校正液供給手段37は、
流路39と、流路39の途中に設けられた、校正液の供
給をON・OFFする電磁弁40と、校正液を送液する
ポンプ41とから構成される。また、校正液供給手段3
8は、流路42と、流路42の途中に設けられた、校正
液の供給をON・OFFする電磁弁43と、校正液を送
液するポンプ44とから構成される。
【0027】そして、このような校正液供給装置37・
38では、電磁弁22を閉としかつポンプ20を停止
し、一方、電磁弁41・44を開とし、かつポンプ40
・43を駆動することにより、流路41を通じて供給さ
れた塩酸の単一成分溶液と、流路42を通じて供給され
た過酸化水素の単一成分液とが流路24内で混合され、
その後、塩酸と過酸化水素とが混合された校正液は、上
述した洗浄液の分析と同様に、加熱分解装置28にて過
酸化水素が加熱分解され、更に、反応セル30・31に
て、過酸化水素が分解されることで得た酸素が抽出さ
れ、酸素センサ36にて該酸素の濃度が測定されるよう
になっている。また、前記酸素センサ36にて測定され
た酸素濃度を示す検出データは制御演算回路8に供給さ
れ、この制御演算回路8にて、該校正液から算出された
過酸化水素濃度と、校正液の実際の過酸化水素濃度との
差分を計算することで、酸素センサ36のドリフト量
(すなわち、校正データ)を検出し、このドリフト量に
基づき、以後、算出される洗浄液中の過酸化水素の濃度
を補正するようにしている。
【0028】以上詳細に説明したように本実施例に示す
液管理装置では、加熱分解装置28の上流側に、洗浄液
中の成分をそれぞれ単一成分の溶液で供給する校正液供
給手段37・38を具備し、校正データの検出に際し
て、校正液供給手段37・38から供給された単一成分
の溶液を混合することで校正液を作成するようにしたの
で、校正液の成分変化が防止され、かつ酸素センサ36
の校正データを実際の洗浄液に近い状態で検出すること
ができ、その結果、液管理時において、この校正データ
に基づき酸素センサ36の検出データを正確に校正でき
る効果が得られる。
【0029】なお、上記実施例では、2組の校正液供給
装置37・38を設けるようにしたが、これに限定され
ず、塩過酸化水素を供給する校正液供給装置38を廃止
し、流路Aを通じて過酸化水素の単一成分溶液を供給す
るようにしても良い。また、上記実施例では、塩酸ー過
酸化水素系の洗浄液を液管理しているので、校正液供給
装置37・38により塩酸の単一成分溶液、過酸化水素
の単一成分溶液をそれぞれ供給するようにしたが、例え
ば、硫酸ー過酸化水素系の洗浄液を液管理する場合に
は、校正液供給装置37・38により硫酸の単一成分溶
液、過酸化水素の単一成分溶液をそれぞれ供給し、ま
た、アンモニアー過酸化水素系の洗浄液を液管理する場
合には、校正液供給装置37・38によりアンモニアの
単一成分溶液、過酸化水素の単一成分溶液をそれぞれ供
給する。
【0030】また、上記実施例では、ポンプ20下流側
の流路24に校正液供給装置37・38を設けるように
したが、これに限定されず、校正液供給装置37・38
の流路39・42をポンプ20の上流側の流路21に接
続しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の液管
理装置では、分解手段の上流側に、溶液中の成分をそれ
ぞれ単一成分で供給する供給手段を複数具備し、校正デ
ータの検出に際して、校正液供給手段から供給された単
一成分の溶液を混合することで校正液を作成するように
したので、複数成分が混合されてなる校正液の成分変化
が防止され、かつ測定手段の校正データを実際の洗浄液
に近い状態で検出することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】図1の概略構成図を具体化した例を示す図。
【符号の説明】
3 分解装置(分解手段) 7 酸素センサ(測定手段) 8 制御演算回路 14A 校正液供給手段 14B 校正液供給手段 22 加熱分解装置(分解手段) 36 酸素センサ(測定手段) 37 校正液供給装置 38 校正液供給装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素を発生させる成分を含む複数種の成
    分が混合された溶液を測定する液管理装置であって、 前記溶液を分解して酸素ガスを発生させる分解手段と、
    該分解手段において分解された酸素ガスの濃度を測定す
    る測定手段と、該測定手段にて測定された酸素濃度に基
    づき、前記溶液に含まれる成分の濃度を演算する演算手
    段とを具備し、 前記分解手段の上流側には、前記溶液中の一成分の液を
    供給する校正液供給手段が複数設けられていることを特
    徴とする液管理装置。
JP20672093A 1993-08-20 1993-08-20 液管理装置 Withdrawn JPH0755791A (ja)

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