JPH0674931A - 自動液管理システム - Google Patents
自動液管理システムInfo
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- JPH0674931A JPH0674931A JP7166592A JP7166592A JPH0674931A JP H0674931 A JPH0674931 A JP H0674931A JP 7166592 A JP7166592 A JP 7166592A JP 7166592 A JP7166592 A JP 7166592A JP H0674931 A JPH0674931 A JP H0674931A
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- JP
- Japan
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- concentration
- analyzer
- component
- cleaning liquid
- titration
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続分析装置により正確に洗浄液中の過酸化
水素、オゾン等の成分を測定することができる洗浄液管
理システムの提供を目的とする。 【構成】 洗浄液中の有効成分濃度を測定する滴定分析
装置の測定結果と、洗浄液中の有効成分から酸素ガスを
発生させ、かつこの酸素ガスの濃度を測定することでリ
アルタイムの分析が可能な連続分析装置の測定結果との
差を補正値Hとして求め、この補正値Hに基づき、連続
分析装置の測定結果を補正するようにした。これによ
り、連続分析装置内の触媒が経時変化して、連続分析装
置の測定結果が不安定となった場合に、この測定結果を
有効に補正し、その結果、正確に洗浄液中の過酸化水
素、オゾン等の成分を測定することが可能となる。
水素、オゾン等の成分を測定することができる洗浄液管
理システムの提供を目的とする。 【構成】 洗浄液中の有効成分濃度を測定する滴定分析
装置の測定結果と、洗浄液中の有効成分から酸素ガスを
発生させ、かつこの酸素ガスの濃度を測定することでリ
アルタイムの分析が可能な連続分析装置の測定結果との
差を補正値Hとして求め、この補正値Hに基づき、連続
分析装置の測定結果を補正するようにした。これによ
り、連続分析装置内の触媒が経時変化して、連続分析装
置の測定結果が不安定となった場合に、この測定結果を
有効に補正し、その結果、正確に洗浄液中の過酸化水
素、オゾン等の成分を測定することが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過酸化水素、オゾンな
どの活性酸素を発生させる成分が含有された洗浄液(処
理液)を簡単に測定できる自動液管理システムに関す
る。
どの活性酸素を発生させる成分が含有された洗浄液(処
理液)を簡単に測定できる自動液管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体等の洗浄液の成分分析装置
として、特願平2−70026(特開平3−26935
7号)に示される自動液管理装置が知られている。この
自動液管理装置は、過酸化水素、オゾン等の活性酸素を
発生させる有効成分を含む洗浄液を一定量サンプリング
し、このサンプリングされた洗浄液に、水酸化ナトリウ
ム、過マンガン酸カリウム溶液等の試薬を滴下し、更
に、該試薬の滴下に伴って変化する酸化還元電位の変化
と、該試薬の滴下量とに基づき、洗浄液に含まれる活性
酸素を発生させる有効成分を定量するようにしている
(このような分析法を以下、滴定分析と表現する。)
として、特願平2−70026(特開平3−26935
7号)に示される自動液管理装置が知られている。この
自動液管理装置は、過酸化水素、オゾン等の活性酸素を
発生させる有効成分を含む洗浄液を一定量サンプリング
し、このサンプリングされた洗浄液に、水酸化ナトリウ
ム、過マンガン酸カリウム溶液等の試薬を滴下し、更
に、該試薬の滴下に伴って変化する酸化還元電位の変化
と、該試薬の滴下量とに基づき、洗浄液に含まれる活性
酸素を発生させる有効成分を定量するようにしている
(このような分析法を以下、滴定分析と表現する。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な電位差滴定法を用いた滴定分析装置では、洗浄液の成
分分析を正確に行える利点を有する一方で、サンプリン
グ、滴定といった処理を繰り返し行うために1回に要す
る処理時間が長くなり、これによりリアルタイムで分析
をすることができないという問題があった。そして、こ
のような問題を解決するための装置として、滴定によら
ずリアルタイムで洗浄液中の過酸化水素、オゾン等の有
効成分を検出する連続分析装置が提供されている。
な電位差滴定法を用いた滴定分析装置では、洗浄液の成
分分析を正確に行える利点を有する一方で、サンプリン
グ、滴定といった処理を繰り返し行うために1回に要す
る処理時間が長くなり、これによりリアルタイムで分析
をすることができないという問題があった。そして、こ
のような問題を解決するための装置として、滴定によら
ずリアルタイムで洗浄液中の過酸化水素、オゾン等の有
効成分を検出する連続分析装置が提供されている。
【0004】この連続分析装置は、活性酸素を発生させ
る有効成分が含有された洗浄液を分解して酸素ガスを発
生させ、この酸素ガスの濃度を測定することにより、洗
浄液中に含まれる有効成分の濃度を検出するものである
が、このような連続分析装置では以下のような問題が生
じていた。すなわち、洗浄液を分解して酸素ガスを発生
させるための手段に例えば触媒等を使用することがあ
り、これにより、触媒の経時変化に伴い、酸素ガスの発
生が不安定となり、その結果、最終的な過酸化水素、オ
ゾン等の有効成分を検出に誤差が発生するという不具合
が生じていた。
る有効成分が含有された洗浄液を分解して酸素ガスを発
生させ、この酸素ガスの濃度を測定することにより、洗
浄液中に含まれる有効成分の濃度を検出するものである
が、このような連続分析装置では以下のような問題が生
じていた。すなわち、洗浄液を分解して酸素ガスを発生
させるための手段に例えば触媒等を使用することがあ
り、これにより、触媒の経時変化に伴い、酸素ガスの発
生が不安定となり、その結果、最終的な過酸化水素、オ
ゾン等の有効成分を検出に誤差が発生するという不具合
が生じていた。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、電位差滴定法を用いることにより洗浄液
中の有効成分を正確に測定できる滴定分析と、洗浄液中
の有効成分から酸素ガスを発生させ、かつこの酸素ガス
の濃度を測定することでリアルタイムの分析が連続分析
の両方の長所を取り入れ、これにより、連続分析により
正確に洗浄液中の過酸化水素、オゾン等の成分を測定す
ることができ、また、滴定分析のランニングコストを低
く抑えることができる洗浄液管理システムの提供を目的
とする。
ものであって、電位差滴定法を用いることにより洗浄液
中の有効成分を正確に測定できる滴定分析と、洗浄液中
の有効成分から酸素ガスを発生させ、かつこの酸素ガス
の濃度を測定することでリアルタイムの分析が連続分析
の両方の長所を取り入れ、これにより、連続分析により
正確に洗浄液中の過酸化水素、オゾン等の成分を測定す
ることができ、また、滴定分析のランニングコストを低
く抑えることができる洗浄液管理システムの提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明では、過酸化水素、オゾン等の活性酸素を
発生させる有効成分を含む処理液を一定量サンプリング
し、このサンプリングされた処理液に試薬を滴下し、該
試薬の滴下に伴って変化する酸化還元電位の変化と、該
試薬の滴下量とに基づき、処理液に含まれる有効成分を
定量して、該有効成分の濃度を測定するようにした滴定
分析装置と、前記処理液中の有効成分を分解して酸素ガ
スを発生させ、この酸素ガスの濃度に基づき処理液中の
有効成分の濃度を、リアルタイムで連続測定するように
した連続分析装置と、これら滴定分析装置により測定さ
れた有効成分濃度と、連続分析装置により測定された有
効成分濃度とに基づき、連続分析装置により測定された
有効成分濃度を補正するシステム制御部とを有し、上記
システム制御部により、滴定分析装置により測定された
有効成分濃度と、連続分析装置により測定された有効成
分濃度との濃度差を演算し、この濃度差に基づき、連続
分析装置により測定された有効成分濃度を補正させるよ
うにしている。
に第1の発明では、過酸化水素、オゾン等の活性酸素を
発生させる有効成分を含む処理液を一定量サンプリング
し、このサンプリングされた処理液に試薬を滴下し、該
試薬の滴下に伴って変化する酸化還元電位の変化と、該
試薬の滴下量とに基づき、処理液に含まれる有効成分を
定量して、該有効成分の濃度を測定するようにした滴定
分析装置と、前記処理液中の有効成分を分解して酸素ガ
スを発生させ、この酸素ガスの濃度に基づき処理液中の
有効成分の濃度を、リアルタイムで連続測定するように
した連続分析装置と、これら滴定分析装置により測定さ
れた有効成分濃度と、連続分析装置により測定された有
効成分濃度とに基づき、連続分析装置により測定された
有効成分濃度を補正するシステム制御部とを有し、上記
システム制御部により、滴定分析装置により測定された
有効成分濃度と、連続分析装置により測定された有効成
分濃度との濃度差を演算し、この濃度差に基づき、連続
分析装置により測定された有効成分濃度を補正させるよ
うにしている。
【0007】第2の発明では、過酸化水素、オゾン等の
活性酸素を発生させる有効成分を含む処理液を一定量サ
ンプリングし、このサンプリングされた処理液に試薬を
滴下し、該試薬の滴下に伴って変化する酸化還元電位の
変化と、該試薬の滴下量とに基づき、処理液に含まれる
有効成分を定量し、該有効成分の濃度を測定するように
した滴定分析装置と、前記処理液中の有効成分を分解し
て酸素ガスを発生させ、この酸素ガスの濃度に基づき処
理液中の有効成分の濃度を、リアルタイムで連続測定す
るようにした連続分析装置と、前記連続分析装置により
測定された有効成分濃度に基づき、前記滴定分析装置の
測定間隔を調整するシステム制御部とを有し、上記シス
テム制御部により、連続分析装置の測定結果である有効
成分濃度を複数求め、この複数の有効成分濃度の濃度差
が、予め設定した設定値より小さい場合に、滴定分析装
置による有効成分濃度の測定間隔を長く設定するように
している。
活性酸素を発生させる有効成分を含む処理液を一定量サ
ンプリングし、このサンプリングされた処理液に試薬を
滴下し、該試薬の滴下に伴って変化する酸化還元電位の
変化と、該試薬の滴下量とに基づき、処理液に含まれる
有効成分を定量し、該有効成分の濃度を測定するように
した滴定分析装置と、前記処理液中の有効成分を分解し
て酸素ガスを発生させ、この酸素ガスの濃度に基づき処
理液中の有効成分の濃度を、リアルタイムで連続測定す
るようにした連続分析装置と、前記連続分析装置により
測定された有効成分濃度に基づき、前記滴定分析装置の
測定間隔を調整するシステム制御部とを有し、上記シス
テム制御部により、連続分析装置の測定結果である有効
成分濃度を複数求め、この複数の有効成分濃度の濃度差
が、予め設定した設定値より小さい場合に、滴定分析装
置による有効成分濃度の測定間隔を長く設定するように
している。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、電位差滴定法を用いるこ
とにより処理液中の有効成分濃度が測定される滴定分析
装置の測定結果と、処理液中の有効成分から酸素ガスを
発生させ、かつこの酸素ガスの濃度を測定することでリ
アルタイムの分析が可能な連続分析装置の測定結果との
濃度差を求め、この濃度差に基づき、連続分析装置の測
定結果を補正するようにしたので、例えば、連続分析装
置内の有効成分を分解するための触媒等が経時変化し
て、連続分析装置の測定結果が不安定となった場合に、
これに有効に対処することができ、その結果、連続分析
装置による処理液中の有効成分の濃度測定を常時正確に
行わせることが可能となる。
とにより処理液中の有効成分濃度が測定される滴定分析
装置の測定結果と、処理液中の有効成分から酸素ガスを
発生させ、かつこの酸素ガスの濃度を測定することでリ
アルタイムの分析が可能な連続分析装置の測定結果との
濃度差を求め、この濃度差に基づき、連続分析装置の測
定結果を補正するようにしたので、例えば、連続分析装
置内の有効成分を分解するための触媒等が経時変化し
て、連続分析装置の測定結果が不安定となった場合に、
これに有効に対処することができ、その結果、連続分析
装置による処理液中の有効成分の濃度測定を常時正確に
行わせることが可能となる。
【0009】第2の発明によれば、連続分析装置の測定
結果である有効成分濃度を複数求め、これら有効成分濃
度の濃度差に基づき、滴定分析装置による処理液の有効
成分濃度の測定間隔を決定した。すなわち、連続分析装
置にて測定された有効成分濃度の濃度差が予め設定した
設定値より小さい場合に、処理液の有効成分が安定した
状態にあるとして、滴定分析装置による処理液の有効成
分の測定間隔を長くするようにし、これによって、滴定
分析装置のランニングコストを低く抑えることが可能と
なる。
結果である有効成分濃度を複数求め、これら有効成分濃
度の濃度差に基づき、滴定分析装置による処理液の有効
成分濃度の測定間隔を決定した。すなわち、連続分析装
置にて測定された有効成分濃度の濃度差が予め設定した
設定値より小さい場合に、処理液の有効成分が安定した
状態にあるとして、滴定分析装置による処理液の有効成
分の測定間隔を長くするようにし、これによって、滴定
分析装置のランニングコストを低く抑えることが可能と
なる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の自動液管理システムを図1〜
図5に基づいて説明する。 《自動液管理システムの基本構成について》まず、図1
により滴定分析装置100の概略構成を説明すると、図
において符号1で示すものは、洗浄液(処理液)が供給
される洗浄液供給流路である。 なお、前記洗浄液としては、半導体用シリコンウエハ上
のレジスト(ノボラック樹脂等)を剥離して溶解する過
酸化水素、オゾン等の有効成分を含有してなるものが挙
げられる。前記洗浄液供給流路1の途中には洗浄液の流
通方向Xに沿って、洗浄液を冷却する冷却器2、洗浄液
を輸送するための送液ポンプ3、フォトセル4、六方電
磁弁5が順次設けられている。
図5に基づいて説明する。 《自動液管理システムの基本構成について》まず、図1
により滴定分析装置100の概略構成を説明すると、図
において符号1で示すものは、洗浄液(処理液)が供給
される洗浄液供給流路である。 なお、前記洗浄液としては、半導体用シリコンウエハ上
のレジスト(ノボラック樹脂等)を剥離して溶解する過
酸化水素、オゾン等の有効成分を含有してなるものが挙
げられる。前記洗浄液供給流路1の途中には洗浄液の流
通方向Xに沿って、洗浄液を冷却する冷却器2、洗浄液
を輸送するための送液ポンプ3、フォトセル4、六方電
磁弁5が順次設けられている。
【0011】前記フォトセル4は、前記洗浄液供給流路
1によって送られてきた洗浄液をセル(図示略)内に導
き、該洗浄液に一定波長の光線を照射することにより、
当該洗浄液の吸光度を測定し、その測定結果に基づき時
間に対する洗浄液の劣化の程度を検出するものである。
なお、前記フォトセル4を通過する洗浄液は、剥離され
たレジストが溶解することで着色される。
1によって送られてきた洗浄液をセル(図示略)内に導
き、該洗浄液に一定波長の光線を照射することにより、
当該洗浄液の吸光度を測定し、その測定結果に基づき時
間に対する洗浄液の劣化の程度を検出するものである。
なお、前記フォトセル4を通過する洗浄液は、剥離され
たレジストが溶解することで着色される。
【0012】また、前記六方電磁弁5は、(一)通常は
実線で示す位置に配置されており、この実線位置におい
ては、前記洗浄液を、ループ6及び流路8を通じてドレ
ンに通じる流路9に案内し、かつ純水供給系10を通じ
て送られた純水を、流路7を通じて反応セル15・16
に案内する、(二)洗浄液中の過酸化水素、オゾン濃度
を測定する際に、点線で示す位置に切り換え、この点線
位置においては、前記実線位置に配置されている間にル
ープ6に一時貯留された洗浄液を、純水供給系10から
送られた純水で押し出すことにより反応セル15・16
に案内し、また、洗浄液供給流路1を通じて送られた洗
浄液を、流路8を通じてドレンに通じる流路9に案内す
る。
実線で示す位置に配置されており、この実線位置におい
ては、前記洗浄液を、ループ6及び流路8を通じてドレ
ンに通じる流路9に案内し、かつ純水供給系10を通じ
て送られた純水を、流路7を通じて反応セル15・16
に案内する、(二)洗浄液中の過酸化水素、オゾン濃度
を測定する際に、点線で示す位置に切り換え、この点線
位置においては、前記実線位置に配置されている間にル
ープ6に一時貯留された洗浄液を、純水供給系10から
送られた純水で押し出すことにより反応セル15・16
に案内し、また、洗浄液供給流路1を通じて送られた洗
浄液を、流路8を通じてドレンに通じる流路9に案内す
る。
【0013】なお、前記純水供給系10は、純水供給流
路11と、送液ポンプ12とから構成される。また、前
記ループ6は、その内部に貯留される洗浄液の量が予め
設定されている、つまり定量のために用いるものであ
る。
路11と、送液ポンプ12とから構成される。また、前
記ループ6は、その内部に貯留される洗浄液の量が予め
設定されている、つまり定量のために用いるものであ
る。
【0014】一方、前記ループ6に一時貯留された後、
純水により流路7に押し出された洗浄液は、加熱手段1
3により加熱され、この後、三方電磁弁14と流路7A
及び7Bにより反応セル15・16に選択的に案内され
る。また、前記反応セル15・16には、流路7により
供給された洗浄液に対して、試薬を供給する試薬供給系
17〜19と、前記反応セル15・16内の溶液の酸化
還元電位を測定する酸化還元電極20・21とが設けら
れている。
純水により流路7に押し出された洗浄液は、加熱手段1
3により加熱され、この後、三方電磁弁14と流路7A
及び7Bにより反応セル15・16に選択的に案内され
る。また、前記反応セル15・16には、流路7により
供給された洗浄液に対して、試薬を供給する試薬供給系
17〜19と、前記反応セル15・16内の溶液の酸化
還元電位を測定する酸化還元電極20・21とが設けら
れている。
【0015】前記試薬供給系17〜19は、フラスコ1
7A〜19Aに貯留された試薬を、滴定ポンプ17B〜
19Bにより流路17C〜19Cを経由させて、前記反
応セル15・16に少量ずつ供給するものであり、前記
酸化還元電極20・21は、前記試薬供給系17〜19
により試薬が供給された場合に変化する反応セル15・
16内の洗浄液の酸化還元電位を検出するものである。
そして、これら酸化還元電極20・21により検出され
た洗浄液の酸化還元電位の電位変化と、このときの試薬
供給系17〜19により供給された試薬の供給量とに基
づき、洗浄液の過酸化水素、オゾン濃度がそれぞれ算出
されるようになっている。
7A〜19Aに貯留された試薬を、滴定ポンプ17B〜
19Bにより流路17C〜19Cを経由させて、前記反
応セル15・16に少量ずつ供給するものであり、前記
酸化還元電極20・21は、前記試薬供給系17〜19
により試薬が供給された場合に変化する反応セル15・
16内の洗浄液の酸化還元電位を検出するものである。
そして、これら酸化還元電極20・21により検出され
た洗浄液の酸化還元電位の電位変化と、このときの試薬
供給系17〜19により供給された試薬の供給量とに基
づき、洗浄液の過酸化水素、オゾン濃度がそれぞれ算出
されるようになっている。
【0016】なお、酸化還元電極20・21から出力さ
れた酸化還元電位を示すデータと、滴定ポンプ17B〜
19Bから出力された試薬の滴定量を示すデータとは共
に、符号31で示す演算手段に供給され、この演算手段
31において、洗浄液内の過酸化水素、オゾンの濃度を
算出を算出する。なお、前記フラスコ17A〜19Aに
貯留される試薬としては、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ標準液、過マンガン酸カリウム溶液等の酸化還元反応
を起こす標準液が適当である。
れた酸化還元電位を示すデータと、滴定ポンプ17B〜
19Bから出力された試薬の滴定量を示すデータとは共
に、符号31で示す演算手段に供給され、この演算手段
31において、洗浄液内の過酸化水素、オゾンの濃度を
算出を算出する。なお、前記フラスコ17A〜19Aに
貯留される試薬としては、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ標準液、過マンガン酸カリウム溶液等の酸化還元反応
を起こす標準液が適当である。
【0017】一方、反応セル15・16の下部には、測
定が終了する毎に該反応セル15・16内の洗浄液を排
出するための流路22〜24が設けられ、これら流路2
2〜24の途中には反応セル15・16からの溶液の排
出動作を行うための二方電磁弁25・26、及び排液ポ
ンプ27が順次設けられている。そして、前記流路22
〜24を通じて排出された溶液はドレン(図示略)に送
られるようになっている。
定が終了する毎に該反応セル15・16内の洗浄液を排
出するための流路22〜24が設けられ、これら流路2
2〜24の途中には反応セル15・16からの溶液の排
出動作を行うための二方電磁弁25・26、及び排液ポ
ンプ27が順次設けられている。そして、前記流路22
〜24を通じて排出された溶液はドレン(図示略)に送
られるようになっている。
【0018】なお、上記構成において、図1に符号10
1で示す範囲の構成を測定手段とし、符号102で示す
範囲の構成を測定手段101の制御系とする。前記制御
系102は制御手段30、演算手段31、入力手段32
により構成されたものであって、制御手段30により、
送液ポンプ3、六方電磁弁5、送液ポンプ12、加熱手
段13、三方電磁弁14、滴定ポンプ17B〜19B、
排液ポンプ27等が制御される。また、演算手段31
は、反応セル15・16内にそれぞれサンプリングされ
た洗浄液内の過酸化水素、オゾン等の成分を定量するも
のである。すなわち、試薬供給系17〜19により供給
された試薬の供給量と、酸化還元電極20・21により
検出された洗浄液の酸化還元電位の電位変化とに基づ
き、洗浄液の過酸化水素、オゾン等の濃度をそれぞれ算
出する。そして、この演算手段31にて算出された過酸
化水素、オゾン等の濃度はシステム制御部103に供給
される。また、入力手段32はキーボード等からなるも
のである。また、前記演算手段31には図示しないが濃
度を表示するための表示部が設けられている。
1で示す範囲の構成を測定手段とし、符号102で示す
範囲の構成を測定手段101の制御系とする。前記制御
系102は制御手段30、演算手段31、入力手段32
により構成されたものであって、制御手段30により、
送液ポンプ3、六方電磁弁5、送液ポンプ12、加熱手
段13、三方電磁弁14、滴定ポンプ17B〜19B、
排液ポンプ27等が制御される。また、演算手段31
は、反応セル15・16内にそれぞれサンプリングされ
た洗浄液内の過酸化水素、オゾン等の成分を定量するも
のである。すなわち、試薬供給系17〜19により供給
された試薬の供給量と、酸化還元電極20・21により
検出された洗浄液の酸化還元電位の電位変化とに基づ
き、洗浄液の過酸化水素、オゾン等の濃度をそれぞれ算
出する。そして、この演算手段31にて算出された過酸
化水素、オゾン等の濃度はシステム制御部103に供給
される。また、入力手段32はキーボード等からなるも
のである。また、前記演算手段31には図示しないが濃
度を表示するための表示部が設けられている。
【0019】次に、連続分析装置104の構成を図1を
参照して説明する。図1において、符号40は過酸化水
素、オゾン等の有効成分が含有された洗浄液が供給され
る流路であり、符号41は希釈液である純水が供給され
る流路であって、これら流路40・41の途中には、洗
浄液、純水をそれぞれ送るための送液ポンプ40A・4
1Aがそれぞれ設けられている。そして、ポンプ40A
により洗浄液が下流側の加熱分解手段42に供給される
とともに、ポンプ41Aを必要に応じて駆動させること
により、洗浄液が希釈されるようになっている。なお、
前記流路40には、前述した滴定分析装置100の洗浄
液供給流路1に供給される洗浄液と同じ洗浄液が供給さ
れる、すなわち、この流路40と、滴定分析装置100
の洗浄液供給流路1とは、洗浄液が貯留された同一タン
ク(図示略)に接続されている。
参照して説明する。図1において、符号40は過酸化水
素、オゾン等の有効成分が含有された洗浄液が供給され
る流路であり、符号41は希釈液である純水が供給され
る流路であって、これら流路40・41の途中には、洗
浄液、純水をそれぞれ送るための送液ポンプ40A・4
1Aがそれぞれ設けられている。そして、ポンプ40A
により洗浄液が下流側の加熱分解手段42に供給される
とともに、ポンプ41Aを必要に応じて駆動させること
により、洗浄液が希釈されるようになっている。なお、
前記流路40には、前述した滴定分析装置100の洗浄
液供給流路1に供給される洗浄液と同じ洗浄液が供給さ
れる、すなわち、この流路40と、滴定分析装置100
の洗浄液供給流路1とは、洗浄液が貯留された同一タン
ク(図示略)に接続されている。
【0020】この加熱分解手段42は、洗浄液を一時貯
留する容器42Aと、該容器42Aにおいて洗浄液を加
熱するヒータ(図示略)と、該容器42Aに充填され
て、過酸化水素、オゾンなどの活性酸素を含む成分を分
解して、酸素ガスを発生させる固体触媒42Bとから構
成される。そして、この加熱分解手段42においては、
ヒータ(図示略)により洗浄液が加熱された状態で、該
洗浄液中の過酸化水素、オゾン等の成分が固体触媒42
Bにより分解されて酸素が生成される。なお、この加熱
分解手段42としては、触媒を用いて過酸化酸素、オゾ
ン等を分解して酸素を発生させる手段の他に、電気分解
により酸素を発生させる手段等が用いられる。
留する容器42Aと、該容器42Aにおいて洗浄液を加
熱するヒータ(図示略)と、該容器42Aに充填され
て、過酸化水素、オゾンなどの活性酸素を含む成分を分
解して、酸素ガスを発生させる固体触媒42Bとから構
成される。そして、この加熱分解手段42においては、
ヒータ(図示略)により洗浄液が加熱された状態で、該
洗浄液中の過酸化水素、オゾン等の成分が固体触媒42
Bにより分解されて酸素が生成される。なお、この加熱
分解手段42としては、触媒を用いて過酸化酸素、オゾ
ン等を分解して酸素を発生させる手段の他に、電気分解
により酸素を発生させる手段等が用いられる。
【0021】また、この加熱分解手段42を経由した洗
浄液は、流路44を通じて、抽出ガス供給手段43から
供給された窒素等の抽出ガスとともに分離手段45に供
給される。そして、分離手段45では、容器45A内に
おいて、成分より生成された酸素ガス及び抽出ガスと、
酸素ガス抽出後の洗浄液とが互いに分離され、更に、分
離後のガス(酸素ガスと抽出ガスとからなる被検出ガ
ス)が容器45Aの上部に設けられた流路46から排出
され、かつドレン(酸素ガス抽出後の洗浄液)が、該容
器45Aの下部に設けられた流路47から排出される。
浄液は、流路44を通じて、抽出ガス供給手段43から
供給された窒素等の抽出ガスとともに分離手段45に供
給される。そして、分離手段45では、容器45A内に
おいて、成分より生成された酸素ガス及び抽出ガスと、
酸素ガス抽出後の洗浄液とが互いに分離され、更に、分
離後のガス(酸素ガスと抽出ガスとからなる被検出ガ
ス)が容器45Aの上部に設けられた流路46から排出
され、かつドレン(酸素ガス抽出後の洗浄液)が、該容
器45Aの下部に設けられた流路47から排出される。
【0022】また、前記流路46の途中には除湿手段4
8と酸素センサ49とが順次設けられている。除湿手段
48は容器48Aにシリカゲル等の除湿剤48Bを充填
したものであり、この除湿手段48を通過することによ
り、被検出ガス中の水分が除去される。また、酸素セン
サ49は被検出ガス中に含まれる酸素濃度を測定し、そ
の測定結果を演算手段51に供給するものであり、この
演算手段51では、酸素濃度に基づき、洗浄液中に含有
される過酸化水素、オゾン等の成分の濃度を演算する。
なお、分離手段45と加熱分解手段42との間に位置す
る流路44の途中に、抽出ガスを供給する抽出ガス供給
手段43を設けたが、これに限定されず、分離手段45
の容器45Aに直接抽出ガスを供給しても良い。また、
酸素センサ49を経由した後の被検出ガスは流路50を
通じてドレンに排出される。
8と酸素センサ49とが順次設けられている。除湿手段
48は容器48Aにシリカゲル等の除湿剤48Bを充填
したものであり、この除湿手段48を通過することによ
り、被検出ガス中の水分が除去される。また、酸素セン
サ49は被検出ガス中に含まれる酸素濃度を測定し、そ
の測定結果を演算手段51に供給するものであり、この
演算手段51では、酸素濃度に基づき、洗浄液中に含有
される過酸化水素、オゾン等の成分の濃度を演算する。
なお、分離手段45と加熱分解手段42との間に位置す
る流路44の途中に、抽出ガスを供給する抽出ガス供給
手段43を設けたが、これに限定されず、分離手段45
の容器45Aに直接抽出ガスを供給しても良い。また、
酸素センサ49を経由した後の被検出ガスは流路50を
通じてドレンに排出される。
【0023】そして、以上のように構成された連続分析
装置104では、ポンプ40A・41Aを駆動すること
により、過酸化水素、オゾン等を有効成分とする洗浄液
が、加熱分解手段42内に導かれ、更にこの加熱分解手
段42内において、洗浄液が加熱されて、充填された触
媒42Bにより該洗浄液中の過酸化水素あるいはオゾン
が、酸素と水とに分解される。また、この加熱分解手段
42において得られた酸素ガスは、分離手段45内にお
いて洗浄液から気液分離された後、酸素センサ49によ
りその濃度が測定され、更に演算手段51において、酸
素センサ49において測定された酸素濃度に基づき、洗
浄液中に含有されていた過酸化水素、オゾンの割合(%
濃度)が検出される。なお、この連続分析装置104で
は、有効成分が既知濃度の洗浄液の有効成分濃度を酸素
センサ49にて検出するとともに、このときの検出値と
既知濃度との関係に基づき、以後の洗浄液を測定した際
に得られる酸素センサ49の検出値を演算手段51にて
換算し、これにより洗浄液中の有効成分の濃度演算を行
うようにしている。
装置104では、ポンプ40A・41Aを駆動すること
により、過酸化水素、オゾン等を有効成分とする洗浄液
が、加熱分解手段42内に導かれ、更にこの加熱分解手
段42内において、洗浄液が加熱されて、充填された触
媒42Bにより該洗浄液中の過酸化水素あるいはオゾン
が、酸素と水とに分解される。また、この加熱分解手段
42において得られた酸素ガスは、分離手段45内にお
いて洗浄液から気液分離された後、酸素センサ49によ
りその濃度が測定され、更に演算手段51において、酸
素センサ49において測定された酸素濃度に基づき、洗
浄液中に含有されていた過酸化水素、オゾンの割合(%
濃度)が検出される。なお、この連続分析装置104で
は、有効成分が既知濃度の洗浄液の有効成分濃度を酸素
センサ49にて検出するとともに、このときの検出値と
既知濃度との関係に基づき、以後の洗浄液を測定した際
に得られる酸素センサ49の検出値を演算手段51にて
換算し、これにより洗浄液中の有効成分の濃度演算を行
うようにしている。
【0024】なお、上記構成において、図1に符号10
5で示す範囲の構成を測定手段とし、符号106で示す
範囲の構成を測定手段105の制御系とする。この測定
手段106の制御系106は、演算手段51、制御手段
52により構成されたものであって、制御手段52によ
り送液ポンプ40A・41A等を制御する。また、演算
手段51は、前述したように酸素センサ49において測
定された酸素濃度に基づき、洗浄液中に含有されていた
過酸化水素、オゾンの割合(%濃度)を演算するととも
に、この演算結果をシステム制御部103に供給する。
5で示す範囲の構成を測定手段とし、符号106で示す
範囲の構成を測定手段105の制御系とする。この測定
手段106の制御系106は、演算手段51、制御手段
52により構成されたものであって、制御手段52によ
り送液ポンプ40A・41A等を制御する。また、演算
手段51は、前述したように酸素センサ49において測
定された酸素濃度に基づき、洗浄液中に含有されていた
過酸化水素、オゾンの割合(%濃度)を演算するととも
に、この演算結果をシステム制御部103に供給する。
【0025】《自動液管理システムの制御内容(一)に
ついて》以下に、上記自動液管理システムの制御内容を
図1〜図3を参照して説明する。図2は、システム制御
部103内の制御内容を示すフローチャートである。こ
のシステム制御部103は、滴定分析装置100の演算
手段31で演算された過酸化水素、オゾン等の有効成分
濃度を示す検出データ、及び連続分析装置104内の
演算手段51で演算された過酸化水素、オゾン等の有効
成分濃度を示す検出データが入力され、これら検出デ
ータ・に基づき、演算手段51の演算結果を補正す
る信号を演算手段51に出力するものである。また、
このシステム制御部103からは、信号とともに、滴
定分析装置100の制御手段30及び演算手段31を制
御するための制御信号、連続分析装置104の制御手
段52及び演算手段51を制御するための制御信号が
出力される。
ついて》以下に、上記自動液管理システムの制御内容を
図1〜図3を参照して説明する。図2は、システム制御
部103内の制御内容を示すフローチャートである。こ
のシステム制御部103は、滴定分析装置100の演算
手段31で演算された過酸化水素、オゾン等の有効成分
濃度を示す検出データ、及び連続分析装置104内の
演算手段51で演算された過酸化水素、オゾン等の有効
成分濃度を示す検出データが入力され、これら検出デ
ータ・に基づき、演算手段51の演算結果を補正す
る信号を演算手段51に出力するものである。また、
このシステム制御部103からは、信号とともに、滴
定分析装置100の制御手段30及び演算手段31を制
御するための制御信号、連続分析装置104の制御手
段52及び演算手段51を制御するための制御信号が
出力される。
【0026】《ステップ1》〜《ステップ3》滴定分析
装置100の制御手段30及び演算手段31に対して制
御信号を出力して、測定手段101により、洗浄液を
反応セル15あるいは反応セル16にサンプリングさせ
(ステップ1)、この後に反応セル15・16内に試薬
を滴下させ、このとき滴下した試薬の滴下量を示すデー
タと、このとき変化した酸化還元電極20・21の電位
を示すデータとを演算手段31に取り込ませる(ステッ
プ2)。そして、この演算手段31では、酸化還元電極
20・21により検出された洗浄液の酸化還元電位の電
位変化と、このときの試薬供給系17〜19により供給
された試薬の供給量とに基づき、洗浄液中の過酸化水
素、オゾン等の有効成分をそれぞれ算出させる(ステッ
プ3)。なお、ステップ1〜3おいて演算された洗浄液
中の有効成分の濃度は、符号で示すようにシステム制
御部103に供給される。
装置100の制御手段30及び演算手段31に対して制
御信号を出力して、測定手段101により、洗浄液を
反応セル15あるいは反応セル16にサンプリングさせ
(ステップ1)、この後に反応セル15・16内に試薬
を滴下させ、このとき滴下した試薬の滴下量を示すデー
タと、このとき変化した酸化還元電極20・21の電位
を示すデータとを演算手段31に取り込ませる(ステッ
プ2)。そして、この演算手段31では、酸化還元電極
20・21により検出された洗浄液の酸化還元電位の電
位変化と、このときの試薬供給系17〜19により供給
された試薬の供給量とに基づき、洗浄液中の過酸化水
素、オゾン等の有効成分をそれぞれ算出させる(ステッ
プ3)。なお、ステップ1〜3おいて演算された洗浄液
中の有効成分の濃度は、符号で示すようにシステム制
御部103に供給される。
【0027】《ステップ4》〜《ステップ6》連続分析
装置104の制御手段52及び演算手段51に対して制
御信号を出力して、測定手段105により、過酸化水
素、オゾン等を有効成分とする洗浄液を加熱分解手段4
2内に導入し(ステップ4)、この加熱分解手段42内
において、触媒42Bにより該洗浄液中の過酸化水素あ
るいはオゾンを、酸素と水とに分解し、更にこの後、分
離手段45により酸素ガスを抽出して、酸素センサ49
により該酸素ガスの濃度を測定させる(ステップ5)。
また、演算手段51では、酸素センサ49で測定された
酸素濃度に基づき、洗浄液中に含有されていた有効成分
の濃度を演算させる(ステップ6)。なお、ステップ4
〜6おいて演算された洗浄液中の有効成分の濃度は符号
で示すようにシステム制御部103に供給される。ま
た、ステップ1とステップ4とでは、同じタイミング
で、同一の洗浄液を洗浄液供給流路1及び流路40を通
じて、両方の測定手段101・105内に導入するよう
にしている。
装置104の制御手段52及び演算手段51に対して制
御信号を出力して、測定手段105により、過酸化水
素、オゾン等を有効成分とする洗浄液を加熱分解手段4
2内に導入し(ステップ4)、この加熱分解手段42内
において、触媒42Bにより該洗浄液中の過酸化水素あ
るいはオゾンを、酸素と水とに分解し、更にこの後、分
離手段45により酸素ガスを抽出して、酸素センサ49
により該酸素ガスの濃度を測定させる(ステップ5)。
また、演算手段51では、酸素センサ49で測定された
酸素濃度に基づき、洗浄液中に含有されていた有効成分
の濃度を演算させる(ステップ6)。なお、ステップ4
〜6おいて演算された洗浄液中の有効成分の濃度は符号
で示すようにシステム制御部103に供給される。ま
た、ステップ1とステップ4とでは、同じタイミング
で、同一の洗浄液を洗浄液供給流路1及び流路40を通
じて、両方の測定手段101・105内に導入するよう
にしている。
【0028】《ステップ7》〜《ステップ8》滴定分析
装置100の演算手段31により演算された、洗浄液の
有効成分濃度を図示しない表示手段に対して表示させ
(ステップ7)、この後、この洗浄液の有効成分濃度を
図示しない印字手段に印字させる(ステップ8)。 《ステップ9》システム制御部103内に、滴定分析装
置100の演算手段31で演算された洗浄液中の有効成
分濃度を示す検出データ(ステップ3)、及び連続分
析装置104内の演算手段51で演算された洗浄液中の
有効成分濃度を示す検出データ(ステップ6)を共に
取り込ませる。
装置100の演算手段31により演算された、洗浄液の
有効成分濃度を図示しない表示手段に対して表示させ
(ステップ7)、この後、この洗浄液の有効成分濃度を
図示しない印字手段に印字させる(ステップ8)。 《ステップ9》システム制御部103内に、滴定分析装
置100の演算手段31で演算された洗浄液中の有効成
分濃度を示す検出データ(ステップ3)、及び連続分
析装置104内の演算手段51で演算された洗浄液中の
有効成分濃度を示す検出データ(ステップ6)を共に
取り込ませる。
【0029】《ステップ10》〜《ステップ13》シス
テム制御部103内において、滴定分析装置100の演
算手段31で演算された洗浄液中の有効成分濃度(=x
a)を示す検出データ(ステップ3)、及び連続分析
装置104内の演算手段51で演算された洗浄液中の有
効成分濃度(=yb)を示す検出データ(ステップ
6)とを比較し、この比較結果に基づき、有効成分濃度
(=yb)を補正する。すなわち、このシステム制御部
103内には、図3で示すように、滴定分析装置100
の演算手段31で演算された洗浄液中の有効成分濃度を
示す検出データ(=x)と、連続分析装置104内の演
算手段51で演算された洗浄液中の有効成分濃度を示す
検出データ(=y)との関係式(y=xa+b)が予め
記憶されており、この関係式に基づき、演算手段31で
演算された洗浄液中の有効成分濃度(=xa)から、有
効成分濃度(=ya)を求め(ステップ10)、更に、
この有効成分濃度(=ya)に一致するように、演算手
段51で演算された洗浄液中の有効成分濃度(=yb)
を補正する(ステップ11〜13)。
テム制御部103内において、滴定分析装置100の演
算手段31で演算された洗浄液中の有効成分濃度(=x
a)を示す検出データ(ステップ3)、及び連続分析
装置104内の演算手段51で演算された洗浄液中の有
効成分濃度(=yb)を示す検出データ(ステップ
6)とを比較し、この比較結果に基づき、有効成分濃度
(=yb)を補正する。すなわち、このシステム制御部
103内には、図3で示すように、滴定分析装置100
の演算手段31で演算された洗浄液中の有効成分濃度を
示す検出データ(=x)と、連続分析装置104内の演
算手段51で演算された洗浄液中の有効成分濃度を示す
検出データ(=y)との関係式(y=xa+b)が予め
記憶されており、この関係式に基づき、演算手段31で
演算された洗浄液中の有効成分濃度(=xa)から、有
効成分濃度(=ya)を求め(ステップ10)、更に、
この有効成分濃度(=ya)に一致するように、演算手
段51で演算された洗浄液中の有効成分濃度(=yb)
を補正する(ステップ11〜13)。
【0030】具体的には、有効成分濃度(=ya)と有
効成分濃度(=yb)との差を示す補正値(=H)を求
めるようにし(ステップ11・12)、この補正値(=
H)に基づき、演算手段51で演算された洗浄液中の有
効成分濃度(=yb)が有効成分濃度(=ya)となる
ように補正するようにしている(ステップ13)。
効成分濃度(=yb)との差を示す補正値(=H)を求
めるようにし(ステップ11・12)、この補正値(=
H)に基づき、演算手段51で演算された洗浄液中の有
効成分濃度(=yb)が有効成分濃度(=ya)となる
ように補正するようにしている(ステップ13)。
【0031】なお、図3に示す関係式(y=xa+b)
は、有効成分が既知濃度の同一の洗浄液の有効成分濃度
を、滴定分析装置100及び連続分析装置104にてそ
れぞれ測定し、これら滴定分析装置100及び連続分析
装置104のそれぞれにおいて求めた洗浄液の有効成分
濃度に基づき作成されたものである。 《ステップ14》〜《ステップ15》ステップ10〜ス
テップ12において演算された洗浄液の有効成分濃度
(=ya)を、連続分析装置104の図示しない表示手
段に対して表示させ(ステップ14)、この後、この洗
浄液の有効成分濃度を図示しない印字手段に印字させる
(ステップ15)。
は、有効成分が既知濃度の同一の洗浄液の有効成分濃度
を、滴定分析装置100及び連続分析装置104にてそ
れぞれ測定し、これら滴定分析装置100及び連続分析
装置104のそれぞれにおいて求めた洗浄液の有効成分
濃度に基づき作成されたものである。 《ステップ14》〜《ステップ15》ステップ10〜ス
テップ12において演算された洗浄液の有効成分濃度
(=ya)を、連続分析装置104の図示しない表示手
段に対して表示させ(ステップ14)、この後、この洗
浄液の有効成分濃度を図示しない印字手段に印字させる
(ステップ15)。
【0032】《ステップ16》このステップ16では、
ステップ11・12において計算された補正値(=H)
に基づき、以後に、連続分析装置104内の演算手段5
1で演算された洗浄液中の有効成分濃度を、この補正値
(=H)に基づき補正させるようにしている。具体的に
は、連続分析装置104において演算した有効成分濃度
から補正値(=H)を引くことにより、該有効成分濃度
を補正する。なお、上記実施例では「yb>ya」であ
る場合について説明したが、「yb<ya」である場合
には、連続分析装置104において演算した有効成分濃
度に補正値(=H)を加えることにより、該有効成分濃
度を補正する。
ステップ11・12において計算された補正値(=H)
に基づき、以後に、連続分析装置104内の演算手段5
1で演算された洗浄液中の有効成分濃度を、この補正値
(=H)に基づき補正させるようにしている。具体的に
は、連続分析装置104において演算した有効成分濃度
から補正値(=H)を引くことにより、該有効成分濃度
を補正する。なお、上記実施例では「yb>ya」であ
る場合について説明したが、「yb<ya」である場合
には、連続分析装置104において演算した有効成分濃
度に補正値(=H)を加えることにより、該有効成分濃
度を補正する。
【0033】以上のような制御内容の自動液管理システ
ムでは、電位差滴定法を用いることにより洗浄液中の有
効成分濃度を測定する滴定分析装置100の測定結果
と、洗浄液中の有効成分から酸素ガスを発生させ、かつ
この酸素ガスの濃度を測定することでリアルタイムの分
析が可能な連続分析装置104の測定結果との差を補正
値(=H)として求め、この補正値(=H)に基づき、
連続分析装置104の測定結果を補正するようにしたの
で、例えば加熱分解手段42内の触媒42Bが経時変化
して、連続分析装置104の測定結果が不安定となった
場合に、これに有効に対処することができ、その結果、
連続分析装置104による過酸化水素、オゾン等の成分
分析を正確に行わせることができる効果が得られる。
ムでは、電位差滴定法を用いることにより洗浄液中の有
効成分濃度を測定する滴定分析装置100の測定結果
と、洗浄液中の有効成分から酸素ガスを発生させ、かつ
この酸素ガスの濃度を測定することでリアルタイムの分
析が可能な連続分析装置104の測定結果との差を補正
値(=H)として求め、この補正値(=H)に基づき、
連続分析装置104の測定結果を補正するようにしたの
で、例えば加熱分解手段42内の触媒42Bが経時変化
して、連続分析装置104の測定結果が不安定となった
場合に、これに有効に対処することができ、その結果、
連続分析装置104による過酸化水素、オゾン等の成分
分析を正確に行わせることができる効果が得られる。
【0034】《自動液管理システムの制御内容(二)に
ついて》以下に、上記自動液管理システムの制御内容
(二)を図1及び図4、図5を参照して説明する。これ
らの図において図4に示すものはシステム制御部103
内のCPU103Aの制御内容を示すフローチャートで
あり、図5はこれに対応したシステム制御部103のブ
ロック図である。なお、この制御内容(二)では、連続
分析装置104の測定結果である有効成分濃度Dn を複
数求め、これら有効成分濃度Dn の差(=A)に基づ
き、滴定分析装置100による洗浄液の有効成分濃度の
測定間隔を決定しようとするものである。
ついて》以下に、上記自動液管理システムの制御内容
(二)を図1及び図4、図5を参照して説明する。これ
らの図において図4に示すものはシステム制御部103
内のCPU103Aの制御内容を示すフローチャートで
あり、図5はこれに対応したシステム制御部103のブ
ロック図である。なお、この制御内容(二)では、連続
分析装置104の測定結果である有効成分濃度Dn を複
数求め、これら有効成分濃度Dn の差(=A)に基づ
き、滴定分析装置100による洗浄液の有効成分濃度の
測定間隔を決定しようとするものである。
【0035】《ステップ1》DnをD1に設定し、常数K
をK=1に設定する。 《ステップ2》連続分析装置104の制御手段52に対
して一定時間毎に、洗浄液中の有効成分濃度を測定する
ための制御信号を出力し、これにより得られた有効成
分濃度をDn〜Dn+4 として、演算手段51から検出デ
ータで示すように取り込む。ここで、演算手段51か
ら出力された、有効成分濃度Dn〜Dn+4 を示す検出デ
ータは図5に示す所定の有効成分濃度記憶部200に
記憶させる。なお、この有効成分濃度記憶部200のそ
れぞれには、有効成分濃度Dn〜Dn+4 とともに測定時
間も記憶される。
をK=1に設定する。 《ステップ2》連続分析装置104の制御手段52に対
して一定時間毎に、洗浄液中の有効成分濃度を測定する
ための制御信号を出力し、これにより得られた有効成
分濃度をDn〜Dn+4 として、演算手段51から検出デ
ータで示すように取り込む。ここで、演算手段51か
ら出力された、有効成分濃度Dn〜Dn+4 を示す検出デ
ータは図5に示す所定の有効成分濃度記憶部200に
記憶させる。なお、この有効成分濃度記憶部200のそ
れぞれには、有効成分濃度Dn〜Dn+4 とともに測定時
間も記憶される。
【0036】《ステップ3》有効成分濃度記憶部200
に記憶された有効成分濃度Dn〜Dn+4 を互いに比較
し、これら有効成分濃度Dn〜Dn+4 の中で、最大のも
の(MAX)と最小のもの(MIN)を一つずつ決定す
る。そして、これらの有効成分濃度Dn〜Dn+4 の中の
最大のもの(MAX)と最小のもの(MIN)との濃度
差をとり、この濃度差をAとして濃度差記憶部201に
記憶させる。なお、この濃度差AはD1〜D5の有効成分
濃度の中から得た場合にはA1に記憶させるようにし、
D6〜D10の有効成分濃度の中から得た場合にはA2 に
記憶させるようにし、D11〜D15の有効成分濃度の中か
ら得た場合にはA3に記憶させるようにする(以下、省
略)
に記憶された有効成分濃度Dn〜Dn+4 を互いに比較
し、これら有効成分濃度Dn〜Dn+4 の中で、最大のも
の(MAX)と最小のもの(MIN)を一つずつ決定す
る。そして、これらの有効成分濃度Dn〜Dn+4 の中の
最大のもの(MAX)と最小のもの(MIN)との濃度
差をとり、この濃度差をAとして濃度差記憶部201に
記憶させる。なお、この濃度差AはD1〜D5の有効成分
濃度の中から得た場合にはA1に記憶させるようにし、
D6〜D10の有効成分濃度の中から得た場合にはA2 に
記憶させるようにし、D11〜D15の有効成分濃度の中か
ら得た場合にはA3に記憶させるようにする(以下、省
略)
【0037】《ステップ4》ステップ3で記憶させた濃
度差Aを、基準値記憶部202に予め記憶させたおいた
基準値Bと比較し、その結果、大きいと判断されたNO
の場合にステップ14に進み、また、小さいと判断され
たYESの場合に次のステップ18に進む。なお、以下
のステップ5・7・9において、濃度差Aを基準値C
1,C2,C3と比較させるようにしているが、これら
基準値C1,C2,C3は上記基準値Bと「B>C1>
C2>C3」の関係にある。また、これら基準値C1,
C2,C3は、基準値Bと同様に基準値記憶部202に
予め記憶されている。
度差Aを、基準値記憶部202に予め記憶させたおいた
基準値Bと比較し、その結果、大きいと判断されたNO
の場合にステップ14に進み、また、小さいと判断され
たYESの場合に次のステップ18に進む。なお、以下
のステップ5・7・9において、濃度差Aを基準値C
1,C2,C3と比較させるようにしているが、これら
基準値C1,C2,C3は上記基準値Bと「B>C1>
C2>C3」の関係にある。また、これら基準値C1,
C2,C3は、基準値Bと同様に基準値記憶部202に
予め記憶されている。
【0038】《ステップ5》ステップ3で記憶させた濃
度差Aを、基準値記憶部202に予め記憶されている基
準値C1と比較し、その結果、大きいと判断されたNO
の場合にステップ7に進み、また、小さいと判断された
YESの場合に次のステップ6に進む。 《ステップ6》有効成分濃度Dn〜Dn+4 の互いの濃度
差Aが極めて小さいことがステップ5において判別さ
れ、これによって、滴定分析装置100による洗浄液の
有効成分濃度測定の測定間隔を、基準とする測定間隔
(TT)の4倍とさせる制御信号を滴定分析装置10
0の制御手段30に出力する。
度差Aを、基準値記憶部202に予め記憶されている基
準値C1と比較し、その結果、大きいと判断されたNO
の場合にステップ7に進み、また、小さいと判断された
YESの場合に次のステップ6に進む。 《ステップ6》有効成分濃度Dn〜Dn+4 の互いの濃度
差Aが極めて小さいことがステップ5において判別さ
れ、これによって、滴定分析装置100による洗浄液の
有効成分濃度測定の測定間隔を、基準とする測定間隔
(TT)の4倍とさせる制御信号を滴定分析装置10
0の制御手段30に出力する。
【0039】なお、このような基準となる測定間隔(T
T)は滴定分析装置100の制御手段30に予め記憶さ
れている。また、この測定間隔(TT)は、有効成分濃
度Dn〜Dn+4 の互いの濃度差Aが「B>A>C3」の
範囲にあることを想定して決定されている。 《ステップ7》ステップ3で記憶させた濃度差Aを、基
準値記憶部202に予め記憶されている基準値C2と比
較し、その結果、大きいと判断されたNOの場合にステ
ップ9に進み、また、小さいと判断されたYESの場合
に次のステップ8に進む。
T)は滴定分析装置100の制御手段30に予め記憶さ
れている。また、この測定間隔(TT)は、有効成分濃
度Dn〜Dn+4 の互いの濃度差Aが「B>A>C3」の
範囲にあることを想定して決定されている。 《ステップ7》ステップ3で記憶させた濃度差Aを、基
準値記憶部202に予め記憶されている基準値C2と比
較し、その結果、大きいと判断されたNOの場合にステ
ップ9に進み、また、小さいと判断されたYESの場合
に次のステップ8に進む。
【0040】《ステップ8》有効成分濃度Dn〜Dn+4
の互いの濃度差Aが比較的小さいことがステップ7にお
いて判別され、これによって、滴定分析装置100によ
る洗浄液の有効成分濃度測定の測定間隔を、基準とする
測定間隔(TT)の3倍とさせる制御信号を滴定分析
装置100の制御手段30に出力する。 《ステップ9》ステップ3で記憶させた濃度差Aを、基
準値記憶部202に予め記憶されている基準値C3と比
較し、その結果、大きいと判断されたNOの場合に次の
ステップ11に進み、また、小さいと判断されたYES
の場合に次のステップ10に進む。
の互いの濃度差Aが比較的小さいことがステップ7にお
いて判別され、これによって、滴定分析装置100によ
る洗浄液の有効成分濃度測定の測定間隔を、基準とする
測定間隔(TT)の3倍とさせる制御信号を滴定分析
装置100の制御手段30に出力する。 《ステップ9》ステップ3で記憶させた濃度差Aを、基
準値記憶部202に予め記憶されている基準値C3と比
較し、その結果、大きいと判断されたNOの場合に次の
ステップ11に進み、また、小さいと判断されたYES
の場合に次のステップ10に進む。
【0041】《ステップ10》有効成分濃度Dn〜D
n+4 の互いの濃度差Aが比較的小さいことがステップ9
において判別され、これによって、滴定分析装置100
による洗浄液の有効成分濃度測定の測定間隔を、基準と
する測定間隔(TT)の2倍とさせる制御信号を滴定
分析装置100の制御手段30に出力する。 《ステップ11》有効成分濃度Dn〜Dn+4 の互いの濃
度差Aが標準であることがステップ9において判別さ
れ、これによって、滴定分析装置100による洗浄液の
有効成分濃度測定の測定間隔を、基準とする測定間隔
(TT)のままとさせる制御信号を滴定分析装置10
0の制御手段30に出力する。
n+4 の互いの濃度差Aが比較的小さいことがステップ9
において判別され、これによって、滴定分析装置100
による洗浄液の有効成分濃度測定の測定間隔を、基準と
する測定間隔(TT)の2倍とさせる制御信号を滴定
分析装置100の制御手段30に出力する。 《ステップ11》有効成分濃度Dn〜Dn+4 の互いの濃
度差Aが標準であることがステップ9において判別さ
れ、これによって、滴定分析装置100による洗浄液の
有効成分濃度測定の測定間隔を、基準とする測定間隔
(TT)のままとさせる制御信号を滴定分析装置10
0の制御手段30に出力する。
【0042】《ステップ12》滴定分析装置100で得
た有効成分濃度をDD11,DD22,DD33,……を、演
算手段31から取り込んだ後、図5に示す所定の有効成
分濃度記憶部203に記憶させる。なお、この有効成分
濃度記憶部203のそれぞれには、有効成分濃度D
D11,DD22,DD33,……とともに測定時間も記憶さ
れる。そして、このステップ12では、有効成分濃度記
憶部200に記憶された有効成分濃度Dn〜Dn+4 の測
定時間と、有効成分濃度記憶部203に記憶された有効
成分濃度DD11,DD22,DD33,……の測定時間とを
比較し、その結果、測定時間が最も近い有効成分濃度同
士を互いに比較する。なお、以下は、滴定分析装置10
0で測定した有効成分濃度DD11の測定時間と、連続分
析装置104で測定した有効成分濃度Dn+3 の測定時間
とが最も近似しているとして説明を行う。
た有効成分濃度をDD11,DD22,DD33,……を、演
算手段31から取り込んだ後、図5に示す所定の有効成
分濃度記憶部203に記憶させる。なお、この有効成分
濃度記憶部203のそれぞれには、有効成分濃度D
D11,DD22,DD33,……とともに測定時間も記憶さ
れる。そして、このステップ12では、有効成分濃度記
憶部200に記憶された有効成分濃度Dn〜Dn+4 の測
定時間と、有効成分濃度記憶部203に記憶された有効
成分濃度DD11,DD22,DD33,……の測定時間とを
比較し、その結果、測定時間が最も近い有効成分濃度同
士を互いに比較する。なお、以下は、滴定分析装置10
0で測定した有効成分濃度DD11の測定時間と、連続分
析装置104で測定した有効成分濃度Dn+3 の測定時間
とが最も近似しているとして説明を行う。
【0043】《ステップ13》滴定分析装置100で測
定した有効成分濃度DD11と、連続分析装置104で測
定した有効成分濃度Dn+3 との差の絶対値をとり、この
絶対値が、基準値記憶部202に予め記憶されている基
準値Cより小さいか否かを判断し、大きいと判断された
NOの場合にステップ14に進み、また、小さいと判断
されたYESの場合にステップ16に進む。 《ステップ14》〜《ステップ15》装置に異常が生じ
ているとして、滴定分析装置100の制御手段30及び
連続分析装置104の制御手段52に対して、測定手段
101及び105を停止させるための制御信号・を
出力する。
定した有効成分濃度DD11と、連続分析装置104で測
定した有効成分濃度Dn+3 との差の絶対値をとり、この
絶対値が、基準値記憶部202に予め記憶されている基
準値Cより小さいか否かを判断し、大きいと判断された
NOの場合にステップ14に進み、また、小さいと判断
されたYESの場合にステップ16に進む。 《ステップ14》〜《ステップ15》装置に異常が生じ
ているとして、滴定分析装置100の制御手段30及び
連続分析装置104の制御手段52に対して、測定手段
101及び105を停止させるための制御信号・を
出力する。
【0044】《ステップ16》滴定分析装置100で測
定した有効成分濃度DD11と、連続分析装置104で測
定した有効成分濃度Dn+3 との比、すなわち「DD11/
Dn+3 」を求め、この比を、連続分析装置104で測定
した有効成分濃度Dn〜Dn+4 に乗じて、該有効成分濃
度Dn〜Dn+4を補正する。なお、このような補正を行
った結果は連続分析装置104の演算手段51に供給
し、この演算手段51に設けられた図示しない表示部に
表示させるようにする。また、このステップ16では、
ステップ1で設定した常数Kに1を加える。
定した有効成分濃度DD11と、連続分析装置104で測
定した有効成分濃度Dn+3 との比、すなわち「DD11/
Dn+3 」を求め、この比を、連続分析装置104で測定
した有効成分濃度Dn〜Dn+4 に乗じて、該有効成分濃
度Dn〜Dn+4を補正する。なお、このような補正を行
った結果は連続分析装置104の演算手段51に供給
し、この演算手段51に設けられた図示しない表示部に
表示させるようにする。また、このステップ16では、
ステップ1で設定した常数Kに1を加える。
【0045】《ステップ17》常数Kが10を越えてい
ないか否かを判断し、常数Kが10を越えないYESの
場合に次のステップ18に進み、また、常数Kが10を
越えたNOの場合に、例えば、加熱分解手段42内の触
媒42Bが交換の時期にあるとして、滴定分析装置10
0の測定手段100、及び連続分析装置104の測定手
段105を停止させるための制御信号・を出力する
(ステップ14・15) 《ステップ18》Dnの「n」を「n+5」として、上
述したステップ2〜18を繰り返す。
ないか否かを判断し、常数Kが10を越えないYESの
場合に次のステップ18に進み、また、常数Kが10を
越えたNOの場合に、例えば、加熱分解手段42内の触
媒42Bが交換の時期にあるとして、滴定分析装置10
0の測定手段100、及び連続分析装置104の測定手
段105を停止させるための制御信号・を出力する
(ステップ14・15) 《ステップ18》Dnの「n」を「n+5」として、上
述したステップ2〜18を繰り返す。
【0046】以上詳細に説明したように図4で示す制御
内容の自動液管理システムでは、連続分析装置104の
測定結果である有効成分濃度Dn を複数求め、これら有
効成分濃度Dn の濃度差(=A)に基づき、滴定分析装
置100による洗浄液の有効成分濃度の測定間隔を決定
した。すなわち、連続分析装置104にて測定された有
効成分濃度Dn の濃度差(=A)が小さい場合に、洗浄
液の有効成分が安定した状態にあるとして、滴定分析装
置100による洗浄液の有効成分の測定間隔を長くする
ようにし(ステップ5〜ステップ11)、これによっ
て、例えば滴定分析装置100のランニングコストを低
く抑える効果が得られる。
内容の自動液管理システムでは、連続分析装置104の
測定結果である有効成分濃度Dn を複数求め、これら有
効成分濃度Dn の濃度差(=A)に基づき、滴定分析装
置100による洗浄液の有効成分濃度の測定間隔を決定
した。すなわち、連続分析装置104にて測定された有
効成分濃度Dn の濃度差(=A)が小さい場合に、洗浄
液の有効成分が安定した状態にあるとして、滴定分析装
置100による洗浄液の有効成分の測定間隔を長くする
ようにし(ステップ5〜ステップ11)、これによっ
て、例えば滴定分析装置100のランニングコストを低
く抑える効果が得られる。
【0047】一方、電位差滴定法を用いることにより洗
浄液中の有効成分濃度を測定する滴定分析装置100の
測定結果と、洗浄液中の有効成分から酸素ガスを発生さ
せ、かつこの酸素ガスの濃度を測定することでリアルタ
イムの分析が可能な連続分析装置104の測定結果との
比を求め、この比に基づき、連続分析装置104の測定
結果を補正するようにしたので(ステップ16)、加熱
分解手段42内の触媒42Bが経時変化して、連続分析
装置104の測定結果が不安定となった場合に、これに
有効に対処することができ、その結果、連続分析装置1
04による濃度分析を常時正確に行わせることができる
効果が得られる。
浄液中の有効成分濃度を測定する滴定分析装置100の
測定結果と、洗浄液中の有効成分から酸素ガスを発生さ
せ、かつこの酸素ガスの濃度を測定することでリアルタ
イムの分析が可能な連続分析装置104の測定結果との
比を求め、この比に基づき、連続分析装置104の測定
結果を補正するようにしたので(ステップ16)、加熱
分解手段42内の触媒42Bが経時変化して、連続分析
装置104の測定結果が不安定となった場合に、これに
有効に対処することができ、その結果、連続分析装置1
04による濃度分析を常時正確に行わせることができる
効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
発明によれば、電位差滴定法を用いることにより処理液
中の有効成分濃度が測定される滴定分析装置の測定結果
と、処理液中の有効成分から酸素ガスを発生させ、かつ
この酸素ガスの濃度を測定することでリアルタイムの分
析が可能な連続分析装置の測定結果との濃度差を求め、
この濃度差に基づき、連続分析装置の測定結果を補正す
るようにしたので、例えば、連続分析装置内の有効成分
を分解するための触媒等が経時変化して、連続分析装置
の測定結果が不安定となった場合に、これに有効に対処
することができ、その結果、連続分析装置による処理液
中の有効成分の濃度測定を常時正確に行わせることがで
きる効果が得られる。
発明によれば、電位差滴定法を用いることにより処理液
中の有効成分濃度が測定される滴定分析装置の測定結果
と、処理液中の有効成分から酸素ガスを発生させ、かつ
この酸素ガスの濃度を測定することでリアルタイムの分
析が可能な連続分析装置の測定結果との濃度差を求め、
この濃度差に基づき、連続分析装置の測定結果を補正す
るようにしたので、例えば、連続分析装置内の有効成分
を分解するための触媒等が経時変化して、連続分析装置
の測定結果が不安定となった場合に、これに有効に対処
することができ、その結果、連続分析装置による処理液
中の有効成分の濃度測定を常時正確に行わせることがで
きる効果が得られる。
【0049】第2の発明によれば、連続分析装置の測定
結果である有効成分濃度を複数求め、この複数の有効成
分濃度の濃度差に基づき、滴定分析装置による処理液の
有効成分濃度の測定間隔を決定した。すなわち、連続分
析装置にて測定された有効成分濃度の濃度差が予め設定
した設定値より小さい場合に、処理液の有効成分が安定
した状態にあるとして、滴定分析装置による処理液の有
効成分の測定間隔を長くするようにし、これによって、
例えば滴定分析装置のランニングコストを低く抑えるこ
とができる効果が得られる。
結果である有効成分濃度を複数求め、この複数の有効成
分濃度の濃度差に基づき、滴定分析装置による処理液の
有効成分濃度の測定間隔を決定した。すなわち、連続分
析装置にて測定された有効成分濃度の濃度差が予め設定
した設定値より小さい場合に、処理液の有効成分が安定
した状態にあるとして、滴定分析装置による処理液の有
効成分の測定間隔を長くするようにし、これによって、
例えば滴定分析装置のランニングコストを低く抑えるこ
とができる効果が得られる。
【図1】自動液管理システムの全体概略構成図。
【図2】システム制御部103内の制御内容(一)を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図3】滴定分析装置100で測定された有効成分濃度
と、連続分析装置で測定された有効成分濃度との関係を
示すグラフ。
と、連続分析装置で測定された有効成分濃度との関係を
示すグラフ。
【図4】システム制御部103内の制御内容(二)を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図5】図4に対応したシステム制御部103のブロッ
ク図。
ク図。
30 制御手段 31 演算手段 51 演算手段 52 制御手段 100 滴定分析装置 101 測定手段 103 システム制御部 104 連続分析装置 105 測定手段
Claims (2)
- 【請求項1】 過酸化水素、オゾン等の活性酸素を発生
させる成分を含む処理液を一定量サンプリングし、この
サンプリングされた処理液に試薬を滴下し、該試薬の滴
下に伴って変化する酸化還元電位の変化と、該試薬の滴
下量とに基づき、処理液に含まれる成分を定量して、該
成分の濃度を測定するようにした滴定分析装置と、 前記処理液中の成分を分解して酸素ガスを発生させ、こ
の酸素ガスの濃度に基づき処理液中の成分の濃度を、リ
アルタイムで連続測定するようにした連続分析装置と、 これら滴定分析装置により測定された成分濃度と、連続
分析装置により測定された成分濃度とに基づき、連続分
析装置により測定された成分濃度を補正するシステム制
御部とを有し、 上記システム制御部は、滴定分析装置により測定された
成分濃度と、連続分析装置により測定された成分濃度と
の濃度差を演算し、この濃度差に基づき、連続分析装置
により測定された成分濃度を補正することを特徴とする
自動液管理システム。 - 【請求項2】 過酸化水素、オゾン等の活性酸素を発生
させる成分を含む処理液を一定量サンプリングし、この
サンプリングされた処理液に試薬を滴下し、該試薬の滴
下に伴って変化する酸化還元電位の変化と、該試薬の滴
下量とに基づき、処理液に含まれる成分を定量し、該成
分の濃度を測定するようにした滴定分析装置と、 前記処理液中の成分を分解して酸素ガスを発生させ、こ
の酸素ガスの濃度に基づき処理液中の成分の濃度を、リ
アルタイムで連続測定するようにした連続分析装置と、 前記連続分析装置により測定された成分濃度に基づき、
前記滴定分析装置の測定間隔を調整するシステム制御部
とを有し、 上記システム制御部は、前記連続分析装置の測定結果で
ある成分濃度を複数求め、これら成分濃度の濃度差が、
予め設定した設定値より小さい場合に、前記滴定分析装
置による成分濃度の測定間隔を長く設定することを特徴
とする自動液管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7166592A JPH0674931A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 自動液管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7166592A JPH0674931A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 自動液管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0674931A true JPH0674931A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=13467127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7166592A Withdrawn JPH0674931A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 自動液管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0674931A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010066253A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-03-25 | Kyoto Biseibutsu Kenkyusho | 抗酸化強度の測定方法及びその装置 |
JP2012178424A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | エッチング液濃度管理装置 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP7166592A patent/JPH0674931A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010066253A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-03-25 | Kyoto Biseibutsu Kenkyusho | 抗酸化強度の測定方法及びその装置 |
JP2012178424A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | エッチング液濃度管理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |