JPH0933469A - 薬液組成モニタ方法およびその装置 - Google Patents

薬液組成モニタ方法およびその装置

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JPH0933469A
JPH0933469A JP22867195A JP22867195A JPH0933469A JP H0933469 A JPH0933469 A JP H0933469A JP 22867195 A JP22867195 A JP 22867195A JP 22867195 A JP22867195 A JP 22867195A JP H0933469 A JPH0933469 A JP H0933469A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 過酸化水素、アンモニア、水からなる薬液に
おける過酸化水素とアンモニアの濃度を精度よく検出で
きるようにする。検出セルの損傷の防止。 【構成】 ステップ1では、バルブ5、6、7を破線状
態、8を実線状態にし、ループ11〜14、23、24
内を純水で満たす。ステップ2では、5を実線状態に切
り替え、薬液を11に満たす。ステップ3では、6を実
線状態に切り替え、11〜14内を純水および薬液を循
環させ、希釈液を作る。ステップ4では、7を実線状態
に切り替え、14に充填されていた希釈液を更に純水に
より希釈して測定部21を通過させ、過酸化水素とアン
モニア濃度に依存した導電率を測定する。ステップ5で
は、7を破線状態に切り替え、14内を希釈液で満た
す。また8を破線状態にし23、24をホウ酸溶液で満
たす。ステップ6では、7と8を実線状態に切り替え、
アンモニア濃度のみに依存した導電率を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばSiウェハ
などの洗浄に使用される過酸化水素、アンモニアおよび
水からなる洗浄薬液の組成モニタ方法およびそのための
モニタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】Siウェハなどの洗浄に用いられる過酸
化水素とアンモニアの混合溶液からなる洗浄薬液は、し
ばしば60℃程度にまで加熱されるため、過酸化水素は
熱分解され、またアンモニアが蒸発し洗浄薬液の組成が
経時変化する。そこで洗浄薬液の組成をモニタすること
が必要となる。
【0003】過酸化水素の検出法として紫外吸収を利用
した方法がある。過酸化水素は溶液中では、 H22 =HO2 -+H+ (20℃における平衡定数は1.5×10-12 )の解離
平衡状態にある(1979年、「コットン・ウィルキン
ソン 基礎無機化学」、初版、培風館、305頁参
照)。紫外光の吸収率はHO2 -がH22 に比べ4〜5
0倍大きいものの、解離状態から、pH6以下ではHO
2 -の存在を無視することができ、紫外吸収を過酸化水素
の定量に用いることができる。しかし、過酸化水素とア
ンモニアの混合溶液では、H22 の解離が促進される
ため、HO2 -による紫外吸収の寄与が大きくなり無視す
ることができなくなる。
【0004】これに対処したものとして、特開昭61−
281532号公報に記載されたものがある。この方法
では、洗浄薬液に酸を添加してpHを4以下にした試薬
を調製し、これと洗浄薬液そのものに300nmの紫外
線を照射してそれぞれの吸光度を測定する。そして、前
者の吸光度から過酸化水素の濃度を検出し、後者の吸光
度と過酸化水素の濃度からアンモニア濃度を算出する。
【0005】一方、アンモニア濃度の検出方法として導
電率を測定する方法がある。アンモニアは溶液中では、 NH3 +H2 O=NH4 ++OH- (25℃における平衡定数は1.81×10-5)の解離
平衡状態にあり(1979年、「コットン・ウィルキン
ソン 基礎無機化学」、初版、培風館、281頁参
照)、溶液の導電率と平衡定数から溶液中の濃度を算出
することができる。しかし、酸または他のアルカリが添
加された場合には、解離状態が大きく影響を受けるため
導電率から直ちに濃度を求めることは不可能になる。ま
た、高いpHの状態では、大量のNH3 が解離せずに残
るため、測定の感度が低下する。
【0006】上述したように、過酸化水素は紫外吸収
で、アンモニアは導電率で検出できるが、いずれも感度
がpHに依存し、過酸化水素、アンモニア、水とからな
る洗浄薬液の場合、アンモニア濃度が紫外吸収に、過酸
化水素濃度が導電率に影響を与える。そこで、特開昭6
2−8040号公報では、紫外吸収および導電率と、両
成分の濃度の関係を実験的に求め、得られた式を用いて
両成分の濃度を算出している。この方式を用いた洗浄装
置のブロック図を図10に示す。
【0007】Siウェハなどの洗浄が行われる洗浄槽3
4から洗浄薬液の一部を試料液として取り出し、第1の
計測部35において溶液中の酸素による紫外線吸収量を
計測する。第1の計測部35において用いた試料液また
は洗浄槽34から別に取り出した試料液を用いて、第2
の計測部36において、溶液中のアンモニウムイオン量
による導電率を計測する。両計測データをインターフェ
イスを介して演算機能ブロック37へ導き、ここで予め
設定されている計算式に従って過酸化水素とアンモニア
の濃度を算出する。次いで、この計算値を比較機能ブロ
ック38において設定値と比較し、指令機能ブロック3
9を介して弁ないしポンプを操作して、過酸化水素タン
ク31、アンモニアタンク32、純水タンク33の液を
洗浄槽34へ供給する。
【0008】ところで、送液ポンプで、試料液、試薬、
キャリア液を連続送液し、途中に設けた流路切替バルブ
を切り換えることによりこれらの液を混合し反応させた
後、下流側で吸光度などをフローセルを持つ検出器によ
り検出して、試料中の分析成分の濃度を定量する方法が
実用化されている。フローインジェクション分析法(以
下、FIA法と記す)(1987年、「分析化学実験ハ
ンドブック」、丸善、629〜634頁 参照)と呼ば
れるこの分析方法は、ポンプ流速、配管の長さ、バルブ
切替時間等を制御することで、反応の正確な制御が容易
で、少量の試料でも精度よく定量分析できる。また、自
動化も容易である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開昭61−
281532号公報、特開昭62−8040号公報に記
載された方法では、薬液そのもの(あるいはこれに酸溶
液を加えたもの)を測定の対象としているため、以下の
不都合が生じる。洗浄薬液は一般に高濃度に薬品を含ん
でいるため、発泡しやすく、例えば紫外線吸収測定部に
おけるフローセル(検出セル)で発泡があった場合に
は、誤ったデータを検出することになる。また、試料液
が高濃度であるため検出セルの劣化が速く、長期の使用
に耐えられない。さらに、高濃度の試料液の測定では高
い精度の測定が困難となる。
【0010】また、これらの従来例では、2台の測定部
(2台の紫外線吸収測定部または紫外線吸収測定部と導
電率測定部)が必要となり、また、データをコンピュー
タに入力するためのインターフェースも2つ必要とな
る。このため装置が大型化し、コストも高くなる。ま
た、特開昭62−8040号公報の方法のように、相互
に依存し合う2つの測定値を用いて濃度を求める方法で
は、測定誤差が累積されやすいため、精度の高いデータ
を得ることが困難である。
【0011】したがって、この発明の目的とするところ
は、装置を大型化することなく、高い精度で薬液中の濃
度を検出しうるようにすることである。また、検出素子
の劣化・損傷を抑えることができるようにすることであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の薬液組成モニタ方法は、(1)過酸化水
素、アンモニアおよび水からなる薬液を純水にて希釈
し、この希釈された薬液の導電率を測定する過程と、
(2)前記薬液の酸溶液および純水にて希釈された液を
調製し、この液の導電率を測定する過程と、(3)前記
第(2)の過程において求められた導電率から前記薬液
中のアンモニア濃度を確定し、このアンモニア濃度と前
記第(1)の過程で求められた導電率に基づいて前記薬
液中の過酸化水素濃度を確定する過程と、を含んでい
る。
【0013】また、本発明の薬液組成モニタ装置は、ア
ンモニア、過酸化水素および水からなる薬液を供給する
薬液供給部と、酸溶液を供給する酸溶液供給部と、純水
を供給する純水供給部と、各供給部の下流側に設置され
た複数の流路切替バルブと、いずれかの流路切替バルブ
の下流に設置された混合器と、前記混合器の下流に設置
された導電率測定部とを備え、前記流路切替バルブを切
り換えることにより、前記混合部および前記導電率測定
部に、純水のみを、純水と薬液を、および、薬液と純水
と酸溶液を、順次導入する流路を設定できるようになさ
れている。
【0014】
【作用】アンモニアは溶液中では、 NH3 +H2 O=NH4 ++OH- (25℃における平衡定数は1.81×10-5)の解離
平衡状態にあり、NH4 +が溶液の導電率を決定する。し
かし、上述したように、アンモニア溶液の導電率は過酸
化水素の影響をうける。そこで、本発明においては、薬
液を希釈するとともにこれに酸溶液を加えることにより
アンモニアの解離進め、導電率が過酸化水素の濃度に依
存しないようにする。すなわち、pH6以下ではNH3
の存在を無視できるようになるが、この状態を作ること
により、溶液の導電率がアンモニアの濃度のみに依存す
るようにする。
【0015】前述の目的で添加する酸としてホウ酸を使
用することが好都合である。それは、ホウ酸溶液自体の
導電率は非常に低いので、ホウ酸溶液をキャリア液とす
ることで、良好なS(シグナル)/B(バックグラウン
ド)比での導電率検出が可能となるからである。図9
(a)に、20mmol/lのホウ酸溶液を添加したと
きの、過酸化水素濃度をパラメータとした、アンモニア
濃度と導電率との関係の測定結果を示す。同図に示され
るように、上記濃度のホウ酸を添加した場合には、測定
された導電率からアンモニア濃度は一意的に決定され
る。
【0016】本発明では、酸溶液および純水で希釈され
た薬液の導電率を測定するのに先立って、純水で希釈し
た薬液の導電率の測定が行われる。この導電率は、アン
モニアおよび過酸化水素の両方の濃度に依存している。
しかし、一方の(この場合はアンモニア)濃度が確定し
ている場合には、この両者に依存している導電率と一方
の濃度とから他方の(この場合は過酸化水素)濃度は一
意的に求めることができる。図9(b)に、過酸化水素
濃度をパラメータとした、アンモニア濃度と導電率との
関係の測定結果を示す(図示した場合とは逆に、アンモ
ニア濃度をパラメータとして過酸化水素濃度と導電率と
の関係を求めておくこともできる)。この測定データを
コンピュータのメモリに格納しておき、導電率測定時に
このデータを参照することにより過酸化水素の濃度を算
出することができる。
【0017】本発明においては、FIA法を応用し、流
路切替バルブを操作して薬液の希釈液を作りその導電率
を測定した後、さらに流路切替バルブを操作してこの希
釈液にホウ酸溶液などの酸溶液を添加して導電率を測定
する。したがって、検出器およびこれに伴うインターフ
ェイスも1台で済ますことができる。ここで、洗浄薬液
や酸溶液の導入量は流路切替バルブに取り付けた細管の
容量で所定値に固定でき、コンピュータと接続すること
で、バルブの切替時間、ポンプ流量などの測定条件もま
た容易に精度よく制御できるので、洗浄薬液は自動操作
により精度よく希釈され、希釈された洗浄薬液の測定も
また精度よく行われるので、高精度で再現性のよい自動
薬液モニタが可能となる。また、通常導入される薬液の
容量は数十μl程度であるので、モニタのために採取さ
れる薬液量を実洗浄動作に影響を与えない範囲に抑える
ことができる。さらに、検出器に濃厚な薬液が定常的に
導入されることがないので、検出セルの劣化・損傷が抑
えられ長期的に信頼性のある測定が行える。また、検出
セル内の発泡を抑えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の薬液組成
モニタ装置の一実施形態を示す概略構成図である。同図
に示すように、洗浄槽(図示なし)より取り出された洗
浄液は、冷却器15、脱泡器16を経由して、六方バル
ブ構成の流路切替バルブ5に送り込まれる。不要の洗浄
液は脱泡器16から逆止弁17を介して廃棄される。純
水は、送液ポンプ1を介して、またホウ酸溶液は、送液
ポンプ4を介して六方バルブ構成の流路切替バルブ8へ
送り込まれる。純水は、また、四方バルブ構成の流路切
替バルブ6および送液ポンプ3を介して六方バルブ構成
の流路切替バルブ7へ送り込まれる。
【0019】流路切替バルブ間にはループ12、13、
23、24が設けられている。また、流路切替バルブ5
には、洗浄液を所定量保持するためのループ11が設け
られており、流路切替バルブ7には、希釈洗浄液を所定
量保持するためのループ14が設けられている。ここ
で、ループ12およびループ13の容量はループ11、
14の容量の数十倍になされている。各流路切替バルブ
は、それぞれ実線状態と破線状態に切り換えられる。流
路切替バルブ8より送出された希釈薬液は、混合器20
を介して導電率検出部21に送り込まれる。
【0020】次に、図1の薬液組成モニタ装置の動作に
ついて説明する。第1のステップでは、図2に示すよう
に、流路切替バルブ5、6、7は破線状態に操作され、
流路切替バルブ8は実線状態に操作される。この状態で
は、洗浄液およびホウ酸溶液はそれぞれ流路切替バルブ
5、8を介して廃棄され、すべてのループは純水より満
たされる。第2のステップでは、図3に示すように、流
路切替バルブ5が実線状態に切り換えられる。この状態
では、冷却器15により冷却され、脱泡器16により泡
の除かれた洗浄液が流路切替バルブ5を介してループ1
1に送り込まれ、ループ11がこの液により満たされ
る。これ以外のループは純水により満たされたままであ
る。
【0021】第3のステップでは、図4に示すように、
流路切替バルブ5が破線状態に、また流路切替バルブ6
が実線状態に切り換えられる。これにより、ループ1
1、ループ13、ポンプ3、ループ14、ループ12を
含む循環流路が形成され、ループ11内に充填されてい
た洗浄薬液はこの循環流路内に取り込まれる。ポンプ3
を所定時間稼働することにより、循環流路内の液体は細
管内の流動により混合され、洗浄薬液は希釈される。よ
って、ループ14内には洗浄薬液の希釈液が満たされ
る。
【0022】第4のステップでは、図5に示すように、
流路切替バルブ7が実線状態に切り換えられる。これに
より、送液ポンプ1から流出する純水はループ14内に
充填されていた希釈洗浄薬液をループ23、ループ24
の純水により挟み込んだ状態で、混合器20へ押し出
す。細管内部での流動により、前述の希釈洗浄薬液は混
合器20内でループ23およびループ24内の純水と混
合された後、導電率測定部21内の導電率測定用フロー
セル22を通過する。このときの導電率は薬液を単に純
水で希釈したもので、過酸化水素濃度およびアンモニア
濃度に依存する値である。図8のAあるいはCはこの時
の信号の例である。この第4のステップにおいて、希釈
洗浄薬液の内ループ14に充填されたもの以外は、ルー
プ11、ループ13、ポンプ3、ループ12を含む循環
流路内を循環している。
【0023】第5のステップでは、図6に示すように、
流路切替バルブ7、8が破線状態に切り換えられる。こ
れにより、ループ23、24がホウ酸溶液により満たさ
れる。また、ループ11、ループ13、ポンプ3、ルー
プ14、ループ12を含む循環流路が再び形成されて、
この中を希釈洗浄薬液が循環する。このときの薬液の濃
度は,ループ14の容量がループ12、13に比較して
小さいことから、先にループ14に取り込まれた希釈薬
液の濃度とほとんど変わらない。
【0024】第6のステップでは、図7に示すように、
流路切替バルブ7、8が実線状態に切り換えられる。こ
れにより、送液ポンプ1から流出する純水は、ループ1
4内に充填されていた希釈洗浄薬液をループ23、ルー
プ24内のホウ酸溶液により挟み込んだ状態で、混合器
20へ押し出す。細管内部での流動により、前述の希釈
洗浄薬液は混合器20内でループ23およびループ24
内のホウ酸溶液と混合された後、導電率測定部21内の
導電率測定用フローセル22を通過する。このときの導
電率はアンモニア濃度のみに依存したものとなる。図8
のBあるいはDはこの時の信号の例である。得られた信
号Bの導電率を、予めコンピュータに保存されている、
アンモニア濃度と導電率との関係を示す検量線データ
〔図9(a)に示されているもの〕と対照し、データ処
理を行い、薬液中のアンモニア濃度を確定する。続い
て、先に得られた信号Aの導電率を、組成が既知で組成
の異なる数種の薬液の導電率を測定して作成したコンピ
ュータに予め保存されている検量線データ〔例えば図9
(b)に示されているもの〕と対照し、データ処理を行
い、薬液中の過酸化水素濃度を確定する。その後、再び
第1のステップの状態に全バルブを戻す。そして、第1
〜第6のステップを繰り返すことで薬液組成の連続モニ
タリングを行う。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過酸化水素とアンモニアと水とからなる洗浄薬液の組成
を、比較的簡素で小規模の装置により少ない薬液の採取
で高精度にかつ再現性よくモニタすることができる。ま
た、検出器に濃厚な薬液が定常的に導入されることがな
いので、検出セルの劣化・損傷を抑えることができ長期
的に信頼性のある測定を行うことができる。したがっ
て、本発明によれば、この装置と薬液の供給装置とを組
み合わせることで、安定した洗浄が行え製品の信頼性が
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薬液組成モニタ装置の一実施例を示す
構成図である。
【図2】図1に示した薬液組成モニタ装置の動作を説明
するための構成図である。
【図3】図1に示した薬液組成モニタ装置の動作を説明
するための構成図である。
【図4】図1に示した薬液組成モニタ装置の動作を説明
するための構成図である。
【図5】図1に示した薬液組成モニタ装置の動作を説明
するための構成図である。
【図6】図1に示した薬液組成モニタ装置の動作を説明
するための構成図である。
【図7】図1に示した薬液組成モニタ装置の動作を説明
するための構成図である。
【図8】本発明の薬液組成モニタ装置による測定データ
例を示す図である。
【図9】本発明の薬液組成モニタ装置の作用を説明する
ためのアンモニア濃度と導電率との関係を示す特性図で
ある。
【図10】従来技術の薬液組成モニタ装置を説明するた
めの概略構成図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 送液ポンプ 5、6、7、8 流路切替バルブ 11、12、13、14、23、24 ループ 15 冷却器 16 脱泡器 17 逆止弁 20 混合器 21 導電率検出部 22 導電率測定用フローセル 31 過酸化水素タンク 32 アンモニアタンク 33 純水タンク 34 洗浄槽 35 第1の計測部 36 第2の計測部 37 演算機能ブロック 38 比較機能ブロック 39 指令機能ブロック

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)過酸化水素、アンモニアおよび水
    からなる薬液を純水にて希釈し、この希釈された薬液の
    導電率を測定する過程と、 (2)前記薬液の酸溶液および純水にて希釈された液を
    調製し、この液の導電率を測定する過程と、 (3)前記第(2)の過程において求められた導電率か
    ら前記薬液中のアンモニア濃度を確定し、このアンモニ
    ア濃度と前記第(1)の過程で求められた導電率に基づ
    いて前記薬液中の過酸化水素濃度を確定する過程と、を
    含む薬液組成モニタ方法。
  2. 【請求項2】 前記第(3)の過程においては、予め求
    められている過酸化水素濃度をパラメータとするアンモ
    ニア濃度に対する導電率の検量線データ、あるいは、予
    め求められているアンモニア濃度をパラメータとする過
    酸化水素濃度に対する導電率の検量線データを参照する
    ことにより、過酸化水素濃度を確定することを特徴とす
    る請求項1記載の薬液組成モニタ方法。
  3. 【請求項3】 前記第(2)の過程において用いられる
    酸溶液がホウ酸溶液であることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の薬液組成モニタ方法。
  4. 【請求項4】 前記第(2)の過程において調製された
    液のpHが6以下であることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の薬液組成モニタ方法。
  5. 【請求項5】 アンモニア、過酸化水素および水からな
    る薬液を供給する薬液供給部と、酸溶液を供給する酸溶
    液供給部と、純水を供給する純水供給部と、各供給部の
    下流側に設置された複数の流路切替バルブと、いずれか
    の流路切替バルブの下流に設置された混合器と、前記混
    合器の下流に設置された導電率測定部とを備え、前記流
    路切替バルブを切り換えることにより、前記混合部およ
    び前記導電率測定部に、純水のみを、純水と薬液を、お
    よび、薬液と純水と酸溶液を、順次導入する流路を設定
    できることを特徴とする薬液組成モニタ装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の流路切替バルブが、 薬液供給部と廃水路と第1のバイパス路に接続された、
    六方バルブあるいは六方バルブと同等の機能を有するバ
    ルブからなる第1のバルブと、 純水供給部と酸溶液供給部と混合部と廃水路に接続され
    た、六方バルブあるいは六方バルブと同等の機能を有す
    るバルブからなる第2のバルブと、 純水供給部と第1のバルブと廃水路に接続された、四方
    バルブあるいは四方バルブと同等の機能を有するバルブ
    からなる第3のバルブと、 前記第1、第2および第3のバルブ並びに第2のバイパ
    ス路に接続された、六方バルブあるいは六方バルブと同
    等の機能を有するバルブからなる第4のバルブと、によ
    り構成されていることを特徴とする請求項5記載の薬液
    組成モニタ装置。
  7. 【請求項7】 前記薬液供給部には冷却装置と脱泡器と
    が備えられており、前記脱泡器からの不要液は逆止弁を
    介して廃水されることを特徴とする請求項5または請求
    項6記載の薬液組成モニタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009098128A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Tokyo Electron Ltd 液処理装置および処理液供給方法

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JP2009098128A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Tokyo Electron Ltd 液処理装置および処理液供給方法

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JP2677263B2 (ja) 1997-11-17

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