JPH0755681B2 - 充填済みの側弁式包装袋の口封装置 - Google Patents

充填済みの側弁式包装袋の口封装置

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JPH0755681B2
JPH0755681B2 JP8825087A JP8825087A JPH0755681B2 JP H0755681 B2 JPH0755681 B2 JP H0755681B2 JP 8825087 A JP8825087 A JP 8825087A JP 8825087 A JP8825087 A JP 8825087A JP H0755681 B2 JPH0755681 B2 JP H0755681B2
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勝彦 小島
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株式会社中島製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 弁口部内面に接着剤が塗布乾燥させられた側弁式包装袋
を用い、前段の工程において粉粒体充填装置によりその
側弁式包装袋に粉粒体を充填した後、搬入されてきたそ
の充填済みの側弁式包装袋の弁口部を口封する装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種の口封装置としては、例えば特開昭59−21
8837号公報に開示されたものがある。同号公報に記載さ
れている口封装置は、前工程において粉粒体が充填さ
れ、搬入されてきた充填済みの側弁包装袋を、その弁口
部を前向きかつ上向きにし水平状態で搬送コンベヤ上に
支持して搬送する。そして、搬送コンベヤにより充填済
み包装袋が第1の所定位置まで搬送された時その搬送コ
ンベヤを一旦停止させ、この位置において、袋内部に粉
粒体が充填されたため袋全体が外方へ膨らんで弁口部が
曲面状となることから弁口裂け目が重合して閉塞状態と
なっているその弁口を開かせる工程が行われる。この工
程は、押え板を傾斜姿勢で弁口部外面に接触させ、その
弁口部を押圧して傾斜平面状に整形した後、その押圧力
を局部的に残して開放することにより実施される。そし
て、同じ位置において、弁口がスリット状に開かれ、外
面への局部的な押圧力によって袋内部と弁口部内方との
連通が遮断された弁口部の内面に、噴射ノズルにより圧
縮空気を吹き付けて接着剤塗布乾燥面に付着している粉
粒体を吹き飛ばす。このようにして弁口部の接着剤塗布
乾燥面が清浄にされると、搬送コンベヤを駆動させてそ
の充填済みの包装袋をさらに前方へ搬送し、第2の所定
位置で搬送コンベヤを再び停止させる。そして、この位
置において、熱板を弁口部外面に接着させ、弁口部内面
に塗布乾燥させられている接着剤を加熱して賦活すると
ともに、弁口部外面を押圧してその内面を接着させるこ
とにより口封する。口封が完了すると、熱板を退去さ
せ、搬送コンベヤを再び駆動させて充填済み包装袋を搬
出する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
特開昭59−218837号公報に記載されている、充填済みの
側弁式包装袋の口封装置は上述したように構成されてお
り、粉粒体充填装置による粉粒体の充填作業に続いて、
充填済みの包装袋の口封作業を確実に行ない製品の口封
不良を無くそうとしたものである。しかしながら、同号
公報に記載された口封装置においては、熱板による接着
口封工程に先立って弁口部の接着剤塗布乾燥面を清浄に
しているが、そのクリーニング工程終了後に搬送コンベ
ヤを駆動させて熱板が配設された次の接着口封位置へ充
填済み包装袋を搬送するようにしている。この搬送距離
は僅かなものであるが、口封がなされていない状態で充
填済み包装袋が搬送されるため、その搬送中や搬送コン
ベヤの起動、停止時に包装袋が受ける振動により、クリ
ーニング工程で折角弁口部内面から粉粒体が完全に除去
されていても、袋内部に充填されている粉粒体が僅かな
がら弁口部へ新たに食み出してくることがある。この結
果、接着口封位置では、接着剤塗布乾燥面に粉粒体が付
着した状態のまま、熱板で弁口部を加熱し押圧して接着
口封が行なわれてしまい、口封の不完全な製品が発生す
ることとなる。
この発明は、上記問題点を解決しようとしてなされたも
のであって、熱板による接着口封時において充填済み包
装袋の弁口部内面に粉粒体が付着することを完全に無く
し、製品の口封不良を皆無にすることができるような、
充填済み側弁式包装袋の口封装置を提供することを課題
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は上記課題を達成するための手段として、クリ
ーニング工程が行なわれる位置と接着口封工程が行なわ
れる位置、従って押え板の配設位置と熱板の配設位置と
を充填済み包装袋の搬送方向における同一位置にし、そ
れに伴って押え板を、弁口部の接触押圧作用及び局部的
押圧作用が確実に行われるとともに、熱板の動作が支障
なく行われるような構成を有するものとした。具体的に
は、この発明に係る、充填済みの側弁式包装袋の口封装
置は、前工程において粉粒体が充填され、搬入されてき
た充填済みの側弁式包装袋を、内面に接着剤が塗布され
乾燥させられたその弁口部を前向きかつ上向きにし水平
状態に支持して搬送する搬送コンベヤと、この搬送コン
ベヤにより前記包装袋が所定位置まで搬送された時その
搬送コンベヤを一旦停止させ、所定時間後に再び起動さ
せて包装袋を搬出するように駆動し制御する駆動及び制
御手段と、前記搬送コンベヤの上方に、搬送コンベヤの
上面と所定距離を介して配設され、搬入されてきた充填
済み側弁式包装袋をその上面側を押圧して整形する整形
ローラと、この整形ローラにより整形され前記所定位置
に搬送されてきた前記包装袋の弁口部外面に、水平面に
対し傾斜して下面が接触し、その弁口部を押圧して傾斜
平面状に整形してからその押圧力を開放することにより
弁口部の弁口裂け目をスリット状に開口させる、包装袋
に対し退去自在に支持された押え板と、前記包装袋の弁
口部外面を局部的に押圧して袋内部との連通を遮断する
塞き手段と、この塞き手段により袋内部との連通が遮断
され、かつ入口が開口状態にされている前記包装袋弁口
部の内面側に圧縮空気を吹き付けて、その接着剤塗布乾
燥面に付着している粉粒体を吹き飛ばす噴射ノズルと、
この噴射ノズルにより接着剤塗布乾燥面が清浄にされた
前記包装袋弁口部の外面に接触し加熱して接着剤を賦活
し、その弁口部を押圧してその内面を接着する、包装袋
に対し退去自在に支持された熱板とを備えてなる、充填
済みの側弁式包装袋の口封装置において、前記押え板
を、前記塞き手段となる塞き板部が形設された支持板部
と、この支持板部に、前記塞き板部と同一平面をなしそ
の塞き板部とで前記包装袋弁口部に対する接触押圧面を
形成する姿勢及び塞き板部に対し所定角度上方に回動し
た姿勢をとるように蝶着された回動板部とから構成し、
その回動板部を回動させる回動手段を配設するととも
に、前記熱板を前記押え板と搬送方向における同一位置
に配置し、前記押え板による包装袋弁口部の接触押圧、
押え板の前記回動板部の退避姿勢への回動、前記噴射ノ
ズルによる弁口部の接着剤塗布乾燥面への圧縮空気の吹
付け、及び前記熱板による包装袋弁口部の加熱押圧の各
工程を順次行なわせるように制御する工程制御手段を設
けたことを特徴とする。
〔作用〕
前工程において粉粒体が充填され、搬入されてきた充填
済みの側弁式包装袋が、搬送コンベヤによって搬送さ
れ、その搬送中に整形ローラにより整形されて、所定位
置に到達すると搬送コンベヤが停止して、充填済み包装
袋はその弁口部を前向きかつ上向きにして水平姿勢で搬
送コンベヤ上に支持される。そして、この位置におい
て、充填済み包装袋の弁口部外面に押え板の下面が傾斜
して接触し、押え板が弁口部を押圧しており、これによ
り弁口部が傾斜平面状に整形される。この状態から、押
え板の支持板部に蝶着された回動板部が所定角度上方に
回動すると、弁口部は塞き板部によって局部的に押圧さ
れた状態となり、弁口部の弁口がスリット状に開口す
る。このようにして弁口が開かれた弁口部の内面側に噴
射ノズルから圧縮空気を吹き付けると、弁口部内面に付
着していた粉粒体が吹き飛ばされて接着剤塗布乾燥面が
清浄にされる。この際、弁口部は塞き板部によって局部
的に押圧されており、袋内部との連通が遮断されている
ので、袋内部に充填されている粉粒体が弁口部側に出て
くることはない。弁口部の接着剤塗布乾燥面が清浄にさ
れると、弁口部外面に熱板が接触し、その熱により接着
剤が賦活されるとともに、熱板により弁口部が押圧され
て弁口部内円が接着される。この際、押え板の回動板部
は塞き板部に対して所定の角度上方に回動した退避状態
にあるので、熱板の動作が押え板により支障を受けるこ
とはない。また、弁口部内面が清浄にされた後、充填済
み包装袋は搬送されることなくそなままの状態で、弁口
部内面の接着口封が行なわれるので、その接着口封時に
おいて弁口部内面に新たに粉粒体が付着するようなこと
は決して起こらず、充填済み包装袋の口封は全て完全に
行なわれることとなる。口封が完了すれば、熱板及び押
え板は退去し、搬送コンベヤが再び起動して充填済み包
装袋は搬出される。
〔実 施 例〕
以下、この発明の好適な実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図ないし第3図はこの発明の1実施例を示し、第1
図は充填済みの側弁式包装袋の口封装置の要部を示す斜
視図、第2図はその全体の構成を概略的に表わした側面
図、第3図は同じく正面図である。この口封装置が適用
される包装袋は、第4図及び第5図に示すような側弁式
のものである。第4図は粉粒体が充填されていない空袋
の状態を示し、第5図は粉粒体が充填された充填済み包
装袋の外観を示す。この側弁式包装袋1は、上下両底部
が糊付けされ、両側部にガゼット2、2が形成されてお
り、上方左隅部に側弁部(弁口部)3を備えている。こ
の包装袋1は、例えばクラフト紙を用いて製作され、弁
口部3の内面には、例えばエチレンと酢酸ビニルとの共
重合体等から成るホットメルト性接着剤が加熱溶融状態
で塗布され、乾燥させられている。
第2図及び第3図において、この口封装置は、充填済み
の側弁式包装袋1を水平状態に支持して搬送する搬送コ
ンベヤ10並びにこの搬送コンベヤ10を駆動し所要の制御
を行なう駆動及び制御機構(図示せず)、搬送コンベヤ
10の上方に、搬送コンベヤ10の上面と所定距離を介して
配設され、弾発支持機構(図示せず)により鉛直方向に
付勢させて支持された整形ローラ12、この整形ローラ12
より前方側に、搬送コンベヤ10に支持されて搬送されて
くる充填済み包装袋1の、前向きかつ上向きになった弁
口部3に対応して配設された押え板14、噴射ノズル16及
び熱板18等から構成されている。押え板14は、第1図に
示すように、塞き板部22が形設された支持板部20に回動
板部24を係合部材26、26によって蝶着した構造を有して
いる。そして、支持板部20には支柱28が垂設固着されて
おり、これら一対の支柱28間に回動板部駆動用エアーシ
リンダ30のシリンダ胴部32が軸着されている。尚、図に
おいてエアー配管系は図示を省略している。他方、回動
板部24の上面には垂直板34を垂設固着し、この垂直板34
に、前記エアーシリンダ30のピストンロッド36の先端部
が固着されピストンロッド36と連結した連結部材38が軸
着されている。このような構成の押え板14において、エ
アシリンダ30に圧縮空気を送ってそれを作動させると、
エアーシリンダ30はその胴部32を揺動させながらピスト
ンロッド36を出入させ、これにより、ピストンロッド3
6、連結部材38及び垂直板34を介して回動板部24を塞き
板部22に対し回動させ、回動板部24は、塞き板部22と同
一平面をなす姿勢と、塞き板部24に対しほぼ直角をなす
姿勢との両姿勢をとり得る。そして、押え板14全体は、
支持板部20に固着された保持部材40を介してシリンダア
ーム42の一端部に固着されそれに保持されており、シリ
ンダアーム42は押え板駆動用エアーシリンダ44のピスト
ンロッド46先端部に他端部が軸着されている。エアーシ
リンダ44は装置の機枠(図示せず)に揺動自在に支持さ
れており、このエアーシリンダ44を作動させることによ
り、押え板14を、第2図において実線で示す水平姿勢か
ら二点鎖線Pで示す傾斜姿勢へ移行させる。この移行動
作は、整形ローラ12の近傍に配設されているリミットス
イッチ48の接触子50が、搬送コンベヤ10により搬送され
てくる充填済み包装袋1に接触して実線で示す状態から
二点鎖線で示す状態となり、リミットスイッチ48が閉成
されてその信号がエアーシリンダ44のエアー配管に介設
された電磁弁(図示せず)に送られるこにより行なわれ
る。二点鎖線Pで示した傾斜姿勢の押え板14は、さら
に、搬送コンベヤ10により充填済み包装袋1が二点鎖線
Aで示した位置から二点鎖線Bで示す位置に搬送されて
移動することに伴い、包装袋1の前面部分で押されて二
点鎖線Qで示す傾斜姿勢に移行する。押え板14が二点鎖
線Qで示した状態に移行すると、搬送コンベヤ10を停止
させるようにしているが、この停止動作は、押え板駆動
用エアーシリンダ44に取り付けたセンサースイッチ52に
より押え板14の姿勢を検知して、この検知信号を搬送コ
ンベヤの駆動機構に送ることにより行なわれる。
熱板18は、第1図に示すようにその上面に固着された一
対の保持垂直板54を介して熱板側アーム56の一端部に軸
着され、それに保持されており、熱板側アーム56の他端
部は第2図に示すようにシリンダ側アーム58の一端部と
係合し、シリンダ側アーム58の他端部は熱板駆動用エア
ーシレンダ60のピストンロッド62の先端部に連結されて
いる。そして、エアーシリンダ60は装置の機枠に揺動自
在に支持されており、このエアーシリンダ60を作動させ
ることにより、熱板18が、第2図において実線で示す位
置から、二点鎖線で示す、充填済み包装袋1の弁口部3
の外面に当接する位置へと移動させられる。この熱板18
の動作は、工程制御機構(図示せず)により、噴射ノズ
ル16による弁口部3内面のクリーニング工程終了後のタ
イミングで行なわれる。この時、押え板14の回動板部24
は、第2図及び第3図において二点鎖線で示しているよ
うに、ほぼ90゜回動した退避状態にあり、このため、熱
板18の上記動作に対して支障を与えることがない。尚、
噴射ノズル16作動によるクリーニング工程及び熱板18作
動による接着口封工程の期間においては、押え板14の回
動板部24は退避状態にあるが、充填済み包装袋1の弁口
部3は、第3図において二点鎖線で示すように塞き板部
22により局部的に押圧されている。第3図中符号64は、
充填済み包装袋1をその弁口部3が丁度熱板18で押圧さ
れる位置に搬入されるよう両側からそれぞれ位置決めし
て案内するためのガイド板である。
次に、上記構成の口封装置における動作を第6−1図な
いし第6−6図に基づいて説明する。尚、これらの図に
おいて、それぞれの工程における動作説明に直接関係の
ないものについては図示を省略している。まず、前の工
程において粉粒体充填装置により粉粒体を充填された、
第5図に示すような充填済み包装袋1が搬入されてくる
と、その包装袋1を、弁口部3を前向きかつ上向きにし
搬送コンベヤ10上に水平状態で支持して搬送される。こ
の搬送過程で充填済み包装袋1は、第6−1図に示すよ
うに、整形ローラ12によりその上面側を押圧されて全体
がほぼ一定の膨らみ具合になるよう整形される。このよ
うに整形されながら搬送されて充填済み包装袋1が、第
6−2図おいて二点鎖線で示した位置を通過し実線で示
した位置に到達すると、リミットスイッチ48の接触子50
が包装袋1と接触して二点鎖線で示した状態から実線で
示した状態となり、リミットスイッチ48が閉成される。
このリミットスイッチ48が閉成されると、その信号によ
り上記した押え板駆動用エアーシリンダ44が作動し、押
え板14が二点鎖線で示した水平姿勢から下方へ回動して
実線で示した傾斜姿勢に移行する。充填済み包装袋1が
搬送コンベヤ10によってさらに前方へ搬送され、第6−
3図において二点鎖線で示した位置を通過し、押え板14
の下面に弁口部3の外面が接触した状態で押し進んで実
線で示した位置に達し、それに伴って押え板14が二点鎖
線で示した状態から上方へ回動して実線で示した状態に
なると、上記したセンサースイッチ52によりそれを検知
し、この検知信号が搬送コンベヤの駆動機構に送られて
搬送コンベヤ10が停止する。この間に、弁付き包装袋1
の弁口部3が押え板14により押圧されて傾斜平面状に整
形される。次いで、第6−4図に示すように、押え板14
の回動板14の回動板部24が、上記した回動板部駆動用エ
アーシリンダ30の作動により塞き板部22に対しほぼ90゜
上方に回動して退避する。この時、充填済み包装袋1の
弁口部3は、回動板部24の押圧力から開放され、局部的
に塞き板部22で押圧された状態となり、弁口部3の弁口
がスリット状に開口する。このように弁口が開口し、塞
き板部22によって袋内部との連通が遮断され袋内部に充
填された粉粒体が噴出しないようにされた弁口部3の内
面側に向かって、噴射ノズル16から圧縮空気を吹き付け
る。これにより、弁口部3内面に付着していた粉粒体が
吹き飛ばされ、接着剤塗布乾燥面が清浄にされる。尚、
この際、吹き飛ばされた粉粒体は直立状態の回動板部24
に衝突し、このため粉粒体が装置の広い範囲にわたって
散在してしまうことがある程度防止される。以上のクリ
ーニング工程が終了すると、上記した熱板駆動用エアー
シリンダ60が作動して、第6−5図に示すように、熱板
18が二点鎖線で示した位置から実線で示す位置へ移動し
て充填済み包装袋1の弁口部3の外面に接触する。熱板
18が弁口部3の外面に接触すると、その内面に塗布乾燥
させられた接着剤が熱板18の熱により賦活され、そして
熱板18により弁口部3が押圧されることによりその内面
側が接着されて口封される。この熱板18が移動する際に
は、押え板14の回動板部24は上方にほぼ90゜回動した退
避状態にあるので、熱板18の動作が押え板14により支障
を受けることはない。尚、図に示したこの例では、熱板
18が弁口部3に接触し押圧する期間中、押え板14は傾斜
姿勢にありその塞き板部24によって弁口部3を局部的に
押圧し続けているが、クリーニング工程が終了すれば押
え板14を上方に回動させて元の水平姿勢に戻し、その後
に熱板18を動作させるようにしても、その間に充填済み
包装袋1が振動するようなことはないから、袋内部から
弁口部3へ粉粒体が新たに食み出して接着剤塗布乾燥面
に付着することは起こらない。その場合でも、押え板14
の回動板部24を上方に退避させた状態にしておくことは
必要である。
以上のような過程により、充填済み包装袋1の口封が完
全に行なわれると、熱板18が元の位置に上昇して退去
し、次いで回動板部24が下方に回動して塞き板部22と同
一平面をなす元の状態にもどり、押え板14が上方に回動
して元の水平状態に復帰する。そして、再び搬送コンベ
ヤの駆動機構により搬送コンベヤ10が駆動されて、充填
済み包装袋1がこの口封装置から搬出される。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、この発明に係る口封装置により粉粒体充填済みの側
弁式包装袋の口封作業を行なうときは、熱板による接着
口封時において包装袋の弁口部内面に粉粒体が付着する
ようなことは完全に無くなるから、製品の口封不良とい
ったことを皆無にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の1実施例を示し、第1
図は充填済みの側弁式包装袋の口封装置の要部斜視図、
第2図は装置全体の構成を概略的に表わした側面図、第
3図は同じく正面図であり、第4図はこの口封装置が適
用される側弁式包装袋の空の状態を示す平面図、第5図
はその側弁式包装袋に粉粒体を充填した状態を示す斜視
図である。また第6−1図ないし第6−6図は、この口
封装置による口封作業の各工程を説明するための概略側
面図である。 1……側弁式包装袋、3……弁口部、 10……搬送コンベヤ、12……整形ローラ、 14……押え板、16……噴射ノズル、 18……熱板、20……支持板部、 22……塞き板部、24……回動板部、 30……回動板部駆動用エアーシリンダ、 44……押え板駆動用エアーシリンダ、 60……熱板駆動用エアーシリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前工程において粉粒体が充填され、搬入さ
    れてきた充填済みの側弁式包装袋を、内面に接着剤が塗
    布され乾燥させられたその弁口部を前向きかつ上向きに
    し水平状態に支持して搬送する搬送コンベヤと、この搬
    送コンベヤにより前記包装袋が所定位置まで搬送された
    時その搬送コンベヤを一旦停止させ、所定時間後に再び
    起動させて包装袋を搬出するように駆動し制御する駆動
    及び制御手段と、前記搬送コンベヤの上方に、搬送コン
    ベヤの上面と所定距離を介して配設され、搬入されてき
    た充填済み側弁式包装袋をその上面側を押圧して整形す
    る整形ローラと、この整形ローラにより整形され前記所
    定位置に搬送されてきた前記包装袋の弁口部外面に、水
    平面に対し傾斜して下面が接触し、その弁口部を押圧し
    て傾斜平面状に整形してからその押圧力を開放すること
    により弁口部の弁口裂け目をスリット状に開口させる、
    包装袋に対し退去自在に支持された押え板と、前記包装
    袋の弁口部外面を局部的に押圧して袋内部との連通を遮
    断する塞き手段と、この塞き手段により袋内部との連通
    が遮断され、かつ入口が開口状態にされている前記包装
    袋弁口部の内面側に圧縮空気を吹き付けて、その接着剤
    塗布乾燥面に付着している粉粒体を吹き飛ばす噴射ノズ
    ルと、この噴射ノズルにより接着剤塗布乾燥面が清浄に
    された前記包装袋弁口部の外面に接触し加熱して接着剤
    を賦活し、その弁口部を押圧してその内面を接着する、
    包装袋に対し退去自在に支持された熱板とを備えてな
    る、充填済みの側弁式包装袋の口封装置において、前記
    押え板を、前記塞き手段となる塞き板部が形設された支
    持板部と、この支持板部に、前記塞き板部と同一平面を
    なしその塞き板部とで前記包装袋弁口部に対する接触押
    圧面を形成する姿勢及び塞き板部に対し所定角度上方に
    回動した姿勢をとるように蝶着された回動板部とから構
    成し、その回動板部を回動させる回動手段を配設すると
    ともに、前記熱板を前記押え板と搬送方向における同一
    位置に配置し、前記押え板による包装袋弁口部の接触押
    圧、押え板の前記回動板部の退避姿勢への回動、前記噴
    射ノズルによる弁口部の接着剤塗布乾燥面への圧縮空気
    の吹付け、及び前記熱板による包装袋弁口部の加熱押圧
    の各工程を順次行なわせるように制御する工程制御手段
    を設けたことを特徴とする、充填済みの側弁式包装袋の
    口封装置。
JP8825087A 1987-04-09 1987-04-09 充填済みの側弁式包装袋の口封装置 Expired - Lifetime JPH0755681B2 (ja)

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