JPH0755474B2 - カセット刃物 - Google Patents

カセット刃物

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JPH0755474B2
JPH0755474B2 JP8256790A JP8256790A JPH0755474B2 JP H0755474 B2 JPH0755474 B2 JP H0755474B2 JP 8256790 A JP8256790 A JP 8256790A JP 8256790 A JP8256790 A JP 8256790A JP H0755474 B2 JPH0755474 B2 JP H0755474B2
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JP
Japan
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blade
cassette
cutting
glass
reel
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JP8256790A
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JPH03281195A (ja
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一▲吉▼ 小林
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株式会社吉田鐵工所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に安全合わせガラス(以下、安合ガラスと
いう)のガラス板とガラス板との間の樹脂からなる食み
出した中間膜を効果的に切削し得るようにしたカセット
刃物に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、乗用車、バス、トラック等の自動車他、
種々の車両のフロント、サイドガラス等には強化ガラス
や安合ガラスが使用されている。
上記したガラスのうち、安合ガラスは一般にガラス板と
ガラス板との間に、例えばビニル・ブチル系の樹脂シー
ト等の熱軟化樹脂(以下、中間膜という)を介装して積
層体とし、複数のこのような積層体をオートクレーブ内
に立設状態に並べて収容すると共に、加熱することによ
って製造されているが、加熱工程においてガラス板とガ
ラス板との間から中間膜の端部が食み出してしまう。
ガラスメーカ等の社内規定等によれば、このような中間
膜の食み出し許容寸法はこのガラス端面を中心として±
0.5mmとされている。
ところが、この公差は樹脂シート等の寸法管理により確
保することが難しいため、通常は多めに介装される結
果、中間膜はガラス端面から0.5mm以上食み出してしま
うので、少なくともそれ以上の食み出した中間膜は切削
しなければならない。
ところで、食み出した中間膜の切削作業に際しては、一
般に作業者等によるカッタを用いる、所謂作業による切
削方法が採用されている。
このようなカッタは被把持部である支持体により平板状
の所定長さの刃物を支持し、刃物の切れ味が悪くなると
その部位を切断して順次送り込むと共に固定する構成に
なるものである。
また、中間膜の切削作業能率の改善を目的として、例え
ば特開昭63-300889号公報において開示されているもの
のように、刃物をロボットに装着したものも知られてい
る。
以下、この刃物の概要を、刃物を備えたロボットの全体
構成説明図の第2図(a)及び(b)と、メカニカルハ
ンドの構成説明図の第3図及び第4図とに基づいて紹介
すると、作業床に立設された支持フレーム(10)により
X−Y方向に移動自在に支持されると共に、垂直なZ軸
心回りに回転自在に支持されてなるアーム(r1)を備えた
ロボット(r)のハンド(h)に、これに設けられた切
込み溝(h1)の所定位置に移送される刃物としてのエンド
レスカッタ(以下、カッタという)(2)が支持されて
いる。
より詳しくは、ハンド(h)の一方側のパネルの上下部
に回転自在に設けられた1対のプーリ(4)と(5)と
に掛装された無端ベルト状であって、一方のプーリ
(4)はハンド(h)のパネルに取付けられ、所定のパ
ルス信号に応じてステップ回転するパルスモータ(m1)の
駆動によって回転力伝達ギヤ(g)を介して駆動される
構成になっている。
従って、安合ガラス(1)の端面から突出した中間膜
(1b)がこのカッタ(2)によって切削される。
なお、第3図において、3対のローラはガイドローラ
(14)であり、このローラ(14)に半筒状の断面を有す
るガイド(15)が案内されてカッタ(2)が安合ガラス
(1)端面の長手方向に沿う軸心回りにモータ(m2)によ
り揺動されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した構成になるカッタは、何れもそれなりに有用で
あるが、カッタの中間膜の食み出し端部の切削機能や耐
久性等の観点からすると、未だに以下に説明するような
問題を持っている。
先ず、第1例の手作業に用いるカッタでは、刃物がガラ
スに触れる都度、その切削刃の切れ味が低下するので、
頻繁に刃物の切れ味低下部位の切断作業と繰出し作業と
を行わなければならず、取扱いが煩わしいのに加えて、
中間膜の食み出し端部の切削能率が低いという問題点が
あった。
また、第2例のロボットに装着したカッタでは、被切削
物であるガラスの端面に対してカッタ自体が平行になっ
ている関係上、中間層の食み出し公差を0.5mm以内に維
持しようとすれば、カッタがガラスに触れ、ガラス自体
を損傷してしまうのに加えて、オートクレーブによる加
熱に際しては上記したように立設状態で保持されるた
め、安合ガラスの下端面側に食み出した中間膜は潰され
て端面全体にある厚さを持って付着するので、特にこれ
を除去し得ないという問題もあった。
勿論、このカッタはモータで駆動されるプーリに掛装さ
れてなる構成であるから、上記従来のカッタのように手
数を要しないが、カッタ自体が頻繁にガラスに触れるこ
とがあって、その寿命に関しては必ずしも充分とはいえ
なかった。
従って、本発明は長期間交換することなしに、かつ安合
ガラスの端面を疵付けずにしかも確実にその食み出し中
間膜を切削し得るカセット刃物の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記した問題点に鑑みてなされたものであっ
て、従って本発明に係るカセット刃物の構成は、積層体
からなる被切削物の端面から食み出している樹脂からな
る中間膜を該端面の長手方向に沿って切削するカセット
刃物であって、切欠部を有するケースと、該ケース内に
おいて所定の間隔の平行軸心回りにそれぞれ回転可能に
設けられ、テープ状の刃物が巻回されてなる供給リール
及び該供給リールから巻戻された刃物を巻取る巻取リー
ルと、これら両リールの間の刃物を前記ケースの切欠部
位置にて外方側に凸曲面を形成させるように保持し、か
つ案内する刃物ガイドとを備えてなることを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明に係るカセット刃物によれば、テープ状の刃物は
ケースの切欠部にてケースの外方側に凸曲面を形成する
ように刃物ガイドによって保持され、かつ案内されてい
るので、この刃物の凸曲面部の最凸部を被切削物の端面
に接触させても、刃物の最凸部を中心とする両凸曲面部
と被切削物の端面との間にある間隙を確保することがで
きる。
そして、切れ味の低下の都度この刃物は、巻取リールを
回転させることによって、供給リールに巻回されている
刃物が移送され、この刃物の切れ味低下部位が前記供給
リールに巻取られる。
〔実施例〕
本発明に係るカセット刃物の実施例を、その一部切欠正
面断面図の第1図を参照しながら第2従来例と同一のも
の並びに同一機能を有するものを同一符号を以て以下に
説明する。
即ち、図において示す符号(1)は、その両側がガラス
板(1a)からなり、これら両側のガラス板(1a)の間に
ビニル・ブチル系の熱軟化樹脂からなる、ガラス板(1
a)とガラス板(1a)の端面より食み出した中間膜(1
b)を有してなる安合ガラスである。
そして、この中間膜(1b)の切削に際しては、切込み溝
(h1)を横切って移送可能に支持されている刃物(2)を
有する構成になる、後述するカセット刃物(h)が上記
した安合ガラス(1)の端面の長手方向に沿って移動さ
れる。
即ち、このカセット刃物(h)の詳細は、幅狭の端面側
の一方に切込み溝(h1)を有するケース(3)内に、互い
に平行であって、かつ外側から回転力を作用させること
により回転し得る1対のリール支持軸(4a)、(5a)と
を設けると共に、これら両支持軸(4a)、(5a)のうち
一方のリール支持軸(4a)にはテープ状の刃物(2)が
巻回されてなる供給リール(4)を外嵌し、また、他方
のリール支持軸(5a)には前記供給リール(4)に巻回
されている刃物(2)を巻取る巻取りリール(5)をそ
れぞれ外嵌した。次いで、ケース(3)の上記切込み溝
(h1)の対応位置に、供給リール(4)から巻取りリール
(5)に巻取られる刃物(2)を、この刃物(2)の両
側面を押圧することによりケース(3)の外方側に凸曲
面を有する状態で保持し、かつ案内する硬質ゴムからな
る刃物ガイドとしての1対のガイドロール組(6)、
(7)を、安合ガラス(1)の厚さより若干広い間隔で
設けてなる構成とした。
これにより、作業者等の指が刃物(2)の切削刃位置に
及ぶことが防止されるので、作業者等は怪我をする恐れ
もなく、安全に中間膜(1b)の切削作業を行うことがで
きる。
つまり、以上の構成説明から良く理解されるように、本
発明になるカセット刃物(h)は、テープレコーダ或い
はビデオテープレコーダ等のテープ用のカセットと略同
構成としてなるものである。
そして、このカセット刃物(h)を用いて、発明者等の
手作業により安合ガラス(1)の端面から食み出してい
る中間膜(1b)の切除試験を行った。
その結果、刃物(2)がガイドロール組(6)、(7)
によって押圧されて安合ガラス(1)の端面側に凸曲面
を有する状態に形成保持されているので、この安合ガラ
ス(1)の端面に刃物(2)の切削刃をより近接させて
も、切削自体が安合ガラス(1)の両側のガラス板(1
a)の端面に干渉したりすることもなく、しかも上記し
たように潰れて安合ガラス(1)の端面に付着している
中間膜(1b)であっても、これらを確実に切削し得、し
かもこの中間膜(1b)の食み出し長さを確実に0.5mm以
内に収めることができた。
さらに、切削作業の継続によって刃物(2)の切れ味が
低下すると、巻取りリール(5)をリール支持軸(5a)
を介して回転させて刃物(2)を巻取るだけで、簡単に
切れ味が回復し、中間膜(1b)の切削作業の能率を大幅
に向上させることも可能になった。
また、上記した実施例にあっては、刃物(2)の幅方向
の両端側に切削刃を設けて両刃形式の刃物(2)とした
ので、一方の切削刃の切れ味が低下し、そして順次巻取
りリール(5)に巻き取られた後に、このケース(3)
を逆に持ち替えて刃物(2)を逆移送、つまり刃物
(2)を上記巻取リール(5)から供給リール(4)に
巻取ることにより、より長時間にわたって中間膜(1b)
の切削作業に供し得ることとなる。
また、以上ではこのカセット刃物(h)を作業者等が用
いる場合を例として説明したが、このカセット刃物
(h)をロボットに装着しても、その機能を発揮し得る
ことは容易に理解されることである。
なお、上記した実施例は本発明の一具体例にすぎず、従
ってこの実施例によって本発明の技術的思想の範囲が限
定されるものでなく、しかも本発明の技術的思想を逸脱
しない範囲内における設計変更等は自由自在である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明に係るカセット刃物によれ
ば、従来の技術のように被切削物の端面に対してカッタ
の切削刃が平行でなく、刃物は被切削物の端面側に凸状
に形成されている関係上、最凸部を被切削物の端面に接
近させても刃物の両後退側が端面から離れるので、例え
潰れた中間膜であっても被切削物に疵を付けることなく
食み出した中間膜のみを確実に切削し得るのに加えて、
供給リールに巻かれた刃物を巻戻して巻取リールに巻取
るだけで新たな切削刃で被切削物を切削し得るので、刃
物の交換所要時間を大幅に短縮できるようになり、従っ
て本発明に係るカセット刃物は、刃物を長時間にわたっ
て交換せずに、安合ガラスの中間膜を高精度でしかも高
能率で切削するのに極めて多大な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカセット刃物の正面断面図、第2
図(a)及び第2図(b)は第2従来例になる中間膜切
除装置の全体構成説明図、第3図及び第4図は第2従来
例になる中間膜切除装置のメカニカルハンドの構成説明
図である。 (1)……安合ガラス、(1a)……ガラス板、(1b)…
…中間膜、(2)……刃物、(3)……ケース、(4)
……供給リール、(4a)、(5a)……リール支持軸、
(5)……巻取リール、(6)、(7)……ガイドロー
ル組、(h)……カセット刃物、(h1)……切込み溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層体からなる被切削物の端面から食み出
    している樹脂からなる中間膜を該端面の長手方向に沿っ
    て切削するカセット刃物であって、切欠部を有するケー
    スと、該ケース内において所定の間隔の平行軸心回りに
    それぞれ回転可能に設けられ、テープ状の刃物が巻回さ
    れてなる供給リール及び該供給リールから巻戻された刃
    物を巻取る巻取リールと、これら両リールの間の刃物を
    前記ケースの切欠部位置にて外方側に凸曲面を形成させ
    るように保持し、かつ案内する刃物ガイドとを備えてな
    ることを特徴とするカセット刃物。
JP8256790A 1990-03-28 1990-03-28 カセット刃物 Expired - Lifetime JPH0755474B2 (ja)

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JPH03281195A JPH03281195A (ja) 1991-12-11
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