JPH0755240A - ダクト装置 - Google Patents

ダクト装置

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Publication number
JPH0755240A
JPH0755240A JP19731493A JP19731493A JPH0755240A JP H0755240 A JPH0755240 A JP H0755240A JP 19731493 A JP19731493 A JP 19731493A JP 19731493 A JP19731493 A JP 19731493A JP H0755240 A JPH0755240 A JP H0755240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
lower duct
dolly
duct element
divided
Prior art date
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Pending
Application number
JP19731493A
Other languages
English (en)
Inventor
Megumi Waga
惠 和賀
Akira Yamakawa
彰 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Engineering and Construction Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19731493A priority Critical patent/JPH0755240A/ja
Publication of JPH0755240A publication Critical patent/JPH0755240A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】ドーリーを用いたブロック工法を有効的に利用
して、能率よく移送および据付けを行なうことができ、
労力およびコスト等の低減が図れるようにする。 【構成】支柱11aと梁11bとからなる支持架構11
の梁上下部に一定長の横長な上部ダクト12および下部
ダクト13を組み付けて搬送可能なユニットとして構成
したダクト装置であって、下部ダクト13を上下に2分
割するとともに、その分割された下側ダクトエレメント
13Bを上側ダクトエレメント13Aに対して互いの側
壁部を摺動面として突設可能に嵌合させ、支持架構11
に対する下部ダクト13の下面高さを調節可能としたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は大型プラント、例えばコ
ンバインドサイクル発電プラント等に適用されるダクト
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガスタービン発電プラントと蒸気
タービン発電プラントとを組み合せて効率向上を図った
コンバインドサイクル発電プラントが開発され、これに
連れてガスタービンが大型化するとともに、付属するダ
クト類も大型化してきている。
【0003】このような大型なダクト装置を能率良く組
立て設置するために、従来、排熱回収蒸気発生装置(H
RSG)入口ダクトと、その下側に配置されるガスター
ビン吸気ダクトとを、同一支持架構の上下部に予め組付
けたユニットとし、このユニット毎に運搬および据付け
現地でのダクト軸方向の接続を行なうことが知られてい
る。
【0004】図5は、このようなダクト装置の従来例を
示したものである。支持架構1は支柱1aとその上端部
に固定した梁1bとにより門形に構成されており、支柱
1aの下側には運搬時支持用として使用し得る横杆1c
が設けられている。
【0005】梁1bの上部には一定長さのHRSG入口
ダクト(以下、上部ダクトという)2が固定されるとと
もに、梁1bの下部には同長さのガスタービン吸気ダク
ト(以下、下部ダクトという)3が吊下固定されてい
る。
【0006】このような構成のダクト装置が1ユニット
として予め組立てられ、据付け現地に搬送されて複数ユ
ニットが接続されて所定長さのダクトとして構築され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなダクト装置
の組立には、大型機器据付け工法の一種である重量物運
搬用自走走行車(以下、ドーリーという)を用いたブロ
ック工法が多用される。
【0008】ブロック工法は図5に示すように、ドーリ
ー4の昇降式荷台4a上に支持架構1の横杆1cを搭載
してダクト装置全体を移動させ、所定据付け位置で降ろ
し、その後ダクト接続等を行なうものである。
【0009】ところが、同図に示すように、支持架構1
の梁1bから吊下した下部ダクト3が大形で、支柱1a
の下端1dから下部ダクト3の下面3aまでの距離l1
が小さく、横杆1cから下方に距離l2 だけ出張る場合
には、ドーリー4の荷台4aと下部ダクト3とが干渉す
ることになり、上述したブロック工法としてのドーリー
4上へのダクト装置の搭載が行なえなくなる。
【0010】そこで従来このような場合には、図6に示
すように、下部ダクト3を上側ダクトエレメント3Aと
下側ダクトエレメント3Bとに2分割し、搬送時には下
側ダクトエレメント3Bを上側ダクトエレメント3Aか
ら分離した状態としてドーリー4に搭載できるようにし
ている。そして、分離した下側ダクトエレメント3Bは
別個の手段で搬送し、後に現地にて両者を溶接して一体
に接合するようにしている。
【0011】したがって従来では、下部ダクト3の上側
ダクトエレメント3Aと下側ダクトエレメント3Bとを
別移送するために移送手間が余分に掛かるとともに、移
送後に据付け現地にて初めて組付けを行なうことから段
取り等も複雑になり、作業能率が低く、労力およびコス
ト等を多く要する問題があった。
【0012】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、ドーリーを用いたブロック工法を有効的に利
用して、能率よく移送および据付けを行なうことがで
き、労力およびコスト等の低減が図れるダクト装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、支柱と梁とからなる支持架構の梁上下部
に一定長の横長な上部ダクトおよび下部ダクトを組み付
けて搬送可能なユニットとして構成したダクト装置であ
って、前記下部ダクトを上側ダクトエレメントと下側ダ
クトエレメントとに2分割するとともに、その分割され
た下側ダクトエレメントを上側ダクトエレメントに対し
て互いの側壁部を摺動面として突設可能に嵌合させ、前
記支持架構に対する前記下部ダクトの下面高さを調節可
能としたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明のダクト装置によれば、搬送時には、下
部ダクトの下側ダクトエレメントを上側ダクトエレメン
トに没するように上昇させて深く嵌合保持し、下部ダク
トの下面位置をドーリーの荷台よりも高い位置にセット
することにより、支持架構をドーリー上に搭載して装置
全体を一度に搬送することができる。
【0015】したがって、下部ダクトの下側ダクトエレ
メントを別個に搬送する必要があった従来のダクト装置
に比べて、搬送手間が軽減されるる。
【0016】また、据付け時においては、初めて深く嵌
合してあった下部ダクトの下側ダクトエレメントを上側
ダクトエレメントから下方に突出するように下降させ、
所定のダクト断面積となる位置で停止させて溶接等によ
って両者を固定すればよい。
【0017】したがって、据付け時においても作業が軽
減できるようになる。
【0018】よって、本発明によれば、ドーリーを用い
たブロック工法を有効的に利用して、能率よく移送およ
び据付けを行なうことができ、労力およびコスト等の低
減が図れるものとなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。
【0020】本実施例のダクト装置は、コンバインドサ
イクル発電プラントに適用されるもので、図2に示すよ
うに、支持架構11が支柱11aとその上端部に固定し
た梁11bとにより門形に構成されており、支柱11a
の下側には運搬時支持用として使用し得る横杆11cが
設けられている。
【0021】梁11bの上部には一定長さのHRSG入
口ダクト(以下、上部ダクトという)12が固定される
とともに、梁11bの下部には同長さのガスタービン吸
気ダクト(以下、下部ダクトという)13が吊下固定さ
れている。
【0022】このような構成のダクト装置が1ユニット
として予め組立てられ、据付け現地に搬送されて複数ユ
ニットが接続されて所定長さのダクトとして構築され
る。
【0023】このものにおいて、本実施例では下部ダク
ト13が図3および図4に示すように、上側ダクトエレ
メント13Aと下側ダクトエレメント13Bとに2分割
されている。即ち、上側ダクトエレメント13Aは下面
が開口した断面コ字形のダクトパネル13A1 と、その
外周側に一体に設けられた補強リブ13A2 とを有し、
下側ダクトエレメント13Bは、上面が開口するととも
に上側ダクトエレメント13Aのダクトパネル13A1
の側壁部13A11よりもその側壁部13B11が板厚分だ
け幅狭な断面コ字形のダクトパネル13B1 と、その下
面側に一体に設けられた下側補強リブ13B2 とを有し
ている。
【0024】また、この下部ダクト13は、下側ダクト
エレメント13Bのダクトパネル13B1 の側壁部13
B11と別体に構成されてその外面側に装着される一対の
側部補強パネル13Cを備えている。
【0025】そして、下側ダクトエレメント13Bのダ
クトパネル13B1 の側壁部13B11が上側ダクトエレ
メント13Aのダクトパネル13A1 の側壁部13A11
の内面に嵌合され、その側壁部13A11,13B11を摺
動面として下側ダクトエレメント13Bが上側ダクトエ
レメント13Aに下方に向って突設可能とされている。
この下側ダクトエレメント13Bを上側ダクトエレメン
ト13A内に没入させるように上昇させた時、下側ダク
トエレメント13Bの下側補強リブ13B2 の下端の高
さは、運搬時に使用するドーリー14の荷台14aに搭
載し得る高さに設定されている。
【0026】このように構成した本実施例のダクト装置
によれば、搬送時には、図1および図4に示すように、
下部ダクト13の下側ダクトエレメント13Bを上側ダ
クトエレメント13Aに没するように上昇させて深く嵌
合保持し、下部ダクト13の下面をドーリー14の荷台
14aに支持架構11とともに搭載して装置全体を一度
に搬送することができる。なお、15は下側ダクトエレ
メント13Aをドーリー14上に搭載する際に介在させ
るH形鋼からなる複数本の支持杆である。
【0027】したがって、下部ダクトの下側ダクトエレ
メントを別個に搬送する必要があった従来のダクト装置
に比べて、搬送手間が軽減されるる。
【0028】また、据付け時においては、初めて深く嵌
合してあった下部ダクト13の下側ダクトエレメント1
3Bを図2および図3に示すように、上側ダクトエレメ
ント13Aから下方に突出するように下降させ、所定の
ダクト断面積となる位置で停止させて溶接等によって両
者を固定し、その後、側部補強リブ13Cを各ダクトエ
レメント13A,13B間に挿入して固定すればよい。
【0029】したがって、据付け時においても作業が軽
減できるようになる。
【0030】よって、本実施例によれば、ドーリー14
を用いたブロック工法を有効的に利用して、能率よく移
送および据付けを行なうことができ、労力およびコスト
等の低減が図れるものとなる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドーリー
を用いたブロック工法を有効的に利用して、能率よく移
送および据付けを行なうことができ、労力およびコスト
等の低減が図れる等の効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので搬送時の説明
図。
【図2】本発明の一実施例を示すもので据付時の説明
図。
【図3】上記実施例における下部ダクトを示す図。
【図4】上記実施例における下部ダクトの下側ダクトエ
レメント没入状態を示す図。
【図5】従来例を示す説明図。
【図6】従来例における下部ダクトを示す図。
【符号の説明】
11 支持架構 11a 支柱 11b 梁 12 上部ダクト 13 下部ダクト 13A 上側ダクトエレメント 13B 下側ダクトエレメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と梁とからなる支持架構の梁上下部
    に一定長の横長な上部ダクトおよび下部ダクトを組み付
    けて搬送可能なユニットとして構成したダクト装置であ
    って、前記下部ダクトを上側ダクトエレメントと下側ダ
    クトエレメントとに2分割するとともに、その分割され
    た下側ダクトエレメントを上側ダクトエレメントに対し
    て互いの側壁部を摺動面として突設可能に嵌合させ、前
    記支持架構に対する前記下部ダクトの下面高さを調節可
    能としたことを特徴とするダクト装置。
JP19731493A 1993-08-09 1993-08-09 ダクト装置 Pending JPH0755240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19731493A JPH0755240A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 ダクト装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP19731493A JPH0755240A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 ダクト装置

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Publication Number Publication Date
JPH0755240A true JPH0755240A (ja) 1995-03-03

Family

ID=16372399

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JP19731493A Pending JPH0755240A (ja) 1993-08-09 1993-08-09 ダクト装置

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JP (1) JPH0755240A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010133637A (ja) * 2008-12-04 2010-06-17 Ntt Facilities Inc 床パネル一体型ダクト部材
JP2019020083A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 高砂熱学工業株式会社 施工方法

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