JPH0755108A - 蒸気加熱装置 - Google Patents

蒸気加熱装置

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JPH0755108A
JPH0755108A JP22220393A JP22220393A JPH0755108A JP H0755108 A JPH0755108 A JP H0755108A JP 22220393 A JP22220393 A JP 22220393A JP 22220393 A JP22220393 A JP 22220393A JP H0755108 A JPH0755108 A JP H0755108A
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JP
Japan
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heating
steam
temperature
heated
tank
Prior art date
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Application number
JP22220393A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Morii
高之 森井
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0755108A publication Critical patent/JPH0755108A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被加熱物の量や温度が変化しても、加熱ムラ
を生じることがなく、また、過度の加熱蒸気を吸引して
蒸気損失を生じることもない蒸気加熱装置を得ること。 【構成】 加熱容器1に加熱蒸気を供給する蒸気供給路
2を接続する。加熱容器1に被加熱物供給管5と取り出
し管7とを接続する。被加熱物取り出し管7に温度セン
サ―8を取り付ける。加熱容器1の下方にエゼクタ―式
真空ポンプ10を接続する。エゼクタ―式真空ポンプ1
0は、エゼクタ―11とタンク16と循環ポンプ13と
で構成する。タンク16内に温度センサ―25を取り付
ける。タンク16に冷却水供給通路22を冷却水制御弁
23を介して接続する。温度センサ―8,25と冷却水
制御弁23をコントロ―ラ9と接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱容器内を減圧ポン
プで吸引しながら被加熱物を100度C程度の比較的低
温の蒸気で加熱処理するための蒸気加熱装置に関する。
化学や食品や医療品などの分野においては、製品品質を
維持するために被加熱物を100度C程度の比較的低温
で加熱しなければならない用途が多々あり、100度C
程度の温度での加熱は従来温水を用いてその多くが行な
われていた。しかしながら、温水は保有する熱量が少な
く加熱ムラを生じ易く、また、温水を製造し貯溜するた
めの設備が比較的大掛かりなものとなるために、最近は
低圧蒸気を用いて100度C程度の加熱をすることが行
なわれている。
【0002】
【従来技術】従来の低温蒸気加熱の例としては、例えば
特開平1−277101号公報に示されているものがあ
る。これは、加熱容器の一次側に減圧弁を配置し、二次
側にエゼクタ―のノズルを通過する流体の温度を制御す
ることによりエゼクタ―部で発生する吸引圧力を任意に
設定することができるエゼクタ―式真空ポンプを接続し
た真空蒸気発生装置であって、減圧弁にアクチュエ―タ
部を取り付けて、このアクチュエ―タに設定信号を送る
と共に、この設定信号とタンク内水温に基き冷却水制御
弁に開閉信号を送る制御部を設けたものであり、エゼク
タ―部で発生する吸引圧力と減圧弁の設定圧力を同一に
することにより、減圧弁を通して蒸気が加熱容器へ過度
に供給されることがなく、蒸気損失のない効率の良い低
温蒸気加熱が可能となるものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来技術の場
合、被加熱物の量や温度の変動に対して、加熱温度が変
動してしまい、加熱ムラを生じる問題があった。これ
は、エゼクタ―部で発生する吸引圧力と減圧弁の設定圧
力とを同一にしているために、減圧弁から供給される加
熱蒸気の温度と、エゼクタ―部を流下する流体の飽和温
度との間にほとんど差がなく、被加熱負荷の変動によっ
て被加熱物の量が急激に増えた場合に、多量の復水が発
生してもエゼクタ―部へ吸引される復水量は増えないた
めに復水が滞留し、被加熱物への供給熱量が減少して、
加熱ムラを生じてしまうのである。
【0004】また減圧弁の設定圧力とエゼクタ―部の吸
引圧力との間に差を設けることもできるが、その差を大
きくとると今度は加熱蒸気が絶えずエゼクタ―に吸引さ
れることとなり、蒸気損失すなわちエネルギ―損失を生
じてしまうのである。
【0005】従って本発明の技術的課題は、エネルギ―
損失を生じることがないと共に、復水が滞留することに
よる加熱ムラを生じることのない蒸気加熱装置を得るこ
とである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決する為に講
じた本発明の技術的手段は、加熱容器の一次側に加熱用
の蒸気供給路を接続し、加熱容器の二次側に減圧ポンプ
手段を接続して、加熱容器内を減圧状態にして被加熱物
を蒸気加熱するものにおいて、加熱容器内の被加熱物の
温度を検出する温度検出手段を配置し、該温度検出手段
からの検出温度値に応じて減圧ポンプ手段の減圧度を調
節するものである。
【0007】
【作用】加熱容器は減圧ポンプ手段で減圧されており、
蒸気供給路から供給された蒸気は所望圧力に減圧される
こととなる。水蒸気の場合であれば、大気圧以下に減圧
されれば100度C以下の蒸気となり、大気圧状態にお
いて100度Cの蒸気となる。被加熱物を加熱して凝縮
した復水は減圧ポンプ手段に吸引される。
【0008】温度検出手段を配置して、検出温度値に応
じて減圧ポンプ手段の減圧度を調節するようにしたこと
により、例えば、被加熱物の温度が低い場合には減圧ポ
ンプ手段の減圧度を高くしてより吸引力を高めることに
より多量に生じた復水を滞留することなく吸引すること
ができ、従って、加熱ムラを生じることがない。また、
被加熱物の温度が高くなった場合には、減圧ポンプ手段
の減圧度を低くして吸引力を弱めることにより、加熱蒸
気を過度に吸引することがなく、エネルギ―損失を防止
することができる。
【0009】減圧ポンプ手段としては、必要とする加熱
蒸気温度すなわち圧力まで到達できるポンプであればど
のようなものでも良く、例えば水封式ポンプや、水エゼ
クタ―と渦巻きポンプを組み合わせたもの等を用いるこ
とができる。
【0010】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。図1は本発明の蒸気加熱装置の構
成図である。加熱容器1に加熱用の蒸気を供給する蒸気
供給路2に減圧弁3と自動制御弁4を取り付ける。
【0011】加熱容器1の下部に被加熱物を供給する被
加熱物供給管5を弁6を介して接続する。また加熱容器
1の上部には被加熱物を取り出す被加熱物取り出し管7
を接続し、被加熱物取り出し管7内の被加熱物の温度を
検出する温度検出手段としての温度センサ―8を取り付
ける。温度センサ―8と自動制御弁4はコントロ―ラ9
と接続する。
【0012】蒸気供給路2の下部出口側端は減圧ポンプ
手段としてのエゼクタ―式真空ポンプ10のエゼクタ―
部11に連通する。エゼクタ―式真空ポンプ10は、エ
ゼクタ―部11のディフュ―ザ―12と循環ポンプとし
ての渦巻きポンプ13の吸込口15をタンク16を介し
て連通し、渦巻きポンプ13の吐出口17とエゼクタ―
部11のノズル18を循環通路19により連通して形成
する。循環通路19の一端には凝縮水としての復水及び
冷却水を系外へ吐出する吐出通路20を設けるとともに
吐出量を調節するための調節弁21を取り付ける。吐出
量に大きな変動が無い場合は上記調節弁21は必ずしも
必要ではない。タンク16の上部には弁26を介して大
気との連通管27を配置する。エゼクタ―式真空ポンプ
10は渦巻きポンプ13によりタンク16内の液体が循
環され、ノズル18において流体温度に応じた吸引力を
生じるものである。
【0013】タンク16に冷却水を供給するための冷却
水供給通路22を冷却水制御弁23を介して接続ける。
タンク16の底部に、タンク16内水温ひいては渦巻き
ポンプ13とノズル18を通過する流体の温度を検出す
るための流体温度検出手段としての温度センサ―25を
取り付ける。冷却水制御弁23と温度センサ―25はコ
ントロ―ラ9と接続する。コントロ―ラ9には、自動制
御弁4のアクチュエ―タに設定温度信号を伝える温度設
定部を内蔵し、また、温度センサ―8からの検出温度値
に応じて自動制御弁4の開度を調節する開度信号発信
部、及び、タンク16内の必要水温を演算する演算部、
演算結果とタンク16内水温から冷却水制御弁23のア
クチュエ―タに必要な開閉信号を発する発信部等を図示
はしていないが内蔵する。
【0014】次に作用を説明する。加熱容器1内を通過
する蒸気供給管2はエゼクタ―式真空ポンプ10と接続
していることにより減圧状態となり、減圧弁3及び真空
ポンプ10の真空度に応じた圧力すなわち温度となって
いる。真空ポンプ10で大気圧以下とすることにより1
00度C以下の加熱蒸気とすることができる。
【0015】被加熱物供給管5から加熱容器1内へ供給
される被加熱物は所望温度の加熱蒸気によって加熱さ
れ、被加熱物取り出し管7から取り出される。この場合
加熱された被加熱物の温度は温度センサ―8により検出
されコントロ―ラ9に入力される。また加熱することに
より生じた凝縮水としての復水はエゼクタ―部11へ吸
引され、ディフュ―ザ―12を介してタンク16へ至
る。
【0016】コントロ―ラ9に入力された被加熱物の温
度に応じてタンク16内の水温が演算され、冷却水制御
弁23を介して冷却水がタンク16へ供給遮断される。
被加熱物の温度が低く、多量の蒸気が消費され多くの復
水が発生する場合、タンク16へより多くの冷却水を供
給してノズル18を通過する流体の温度を下げることに
より、ノズル18部の吸引力が大きくなり多量の復水を
滞留することなく吸引することができ、加熱ムラを生じ
ることがない。被加熱物の温度が高くなった場合、多量
の復水が発生することはなくなり、冷却水の供給を遮断
することによりノズル18を通過する流体の温度も上昇
して吸引力は小さなものとなって加熱蒸気を過度に吸引
することがなくなる。
【0017】本実施例においては、エゼクタ―式真空ポ
ンプ10における循環水温度を調節するために、タンク
16内へ冷却水を直接供給する構成を示したが、タンク
16内に冷却パイプ等を配設して冷却水や冷媒により間
接的に循環水温度を冷却し調節することもできる。
【0018】また本実施例においては、加熱容器1内を
被加熱物が通過して加熱される例を示したが、加熱容器
内に被加熱物を溜め置いて加熱する場合でも同様の作用
効果を生じるものである。
【0019】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、被加熱物
の温度検出手段を設けて、検出温度に応じて減圧ポンプ
手段の減圧度を調節するようにしたことにより、被加熱
物の温度や量が変動しても復水が滞留することがなく加
熱ムラを生じることがないと共に、加熱蒸気を過度に吸
引することがなく蒸気損失を生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蒸気加熱装置の構成図である。
【符号の説明】
1 加熱容器 2 蒸気供給路 5 被加熱物供給管 7 被加熱物取り出し管 8 温度センサ― 9 コントロ―ラ 10 エゼクタ―式真空ポンプ 11 エゼクタ―部 13 渦巻きポンプ 16 タンク 22 冷却水供給通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱容器の一次側に加熱用の蒸気供給路
    を接続し、加熱容器の二次側に減圧ポンプ手段を接続し
    て、加熱容器内を減圧状態にして被加熱物を蒸気加熱す
    るものにおいて、加熱容器内の被加熱物の温度を検出す
    る温度検出手段を配置し、該温度検出手段からの検出温
    度値に応じて減圧ポンプ手段の減圧度を調節することを
    特徴とする蒸気加熱装置。
JP22220393A 1993-08-12 1993-08-12 蒸気加熱装置 Pending JPH0755108A (ja)

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JP22220393A JPH0755108A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 蒸気加熱装置

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JP22220393A JPH0755108A (ja) 1993-08-12 1993-08-12 蒸気加熱装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001116470A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Tlv Co Ltd 蒸気加熱装置
WO2013024826A1 (ja) * 2011-08-12 2013-02-21 株式会社ビクター特販 熱回収装置及び熱回収システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001116470A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Tlv Co Ltd 蒸気加熱装置
WO2013024826A1 (ja) * 2011-08-12 2013-02-21 株式会社ビクター特販 熱回収装置及び熱回収システム
JP2013057494A (ja) * 2011-08-12 2013-03-28 Victor Tokuhan Co Ltd 熱回収装置及び熱回収システム
US9664379B2 (en) 2011-08-12 2017-05-30 Victor Tokuhan Co., Ltd. Heat recovery apparatus and heat recovery system

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