JPH0656243B2 - 真空蒸気発生装置 - Google Patents
真空蒸気発生装置Info
- Publication number
- JPH0656243B2 JPH0656243B2 JP10676688A JP10676688A JPH0656243B2 JP H0656243 B2 JPH0656243 B2 JP H0656243B2 JP 10676688 A JP10676688 A JP 10676688A JP 10676688 A JP10676688 A JP 10676688A JP H0656243 B2 JPH0656243 B2 JP H0656243B2
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- Japan
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- tank
- ejector
- temperature
- pressure
- reducing valve
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被加熱物を100℃以下の温度で効率的に加
熱処理するための真空蒸気を供給する真空蒸気発生装置
に関する。
熱処理するための真空蒸気を供給する真空蒸気発生装置
に関する。
各種生産プロセスに於ては、加熱処理が広く一般的に行
なわれているが、かかる加熱処理は被加熱物を100℃
以上の高温で加熱することが多く、ボイラーからの蒸気
を直接利用した、加圧系の加熱装置を用いて行なわれて
いる。
なわれているが、かかる加熱処理は被加熱物を100℃
以上の高温で加熱することが多く、ボイラーからの蒸気
を直接利用した、加圧系の加熱装置を用いて行なわれて
いる。
一方化学工場や食品工場などに於ては、製品品質を維持
するために被加熱物を100℃以下の比較的低温で加熱
しなければならない用途が多々ある。
するために被加熱物を100℃以下の比較的低温で加熱
しなければならない用途が多々ある。
従来技術 そこで従来は特願昭62−200714号(特開昭64
−6603号)にて提案したような真空蒸気発生装置が
用いられていた。これは、間接加熱容器の一次側に減圧
弁を配し、二次側にエゼクターのノズルを通過する流体
の温度を制御することによりエゼクター部で発生する吸
引圧力を任意に設定することができるエゼクター式真空
ポンプ接続した真空蒸気発生装置であって、エゼクター
部で発生する吸引圧力と減圧弁の設定圧力を同一にする
ことにより、減圧弁を通して蒸気が間接加熱容器へ過度
に供給されることがなく、蒸気損失のない効率の良い真
空蒸気の発生が可能となるものである。また、実際の生
産プロセスに於ては使用温度すなわち真空蒸気圧力を変
更しなければならない場合が多くある。
−6603号)にて提案したような真空蒸気発生装置が
用いられていた。これは、間接加熱容器の一次側に減圧
弁を配し、二次側にエゼクターのノズルを通過する流体
の温度を制御することによりエゼクター部で発生する吸
引圧力を任意に設定することができるエゼクター式真空
ポンプ接続した真空蒸気発生装置であって、エゼクター
部で発生する吸引圧力と減圧弁の設定圧力を同一にする
ことにより、減圧弁を通して蒸気が間接加熱容器へ過度
に供給されることがなく、蒸気損失のない効率の良い真
空蒸気の発生が可能となるものである。また、実際の生
産プロセスに於ては使用温度すなわち真空蒸気圧力を変
更しなければならない場合が多くある。
本発明が解決しようとする課題 上記従来技術の場合、減圧弁設定圧力の変更の都度、こ
の変更に伴って、ノズルを通過する流体の温度設定も変
更しなければならず、特に頻繁に減圧弁の設定圧力すな
わち使用温度を変更する場合には繁雑であるとともに変
更に時間を要し生産性の低下を来たすという不都合があ
った。
の変更に伴って、ノズルを通過する流体の温度設定も変
更しなければならず、特に頻繁に減圧弁の設定圧力すな
わち使用温度を変更する場合には繁雑であるとともに変
更に時間を要し生産性の低下を来たすという不都合があ
った。
従って本発明の技術的課題は、減圧弁の設定圧力の変更
に伴う、エゼクターのノズルを通過する流体の温度設定
の変更を容易且つ短時間にできるようにすることであ
る。
に伴う、エゼクターのノズルを通過する流体の温度設定
の変更を容易且つ短時間にできるようにすることであ
る。
課題を解決する為の手段 上記課題を解決する為に講じた本発明の技術的手段は、
加熱容器の一次側に減圧弁を配し、二次側に、エゼクタ
ーのディフューザーと渦巻きポンプの吸込口とをタンク
を介して連通し、エゼクターと渦巻きポンプの吐出口と
を連通して、上記タンクに冷却水を供給する冷却水供給
通路を設け、当該通路にタンク内水温に応じて開閉する
制御弁を設けたエゼクター式真空ポンプを配し、エゼク
ターと渦巻きポンプを循環する流体の温度を制御するよ
うにした真空蒸気発生装置に於て、減圧弁に設定圧力を
変更するためのアクチュエータ部を取り付け、当該アク
チュエータ部に設定信号を送るとともに、当該設定信号
とタンク内水温に基づき上記制御弁に開閉信号を送る制
御部を設けた、ものである。
加熱容器の一次側に減圧弁を配し、二次側に、エゼクタ
ーのディフューザーと渦巻きポンプの吸込口とをタンク
を介して連通し、エゼクターと渦巻きポンプの吐出口と
を連通して、上記タンクに冷却水を供給する冷却水供給
通路を設け、当該通路にタンク内水温に応じて開閉する
制御弁を設けたエゼクター式真空ポンプを配し、エゼク
ターと渦巻きポンプを循環する流体の温度を制御するよ
うにした真空蒸気発生装置に於て、減圧弁に設定圧力を
変更するためのアクチュエータ部を取り付け、当該アク
チュエータ部に設定信号を送るとともに、当該設定信号
とタンク内水温に基づき上記制御弁に開閉信号を送る制
御部を設けた、ものである。
作用 減圧弁の設定圧力を変更する場合、制御部からアクチュ
エータ部に設定信号が送られ変更されるとともに、この
設定信号およびタンク内水温に基づきノズルを通過する
流体の温度を変更するための制御弁が開閉される。
エータ部に設定信号が送られ変更されるとともに、この
設定信号およびタンク内水温に基づきノズルを通過する
流体の温度を変更するための制御弁が開閉される。
発明の効果 減圧弁の設定圧力の変更に伴い自動的にノズルを通過す
る流体の温度が調節されるので、頻繁な設定圧力の変更
に対しても容易且つ短時間に流体の温度を変更すること
ができる。
る流体の温度が調節されるので、頻繁な設定圧力の変更
に対しても容易且つ短時間に流体の温度を変更すること
ができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する。
(第1図及び第2図参照) 第1図は本発明の真空蒸気発生装置の系統図である。加
熱装置1に蒸気を供給する蒸気通路2に蒸気圧力を調節
するための減圧弁3を取り付ける。減圧弁3は(第2図
参照)圧力設定ばね51を引張り状態で作用させる真空
用の減圧弁で、入口52と出口53と弁54を有した弁
部3にダイヤフラム56とアクチュエータ部19を設け
たものである。アクチュエータ部19で調節ねじ57を
回転させて圧力設定ばね51の引張り力を調節すること
により圧力設定を行なう。
(第1図及び第2図参照) 第1図は本発明の真空蒸気発生装置の系統図である。加
熱装置1に蒸気を供給する蒸気通路2に蒸気圧力を調節
するための減圧弁3を取り付ける。減圧弁3は(第2図
参照)圧力設定ばね51を引張り状態で作用させる真空
用の減圧弁で、入口52と出口53と弁54を有した弁
部3にダイヤフラム56とアクチュエータ部19を設け
たものである。アクチュエータ部19で調節ねじ57を
回転させて圧力設定ばね51の引張り力を調節すること
により圧力設定を行なう。
蒸気通路2の出口側端はエゼクター式真空ポンプ4のエ
ゼクター部5に連通する。エゼクター式真空ポンプ4
は、エゼクター部5のディフューザー部9と渦巻きポン
プ6の吸込口7をタンク8を介して連通し、渦巻きポン
プ6の吐出口10とエゼクター部5のノズル部12を循
環通路11により連通して形成する。循環通路11の一
端には復水及び冷却水を吐出する吐出通路13を設ける
とともに吐出量を調節するための調節弁14を取り付け
る。吐出量に大きな変動が無い場合は上記調節弁14は
必ずしも必要ではない。タンク8に冷却水を供給するた
めの冷却水供給通路15を制御弁16を介して取り付け
る。タンク8の底部にタンク内水温ひいてはノズル部1
2を通過する流体の温度を検出するための温度センサー
17を取り付ける。制御弁16のアクチュエータ部18
と、減圧弁3のアクチュエータ部19と、温度センサー
17を信号線20により制御部21と連結する。制御部
21は、減圧弁3のアクチュエータ部19に設定圧力信
号を伝える圧力設定部(図示せず)、設定圧力からタン
ク8内の必要水温を演算する演算部(図示せず)、演算
結果とタンク8内水温から制御弁16のアクチュエータ
部18に開閉信号を発する発信部(図示せず)からな
る。
ゼクター部5に連通する。エゼクター式真空ポンプ4
は、エゼクター部5のディフューザー部9と渦巻きポン
プ6の吸込口7をタンク8を介して連通し、渦巻きポン
プ6の吐出口10とエゼクター部5のノズル部12を循
環通路11により連通して形成する。循環通路11の一
端には復水及び冷却水を吐出する吐出通路13を設ける
とともに吐出量を調節するための調節弁14を取り付け
る。吐出量に大きな変動が無い場合は上記調節弁14は
必ずしも必要ではない。タンク8に冷却水を供給するた
めの冷却水供給通路15を制御弁16を介して取り付け
る。タンク8の底部にタンク内水温ひいてはノズル部1
2を通過する流体の温度を検出するための温度センサー
17を取り付ける。制御弁16のアクチュエータ部18
と、減圧弁3のアクチュエータ部19と、温度センサー
17を信号線20により制御部21と連結する。制御部
21は、減圧弁3のアクチュエータ部19に設定圧力信
号を伝える圧力設定部(図示せず)、設定圧力からタン
ク8内の必要水温を演算する演算部(図示せず)、演算
結果とタンク8内水温から制御弁16のアクチュエータ
部18に開閉信号を発する発信部(図示せず)からな
る。
吐出通路13に取り付けた調節弁14のアクチュエータ
部22にはタンク8内の水位を検出する水位センサー2
3からの信号を入力して吐出量を調節する。また、タン
ク8上部には大気と連通する連通管24を弁25を介し
て取り付ける。
部22にはタンク8内の水位を検出する水位センサー2
3からの信号を入力して吐出量を調節する。また、タン
ク8上部には大気と連通する連通管24を弁25を介し
て取り付ける。
加熱装置1の使用温度すなわち真空蒸気圧力を設定する
場合、制御部21から設定圧力を入力すると必要なタン
ク8内水温、すなわち、エゼクター式真空ポンプ4のノ
ズル部12で発生する吸引圧力はノズル部12を通過す
る流体の温度における飽和圧力と等しくなり、設定圧力
と飽和圧力を同一にするための水温、が演算され、この
水温になるように冷却水が制御弁16から注入または停
止される。
場合、制御部21から設定圧力を入力すると必要なタン
ク8内水温、すなわち、エゼクター式真空ポンプ4のノ
ズル部12で発生する吸引圧力はノズル部12を通過す
る流体の温度における飽和圧力と等しくなり、設定圧力
と飽和圧力を同一にするための水温、が演算され、この
水温になるように冷却水が制御弁16から注入または停
止される。
第1図は本発明の真空蒸気発生装置の系統図、第2図は
第1図に示した減圧弁の概略断面図である。 1:加熱装置、3:減圧弁 4:エゼクター式真空ポンプ 5:エゼクター部、6:渦巻きポンプ 8:タンク、9:ディフューザー部 12:ノズル部、15:冷却水供給通路 16:制御弁、17:温度センサー 18,19,22:アクチュエータ部 21:制御部、24:連通管
第1図に示した減圧弁の概略断面図である。 1:加熱装置、3:減圧弁 4:エゼクター式真空ポンプ 5:エゼクター部、6:渦巻きポンプ 8:タンク、9:ディフューザー部 12:ノズル部、15:冷却水供給通路 16:制御弁、17:温度センサー 18,19,22:アクチュエータ部 21:制御部、24:連通管
Claims (1)
- 【請求項1】加熱容器の一次側に減圧弁を配し、二次側
に、エゼクターのディフューザーと渦巻きポンプの吸込
口とをタンクを介して連通し、エゼクターと渦巻きポン
プの吐出口とを連通して、上記タンクに冷却水を供給す
る冷却水供給通路を設け、当該通路にタンク内水温に応
じて開閉する制御弁を設けたエゼクター式真空ポンプを
配し、エゼクターと渦巻きポンプを循環する流体の温度
を制御するようにした真空蒸気発生装置に於て、減圧弁
に設定圧力を変更するためのアクチュエータ部を取り付
け、当該アクチュエータ部に設定信号を送るとともに、
当該設定信号とタンク内水温に基づき上記制御弁に開閉
信号を送る制御部を設けた、真空蒸気発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10676688A JPH0656243B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 真空蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10676688A JPH0656243B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 真空蒸気発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01277101A JPH01277101A (ja) | 1989-11-07 |
JPH0656243B2 true JPH0656243B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=14442028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10676688A Expired - Fee Related JPH0656243B2 (ja) | 1988-04-28 | 1988-04-28 | 真空蒸気発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656243B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0788935B2 (ja) * | 1990-02-15 | 1995-09-27 | 株式会社テイエルブイ | 真空蒸気発生装置 |
CN109365442A (zh) * | 2018-10-09 | 2019-02-22 | 广州铖兴进出口贸易有限公司 | 利用洁净蒸汽低耗清洁的系统及其工艺 |
-
1988
- 1988-04-28 JP JP10676688A patent/JPH0656243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01277101A (ja) | 1989-11-07 |
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Legal Events
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