JP2630869B2 - 真空蒸気発生装置 - Google Patents
真空蒸気発生装置Info
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Description
気を発生して、被加熱物を100度以下の温度で加熱す
るための真空蒸気発生装置に関する。蒸気は同温度の温
水と比較してその保有熱量が大きいと共に、被加熱物の
微細形状部に行き渡り易いことにより、被加熱物への加
熱ムラが少ないメリットがあり、各種産業上の加熱媒体
として用いられている。
特開平2−213601号公報に示されたものがある。
これは、エゼクタのノズルに駆動蒸気管を接続し、エゼ
クタのディフュ―ザを気水分離器と真空減圧弁を介して
加熱容器と接続したものであり、エゼクタと駆動蒸気に
よって加熱容器内を真空状態にすると共に、加熱容器内
で生じたドレンを吸引して、駆動蒸気と混合し、気水分
離器で蒸気とドレンに分離し、分離した蒸気のみを真空
減圧弁で所定の圧力に減圧して加熱容器に供給するもの
である。
は、エゼクタで吸引する加熱容器からの流体が、ドレン
と蒸気の混合状態であるために、エゼクタで生じる真空
度が安定せず、ひいては加熱容器内の真空度も安定せ
ず、加熱温度にバラツキを生じる問題があった。加熱容
器に供給される減圧蒸気はその全てが加熱によりドレン
化するとは限らず、また一度ドレン化したものが再蒸発
することにより、エゼクタ部にはドレンと蒸気の混合流
体が吸引される。ドレンと蒸気はその比重量、比容積が
異なるために、エゼクタ部における真空度が安定しない
のである。蒸気は圧力と温度の関係が一対一で決定さ
れ、真空度が変化すると蒸気温度も変化してしまうので
ある。
通過して圧力が回復した比較的高温のドレンを、気水分
離器で蒸気から分離した後系外に排出してしまうため
に、その保有熱量を捨ててしまうこととなり、省エネル
ギ―の観点からも好ましいものではなかった。
の真空度を安定させ、加熱温度のバラツキを防止すると
共に、廃棄する熱エネルギ―を最少にして省エネルギ―
化を計ることである。
の構成は次の通りである。エゼクタのノズルに駆動蒸気
管を接続し、エゼクタのディフュ―ザを圧力制御弁を介
して加熱容器と接続し、該加熱容器の下部と所望高さを
有するドレン溜の上部とを連通すると共に、該ドレン溜
上部とエゼクタの吸込み口を連通して、ドレン溜下部に
逆止弁とスチ―ムトラップを設けたものである。
レン溜及び加熱容器内を真空状態にすると共に、圧力制
御弁で所定の圧力に制御されて加熱容器内に至る。加熱
容器内で被加熱物を加熱して生じたドレンはドレン溜に
至る。所望高さを有するドレン溜の上部を介して加熱容
器とエゼクタの吸込み口を連通したことにより、加熱容
器で発生したドレンはドレン溜の下方に溜り、エゼクタ
に吸引されることがない。ドレン溜は加熱容器よりもエ
ゼクタに近いためにより真空度が高く、従ってドレン溜
内のドレンは再蒸発してエゼクタに吸引される。ドレン
溜内に所定量のドレンが溜ると、その水頭圧により逆止
弁が開弁してスチ―ムトラップよりドレンのみが系外に
排出される。
おいては、加熱容器として反応釜を用いた例を示す。駆
動蒸気管1にノズル2を接続したエゼクタ3と、加熱室
としてのジャケット部5を備えた反応釜6と、ドレン溜
7と、逆止弁8と、スチ―ムトラップ9とで真空蒸気発
生装置を構成する。
制御弁12を介してジャケット部5と接続する。ジャケ
ット部5の下部と、所望の高さHを有するドレン溜7の
上部とを連通管13で連通する。ドレン溜7の高さH
は、真空状態であるために、最高でも10メ―トルあれ
ば良いが、通常は、約5メ―トルあれば十分である。ド
レン溜7の上部とエゼクタ3の吸込み口15とを連通管
16で連通する。連通管16にはエゼクタ3への蒸気の
吸引量を調整するための弁17を設ける。ドレン溜7の
下部に逆止弁8とスチ―ムトラップ9を順次接続する。
2を通過して吸引力を生じ、ドレン溜7内及びジャケッ
ト部5内を所定の真空状態にする。ノズル2からディフ
ュ―ザ11を経て圧力制御弁12に至った蒸気は所定の
圧力に制御されてジャケット部5に至り、反応釜6を加
熱する。加熱により生じたドレン及び一部の蒸気は連通
管13を経てドレン溜7に至る。ドレン溜7内において
ドレンは下部に溜り、上部には蒸気が位置する。上部に
位置する蒸気は、連通管16を経て吸込み口15からエ
ゼクタ3に吸引され、再度ジャケット部5に供給され
る。ドレン溜7内に溜ったドレンは、所定の水位に達す
ると、その水頭圧によって逆止弁が開弁され、スチ―ム
トラップ9を経て外部に排出される。ドレンが外部に排
出されて水位が下がってくると、作用する水頭圧も小さ
なものとなり、逆止弁は閉弁する。
の蒸気のみであるために、蒸気とドレンの混合状態の場
合と比較してエゼクタ3の吸引力が安定する。また、ド
レン溜7内に溜ったドレンは、再蒸発してエゼクタに吸
引されるために、省エネルギ―化を計ることができる。
引されることにより、エゼクタでの吸引力が安定し、ひ
いては加熱容器内の圧力が安定して、加熱温度にバラツ
キを生じることがない。また、加熱容器からドレン溜に
至ったドレンの一部は再蒸発してエゼクタに吸引され、
再度加熱容器に供給されることにより省エネルギ―とな
る。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 エゼクタのノズルに駆動蒸気管を接続
し、エゼクタのディフュ―ザを圧力制御弁を介して加熱
容器と接続し、該加熱容器の下部と所望高さを有するド
レン溜の上部とを連通すると共に、該ドレン溜上部とエ
ゼクタの吸込み口を連通して、ドレン溜下部に逆止弁と
スチ―ムトラップを設けた真空蒸気発生装置。
Priority Applications (1)
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JP17050791A JP2630869B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 真空蒸気発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17050791A JP2630869B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 真空蒸気発生装置 |
Publications (2)
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Family
ID=15906236
Family Applications (1)
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JP17050791A Expired - Fee Related JP2630869B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 真空蒸気発生装置 |
Country Status (1)
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- 1991-06-14 JP JP17050791A patent/JP2630869B2/ja not_active Expired - Fee Related
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