JPH0755054Y2 - 樹脂成形品の取付構造 - Google Patents

樹脂成形品の取付構造

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JPH0755054Y2
JPH0755054Y2 JP40243290U JP40243290U JPH0755054Y2 JP H0755054 Y2 JPH0755054 Y2 JP H0755054Y2 JP 40243290 U JP40243290 U JP 40243290U JP 40243290 U JP40243290 U JP 40243290U JP H0755054 Y2 JPH0755054 Y2 JP H0755054Y2
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JP
Japan
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protrusion
rib
recess
slide core
mold
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JP40243290U
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Inventor
渡辺真幸
章 伏見
田仲敏幸
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株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、樹脂の射出成形により
成形される樹脂成形品を他物へ取付けるに必要な取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車の構造部品の一つであるラ
ジエータグリルを樹脂製とすることが考えられており、
このラジエータグリルを樹脂成形するには、射出成形型
の使用によって射出成形することが可能とされている。
ところが、このような樹脂製ラジエータグリルにあって
は、例えば図5に示すように透孔1を有するパネル状ラ
ジエータグリル本体2の背面適宜個所に、該ラジエータ
グリル本体2を、車体面3に適宜間隔を保って止着する
ための手段としての取付用リブ4をラジエータグリル本
体2の成形時に一体的に突設し、このリブ4の先端に形
成された取付孔5内にクリップ6を挿通して、該ラジエ
ータグリル7を車体3に止着する構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、かかる樹脂
製ラジエータグリル7にあっては、射出成形するラジエ
ータグリル本体2の背面にリブ4を一体に突設する必要
があるので、このリブ4を一体成形するための手段とし
て、例えば図6に示すように、射出成形用の可動型8に
リブ成形用の凹部9を設けると共に固定型10には、そ
の凹部9内に位置される突部11を形成して、この凹部
9と突部11との間に生じる間隙12内に樹脂を圧入し
てリブ4を射出成形するものである。
【0004】このような凹部9及び突部11を有する可
動型8及び固定型10を使用するリブ4の成形は、その
凹部9の深さが浅い場合には支障ないが、形状的にその
凹部9の深さを大きくしたい場合は必然的に突部11の
長さが長くなる。
【0005】この突部11が長い場合は、間隙12内へ
の樹脂の圧入時に、その突部11の根元13に加わる応
力が大となって、その突部根元13の疲労が大となり、
該根元13にひび割れが生じたり折損するという事故の
発生が考えられている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はかかることに鑑
みてなされたもので、奥行きのあるリブ成形用凹部内に
位置される突部の長さ形状を短くしながらも有効なリブ
を成形することができる樹脂成形品取付構造の開発であ
る。すなわち、可動型に形成されているリブ成形用の凹
部内に位置される固定型の突部長さを、その凹部内の略
中間部にまで入る短縮長さとなして突部に加わる応力を
軽減せしめると共に、その凹部と突部先端との間に生じ
る空間には、スライドコアを挿入して、該スライドコア
により、上記突部の短縮部を補う構造となして所望長の
リブを形成する樹脂成形品の取付構造を提供することに
ある。
【0007】
【実施例】以下に本考案を図1乃至図4に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0008】本実施例は樹脂製ラジエータグリル20の
背面に一体に突設するリブ21すなわち取付構造部をピ
ックアップして説明する。
【0009】先ずリブ21を成形するための型構造につ
いて述べる。22及び23はラジエータグリル20を成
形するための可動型、固定型であって、この可動型22
にはリブ20を成形するための凹部24が形成され、ま
た固定型23には、上記凹部24の中程までに挿入され
る短縮の突起25が突設されている。26は可動型22
の外部より前記凹部24内に挿入されるスライドコアで
あって、凹部24内に挿入されるスライドコア26は、
凹部24内に位置されている突起25の先端に延長され
るように位置されているものである。
【0010】このように本実施例における射出成形型に
あっては、可動型22に形成される凹部24内に、固定
型23の突起25とスライドコア26との組合せからな
る雄型(凸型)を位置せしめて間隙27を形成し、この
間隙27内に樹脂を射出せしめることにより、図1に示
す如くリブ21を形成することができるものである。従
ってこの実施例によるリブ21の先端部側面にはスライ
ドコア26により邪魔された透孔部28が形成されるが
この透孔部28は、リブ21としての強度的不具合を生
じることはなく目的長さのリブ21をラジエータグリル
20と一体に成形することができる。
【0011】このように本実施例にあっては、可動型2
2に設けたリブ成形用の凹部24内に位置される雄型
(凸型)は、短縮された突起25と、この突起25に連
設されるスライドコア26との組合せで形成されること
から、固定型23より突出成形される突起25の全長
は、スライドコア26の分だけ短縮させることができ、
従ってこの突起25が短縮できることで、間隙27内へ
の樹脂原料の圧入時に突起25の根元部に作用する応力
が緩和され従ってこの突起25の折損あるいは突起根元
部のひび割れ等が回避できる。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案は、射出成形するた
めの可動型22に、成形品のリブを成形するための凹部
24を形成し、上記可動型22に対応する固定型23に
は上記凹部24内の中程までに位置される突起25を形
成し、さらにその突起25の先端と凹部24との間隙内
には、可動型22の外側より挿入されるスライドコア2
6を位置せしめて前記凹部24に対応する凸型を成型
し、前記凹部24と、突起25及びスライドコア26と
からなる間隙27内に樹脂原料を圧入して、取付リブ2
1を射出成形する樹脂成形品の取付構造であるから、こ
れによれば可動型22に設けたリブ成形用の凹部24内
に位置される雄型(凸型)は、短縮された突起25と、
この突起25に連設されるスライドコア26との組合せ
で形成されることから、固定型23より突出成形される
突起25の全長は、スライドコア26の分だけ短縮させ
ることができ、従ってこの突起25が短縮できること
で、間隙27内への樹脂原料の圧入時に突起25の根元
部に作用する応力が緩和され従ってこの突起25の折損
あるいは突起根元部のひび割れ等が回避できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案よりなる取付構造の実施例を示した斜視
図。
【図2】射出成形型の実施例を示した断面側面図。
【図3】図2の平面説明図。
【図4】取付構造部を示した樹脂生形品の要部断面図。
【図5】従来の樹脂成形品の断面説明図。
【図6】従来の取付構造を成形する金型の断面説明図。
【符号の説明】 20…ラジエータグリル 21…リブ 22…可動型 23…固定型 24…凹部 25…突起 26…スライドコア 27…間隙 28…透孔部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形するための可動型(22)に、
    成形品のリブを成形するための凹部(24)を形成し、
    上記可動型(22)に対応する固定型(23)には上記
    凹部(24)内の中程までに位置される突起(25)を
    形成し、さらにその突起(25)の先端と凹部(24)
    との間隙内には、可動型(22)の外側より挿入される
    スライドコア(26)を位置せしめて前記凹部(24)
    に対応する凸型を形成し、前記凹部(24)と、突起
    (25)及びスライドコア(26)とからなる間隙(2
    7)内に樹脂原料を圧入して、取付リブ(21)を射出
    成形することを特徴とする樹脂成形品の取付構造。
JP40243290U 1990-12-27 1990-12-27 樹脂成形品の取付構造 Expired - Fee Related JPH0755054Y2 (ja)

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JPH0494415U JPH0494415U (ja) 1992-08-17
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