JPH0754976Y2 - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH0754976Y2
JPH0754976Y2 JP1989102381U JP10238189U JPH0754976Y2 JP H0754976 Y2 JPH0754976 Y2 JP H0754976Y2 JP 1989102381 U JP1989102381 U JP 1989102381U JP 10238189 U JP10238189 U JP 10238189U JP H0754976 Y2 JPH0754976 Y2 JP H0754976Y2
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JP
Japan
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shaped core
winding body
hollow winding
leg
bobbin
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芳秋 金子
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、テレビジョン受像機や事務機器等の電子機器
の電源に用いられるトランスあるいはインダクタ,チョ
ークコイル等のコイル装置に関する。
(従来の技術) 従来、テレビジョン受像機や事務機器等の電子機器の電
源に用いられるコイル装置として、第4図(a),
(b)に示す構成からなるものがある。
第4図(a),(b)に示すコイル装置1は、巻線6が
巻回された中空巻胴部2の両端部に、鍔部3a,3b及び凸
部3c,3dがそれぞれ形成されたボビン3と、該鍔部3a,3b
から中空巻胴部2内に一方の脚部4aがそれぞれ挿入され
たU字状コア4,4とを有するものである。
また前記ボビン3とU字状コア4,4とは、U字状コア4,4
間に渡ってテープ5を巻回することで固定されている。
前記U字状コア4は第5図にも示すように、円柱状から
なる前記脚部4aと、前記鍔部3aに当接する連結部4bと、
中空巻胴部2外に配置される他方の脚部4cを備えたもの
で、前記凸部3c(3d)との当接面4dは曲面で形成されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) ところで前記U字状コア4,4は、鍔部3a,3b上に当接され
た連結部4bを介してそれぞれボビン3に取り付けられ、
また、中空巻胴部2の内周面とU字状コア4の脚部4aと
は、ある程度の間隙を保持するように形成されているの
が通常である。
しかしながら、このようなU字状コア4,4とボビン3と
をテープ5等で固定すると、テープ5等から受ける力に
よりU字状コア4のボビン3との取り付け姿勢が変位す
る。
すなわち、連結部4bと脚部4aとの連結部分へのテープ5
からの力の作用により、脚部4aが中空巻胴部2内で傾斜
するような変位や、第4図(b)中矢印Aで示すように
中空巻胴部2内で回動変化するといった未解決の問題が
あった。
また、この問題に付随して期待する磁気特性を得ること
ができないという弊害を生起させる原因ともなってい
た。
そこで本考案は、ボビンに対するU字状コアの取り付け
姿勢の変位を防止して、磁気特性の改善を図ったコイル
装置の提供を目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の構成は、巻線が巻回
される中空巻胴部の両端部に鍔部及び凸部がそれぞれ形
成されたボビンと、両鍔部から中空巻胴部内に一方の脚
部がそれぞれ挿入されたU字状コアとを有するコイル装
置において、前記中空巻胴部は、一部に平面部を有する
略円筒状からなる内外周面形状を備えたものであり、前
記U字状コアの中空巻胴部内に挿入される脚部は前記中
空巻胴部の内周面形状に対応して形成されたものであ
り、前記中空巻胴部内に挿入されるU字状コアの脚部の
前記脚部の軸と交差する方向に突出形成された平面部か
らなる傾斜変位防止部と、前記U字状コアの前記ボビン
の凸部との当接面であって、前記傾斜変位防止部に連結
する垂直面として形成された回動変位防止部とを設けた
ことを特徴とするものである。
(作用) 上記構成を備えた本考案の作用は、U字状コアにボビン
への取り付け姿勢を変位を防止する変位防止部を設ける
こと及びボビンの中空巻胴部の形状とU字状コアの脚部
の形状を対応させたことにより、ボビンとU字状コアと
の取り付け姿勢の変位を確実に防止し、これにより磁気
特性の改善を図っている。
(実施例) 以下、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は一実施例としてのコイル装置の正面図,側面
図,上面図である。
同図に示すコイル装置10は、巻線16が巻回された中空巻
胴部11aの両端部に鍔部14,15及び凸部30,30が形成され
たボビン11と、該両鍔部14,15から中空巻胴部11a内に一
方の脚部12a,12aがそれぞれ挿入されたU字状コア12,12
と、ボビン11とU字状コア12,12とを取り付けるテープ1
8とを備えたものである。
前記中空巻胴部11aは、両鍔部14,15間を連通する、一部
に平面部を有する略円筒状からなる内外周面形状を備え
たもので、この外周面であって両鍔部14,15間に、前記
巻線16が巻回されている。
前記鍔部14はほぼ円板状からなり、その中央部には載置
されるU字状コア12に対応して凹部17が形成されてい
る。
この凹部17は、中空巻胴部11aの開口部11bを含む底部17
aが平面状に形成されており、ここがU字状コア12の載
置面となる。
前記鍔部15は、対向する縁部に外部基板(図示しない)
との接続ピン19等が複数植設された支持部20が形成さ
れ、その中央部には前述と同様に、載置されるU字状コ
ア12に対応して凹部21が形成され、この凹部21も前述し
た凹部17と同様に、中空巻胴部11aの開口部11cを含む底
部21aが平面状に形成されている。
前記凸部30,30は、前記鍔部14,15上にそれぞれ突出して
形成された三角柱状のもので、U字状コア12との当接面
30aは平面状に形成されている。
次に、前記U字状コア12の詳細な構成について第2図を
参照して説明する。
第2図は前記U字状コア12を拡大して示す拡大斜視図で
ある。
同図に示すU字状コア12は、中空巻胴部11aに挿入さ
れ、該中空巻胴部11aの内周面形状に対応して形成され
た脚部12aと、この脚部12aと離間して平行に形成された
角柱状の脚部12bと、脚部12aと脚部12bとを連結する角
柱状の連結部12cとを有して、一体的に成型されている
ものである。
前記連結部12cは、図示上面12dが前述した底部17a(21
a)との当接面であり、この当接面12dと同一平面上に前
記ボビン10への取り付け姿勢の変位を防止する変位防止
部12e,12eが形成されている。
この変位防止部12e,12eは、中空巻胴部11aの開口部11b
(11c)周囲の底部17a(21a)と当接する平面部12f,12f
であり、図示水平方向(脚部12aの軸と交差する方向)
に突出して形成されたものである。本実施例ではこの平
面部12f,12fが、U字状コア12の脚部12aの中空巻胴部11
a内での傾斜変位を防止する傾斜変位防止部である。
また連結部12cの端面12gは、前述した凸部30の当接面30
aと当接する当接面であり、前記平面部12fに連結する垂
直面として形成されている。本実施例ではこの当接面12
gが、脚部12aの中空巻胴部11a内での回動変位を防止す
る回動変位防止部である。
上記構成からなるU字状コア12を用いたコイル装置の作
用について説明する。
ボビン10にU字状コア12,12を装着し、両U字状コア12,
12間に掛け渡すようにテープ18で巻回する。
この場合、U字状コア12,12にはテープ18の巻回に伴う
力が作用し、これにより中空巻胴部11a内に於いてU字
状コア12の脚部12aが傾斜,回動変位しようとするが、
該U字状コア12,12に形成した傾斜変位防止部12e,12e
と、中空巻胴部11aの開口11b(11c)周囲の底部17a,21a
とが当接するとともに、凸部30の当接面30aと、U字状
コア12,12に形成した回動変位防止部12gとがそれぞれ当
接し、その姿勢の変位を阻止することになる。しかも、
中空巻胴部の形状を一部に平面部を有する略円筒状と
し、それに挿入されるU字状コアの脚部を対応形状とし
たことにより、各平面部同士が対面するので、両者の回
動変位はより確実に防止される。
以上詳述したコイル装置によれば、ボビンに対するU字
状コアの取り付け姿勢の変位を確実に防止することがで
き、これにより磁気特性の改善を図ることができる。
尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではなく、
その要旨の範囲内において様々に変形実施が可能であ
る。
例えば、前記U字状コアに設けた各変位防止部は、図示
一実施例に限らず以下に示す構成としてもよい。
第3図はU字状コアの他の実施例を示す外観斜視図であ
る。
第3図に示すU字状コア22は、前述したU字状コア12と
ほぼ同様の構成からなるが、脚部22aの形状と、傾斜変
位防止部の構成が異なる。
図示脚部22aは、円柱の対向する側面に、互いに平行と
なるような平面部22c,22dを設けたものである。
また傾斜変位防止部は前記実施例とは異なり、長方形状
の平面部22eを備えたものである。尚、本実施例では22f
が前述した回動変位防止部である。
[考案の効果] 以上詳述した本考案によれば、ボビンに対するU字状コ
アの取り付け姿勢の変位を確実に防止し、磁気特性の改
善を図ったコイル装置の提供ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(c)は一実施例としてのコイル装置
の正面図,側面図,上面図、第2図は第1図に示すU字
状コアを拡大して示す拡大斜視図、第3図はU字状コア
の他の実施例を示す外観斜視図、第4図(a),(b)
は従来のコイル装置の正面図,上面図、第5図(a)乃
至(c)は従来のU字状コアの上面図,正面図,側面図
である。 16……巻線、11……ボビン、11a……中空巻胴部、14,15
……鍔部、12,22乃至24……U字状コア、12a……一方の
脚部、12d……当接面、12e,22b,23b,24b……変位防止部
(傾斜変位防止部)、12g,22f,23e,24d……回動変位防
止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線が巻回される中空巻胴部の両端部に鍔
    部及び凸部がそれぞれ形成されたボビンと、両鍔部から
    中空巻胴部内に一方の脚部がそれぞれ挿入されたU字状
    コアとを有するコイル装置において、前記中空巻胴部
    は、一部に平面部を有する略円筒状からなる内外周面形
    状を備えたものであり、前記U字状コアの中空巻胴部内
    に挿入される脚部は前記中空巻胴部の内周面形状に対応
    して形成されたものであり、前記中空巻胴部内に挿入さ
    れるU字状コアの脚部の前記脚部の軸と交差する方向に
    突出形成された平面部からなる傾斜変位防止部と、前記
    U字状コアの前記ボビンの凸部との当接面であって、前
    記傾斜変位防止部に連結する垂直面として形成された回
    動変位防止部とを設けたことを特徴とするコイル装置。
JP1989102381U 1989-08-31 1989-08-31 コイル装置 Expired - Lifetime JPH0754976Y2 (ja)

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