JPH029527Y2 - - Google Patents

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JPH029527Y2
JPH029527Y2 JP1983176776U JP17677683U JPH029527Y2 JP H029527 Y2 JPH029527 Y2 JP H029527Y2 JP 1983176776 U JP1983176776 U JP 1983176776U JP 17677683 U JP17677683 U JP 17677683U JP H029527 Y2 JPH029527 Y2 JP H029527Y2
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bobbin
pin
shaped engaging
piece
fan
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JP1983176776U
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JPS6085804U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、フエライトのポツトコアと組合わさ
れてDC−DCコンバータ等のトランスやインダク
タンス素子等に用いるのに適したピン付ボビンに
関する。
(従来技術) 一般に、ピン付ボビンは、ボビンのつば部分に
駒を形成し、この駒の部分に端子としてのピンを
設けた構成である。
第1図は実公昭58−24406号のインダクタンス
素子において用いたピン付ボビンをポツトコア及
び金具とともに示すもので、ボビン底面側よりみ
た斜視図である。この図において、ピン付ボビン
1は筒状部の両端に上つば2A及び下つば2Bを
有し、下つば2Bには両側に駒3が形成され、そ
れらの駒3にそれぞれ端子となるピン4が立設さ
れている。そして、上下のつば2A,2Bには垂
直かつ外向きに略扇形係合部5A,5Bが形成さ
れている。ただし、略扇形係合部5Bは下つば2
Bと駒3との間の段差で構成されている。
なお、フエライト製のポツトコア10A,10
Bは、平板状のデイスク部11とこの周縁に一体
に形成される外殻部12とデイスク部の中心部に
一体に形成される円柱状のスラグ部13とから構
成され、デイスク部11がスラグ部13に対し同
じ幅または少ない幅となるように略テーパー部が
形成されている。前記ボビン1の略扇形係合部5
A,5Bは、そのように略テーパー部を有するデ
イスク部11と係合可能なように形成される。
ポツトコア10A,10Bを締付け一体化する
ための金具20は、コ字形をなす弾性曲面を有す
る上面21及び両側面22と、両側面22の先端
を内側に折曲げた係止部23とを有しており、前
記上面21は前記ボビン1の係合部内側面に少な
くとも一部において沿接しかつ係合可能なように
形成されている。
第1図の構成において、インダクタンス素子を
構成する場合には、ボビン1にコイルを設け、ポ
ツトコア10A,10Bのデイスク部11がボビ
ン1の係合部5A,5Bと係合するように上下方
向よりポツトコア10A,10Bを嵌込み、さら
に金具20の上面が前記係合部5Aに係合するよ
うに金具20をポツトコアの周囲に装着してポツ
トコアを締付け一体化する。
ところで従来の第1図のごときピン付ボビン1
を用いたインダクタンス素子は、プリント基板上
に実装して用いるのであるが、ボビンの略扇形係
合部5A,5Bの高さ(特に駒3を有する方のつ
ばにおける係合部5Bの高さ)がポツトコアのデ
イスク部の厚さとほぼ同程度であるため、プリン
ト基板上に装着したときにおいて、プリント基板
上のパターンにポツトコアの下面が接触もしくは
近接して、プリント基板上の回路を傷付けたり、
その他の悪影響を及ぼしたりする嫌いがあつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の点に鑑み、つばにポツトコア
のデイスク部と係合する略扇形係合部を形成した
構成において、ピンを立設する駒を形成した方の
つばの略扇形係合部の高さを、ポツトコア側デイ
スク部の厚さよりも大きく設定することにより、
プリント基板等へ装着した場合の不都合を除去
し、端子のピンに巻線をからげて接続することが
容易で、しかも絶縁特性の改善を図ることが可能
なピン付ボビンを提供しようとするものである。
(考案の実施例) 以下、本考案に係るピン付ボビンの実施例を図
面に従つて説明する。
第2図は本考案の実施例におけるピン付ボビン
の全体的構成であつて、駒を有する下つば側(底
面側)より見た斜視図、第3図は駒のない上つば
の部分を示す斜視図、第4図はポツトコアと組合
わせてインダクタンス素子を構成する場合の分解
斜視図、第5図は基板装着時の正面図である。こ
れらの図において、ピン付ボビン31は、筒状部
両端に上つば32A及び下つば32Bを有してお
り、下つば32Bには駒33が一体に形成され、
該駒33に端子となるピン34が立設されてい
る。そして、上つば32Aにはこれに垂直かつ外
向きに略扇形係合部35Aが形成され、下つば3
2Bにもこれに垂直でかつ外向きに略扇形係合部
35Bが一体に形成される。前記上つば32Aに
形成された略扇形係合部35Aは、中央の円弧面
37Aと該円弧面37Aの両縁に対し直角に近い
角度を成す一対の第1のテーパー面38Aと第1
のテーパー面38Aに続いていて扇形に拡がつた
一対の第2のテーパー面39Aとで構成され、該
中央の円弧面37Aはポツトコア40Aのスラグ
部43が入るボビンの筒状部内周面の延長面で構
成されている。その略扇形係合部35Aの高さ
は、フエライト製ポツトコア40Aのデイスク部
41の厚みと締付のための金具(図示省略)の厚
さとの和に相当する寸法である。一方、駒33を
有する下つば側の略扇形係合部35Bは、中央の
円弧面37Bと該円弧面37Bの両縁に対し直角
に近い角度を成す一対の第1のテーパー面38B
と第1のテーパー面に続いていて扇形に拡がつた
一対の第2のテーパー面39Bとで構成され、該
中央の円弧面37Bはポツトコア40Bのスラグ
部43が入るボビンの筒状部内周面の延長面で構
成されている。その略扇形係合部35Bの高さ
は、ポツトコア40Bのデイスク部41の厚みよ
りもかなり大きく形成され、かつ略扇形係合部3
5Bはピン34を立設した駒33のピン立設面3
6より垂直に立上がつた壁部を成している。さら
に、駒33のピン立設面36の縁部に沿つて前記
略扇形係合部35Bに比べてかなり背の低い突条
部45が形成されている。該突条部45はピン3
4とポツトコアとの間の必要な沿面距離を確保す
るものである。また、その突条部45が低いの
で、巻線端を端子のピン34にからげることが容
易である。
上記のごときピン付ボビン31は、第4図の如
くポツトコア40A,40Bと組合わせてインダ
クタンス素子を形成することができる。すなわ
ち、ボビン31にコイルを設け、ポツトコア40
A,40Bのデイスク部41がボビン31の係合
部35A,35Bと係合するように上下方向より
ポツトコア40A,40Bを嵌込み、さらに金具
の上面が前記係合部35Aに係合するように金具
をポツトコア40A,40Bの周囲に装着してポ
ツトコアを締付け一体化する。このようにして得
られたインダクタンス素子をプリント基板上に装
着すると第5図のごとくなる。すなわち、ピン付
ボビン31の下つば32Bの外面に突出した略扇
形係合部35Bがポツトコア40A,40Bのデ
イスク部よりもかなり高さが大きいため、プリン
ト基板50上面とポツトコア40B下面との間隔
を十分空けることができる。これにより、ポツト
コアがプリント基板上のパターンに近接もしくは
接触することによる不都合(パターン傷付け、絶
縁不良等)を除去することができる。また、ピン
34にはコイル巻線端がからげられるが、その巻
線からげ部分がプリント基板に当たつてしまつて
挿入が不安定となる不都合も除去することができ
る。
なお上記実施例では、つばの一方のみに駒を設
けて端子となるピンを立設したが、必要に応じて
両方のつばに駒を設けてピンを立設するようにす
ることも可能である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のピン付ボビンに
よれば、端子ピンを立設してある駒を形成した方
のつばに設けられた略扇形係合部の高さを、ポツ
トコアのデイスク部の厚さよりも大きく設定した
ので、プリント基板等に装着した場合にコアがプ
リント基板等に接触もしくは近接することによる
不都合を除去し、端子のピンに巻線をからげて接
続することが容易で、しかも絶縁特性の改善を図
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のピン付ボビンをポツトコア及び
金具とともに示す分解斜視図、第2図は本考案に
係るピン付ボビンの実施例であつてボビン底面側
よりみた斜視図、第3図はピン付ボビンの上つば
部分を示す斜視図、第4図はピン付ボビンをポツ
トコアと組合わせてインダクタンス素子を構成す
る場合の分解斜視図、第5図はインダクタンス素
子をプリント基板に装着したときの正面図であ
る。 31……ピン付ボビン、32A……上つば、3
2B……下つば、33……駒、34……ピン、3
5A,35B……略扇形係合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 筒状部両端につばを形成し、少なくとも一方
    のつばに駒を一体に形成し、該駒の部分に端子
    となるピンを立設し、それぞれの前記つばにポ
    ツトコアのデイスク部と係合する略扇形係合部
    を外向きに形成したピン付ボビンにおいて、前
    記駒33を形成した方のつばの略扇形係合部3
    5Bの高さを前記ポツトコアのデイスク部の厚
    さよりも大きく、かつ前記駒を有しない方のつ
    ばの略扇形係合部35Aの高さよりも大きく設
    定し、さらに前記略扇形係合部35Bは、前記
    駒33のピン立設面36に対しほぼ垂直で前記
    デイスク部の少なくとも一部に沿つた壁部を構
    成したことを特徴とするピン付ボビン。 (2) 前記デイスク部に沿つた前記ピン立設面36
    の残りの縁部に前記略扇形係合部35Bに連接
    する高さの低い突条部45を形成した実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のピン付ボビン。 (3) それぞれの前記略扇形係合部35A,35B
    の前記ポツトコアに対接する面は、中央の円弧
    面と、該円弧面に対し直角に近い角度を成す第
    1のテーパー面と、該第1のテーパー面に続い
    ていて扇形に拡がつた第2のテーパー面とで構
    成されている実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のピン付ボビン。 (4) 前記円弧面は、前記ポツトコアのスラグ部が
    入る前記筒状部内周面の延長面で構成されてい
    る実用新案登録請求の範囲第3項記載のピン付
    ボビン。
JP17677683U 1983-11-17 1983-11-17 ピン付ボビン Granted JPS6085804U (ja)

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JP17677683U JPS6085804U (ja) 1983-11-17 1983-11-17 ピン付ボビン

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JP17677683U JPS6085804U (ja) 1983-11-17 1983-11-17 ピン付ボビン

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Publication Number Publication Date
JPS6085804U JPS6085804U (ja) 1985-06-13
JPH029527Y2 true JPH029527Y2 (ja) 1990-03-09

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JP17677683U Granted JPS6085804U (ja) 1983-11-17 1983-11-17 ピン付ボビン

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810345U (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 株式会社東海理化電機製作所 圧力スイツチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824406Y2 (ja) * 1978-11-09 1983-05-25 ティーディーケイ株式会社 インダクタンス素子

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810345U (ja) * 1981-07-14 1983-01-22 株式会社東海理化電機製作所 圧力スイツチ

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JPS6085804U (ja) 1985-06-13

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