JPH0754836Y2 - トルクコンバータ試験用パレット装置 - Google Patents

トルクコンバータ試験用パレット装置

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JPH0754836Y2
JPH0754836Y2 JP7228090U JP7228090U JPH0754836Y2 JP H0754836 Y2 JPH0754836 Y2 JP H0754836Y2 JP 7228090 U JP7228090 U JP 7228090U JP 7228090 U JP7228090 U JP 7228090U JP H0754836 Y2 JPH0754836 Y2 JP H0754836Y2
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pallet
torque converter
rotary
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face plate
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政信 辻
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案はトルクコンバータの回転試験に供されるパレッ
ト装置に関する。
B.考案の概要 本考案は、回転パレットと搬送パレットからなるパレッ
ト装置を用いてトルクコンバータの試験機への取付と搬
送を行わしめるようにしたものであり、入力軸回転面板
の変更を伴わずに複数種のトルクコンバータを同一の試
験機により試験することを可能とする一方、取付けおよ
び搬送の自動化をも可能としたものである。
C.従来の技術 自動車の自動変速機に用いられるトルクコンバータ(以
降、トルコンと称する)の回転試験は、従来、以下の手
順で行われていた。
まず、第5図に示すように、トルコン本体1の前面(入
力軸側)に設けられたエンジン取付ナット2にダミーピ
ン3をねじ込み、しかる後、試験機の入力軸回転面板4
にトルコン本体1を装着して固定する。入力軸回転面板
4の中心部にはトルコン本体1のセンタボス5が嵌合す
るボス穴6が形成されており、位置決めが行われる。ま
た、入力軸回転面板4の後面にはダミーピン3が嵌合す
るドライブ穴7が形成されており、動力の伝達が行われ
る。一方、トルコン本体1の後面中央(出力軸側)には
ステータ側スプライン8とターピン側スプライン9とに
それぞれ嵌合する固定スプライン軸10と出力スプライン
軸11が接続される。
この状態で、入力軸回転面板4を回転させると内部のフ
ルードを介して出力スプライン軸11に回転力が発生し、
そのトルクを計測することによりトルコンの性能(トル
ク比や伝達効率等)が計測できるのである。尚、トルコ
ン本体1にエンジン取付ナット2ではなくボルトが装着
されている場合には、ドライブピン3ではなくナット様
の治具が用いられている。
D.考案が解決しようとする課題 ところで、従来の回転試験には以下に述べる問題点があ
った。
同種類のトルコンを試験する際には、搬送や装着をロボ
ットや専用ローダにより自動化することが行われてい
る。ところが、トルコン本体1は単純な形状をしていな
いため、複雑なチャッキング装置が必要となり、部品点
数の増加やコストの増大が生じてしまった。また、外径
や形状の異なるトルコンを同一の試験機によって試験す
る場合には、手作業に頼らざるを得ないと共に、センタ
ボス5やダミーピン3の位置の相違によって入力軸回転
面板4側の変更も必要となってしまうことが多かった。
更に試験前にトルコン本体1にダミーピン3等を装着
し、試験後にこれを取り外さなければならぬため、試験
効率が甚だ悪かった。
E.課題を解決するための手段 そこで、本考案ではこの課題を解決するために、 トルクコンバータが上面に搭載される円盤形状の回転パ
レットと、 当該回転パレットの上面に形成され、当該トルクコンバ
ータを位置決め・固定する係止手段と、 当該回転パレットの下面に形成され、当該回転パレット
と入力軸回転面板とを結合させて回転力を伝達する動力
伝達手段と、 当該回転パレットの下面中心部に形成され、入力軸回転
面板に形成されたボスに嵌合する芯出穴と、 当該回転パレットを着脱自在に搭載する矩形の搬送パレ
ットと、 を具えたことを特徴とするトルクコンバータ試験用パレ
ット装置を提案するものである。
F.作用 回転パレットの上面に位置や形状の異なる複数の係止手
段を設けることにより多種類のトルクコンバータを搭載
することが可能となる。また、搬送パレットが矩形であ
るため搬送コンベア等による搬送を容易に行うことがで
きる。
6.実施例 本考案の一実施例を図面に基づき具体的に説明する。実
施例の説明にあたっては前述した従来の例における部材
と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
第1図には本考案に係るトルクコンバータ試験用パレッ
ト装置の一実施例を平面により示し、第2図には第1図
中A-A断面を示してある。第3図にはトルクコンバータ
と入力軸回転面板との接合時の状態を示し、第4図には
トルクコンバータとパレット装置との切り離し時の状態
を示してある。
第1図および第2図中、12は円盤形状の回転パレットで
あり、略正方形の搬送パレット13に形成された円環状の
フランジ14に対し着脱自在に嵌合している。回転パレッ
ト12の上面には、エンジン取付ナット2が嵌合する係止
手段たる一対の位置決め係止リング15が形成されてお
り、トルコン本体1を搭載することにより位置決め・固
定が行われる。図中、15′,15″は、別類のトルコン本
体に適合する、配置や内径の異なる係止リングである。
また、回転パレット12の下面には、位置決めボス15と18
0°位相をずらせて、動力伝達手段たるこれも一対のド
ライブピン16が形成されている。一方、回転パレット12
の中心部には、入力軸回転面板4の上面の芯出ボス17と
嵌合する芯出穴18が形成されている。
以下、第3図と第4図とを用いて本実施例の作用を述べ
る。
本実施例では、まずトルコン本体1を回転パレット12の
上面に搭載することにより、エンジン取付ナット2が係
止リング15に嵌合して位置決めが行われる。次に、トル
コン本体1と回転パレット12とは搬送パレット13と一体
に、搬送レール(あるいは搬送コンベア)19により搬送
される。そして、所定の位置まで搬送されると、第3図
に示すように入力軸回転面板4が上方にスライド動す
る。この際、ドライブピン16がドライブ穴7に嵌合する
と共に、芯出ボス17が芯出穴18に嵌合する。図中、20は
着脱式のセンタボス用治具であり、センタボス5と嵌合
する。入力軸回転面板4の上昇動に伴って、図に示すよ
うに回転パレット12が搬送パレット13と分離し、しかる
後図示しない固定スプライン軸や出力スプライン軸が上
方から連結する。試験時にはトルコン本体1は回転パレ
ット12と一体に回転するが、回転パレット12が円盤形状
であるため回転バランスは容易に得られる。
試験終了後、入力軸回転面板4は下方にスライド動し、
回転パレット12は再び搬送パレット13上に固定されて搬
送される。そして、所定の位置まで搬送されると、第4
図に示すように切り離し治具21が下方からトルコン本体
1を持ち上げることで分離が行われる。
本実施例では、以上述べたようにトルコン本体1と入力
軸回転面板4との間に回転パレット12を介在させたた
め、従来のようにトルコン本体1にダミーピン等を装着
する必要がなくなった。また、係止リング15,15′,15″
を適宜使い分けたり、センタボス用治具20を付け替えた
りすることにより、多種類のトルコン本体1を試験する
ことが可能となった。
以上で具体的実施例の説明を終えるが、本考案の態様は
この実施例に限るものではない。例えば、上記実施例で
はエンジン取付ナット2を係止リング15により係止して
位置決め・固定を行うようにしたが、トルコン本体1に
ボルトが形成されているような場合には、係止手段とし
てボルト穴が用いられる。
H.考案の効果 本考案によれば、回転パレットと搬送パレットとからな
るパレット装置を用いてトルクコンバータの回転試験を
行うようにしたため、入力軸回転面板が同一の試験機に
より多種類のトルクコンバータを試験できるようになる
と共に、搬送や試験機への組み付けを自動化することが
可能になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトルクコンバータ試験用パレット
装置の一実施例を示す平面図であり、第2図は第1図中
A-A断面図である。第3図はトルクコンバータと入力軸
回転面板との接合時の状態を示す説明図であり、第4図
はトルクコンバータとパレット装置との切り離し時の状
態を示す説明図である。第5図は従来のトルクコンバー
タ試験装置を示す概略図である。 図面中、 1はトルクコン本体、2はエンジン取付ナット、4は入
力軸回転面板、5はセンタボス、12は回転パレット、13
は搬送パレット、15は係止リング、16はドライブピン、
18は芯出穴、20はセンタボス用治具である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータが上面に搭載される円盤
    形状の回転パレットと、 当該回転パレットの上面に形成され、当該トルクコンバ
    ータを位置決め・固定する係止手段と、 当該回転パレットの下面に形成され、当該回転パレット
    と入力軸回転面板とを結合させて回転力を伝達する動力
    伝達手段と、 当該回転パレットの下面中心部に形成され、入力軸回転
    面板に形成されたボスに嵌合する芯出穴と、 当該回転パレットを着脱自在に搭載する矩形の搬送パレ
    ットと、 を具えたことを特徴とするトルクコンバータ試験用パレ
    ット装置。
JP7228090U 1990-07-09 1990-07-09 トルクコンバータ試験用パレット装置 Expired - Fee Related JPH0754836Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0430458U JPH0430458U (ja) 1992-03-11
JPH0754836Y2 true JPH0754836Y2 (ja) 1995-12-18

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ID=31610082

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JP6289397B2 (ja) * 2015-02-13 2018-03-07 ジヤトコ株式会社 ケース反転治具

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JPH0430458U (ja) 1992-03-11

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