JPH075468B2 - 多発性硬化症の治療のための製薬組成物 - Google Patents

多発性硬化症の治療のための製薬組成物

Info

Publication number
JPH075468B2
JPH075468B2 JP2208296A JP20829690A JPH075468B2 JP H075468 B2 JPH075468 B2 JP H075468B2 JP 2208296 A JP2208296 A JP 2208296A JP 20829690 A JP20829690 A JP 20829690A JP H075468 B2 JPH075468 B2 JP H075468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
group
compounds
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2208296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0377826A (ja
Inventor
ウイリアム・ジヨセフ・ホウリハン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sandoz AG
Original Assignee
Sandoz AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sandoz AG filed Critical Sandoz AG
Publication of JPH0377826A publication Critical patent/JPH0377826A/ja
Publication of JPH075468B2 publication Critical patent/JPH075468B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/683Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols
    • A61K31/685Diesters of a phosphorus acid with two hydroxy compounds, e.g. phosphatidylinositols one of the hydroxy compounds having nitrogen atoms, e.g. phosphatidylserine, lecithin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は多発性硬化症の治療における、ある種の複素環
式、チオエーテル、ケト−エステル及びアルキルりん脂
質の使用に関する。
多発性硬化症、すなわち脳及び脊髄における脱髄の散乱
性斑によつて特徴的な、運動能力をそこなう神経疾患
は、多年にわたつて組織的な研究の対象となつている
が、残念ながら未だに見るべき成果は上つていない。AC
TH(副腎皮質刺激ホルモン)又はプレドニゾンは、特に
初期状態において投与するときに、急性の発作の回復を
促進するように思われるが、今日ですら、自然の緩解が
治療の評価を困難とするために、特別な治療は存在しな
い。
米国特許第4,778,788号は多発性硬化症の治療において
有用な、ある種のリンレシチン類似体を開示している。
ここに驚くべきことに、ある種の複素環式、チオエーテ
ル、ケト−エステル及びアルキルりん脂質が多発性硬化
症の治療において有用であることが見出された。かくし
て、本発明は有効量の式Iの化合物の投与による多発性
硬化症の治療方法を提供する: 式中でnは2〜6の整数であり; 各R3は、独立して、メチル又はエチルであり;且つ Qは式IIの基又は式IIIの基である。
式IIの基中において、 Rは水素又はR1と共に基‐YCH2CH2CH2-を形成し、ここ
でYは−O−又は−S−であり;R1及びR2は、Rが水素
であるときは、共同して基 ここでmは2〜4であり且つR4はn−C(14−20)アル
キル又はn−C(14−20)アルコキシである、 又は基 ここでR4及びYは前記のとおりである、 又は基 ここでR4及びYは前記のとおりである、 を形成し、又はRとR1が基‐YCH2CH2CH-を形成するとき
は、R2は基‐CH2OR5を表わし、ここでR5はn−C(14−
20)アルキルである。
式IIIの基中において、 R6は水素であり且つR7はn−C(12−18)アルキルであ
り、又は R6は‐CH2SR5であり且つR7は‐CH2OR3であり、又は R6は‐CH2OR5であり且つR7は‐OCOCH2COCH3であり; ここでR3及びR5は前記のとおりである、 nは、n′が2、3又は4、一層好ましくは2である場
合のn′であることが好ましい。R4は、R4′がn−C
(14〜18)アルキル又はn−C(14〜18)アルコキシで
ある場合のR4′であることが好ましく、n−C(14〜1
8)アルコキシ、特にn−C18H37O−であることが一層好
ましい。R5は、R5′がn−C(14〜18)アルキル、特に
n−C16又はC18アルキルである場合のR5′であることが
好ましい。
Qが式IIの基である場合の式Iの化合物の中で、本発明
の実施において有用であることが認められている化合物
の一部類は式IV 式中でXはCH2m、ここでmは2〜4である;-CH2CH
2O-又は‐CH2CH2S-であり;且つn、 R3及びR4は前記のとおりである; の複素環式りん脂質及びその相当する水和物である。
式IVの化合物中に含まれるものとして、下位部類IV aの
化合物がある: 式中でX′はCH2 2〜4であり、n、R3及びR4は前
記のとおりである、 の化合物及び相当するその水和物がある。
好適な下位部類IV aの化合物は式IV a′ 式中でn′、R4′及びX′は前記のとおりである、 の化合物及び相当するその水和物である。
もつとも好適な下位部類IV aの化合物は式 を有する2−[[ヒドロキシ[(1−オクタデシルオキ
シカルボニル−3−ピペリジニル)−メトキシ]−ホス
フイニル]オキシ]−N,N,N−トリメチルエタナミニウ
ムヒドロキシド内部塩−4−オキシド;式 を有する(±)−2−[ヒドロキシ[(1−オクタデシ
ルオキシカルボニル−3−ピロリジニル)−メトキシ]
−ホスフイニル]オキシ]−N,N,N−トリメチルエタナ
ミニウムヒドロキシド内部塩−4−オキシド、二水和
物;及び式 を有する(±)−2−[[ヘキサヒドロ−1−オクタデ
シルオキシカルボニル−1H−アゼピン−3−イル)−メ
トキシ]ヒドロキシホスフイニル]オキシ]−N,N,N−
トリメチルエタナミニウムヒドロキシド内部塩−4−オ
キシド、1.5水和物である。
X′が(CH2であり、R3、R4及びnが前記のとおり
である場合の下位部類IV aの化合物及び抗腫瘍剤として
のそれらの使用は米国特許第4,749,696号中に開示して
あり、且つ下位部類IV aのすべての化合物は該特許記載
の方法に従つて製造することができる。
同じく式IVの化合物中に含まれるものは下位部類IV b 式中でn、R3、R4及びYは前記のとおりである; の化合物及び相当するその水和物である。
好適な下位部類IV bの化合物は式IV b′ 式中でY、R4′及びn′は前記のとおりである; の化合物及び相当するその水和物である。
もつとも好適な下位部類IV bの化合物は式 を有する(±)−2−[[ヒドロキシ[(4−オクタデ
シルオキシカルボニル−2−モルホリニル)メトキシ]
ホスフイニル]オキシ]−N,N,N−トリメチルエタナミ
ニウムヒドロキシド内部塩−4−オキシド、三水和物及
び式 を有する(±)−2−[ヒドロキシ[(テトラヒドロ−
4−オクタデシルオキシカルボニル−2H−1,4−チアジ
ン−2−イル)メトキシ]ホスフイニル]オキシ]−N,
N,N−トリメチルエタナミニウムヒドロキシド内部塩−
4−オキシド、−水和物である。
下位部類IV bのすべての化合物は米国特許第4,749,696
号に記載の方法に従つて製造することができる。
本発明の実施において有用であることが認められてい
る、Qが式IIの基である場合の式Iの化合物のその他の
部類は、式Vの複素環式りん脂質である: 式中でY、R3、R5及びnは前記のとおりである。
好適な式Vの化合物は式V′の化合物である: 式中でn′、Y及びR5′は前記のとおりである。
もつとも好適な式Vの化合物は式 を有する2−[[2−オクタデシルオキシメチルテトラ
ヒドロ−2−フラニルメトキシ)−ヒドロキシホスフイ
ニルオキシ]−N,N,N−トリメチルエタナミニウムヒド
ロキシド内部塩−4−オキシドである。
式Vの化合物及び抗腫瘍剤としてのそれらの使用は米国
特許第4,673,672号中に開示してあり、且つ式Vのすべ
ての化合物は、その中に記載の方法に従つて製造するこ
とができる。
本発明の実施における有用性が認められている、Qが式
IIIの基である場合の式Iの化合物の部類は式VIのりん
脂質である: 式中でn、R3及びR5は前記のとおりである。好適な式VI
の化合物は式VI′の化合物である: 式中でn′及びR5′は前記のとおりである。もつとも好
適な式VIの化合物は式 を有する3−ヘキサデシルメルカプト−2−メトキシメ
チルプロピル−2′−トリメチルアンモニオエチルりん
酸である。
式VIの化合物及び抗腫瘍剤としてのその使用はE.ボシー
ズら、リピツド、第22巻、947〜951頁(1987)中に開示
してあり、式VIのすべての化合物はE.ボシーズらの文献
中に記載の方法に従つて調製することができる。
本発明の方法における有用性が認められている、Qが式
IIIの基である場合の式Iの化合物の別の部類は式VIIの
ケト−エステルりん脂質である: 式中でR5、R3及びnは前記のとおりである。好適な式VI
Iの化合物は式VII′の化合物である: 式中でR5′及びnは前記のとおりである。もつとも好適
な式VIIの化合物は式 を有する3,5,9−トリオキサ−4−ホスフアヘプタコサ
ン−1−アミニウム、7−(1,3−ジオキソ−ブトキ
シ)−N,N,N−トリメチル、ヒドロキシド内部塩、4−
オキシドである。
式VIIの化合物及び抗腫瘍剤としてのそれらの使用はI.
クドーら、リピツド、第22巻、862〜867頁(1987)中に
開示してあり且つ式VIIの化合物のすべてはクドーらの
文献中に記載の方法に従つて製造することができる。
本発明の実施における有用性が認められる、Qが式III
の基である場合の式Iの化合物のさらに別の部類は式VI
IIのアルキルりん脂質である: 式中でR7及びnは前記のとおりである。好適な式VIIIの
化合物は式VIII′の化合物である: 式中でR7′はn−(C12〜16)アルキルであり、nは前
記のとおりである。
もつとも好適な式VIIIの化合物は式: を有する化合物ヘキサデシル−2−トリメチルアンモニ
オエチルりん酸である。
式VIIIの化合物及び抗腫瘍剤としてのそれらの使用はヨ
ーロッパ特許第225,608号中に開示してあり、且つ式VII
Iのすべての化合物はその中に記載の方法に従つて製造
することができる。
式IV、V、VI及びVIIの化合物は不斉炭素原子を含有し
ている。それ故、それらの化合物はラセミ又はエナンチ
オマーの形態で存在することができ、それらのすべての
形態が本発明の実施内に包含される。エナンチオマー形
態は、常法により、たとえば最終又は中間生成物の光学
分割によつて、又は光学的に活性な出発物質を用いるこ
とによつて、取得することができる。
前記のように、式IV相当する水和物、V、VI、VII及びV
IIIの化合物のすべては、下記の試験方法によつて示す
ように、多発性硬化症の治療において有用である:ラツ
トにおける実験的に誘発したアレルギー性脳脊髄炎[レ
ビンら、AM.J.PATH.47(1965)61;マツクフアーリン
ら、J.Immunol.113(1974)712;ボレル、Transplant&C
lin.Immunol.13(1981)3]。
おすのウイスターラツトのあと足にウシの脊髄索と完全
フロインドのアジユバントの混合物を注射する。通常は
16日以内に病気の徴候(尾と両あと足の麻痺)が表われ
る。発病した動物数と発病時間を記録する。
感作の日に開始して3週間継続する、式Iの化合物の、
1週間に5日の約5〜約50mg/kg/日の用量の経口投与
は、上記の試験モデルにおける発病を抑制する。
定着した試験アレルギー性脳脊髄炎(EEAE) 試験化合物の投与を感作の8〜9日後(すなわち病気の
症状が発現する直前)に毎日又は1日置きに2週間にわ
たつて5〜50mg/kg/日の用量で投与する以外は上記と同
様にして試験を行なう。試験期間中に、毎日病気の症状
を調べて前記の試験方法におけるように評価する。
上記の投与率における式Iの化合物の投与において、偽
薬を与えた対照グループにおける状況と比較してEAEの
病気の症状の出現の実質的な低下が認められる。
多発性硬化症の治療において使用すべき式Iの化合物、
特に式IV又は相当する水和物、V、VI、VII又はVIIIの
化合物の正確な投与量は、宿主、治療すべき症状の性質
と重さ、投与の方式及び使用する特定の化合物を包含す
る多くの要因に依存する。しかしながら、一般に、多発
性硬化症の症状の申し分のない抑制は、体重1kg当り0.5
〜30mg、好ましくは1〜20mgの1日当りの用量の経口投
与において、又は大部分の比較的大きな動物に対して
は、35〜600mgの1日当りの全投与量において、達成す
ることができる。大部分の大きな動物に対して好適な1
日当りの全用量は150〜300mgである。
通常は、最初は少量を投与し、次いで治療下の宿主に対
する最適の用量が定まるまで徐々に増量する。投与量の
上限は副作用の発現によつてきまり、ヒトを含む、治療
する動物に対する試験によつて決定することができる。
前記のように、大部分の比較的大きな動物、たとえばヒ
トに対する好適な1日当りの全投与量は150〜300mgであ
る。しかしながら、多発性硬化症の症状の明確な改善が
式Iの化合物の150〜300mgの1日当りの投与において認
められる場合には、投与量を1日置きに150〜300mgの式
Iの化合物へと低下させることができる。
式Iの化合物は一つ以上の製薬的に許容できる基剤及
び、場合によつては、一つ以上の通常の製薬アジユバン
トと組合わせて、錠剤、分散性粉剤、顆粒剤、カプセル
剤、エリキシル剤、懸濁剤などの形態で経口的に投与す
ることができる。組成物は常法によつて製造することが
できる。化合物を少量の適当な溶剤、たとえばエタノー
ル中に溶解し、且つ飲用のための牛乳で具合よく希釈す
ることもできる。
式Iの化合物は、多発性硬化症の治療において有効な量
の作用物質を含有するかかる製薬組成物、単位投与形態
にあるかかる組成物及び固体の製薬的に許容できる基剤
を包含するかかる組成物として処方することができる。
下記の成分を含有する錠剤及びカプセル剤は通常の方法
によつて製造することができ且つ1日に1回投与すると
きに多発性硬化症の治療において有用である。
試験アレルギー性脳炎テスト: 前記式の化合物、2−[[2−オクタデシルオキシメチ
ルテトラヒドロ−2−フラニルメトキシ)−ヒドロキシ
ホスフイニルオキシ]−N,N,N−トリメチルエタナミニ
ウムヒドロキシド内部塩−4−オキシド、および比較と
して サンジムン(Sandimmune、cyclosporin;SIM)のそれぞ
れを抗原の投与後0−7、0−14または7−14日、25mg
/kg/日の用量で投与した。その結果は以下の通りであっ
た。
SIMは、それが投与されている限り急性EAE(試験アレル
ギー性脳炎を延期するが、予防(0−14)または治療
(7−14)処置を停止すると、殆んどのラットは、陽性
EAEの典型的症状を表わす。これに対して、前記化合物
は、殆んどのラットの症状を防止する。
さらに本発明は以下のものを提供する: 1.多発性硬化症の治療のための式Iの化合物の使用。
2.多発性硬化症の治療のための薬剤の製造のための式I
の化合物の使用。
3.多発性硬化症の治療のための式Iの化合物。
4.製薬的に許容できる希釈剤又は基剤と組合わせた式I
の化合物を包含する多発性硬化症の治療のための製薬組
成物。
本発明の主な特徴および態様を記すと次のとおりであ
る。
1.製薬的に許容できる希釈剤又は基剤と組合わせた、多
発性硬化症の治療のための、式I 式中でnは2〜6の整数であり; 各R3は、独立して、メチル又はエチルであり;且つ Qは式IIの基又は式IIIの基であり、 ここで、式IIの基中において、 Rは水素又はR1と共に基‐YCH2CH2CH2-を形成し、ここ
でYは−O−又は−S−であり;R1及びR2は、Rが水素
であるときは、共同して基 ここでmは2〜4であり且つR4はn−C(14−20)アル
キル又はn−C(14−20)アルコキシである、 又は基 ここでR4及びYは前記のとおりである、 又は基 ここでR4及びYは前記のとおりである、 を形成し、又はRとR1が基‐YCH2CH2CH2-を形成すると
きは、R2は基‐CH2OR5を表わし、ここでR5はn−C(14
−20)アルキルである; 且つ式IIIの基中において、 R6は水素であり且つR7はn−C(12−18)アルキルであ
り、又は R6は‐CH2SR5であり且つR7は‐CH2OR3であり、又は R6は‐CH2OR5であり且つR7は‐OCOCH2COCH3であり; ここでR3及びR5は前記のとおりである、の化合物を包含
する製薬組成物。
2.式Iの化合物は式IV 式中でXは(CH2)m、ここでmは2〜4である;-CH2CH
2O-又は‐CH2CH2S-であり;且つn、R3及びR4は上記第
1項記載のとおりである、 の化合物又は相当するその水和物である上記第1項記載
の組成物。
3.式IVの化合物は式IV a 式中でX′はCH2 2〜4であり且つn、R3及びR4
上記第1項記載のとおりである、の化合物又は相当する
その水和物である上記第2項記載の組成物。
4.式IVの化合物は式IV a′ 式中でn′は2、3又は4であり、R4′はn−C(14〜
18)アルキル又はn−(14〜18)アルコキシであり且つ
X′は上記第3項記載のとおりである、 の化合物又は相当するその水和物である上記第3項記載
の組成物。
5.式IVの化合物は式IV b 式中でn、R3、R4及びYは上記第1項記載のとおりであ
る、 の化合物又は相当するその水和物である上記第2項記載
の組成物。
6.式IV bの化合物は式IV b′ 式中でYは上記第1項記載のとおりであり且つR4′及び
n′は上記第4項記載のとおりである の化合物又は相当するその水和物である上記第5項記載
の組成物。
7.式Iの化合物は式V 式中でY、R3、R5及びnは上記第1項記載のとおりであ
る、 の化合物である上記第1項記載の組成物。
8.式Vの化合物は式V′ 式中でR5′はn−C(14〜18)アルキルであり、n′は
上記第4項記載のとおりであり且つYは上記第1項記載
のとおりである、 の化合物である上記第7項記載の組成物。
9.式Iの化合物は式VI 式中でn、R3及びR5は上記第1項記載のとおりである、 の化合物である上記第1項記載の組成物。
10.式VIの化合物は式VI′ 式中でn′は上記第4項記載のとおりであり且つR5′は
上記第8項記載のとおりである、 の化合物である上記第9項記載の組成物。
11.式Iの化合物は式VII 式中でR5、R3及びnは上記第1項記載のとおりである、 の化合物である上記第1項記載の組成物。
12.式VIIの化合物は式VII′ 式中でR5′は上記第8項記載のとおりであり且つn′は
上記第3項記載のとおりである、 の化合物である上記第11項記載の組成物。
13.式Iの化合物は式VIII 式中でR7及びnは上記第1項記載のとおりである、 の化合物である上記第1項記載の組成物。
14.式VIIIの化合物は式VIII′ 式中でR7′はn−C(12〜16)アルキルであり且つnは
上記第1項記載のとおりである、 の化合物である上記第14項記載の組成物。
15.多発性硬化症の治療のための上記第1〜14項記載の
組成物の使用。
16.1日当りの投与量は経口により150〜300mgである上記
第15項記載の使用。
17.上記第1項記載の式Iの化合物の有効量の投与を包
含する多発性硬化症の治療を必要とするヒトにおける該
治療の方法。
18.多発性硬化症の治療のための上記第1項記載の式I
の化合物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製薬的に許容できる希釈剤又は基剤と共
    に、式I 式中でnは2〜6の整数であり; 各R3は、独立して、メチル又はエチルであり;且つ Qは式IIの基又は式IIIの基であり; ここで、式IIの基中において、 Rは水素又はR1と共に基−YCH2CH2CH2−を形成し、ここ
    でYは−O−又は−S−であり; R1及びR2は、Rが水素であるときは、共同して基 ここでmは2〜4であり且つR4はn−C(14−20)アル
    キル又はn−C(14−20)アルコキシである、 又は基 ここでR4及びYは前記のとおりである、 又は基 ここでR4及びYは前記のとおりである、 を形成し、又はRとR1が基−YCH2CH2CH−を形成すると
    きは、R2は基−CH2OR5を表わし、ここでR5はn−C(14
    −20)アルキルである; 且つ式IIIの基中において、 R6は水素であり且つR7はn−C(12−18)アルキルであ
    り、又は R6は−CH2SR5であり且つR7は−CH2OR3であり、又は R6は−CH2OR5であり且つR7は−OCOCH2COCH3であり; ここでR3及びR5は前記のとおりである、 の化合物を含んでなる多発性硬化症の治療のための製薬
    組成物。
  2. 【請求項2】式Iの化合物が、次式V 式中でY、R3、R5及びnは、それぞれ式(I)について
    定義した意味を有する、 の化合物である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】式VのYが−O−であり、R3がメチルであ
    り、R5が−C18H37であり、そしてnが2である請求項2
    記載の組成物。
JP2208296A 1989-08-10 1990-08-08 多発性硬化症の治療のための製薬組成物 Expired - Lifetime JPH075468B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US39218789A 1989-08-10 1989-08-10
US392187 1989-08-10
US42332389A 1989-10-18 1989-10-18
US48957890A 1990-03-07 1990-03-07
US489578 1990-03-07
US423323 1995-04-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0377826A JPH0377826A (ja) 1991-04-03
JPH075468B2 true JPH075468B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=27410008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2208296A Expired - Lifetime JPH075468B2 (ja) 1989-08-10 1990-08-08 多発性硬化症の治療のための製薬組成物

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0412941B1 (ja)
JP (1) JPH075468B2 (ja)
KR (1) KR910004196A (ja)
AT (1) ATE137973T1 (ja)
AU (1) AU629967B2 (ja)
DE (1) DE69026991T2 (ja)
DK (1) DK0412941T3 (ja)
ES (1) ES2086395T3 (ja)
GR (1) GR3020597T3 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101523312B1 (ko) * 2013-12-03 2015-05-27 한국원자력연구원 백금족 원소를 포함하는 방사성 요오드 포집 용액 및 이를 이용한 방사성 요오드의 포집 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0225608A2 (de) * 1985-12-04 1987-06-16 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Arzneimittel
US4749696A (en) * 1985-08-30 1988-06-07 Sandoz Pharm. Corp. Hydroxy-[1-substituted carbonyl-2-(or 3-) piperidinyl methoxy]phosphinyloxy]-N,N,N-trialkylalkaneaminium hydroxide inner salt oxides having antitumor activity

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3530767A1 (de) * 1985-08-28 1987-03-12 Max Planck Gesellschaft Mittel gegen multiple sklerose

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4749696A (en) * 1985-08-30 1988-06-07 Sandoz Pharm. Corp. Hydroxy-[1-substituted carbonyl-2-(or 3-) piperidinyl methoxy]phosphinyloxy]-N,N,N-trialkylalkaneaminium hydroxide inner salt oxides having antitumor activity
EP0225608A2 (de) * 1985-12-04 1987-06-16 Max-Planck-Gesellschaft zur Förderung der Wissenschaften e.V. Arzneimittel

Also Published As

Publication number Publication date
ATE137973T1 (de) 1996-06-15
EP0412941A3 (en) 1992-01-02
EP0412941B1 (en) 1996-05-15
ES2086395T3 (es) 1996-07-01
DK0412941T3 (da) 1996-06-24
DE69026991T2 (de) 1997-01-16
EP0412941A2 (en) 1991-02-13
JPH0377826A (ja) 1991-04-03
AU6029090A (en) 1991-02-14
AU629967B2 (en) 1992-10-15
KR910004196A (ko) 1991-03-28
DE69026991D1 (de) 1996-06-20
GR3020597T3 (en) 1996-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2525379B2 (ja) エテニリデンビスホスホン酸テトラアルキルの合成法
NZ247934A (en) Pharmaceutical composition for treating petit-mal epilepsy comprising at least one compound having gabab-antagonistic properties, preferably being a phosphinic acid derivative
US5547964A (en) Medical use for tachykinin antagonists
AU7954991A (en) Antimalarial compositions
EP0546796A1 (en) Treatment of Atherosclerosis
JP2009504746A (ja) 第Xa因子インヒビターのシクロデキストリン包接複合体
JP2002537258A5 (ja)
HU220607B1 (hu) Benzotiofénszármazékok alkalmazása angiogenezis és érképző betegségek gátlására alkalmas gyógyszerkészítmények előállítására
CZ20012231A3 (cs) Použití bisfosfonátů k profylaxi a k ošetřování infekčních procesů
TW201900215A (zh) 用於治療類風濕性關節炎之組合物及方法
JPH07504890A (ja) Nmda拮抗剤の相乗効果
IL96618A (en) Pharmaceutical preparations containing a history of fluoroquinolones for the treatment of pneumocystosis
JPH075468B2 (ja) 多発性硬化症の治療のための製薬組成物
JP4706950B2 (ja) アストロサイト機能改善剤を有効成分として含有するパーキンソン病治療剤
JPS62132826A (ja) 抗高血圧剤
EP0368343A2 (en) Ameliorating composition for dysmnesia
JPH03109324A (ja) 血管新生阻害剤
JPH02145518A (ja) 偏頭痛の予防または治療用組成物
JP2001527551A (ja) Mtpインヒビターと脂溶性ビタミンの組合せおよび該組合せを用いる血清脂質レベルの降下法
US5064816A (en) Heterocyclic phospholipids useful in treating multiple sclerosis
CZ324094A3 (en) NOVEL APPLICATION OF BENZO/g/QUINOLINES
WO1990007332A1 (en) Immunosuppressive agent
US5284836A (en) Heterocyclic phospholipids useful in treating multiple sclerosis
JPH0597827A (ja) 新規の薬学活性成分としての2−イミノチアゾリジン−4−オン誘導体
CA1209047A (en) Therapeutic composition containing piracetam analog