JPH0754573Y2 - エンジンのマフラの筒外爆発防止装置 - Google Patents

エンジンのマフラの筒外爆発防止装置

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JPH0754573Y2
JPH0754573Y2 JP1990001118U JP111890U JPH0754573Y2 JP H0754573 Y2 JPH0754573 Y2 JP H0754573Y2 JP 1990001118 U JP1990001118 U JP 1990001118U JP 111890 U JP111890 U JP 111890U JP H0754573 Y2 JPH0754573 Y2 JP H0754573Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、エンジンのマフラの筒外爆発防止装置に関
し、マフラの製造コストを低減できるものを提供する。
〈従来技術〉 一般に、頭上弁エンジンなどのように、排気温度の高い
エンジンでは、高負荷運転から急停止すると、未燃焼の
濃混合気がマフラ内に流れ込み、マフラ排気出口管から
吸われた外気でこの混合気が爆発限界内に希釈されて、
筒外爆発を起こす危険性が大きい。
そこで、マフラの排気出口管内にスチールウール等の吸
気抵抗材を収容し、外気の吸い戻しを抑制して、この筒
外爆発を防止するようにしてある。
従来、上記スチールウールの取り付け構造としては、第
5図A・Bに示すように、円筒体1内にスチールウール
2を挿入し、クギ3を円筒体1及び吸気抵抗材2に亘っ
て刺し込み、クギ3の頭部50を円筒体1に溶接したうえ
で(第5図A参照)、当該頭部50をグラインダで切削し
て円筒体1の外周面5と面一になる平滑状とし(第5図
B参照)、円筒体1をマフラ8の排気出口管10に挿抜可
能に内嵌したものである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来技術では、円筒体1にクギ3を
溶接する工程と、クギ3の頭部50をグラインダで削る工
程とが必要であり、特に、当該切削工程は手間がかかる
ので、マフラの生産コストが高くつく。
本考案は、マフラに吸気抵抗材を簡単に取り付けて、マ
フラを安価に生産することを技術的課題とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解消するための手段を、実施例に対応する図
面を用いて以下に説明する。
即ち、本考案は、筒体1内に吸気抵抗材2を挿入し、棒
状固定具3を筒体1及び吸気抵抗材2に亘って刺し込
み、棒状固定具3の外端部4を筒体1外に突出させて固
定し、 筒体1の外周面5のうち、棒状固定具3の外端部4から
外れた面部分6にスペーサ7を外接させて固定し、 エンジンEのマフラ8の排気出口管10内に筒体1を挿抜
可能に挿入して固定したことを特徴とするエンジンのマ
フラの筒外爆発防止装置である。
〈作用〉 筒体1の外周面5のうち、棒状固定具3の外端部4から
外れた面部分6にスペーサ7を外接させて固定するの
で、スペーサ7の外周面が、筒体1をマフラ8の排気出
口管10内に挿入する際の挿入面となる。
従って、棒状固定具3の外端部4が筒体1の外周面5か
ら突出していても、スペーサ7の厚みの範囲内でなら、
上記筒体1の挿入面は平滑状に保持できるので、筒体1
は排気出口管10内に支障なく挿入できる。
〈考案の効果〉 筒体内に吸気抵抗材を固定する手順としては、棒状固定
具の外端部を筒体に固定する工程だけであって、従来技
術のように、棒状固定具の外端部をグラインダなどで筒
体の外周面と面一に切削する工程は省略できる。
この結果、手間のかかる上記切削工程をなくして、マフ
ラの製造コストを引き下げられる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて述べる。
第1図は筒体の半断面図、第2図は第1図のII-II線断
面図、第3図は筒体の斜視図、第4図はマフラの要部切
欠縦断面図であって、筒外爆発防止装置はエンジンEの
マフラ8の排気出口管10に筒外爆発措置を施した筒体1
を内嵌して構成される。
即ち、上記マフラ8は、マフラ本体11の内部を仕切り壁
で複数の部屋に仕切り、入口室13に排気入口管12を、出
口室14に排気出口管10を各々導出して構成される。
円筒形の筒体1の排気出口15をラッパ状に開いて、筒体
1の排気出口管10からの取り外しを容易にするととも
に、排気音の高周波成分を低減して、耳障りな騒音を抑
制するように構成する。
また、筒体1の排気入口16にドーム状の金網17を取り付
けて、火の粉の噴き出しを防止する。
上記筒体1の排気入口16寄りにスチールウール2を挿入
し、筒体1からスチールウール2に亘りクギ3・3を刺
し込んだうえで、クギ3の頭部4を筒体1の外周面5に
溶接して、スチールウール2を筒体1に位置決め固定す
る。
上記クギ3は、スチールウール2の途中部と、スチール
ウール2の排気出口15寄りの端部とに各々刺し込まれ、 途中部に刺したクギ3は、スチールウール2を途中
部まで貫き、 端部に刺したクギ3は、スチールウール2の端面を
押えながら筒体1を貫く。
尚、上記クギ3・3は、第2図に示すように、互いに位
相をずらせた直交状に配置される。
第3図に示すように、上記筒体1の外周面5のうち、ク
ギ3の頭部4から外れる面部分6に2条の腕輪状のスペ
ーサ6・6を外接させて締着し、スペーサ6・6を固定
した筒体1を前記マフラ8の排気出口管10に締結ネジ16
を介して挿抜可能に内嵌固定する。
この場合、排気出口管10の内周面には、筒体1の外周面
5ではなく、スペーサ6の外周面19が周接するので、筒
体外周面5からスペーサ6の厚みの範囲内で突出するだ
けのクギ3の頭部4は出口管10の内周面に突き当たるこ
とはなく、筒体1は円滑に排気出口管10に内嵌される。
尚、排気入口16寄りのスペーサ6は、第1図に示すよう
に、前記火の粉噴き出し防止用の金網17の押え具を兼ね
る。
また、スチールウール2は筒体1内で加熱・冷却が繰り
返されて、微細片に崩壊する虞れがあるので、当該微細
片が筒体1から出ないように、スチールウール3の両端
に多孔質セルメット或はアルミ製の封止板20を溶接して
配置することが好ましい。
そこで、上記筒外爆発防止装置の機能を述べる。
(1)排気出口管10内に収容されたスチールウール2
は、排気出口管10から吸い戻される外気量を抑制するの
で、エンジンEを急停止することで未燃焼の濃混合気が
マフラ8内に入っても、これを爆発限界内に希釈するこ
とはなく、筒外爆発を円滑に防止できる。
(2)クギ3の筒体1への固定は、クギ3をスチールウ
ール2に刺し込んで、クギ3の頭部4を筒体1に溶接す
るだけでよく、従来技術のように、頭部4をグラインダ
などで筒体1の外周面5と面一状になるように削る工程
が要らない。
(3)筒体1は、締結ボルト18により排気出口管10に挿
抜自在であって、マフラ8に対していわばカートリッジ
形式となるので、長期使用によりスチールウール2への
カーボンの付着量が増えてくれば、筒体1を排気出口管
10から外して、新規のものに交換するか、スチールウー
ル2の清掃を行えば良い。
尚、本考案は、筒体1をスペーサ7を介して排気出口管
10に挿入することを特徴とするので、吸気抵抗材2を固
定する棒状固定具3は、クギに限らず、ピン、ボルト、
線状体、リベットなどでも良い。
上記固定具3の固定は、溶接でも良いし、ボルトなどで
は、ナットにより行えば良い。
上記吸気抵抗材2としては、スチールウールに代えて、
グラスウールなどでも良い。
また、スペーサ7は、連続のリングでも、断続リングで
も差し支えない。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の実施例を示し、第1図はマフラの排気出
口管挿入用の筒体の半断面図、第2図は第1図のII-II
線断面図、第3図は筒体の斜視図、第4図はマフラの要
部切欠縦断面図、第5図A・Bは従来技術を示す筒体と
排気出口管との要部関係縦断面図である。 1……筒体、2……吸気抵抗材、3……棒状固定具、4
……3の外端部、5……1の外周面、6……5のうちの
4から外れた面部分、7……スペーサ、8……マフラ、
10……排気出口管、E……エンジン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体1内に吸気抵抗材2を挿入し、棒状固
    定具3を筒体1及び吸気抵抗材2に亘って刺し込み、棒
    状固定具3の外端部4を筒体1外に突出させて固定し、 筒体1の外周面5のうち、棒状固定具3の外端部4から
    外れた面部分6にスペーサ7を外接させて固定し、 エンジンEのマフラ8の排気出口管10内に筒体1を挿抜
    可能に挿入して固定したことを特徴とするエンジンのマ
    フラの筒外爆発防止装置
JP1990001118U 1990-01-09 1990-01-09 エンジンのマフラの筒外爆発防止装置 Expired - Fee Related JPH0754573Y2 (ja)

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JPH0392518U JPH0392518U (ja) 1991-09-20
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