JPH07543Y2 - ずり搬出装置 - Google Patents

ずり搬出装置

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JPH07543Y2
JPH07543Y2 JP1988108340U JP10834088U JPH07543Y2 JP H07543 Y2 JPH07543 Y2 JP H07543Y2 JP 1988108340 U JP1988108340 U JP 1988108340U JP 10834088 U JP10834088 U JP 10834088U JP H07543 Y2 JPH07543 Y2 JP H07543Y2
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JP
Japan
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kibble
rope
shear
pair
turret
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JP1988108340U
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JPH0229990U (ja
Inventor
光広 三小田
Original Assignee
株式会社三井三池製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は立坑掘削により立坑内からキブルで吊上げられ
たずりを所定場所に搬出するための立坑掘削に用いられ
るずり搬出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、立坑掘削においてずりが収納されたキブルを人が
転倒作業を行っていたが、この人による作業を機械化す
るものとして、例えば、特公昭60−41199号公報でずり
搬出装置が提案された。
この従来装置は、第6図に示されたように立坑1上に立
設された開さく櫓2と、立坑1内で掘削されたずりを収
納するキブル6と、キブル6をロープ5を介して開さく
櫓2の上方に吊上げ、あるいは、降下させる図示しない
キブル巻上機と、キブル6が開さく櫓2の上方に吊上げ
られた後、所定位置まで降下された時にキブル6を自重
で転倒させる転倒手段14aと、転倒されたキブル6から
排出されたずり22を所定場所へ搬出する搬送車14とから
成る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、特公昭60−41199号公報で提案された上述のず
り搬送装置はキブル6が自重で回転する際にキブル吊り
ロープ5が水平方向に大きく移動するため水平力が生
じ、ライダーとライダー受に横曲りが生じ易く、また、
キブル吊りロープ5が、ライダー、ライダー受と摺動す
るため損傷し易く危険であるという問題点があった。
さらに、キブル吊りロープ5が水平方向に大きく移動す
るため、大きな場所を取るという問題点があった。
そこで、本考案は、キブルが自重で回転する際にキブル
吊りロープが水平方向に大きく移動することを防止し、
ライダーとライダー受に横曲りが生ずることを防止し、
さらに、キブル吊りロープの損傷を防止して安全性が高
く、また、キブルが自重で回転する際に大きな場所を取
らないずり搬出装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、立坑上に立設された開さく櫓と、該立坑内で
掘削されたずりを収納するキブルと、該キブルをロープ
を介して該開さく櫓の上方に吊上げ、あるいは、降下さ
せるキブル巻上機と、該キブルが該開さく櫓の上方に吊
上げられた後、所定位置まで降下された時に該キブルを
自重で転倒させる転倒手段と、転倒された該キブルから
排出された該ずりを所定場所へ搬出する搬出手段とから
成るずり搬出装置を改良するもので、 該転倒手段は、該キブルが該所定位置まで降下した時に
両側から該キブルを挟持するように回動する一対のガイ
ド板と、上方に開口し、下端にストッパーを有し、ほぼ
垂直方向に該一対のガイド板に各々設けられたガイド溝
と、該キブルの吊下げ中心よりシフトして該キブルの周
壁に設けられ、該キブルが該所定位置からさらに降下し
た時に、該ガイド溝内を該開口から該ストッパーまで降
下し、該ストッパーにおいて軸心として該キブルを自重
で転倒させる一対の支軸とから構成され、該搬出手段
は、該キブルが転倒され、該ずり排出された時に、傾斜
されて、該ずりを斜め下方に搬出する搬出路から構成さ
れ、 該キブルが転倒された時に該キブルを吊る該ロープが水
平方向に大きく移動しないように保持するロープ受けシ
ーブ(18)を設けたことを特徴とするずり搬出装置であ
る。
さらに、本考案は、立坑上に立設された開さく櫓と、該
立坑内で掘削されたずりを収納するキブルと、該キブル
をロープを介して該開さく櫓の上方に吊上げ、あるい
は、降下させるキブル巻上機と、該キブルが該開さく櫓
の上方に吊上げられた後、所定位置まで降下された時に
該キブルを自重で転倒させる転倒手段と、転倒された該
キブルから排出された該ずりを所定場所へ搬出する搬出
手段とから成るずり搬出装置を改良するもので、 該転倒手段は、該キブルが所定位置まで降下した時に両
側から該キブルを挟持するように回動する一対のガイド
板と、該キブルの吊下げ中心からシフトした位置で回転
軸を介して該一対のガイド板に設けられ、該一対のガイ
ド板が回動した時に、該キブルを挟持し、該キブルが該
所定位置からさらに降下した時に、該キブルを挟持した
状態で該回転軸を軸心として該キブルと共に該キブルの
自重により回転し、該キブルを転倒させるキブル挟持体
とから構成され、 該搬出手段は、該キブルが転倒され、該ずり排出された
時に、傾斜されて、該ずりを斜め下方に搬出する搬出路
から構成され、 該キブルが転倒された時に該キブルを吊る該ロープが水
平方向に大きく移動しないように保持するロープ受けシ
ーブ(18)を設けたことを特徴とするずり搬出装置であ
る。
〔作用〕
本考案によると、『キブルが転倒された時に該キブルを
吊る該ロープが水平方向に大きく移動しないように保持
するロープ受けシーブ(18)を設ける』ため、キブルが
自重で回転する際にキブル吊りロープが水平方向に大き
く移動することを防止し、水平力の発生を防止するた
め、ライダーとライダー受に横曲りが生することを防止
する。さらに、水平力が発生しないため、キブル吊りロ
ープとライダー、ライダー受との摺動を防止して、キブ
ル吊りロープの損傷を防止して安全性が高まる。また、
キブルが自重で回転する際にキブル吊りロープが水平方
向に大きく移動することを防止するため大きな場所を取
らない。
〔実施例〕
以下、本考案を図面を参照してその実施例に基づいて説
明する。
まず、本考案の第1の実施例を第1図及び第2図によっ
て説明すると、立坑1上に開さく櫓2が立設され、立坑
1の開口部は坑口ドア1aで開閉可能に仕切られている。
開さく櫓2の頂部にはヘッドシーブ3を、また、開さく
櫓2の隣接位置にはキブル巻上機4を配備する。キブル
巻上機4には、ヘッドシーブ3を介して先端にフック5a
を有するワイヤーから成るキブル吊りロープ5が巻かれ
る。フック5aには第3図に示されるように回動可能な取
手6aを備えた円筒形のキブル6が吊られると共に、フッ
ク5aに接続される上方のキブル吊りロープ5には先端が
円筒軸のストッパー5bを固着する。第4図にも示される
ようにキブル6の周壁6dには吊下げ中心6eよりシフトし
た位置に互いに対向する2対の支軸6b、6cを突設する。
ただし、軸6cはバランス上設けたが、バランスが取れれ
ば設けなくとも良い。
一方、キブル巻上機4に隣接して、スカフォード巻上機
7を設け、巻上機7に巻回したワイヤーロープ8は立坑
1内のスカフォード9に取付ける。
さらに、ロープ8は第2図に示されるようにキブル6の
上方に位置するH型に形成されたライダー10の両側に設
けた各パイプ10a内を挿通せしめてライダー用ガイドと
し、他方端部は開さく櫓2の頂部の梁に各々固定する。
このライダー10の両側各パイプ10a,10a間を結ぶ横軸中
央には第3図に示されるように掛止金具10bを設け、掛
止金具10bは下面がストッパー5bに嵌合するV形溝を形
成し、かつ、中心孔を有してキブル吊りロープ5が挿通
されている。開さく櫓2の中段デッキ23にはライダー10
を支持するように所定タイミングで突出するシャフトを
備えたライダー受11を設ける。また、中段デッキ23の下
方には下段デッキ12を設け、下段デッキ12上には第3図
及び第4図に示されるように、キブル6が所定位置まで
降下した時に両側からキブル6を挟持するように回動す
る一対のガイド板13を設ける。さらに、ガイド板13を回
動させるため下段デッキ12に油圧シリンダ17を設け、挟
持6の下降位置を挟むように対向配備する。一対のガイ
ド板13には、上方に開口し、下端にストッパーを有する
一対のガイド溝13aをほぼ垂直方向に設ける。このガイ
ド溝13aを取付位置はキブル6の降下所定位置に対応し
て設け、所定位置に降下したキブル6の周壁6dに突設し
た支軸6bがガイド溝13aの上方の開口に挿入し得る位置
に設ける。
また、挟持6が転倒すると共にキブル吊りロープ5が水
平方向に大きく移動するので、これを制限するためにシ
リンダ18aで回動されるロープ受けシーブ18を中断デッ
キ23に設ける。
次に、本実施例の動作について説明する。
まず、立坑1内で掘削されたずりを収容したキブル6は
フック5aを介してキブル吊りロープ5で吊られ、キブル
巻上機4により所定の上限位置まで吊上げられる。次
に、キブル吊りロープ5に固着されたストッパー5bに掛
止金具10bが嵌合した状態で、両側のパイプ10a内に挿通
されたスカフォード用の各ワイヤロープ8に案内された
ライダー10は、キブル6と一緒に上昇する。次に、キブ
ル巻上機4を逆転して上限より降下させて中段デッキ23
に設けたライダー受11のシャフトを所定タイミングで突
出させライダー10の横軸に係止すると、掛止金具10bと
ストッパー5bとの嵌合が外れてキブル6のみが降下す
る。ここで、キブル6が所定位置まで降下すると、マグ
ネット16aとセンサー16b等から構成されるキブル向き確
認装置16により向きを確認し、向きが正規の状態である
とキブル6の左右側面に設置された回転式ガイド板13が
キブル6を側面から挟むようにシリンダ17により回動さ
れる。さらに、キブル6の支軸6bはガイド溝13aの上方
開口に挿入され、さらに、ガイド溝13aに沿って下降す
る。
次に、ガイド溝13aの下端ストッパーの位置で支軸6bが
停止し、キブル吊りロープ5をさらに巻下げると、ガイ
ド溝13aの下端ストッパーに位置する支軸6bを中心にキ
ブル6は転倒を開始し、予め設定された状態まで転倒
し、中のずり22が傾斜された搬出路15上に搬出され、さ
らに、斜め下方の所定位置に排出される。ここで、この
キブル6の転倒はリミットスイッチ24で検知しても良
い。次に、搬出路15を垂直に復帰させ、再度吊上げスト
ッパー5bを掛止金具10bに嵌合すると共に、ライダー受1
1のシャフトを復帰してライダー10と再結合して、再
び、空になったキブル6を立ち杭1内に降下する。
次に、本実施例の第2の実施例について第5図(a)
(b)を参照して説明する。
上述の第1の実施例と構成は共通するが、キブル6の吊
下げ中心6eからシフトした位置で回転軸13bを介して一
対のガイド板13にキブル挟持体13cが設けられる。キブ
ル挟持体13cは、一対のガイド板13が回動した時にキブ
ル6を挟持し、キブル6が上方から降下した所定位置か
らさらに降下した時に、キブル6を挟持した状態で回転
軸13bを軸心としてキブル6と共にキブル6の自重によ
り回転し、キブル6を転倒させる。このため、キブル6
は回転軸13bを中心に転倒し、ずり22の排出を行なう。
また、上述の第1の実施例と同様に、キブル6が転倒す
ると共にキブル吊りロープ5が水平方向に大きく移動す
るので、これを制限し大きな場所を取らぬようにシリン
ダ18aで回動されるロープ受けシーブ18を中断デッキ23
に設ける。
上記一連の動作は繰返し行われるが、適宜公知の制御装
置と組合わせて遠隔制御することができる。
〔考案の効果〕
本願考案は、以上説明したように、キブルが自重で回転
する際にキブル吊りロープが水平方向に大きく移動する
ことを防止し、ライダーとライダー受に横曲りが生ずる
ことを防止し、さらに、キブル吊りロープの損傷を防止
して安全性を高く、また、キブルが自重で回転する際に
大きな場所を取らないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の一部断面を含む全体正
面図、第2図は同側面図、第3図、第4図は要部である
キブルの動作状態を示す説明図、第5図(a)、第5図
(b)は本考案の第2の実施例の説明図、第6図は従来
装置の説明図である。 1…立坑、2…開さく櫓 4…キブル巻上機、6…キブル 6b…支軸、13…ガイド板 13a…ガイド溝、13b…回転軸 13c…キブル挟持体、15…搬出路 18…ロープ受けシーブ、22…ずり

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立坑上に立設された開さく櫓と、 該立坑内で掘削されたずりを収納するキブルと、 該キブルをロープを介して該開さく櫓の上方に吊上げ、
    あるいは、降下させるキブル巻上機と、 該キブルが該開さく櫓の上方に吊上げられた後、所定位
    置まで降下された時に該キブルを自重で転倒させる転倒
    手段と、 転倒された該キブルから排出された該ずりを所定場所へ
    搬出する搬出手段と、から成るずり搬出装置において、 該転倒手段は、該キブルが該所定位置まで降下した時に
    両側から該キブルを挟持するように回動する一対のガイ
    ド板と、 上方に開口し、下端にストッパーを有し、ほぼ垂直方向
    に該一対のガイド板に各々設けられたガイド溝と、 該キブルの吊下げ中心よりシフトして該キブルの周壁に
    設けられ、該キブルが該所定位置からさらに降下した時
    に、該ガイド溝内を該開口から該ストッパーまで降下
    し、該ストッパーにおいて軸心として該キブルを自重で
    転倒させる一対の支軸と、から構成され、 該搬出手段は、該キブルが転倒され、該ずり排出された
    時に、傾斜されて、該ずりを斜め下方に搬出する搬出路
    から構成され、 該キブルが転倒された時に該キブルを吊る該ロープが水
    平方向に大きく移動しないように保持するロープ受けシ
    ーブ(18)を設けたことを特徴とするずり搬出装置。
  2. 【請求項2】立坑上に立設された開さく櫓と、 該立坑内で掘削されたずりを収納するキブルと、 該キブルをロープを介して該開さく櫓の上方に吊上げ、
    あるいは、降下させるキブル巻上機と、 該キブルが該開さく櫓の上方に吊上げられた後、所定位
    置まで降下された時に該キブルを自重で転倒させる転倒
    手段と、 転倒された該キブルから排出された該ずりを所定場所へ
    搬出する搬出手段と、から成るずり搬出装置において、 該転倒手段は、該キブルが所定位置まで降下した時に両
    側から該キブルを挟持するように回動する一対のガイド
    板と、 該キブルの吊下げ中心からシフトした位置で回転軸を介
    して該一対のガイド板に設けられ、該一対のガイド板が
    回動した時に、該キブルを挟持し、該キブルが該所定位
    置からさらに降下した時に、該キブルを挟持した状態で
    該回転軸を軸心として該キブルと共に該キブルの自重に
    より回転し、該キブルを転倒させるキブル挟持体と、か
    ら構成され、 該搬出手段は、該キブルが転倒され、該ずり排出された
    時に、傾斜されて、該ずりを斜め下方に搬出する搬出路
    から構成され、 該キブルが転倒された時に該キブルを吊る該ロープが水
    平方向に大きく移動しないように保持するロープ受けシ
    ーブ(18)を設けたことを特徴とするずり搬出装置。
JP1988108340U 1988-08-19 1988-08-19 ずり搬出装置 Expired - Lifetime JPH07543Y2 (ja)

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JP1988108340U JPH07543Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 ずり搬出装置

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JP1988108340U JPH07543Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 ずり搬出装置

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JPH0229990U JPH0229990U (ja) 1990-02-26
JPH07543Y2 true JPH07543Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=31343578

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JP1988108340U Expired - Lifetime JPH07543Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 ずり搬出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6041199A (ja) * 1983-08-16 1985-03-04 株式会社東芝 光制御方式半導体集積化センサ

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Publication number Publication date
JPH0229990U (ja) 1990-02-26

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