JPH0754343Y2 - 畦用被覆シート - Google Patents

畦用被覆シート

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Publication number
JPH0754343Y2
JPH0754343Y2 JP5128992U JP5128992U JPH0754343Y2 JP H0754343 Y2 JPH0754343 Y2 JP H0754343Y2 JP 5128992 U JP5128992 U JP 5128992U JP 5128992 U JP5128992 U JP 5128992U JP H0754343 Y2 JPH0754343 Y2 JP H0754343Y2
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JP
Japan
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water
sheet
ridge
impermeable
permeable
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5128992U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0624017U (ja
Inventor
一男 安澤
史郎 門田
芳宣 渡邊
昭義 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Matai Co Ltd
Original Assignee
Nihon Matai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は水田の畦を被覆して畦の
保護と雑草の発生防止を計ると共に、水田の用水が畦か
ら無用に漏出することを防止するための畦用被覆シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】水田の畦の保護と雑草の発生の防止を計
るために逆U字形のプラスチック成型品を畦に嵌装する
ことが行われ、また畦の表面は被覆しないが、畦の側面
に平滑あるいは波形のプラスチックプレートを植設して
畦の崩壊を防止すると共に畦の壁面から用水が無用に漏
出することを防止することが行われているが、これら
は、プラスチック成型品によるものであることから、さ
きに熱可塑性プラスチックフイルムを数ミリ程度に細切
したフラットヤーン(これはリボンヤーン、テープヤー
ン等種々の名称で呼ばれている)を織成してなるシート
を畦に敷設して、プラスチック成型品による不適当な状
態を改善することを実願平1−125008号として提
案した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この提案したものによ
れば畦の崩壊の防止と雑草の発生の防止に対しては著し
い改善が見られたが、畦の壁面からの用水の無用な漏水
については、充分に満足できるものではなかったので、
この考案は、畦の崩壊と雑草の発生の防止に対する効果
を維持しながら、畦の壁面からの用水の無用な漏水の防
止が満足できる畦用被覆シートを提供することを課題と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ため、この考案は水田の畦の被覆するシートであって、
シートの巾方向8において非透水性部分6と透水性部分
7とからなる畦用被覆シートとしたものである。
【0005】この考案にあってはシートは非透水性部分
6と透水性部分7とで全体が構成されるが、図3に示す
ようにシート全体が1つの非透水性部分6と1つの透水
性部分7とから、すなわち2区画からなるものと、図1
に示すように、シートの両側が非透水性部分6であり、
この非透水性部分6に挟まれた透水性部分7とからなる
もの、すなわち非透水性部分6が2区画であり、透水性
部分7が1区画の合計3区画からなるものとに大別され
る。
【0006】これら2区画と3区画とからなるシートは
水田の利用状況によって異なるもので、2区画からなる
ものは、例えば図4に示すように自己の水田が畦の右側
であって、畦の左側は他人の水田であるような場合に
は、シートは畦の真中までしか敷設することができない
から、畦の雑草の発生、繁茂の防止も自己所有の水田側
の半分だけしか出来ず、用水の漏出の防止も自己の水田
だけに施せばよいことから、自己の水田に対する雑草の
発生防止と用水の漏出防止との2区画で足りるからであ
る。また図4の左側が他人の水田ではなく、自己の所有
ではあるが、水田ではなく、畑地であるような時には、
左側の畑地については当然のことではあるが、用水の漏
出を心配する必要がなく、むしろ畦の斜壁の全面にわた
って雑草の発生や繁茂を防止することが好ましいので、
2区画のものが好ましいものとなる。これに対して畦の
両側の水田が自己の水田である場合には図2にシートの
敷設の一側を示したように、三区画のものを用いて、水
田の斜壁からの用水の漏出の防止と、残りの畦の壁面で
の雑草の発生と繁茂を防止することが好ましいものとな
る。
【0007】この考案においてシートの非透水性部分6
とはシートが畦に敷設された時水田の用水が、このシー
トを通して畦の壁面に漏水することがないための遮水が
満足できればよいものであるから各種のプラスチックフ
イルム例えば、塩化ビニルフイルム、ポリエチレンフイ
ルム、ポリプロピレンフイルム等や、透水性のあるシー
ト、例えば、編織布、不織布等にプラスチックフイルム
を接着したり、合成樹脂を塗布、ラミネートする等して
非透水性としたもの等が用いられる。また透水性部分7
としては天然繊維をはじめ合成繊維を材料とする編織
布、不織布、等や各種プラスチックフイルムに細孔を設
けてなるもの等が用いられる。
【0008】このようにシートには非透水性部分6と透
水性部分7とがなければならないが、このためにはシー
トの全体が非透水性からなるもの、例えば、プラスチッ
クフイルムを用いて、このプラスチックフイルムの必要
な部分に細孔を設けて、透水性を付与して透水性部分7
とし、細孔が設けられない部分を非透水性部分6とした
ものがあり、これとは反対に、シートの全体が透水性か
らなるもの、例えばフラットヤーンを織成してなるフラ
ットヤーン織布の必要な部分に、プラスチックフイルム
を接着したり、合成樹脂をコーティングしたりして非透
水性部分6とし、フラットヤーン織布のままの部分を透
水性部分7とするものがある。これらは、シート全体が
透水性あるいは非透水性のものに対して、必要な部分に
非透水性あるいは透水性となるべき加工を施して得られ
るものであるが、これらのほかに透水性のシートと非透
水性のシートとを互いに縫着、接着、融着等の手段によ
って連結してシートとするものである。
【0009】
【実施例】図1はこの考案の実施の一例を示す平面図、
図2は図1のものを水田の畦に敷設した状態を示す縦断
側面図、図3はこの考案の他の実施の一例を示す平面
図、図4は図3のものを水田の畦に敷設した状態を示す
縦断側面図、図5はこの考案の他の実施の一例を示す平
面図である、図において1は水田、2は畦、3は水田1
に植えられた稲である。4はシートであってその両側に
は固定用ロープ5が設けられているが、シート4で畦2
を覆い、水田1に固定するためには、必ずしも固定用ロ
ープ5に依らないでも他の任意の固定手段で固定しても
よい。6はシート4の非透水性部分であり、7はシート
4の透水性部分であって、これら非透水性部分6と透水
性部分7とはシート4の巾方向8において区分される。
図5に示したものは非透水性部分6としては、非透水性
であるプラスチックフイルムからなるシート9を用い透
水性部分7としては透水性であるフラットヤーン織布の
シート10を用いて両者を縫着11してシート4とした
ものである。この畦用被覆シートには、場合によって
は、図5に示すように固定用ロープ5と共に鳩目12を
設けて、これに紐を通して固定するようにしてもよく、
場所によっては固定用ロープ5を設けないで鳩目12を
用いての固定を行なってもよい。
【0010】
【作用】この考案になるシートは全体としては柔軟であ
って取扱いが容易である上に、非透水性部分によって水
田の用水は畦に無用の漏水をすることがなく、透水性部
分によって、畦の崩壊が防止されると共に雑草の発生や
繁茂が防止される。
【0011】
【考案の効果】この考案は以上に詳細に説明したように
構成されているから、全体としてのシートは柔軟性に富
み取扱いが容易であり、非透水性部分においては水田の
用水が外部に漏出することを阻止しているから、用水は
畦に無用に漏出することを防止しており、また透水性部
分においては、畦の崩壊の防止と雑草の発生や繁茂を防
止することに役立つものとなり、畦刈作業が必要でなく
なり、しかも畦では風通しがよくなるから害虫の発生が
抑止されると共に地温が上昇して稲作には好適な環境と
なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の実施の一例を示す平面図。
【図2】 図1のものを水田の畦に敷設した状態を示す
縦断側面図。
【図3】 この考案の他の実施の一例を示す平面図。
【図4】 図3のものを水田の畦に敷設した状態を示す
縦断側面図。
【図5】 この考案の他の実施の一例を示す平面図。
【符号の説明】
1 水田 2 畦 3 稲 4 シート 5 固定用ロープ 6 非透水性部分 7 透水性部分 8 シートの巾方向 9 非透水性のシート 10 透水性のシート 11 縫着 12 鳩目
フロントページの続き (72)考案者 安澤 一男 東京都台東区元浅草2丁目6番7号 日本 マタイ株式会社内 (72)考案者 門田 史郎 東京都港区東新橋1丁目1番21号 泰東製 綱株式会社内 (72)考案者 渡邊 芳宣 大阪府大阪市中央区上汐2丁目6番21号 協光株式会社内 (72)考案者 伊藤 昭義 千葉県山武郡成東町本須賀3465

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水田(1)の畦(2)を被覆するシート
    (4)であってシート(4)の巾方向(8)において非
    透水性部分(6)と透水性部分(7)とからなることを
    特徴とする畦用被覆シート。
  2. 【請求項2】 シート(4)の巾方向(8)において1
    つの非透水性部分(6)と1つの透水性部分(7)とか
    らなることを特徴とする請求項1記載の畦用被覆シー
    ト。
  3. 【請求項3】 シート(4)の巾方向(8)において中
    央の透水性部分(7)と、その両側の非透水性部分
    (6)とからなることを特徴とする請求項1記載の畦用
    被覆シート。
  4. 【請求項4】 シート(4)は全体が非透水性であっ
    て、その1部を透水性としたことを特徴とする請求項1
    記載の畦用被覆シート。
  5. 【請求項5】 シート(4)は全体が透水性であって、
    その1部を非透水性としたことを特徴とする請求項1記
    載の畦用被覆シート。
JP5128992U 1992-06-11 1992-06-11 畦用被覆シート Expired - Lifetime JPH0754343Y2 (ja)

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JP5128992U JPH0754343Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 畦用被覆シート

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JP5128992U JPH0754343Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 畦用被覆シート

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Publication Number Publication Date
JPH0624017U JPH0624017U (ja) 1994-03-29
JPH0754343Y2 true JPH0754343Y2 (ja) 1995-12-18

Family

ID=12882775

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JP5128992U Expired - Lifetime JPH0754343Y2 (ja) 1992-06-11 1992-06-11 畦用被覆シート

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