JPH0624017U - 畦用被覆シート - Google Patents
畦用被覆シートInfo
- Publication number
- JPH0624017U JPH0624017U JP5128992U JP5128992U JPH0624017U JP H0624017 U JPH0624017 U JP H0624017U JP 5128992 U JP5128992 U JP 5128992U JP 5128992 U JP5128992 U JP 5128992U JP H0624017 U JPH0624017 U JP H0624017U
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- JP
- Japan
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- water
- sheet
- ridge
- permeable
- impermeable
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 水田の畦の崩壊を防止すると共に、雑草の発
生と繁茂を阻止し、同時に水田の用水の無用の漏出を防
止する。 【構成】 水田の畦を被覆するシート4であって、シー
ト4の巾方向において非透水性部分6と透水性部分7と
で構成される。
生と繁茂を阻止し、同時に水田の用水の無用の漏出を防
止する。 【構成】 水田の畦を被覆するシート4であって、シー
ト4の巾方向において非透水性部分6と透水性部分7と
で構成される。
Description
【0001】
本考案は水田の畦を被覆して畦の保護と雑草の発生防止を計ると共に、水田の 用水が畦から無用に漏出することを防止するための畦用被覆シートに関する。
【0002】
水田の畦の保護と雑草の発生の防止を計るために逆U字形のプラスチック成型 品を畦に嵌装することが行われ、また畦の表面は被覆しないが、畦の側面に平滑 あるいは波形のプラスチックプレートを植設して畦の崩壊を防止すると共に畦の 壁面から用水が無用に漏出することを防止することが行われているが、これらは 、プラスチック成型品によるものであることから、さきに熱可塑性プラスチック フイルムを数ミリ程度に細切したフラットヤーン(これはリボンヤーン、テープ ヤーン等種々の名称で呼ばれている)を織成してなるシートを畦に敷設して、プ ラスチック成型品による不適当な状態を改善することを実願平1−125008 号として提案した。
【0003】
この提案したものによれば畦の崩壊の防止と雑草の発生の防止に対しては著し い改善が見られたが、畦の壁面からの用水の無用な漏水については、充分に満足 できるものではなかったので、この考案は、畦の崩壊と雑草の発生の防止に対す る効果を維持しながら、畦の壁面からの用水の無用な漏水の防止が満足できる畦 用被覆シートを提供することを課題とする。
【0004】
前記した課題を解決するため、この考案は水田の畦の被覆するシートであって 、シートの巾方向8において非透水性部分6と透水性部分7とからなる畦用被覆 シートとしたものである。
【0005】 この考案にあってはシートは非透水性部分6と透水性部分7とで全体が構成 されるが、図3に示すようにシート全体が1つの非透水性部分6と1つの透水性 部分7とから、すなわち2区画からなるものと、図1に示すように、シートの両 側が非透水性部分6であり、この非透水性部分6に挟まれた透水性部分7とから なるもの、すなわち非透水性部分6が2区画であり、透水性部分7が1区画の合 計3区画からなるものとに大別される。
【0006】 これら2区画と3区画とからなるシートは水田の利用状況によって異なるもの で、2区画からなるものは、例えば図4に示すように自己の水田が畦の右側であ って、畦の左側は他人の水田であるような場合には、シートは畦の真中までしか 敷設することができないから、畦の雑草の発生、繁茂の防止も自己所有の水田側 の半分だけしか出来ず、用水の漏出の防止も自己の水田だけに施せばよいことか ら、自己の水田に対する雑草の発生防止と用水の漏出防止との2区画で足りるか らである。また図4の左側が他人の水田ではなく、自己の所有ではあるが、水田 ではなく、畑地であるような時には、左側の畑地については当然のことではある が、用水の漏出を心配する必要がなく、むしろ畦の斜壁の全面にわたって雑草の 発生や繁茂を防止することが好ましいので、2区画のものが好ましいものとなる 。これに対して畦の両側の水田が自己の水田である場合には図2にシートの敷設 の一側を示したように、三区画のものを用いて、水田の斜壁からの用水の漏出の 防止と、残りの畦の壁面での雑草の発生と繁茂を防止することが好ましいものと なる。
【0007】 この考案においてシートの非透水性部分6とはシートが畦に敷設された時水田 の用水が、このシートを通して畦の壁面に漏水することがないための遮水が満足 できればよいものであるから各種のプラスチックフイルム例えば、塩化ビニルフ イルム、ポリエチレンフイルム、ポリプロピレンフイルム等や、透水性のあるシ ート、例えば、編織布、不織布等にプラスチックフイルムを接着したり、合成樹 脂を塗布、ラミネートする等して非透水性としたもの等が用いられる。 また透水性部分7としては天然繊維をはじめ合成繊維を材料とする編織布、不 織布、等や各種プラスチックフイルムに細孔を設けてなるもの等が用いられる。
【0008】 このようにシートには非透水性部分6と透水性部分7とがなければならないが 、このためにはシートの全体が非透水性からなるもの、例えば、プラスチックフ イルムを用いて、このプラスチックフイルムの必要な部分に細孔を設けて、透水 性を付与して透水性部分7とし、細孔が設けられない部分を非透水性部分6とし たものがあり、これとは反対に、シートの全体が透水性からなるもの、例えばフ ラットヤーンを織成してなるフラットヤーン織布の必要な部分に、プラスチック フイルムを接着したり、合成樹脂をコーティングしたりして非透水性部分6とし 、フラットヤーン織布のままの部分を透水性部分7とするものがある。 これらは、シート全体が透水性あるいは非透水性のものに対して、必要な部分 に非透水性あるいは透水性となるべき加工を施して得られるものであるが、これ らのほかに透水性のシートと非透水性のシートとを互いに縫着、接着、融着等の 手段によって連結してシートとするものである。
【0009】
図1はこの考案の実施の一例を示す平面図、図2は図1のものを水田の畦に敷 設した状態を示す縦断側面図、図3はこの考案の他の実施の一例を示す平面図、 図4は図3のものを水田の畦に敷設した状態を示す縦断側面図、図5はこの考案 の他の実施の一例を示す平面図である、図において1は水田、2は畦、3は水田 1に植えられた稲である。4はシートであってその両側には固定用ロープ5が設 けられているが、シート4で畦2を覆い、水田1に固定するためには、必ずしも 固定用ロープ5に依らないでも他の任意の固定手段で固定してもよい。6はシー ト4の非透水性部分であり、7はシート4の透水性部分であって、これら非透水 性部分6と透水性部分7とはシート4の巾方向8において区分される。図5に示 したものは非透水性部分6としては、非透水性であるプラスチックフイルムから なるシート9を用い透水性部分7としては透水性であるフラットヤーン織布のシ ート10を用いて両者を縫着11してシート4としたものである。この畦用被覆 シートには、場合によっては、図5に示すように固定用ロープ5と共に鳩目12 を設けて、これに紐を通して固定するようにしてもよく、場所によっては固定用 ロープ5を設けないで鳩目12を用いての固定を行なってもよい。
【0010】
この考案になるシートは全体としては柔軟であって取扱いが容易である上に、 非透水性部分によって水田の用水は畦に無用の漏水をすることがなく、透水性部 分によって、畦の崩壊が防止されると共に雑草の発生や繁茂が防止される。
【0011】
この考案は以上に詳細に説明したように構成されているから、全体としてのシ ートは柔軟性に富み取扱いが容易であり、非透水性部分においては水田の用水が 外部に漏出することを阻止しているから、用水は畦に無用に漏出することを防止 しており、また透水性部分においては、畦の崩壊の防止と雑草の発生や繁茂を防 止することに役立つものとなり、畦刈作業が必要でなくなり、しかも畦では風通 しがよくなるから害虫の発生が抑止されると共に地温が上昇して稲作には好適な 環境となるものである。
【図1】 この考案の実施の一例を示す平面図。
【図2】 図1のものを水田の畦に敷設した状態を示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図3】 この考案の他の実施の一例を示す平面図。
【図4】 図3のものを水田の畦に敷設した状態を示す
縦断側面図。
縦断側面図。
【図5】 この考案の他の実施の一例を示す平面図。
1 水田 2 畦 3 稲 4 シート 5 固定用ロープ 6 非透水性部分 7 透水性部分 8 シートの巾方向 9 非透水性のシート 10 透水性のシート 11 縫着 12 鳩目
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月2日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安澤 一男 東京都台東区元浅草2丁目6番7号 日本 マタイ株式会社内 (72)考案者 門田 史郎 東京都港区東新橋1丁目1番21号 泰東製 綱株式会社内 (72)考案者 渡邊 芳宣 大阪府大阪市中央区上汐2丁目6番21号 協光株式会社内 (72)考案者 伊藤 昭義 千葉県山武郡成東町本須賀3465
Claims (6)
- 【請求項1】 水田(1)の畦(2)を被覆するシート
(4)であってシート(4)の巾方向(8)において非
透水性部分(6)と透水性部分(7)とからなることを
特徴とする畦用被覆シート。 - 【請求項2】 シート(4)の巾方向(8)において1
つの非透水性部分(6)と1つの透水性部分(7)とか
らなることを特徴とする請求項1記載の畦用被覆シー
ト。 - 【請求項3】 シート(4)の巾方向(8)において中
央の透水性部分(7)と、その両側の非透水性部分
(6)とからなることを特徴とする請求項1記載の畦用
被覆シート。 - 【請求項4】 シート(4)は全体が非透水性であっ
て、その1部を透水性としたことを特徴とする請求項1
記載の畦用被覆シート。 - 【請求項5】 シート(4)は全体が透水性であって、
その1部を非透水性としたことを特徴とする請求項1記
載の畦用被覆シート。 - 【請求項6】 非透水性のシート(9)と透水性のシー
ト(10)とを、長さ方向に連結したことを特徴とする
請求項1記載の畦用被覆シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128992U JPH0754343Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 畦用被覆シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5128992U JPH0754343Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 畦用被覆シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624017U true JPH0624017U (ja) | 1994-03-29 |
JPH0754343Y2 JPH0754343Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=12882775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5128992U Expired - Lifetime JPH0754343Y2 (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 畦用被覆シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754343Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP5128992U patent/JPH0754343Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0754343Y2 (ja) | 1995-12-18 |
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