JPS6212898A - 放射線遮蔽材およびそれを用いた放射線防護服 - Google Patents

放射線遮蔽材およびそれを用いた放射線防護服

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JPS6212898A
JPS6212898A JP15166785A JP15166785A JPS6212898A JP S6212898 A JPS6212898 A JP S6212898A JP 15166785 A JP15166785 A JP 15166785A JP 15166785 A JP15166785 A JP 15166785A JP S6212898 A JPS6212898 A JP S6212898A
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lead
radiation
shielding material
fabric
sheet
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JP15166785A
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田村 昇治
志村 義之
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は放vJwA遮蔽材および放射線防護服に関する
。さらに詳しくは、原子力発電所や非破壊検査、放射線
研究施設あるいは病院などで放射線の遮蔽に用いられる
遮蔽材ならびに放射線から作業員を保護するために用い
られる防護服に関する。
〔従来の技術〕
従来の放射1遮蔽材には、t7@鉛シートを単独で用い
るもの、主材となる純鉛シートに補強用のポリエチレン
フィルムなどを積層したもの、あるいは含鉛ゴムシート
または自船ビニルシートを用いるものがある。また放射
線防護服もそのような遮蔽シートを用いて作製されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
放射線防護服には着用者が作業中に体を動かすたびに、
特定の箇所に繰り返して曲げが加わることが多い。純鉛
シート自体は本来弾力性に乏しいので、従来の純鉛シー
トを主材とする遮蔽材やそれを用いた防護服では、一度
きつい曲げが加わると、その部位の鉛シート上に鋭角的
な折り目がつき、二度と平坦な状態に回復しな ゛くな
る。そのためしばらく防護服を使用すると、特定の数個
所の鉛シート上に裂断が発生し防護服として使いものに
ならなくなる。また使用中に段々と鉛シート上に折り目
が増えていくのでゴワゴワした感じが強くなり、着心地
や作業性を著しく悪くするという問題がある。補強層を
設けた鉛シートでは耐屈曲性や引張強度などはかなり改
善されるが、折り目防止のためには補強層を厚くしなけ
ればならず、そうすると作業性に劣るものとなる。
また従来の含鉛ゴムシートまたは自船ビニルシートから
なる遮蔽シートやそれを縫製した防護服にあってはつぎ
のような欠点がある。
■ 粉末状の鉛をシート中に散在させているため、充分
な鉛当量をうるためには、ゴムやビニル部分の重量も増
えるので重量が重い。たとえば0.3+aa+鉛当量で
8.3kgに達する■ 鉛当量を増加させると、■と同
様の理由で遮蔽シートが非常に分厚いものとなる ■ 自重に対する強度が弱いので、専用ハンガーやスタ
ンドがないと吊下げ保管中に遮蔽シートが裂断すること
がある ■ 繰り返し折り曲げに対する強度が弱く、たった士数
回の折り曲げで切断する 本発明は叙上の事情に鑑み、裂断や着心地の悪化を生じ
させるきつい折り目がつかず、軽くて嵩張らず、引張強
度や耐折れ強度などに優れた遮蔽材ならびに前記特性を
そのまま継承する防護服を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段〕 本発明の放射線遮蔽材(A)は第1図に示されているよ
うに、鉛シート(1)と、該鉛シート(1)の少なくと
も片面に積層された柔軟性あるいは弾力性を有する材料
であって、遮蔽材を折り曲げたとき鉛シート(1)に鋭
角的な折り目がつかない厚さで積層されてなる基材11
(2)と、該基材層(2)の前記鉛シート(1)が積層
されていない側の表面に積層された布地(4)とからな
る構成が採用されている。
また本発明のrlLll)IIi!防護服は、前記放射
線遮蔽材(A)を基本構成とする遮蔽材を用いて縫製さ
れている。
(作 用〕 本発明の遮蔽材においては、第6図に示されているよう
に、遮蔽材(A)に曲げを加えたときに基材11(2が
折り曲げられた部分の内側で圧縮されスペーサのごとき
作用をするので、鉛シート(1)の折り曲げられた部分
(C)は丸く曲げられる。そのため鋭角的な角がつくよ
うなきつい折り目が残ることがない。
また、基材層(2が弾力性を有するときは曲げが除かれ
たときは、元の平坦な状態に自然に復帰する。
本発明の防護服においては、遮蔽材にシート状の鉛を使
用しているため、空隙部がなく粉末状の鉛を使用した遮
蔽材などに比べると放射線遮蔽効果が高く、そのため軽
口にすることができる。たとえば本発明の防護服では0
.3a+m鉛当量で2.1kgであり、前記従来の防護
服の約174の重量で足りる。
本発明では遮蔽材(A)を、第4図に示されるように2
組同じ向きに向い合せて防護服を縫製することもできる
し、第5図に示されているように遮蔽材(A)を2組た
がいに反対向き・に向い合わせ、それぞれの遮蔽材(A
)の鉛シート同士(1)の間に補填用鉛遮蔽材(1a)
を挿入して縫製することもできる。とくに第5図に示さ
れる構成をとるばあいは、補填用鉛遮蔽材(1a)の挿
入枚数を増やせばそれだけ放射線遮蔽効果を高めること
ができ、しかも補填用鉛遮蔽材(1a)の挿入枚数以上
には高張ることがない。そのため本発明では鉛当發が増
えても、防護服の厚さを薄くすることができる。
本発明においては基材層(aおよび布地(4)が引張応
力を分担するので、防護服の自重などによっても鉛シー
ト(1)が裂断されることがない。そのため防護服の保
管に専用のハンガーやスタンドを用いる必要がなく、通
常のハンガーなどに吊下げ保管することが可能である。
前記基材層+21は第6図に示されるように曲げが加わ
ったときスペーサとして作用し鉛シート(1)の曲げら
れた部位(C)の曲率半径を大きくして、鋭角的な角の
ある折り目がつかないようにすることができる。したが
って本発明においては繰り返し折り曲げに対しても疲れ
が生じにくく、数百回の折り曲げを加えても、鉛シート
(1)が裂断することがない。また前記のごとく鉛シー
ト(1)に折り目がつかないので防護服にゴワゴワ感が
生じることがなく、長時間使用しても縫製時の形状をそ
のまま保ち、着脱が速やかで身体にフィツトしやすい防
護服とすることができる。
前記布地(4)は第5図に示されるように遮蔽材(A)
を向い合わせて縫製したときは、そのまま防護服の表生
地や表生地となる。そのため別途用意した表生地や表生
地を縫製糸などで縫いつける手間を要する従来品と比べ
ると製造が容易であり、また縫製糸などを貫き通して鉛
シート(1)を傷めることがないいので防護服の寿命が
長くなる。
また布地(4)を有することで、基材層(′2Jを外部
環境から保護することができ、さらに布地(4)は適宜
の模様を施すことが容易なのでファツション性を向上さ
せることができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本発明にかかわる遮蔽材(A)の部分断面図、
第2図は本発明の一実施例にかかわる防護服の斜視図、
第3図は本発明にかかわる遮蔽材の一実施例の部分断面
図、第4図および第5図は本発明の防護服を縫製する際
の遮蔽材を重ね合わせる態様を示す部分断面図、第6図
は第1図に示された遮蔽材(A)に曲げを加えた状態を
示す部分断面図である。
第3図に基づき本発明にかかわる遮蔽材の一実施例を説
明する。
鉛シート(1)の鉛としては、純鉛または合金鉛が使用
できる。純鉛としてはJIS H2105(1955)
に規定された5種地金および該地金よりさらに高純度の
4種〜特殊鉛地金が例示できる。好ましくは、純度99
.8重量%以上のものが用いられる。合金鉛としては、
たとえばSn−Sb系合金(Sn 5%、Sb 1.5
%)、sn合金(Sn 10%)などが用いられる。
鉛シート(1)の厚さは20〜300ρ、好ましくは5
0〜2002/I11.とくに好ましくは75〜150
通が採用される。20購よりも薄いものは製造が困難と
なるだけでなく、所望の機械的強度をうろことができな
くなる。また300AITnよりも厚いものは柔軟性や
耐屈曲性がわるくなる。
前記鉛シート(1)には補強層(3)を積層したものも
含まれる。補強層(3)の積層は鉛シート(1)の片面
でもよく両面でもよい。また片面に積層するばあいは基
材層(′2Iが積層されている面でもその反対側の面で
もよい。前記反対側の面に積層されるばあいは、鉛シー
ト(1)が直接大気などに触れなくなる。
前記補強層(3)は、鉛シート(1)の機械強度を向上
して耐久性を高めるほか鉛シート(1)の腐食を防止す
る働きをする。したがってそれらの作用を達成しうるち
のであれば特定の有機物質に限定されず2種以上を採用
することができ、また2層以上の多層としてもよく、前
記のごとく遮蔽すべき環境に応じて耐性を有する材料が
適宜選択される。
前記補強層(3)の厚さは用いる有機物質の物性や鉛シ
ート(1)の厚さや用途によって異なるが、通常片面の
厚さが10〜300Jjm、好ましくは20〜200府
、とくに好ましくは20〜100通である。
10ρよりも薄いものは一般に機械強度が弱くて適用す
ること、が困難であり、300遍よりも厚いときは嵩高
となりいずれも好ましくない。補強層(3)自体の引張
り強度はたとえば0.3Kg/ rrm 2以上、好ま
しくは0.5KJ / ms 2以上、特に0.8に’
J / myr 2以上が好ましい。
用いられる有機物質としてはフィルム形成性のよいポリ
マーが好ましく、たとえば耐放射線性のポリマーとして
ハロゲンを含有せず、第3級炭素の少ないポリオレフィ
ン、たとえばポリエチレン、エチレン−エチルアクリレ
ート共重 ・合体、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ブテン−1共
重合体などや、たとえばポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステルあるい
はポリスチレンなどがあげられる。それらのうちポリエ
チレンは中性子を遮蔽する効果が高いので、とくに中性
子が存在する環境の遮蔽に用いるとき好ましい。
補強層(3)の形成は種々の方法によって行なうことが
できる。たとえば前記有機物質のフィルムまたはシート
を貼着または接着してもよいし、溶液状やエマルジョン
状の有機物質を塗布してもよく、また加熱溶融した有機
物質をコーティングしてもよい。前記有機物質の前駆体
を用いてコーティングなどの方法で施与したのちキュア
ーする方法によってもよい。
鉛シート(1)と補強層(3)との接着強度はそれほど
強くなくてもよく、たとえば剥離強度が0.3Kfl/
インチ(ASTH01876)以上あればよい。
鉛シート(1)に積層される基材層(2)としては、鉛
シート(1)との接着性がよく耐放射線性を有するもの
であって、柔軟性あるいは弾力性を有する材料が好まし
い。そのような材料のものとしては、とくに、ポリエチ
レン、軟質ポリ塩化ビニル、加硫ゴムなどの柔軟性を有
する有機高分子の発泡シート、ポリエステル、ナイロン
、ポリエチレン、ポリプロピレン、木綿、麻、ロックウ
ール、セラミック、カーボン、ガラス、金属などの有機
または無機の繊維の織布、不織布、マット、ブランケッ
トなどの繊維製品、またはショアーA硬度が50以下、
とくに40以下の加硫ゴムシートがあげられる。
かかる基材8124は単層として積層してもよく、多層
として積層してもよい。また鉛シート(1)の片面に積
層してもよく、両面に積層してもよい。
基材層(2の厚さは、用いる材料の物性や鉛シート(1
)の厚さなどによって異なるが、通常0.5〜10al
ll+、好ましくは1〜5M、とくに好ましくは2〜3
扁である。0,5胴より薄いものは折り曲げたとき鉛シ
ート(1)にきつい折り目がつかないようにすることが
困難となり、10咽より厚いときはいたずらに嵩高とな
るのでいずれも好ましくない。基材11(2)自体の引
張り強度はたとえば0.3Kg / m ’以上、好ま
しくは0.589/調2以上、とくに0.889 / 
rtrtx 2以上が好ましい。
基材層(2の形成は種々の方法によって行なうことがで
きる。たとえば前、記材料をシート状に形成し、しかる
のち鉛シート(1)に貼着または接着する方法が採用さ
れる。
なお(2a)は前記基材層(2]の表面に形成されたス
キン層であり、基材層(2Jが熱可塑性有機高分子から
なるときは、その表面のみをホットプレートにて加熱し
て溶融することにより、あるいは薄いフィルムを貼着す
るなどの方法により形成される。
かかるスキンJl (2a)は数ミクロンへ数十ミクロ
ン程度の薄いもので、充分基材層(2)を保護する効果
がある。
布地(4)としては、それがそのまま防護服の表生地あ
るいは表生地ともなるため耐放射線性の布地であること
が要求され、たとえば天然繊維やポリエステル、ナイロ
ンなどの合成樹脂を用いた織布、不織布およびフィルム
シートや金属繊維、ガラス繊維、アスベスト繊維を用い
た織布、不織布、あるいはそれらをポリエチレン、ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体やエラスト
マーなどで表面加工したものなどが用いられる。かかる
布地(4)は基材層(2)またはそのスキン1! (2
a)に積層されるが、その方法としては接着性のよいも
のであればどのような方法でもよく、たとえばホットメ
ルト接着剤、粘着剤、硬化型接着剤などを用いた接着や
あるいは熱融着による方法が採用される。
つぎに本発明の一実施例にかかわる防護服を第2図に基
づき説明する。
本発明の放射線防護服には、チョッキ型、ポンチョ型、
エプロン型などの種々の形態のものを採用しうるが、第
1図に示された防護服はワンピース型である。同図にお
いて、QOIは前身頃、(11)は後身頃、(12)は
前垂部である。左右いずれか一方の脇部は連結片(18
)で一体に接続され、肩部(14)も一体に連続してN
製されている。そして他方の脇部と肩部(15)とは着
脱式の連結片で連結されるようになっている。すなわち
脇部の連結片(16)および肩部(15)の連結片(1
7)はいずれも後辺を後身頃(11)に一体に連続され
ており、前辺にはボタン(18)を取りつけて前身頃(
10)側のボタン(図示されていない)に嵌め合せうる
ようになっている。(19)は防護服の胴部に設けられ
たベルト通し、(20)はベルトである。この防護服を
着用するときは、連結片(16)、(17)を離してお
いて、防護服を着用者の体に被せ、しかるのち前記連結
片(16)、(17)を連結し、ベルト(20)を締め
るとよい。ベルト(20)を締めたときは防護服の重石
は肩部(14)、(15)だけでなく着用者の腰部でも
支えることができるほか肩部(14)、(15)が少し
浮くので着用者の肩にかかる負担が軽減され作業性を向
上させるうえで有効である。
前記肩部(14)、(15)はその内部に適当な厚さの
ゴムシートを入れておくと、肩部(14)、(15)の
腰が強くなり、さらに人体の凹凸になじむので、人体の
肩の部分でより広い面積に防護服の重量を分散させるこ
とができ、重量負担感を軽減させるのに効果的である。
前記防護服はたとえば第3図に示された遮蔽材を用いて
縫製され、防護服の部分部分に要求される遮蔽能力によ
り遮蔽材を単独で用いたり重ね合わせて用いられ゛る。
たとえば後身頃(11)は第4図に示されるように2組
の遮蔽材を向い合わせて用いられ、また前身頃(10)
や前垂部(12)は第5図に示されるように2組の遮蔽
材(A)同士の鉛シート(1)を向い合わせ、該鉛シー
ト(1)の間に別の補填用鉛遮蔽材(1a)を適数枚挿
入し、放射線遮蔽能力を高めるようにするとよい。
なおこのようにして遮蔽材を用いるとき布地(4)を人
肌側にくるようにし、かつ該布地(4)を吸水性のもの
とすると着心地をよくするので好ましい。また前記補填
用鉛遮蔽材(1a)としては、■鉛単体のホイル、■前
記鉛ホイルの片面または両面に補強用のプラスチックフ
ィルムを積層したもの、■鉛シートと該鉛シートの少な
くとも片面に積層されている基材層からなり、該基材層
が柔軟性あるいは弾力性を有する材料であって、遮蔽材
を折り曲げたとき鉛シートに鋭角的な折り目がつかない
厚さで積層されたもの、あるいは■本発明にかかわる放
射線遮蔽材と同様の構成のものが用いられる。
前記ベルト(20)には使用時に高い引張応力がかかる
ので、たとえば耐放射線性の高いものを用いて作られる
本発明の防護服では表生地となる布地(4)に種々の模
様を染色捺染することができる。そのため、たとえば病
院などで用いられる防護服には花柄模様などの優しいデ
ザインを施しておけば子供の患者にいたずらに恐怖感を
与えなくてすむという副次的効果かえられる。また蛍光
塗料で所定のマークを入れておけば暗所での作業などに
も役立つ。
本発明においては、表生地の汚れ防止のため防護服の表
面を覆うことができるカバーリングシーツを併用するこ
とが好ましい。カバーリングシーツとしては汚れを内部
に浸透させず、表面に付着したゴミやホコリなどを簡単
に洗い落とすことができる素材で作ることが好ましく、
たとえば押出成形フィルム、防水加工布などが用いられ
る。またこのカバーリングシーツの形状などは特に制限
はないが防護服の上に被せるのに着脱が容易にでき、ご
く軽岱であることが好ましい。
[発明の効゛果] 本発明の放射線遮蔽材は折り曲げてもきつい折り目がつ
かない。そのため鉛シートが折れて切断することもなく
なり、放射線遮蔽材としての信頼性が高い。しかも本発
明の放射線′a蔽材を用いて作った放射線防護服では、
人の着用中の動きによっても折れ目がつかないので、い
つまでたっても元の形状が忠実に保持され、折り目が生
じることによる着心地のわるさやいわゆるゴワゴワ感が
生じることもない。また基材層の柔軟性や弾力性によっ
ても防護服の着心地が良好となる。
本発明の放射線防護服は、軽岱で嵩張らないので作業性
が高い。自重による引張りや繰り返し折り曲げに対する
強度が高いので通常のハンガーなどに吊下げることがで
き保守管理が容易である。長期間の使用によってもゴワ
ゴワ感が生じたり内部の鉛シートが切断することがなく
、信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかわる遮蔽材(A)の部分断面図、
第2図は本発明の一実施例にかかわる防護服の斜視図、
第3図は本発明にかかわる遮蔽材の一実施例の部分断面
図、第4図および第5図は本発明の防護服を縫製する際
の遮蔽材を重ね合わせる態様を示す部分断面図、第6図
は第1図に示された遮蔽材(A)に曲げを加えた状態を
示す断面図である。 (図面の主要符号) (1):鉛シート (2):基材層 (3):補強層 (4):布地 鳴:前身頃 (Ill :後身頃 (14)、(is) :肩部 (20) :ベルト 才3図 才4図     才5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉛シートと、該鉛シートの少なくとも片面に積層さ
    れた柔軟性あるいは弾力性を有する材料であつて、遮蔽
    材を折り曲げたとき鉛シートに鋭角的な折り目がつかな
    い厚さで積層されてなる基材層と、該基材層の前記鉛シ
    ートが積層されていない側の表面に積層された布地とか
    らなる放射線遮蔽材。 2 基材層が、柔軟性有機高分子の発泡シート、有機ま
    たは無機の繊維製品、またはショアーA硬度が50以下
    の加硫ゴムシートである特許請求の範囲第1項記載の放
    射線遮蔽材。 3 鉛シートと、該鉛シートの少なくとも片面に積層さ
    れた柔軟性あるいは弾力性を有する材料であつて、遮蔽
    材を折り曲げたとき鉛シートに鋭角的な折り目がつかな
    い厚さで積層された基材層と、該基材層の前記鉛シート
    が積層されていない側の表面に積層された布地とからな
    る遮蔽材により形成されてなる放射線防護服。 4 前記布地が、人肌側にくるように形成されており、
    かつ該布地が吸水性のものである特許請求の範囲第3項
    記載の放射線防護服。 5 前記遮蔽材を2組向い合せて配置し、一方の遮蔽材
    の布地を表生地に、他方の遮蔽材の布地を表生地にして
    なる特許請求の範囲第3項または第4項記載の放射線防
    護服。 6 2組の遮蔽材の対向する鉛シート間に補填用鉛遮蔽
    材を挿入してなる特許請求の範囲第5項記載の放射線防
    護服。 7 胴部を締めつけうるベルトを有してなる特許請求の
    範囲第3項記載の放射線防護服。
JP15166785A 1985-07-10 1985-07-10 放射線遮蔽材およびそれを用いた放射線防護服 Pending JPS6212898A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63168896U (ja) * 1987-04-24 1988-11-02
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JP2017090368A (ja) * 2015-11-16 2017-05-25 プロト株式会社 放射線防護用品

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