JP2001296391A - 放射線防護衣 - Google Patents

放射線防護衣

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JP2001296391A
JP2001296391A JP2000112258A JP2000112258A JP2001296391A JP 2001296391 A JP2001296391 A JP 2001296391A JP 2000112258 A JP2000112258 A JP 2000112258A JP 2000112258 A JP2000112258 A JP 2000112258A JP 2001296391 A JP2001296391 A JP 2001296391A
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radiation shielding
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Toshiaki Obayashi
敏章 大林
Chiaki Obayashi
千晃 大林
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LION DO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線の被爆量を極力少なくし、なお且つ
柔軟性と軽量性に富んだ放射線防護衣を提案する。 【解決手段】 可撓性を有する鉛マット1を芯材とした
放射線遮蔽生地2によって身体用衣本体3を形成してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば原子炉発電
所等の炉内作業等放射線の多量に発生する危険のある場
所で作業をする作業者が着用する放射線防護衣に関す
る。
【0002】
【従来の技術】原子炉発電所内に補修や点検のために、
炉内に作業者が入らなければならない場合や、不測の発
生により炉内作業の必要とする場合に、作業者は原子炉
から発生する放射線を遮蔽するために放射線防護衣を着
用する必要があるが、従来、放射線の被爆量を極力少な
くし、なお且つ炉内作業を円滑に行うことができるよう
な柔軟性に富んだ放射線防護衣は提案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の難点
に鑑み、放射線の被爆量を極力少なくし、なお且つ柔軟
性と軽量性に富んだ放射線防護衣を提案するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点を解消する
ために、請求項1に係る発明の放射線防護衣は、実施形
態に示す参照符号を付して示すと、可撓性を有する鉛マ
ット1を芯材とした放射線遮蔽生地2によって身体用衣
本体3を形成してなることを特徴とするものである。
【0005】また請求項2に係る発明の放射線防護衣
は、可撓性を有する鉛マット1を芯材とした放射線遮蔽
生地2によって、少なくとも着用者Mの胸部M1、腹部
M2、及び背部M4(図5、図6)を被う身体用衣本体
3を形成してなることを特徴とするものである。
【0006】また請求項3に係る発明の放射線防護衣
は、可撓性を有する鉛マット1を芯材とした放射線遮蔽
生地2によって、少なくとも着用者Mの胸部M1、腹部
M2、睾丸部M3及び背部M4(図5、図6)を被う身
体用衣本体3を形成してなることを特徴とするものであ
る。
【0007】また請求項4に係る発明の放射線用防護衣
は、前記放射線遮蔽生地2によって、着用者Mの首部M
5(図10、図11)を被う首部用衣本体4を前記身体
用衣本体3に着脱可能に形成してなる請求項1〜3の何
れかに記載の構成からなるものである。
【0008】また請求項5に係る発明の放射線防護衣に
おいて、前記可撓性を有する鉛マット1は鉛繊維不織布
1a(図3、図4)からなる請求項1〜4の何れかに記
載の構成からなるものである。
【0009】また請求項6に係る発明の放射線防護衣に
おいて、前記放射線遮蔽生地2は、図4、図9に示すよ
うに、鉛繊維不織布1aと、合成繊維織物或いは合成樹
脂フイルム等の摩擦係数の小さい滑り布5とを交互に介
在させて複数層に重合した重層生地6からなる請求項1
〜5の何れかに記載の構成からなるものである。
【0010】また請求項7に係る発明の放射線防護衣に
おいて、前記放射線遮蔽生地2は、図4、図9に示すよ
うに、鉛繊維不織布1aと、合成繊維織物或いは合成樹
脂フイルム等の摩擦係数の小さい滑り布5とを交互に介
在させて複数層に重合した重層生地6と、重層生地6の
表面側に設けた耐水性に優れた表面布7とからなる請求
項1〜6の何れかに記載の構成からなるものである。
【0011】また請求項8に係る発明の放射線防護衣に
おいて、前記放射線遮蔽生地2は、図4に示すように、
鉛繊維不織布1aと、合成繊維織物或いは合成樹脂フイ
ルム等の摩擦係数の小さい滑り布5とを交互に介在させ
て複数層に重合した重層生地6と、重層生地6を構成す
る複数層の何れかの層に介在させた中性子吸収材を含む
合成樹脂織物又はフイルム31とからなる請求項1〜6
の何れかに記載の構成からなるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の一実施
形態を示す放射線防護衣の正面図と背面図を示すもの
で、形状としては、活動しやすいように袖の省略した作
業服に若干似ているが、本発明の一の特徴とする点は、
着用者Mの腹部M2から股間部にかけてその付近を被う
よう、即ち、生殖機能を有する睾丸部M3を被う垂下部
8を身体用衣本体3の左右前身ごろ9,10に垂下形成
してなる点である。
【0013】まず、本発明の放射線防護衣の形状を説明
すると、放射線防護衣の身体用衣本体3は、左右の前身
ごろ9,10と、袖を取り付けることがない左右のそで
ぐり回り11,12、前後のえりぐり回り13,14、
上記両そでぐり回り11,12と両えりぐり回り13,
14との間に形成される左右の肩部15,16、左右の
前身ごろ9,10に対応する後身ごろ17、左右の両前
身ごろ9,10と後身ごろ17との間の脇線であり若干
襠を多く取った両脇部18,19、左右前身ごろ9,1
0から垂下形成される前述の垂下部8とからなる。
【0014】そして、図2に示すように後身ごろ17
は、着用者Mの肩部15,16からほぼ臀部M7(図
5)に達する丈を有し、図1に示すように肩部15,1
6にはその内側に羊毛フエルト製の肩当て20を設け、
左右の両前身ごろ9,10の重ね部にはナイロン製の面
フアスナー21,22が取り付けられ、且つ両前身ごろ
9,10間を締めるナイロン繊維織物製のワンタッチ式
バックル付きの安全ベルト23が取り付けられている。
【0015】図1のIIIーIII線断面図である図3には、
身体用衣本体3の内部構造が示され、該身体用衣本体3
は、ほぼその全域にかけて後述の鉛マット1を芯材とし
て用いた放射線遮蔽生地2によって形成され、後述の重
層生地6からなる。尤も、実施の形態では、図示のよう
に身体用衣本体3の両脇線の左右の両脇部18,19に
は着用者Mの両腕部分が位置することと内蔵部分に直接
的に接触していないことなどから柔軟性を優先して、内
部に鉛マット1を介在させないで、後述の表面布7のみ
を2層に重合したものからなる。勿論、鉛マット1を介
在させてもよい。また左右の前身ごろ9,10の互いに
重ね部分には前述のようにナイロン製の面フアスナー2
1,22で係着するようになっているため、何れか一方
側の重ね部分は、図示のように鉛マット1を他の部分に
よりも薄く介在させるようにしている。
【0016】放射線遮蔽生地2の断面構造を図4によっ
て説明すると、中心部側に3層の鉛マット1が重層さ
れ、各鉛マット1間には合成繊維織物、好ましくは滑り
性が良好で強靱なポリエチレン織物からなる滑り布5が
介在され、表面側には耐水性と除汚染性に優れたEVA
樹脂コーティングポリエステル繊維織物等の表面布7が
設けられ、これらはビニロン製のミシン糸等の縫い糸2
4(図1、図2も参照)によるキルティング縫製によっ
て一体に纏絡するようになっている。
【0017】可撓性を有する鉛マット1としては、鉛
毛、鉛編織物、鉛シート、鉛箔あるいはこれらを短冊状
に編んだものでもよいが、最も好ましくは鉛繊維不織布
1aがよい。従って、前記放射線遮蔽生地2は、鉛繊維
不織布1aと、合成繊維織物或いは合成樹脂フイルム等
の摩擦係数の小さい滑り布5とを交互に介在させて複数
層に重合した重層生地6からなるものが最も好ましい。
【0018】なお、重層生地6には、上記の部材以外に
例えば中性子吸収剤として使用されるホウ素化合物(ボ
ロン化合物)やチタンを含浸させた合成樹脂織物又はフ
イルム31を介在させるようにしてもよい。ポリエチレ
ンフイルムも中性子吸収作用を有する。従って、これも
上記符号31に含まれる。また前記滑り布5や表面布7
に含浸させてもよい。
【0019】上記の鉛繊維不織布1aとしては、その平
均繊維径が165ミクロン前後、鉛純度が99.9%以
上、重量が7.75kg/m2 で、各鉛繊維不織布1a
は0.66mmの厚さ、従って3層で1.98mmの厚
さであり、遮断性能は1.98mmpb鉛当量のものが
好ましい。身体用衣本体3は、従って、前面側および背
面側とも少なくとも1.98mmの厚さで且つ鉛当量
1.98mmpbの放射線遮蔽生地2からなっている。
【0020】鉛繊維不織布1aは、その名のとおり不織
布からなるため、織物状、シート状あるいはこれらの編
み物状のものに比べて軽量で可撓性に優れているが、更
に3層からなる鉛繊維不織布1aの各対向間にポリエチ
レン織物等摩擦係数の小さい滑り布5を介在させること
によって、より一層の可撓性を持たせることができる。
これがために、該鉛繊維不織布1aを放射線遮蔽生地2
の素材として採用することによって、着用者Mが炉内作
業を行う場合に良好な屈曲性と柔軟性と軽量性を備えて
おり、3次元的に円滑に動くことができ、作業性の向上
を充分に図ることができる。しかも鉛繊維不織布1aに
よれば、着用者Mに合う身体用衣本体3および後述の首
部用衣本体4を容易に製作することができ、製作性や保
形性に優れている。
【0021】さらに、上記重層生地6の表面布7とし
て、例えばEVAフイルムラミネートポリエステル繊維
織物を用いることによって、耐水性と耐汚染性を持たせ
ることができる。
【0022】図5及び図6は、放射線防護衣Sを着用し
た状態を示すもので、着用者Mの前面側の肩部M6から
胸部M1、腹部M2、睾丸部M3を全面的に被い、且つ
背面部の背部M4から臀部M7にかけて全面的に被い、
これによって着用者Mに対する重要な内蔵や睾丸部分へ
の被爆を最小限に留めるようにすることができる。しか
も、上述のように軽量で3次元的な動きを良好に維持す
ることができるので、作業能率を上げることが可能であ
る。
【0023】図7〜図9は、着用者Mの主に首部M5
(図10)を被うための首部用衣本体4の構造を示す。
形状的には、略環状の幅広の鍔部材25と、該鍔部材2
5の内側で首部回りに沿って立ち上がる襟巻き状部材2
6と、両者にわたって形成された開放部27と、開放部
27のうち、鍔部材25の両端重ね合わせ部は単に後述
のように合わされるだけであるが、襟巻き状部材26の
開放部27の重ね合わせ部にはナイロン製の面フアスナ
ー28,29が設けられる。
【0024】図7のVIIIーVIII線断面図である図8に示
すように、鍔部材25と襟巻き状部材26とは、前記身
体用衣本体3と同じように放射線遮蔽生地2によって形
成され、両者は縫い糸24によって一体形成され、なお
襟巻部材26の上端縁には綿材からなるクッション部材
30が一体的に縫合されている。
【0025】上記放射線遮蔽生地2も、図9に示すよう
に重層生地6からなり、中心部分の2層からなる鉛マッ
ト1、好ましくは前記の同じ材質の鉛繊維不織布1aを
有し、両鉛繊維不織布1aの間に前記と同じ材質の滑り
布5を介在させ、表面側に前記と同じ材質の表面布7と
からなり、これらは縫い糸24によって一体に纏絡され
てなる。
【0026】この首部用衣本体4も前記身体用衣本体3
と同じように、着用者Mが炉内作業を行う場合に良好な
屈曲性と柔軟性と軽量性を備えており、3次元的に円滑
に動くことができ、作業性の向上を充分に図ることがで
きる。
【0027】図10及び図11は、首部用衣本体4と前
述の身体用衣本体3とを着用した状態を示す。前述の図
5及び図6に示すように、着用者Mが身体用衣本体3を
着用すると共に、その首部M5回りに、首部用衣本体4
をその開放部27を開放して着用させて、鍔部材25を
身体用衣本体3の肩部15,16に重ね合わせ、しかる
のちに、図11に示すように、鍔部材25の開放部側両
端部25aを互いに重ね合わせ、且つ襟巻き状部26の
開放部側両端部26aをも重ね合わせ、その面フアスナ
ー28,29(図7)を互いに係着することによって、
着用者Mは、図10に示すように、前面側の肩部M6か
ら胸部M1、腹部M2、睾丸部M3を全面的に被い、且
つ図11に示すように、背面部の背部M4から臀部M7
にかけて全面的に被うと共に、着用者Mの首部M5をも
被うことができ、特に首部甲状腺の被爆からの保護に大
いに貢献することができる。
【0028】放射線に対する遮蔽効果は、純度の高い鉛
板の厚さに比例するものであり、厚さが1mmのものに
比べて2mmのものは当然に2倍の遮蔽効果がある。こ
の遮蔽効果を表すのに鉛板の1mmの厚さのものを鉛当
量1mmpbという。
【0029】本発明では、前記実施の形態では、鉛繊維
不織布1aが1.98mmの厚さで、従って、鉛当量
1.98mmpbという非常に大きな放射線遮蔽効果を
有するものであり、このように従来では考えられなかっ
た大きな放射線遮蔽効果を有するにもかかわらず、軽量
で柔軟性に富み、炉内作業を円滑に行うことができる実
用性に富んだ放射線防護衣を提供することができるに至
ったものである。
【0030】
【発明の効果】請求項1に係る発明の放射線防護衣によ
れば、可撓性を有する鉛マットを芯材とした放射線遮蔽
生地によって身体用衣本体を形成してなるため、着用者
は、現場作業において、放射線被爆から極力保護されな
がら円滑に作業を行うことができる。
【0031】また請求項2に係る発明の放射線防護衣に
よれば、可撓性を有する鉛マットを芯材とした放射線遮
蔽生地によって、少なくとも着用者の胸部、腹部及び背
部を被う身体用衣本体を形成してなるため、放射線被爆
の虞れある作業現場で、着用者が作業を行うにあたっ
て、着用者の内蔵部分を被爆から極力保護することで
き、しかも放射線遮蔽生地は可撓性を有する鉛マットに
よって形成されているため、現場作業を円滑に行うこと
ができる。
【0032】また請求項3に係る発明の放射線防護衣に
よれば、可撓性を有する鉛マットを芯材とした放射線遮
蔽生地によって、少なくとも着用者の胸部、腹部、睾丸
部及び背部を被う身体用衣本体を形成してなるため、放
射線被爆の虞れある作業現場で、着用者が作業を行うに
あたって、着用者の内蔵部分や生殖機能障害を受けやす
い睾丸部を被爆から極力保護することでき、しかも放射
線遮蔽生地は可撓性を有する鉛マットによって形成され
ているため、現場作業を円滑に行うことができる。
【0033】また請求項4に係る発明の放射線防護衣に
よれば、前記放射線遮蔽生地によって、着用者の首部を
被う首部用衣本体を前記身体用衣本体に着脱可能に形成
してなるため、更に着用者の首部を放射線被爆から保護
することができ、放射線被爆による後遺症の発生しやす
い甲状腺を極力保護することができる。
【0034】また請求項5に係る発明の放射線防護衣に
よれば、前記可撓性を有する鉛マットは鉛繊維不織布か
らなるため、他の放射線遮蔽用マットに比べて一層柔軟
性と軽量性を持たせることができ、しかも、着用者に合
う衣本体を容易に製作することができ、製作性や保形性
に優れている。
【0035】また請求項6に係る発明の放射線防護衣に
よれば、前記放射線遮蔽生地は、鉛繊維不織布と、合成
繊維織物或いは合成樹脂フイルム等の摩擦係数の小さい
滑り布とを交互に介在させて複数層に重合した重層生地
からなるため、鉛繊維不織布はこれに接触する滑り布に
よって良好な滑り作用を発揮し、着用者が現場作業を行
うにあたって、3次元的な動きを極めて良好に行うこと
ができるにもかかわらず、放射線遮蔽効果を表す鉛当量
を格段に多く取ることができ、格段に優れた放射線遮蔽
効果を発揮することができる。
【0036】また請求項7に係る発明の放射線防護衣に
よれば、前記重層生地に耐水性に優れた表面布を重層し
てなるため、耐水性と耐汚染性を有し、長期にわたって
衛生的に使用することができる。
【0037】また請求項8に係る発明によれば、前記重
層生地を構成する複数層の何れかの層に中性子吸収材を
含む合成樹脂織物又はフイルムを一体または別体に介在
させてなるため、放射線被爆と共に中性子被爆からも保
護されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の正面側斜視図である。
【図2】 同背面側斜視図である。
【図3】 図1のIIIーIII線断面図である。
【図4】 図3のA部の拡大図である。
【図5】 同使用状態の正面図である。
【図6】 同使用状態の背面図である。
【図7】 本発明の他の実施形態の斜視図である。
【図8】 図7のVIIIーVIII線断面図である。
【図9】 図8のB部の拡大図である。
【図10】 同使用状態を示す正面図である。
【図11】 同使用状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1 鉛マット 1a 鉛繊維不織布 2 放射線遮蔽生地 3 身体用衣本体 M 着用者 M1 胸部 M2 腹部 M3 睾丸部 M4 背部 M5 首部 4 首部用衣本体 5 滑り布 6 重層生地 7 表面布 8 垂下部 31 合成樹脂織物又はフイルム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月26日(2000.4.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】上記の鉛繊維不織布1aとしては、その平
均繊維径が165ミクロン前後、鉛純度が99.9%以
上、重量が7.75kg/m2 で、各鉛繊維不織布1a
約2.5mmの厚さ、従って3層で約7.5mmの厚
さであり、遮断性能は1.98mmpb鉛当量のものが
好ましい。身体用衣本体3は、従って、前面側および背
面側とも少なくとも7.5mmの厚さで且つ鉛当量1.
98mmpbの放射線遮蔽生地2からなっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】放射線に対する遮蔽効果は、純度の高い鉛
板の厚さに比例するものであり、厚さが1mmのものに
比べて2mmのものは当然に2倍の遮蔽効果がある。こ
の遮蔽効果を表すのに鉛板の1mmの厚さのものを鉛当
量1mmpbというが、鉛繊維不織布は、当然のことな
がら鉛板よりも密度が低いため、鉛当量1mmpbを得
るためには、鉛繊維不織布の厚さを多く取る必要があ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】本発明では、前記実施の形態では、鉛繊維
不織布1aが約2.5mmで、3層で7.5mmの厚さ
で、鉛当量1.98mmpbという非常に大きな放射線
遮蔽効果を有するものであり、このように従来では考え
られなかった大きな放射線遮蔽効果を有するにもかかわ
らず、軽量で柔軟性に富み、炉内作業を円滑に行うこと
ができる実用性に富んだ放射線防護衣を提供することが
できるに至ったものである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する鉛マットを芯材とした放
    射線遮蔽生地によって身体用衣本体を形成してなる放射
    線防護衣
  2. 【請求項2】 可撓性を有する鉛マットを芯材とした放
    射線遮蔽生地によって、少なくとも着用者の胸部、腹部
    及び背部を被う身体用衣本体を形成してなる放射線防護
    衣。
  3. 【請求項3】 可撓性を有する鉛マットを芯材とした放
    射線遮蔽生地によって、少なくとも着用者の胸部、腹
    部、睾丸部及び背部を被う身体用衣本体を形成してなる
    放射線防護衣。
  4. 【請求項4】 前記放射線遮蔽生地によって、着用者の
    首部を被う首部用衣本体を前記身体用衣本体に着脱可能
    に形成してなる請求項1〜3の何れかに記載の放射線用
    防護衣。
  5. 【請求項5】 前記可撓性を有する鉛マットは鉛繊維不
    織布からなる請求項1〜4の何れかに記載の放射線防護
    衣。
  6. 【請求項6】 前記放射線遮蔽生地は、鉛繊維不織布
    と、合成繊維織物或いは合成樹脂フイルム等の摩擦係数
    の小さい滑り布とを交互に介在させて複数層に重合した
    重層生地からなる請求項1〜5の何れかに記載の放射線
    防護衣。
  7. 【請求項7】 前記放射線遮蔽生地は、鉛繊維不織布
    と、合成繊維織物或いは合成樹脂フイルム等の摩擦係数
    の小さい滑り布とを交互に介在させて複数層に重合した
    重層生地と、重層生地の表面側に設けた耐水性に優れた
    表面布とからなる請求項1〜6の何れかに記載の放射線
    防護衣。
  8. 【請求項8】 前記放射線遮蔽生地は、鉛繊維不織布
    と、合成繊維織物或いは合成樹脂フイルム等の摩擦係数
    の小さい滑り布とを交互に介在させて複数層に重合した
    重層生地と、重層生地を構成する複数層の何れかの層に
    介在させた中性子吸収材を含む合成樹脂織物又はフイル
    ムとからなる請求項1〜6の何れかに記載の放射線防護
    衣。
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