JPH0754259B2 - 回転数検出器 - Google Patents

回転数検出器

Info

Publication number
JPH0754259B2
JPH0754259B2 JP5708491A JP5708491A JPH0754259B2 JP H0754259 B2 JPH0754259 B2 JP H0754259B2 JP 5708491 A JP5708491 A JP 5708491A JP 5708491 A JP5708491 A JP 5708491A JP H0754259 B2 JPH0754259 B2 JP H0754259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
permanent magnet
magnetic bubble
bubble
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5708491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04212016A (ja
Inventor
幸男 青木
孝夫 水谷
伸治 荒井
正勝 大上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5708491A priority Critical patent/JPH0754259B2/ja
Publication of JPH04212016A publication Critical patent/JPH04212016A/ja
Publication of JPH0754259B2 publication Critical patent/JPH0754259B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機や回転軸の
回転量を絶対値で検出する多回転絶対値検出器に用いる
回転数検出器に関し、特に磁気バブル素子を利用した回
転数検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転軸の多回転角度を精度よ
く測定するために、1回転以内の回転角を測定する絶対
値エンコーダと、この絶対値エンコーダの回転数を検出
する回転数検出器とを組合せて測定する装置がある。
【0003】この回転数検出器として磁気バブル素子が
利用され、例えば特開昭62−261016号公報及び
特開昭63−235813号公報に示されるように、駆
動磁界の回転に応じて磁気バブルを順次転送し、その転
送パターン上の磁気バブル位置から回転軸の回転数を検
出するもので、磁気バブルの転送は電源が遮断されても
動作して回転数の検出を可能とする。
【0004】図8はこのような従来の多回転絶対値検出
器の一例の一部縦断面図、図9はその多回転計測部を示
す図8のA−A線断面図である。図において、1は非磁
性材料からなる回転軸、2は1回転内の絶対値を検出す
る1回転内絶対値エンコーダ、3は多回転計測部、4は
回転軸1に固着され、S,N極が等間隔かつ交互に4極
着磁された回転永久磁石である。5は磁気バブル素子
で、図10に示すように磁気バブルチップ6がXコイル
7、Yコイル8で捲回され、角板状で両側面から、S,
N極に着磁されたバイアス永久磁石9,10により挟ま
れている。バイアス永久磁石9は磁気バブルチップ6側
がN極で、他方の側がS極、バイアス永久磁石10は磁
気バブルチップ6側がS極、他方の側がN極に着磁され
ている。
【0005】磁気バブルチップ6は、図11に示すよう
に基板6a上に設けた転送パターン6bと、バブル発生
コイル6c及び磁気抵抗素子からなるバブル検出器6d
で構成されている。なお、6eは磁気バブルである。
【0006】図8の11は樹脂部で、磁気バブルチップ
6、Xコイル7、Yコイル8、バイアス永久磁石9,1
0を一体にモールド成形している。12,13は磁気遮
蔽材料で構成された磁気遮蔽カバー、14は非磁性体材
料からなる磁気バブル素子5の支持枠である。
【0007】上記のように構成された多回転絶対値検出
器では、バイアス永久磁石9,10による一方向磁界に
より、磁気バブルチップ6の磁化方向は一定となってい
る。ここで、バブル発生コイル6cに電流を流すと、こ
の部分に磁気バブル6eが発生する。この状態において
回転軸1が回転し、図12のfに示すように、回転永久
磁石4のN1極が磁気バブル素子5と対向してから、さ
らに45度回転して同図gの位置になると、漏洩磁束は
それぞれ矢印で示すようになって磁気バブル素子5と鎖
交する。回転永久磁石4は4極なので、回転軸1の1回
転の間に、この漏洩磁束の鎖交により磁気バブル素子5
に印加される磁界の強さは図13のように楕円形状に変
化し、これが2回繰り返される。ここで、図12fの状
態は楕円の短軸方向、gの状態は長軸方向に相当する。
この楕円磁界により転送パターン6bが磁化され、磁気
バブル6eを吸引移動して楕円磁界の1回転につき磁気
バブル6eは1パターン転送される。従って、この場
合、回転軸1が1回転する間に磁気バブル6eは2パタ
ーン転送されることになる。即ち、回転永久磁石4は回
転軸1の回転により磁気バブル6eの駆動磁界を発生す
る磁石である。
【0008】回転軸1の回転数を磁気バブル6eの転送
位置から検出するには、Xコイル7、Yコイル8に正
弦、余弦に変化する電流を流して回転磁界を発生させ、
転送パターン6bを磁化させて磁気バブル6eを戻す。
これがバブル検出器6dの位置まで戻ったときに生ずる
バブル検出器6dの出力電圧の変化を検出し、制御回路
(図示せず)により回転量が検出される。なお、磁気遮
蔽カバー12,13は外来磁気遮蔽のためのカバーとし
て、磁気バブル6eの正常な転送を保持するものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転数検出器は
以上のように構成され、回転永久磁石の漏洩磁束による
楕円磁界を磁気バブル素子に印加しているため、転送パ
ターンの磁化が一定とならず、磁気バブルの転送の信頼
性が低い。また、回転永久磁石の漏洩磁束を受入れるた
めの磁気的な開口部が必要なため確実な磁気遮蔽が困難
で、磁気バブル素子には回転永久磁石による転送方向と
垂直な有害磁束や、回転軸等から侵入する外来磁束が鎖
交し、磁気バブルの安定保持や転送の信頼性が低い。。
さらに、磁気バブル素子にXコイル、Yコイルが捲回さ
れているので、永久磁石と磁気バブル素子の距離が大き
くなり有効な磁界を大きくできず、製品化が困難であっ
た。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、磁気バブル素子に円磁界を印加し
て転送パターンの磁化を一定とし、磁気バブルの転送の
信頼性を向上し、有害磁気遮蔽を確実に行なうとともに
有効磁界を大きくして、磁気バブルの安定保持と転送信
頼性とを高めた回転数検出器を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1発明に係
る回転数検出器は、磁気バブルを順次転送する転送パタ
ーンを有する磁気バブルチップ及び磁気バブルチップに
捲回され磁気バブルを駆動する回転磁界を発生する駆動
コイルを有する磁気バブル素子と、磁気バブルチップに
印加するバイアス磁界を発生するバイアス磁界用磁石
と、S極N極が少なくとも一対着磁されて回転体の回転
軸に固定され、回転軸の回転により磁気バブルの駆動磁
界を発生する回転永久磁石と、転送パターン上の磁気バ
ブルの位置に基づき回転軸の回転数を検出する検出手段
とを備えたものにおいて、それぞれの一端が磁気バブル
チップと同一平面上で、かつ、その周囲に対向して配置
され、それぞれの他端が回転永久磁石と対向して配置さ
れて、回転永久磁石と磁気バブルチップとを結ぶ磁気回
路が形成され、この磁気回路を介して回転永久磁石が発
生した駆動磁界が磁気バブルに与えられる複数のヨーク
を設けたものである。
【0012】この発明の第2発明に係る回転数検出器
は、磁気バブルを順次転送する転送パターンを有する磁
気バブルチップからなる磁気バブル素子及び磁気バブル
チップに印加するバイアス磁界を発生するバイアス磁界
用磁石と、S極N極が少なくとも一対着磁されて回転体
の回転軸に固定され、回転軸の回転により磁気バブルの
駆動磁界を発生する回転永久磁石と、転送パターン上の
磁気バブルの位置に基づき回転軸の回転数を検出する検
出手段とを備えたものにおいて、それぞれの一端が磁気
バブルチップと同一平面上で、かつ、その周囲に対向し
て配置され、それぞれの他端が回転永久磁石と対向して
配置されて、回転永久磁石と磁気バブルチップとを結ぶ
磁気回路が形成され、この磁気回路を介して回転永久磁
石が発生した駆動磁界が磁気バブルに与えられる複数の
ヨークと、この複数のヨークに設けられ、転送パターン
上の磁気バブルを駆動するための回転磁界を発生する磁
気バブル駆動用コイルとを設けたものである。
【0013】この発明の第3発明に係る回転数検出器
は、第1発明又は第2発明において、回転永久磁石をそ
の外周に円周方向に沿って交互に磁極を設けた磁石とし
たものである。
【0014】この発明の第4発明に係る回転数検出器
は、第1発明又は第2発明において、回転永久磁石を軸
方向に磁極を設けた磁石としたものである。
【0015】この発明の第5発明に係る回転数検出器
は、第1発明、第2発明、第3発明又は第4発明におい
て、磁気バブル素子、バイアス磁界用磁石及び複数のヨ
ークを樹脂で一体に成形したものである。
【0016】この発明の第6発明に係る回転数検出器
は、第5発明において、樹脂モールド部を複数のヨーク
の他端を除いて覆う磁気遮蔽カバーを設けたものであ
る。
【0017】
【作用】この発明の第1発明においては、回転永久磁石
と磁気バブルチップとの間にヨークを設けたので、回転
永久磁石の磁束が漏洩することなくヨークを通過し、磁
気バブルチップに効率よく印加され、転送パターンの磁
化を一定として信頼性を高める。
【0018】この発明の第2発明においては、回転永久
磁石と磁気バブルチップとの間に磁気バブルを駆動する
駆動コイルを持ったヨークを設けたので、磁気バブルチ
ップ側に駆動コイルが不要となり、磁気バブル素子を小
形化でき、回転永久磁石の磁束が漏洩することなくヨー
クを通過し、磁気バブルチップに効率よく印加され、転
送パターンの磁化を一定として信頼性を高める。
【0019】この発明の第3発明においては、回転永久
磁石の外周に円周方向に沿って磁極を設けたから、軸方
向の寸法を小さくできる。
【0020】この発明の第4発明においては、回転永久
磁石の軸方向に磁極を設けたから、外径寸法を小さくで
きる。
【0021】この発明の第5発明においては、磁気バブ
ル素子、バイアス磁界用磁石及び複数のヨークを樹脂で
一体成形してから、組立性が向上し、信頼性を高める。
【0022】この発明の第6発明においては、樹脂モー
ルド部を磁気遮蔽カバーで覆ったので、外部からの有害
磁気を遮蔽し、磁気バブルの動作の信頼性が向上する。
【0023】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例による多回転絶
対値検出器を示す要部断面図であり、図2はその回転永
久磁石と磁気バブル素子の配置関係を説明する説明図で
ある。
【0024】なお、図中、従来例を示す図8、図9と同
一符号の部分はこれと同じなので説明を省略する。ここ
で、15〜18はヨークで、それぞれ一端15a〜18
aは磁気バブルチップ6と同一平面上で、かつ、その四
隅に対向配置され、他端15b〜18bは回転永久磁石
4の外周に対向して45度の間隔で配置されている。2
0は樹脂モールド部で、磁気バブル素子5、バイアス永
久磁石9,10及びヨーク15〜18を一体としてモー
ルド成形したものである。19は磁気遮蔽カバーであ
り、ヨークの一端15b〜18bのみに開口部19aを
有している。この磁気遮蔽カバー19で樹脂モールド部
を覆えば、有害磁気が確実に遮蔽される。磁気遮蔽カバ
ー19を設ける場合は、上記の5,9,10,15〜1
8に磁気遮蔽カバーも加えて一緒にモールド成形しても
よい。
【0025】上記のように構成した回転数検出器におい
て、図3に示すように、回転永久磁石4が回転して、a
のように磁極N1とヨーク15の他端15bとが対向す
ると、ヨーク17の他端17bは磁極S1と対向する。
ここで、ヨーク15の他端15bはS極、ヨーク17の
他端17bはN極、ヨーク15の一端15aはN極、ヨ
ーク17の一端17aはS極に磁化され、回転永久磁石
4、ヨーク15、磁気バブルチップ6、ヨーク17の磁
気回路が形成される。このとき、他のヨーク16,18
は磁化されない。
【0026】次いで、回転永久磁石4が45度回転して
bの位置となるとヨーク16,18が磁化され、ヨーク
16の他端16bはS極、一端16aがN極、ヨーク1
8の他端18bがN極、一端18aがS極に磁化され、
ヨーク15,18は磁化されない。従って磁気バブルチ
ップ6にはaの状態に対して磁束の向きは90度ずれ
る。以下同様に作用し、cの状態で180度、dの状態
で270度、eの状態で360度となり、元の状態に復
帰する。このとき、回転永久磁石4は1/2回転してい
る。従って、回転永久磁石4が1回転すると、磁気バブ
ル6eは転送パターン6b上を2パターン移動する。
【0027】以上の説明からわかるように、この第1実
施例は回転永久磁石4と磁気バブルチップ6とを結ぶ磁
気回路を成形するヨーク15〜18を設けたので、回転
永久磁石4の磁束をヨークを通して磁気バブルチップ6
に円磁界として印加することができ、転送パターンの磁
化を一定にして、バブル転送の信頼性を向上させること
ができる。
【0028】さらに、磁気バブル素子、バイアス磁界用
磁石及びヨークを樹脂で一体にモールド成形して相互位
置関係のバラツキを減少させたので、これらの組立を不
要とし、取扱いが容易になる。また、ヨークの他端を除
き、樹脂モールド部を磁気遮蔽カバーで覆うことによ
り、磁気バブル素子に対する有害磁気を確実に遮蔽した
ので、磁気バブルの安定保持と転送信頼性の向上が得ら
れる。
【0029】図4はこの発明の第2実施例を示す要部断
面図で、回転永久磁石4の磁極を軸方向に設け、ヨーク
15〜18の他端15b〜18bを回転永久磁石4の側
面に対向配置したものであるが、その作用効果は図1,
図2で示した第1実施例と同じである。この第2実施例
によれば、軸直角方向に寸法的余裕が得られるので、軸
方向の寸法が増加しても、外径寸法が制限される用途に
適用することができる。なお、この第2実施例では、回
転永久磁石4は、図2と同じ側から見たとき、N極の裏
がS極、S極の裏がN極となるように着磁されている。
第1実施例ではN極の裏もN極、S極の裏もS極となる
ように着磁されている。
【0030】次に、図5はこの発明の第3実施例を示す
要部断面図、図6はその回転永久磁石と磁気バブル素子
の配置関係を説明する説明図である。図5及び図6にお
いて、図1及び図2と同一符号の部分は同一部分を示す
ので、説明を省略する。ここで、15〜18はコイル2
1〜24を持つヨークで、それぞれ一端15a〜18a
は磁気バブルチップ6と同一平面上で、かつ、その四隅
に対向配置され、他端15b〜18bは回転永久磁石4
の外周に対向して45度の間隔で配置されている。
【0031】上記のように構成した回転数検出器におい
て、回転永久磁石4が1回転すると、磁気バブル6eが
転送パターン6b上を2パターン移動する動作は、第1
実施例と同じである。
【0032】回転軸1の回転数を磁気バブル6eの転送
位置から検出するには、永久磁石4の停止位置を1回転
内絶対値エンコーダ2で検出し、回転永久磁石4による
磁界と、コイル21〜24で作られる磁界の合成成分が
円形の回転磁界になるように、コイル駆動回路(図示せ
ず)によりコイル21〜24に正弦、余弦に変化する電
流を流して、転送パターン6bを磁化させて磁気バブル
6eを戻す。これがバブル検出器6dの位置まで戻った
時に生ずるバブル磁気バブル検出器6dの出力電圧の変
化を検出し、制御回路(図示せず)により回転量が検出
される。
【0033】図7は、この発明の第4実施例を示す要部
断面図で、回転永久磁石4の磁極を軸方向に設け、ヨー
ク15〜18の他端15b〜18bを回転永久磁石4の
側面に対向配置したものであるが、その作用効果は第1
〜第3実施例と同じである。
【0034】なお、上記実施例では、1回転内の絶対値
検出器を1回転内絶対値エンコーダによって行った場合
を示したが、これはレゾルバや誘導子レゾルバ等を用い
てもよく、さらに、1回転内絶対値検出器を用いずに回
転回数のみを検出する構成にしても、上記実施例と同様
の効果を奏する。
【0035】
【発明の効果】この発明の第1発明は以上説明したとお
り、回転体の回転軸に固定され回転軸の回転により磁気
バブルの駆動磁界を発生する回転永久磁石と磁気バブル
チップとの間に磁気回路を形成する複数のヨークを設け
たので、回転永久磁石の磁束をヨークを通して磁気バブ
ルチップに円磁界として印加することができ、転送パタ
ーンの磁化を一定にして、バブル転送の信頼性を向上さ
せることができる。
【0036】この発明の第2発明は以上説明したとお
り、回転体の回転軸に固定され回転軸の回転により磁気
バブルの駆動磁界を発生する回転永久磁石と磁気バブル
チップとの間に磁気回路を形成する複数のヨークを設
け、さらにヨークに転送パターン上の磁気バブルを駆動
するための回転磁界を発生する磁気バブル駆動用コイル
を設けたので、回転永久磁石の磁束をヨークを通して磁
気バブル素子に円磁界として印加することができ、ま
た、磁気バブルチップに駆動コイルを捲回する必要がな
く、磁気バブル素子を小型化でき、ヨークと磁気バブル
チップのギャップを小さくできるため印加磁界を強くす
ることができ、結果として、バブル転送の信頼性を向上
させることができる。
【0037】この発明の第3発明は以上説明したとお
り、永久磁石の外周に円周方向に沿って磁極を設けたか
ら、第1発明又は第2発明の効果に加えて、外径寸法が
増加しても、軸方向の寸法が制限される用途に適用する
ことができる効果がある。
【0038】この発明の第4発明は以上説明したとお
り、永久磁石の軸方向に磁極を設けたから、第1発明又
は第2発明の効果に加えて、軸方向の寸法が増加して
も、外径寸法が制限される用途に適用することができる
効果がある。
【0039】この発明の第5発明は以上説明したとお
り、第1発明、第2発明、第3発明又は第4発明の効果
に加えて、磁気バブル素子、バイアス磁界用磁石及び複
数のヨークを樹脂で一体に成形したから、相互位置関係
のバラツキが減少し、これらを組立てる作業が不要とな
り、取扱いが容易になる効果がある。
【0040】この発明の第6発明は以上説明したとお
り、樹脂モード部を磁気遮蔽カバーで覆ったから、第5
発明の効果に加えて、磁気バブル素子に対する有害磁気
を確実に遮蔽することができ、磁気バブルの安定保持と
転送信頼性の向上が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す要部断面図であ
る。
【図2】この発明の第1実施例の回転永久磁石と磁気バ
ブル素子の配置関係を説明する説明図である。
【図3】この発明の第1実施例における磁気バブル素子
方向と回転永久磁石の磁極との関係を示す説明図であ
る。
【図4】この発明の第2実施例を示す要部断面図であ
る。
【図5】この発明の第3実施例を示す要部断面図であ
る。
【図6】この発明の第3実施例の回転永久磁石と磁気バ
ブル素子の配置関係を説明する説明図である。
【図7】この発明の第4実施例を示す要部断面図であ
る。
【図8】従来の回転数検出器を用いた多回転絶対値検出
器の要部断面図である。
【図9】図8のA−A線断面図である。
【図10】Xコイル及びYコイルの外観図である。
【図11】磁気バブルチップの平面図である。
【図12】従来の回転永久磁石の漏洩磁束と磁気バブル
素子の位置関係を示す説明図である。
【図13】従来の磁気バブル素子に印加される磁界の強
さを示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転軸 2 1回転内絶対値エンコーダ 4 回転永久磁石 5 磁気バブル素子 6 磁気バブルチップ 7 Xコイル(駆動コイル) 8 Yコイル(駆動コイル) 9,10 バイアス永久磁石 15,16,17,18 ヨーク 20 樹脂モールド部 21,22,23,24 磁気バブル駆動用コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大上 正勝 愛知県名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三菱電機株式会社 名古屋製作所内 (56)参考文献 特開 平1−129619(JP,A) 実開 平2−48811(JP,U)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気バブルを順次転送する転送パターン
    を有する磁気バブルチップ及び前記磁気バブルチップに
    捲回され磁気バブルを駆動する回転磁界を発生する駆動
    コイルを有する磁気バブル素子と、前記磁気バブルチッ
    プに印加するバイアス磁界を発生するバイアス磁界用磁
    石と、S極N極が少なくとも一対着磁されて回転体の回
    転軸に固定され、前記回転軸の回転により前記磁気バブ
    ルの駆動磁界を発生する回転永久磁石と、前記転送パタ
    ーン上の磁気バブルの位置に基づき前記回転軸の回転数
    を検出する検出手段と、それぞれの一端が前記磁気バブ
    ルチップと同一平面上で、かつ、その周囲に対向して配
    置され、それぞれの他端が前記回転永久磁石と対向して
    配置されて、前記回転永久磁石と前記磁気バブルチップ
    とを結ぶ磁気回路が形成され、この磁気回路を介して前
    記回転永久磁石が発生した駆動磁界が前記磁気バブルに
    与えられ複数のヨークとを備えた回転数検出器。
  2. 【請求項2】 磁気バブルを順次転送する転送パターン
    を有する磁気バブルチップからなる磁気バブル素子及び
    前記磁気バブルチップに印加するバイアス磁界を発生す
    るバイアス磁界用磁石を有する磁気バブル素子と、S極
    N極が少なくとも一対着磁されて回転体の回転軸に固定
    され、前記回転軸の回転により前記磁気バブルの駆動磁
    界を発生する回転永久磁石と、前記転送パターン上の磁
    気バブルの位置に基づき前記回転軸の回転数を検出する
    検出手段と、それぞれの一端が前記磁気バブルチップと
    同一平面上で、かつ、その周囲に対向して配置され、そ
    れぞれの他端が前記回転永久磁石と対向して配置され
    て、前記回転永久磁石と前記磁気バブルチップとを結ぶ
    磁気回路が形成され、この磁気回路を介して前記回転永
    久磁石が発生した駆動磁界が前記磁気バブルに与えられ
    複数のヨークと、この複数のヨークに設けられ、転送
    パターン上の磁気バブルを駆動するための回転磁界を発
    生する磁気バブル駆動用コイルとを備えた回転数検出
    器。
  3. 【請求項3】 回転永久磁石は、その外周に円周方向に
    沿って交互に磁極を設けたことを特徴とした請求項1又
    は2記載の回転数検出器。
  4. 【請求項4】 回転永久磁石は、軸方向に磁極を設けた
    ことを特徴とした請求項1又は2記載の回転数検出器。
  5. 【請求項5】 磁気バブル素子、バイアス磁界用磁石及
    び複数のヨークを樹脂で一体に成形した樹脂モールド部
    を設けたことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載
    の回転数検出器。
  6. 【請求項6】 樹脂モールド部を複数のヨークの他端を
    除いて覆い、該樹脂モールド部を磁気遮蔽する磁気遮蔽
    カバーを設けたことを特徴とする請求項5記載の回転数
    検出器。
JP5708491A 1990-06-01 1991-03-20 回転数検出器 Expired - Lifetime JPH0754259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5708491A JPH0754259B2 (ja) 1990-06-01 1991-03-20 回転数検出器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-141642 1990-06-01
JP14164290 1990-06-01
JP5708491A JPH0754259B2 (ja) 1990-06-01 1991-03-20 回転数検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04212016A JPH04212016A (ja) 1992-08-03
JPH0754259B2 true JPH0754259B2 (ja) 1995-06-07

Family

ID=26398092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5708491A Expired - Lifetime JPH0754259B2 (ja) 1990-06-01 1991-03-20 回転数検出器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0754259B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4720233B2 (ja) * 2005-03-18 2011-07-13 株式会社デンソー 回転角度検出装置
JP4519750B2 (ja) * 2005-09-29 2010-08-04 株式会社日本自動車部品総合研究所 回転角度検出装置
CN115343501B (zh) * 2022-10-18 2023-03-24 四川新川航空仪器有限责任公司 一种变磁通式转速传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04212016A (ja) 1992-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5666886B2 (ja) ロータリエンコーダ
EP1124309B1 (en) Magnetic pole position detecting device
JP4592435B2 (ja) エンコーダ付き小型モータ
JP2007143385A (ja) 直動回転アクチュエータおよびシステム
US20190086238A1 (en) Linear motion and rotation detector, linear motion and rotation detector unit, and linear motion and rotation drive device
US8928313B2 (en) Magnetic encoder with improved resolution
JPH0754259B2 (ja) 回転数検出器
JP2002310609A (ja) 回転角度検出装置
JP2020088976A (ja) モータ
JP3094049B2 (ja) トルクセンサ
JP2008286285A (ja) 電磁クラッチ
WO2020195003A1 (ja) モータ
JP3758174B2 (ja) 非接触型位置センサ
JPH08166253A (ja) 磁気式エンコーダ
JP4154922B2 (ja) 位置検出装置
WO2024084701A1 (ja) 発電素子、発電モジュール、回転数検出器及び発電機
JP2003262537A (ja) 回転角センサ
TW202316085A (zh) 運動檢測器
JPH11183497A (ja) 回転検出装置
JPH04364348A (ja) ブラシレス直流モータ
JP2023051163A (ja) 回転検出器
JPH04197071A (ja) 無刷子直流電動機
JP5866797B2 (ja) リング磁石着磁方法
JPH08101222A (ja) 磁気式回転センサ装置
JP2008202657A (ja) 電磁クラッチ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 15

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607