JPH0753879Y2 - 孔あけ機の押えヘッド - Google Patents

孔あけ機の押えヘッド

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JPH0753879Y2
JPH0753879Y2 JP7669489U JP7669489U JPH0753879Y2 JP H0753879 Y2 JPH0753879 Y2 JP H0753879Y2 JP 7669489 U JP7669489 U JP 7669489U JP 7669489 U JP7669489 U JP 7669489U JP H0753879 Y2 JPH0753879 Y2 JP H0753879Y2
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holding head
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俊行 大浦
秀文 大貫
義行 堀内
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Nachi Fujikoshi Corp
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Nachi Fujikoshi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はボール盤型孔あけ機の加工物押えヘッド部の構
造に関するものである。さらに詳しく述べれば印刷配線
板等に用いられている孔あけ機のスピンドルモーター部
の先端に装着されている加工物押え用の押えヘッド部の
構造とスピンドルモーターに装着されたドリルの破壊検
出機構を押えヘッド部に具備させた構造の孔あけ機の押
えヘッドに関するものである。
〔従来の技術〕
ボール盤型孔あけ機を用いる孔あけ加工工程において、
孔あけ機のスピンドルモーターに装着したドリルの破壊
又は折損の検出方式としては、光学方式による検出方式
が主流である。
第3図は従来のボール盤型孔あけ機に、孔あけ加工時に
ドリルと加工物より発生する弾性波(又は音波:ACOUSTI
C EMISSION 以下AEという)を検出してドリルの破壊
又は破損の検出を行うという本考案が提案しているAE信
号検出装置をそのまま適用した場合を示すものである。
第3図において、加工物として基板1がボール盤に配置
され、ボール盤型孔あけ機のスピンドルモーター15にド
リル14が装着され、前記スピンドルモーター15及びドリ
ル14の外周に加工物押えヘッド部3が配設され、加工物
押えヘッド部3が加工物押え筒部13にて固定保持され、
基板1が加工物押えヘッド部3にて圧下固定される。前
記加工物押えヘッド部3は、金属例えばアルミニウム又
はプラスチック又例えばナイロン66の素材から一体もの
として構成される。又、図中、5はシリンダ、6はピス
トン、8はダンパーリング、9はリング、10は固定ボル
ト、16はリング固定ボルトである。
以上は従来のボール盤型孔あけ機の構成であるが、以
下、本考案が提案しているAE信号検出装置を従来装置に
そのまま適用した場合について説明する。従来装置にお
いてAE信号を検出しようとする場合には、AE信号検出用
AEセンサー4が加工物押えヘッド部3に装着される。
第4図は第3図のAE信号検出が可能な押えヘッドを用い
たときのAE信号の流れを図式化したものである。
スピンドルモーター15の高速回転に伴いドリル14は基板
1の中に押し下げられる。このとき、ドリル14と基板1
との境界部ではせん断加工が行われ、ドリル14と基板1
からせん断破壊に伴って物体内に蓄えられた歪エネルギ
ーが弾性波(音波又はAE)として切削AE信号2として基
板1から加工物押えヘッド部3内を経由してAEセンサー
4に入力する。
これと同時に加工物押え筒部13のピストン6やシリンダ
5から摺動に伴う摺動AE信号7が発生し、加工物押えヘ
ッド部3に伝播し、AEセンサー4に信号波として入力さ
れる。摺動AE信号7は切削AE信号2に対して雑音信号と
して作用する。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来例のうち、光学方式によるドリル破壊又は折損の検
出方式においては、光線の発射と受信部にはレンズがあ
り、ドリル切削時に基板の切り粉が飛散してレンズの表
面に固着し、信号の授受が低下し、又は信号の授受がで
きなくなるという欠点がある。また、ドリルは高速回転
をしているため、ドリル先端は常に芯振れを生じ、さら
に基板の切削粉は高速回転によって焼き付き、ドリル直
径が見かけ上太くなり、これらによって誤検出がしばし
ば発生するという欠点がある。
また本考案が提案したAE信号検出機能をそのまま従来装
置に適用した場合には、第4図に示すように本来必要と
している切削AE信号2の他に加工物押え筒部13のシリン
ダ5とピストン6の往復運動によって発生した摺動AE信
号7が加工物押えヘッド部3を経由して混入するため、
ドリルの破壊や折損信号のみをAEセンサー4にて抽出で
きないという欠点がある。
本考案の目的は前記課題を解決した孔あけ機の押えヘッ
ドを提供することにある。
〔考案の従来技術に対する相違点〕
前述した従来のボール盤型孔あけ機のドリル破壊及び折
損の状態を検出する方式に対し、本考案は加工物押えヘ
ッド部の構造を改良し、AE信号波のみを抽出させるとい
う相違点を有する。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案に係る孔あけ機の押え
ヘッドにおいては、加工物押え筒部にて圧下され加工物
をボール盤型孔あけ機に固定する押えヘッドにおいて、
加工物押えヘッド部を、孔あけ加工時にドリルと加工物
より発生する弾性波(又は音波)を伝播する下部構造体
と、加工物押え筒部側からの弾性波(又は音波)を減衰
させる上部構造体とから構成し、前記下部構造体に前記
弾性波の検出用センサーを装備したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
第1図は本考案においてボール盤型孔あけ機の加工物押
えヘッド部の構造とAEセンサーを装着した状態を示す断
面図である。第1図において、加工物として基板1をボ
ール盤に配置し、ボール盤型孔あけ機のスピンドルモー
ター15にドリル14を装着し、前記スピンドルモーター15
とドリル14の外周を囲んで加工物押えヘッド部3を配設
し、加工物押えヘッド部3を加工物押え筒部13にて固定
保持し、基板1を加工物押えヘッド部3にて圧下固定す
る構造は従来と同じである。本考案は前記加工物押えヘ
ッド部3を材質が異なる2層構造体11,12とし、加工物
としての基板1側の下部構造体11を、孔あけ加工時にド
リル14と基板1より発生する弾性波(ACOUSTIC EMISSI
ON.AE)信号が伝播しやすい材質例えばアルミニウム等
から構成し、加工物押え筒部13側の上部構造体12を、AE
信号が伝播しにくい材質例えばナイロン66等から構成
し、さらに、この組合せた加工物押えヘッド部3のAE信
号が伝播しやすい下部構造体11にAEセンサー4を装着し
たものである。
第2図は第1図のAE信号の検出が可能となった押えヘッ
ドを用いた場合のAE信号の流れを図式化したものであ
る。スピンドルモーター15の高速回転に伴いドリル14は
基板1の中に押し下げられる。このとき、ドリル14と基
板1との境界部ではせん断加工が行われ、ドリル14と基
板1からせん断破壊に伴って物体内に蓄えられた歪エネ
ルギーが切削AE信号2として基板1から加工物押えヘッ
ド部3のAE信号を伝播しやすい下部構造体11を経由して
AEセンサー4に入力する。これと同時に加工物押え筒部
13のピストン6やシリンダ5から摺動に伴う摺動AE信号
7が発生し、加工物押えヘッド部3に伝播する。加工物
押えヘッド部3の上部構造体12はAE信号を減衰又は伝播
しにくい材質よりなるため、摺動AE信号7は上部構造体
12にて減衰され、AEセンサー4まで到達することができ
ない。そのため、AEセンサー4での入力信号は切削AE信
号2のみの入力信号となり、ドリル折損や破壊の異常信
号が明確に区別することができる。
〔考案の効果〕 以上述べたように本考案によれば、ドリルの破壊又は折
損を検出するのに必要なAE信号のみを検出することで
き、しかも機構が簡単で故障が少なく、経済的に製作で
きるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る孔あけ機の押えヘッド部を示す断
面図、第2図は本考案の押えヘッド部におけるAE信号の
伝播を示すモデル図、第3図は従来の孔あけ機の押えヘ
ッド部を示す断面図、第4図は従来の押えヘッド部にお
けるAE信号の伝播を示すモデル図である。 1…基板、2…切削AE信号 3…加工物押えヘッド部、4…AEセンサー 5…シリンダ、6…ピストン 7…摺動AE信号、8…ダンパーリング 9…リング、10…固定ボルト 11…下部構造体、12…上部構造体 13…加工物押え筒部、14…ドリル 15…スピンドルモーター、16…リング固定ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加工物押え筒部にて圧下され加工物をボー
    ル盤型孔あけ機に固定する押えヘッドにおいて、加工物
    押えヘッド部を、孔あけ加工時にドリルと加工物より発
    生する弾性波(又は音波)を伝播する下部構造体と、加
    工物押え筒部側からの弾性波(又は音波)を減衰させる
    上部構造体とから構成し、前記下部構造体に前記弾性波
    の検出用センサーを装備したことを特徴とする孔あけ機
    の押えヘッド。
JP7669489U 1989-06-29 1989-06-29 孔あけ機の押えヘッド Expired - Fee Related JPH0753879Y2 (ja)

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JPH0315052U JPH0315052U (ja) 1991-02-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472022B1 (ko) * 2002-10-09 2005-03-10 주식회사 엘지화학 열가소성 수지 조성물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100472022B1 (ko) * 2002-10-09 2005-03-10 주식회사 엘지화학 열가소성 수지 조성물

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JPH0315052U (ja) 1991-02-15

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