JPH0753697Y2 - 触媒反応器触媒層のガスシール装置 - Google Patents

触媒反応器触媒層のガスシール装置

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JPH0753697Y2
JPH0753697Y2 JP817290U JP817290U JPH0753697Y2 JP H0753697 Y2 JPH0753697 Y2 JP H0753697Y2 JP 817290 U JP817290 U JP 817290U JP 817290 U JP817290 U JP 817290U JP H0753697 Y2 JPH0753697 Y2 JP H0753697Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排ガス処理用のガス横流れ型脱硝反応器等の
触媒反応器触媒層のガスシール装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のガス横流れ型の脱硝用触媒反応器の触媒層のガス
シール装置を第9図ないし第12図によって説明する。
この反応器では、複数の触媒パック01が、ガス流れ方向
に対向して上下方向及び横方向に並置されて触媒層02が
形成されている。この触媒層02においては、ガスの全量
を触媒層02を通過させるために、次に説明するシール工
事が施工されている。
即ち、第9図に示すように、触媒パック01を反応器内触
媒層02に搬入する場合、搬入後にガスシール工事を行な
うために、第11図及び第12図に示すように、搬入時隣接
する触媒パック間のガスシール部に一定のスキマ03を事
前に設けて触媒パック01をセットする。搬入後は、触媒
パック01と反応器に固定された収納枠04の間に上下方向
にガスシールパッキン05を挿入し、また、上下の触媒パ
ック01の間においてボルト06とシールバー07を使って水
平方向のガスシールパッキン010を締めつけることによ
って、ガスシールが行なわれている。前記パッキン05
は、その脱落を防ぐため、金物011によって収納枠04に
取付けられたシールバー08に挿入されたボルト09によっ
て固定されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の従来の触媒反応器においては、触媒パックを先づ
触媒層内にスキマをあけてセットし、その上で上下方向
及び水平方向のガスシールパッキンを前記のように装着
しているために、その工事には多大の時間を必要として
いた。
本考案は上記に鑑みてなされたものであって、工事に要
する時間を大幅に節減すると共に、耐震性を向上するこ
とを可能にした触媒反応器の触媒層のガスシール装置を
提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、触媒を収容した複数の触媒パックをガス流れ
に対向して並置して構成された触媒反応器の触媒層にお
いて、各触媒パックの触媒を収容するフレームのガス流
れ上流側に取付けられた耐熱性ガスシールパッキン、隣
接する触媒パック間においてガス流れ上流側に配置され
反応器の固定部にボルトを介して取付けられて前記耐熱
性ガスシールパッキンを前記触媒フレームへ向って圧縮
するシールバー、及び前記シールバーと反応器の固定部
のいづれかに形成された前記ボルト挿入用の水平方向の
長穴を備えたことを特徴とする。
〔作用〕
本考案では、予め耐熱性ガスシールパッキンを各触媒パ
ックのフレームのガス流れ上流側に取付けることによっ
て、触媒パックを触媒層へ搬入後にシールパッキン施工
を行なう必要がない。触媒パックの搬入後は、隣接する
触媒パック間でガス流れ上流側に配置され反応器の固定
部に取付けられたシールバーによって、前記ガスシール
パッキンを触媒パックのフレームへ向って圧縮すること
によって、ガスシールがなされる。以上のようにして、
本考案ではガスシールが容易に行なわれ、またそのため
の施工時間が著しく短縮される。
また、前記シールバーと反応器の固定部とは、水平方向
の長穴とこれに挿入されたボルトによって連結されてお
り、地震水平力はシールバー、及びそれを介して触媒パ
ックに作用することが抑制され、耐震性が向上する。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図ないし第8図によって説明す
る。
1は矩形断面のパックフレーム2を備え、同パックフレ
ーム2内に触媒を収容した触媒パックであって、第5図
に示すように、複数個の触媒パック1が水平のガス流れ
方向に対向するように上下及び左右方向に一般に並置さ
れて触媒層6が反応器5内に形成されている。前記パッ
クフレーム2のガス流れ上流側の面(前面)の全面に
は、耐熱性(耐熱度200℃以上)のガスシールパッキン
3が取付けられている。同ガスシールパッキン3は、両
面テープ13を介してパックフレーム2へ貼り付けられ、
更にパックフレーム2の数個所に設けた小穴4とステン
レススチール(SUS)線14によってガスシールパッキン
3が固縛されて固定されいて、両面テープ13の焼失時に
もガスシールパッキン3が落下しないようになってい
る。
上下方向及び左右方向に隣接する触媒パック1間には若
干の間隙が形成されており、左右の間隙の各々の間には
上下方向に延び反応器5に固定された収納枠12が設けら
れている。収納枠12のガス流れ上流側の前端部は、前記
ガスシールパッキン3の上下方向へ延びる部分に接する
平板状の前面部12aとなっており、収納枠12のガス流れ
下流側の後端部は、触媒パック1の後端より若干ガス流
れ下流側に位置する平板状の後面部12bとなっており、
同後面部12bには触媒パック1の後側の面の側端近くに
接触する1対のセットボルト13が取付けられている。
上下に隣接する触媒パック1の間隙の各々のガス上流側
には、水平方向のシールバー8が配置され、同シールバ
ー8はボルト11を介して前記収納枠12の前端の平板状の
前面部12aのガス流れ上流側の面に当接するように取付
けられ、同シールバー8によって前記ガスシールパッキ
ン3の上下の水平な部分がパックフレーム2へ圧縮され
るようになっている。また、同シールバー8には、前記
ボルト11が挿入される水平方向の長穴10が設けられてい
る。
本実施例では、触媒パック1の触媒層6への搬入前にガ
スシールパッキン3をパックフレーム2の前面へ取付け
る。これによって、触媒パック1の搬入後の同ガスシー
ルパック3の施工を必要とせず、工事時間が節減され
る。
ガスシールパッキン3が取付けられた触媒パック1は、
触媒層6内の所定位置の収納枠12内へ搬入される。搬入
後、後側のセットポルト13によって、各触媒パック1
は、そのガスシールパッキン3が収納枠12の前面部12a
の後面に当接する位置にセットされる。この時、シール
バー8は収納枠の前面部12aの前面にボルト11を介して
取付けられているので、同シールバー8によってガスシ
ールパッキン3の水平の部分がパックフレーム2へ向っ
て圧縮される。前記のように、ガスシールパッキン3の
上下方向の部分は収納枠12の前面部12aの後面に当接し
ており、触媒パック1のパックフレーム2の全面がガス
シールされる。このように本実施例では、触媒パック1
のガスシールのためには、搬入後セットボルト13を操作
するだけでよく、工事時間が著しく短縮されると共に、
同時に必要なガスシールが実現される。
また、本実施例では、シールバー8と収納枠12は、シー
ルバー8の長穴10とボルト11を介して連結されているも
ので、地震の水平力9は、反応器5から収納枠12を経て
シルバー8へ伝えられることがなく、従って、触媒パッ
ク1へ作用することがない。
以上説明したように、本実施例は、触媒層のシール工事
に要する時間を著しく節減することができると共に、耐
震性のある触媒層とすることができる。
なお、前記実施例では、シールバー8に水平方向の長穴
を設けているが、収納枠12の前面部に水平方向の長穴を
設けるようにしてもよい。
また、前記実施例では、パックフレーム2の上下方向の
ガスシールパッキン3が収納枠12の前面部12aの後面に
当接してガスシールを行なっているが、上下方向にも水
平方向の長孔をもつシールバーを設けてガスシールパッ
キンをパックフレームに圧縮させるようにしてもよい。
また更に、前記実施例はガスの横流れ型の反応器の触媒
層のガスシール装置に係るものであるが、本考案はガス
が上下方向に流れる縦流れ型の反応器に適用することも
できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、ガスシールパッキンを
各触媒パックのフレームのガス流れ上流側に取付け、ま
た、触媒層へ触媒パックの搬入後、シールバーによって
ガスシールパッキンを触媒パックのフレームに圧縮する
ことによって、シール工事が簡単されその作業が容易で
あり、かつ工事時間を著しく短縮してコストダウンを図
ることができる。
また、シールバーと反応器の固定部とはボルトと同ボル
トが挿入される水平方向の長穴によって連結されてお
り、地震の水平力が触媒層へ作用することが抑制され触
媒層の耐震性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案の一実施例を示し、 第1図はその触媒パックの斜視図、 第2図は第1図aの側面図、 第3図は第2図III−III矢視図、 第4図は同実施例の側面図、 第5図は第4図V−V矢視図、 第6図は第5図のVI−VI矢視断面図、 第7図は第6図のVII−VII矢視断面図、 第8図は第6図のVIII−VIII矢視図、 第9図ないし第12図は従来の触媒反応器とその触媒層の
ガスシール装置を示し、 第9図はその触媒反応器の側面図、 第10図はその触媒パックの斜視図、 第11図は第9図のXI−XI矢視断面図、 第12図は第11図のXII−XII矢視図である。 1…触媒パック、2…パックフレーム、3…ガスシール
パッキン、5…反応器、6…触媒層、8…シールバー、
10…長穴、11…ボルト、12…収納枠、12a…収納枠の前
面部、12b…収納枠の後面部、13…セットボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒を収容した複数の触媒パックをガス流
    れに対向して並置して構成された触媒反応器の触媒層に
    おいて、各触媒パックの触媒を収容するフレームのガス
    流れ上流側に取付けられた耐熱性ガスシールパッキン、
    隣接する触媒パック間においてガス流れ上流側に配置さ
    れ反応器の固定部にボルトを介して取付けられて耐熱性
    ガスシールパッキンを前記触媒パックフレームへ向って
    圧縮するシールバー、及び前記シールバーと反応器の固
    定部のいづれかに形成されたボルト挿入用の水平方向の
    長穴を備えたことを特徴とする触媒反応器触媒層のガス
    シール装置。
JP817290U 1990-02-01 1990-02-01 触媒反応器触媒層のガスシール装置 Expired - Fee Related JPH0753697Y2 (ja)

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