JPH0753547A - N−tert.ブチルアミド類の製造法 - Google Patents
N−tert.ブチルアミド類の製造法Info
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- JPH0753547A JPH0753547A JP6180433A JP18043394A JPH0753547A JP H0753547 A JPH0753547 A JP H0753547A JP 6180433 A JP6180433 A JP 6180433A JP 18043394 A JP18043394 A JP 18043394A JP H0753547 A JPH0753547 A JP H0753547A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 アルコールIに対応するα−ヒドロキシアル
デヒドを還元的にアミノ化することによる式 【化1】 のN−tert.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−
ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチ
ル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボ
キサミドの製造法。 【効果】 式Iの化合物は、ウイルス感染症、特にHI
Vおよび他のレトロウイルスにより引き起こされる該感
染症の処置のために適する薬学的活性化合物に転化させ
ることができる。
デヒドを還元的にアミノ化することによる式 【化1】 のN−tert.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−
ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチ
ル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボ
キサミドの製造法。 【効果】 式Iの化合物は、ウイルス感染症、特にHI
Vおよび他のレトロウイルスにより引き起こされる該感
染症の処置のために適する薬学的活性化合物に転化させ
ることができる。
Description
【0001】本発明は、式
【0002】
【化18】
【0003】のN−tert.ブチル−デカヒドロ−2
−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタ
ルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの製造法並びに該方法における新
規な中間生成物に関する。
−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタ
ルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの製造法並びに該方法における新
規な中間生成物に関する。
【0004】上記の式Iの化合物は例えばヨーロッパ特
許公開第0,432,694号の実施例1に特に記載され
ており、そして薬学的活性化合物の製造のための価値あ
る中間生成物である。すなわち、式Iの化合物は上記の
ヨーロッパ特許公開明細書の実施例4および5に記載さ
れている如くウイルス感染症、特にHIVおよび他のレ
トロウイルスにより引き起こされる該感染症、の処置の
ために適する薬学的活性化合物に転化させることができ
る。
許公開第0,432,694号の実施例1に特に記載され
ており、そして薬学的活性化合物の製造のための価値あ
る中間生成物である。すなわち、式Iの化合物は上記の
ヨーロッパ特許公開明細書の実施例4および5に記載さ
れている如くウイルス感染症、特にHIVおよび他のレ
トロウイルスにより引き起こされる該感染症、の処置の
ために適する薬学的活性化合物に転化させることができ
る。
【0005】本発明に従う方法は、 a)式
【0006】
【化19】
【0007】の(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒドを式
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒドを式
【0008】
【化20】
【0009】のN−tert.ブチル−デカヒドロ−
(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサ
ミドを用いて還元的にアミノ化するか、或いは b)一般式
(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサ
ミドを用いて還元的にアミノ化するか、或いは b)一般式
【0010】
【化21】
【0011】[式中、XはSOまたはSO2を示す]の
1,3,2−ジオキサチオラン誘導体を上記の式IIIの化
合物と反応させることを含んでなる。
1,3,2−ジオキサチオラン誘導体を上記の式IIIの化
合物と反応させることを含んでなる。
【0012】式IIIの化合物を用いる式IIのヒドロキシ
アルデヒドの還元的アミノ化はそれ自体は既知である方
法で行われる。すなわち、それは溶媒、例えばメタノー
ル、中でアルカリ金属水素化ホウ素塩、例えば式MBH
3CN(ここでMは例えばリチウムまたはナトリウムの
如きアルカリ金属である)のアルカリ金属シアノ水素化
ホウ素塩、および酸、例えば塩酸、の存在下で行うこと
ができる。変法では、式IIおよびIIIの化合物の例えば
酢酸の如き酸中での溶液をシアノ水素化ホウ素リチウム
またはシアノ水素化ホウ素ナトリウムで処理する。別の
変法では、式IIおよびIIIの化合物の蟻酸中溶液を加熱
還流する。
アルデヒドの還元的アミノ化はそれ自体は既知である方
法で行われる。すなわち、それは溶媒、例えばメタノー
ル、中でアルカリ金属水素化ホウ素塩、例えば式MBH
3CN(ここでMは例えばリチウムまたはナトリウムの
如きアルカリ金属である)のアルカリ金属シアノ水素化
ホウ素塩、および酸、例えば塩酸、の存在下で行うこと
ができる。変法では、式IIおよびIIIの化合物の例えば
酢酸の如き酸中での溶液をシアノ水素化ホウ素リチウム
またはシアノ水素化ホウ素ナトリウムで処理する。別の
変法では、式IIおよびIIIの化合物の蟻酸中溶液を加熱
還流する。
【0013】上記の式IVの化合物と上記の式IIIの化合
物との反応も式IVにおけるXの意味に依存してそれ自体
は既知である方法において行われる。すなわち、B.B.
ローライ(Lohray)およびJ.R.アフジャ(Ahuja)の方法
[ザ・ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエテイ
・ケミカル・コミュニケーション(J. Chem. Soc., Che
m. Commun.)、1991、95]に従い、塩基、例えば
トリエチルアミンの如きアルキルアミンまたは炭酸カリ
ウムもしくはナトリウムの如きアルカリ炭酸塩、などの
存在下で、反応条件下で不活性である高沸点有機溶媒、
例えばイソブチルメチルケトンなど、の中で、約50°
−150℃の温度において、好適には約110℃におい
て、XがSOを示す式IVの化合物を式IIIの化合物と反
応させることができる。Y.ガオ(Gao)およびK.B.シャ
ープレス(Sharpless)の方法[JACS110、753
8(1988)]に従い、反応条件下で不活性である有
機溶媒、例えばジエチルエーテルの如きエーテル、テト
ラヒドロフランまたはジオキサンなど、の中で、約0°
〜80°の間の温度において、好適には室温において、
XがSO2を示す式IVの化合物を式IIIの化合物と反応さ
せ、そして次に強水性酸、例えば硫酸などの如き鉱酸、
の存在下で加水分解する。
物との反応も式IVにおけるXの意味に依存してそれ自体
は既知である方法において行われる。すなわち、B.B.
ローライ(Lohray)およびJ.R.アフジャ(Ahuja)の方法
[ザ・ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエテイ
・ケミカル・コミュニケーション(J. Chem. Soc., Che
m. Commun.)、1991、95]に従い、塩基、例えば
トリエチルアミンの如きアルキルアミンまたは炭酸カリ
ウムもしくはナトリウムの如きアルカリ炭酸塩、などの
存在下で、反応条件下で不活性である高沸点有機溶媒、
例えばイソブチルメチルケトンなど、の中で、約50°
−150℃の温度において、好適には約110℃におい
て、XがSOを示す式IVの化合物を式IIIの化合物と反
応させることができる。Y.ガオ(Gao)およびK.B.シャ
ープレス(Sharpless)の方法[JACS110、753
8(1988)]に従い、反応条件下で不活性である有
機溶媒、例えばジエチルエーテルの如きエーテル、テト
ラヒドロフランまたはジオキサンなど、の中で、約0°
〜80°の間の温度において、好適には室温において、
XがSO2を示す式IVの化合物を式IIIの化合物と反応さ
せ、そして次に強水性酸、例えば硫酸などの如き鉱酸、
の存在下で加水分解する。
【0014】上記の方法で出発物質として使用される式
IIおよびIVの化合物は新規であり、そしてこれらは同様
に本発明の目的である。それらは下記の反応式で式によ
り示されている如く製造することができる。反応式にお
いて、Rは低級アルキルまたはフェニルを示し、それは
1個もしくは2個のハロゲン原子により置換されていて
もよい。
IIおよびIVの化合物は新規であり、そしてこれらは同様
に本発明の目的である。それらは下記の反応式で式によ
り示されている如く製造することができる。反応式にお
いて、Rは低級アルキルまたはフェニルを示し、それは
1個もしくは2個のハロゲン原子により置換されていて
もよい。
【0015】出発物質として使用される式IIIの化合物
は既知であり、そしてヨーロッパ特許公開第0,432,
695号中の式VIIの化合物に相当する。
は既知であり、そしてヨーロッパ特許公開第0,432,
695号中の式VIIの化合物に相当する。
【0016】以上で使用されている「低級アルキル」と
いう語は、炭素数1−6の、好適には1−4の、直鎖お
よび分枝鎖状の飽和炭化水素残基、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec.ブチル、tert.ブチル、ペンチル、
ヘキシルなどに関するものである。「ハロゲン」という
語は、弗素、塩素、臭素およびヨウ素に関するものであ
る。
いう語は、炭素数1−6の、好適には1−4の、直鎖お
よび分枝鎖状の飽和炭化水素残基、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec.ブチル、tert.ブチル、ペンチル、
ヘキシルなどに関するものである。「ハロゲン」という
語は、弗素、塩素、臭素およびヨウ素に関するものであ
る。
【0017】
【化22】
【0018】式IIの(2S,3S)−3−(1,3−ジオキ
ソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イ
ル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒド
は、反応式中の工程V→VIII→XI→IIにより製造するこ
とができる。この工程の最初の段階において、式Vの3
−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパン−1−アル
を塩基の存在下でそれ自体は既知である方法でニトロメ
タンと反応させる。この反応は一般的には例えばテトラ
ヒドロフランなどの如き溶媒中で例えば−20°〜+5
℃に、好適には−15°〜0℃に、冷却しながら行うこ
とができる。触媒量または化学量論的量の塩基、例えば
カリウムtert.ブチレート、Naメチレートまたは
酸化アルミニウム、が一般的に使用される。生じた式VI
IIの2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−3−ニトロ
プロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異性体
類の混合物の希望する(1S,2R)異性体を、例えばt
ert.ブチルメチルエーテルからの結晶化により富ま
せることができ、またはクロマトグラフィーにより例え
ばシリカゲル上でヘキサン/酢酸エチルを用いて純粋形
で単離することもできる。
ソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イ
ル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒド
は、反応式中の工程V→VIII→XI→IIにより製造するこ
とができる。この工程の最初の段階において、式Vの3
−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパン−1−アル
を塩基の存在下でそれ自体は既知である方法でニトロメ
タンと反応させる。この反応は一般的には例えばテトラ
ヒドロフランなどの如き溶媒中で例えば−20°〜+5
℃に、好適には−15°〜0℃に、冷却しながら行うこ
とができる。触媒量または化学量論的量の塩基、例えば
カリウムtert.ブチレート、Naメチレートまたは
酸化アルミニウム、が一般的に使用される。生じた式VI
IIの2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−3−ニトロ
プロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異性体
類の混合物の希望する(1S,2R)異性体を、例えばt
ert.ブチルメチルエーテルからの結晶化により富ま
せることができ、またはクロマトグラフィーにより例え
ばシリカゲル上でヘキサン/酢酸エチルを用いて純粋形
で単離することもできる。
【0019】このようにして得られた式VIIIの(1S,2
R)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−3−ニトロ
プロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオンを次の段階において同様にそれ自体は既
知である方法で、すなわち例えばナトリウムメチレート
の如きアルカリ金属アルコレートおよび例えば硫酸、塩
酸または臭化水素酸の如き酸との反応により、式XIの
(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−
3,3−ジメトキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H
−イソインドール−1,3−ジオンに転化させる。この
反応は好適には例えばメタノールの如き溶媒中で例えば
−50°〜+10℃に、好適には−35℃に、冷却しな
がら行われる。この工程の最終段階において、このよう
にして得られた式XIのヒドロキシアセタールを酸処理に
より同様に既知である方法により式IIのアルデヒドに転
化させることができる。酸処理は一般的には反応条件下
で不活性である有機溶媒、例えばテトラヒドロフランま
たはジオキサンなどの如きエーテル、の中で室温におい
て行われる。鉱酸、例えば塩酸または硫酸、が特に酸と
して考えられる。
R)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−3−ニトロ
プロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオンを次の段階において同様にそれ自体は既
知である方法で、すなわち例えばナトリウムメチレート
の如きアルカリ金属アルコレートおよび例えば硫酸、塩
酸または臭化水素酸の如き酸との反応により、式XIの
(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−
3,3−ジメトキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H
−イソインドール−1,3−ジオンに転化させる。この
反応は好適には例えばメタノールの如き溶媒中で例えば
−50°〜+10℃に、好適には−35℃に、冷却しな
がら行われる。この工程の最終段階において、このよう
にして得られた式XIのヒドロキシアセタールを酸処理に
より同様に既知である方法により式IIのアルデヒドに転
化させることができる。酸処理は一般的には反応条件下
で不活性である有機溶媒、例えばテトラヒドロフランま
たはジオキサンなどの如きエーテル、の中で室温におい
て行われる。鉱酸、例えば塩酸または硫酸、が特に酸と
して考えられる。
【0020】式IVの1,3,2−ジオキサチオラン誘導体
は式Vの3−フェニル−2(S)−フタルイミノプロパン
−1−アルから工程V→VI→VII→IX→IVに従い得られ
る。この工程の最初の段階において、式Vのアルデヒド
をそれ自体は既知である方法で式VIの(2S,3S)−3
−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイ
ンドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニル
ブチロニトリルに転化させる。この目的用には、式Vの
アルデヒドの例えばトルエン中溶液を水性ピロ亜硫酸ナ
トリウムで処理し、そして生じたピロ硫酸塩とアルデヒ
ドとの付加生成物を場合により例えば水または場合によ
り水性のジクロロメタンもしくはトルエンの如き溶媒中
でシアン化ナトリウムで処理する。変法では、式Vのア
ルデヒドと臭化亜鉛−(II)との混合物を例えば塩化メチ
レンの如き溶媒中で−70°〜+0℃において、例えば
−15℃において、シアン化トリメチルシリルと反応さ
せ、そして生じたシアノヒドリンのシリルエーテルをク
エン酸のエタノール中溶液の添加により分解させる。
は式Vの3−フェニル−2(S)−フタルイミノプロパン
−1−アルから工程V→VI→VII→IX→IVに従い得られ
る。この工程の最初の段階において、式Vのアルデヒド
をそれ自体は既知である方法で式VIの(2S,3S)−3
−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイ
ンドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニル
ブチロニトリルに転化させる。この目的用には、式Vの
アルデヒドの例えばトルエン中溶液を水性ピロ亜硫酸ナ
トリウムで処理し、そして生じたピロ硫酸塩とアルデヒ
ドとの付加生成物を場合により例えば水または場合によ
り水性のジクロロメタンもしくはトルエンの如き溶媒中
でシアン化ナトリウムで処理する。変法では、式Vのア
ルデヒドと臭化亜鉛−(II)との混合物を例えば塩化メチ
レンの如き溶媒中で−70°〜+0℃において、例えば
−15℃において、シアン化トリメチルシリルと反応さ
せ、そして生じたシアノヒドリンのシリルエーテルをク
エン酸のエタノール中溶液の添加により分解させる。
【0021】次の段階において、得られた式VIのシアノ
ヒドリンを同様に既知である方法で、すなわち例えば酸
化白金、パラジウムまたはラネー−ニッケル、好適には
酸化白金、の如き触媒の存在下における水素化並びに例
えばアルコールまたはアルカンカルボン酸、好適には酢
酸、の如き溶媒中での例えば鉱酸、スルホン酸またはア
ルカンカルボン酸、好適には酢酸、との反応により、式
VIIの(1S,2R)−2−(3−アミノ−1−ベンジル−
2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イ
ソインドール−1,3−ジオンに転化させる。水素化は
約100−5000kPaの、好適には約100kPa
の、圧力においてそして約−15°〜80℃の間の温度
において、好適には室温において、行われる。
ヒドリンを同様に既知である方法で、すなわち例えば酸
化白金、パラジウムまたはラネー−ニッケル、好適には
酸化白金、の如き触媒の存在下における水素化並びに例
えばアルコールまたはアルカンカルボン酸、好適には酢
酸、の如き溶媒中での例えば鉱酸、スルホン酸またはア
ルカンカルボン酸、好適には酢酸、との反応により、式
VIIの(1S,2R)−2−(3−アミノ−1−ベンジル−
2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イ
ソインドール−1,3−ジオンに転化させる。水素化は
約100−5000kPaの、好適には約100kPa
の、圧力においてそして約−15°〜80℃の間の温度
において、好適には室温において、行われる。
【0022】次に、式VIIのアミノアルコールは同様に
それ自体は既知である方法で式IXのジオールすなわち
(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロキ
シプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール
−1,3−ジオンに転化させる。このジアゾニウム塩を
介する転化もそれ自体は既知である方法に従い亜硝酸ナ
トリウムを使用して水性鉱酸またはカルボン酸の存在下
で、好適には酢酸と水との1:1混合物中で、約0°〜
4℃の間の温度において、好適には約0℃において、行
われる。式VIIのアミノアルコールは式IXのジオールへ
の転化前に単離する必要はなく、むしろ工程VI→VII→I
Xは一般的には一容器中で行われる。
それ自体は既知である方法で式IXのジオールすなわち
(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロキ
シプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール
−1,3−ジオンに転化させる。このジアゾニウム塩を
介する転化もそれ自体は既知である方法に従い亜硝酸ナ
トリウムを使用して水性鉱酸またはカルボン酸の存在下
で、好適には酢酸と水との1:1混合物中で、約0°〜
4℃の間の温度において、好適には約0℃において、行
われる。式VIIのアミノアルコールは式IXのジオールへ
の転化前に単離する必要はなく、むしろ工程VI→VII→I
Xは一般的には一容器中で行われる。
【0023】或いは、式VIのシアノヒドリンの水素化を
少なくとも1モル当量の酸および1モル当量の水の存在
下で行うことができる。この場合には、式IIのアルデヒ
ドと式IXのジオールとの混合物が、使用される反応条件
に依存する比で、直接得られる。この工程はそれ自体は
既知である方法に従い触媒、例えばパラジウム、酸化白
金またはラネー−ニッケル、好適には木炭上のパラジウ
ム、並びに1モル当量の無機もしくは有機酸、例えば塩
酸もしくは酢酸など、または酸性イオン交換体、例えば
ダウエックス(Dowex)50W×4,H+など、および1モ
ル当量の水の存在下で、反応条件下で不活性である有機
溶媒、例えばイソプロパノールの如きアルコールなど、
の中で、約−15°〜100℃の間の温度において、一
般的には室温において、そして約100〜15000k
Pa、好適には100〜1000kPaの圧力において
行われる。
少なくとも1モル当量の酸および1モル当量の水の存在
下で行うことができる。この場合には、式IIのアルデヒ
ドと式IXのジオールとの混合物が、使用される反応条件
に依存する比で、直接得られる。この工程はそれ自体は
既知である方法に従い触媒、例えばパラジウム、酸化白
金またはラネー−ニッケル、好適には木炭上のパラジウ
ム、並びに1モル当量の無機もしくは有機酸、例えば塩
酸もしくは酢酸など、または酸性イオン交換体、例えば
ダウエックス(Dowex)50W×4,H+など、および1モ
ル当量の水の存在下で、反応条件下で不活性である有機
溶媒、例えばイソプロパノールの如きアルコールなど、
の中で、約−15°〜100℃の間の温度において、一
般的には室温において、そして約100〜15000k
Pa、好適には100〜1000kPaの圧力において
行われる。
【0024】式IXのジオールを次に別の段階において式
IVの1,3,2−ジオキサチオラン誘導体に転化させるこ
とができる。式IVaの化合物を希望するなら、式IXのジ
オールをそれ自体は既知である方法で有機塩基、好適に
はアミン、例えばトリエチルアミンの如きアルキルアミ
ンまたはヒュニッヒ塩基、の存在下で、反応条件下で不
活性である有機溶媒、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランまたはジオキサンなどのの如きエーテル、
の中で、約−15°〜80℃の間の温度において、好適
には約0℃において、塩化チオニルと反応させる。この
ようにして2種の異性体類である2−[(S)−1−[(2
R,4S)−および[(2S,4S)−2−オキソ−1,3,2
−ジオキサチオラン−4−イル]−2−フェニルエチル]
−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジ
オンの1:1混合物が製造される。一方では、式IVbの
化合物を希望するなら、反応は同様にそれ自体は既知で
ある方法で塩化チオニルを用いて有機塩基を用いずに約
室温〜80℃の間の温度において、好適には約80℃に
おいて、反応条件下で不活性である溶媒、例えば四塩化
炭素の如き塩素化された炭化水素、の中で行われる。第
二の反応段階において、粗製生成物を溶媒混合物、例え
ば四塩化炭素/アセトニトリル/水など、の中で酸化剤
と反応させる。本発明の目的用に適している酸化剤は、
例えば、触媒量の塩化ルテニウムの存在下における約0
°〜50℃の間の温度における、好適には室温におけ
る、化学量論的量の過ヨウ素酸ナトリウムである。
IVの1,3,2−ジオキサチオラン誘導体に転化させるこ
とができる。式IVaの化合物を希望するなら、式IXのジ
オールをそれ自体は既知である方法で有機塩基、好適に
はアミン、例えばトリエチルアミンの如きアルキルアミ
ンまたはヒュニッヒ塩基、の存在下で、反応条件下で不
活性である有機溶媒、例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフランまたはジオキサンなどのの如きエーテル、
の中で、約−15°〜80℃の間の温度において、好適
には約0℃において、塩化チオニルと反応させる。この
ようにして2種の異性体類である2−[(S)−1−[(2
R,4S)−および[(2S,4S)−2−オキソ−1,3,2
−ジオキサチオラン−4−イル]−2−フェニルエチル]
−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジ
オンの1:1混合物が製造される。一方では、式IVbの
化合物を希望するなら、反応は同様にそれ自体は既知で
ある方法で塩化チオニルを用いて有機塩基を用いずに約
室温〜80℃の間の温度において、好適には約80℃に
おいて、反応条件下で不活性である溶媒、例えば四塩化
炭素の如き塩素化された炭化水素、の中で行われる。第
二の反応段階において、粗製生成物を溶媒混合物、例え
ば四塩化炭素/アセトニトリル/水など、の中で酸化剤
と反応させる。本発明の目的用に適している酸化剤は、
例えば、触媒量の塩化ルテニウムの存在下における約0
°〜50℃の間の温度における、好適には室温におけ
る、化学量論的量の過ヨウ素酸ナトリウムである。
【0025】本発明の他の目的は式Iの化合物の別の製
造方法であり、それに従うと式IXのジオールをそれ自体
は既知である方法で一般式 RSO2Cl [式中、Rは上記の意味を有する]の塩化スルホニルを
用いて有機塩基、例えばピリジン、ピペリジン、アルキ
ルアミン、例えばトリエチルアミンなど、の存在下で反
応条件下で不活性である有機溶媒、例えば芳香族炭化水
素、例えばトルエンもしくはキシレン、アルカンカルボ
ン酸エステル、例えば酢酸エチルなど、の中で式Xの化
合物に転化させ、それを次に同様にそれ自体は既知であ
る方法で強塩基、例えばアルカリ金属水素化物、例えば
水素化ナトリウム、またはアルカリ金属アルコキシド、
例えばカリウムtert.−ブチレートなど、の存在下
で、反応条件下で不活性である有機溶媒、例えばジメチ
ルホルムアミドまたはエーテル、例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフランもしくはジオキサンなど、の中
で、約−15°〜50℃の間の温度において、好適には
約−15℃において、エポキシドである式
造方法であり、それに従うと式IXのジオールをそれ自体
は既知である方法で一般式 RSO2Cl [式中、Rは上記の意味を有する]の塩化スルホニルを
用いて有機塩基、例えばピリジン、ピペリジン、アルキ
ルアミン、例えばトリエチルアミンなど、の存在下で反
応条件下で不活性である有機溶媒、例えば芳香族炭化水
素、例えばトルエンもしくはキシレン、アルカンカルボ
ン酸エステル、例えば酢酸エチルなど、の中で式Xの化
合物に転化させ、それを次に同様にそれ自体は既知であ
る方法で強塩基、例えばアルカリ金属水素化物、例えば
水素化ナトリウム、またはアルカリ金属アルコキシド、
例えばカリウムtert.−ブチレートなど、の存在下
で、反応条件下で不活性である有機溶媒、例えばジメチ
ルホルムアミドまたはエーテル、例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフランもしくはジオキサンなど、の中
で、約−15°〜50℃の間の温度において、好適には
約−15℃において、エポキシドである式
【0026】
【化23】
【0027】の2(S)−[2−フェニル−1(S)−フタ
ルイミドエチル]オキシランに転化させる。
ルイミドエチル]オキシランに転化させる。
【0028】式XIIのエポキシド並びにそれから式Iの
化合物への転化は特に知られており、そしてヨーロッパ
特許公開第0,432,694号の実施例1に記載されて
いる。
化合物への転化は特に知られており、そしてヨーロッパ
特許公開第0,432,694号の実施例1に記載されて
いる。
【0029】式II、IV、VII、VIII、IX、XおよびXIの
化合物は新規であり、そしてこれらも本発明の目的であ
る。式Vの3−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパ
ン−1−アルは、L−フェニルアラニンをトルエン中で
無水フタル酸と共に加熱し、生じたN−保護されたL−
フェニルアラニンをトルエンおよび触媒量のジメチルホ
ルムアミドの中で塩化オキサリルと反応させ、そして希
望する式Vのアルデヒドに対応する生じた酸塩化物を酸
化1,2−ブチレンの存在下でトルエン中で接触(Pd
/C)水素化することにより得られる。
化合物は新規であり、そしてこれらも本発明の目的であ
る。式Vの3−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパ
ン−1−アルは、L−フェニルアラニンをトルエン中で
無水フタル酸と共に加熱し、生じたN−保護されたL−
フェニルアラニンをトルエンおよび触媒量のジメチルホ
ルムアミドの中で塩化オキサリルと反応させ、そして希
望する式Vのアルデヒドに対応する生じた酸塩化物を酸
化1,2−ブチレンの存在下でトルエン中で接触(Pd
/C)水素化することにより得られる。
【0030】下記の実施例は本発明を説明するためのも
のであり、それを何らかの方法で限定しようとするもの
ではない。全ての温度は摂氏度数で示されている。
のであり、それを何らかの方法で限定しようとするもの
ではない。全ての温度は摂氏度数で示されている。
【0031】
【実施例】実施例1 A)82.6gのL−フェニルアラニンおよび74.1g
のフタルアルデヒドの600mlのトルエン中懸濁液を
アルゴン下で8時間にわたり加熱還流した。生じた懸濁
液を室温に冷却し、そして0.5mlのジメチルホルム
アミドで処理し、その後に66.64gの塩化オキサリ
ルで処理した。2時間にわたる撹拌後に、アルゴンを懸
濁液中で発泡させた。
のフタルアルデヒドの600mlのトルエン中懸濁液を
アルゴン下で8時間にわたり加熱還流した。生じた懸濁
液を室温に冷却し、そして0.5mlのジメチルホルム
アミドで処理し、その後に66.64gの塩化オキサリ
ルで処理した。2時間にわたる撹拌後に、アルゴンを懸
濁液中で発泡させた。
【0032】B)塩化3−フェニル−2(S)−フタルイ
ミドプロピオニルを含有する溶液を500mlのトルエ
ンで希釈し、そして72.11gの酸化1,2−ブチレン
で処理した。23.5gの木炭上パラジウム(5%)お
よび100mlのトルエンを溶液に加えた。懸濁液を1
7時間にわたり撹拌しながら水素化しそして次に濾過
し、そして残渣を200mlのトルエンで洗浄した。濾
液および洗浄液を一緒にし、そして0.5モルのピロ亜
硫酸ナトリウムの水溶液で撹拌しながら処理した。4.
5時間後に相を分離した。水相をトルエンで洗浄した。
トルエン相を水で洗浄した。一緒にした水相をトルエン
および3N硫酸で処理し、そして60°において撹拌し
た。その後に、相を分離しそして水相をトルエンで抽出
した。トルエン相を水で洗浄し、一緒にし、乾燥しそし
て蒸発させた。3−フェニル−2(S)−フタルイミドプ
ロパン−1−アルが白色固体状で得られた。
ミドプロピオニルを含有する溶液を500mlのトルエ
ンで希釈し、そして72.11gの酸化1,2−ブチレン
で処理した。23.5gの木炭上パラジウム(5%)お
よび100mlのトルエンを溶液に加えた。懸濁液を1
7時間にわたり撹拌しながら水素化しそして次に濾過
し、そして残渣を200mlのトルエンで洗浄した。濾
液および洗浄液を一緒にし、そして0.5モルのピロ亜
硫酸ナトリウムの水溶液で撹拌しながら処理した。4.
5時間後に相を分離した。水相をトルエンで洗浄した。
トルエン相を水で洗浄した。一緒にした水相をトルエン
および3N硫酸で処理し、そして60°において撹拌し
た。その後に、相を分離しそして水相をトルエンで抽出
した。トルエン相を水で洗浄し、一緒にし、乾燥しそし
て蒸発させた。3−フェニル−2(S)−フタルイミドプ
ロパン−1−アルが白色固体状で得られた。
【0033】融点115−117°、[α]20 D−200
°(酢酸エチル中1%)。
°(酢酸エチル中1%)。
【0034】C)20.0gの3−フェニル−2(S)−
フタルイミドプロパン−1−アルおよび5.8gのニト
ロメタンの120mlのテトラヒドロフラン中溶液を撹
拌しながら−15°において1.5gのカリウムter
t.ブチレートの15mlのテトラヒドロフラン中溶液
で処理し、そして混合物を−15°において1時間そし
て0°において1時間撹拌した。黄色溶液のpH値を6
mlの3N塩酸を用いて4に調節し、そして溶液を50
mlの飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を乾
燥しそして濾過し、そして濾液を濃縮して25g(10
0%)の(1S,2R)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロ
キシ−3−ニトロプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンおよび(1S,2S)−2
−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−3−ニトロプロピ
ル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3
−ジオンの64:36混合物を与えた。IR(KB
r):3550m(OH)、1766sおよび1703
s(イミドのC=O)、1556sおよび1388s
(NO2)。tert.ブチルメチルエーテルからの結
晶化により(1S,2S)異性体を粗製生成物から分離
することができた。2種の異性体類もシリカゲル上でヘ
キサン/酢酸エチル(3:1)を用いて分離することが
できた。
フタルイミドプロパン−1−アルおよび5.8gのニト
ロメタンの120mlのテトラヒドロフラン中溶液を撹
拌しながら−15°において1.5gのカリウムter
t.ブチレートの15mlのテトラヒドロフラン中溶液
で処理し、そして混合物を−15°において1時間そし
て0°において1時間撹拌した。黄色溶液のpH値を6
mlの3N塩酸を用いて4に調節し、そして溶液を50
mlの飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を乾
燥しそして濾過し、そして濾液を濃縮して25g(10
0%)の(1S,2R)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロ
キシ−3−ニトロプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンおよび(1S,2S)−2
−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−3−ニトロプロピ
ル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3
−ジオンの64:36混合物を与えた。IR(KB
r):3550m(OH)、1766sおよび1703
s(イミドのC=O)、1556sおよび1388s
(NO2)。tert.ブチルメチルエーテルからの結
晶化により(1S,2S)異性体を粗製生成物から分離
することができた。2種の異性体類もシリカゲル上でヘ
キサン/酢酸エチル(3:1)を用いて分離することが
できた。
【0035】D)1.02gの2−(1−ベンジル−2−
ヒドロキシ−3−ニトロプロピル)−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−1,3−ジオンの(1S,2R)お
よび(1S,2S)異性体類の87:13混合物の2ml
のメタノール中懸濁液を0°において5.7mlのナト
リウムメチレートのメタノール中7%溶液で処理し、そ
して生じた黄色溶液を20分間にわたり−35°に冷却
されている7.2mlの硫酸の27.6mlのメタノール
中溶液に滴々添加した。反応混合物を次に150mlの
塩化メチレンおよび70mlの氷水の撹拌されている混
合物に加え、そして水相を塩化メチレンで抽出した。一
緒にした塩化メチレン相を乾燥し、濾過しそして濃縮
し、そして残渣をシリカゲル上でヘキサン/酢酸エチル
(3:1)を用いて精製した。蒸発および乾燥後に、
0.52g(49%)の純粋な(1S,2S)−2−(1−
ベンジル−2−ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロピ
ル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3
−ジオンが無色の油状で得られた。IR(フィルム):
3465m(OH)、1772sおよび1708s(イ
ミドのC=O)、1071s(C−O−C)。
ヒドロキシ−3−ニトロプロピル)−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−1,3−ジオンの(1S,2R)お
よび(1S,2S)異性体類の87:13混合物の2ml
のメタノール中懸濁液を0°において5.7mlのナト
リウムメチレートのメタノール中7%溶液で処理し、そ
して生じた黄色溶液を20分間にわたり−35°に冷却
されている7.2mlの硫酸の27.6mlのメタノール
中溶液に滴々添加した。反応混合物を次に150mlの
塩化メチレンおよび70mlの氷水の撹拌されている混
合物に加え、そして水相を塩化メチレンで抽出した。一
緒にした塩化メチレン相を乾燥し、濾過しそして濃縮
し、そして残渣をシリカゲル上でヘキサン/酢酸エチル
(3:1)を用いて精製した。蒸発および乾燥後に、
0.52g(49%)の純粋な(1S,2S)−2−(1−
ベンジル−2−ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロピ
ル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3
−ジオンが無色の油状で得られた。IR(フィルム):
3465m(OH)、1772sおよび1708s(イ
ミドのC=O)、1071s(C−O−C)。
【0036】E)107mgの(1S,2S)−2−(1−
ベンジル−2−ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロピ
ル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3
−ジオンの0.5mlのテトラヒドロフランおよび0.5
mlの3N塩酸中溶液を室温において23時間にわたり
撹拌し、そしてその後に完全に濃縮した。残渣をシリカ
ゲル上でヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用いて精製
した。蒸発および乾燥後に、63mg(68%)の(2
S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−
4−フェニルブチルアルデヒドが無色のフォーム状で得
られた。MS:309。
ベンジル−2−ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロピ
ル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3
−ジオンの0.5mlのテトラヒドロフランおよび0.5
mlの3N塩酸中溶液を室温において23時間にわたり
撹拌し、そしてその後に完全に濃縮した。残渣をシリカ
ゲル上でヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用いて精製
した。蒸発および乾燥後に、63mg(68%)の(2
S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−
4−フェニルブチルアルデヒドが無色のフォーム状で得
られた。MS:309。
【0037】F1)309mgの(2S,3S)−3−
(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイン
ドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チルアルデヒドおよび238mgのN−tert.ブチ
ル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドを5mlの酢酸中に溶解させ、そ
して120mgのシアノ水素化ホウ素ナトリウムで一部
分ずつ処理した。反応の完了後に、混合物を濃縮乾固
し、10mlの水で処理し、そして塩化メチレンで抽出
した。抽出物を乾燥しそして濾過し、濾液を濃縮しそし
て残渣をシリカゲル上で塩化メチレン/メタノール(9
5:5)を用いて精製した。N−tert.ブチル−デ
カヒドロ−2−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−
3(S)−フタルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソ
キノリン−3(S)−カルボキサミドが得られた。
(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイン
ドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チルアルデヒドおよび238mgのN−tert.ブチ
ル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドを5mlの酢酸中に溶解させ、そ
して120mgのシアノ水素化ホウ素ナトリウムで一部
分ずつ処理した。反応の完了後に、混合物を濃縮乾固
し、10mlの水で処理し、そして塩化メチレンで抽出
した。抽出物を乾燥しそして濾過し、濾液を濃縮しそし
て残渣をシリカゲル上で塩化メチレン/メタノール(9
5:5)を用いて精製した。N−tert.ブチル−デ
カヒドロ−2−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−
3(S)−フタルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソ
キノリン−3(S)−カルボキサミドが得られた。
【0038】F2)章F1)の変法において、(2S,3
S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フ
ェニルブチルアルデヒドの5mlのメタノールと35m
gの塩化水素との混合物中溶液を使用した。
S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フ
ェニルブチルアルデヒドの5mlのメタノールと35m
gの塩化水素との混合物中溶液を使用した。
【0039】F3)章F1)の別の変法において、30
9mgの(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−
ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒ
ドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒドおよび238
mgのN−tert.ブチル−デカヒドロ−(4aS,8
aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミドを5m
lの蟻酸中に溶解させ、そして抽出物が完全に反応する
まで100℃に加熱した。処理は章F1)に記載されて
いる如くして行われた。
9mgの(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−
ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒ
ドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒドおよび238
mgのN−tert.ブチル−デカヒドロ−(4aS,8
aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミドを5m
lの蟻酸中に溶解させ、そして抽出物が完全に反応する
まで100℃に加熱した。処理は章F1)に記載されて
いる如くして行われた。
【0040】実施例2 A1)5gの3−フェニル−2(S)−フタルイミドプロ
パン−1−アルおよび4.43gの臭化亜鉛の50ml
の塩化メチレン中懸濁液を撹拌しながら−15°におい
て1.95gのシアン化トリメチルシリルの5mlの塩
化メチレン中溶液で処理し、そして混合物を−15°に
おいて5時間撹拌した。生成したシリルエーテルを5g
のクエン酸の50mlのエタノール中溶液の添加により
−10°において分解させた。混合物を濃縮しそして残
渣を水で処理しそして塩化メチレンで抽出した。有機抽
出物を乾燥しそして濾過し、そして濾液を濃縮した。残
渣は5.45g(99%)の粗製3−(1,3−ジオキソ
−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)
−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチロニトリルを(2
S,3S)および(2R,3S)異性体類の74:26混合
物状で含有していた。
パン−1−アルおよび4.43gの臭化亜鉛の50ml
の塩化メチレン中懸濁液を撹拌しながら−15°におい
て1.95gのシアン化トリメチルシリルの5mlの塩
化メチレン中溶液で処理し、そして混合物を−15°に
おいて5時間撹拌した。生成したシリルエーテルを5g
のクエン酸の50mlのエタノール中溶液の添加により
−10°において分解させた。混合物を濃縮しそして残
渣を水で処理しそして塩化メチレンで抽出した。有機抽
出物を乾燥しそして濾過し、そして濾液を濃縮した。残
渣は5.45g(99%)の粗製3−(1,3−ジオキソ
−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)
−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチロニトリルを(2
S,3S)および(2R,3S)異性体類の74:26混合
物状で含有していた。
【0041】IR(KBr):3437m(OH)、2
250m(C≡N)、1775mおよび1713s(イ
ミドのC=O)。
250m(C≡N)、1775mおよび1713s(イ
ミドのC=O)。
【0042】A2)95.05gのピロ亜硫酸ナトリウ
ムの1リットルの水中溶液を室温において撹拌しながら
3−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパン−1−ア
ルを含有する溶液に加えた。4.5時間にわたる撹拌後
に、亜硫酸水素塩と上記アルデヒドとの付加生成物を含
有する水層をトルエンで洗浄した。トルエン層を水で抽
出した。1200mlの塩化メチレンを水層に加え、そ
して混合物を撹拌しながら室温において41.66gの
シアン化ナトリウムの330mlの水中溶液で処理し
た。1.2時間にわたる撹拌後に水を加えた。分離させ
た水層を塩化メチレンで抽出した。有機層を乾燥しそし
て濾過し、そして残渣を塩化メチレンで洗浄した。濾液
を蒸発させ、そして残渣を200mlの塩化メチレン中
に溶解させた。溶液を撹拌しながら30°において60
0mlのヘキサンで滴々処理し、そして次に0°におい
てさらに600mlのヘキサンで処理した。懸濁液を濾
過しそして残渣をヘキサンで洗浄しそして次に乾燥し
た。114.02g(74%)の3−(1,3−ジオキソ
−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)
−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチロニトリルの(2
S,3S):(2R,3S):(2R,3R):(2S,3R)異
性体類の74.7:23.5:1.4:0.4混合物が得ら
れた。
ムの1リットルの水中溶液を室温において撹拌しながら
3−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパン−1−ア
ルを含有する溶液に加えた。4.5時間にわたる撹拌後
に、亜硫酸水素塩と上記アルデヒドとの付加生成物を含
有する水層をトルエンで洗浄した。トルエン層を水で抽
出した。1200mlの塩化メチレンを水層に加え、そ
して混合物を撹拌しながら室温において41.66gの
シアン化ナトリウムの330mlの水中溶液で処理し
た。1.2時間にわたる撹拌後に水を加えた。分離させ
た水層を塩化メチレンで抽出した。有機層を乾燥しそし
て濾過し、そして残渣を塩化メチレンで洗浄した。濾液
を蒸発させ、そして残渣を200mlの塩化メチレン中
に溶解させた。溶液を撹拌しながら30°において60
0mlのヘキサンで滴々処理し、そして次に0°におい
てさらに600mlのヘキサンで処理した。懸濁液を濾
過しそして残渣をヘキサンで洗浄しそして次に乾燥し
た。114.02g(74%)の3−(1,3−ジオキソ
−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)
−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチロニトリルの(2
S,3S):(2R,3S):(2R,3R):(2S,3R)異
性体類の74.7:23.5:1.4:0.4混合物が得ら
れた。
【0043】融点127.2−130.5°、[α]20 D−
146.6°(塩化メチレン中1%)。
146.6°(塩化メチレン中1%)。
【0044】A3)47.5gのピロ亜硫酸ナトリウム
の500mlの水中溶液を室温において撹拌しながら3
−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパン−1−アル
を含有する溶液に加えた。7.5時間にわたる撹拌後
に、ピロ亜硫酸塩と上記アルデヒドとの付加生成物を含
有する水層をトルエンで洗浄した。トルエン層を水で抽
出した。24.2gのシアン化ナトリウムの200ml
の水中溶液を該水層に撹拌しながら室温において加え
た。1時間にわたる撹拌後に、懸濁液を濾過し、そして
残渣を水で中性となるまで洗浄した。乾燥後に、11
2.03g(73%)の3−(1,3−ジオキソ−2,3−
ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒ
ドロキシ−4−フェニルブチロニトリルの(2S,3
S):(2R,3S)異性体類の67.2:32.8混合物が
得られた。
の500mlの水中溶液を室温において撹拌しながら3
−フェニル−2(S)−フタルイミドプロパン−1−アル
を含有する溶液に加えた。7.5時間にわたる撹拌後
に、ピロ亜硫酸塩と上記アルデヒドとの付加生成物を含
有する水層をトルエンで洗浄した。トルエン層を水で抽
出した。24.2gのシアン化ナトリウムの200ml
の水中溶液を該水層に撹拌しながら室温において加え
た。1時間にわたる撹拌後に、懸濁液を濾過し、そして
残渣を水で中性となるまで洗浄した。乾燥後に、11
2.03g(73%)の3−(1,3−ジオキソ−2,3−
ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒ
ドロキシ−4−フェニルブチロニトリルの(2S,3
S):(2R,3S)異性体類の67.2:32.8混合物が
得られた。
【0045】融点131−133°、[α]20 D−150.
2°(塩化メチレン中1%)。
2°(塩化メチレン中1%)。
【0046】B)20.0gの3−(1,3−ジオキソ−
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチロニトリルの(2S,
3S)および(2R,3S)異性体類の75:25混合物並
びに2gの酸化白金の200mlの酢酸中懸濁液を2時
間にわたり室温および大気圧において水素化し、ここで
4000mlの水素が吸収された。懸濁液を3gの活性
炭で処理し、1時間にわたり撹拌しそして濾過した。
(1S,2R)−酢酸2−(3−アミノ−1−ベンジル−2
−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソ
インドール−1,3−ジオンを含有する濾液を200m
lの水で希釈し、0°に冷却し、4.50gの亜硝酸ナ
トリウムの6mlの水中溶液で処理し、0°において3
時間にわたり撹拌し、再び4.50gの亜硝酸ナトリウ
ムの6mlの水中溶液で処理し、そして最後に0°にお
いてさらに2時間撹拌した。その後に、反応混合物を塩
化メチレンで抽出した。抽出物を水で洗浄し、乾燥しそ
して濾過し、そして濾液を濃縮した。残渣をシリカゲル
上で塩化メチレン/イソプロパノール(100:1)を
用いて精製した。蒸発および乾燥後に、6.25g(3
1%)の2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロキシプロ
ピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,
3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異性体類の
83:17混合物が得られた。IR:3460(O
H)、1771mおよび1701s(イミドのC=
O)。
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチロニトリルの(2S,
3S)および(2R,3S)異性体類の75:25混合物並
びに2gの酸化白金の200mlの酢酸中懸濁液を2時
間にわたり室温および大気圧において水素化し、ここで
4000mlの水素が吸収された。懸濁液を3gの活性
炭で処理し、1時間にわたり撹拌しそして濾過した。
(1S,2R)−酢酸2−(3−アミノ−1−ベンジル−2
−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソ
インドール−1,3−ジオンを含有する濾液を200m
lの水で希釈し、0°に冷却し、4.50gの亜硝酸ナ
トリウムの6mlの水中溶液で処理し、0°において3
時間にわたり撹拌し、再び4.50gの亜硝酸ナトリウ
ムの6mlの水中溶液で処理し、そして最後に0°にお
いてさらに2時間撹拌した。その後に、反応混合物を塩
化メチレンで抽出した。抽出物を水で洗浄し、乾燥しそ
して濾過し、そして濾液を濃縮した。残渣をシリカゲル
上で塩化メチレン/イソプロパノール(100:1)を
用いて精製した。蒸発および乾燥後に、6.25g(3
1%)の2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロキシプロ
ピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,
3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異性体類の
83:17混合物が得られた。IR:3460(O
H)、1771mおよび1701s(イミドのC=
O)。
【0047】C)0.51gの2−(1−ベンジル−2,
3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンの(1S,2S)および
(1S,2R)異性体類の83:17混合物並びに0.28
mlのトリエチルアミンの5mlのテトラヒドロフラン
中溶液を0°に冷却し、0.15mlの塩化チオニルで
処理し、そして0°において1時間撹拌した。反応混合
物を4mlの半飽和塩化ナトリウム溶液および1mlの
1N硫酸で処理し、そして酢酸エチルで抽出した。抽出
物を乾燥しそして濾過し、そして濾液を蒸発させて0.
60g(100%)の83部の2−[(S)−1−[2−オ
キソ−1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル]−2−
フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインド
ール−1,3−ジオンの(2R,4S)および(2S,4S)
異性体類の1:1混合物並びに17部の2−[(S)−1
−[2−オキソ−1,3,2−ジオキサチオラン−4−イ
ル]−2−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンの(2R,4R)および
(2S,4R)異性体類の1:1混合物を与えた。IR
(KBr):1777mおよび1713s(イミドのC
=O)、1384sおよび1212s(SO3)。
3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンの(1S,2S)および
(1S,2R)異性体類の83:17混合物並びに0.28
mlのトリエチルアミンの5mlのテトラヒドロフラン
中溶液を0°に冷却し、0.15mlの塩化チオニルで
処理し、そして0°において1時間撹拌した。反応混合
物を4mlの半飽和塩化ナトリウム溶液および1mlの
1N硫酸で処理し、そして酢酸エチルで抽出した。抽出
物を乾燥しそして濾過し、そして濾液を蒸発させて0.
60g(100%)の83部の2−[(S)−1−[2−オ
キソ−1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル]−2−
フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインド
ール−1,3−ジオンの(2R,4S)および(2S,4S)
異性体類の1:1混合物並びに17部の2−[(S)−1
−[2−オキソ−1,3,2−ジオキサチオラン−4−イ
ル]−2−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンの(2R,4R)および
(2S,4R)異性体類の1:1混合物を与えた。IR
(KBr):1777mおよび1713s(イミドのC
=O)、1384sおよび1212s(SO3)。
【0048】D)上記の2−[(S)−1−[2−オキソ−
1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル]−2−フェニ
ルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオンの(2R,4S)および(2S,4S)並びに
それぞれ(2R,4R)および(2S,4R)異性体類の2種
の1:1混合物の83:17混合物、0.24gのN−
tert.ブチル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イ
ソキノリン−3(S)−カルボキサミド並びに0.21g
の炭酸ナトリウムの3.5mlのイソブチルメチルケト
ン中懸濁液を24時間にわたり加熱還流し、その後に冷
却し、そして濾過した。濾液をシリカゲル上でヘキサン
/酢酸エチル(4:1)を用いて精製した。蒸発および
乾燥後に、0.34g(65%)の純粋なN−ter
t.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−ヒドロキシ−
4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチル]−(4a
S,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミドが
得られた。
1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル]−2−フェニ
ルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−
1,3−ジオンの(2R,4S)および(2S,4S)並びに
それぞれ(2R,4R)および(2S,4R)異性体類の2種
の1:1混合物の83:17混合物、0.24gのN−
tert.ブチル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イ
ソキノリン−3(S)−カルボキサミド並びに0.21g
の炭酸ナトリウムの3.5mlのイソブチルメチルケト
ン中懸濁液を24時間にわたり加熱還流し、その後に冷
却し、そして濾過した。濾液をシリカゲル上でヘキサン
/酢酸エチル(4:1)を用いて精製した。蒸発および
乾燥後に、0.34g(65%)の純粋なN−ter
t.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−ヒドロキシ−
4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチル]−(4a
S,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミドが
得られた。
【0049】IR(KBr):3388m(OH)、1
771mおよび1708s(イミドのC=O)。
771mおよび1708s(イミドのC=O)。
【0050】実施例3 A)3.1gの2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロキ
シプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール
−1,3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異性
体類の83:17混合物と10mlの四塩化炭素との混
合物を0.9mlの塩化チオニルで処理し、そして0.5
時間にわたり加熱還流した。混合物を0°において10
mlのアセトニトリルで希釈し、そして連続的に2mg
の三塩化ルテニウム三水塩、3.2gの過ヨウ素酸ナト
リウムおよび15mlの水で処理し、そして室温で1時
間にわたり撹拌した。混合物をエーテルで抽出し、そし
て抽出物を希炭酸水素ナトリウム溶液および水で洗浄し
た。乾燥、濾過および濾液の濃縮で、2−[(S)−1−
[(4S)および(4R)−2−ジオキソ−1,3,2−ジオ
キサチオラン−4−イル]−2−フェニルエチル]−2,
3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン
の83:17混合物を生成した。
シプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール
−1,3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異性
体類の83:17混合物と10mlの四塩化炭素との混
合物を0.9mlの塩化チオニルで処理し、そして0.5
時間にわたり加熱還流した。混合物を0°において10
mlのアセトニトリルで希釈し、そして連続的に2mg
の三塩化ルテニウム三水塩、3.2gの過ヨウ素酸ナト
リウムおよび15mlの水で処理し、そして室温で1時
間にわたり撹拌した。混合物をエーテルで抽出し、そし
て抽出物を希炭酸水素ナトリウム溶液および水で洗浄し
た。乾燥、濾過および濾液の濃縮で、2−[(S)−1−
[(4S)および(4R)−2−ジオキソ−1,3,2−ジオ
キサチオラン−4−イル]−2−フェニルエチル]−2,
3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン
の83:17混合物を生成した。
【0051】B)0.37gの2−[(S)−1−[(4S)
−および(4R)−2−ジオキソ−1,3,2−ジオキサチ
オラン−4−イル]−2−フェニルエチル]−2,3−ジ
ヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオンの8
3:17混合物並びに0.24gのN−tert.ブチ
ル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの2mlのテトラヒドロフラン中
溶液を反応が終了するまで撹拌し、次に5mlの20%
硫酸および5mlのエーテルで処理し、10時間にわた
り撹拌し、そしてエーテルで抽出した。抽出物を水で洗
浄し、乾燥しそして濾過し、そして濾液を蒸発させてN
−tert.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−ヒド
ロキシ−4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチル]
−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキ
サミドを与えた。IR(KBr):3388m(O
H)、1771mおよび1708s(イミドのC=
O)。
−および(4R)−2−ジオキソ−1,3,2−ジオキサチ
オラン−4−イル]−2−フェニルエチル]−2,3−ジ
ヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオンの8
3:17混合物並びに0.24gのN−tert.ブチ
ル−デカヒドロ−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの2mlのテトラヒドロフラン中
溶液を反応が終了するまで撹拌し、次に5mlの20%
硫酸および5mlのエーテルで処理し、10時間にわた
り撹拌し、そしてエーテルで抽出した。抽出物を水で洗
浄し、乾燥しそして濾過し、そして濾液を蒸発させてN
−tert.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−ヒド
ロキシ−4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチル]
−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキ
サミドを与えた。IR(KBr):3388m(O
H)、1771mおよび1708s(イミドのC=
O)。
【0052】実施例4 A)0.51gの2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロ
キシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドー
ル−1,3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異
性体類の83:17混合物、0.4mlのピリジン並び
に1mlの酢酸エチルの溶液を0.15mlの塩化メタ
ンスルホニルで処理し、そして混合物を室温において4
時間にわたり撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈しそ
して2%塩酸で洗浄し、そして抽出物を乾燥しそして濾
過した。濾液を蒸発させ、そして残渣をシリカゲル上で
塩化メチレン/イソプロパノール(100:1)を用い
て精製した。蒸発および乾燥後に、0.28g(43
%)の純粋なメタンスルホン酸(2S,3S)−3−(1,
3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドー
ル−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチル
エステルが得られた。NMR(CDCl3):7.7
(m,4H);7.1(m,5H);4.6(m,2H);
4.3(m,2H);3.55(d,J=7,1H);3.3
(m,2H);3.1(s,3H)。
キシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドー
ル−1,3−ジオンの(1S,2S)および(1S,2R)異
性体類の83:17混合物、0.4mlのピリジン並び
に1mlの酢酸エチルの溶液を0.15mlの塩化メタ
ンスルホニルで処理し、そして混合物を室温において4
時間にわたり撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈しそ
して2%塩酸で洗浄し、そして抽出物を乾燥しそして濾
過した。濾液を蒸発させ、そして残渣をシリカゲル上で
塩化メチレン/イソプロパノール(100:1)を用い
て精製した。蒸発および乾燥後に、0.28g(43
%)の純粋なメタンスルホン酸(2S,3S)−3−(1,
3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドー
ル−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブチル
エステルが得られた。NMR(CDCl3):7.7
(m,4H);7.1(m,5H);4.6(m,2H);
4.3(m,2H);3.55(d,J=7,1H);3.3
(m,2H);3.1(s,3H)。
【0053】B)0.26gのメタンスルホン酸(2S,
3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H
−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−
フェニルブチルエステルの1.6mlのテトラヒドロフ
ラン中溶液を−15°において0.090gのカリウム
tert.ブチレートの0.5mlのテトラヒドロフラ
ン中溶液で処理し、そして混合物を0.5時間にわたり
撹拌した。混合物を2.2mlの半飽和塩化ナトリウム
溶液で処理し、そして0.1mlの1N硫酸を用いてp
H値を6に調節した。その後に、混合物を酢酸エチルで
抽出した。抽出物を乾燥しそして濾過し、そして濾液を
蒸発させて、0.12g(60%)の2(S)−[2−フェ
ニル−1(S)−フタルイミドエチル]オキシランを与え
た。
3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H
−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−
フェニルブチルエステルの1.6mlのテトラヒドロフ
ラン中溶液を−15°において0.090gのカリウム
tert.ブチレートの0.5mlのテトラヒドロフラ
ン中溶液で処理し、そして混合物を0.5時間にわたり
撹拌した。混合物を2.2mlの半飽和塩化ナトリウム
溶液で処理し、そして0.1mlの1N硫酸を用いてp
H値を6に調節した。その後に、混合物を酢酸エチルで
抽出した。抽出物を乾燥しそして濾過し、そして濾液を
蒸発させて、0.12g(60%)の2(S)−[2−フェ
ニル−1(S)−フタルイミドエチル]オキシランを与え
た。
【0054】IR(KBr):1773mおよび170
9s(イミドのC=O)。
9s(イミドのC=O)。
【0055】実施例5 10.0gの3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−
4−フェニルブチロニトリルの(2S,3S)および(2
R,3S)異性体類の75:25混合物、2.7mlの3
7%塩酸、50mlのイソプロパノール並びに50ml
の水の懸濁液を1gの木炭上パラジウム(10%)で処
理し、そして100kPaにおいて5時間にわたり水素
化した。反応混合物を濾過し、そして濃縮した濾液をク
ロマトグラフィーにより精製して、(2S,3S)−3−
(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイン
ドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チルアルデヒドと(1S,2S)−2−(1−ベンジル−
2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1
H−イソインドール−1,3−ジオンとの混合物を与え
た。(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロ
キシ−4−フェニルブチルアルデヒドのIR(KB
r):3451m(OH)、1774mおよび1711
s(イミドのC=O);(1S,2S)−2−(1−ベンジ
ル−2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ
−1H−イソインドール−1,3−ジオンのIR:34
60m(OH)。
1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−
4−フェニルブチロニトリルの(2S,3S)および(2
R,3S)異性体類の75:25混合物、2.7mlの3
7%塩酸、50mlのイソプロパノール並びに50ml
の水の懸濁液を1gの木炭上パラジウム(10%)で処
理し、そして100kPaにおいて5時間にわたり水素
化した。反応混合物を濾過し、そして濃縮した濾液をク
ロマトグラフィーにより精製して、(2S,3S)−3−
(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイン
ドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チルアルデヒドと(1S,2S)−2−(1−ベンジル−
2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1
H−イソインドール−1,3−ジオンとの混合物を与え
た。(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒ
ドロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロ
キシ−4−フェニルブチルアルデヒドのIR(KB
r):3451m(OH)、1774mおよび1711
s(イミドのC=O);(1S,2S)−2−(1−ベンジ
ル−2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ
−1H−イソインドール−1,3−ジオンのIR:34
60m(OH)。
【0056】2.7mlの37%塩酸の代わりに30m
lの湿ったイオン交換体(ダウエックス(Dowex)50W
×4,H+)を使用することもでき、(2S,3S)−3−
(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイン
ドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チルアルデヒドが好適に得られた。
lの湿ったイオン交換体(ダウエックス(Dowex)50W
×4,H+)を使用することもでき、(2S,3S)−3−
(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イソイン
ドール−2−イル)−2−ヒドロキシ−4−フェニルブ
チルアルデヒドが好適に得られた。
【0057】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
おりである。
【0058】1.a)式
【0059】
【化24】
【0060】の(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒドを式
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒドを式
【0061】
【化25】
【0062】のN−tert.ブチル−デカヒドロ−
(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサ
ミドを用いて還元的にアミノ化するか、或いは b)一般式
(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサ
ミドを用いて還元的にアミノ化するか、或いは b)一般式
【0063】
【化26】
【0064】[式中、XはSOまたはSO2を示す]の
1,3,2−ジオキサチオラン誘導体を上記の式IIIの化
合物と反応させることを特徴とする、式
1,3,2−ジオキサチオラン誘導体を上記の式IIIの化
合物と反応させることを特徴とする、式
【0065】
【化27】
【0066】のN−tert.ブチル−デカヒドロ−2
−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタ
ルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの製造方法。
−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタ
ルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの製造方法。
【0067】2.式
【0068】
【化28】
【0069】の(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2,
3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンを一般式 RSO2Cl [式中、Rは低級アルキルまたはフェニルを示し、それ
は1個もしくは2個のハロゲン原子により置換されてい
てもよい]の塩化スルホニルと反応させ、生ずる一般式
3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオンを一般式 RSO2Cl [式中、Rは低級アルキルまたはフェニルを示し、それ
は1個もしくは2個のハロゲン原子により置換されてい
てもよい]の塩化スルホニルと反応させ、生ずる一般式
【0070】
【化29】
【0071】[式中、Rは上記の意味を有する]の化合
物を強塩基を用いて式
物を強塩基を用いて式
【0072】
【化30】
【0073】の2(S)−[2−フェニル−1(S)−フタ
ルイミドエチル]オキシランに転化させ、そしてこれを
式
ルイミドエチル]オキシランに転化させ、そしてこれを
式
【0074】
【化31】
【0075】のN−tert.ブチル−デカヒドロ−
(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサ
ミドと反応させることを特徴とする、式
(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボキサ
ミドと反応させることを特徴とする、式
【0076】
【化32】
【0077】のN−tert.ブチル−デカヒドロ−2
−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタ
ルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの製造方法。
−[2(R)−ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタ
ルイミドブチル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3
(S)−カルボキサミドの製造方法。
【0078】3.式
【0079】
【化33】
【0080】の(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒド。
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−2−イル)−
2−ヒドロキシ−4−フェニルブチルアルデヒド。
【0081】4.式
【0082】
【化34】
【0083】の2−[(S)−1−[(2R,4S)および
[(2S,4S)−2−オキソ−1,3,2−ジオキサチオラ
ン−4−イル]−2−フェニルエチル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−イソキノリン−1,3−ジオン。
[(2S,4S)−2−オキソ−1,3,2−ジオキサチオラ
ン−4−イル]−2−フェニルエチル]−2,3−ジヒド
ロ−1H−イソキノリン−1,3−ジオン。
【0084】5.式
【0085】
【化35】
【0086】の2−[(S)−1−[(4S)−2−ジオキソ
−1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル]−2−フェ
ニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール
−1,3−ジオン。
−1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル]−2−フェ
ニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール
−1,3−ジオン。
【0087】6.式
【0088】
【化36】
【0089】の(1S,2R)−2−(3−アミノ−1−ベ
ンジル−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−1,3−ジオン。
ンジル−2−ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−1,3−ジオン。
【0090】7.式
【0091】
【化37】
【0092】の(1S,2R)−2−(1−ベンジル−2−
ヒドロキシ−3−ニトロプロピル)−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−1,3−ジオン。
ヒドロキシ−3−ニトロプロピル)−2,3−ジヒドロ−
1H−イソインドール−1,3−ジオン。
【0093】8.式
【0094】
【化38】
【0095】の(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2,
3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオン。
3−ジヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール−1,3−ジオン。
【0096】9.一般式
【0097】
【化39】
【0098】[式中、Rは低級アルキルまたはフェニル
であり、それは1個もしくは2個のハロゲン原子により
置換されていてもよい]の化合物。
であり、それは1個もしくは2個のハロゲン原子により
置換されていてもよい]の化合物。
【0099】10.式
【0100】
【化40】
【0101】の(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2−
ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロピル)−2,3−ジ
ヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン。
ヒドロキシ−3,3−ジメトキシプロピル)−2,3−ジ
ヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオン。
Claims (3)
- 【請求項1】 a)式 【化1】 の(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒド
ロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキ
シ−4−フェニルブチルアルデヒドを式 【化2】 のN−tert.ブチル−デカヒドロ−(4aS,8a
S)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミドを用いて
還元的にアミノ化するか、或いは b)一般式 【化3】 [式中、XはSOまたはSO2を示す]の1,3,2−ジ
オキサチオラン誘導体を上記の式IIIの化合物と反応さ
せることを特徴とする、式 【化4】 のN−tert.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−
ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチ
ル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボ
キサミドの製造法。 - 【請求項2】 式 【化5】 の(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロ
キシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドー
ル−1,3−ジオンを一般式 RSO2Cl [式中、Rは低級アルキルまたはフェニルを示し、それ
は1個もしくは2個のハロゲン原子により置換されてい
てもよい]の塩化スルホニルと反応させ、生ずる一般式 【化6】 [式中、Rは上記の意味を有する]の化合物を強塩基を
用いて式 【化7】 の2(S)−[2−フェニル−1(S)−フタルイミドエチ
ル]オキシランに転化させ、そしてこれを式 【化8】 のN−tert.ブチル−デカヒドロ−(4aS,8a
S)−イソキノリン−3(S)−カルボキサミドと反応さ
せることを特徴とする、式 【化9】 のN−tert.ブチル−デカヒドロ−2−[2(R)−
ヒドロキシ−4−フェニル−3(S)−フタルイミドブチ
ル]−(4aS,8aS)−イソキノリン−3(S)−カルボ
キサミドの製造法。 - 【請求項3】 式 【化10】 の(2S,3S)−3−(1,3−ジオキソ−2,3−ジヒド
ロ−1H−イソインドール−2−イル)−2−ヒドロキ
シ−4−フェニルブチルアルデヒド又は式 【化11】 の2−[(S)−1−[(2R,4S)および[(2S,4S)−
2−オキソ−1,3,2−ジオキサチオラン−4−イル]
−2−フェニルエチル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソ
キノリン−1,3−ジオン又は式 【化12】 の2−[(S)−1−[(4S)−2−ジオキソ−1,3,2−
ジオキサチオラン−4−イル]−2−フェニルエチル]−
2,3−ジヒドロ−1H−イソインドール−1,3−ジオ
ン又は式 【化13】 の(1S,2R)−2−(3−アミノ−1−ベンジル−2−
ヒドロキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソイ
ンドール−1,3−ジオン又は式 【化14】 の(1S,2R)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−
3−ニトロプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソイ
ンドール−1,3−ジオン又は式 【化15】 の(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2,3−ジヒドロ
キシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H−イソインドー
ル−1,3−ジオン又は式 【化16】 [式中、Rは低級アルキルまたはフェニルであり、それ
は1個もしくは2個のハロゲン原子により置換されてい
てもよい]の化合物又は式 【化17】 の(1S,2S)−2−(1−ベンジル−2−ヒドロキシ−
3,3−ジメトキシプロピル)−2,3−ジヒドロ−1H
−イソインドール−1,3−ジオン。
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