JPH0753493A - 酸化又はアンモ酸化の供給原料としての粗アセトニトリルの安定化方法 - Google Patents

酸化又はアンモ酸化の供給原料としての粗アセトニトリルの安定化方法

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JPH0753493A
JPH0753493A JP5202257A JP20225793A JPH0753493A JP H0753493 A JPH0753493 A JP H0753493A JP 5202257 A JP5202257 A JP 5202257A JP 20225793 A JP20225793 A JP 20225793A JP H0753493 A JPH0753493 A JP H0753493A
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C253/00Preparation of carboxylic acid nitriles
    • C07C253/32Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シアン化水素を製造するのに使用される安定
化された粗アセトニトリルの製造方法を提供する。 【構成】 粗アセトニトリル、強塩基及びアルデヒドを
一緒に混合し、混合物の還流温度に加熱して粗アセトニ
トリルを安定化させ、そして安定化された粗アセトニト
リルを回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粗アセトニトリル、特
にアクリロニトリルの製造中に連産品(coproduct) とし
て製造される粗アセトニトリルの安定化に関する。本発
明の別の局面において、下記の方法により得られた安定
化された粗アセトニトリルが流動床反応器中で触媒処理
により品質向上されてシアン化水素を生成する。
【0002】
【従来の技術】流動床反応器中の触媒によるプロピレ
ン、アンモニア及び空気の直接反応によるアクリロニト
リルの製造は、世界中で、“ソハイオ・アクリロニトリ
ル法”と認識されまた称される。アクリロニトリルの製
造に加えて、ソハイオ・アクリロニトリル法はアセトニ
トリル及びシアン化水素の如き連産品を製造する。アセ
トニトリルは既知の市販溶媒である。シアン化水素は、
種々の有機反応の出発物質として頻繁に使用される重要
な物質である。これらの連産品の収率の改良又はこれら
の連産品の品質向上はソハイオ・アクリロニトリル法の
経済的な価値を高めるであろう。種々の特許が、アンモ
酸化触媒又は酸化触媒によりアセトニトリルを反応させ
ることによるシアン化水素の製造方法を開示している。
例えば、米国特許第3,516,789 号明細書は、アンモ酸化
触媒によりアセトニトリルを反応させることによるシア
ン化水素の製造方法を開示している。この特許は、アセ
トニトリルの供給原料を精製してアクリロニトリル及び
シアン化水素の如き全ての不純物を除去することを開示
している。特開昭第48-81816号公報(CA80:108016a)は、
アルカリを添加し、加熱し、ホルムアルデヒドで処理
し、そして蒸留してHCN 、アクリロニトリル、等を除去
することによるアセトニトリルの精製方法を開示してい
る。米国特許第3,911,089 号明細書は、アクリロニトリ
ルの製造中に使用されたアンモ酸化反応器へのメタノー
ルの添加によるシアン化水素の製造を開示している。メ
タノールの添加はシアン化水素の収率を増大する。ドイ
ツ特許第1,146,861 号明細書は、アンモ酸化触媒による
アセトニトリルと分子状酸素の反応によるシアン化水素
製造を開示している。また、ベルギー特許第623,100 号
明細書は、アンモ酸化触媒によりアセトニトリルを反応
させてシアン化水素を製造することを開示している。
【0003】粗アセトニトリルの直接の気化は、その装
置のかなりのプラギング又は汚損を生じ、その方法の商
業上の実施を全く困難にすることが観察された。本件出
願の譲受人に譲渡された米国特許第4,981,670 号におい
て、粗アセトニトリルがシアン化水素の直接生成の源と
して使用される。重合禁止剤が添加されてHCN への酸化
のための粗アセトニトリルの使用中に従来観察されたプ
ラギング及び汚損を排除する。米国特許第3,516,789 号
明細書に開示されたようなアセトニトリルの完全な精製
又は米国特許第4,981,670 号明細書に示されたような重
合禁止剤の添加に頼らないで、酸化又はアンモ酸化によ
るシアン化水素の製造の源として、粗アセトニトリル、
特にソハイオ・アクリロニトリル法からの粗アセトニト
リル連産品を利用できることが望ましい。本発明は、シ
アン化水素の製造の源として改良された粗アセトニトリ
ル源(“安定化された粗アセトニトリル”)を提供する
ことに関する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は、シ
アン化水素の製造において酸化供給原料又はアンモ酸化
供給原料として使用するための粗アセトニトリルの経済
的な安定化方法を提供することである。本発明の別の目
的は、粗アセトニトリルの新規な安定化操作を提供する
ことである。本発明の更に別の目的は、アクリロニトリ
ルの製造中に連産品として得られた粗アセトニトリルの
安定化方法を提供することである。更に別の目的及び利
点は、当業者が本明細書及びそこに記載された特別な実
施態様を読むことにより認められるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的及び
利点を得るために、本発明の方法は、粗アセトニトリル
を強塩基及びアルデヒドと混合して混合物を生成し、粗
アセトニトリルを安定化させるのに充分な時間にわたっ
て混合物をその還流温度に加熱し、そして混合物を蒸留
して安定化された粗アセトニトリルを回収することを含
む。本発明の更なる局面において、シアン化水素の製造
方法は、安定化された粗アセトニトリルを気化させ、気
化した粗アセトニトリルを反応器に通し、そこでアセト
ニトリルを酸素含有ガスと混合し、そして触媒と接触さ
せてシアン化水素を生成し、こうして製造されたシアン
化水素を回収することを含む。本発明のこの局面の好ま
しい実施態様において、その方法はアンモニアを反応器
に導入することを更に含む。本発明のこの局面の更に別
の好ましい実施態様において、酸素含有ガスは空気であ
る。本発明のこの局面の更に別の好ましい実施態様にお
いて、触媒は酸化触媒及び/又はアンモ酸化触媒、好ま
しくはビスマス−鉄−モリブデンをベースとする酸化触
媒/アンモ酸化触媒からなる群から選ばれる。
【0006】本明細書で使用される“粗アセトニトリ
ル”という用語は、シアン化水素、その他の不純物及び
水を含む液体アセトニトリルを意味する。本発明に使用
される粗アセトニトリルは、あらゆる通常の源から得る
ことができる。しかしながら、本発明の好ましい実施態
様において、粗アセトニトリルはアクリロニトリルの製
造中に製造された連産品である。粗アセトニトリルは、
種々の有機不純物を含むアセトニトリル/水共沸混合物
を含む。例えば、ソハイオ・アクリロニトリル法から連
産品として製造された粗アセトニトリルは、アセトニト
リルを含むことの他に、水、シアン化水素、アクリロニ
トリル、アセトアルデヒド、アセトン、メタノール、ア
クロレイン及びオキサゾール、等を含む。粗アセトニト
リルの成分の相対的な比率は、種々の条件に依存して広
範囲にわたって変化し得る。粗アセトニトリル中の有機
不純物の濃度レベルは通常15重量%未満であり、単一成
分は2〜4重量%より大きい濃度では見られない。通
常、アクリロニトリルプラントから得られた粗アセトニ
トリルは25〜85%のアセトニトリルを含む。
【0007】“安定化された粗アセトニトリル”という
用語は、本発明の目的のために、粗アセトニトリルの気
化中に起こる重合を防止するために本発明の方法により
処理されて粗アセトニトリル中に見られる不純物の幾つ
かを除去した粗アセトニトリルを意味する。“安定化さ
れた粗アセトニトリル”は“精製アセトニトリル”に関
連する不純物の濃度よりも高い濃度で不純物を含むこと
を注目することが重要である。本発明の安定化された粗
アセトニトリルの製造方法は、粗アセトニトリルを強塩
基及びアルデヒドと混合して混合物を生成し、前記粗ア
セトニトリルを安定化させるのに充分な時間にわたって
混合物をその還流温度に加熱し、そして前記混合物を蒸
留して安定化された粗アセトニトリルを回収することを
含む。
【0008】本発明に使用される強塩基は、粗アセトニ
トリルに対して安定であり、かつその中に可溶性のあら
ゆる強塩基であり得る。特に、好適な強塩基は、アルカ
リ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物である。水酸化
ナトリウム及び水酸化カリウムが最も好ましい。強塩基
は純粋な形態で添加でき、また強塩基の混合物、又は水
溶液として添加できる。本発明の実施の好ましい実施態
様において、1〜50重量%の水酸化ナトリウム又は水酸
化カリウムの水溶液が使用し得る。典型的には、強塩基
は粗アセトニトリルのpHを10〜14、好ましくは11〜14
(特に12〜13.8が好ましい)に保つように添加される。
本発明に使用されるアルデヒドは、ホルムアルデヒド、
パラホルムアルデヒド、又はC2- C6飽和脂肪族アルデヒ
ドであり得る。好ましいアルデヒドはホルムアルデヒド
である。ホルムアルデヒドは純粋な形態で使用でき、又
は水溶液として使用できる。約37重量%のホルムアルデ
ヒド及び安定剤として添加された約10〜15重量%のメタ
ノールの市販のホルムアルデヒド水溶液が本発明の方法
に適する。通常、アルデヒドは、アルデヒド対強塩基の
モル比が0.25〜5.0 であるように添加され、0.5 〜2.0
のモル比が好ましく、0.75〜1.5 が特に好ましい。粗ア
セトニトリル−強塩基−アルデヒド混合物の温度は少な
くとも50℃、好ましくは50〜140 ℃に保たれるべきであ
る。
【0009】本発明の更に別の局面において、上記の方
法により得られた安定化された粗アセトニトリルは、そ
れを更に有益な生成物であるシアン化水素に変換するこ
とにより向上される。本発明のシアン化水素の製造方法
は、安定化された粗アセトニトリルを気化し、気化アセ
トニトリルを反応器に通し、そこでアセトニトリルを酸
素含有ガスと混合し、そして触媒と接触させてシアン化
水素を生成し、そしてシアン化水素を回収することを含
む。本発明のこの局面の好ましい実施態様において、安
定化された粗アセトニトリルの気化は、粗アセトニトリ
ルを気化/過熱器ユニット中で加熱することにより行わ
れることが好ましい。粗アセトニトリルが気化/過熱器
ユニットに供給される時に、強塩基及びホルムアルデヒ
ド又はその他のアルデヒドが粗アセトニトリルと一緒に
添加されて、気化中及び気化された粗アセトニトリルの
取扱中に起こる汚損問題及びプラギング問題を防止し又
は実質的に最小にする。粗アセトニトリル、強塩基及び
アルデヒドが気化/過熱器ユニットに供給された後、そ
の混合物が高圧でアセトニトリルを気化するのに充分な
温度(約110 〜130 ℃)に加熱され、続いて過熱器ユニ
ット中で約135 〜140 ℃に過熱される。あらゆる通常の
気化/過熱器ユニットが本発明の実施に使用し得る。こ
のようなユニットは連続式又はバッチ式で運転し得る。
【0010】本発明のこの局面の更に別の好ましい実施
態様において、気化されなかった物質(供給流の10〜35
重量%が気化ユニットに入る)のスリップ流が気化/過
熱器ユニットから取り出されて、その系の潜在的な汚損
を更に低減することを助け、そして一定の気化された粗
アセトニトリルの組成の維持を可能にする。気化/過熱
器ユニットは110 〜140 ℃の高温で運転される。それは
また高温で0.84〜1.8kg/cm2 ゲージ圧(12 〜25psig) の
圧力で運転される。気化の温度範囲は125 〜130 ℃であ
ることが好ましく、粗アセトニトリル蒸気の過熱は135
〜140 ℃で行われることが好ましい。過熱の圧力範囲は
1.1 〜2.5kg/cm2 ゲージ圧(15 〜35psig) 、好ましくは
1.4 〜2.1kg/cm2 ゲージ圧(20 〜30psig) である。安定
化された粗アセトニトリルは反応器に供給され、その中
でそれは酸素含有ガス(好ましくは空気)及び必要によ
りアンモニアと混合され、酸化触媒又はアンモ酸化触媒
と接触させられてシアン化水素を生成する。続いてシア
ン化水素が通常の手段(例えば、凝縮)により反応器か
ら回収される。反応器は接触酸化反応及びアンモ酸化反
応に有益なあらゆる固定床反応器又は流動床反応器であ
ってもよい。酸素は純粋な形態で、また空気又は窒素、
ヘリウム、アルゴン等の如き不活性ガスとの混合物とし
て反応帯域に供給されてもよい。アンモニアは純粋な蒸
気として、又は水との混合物(水酸化アンモニウム溶
液)もしくはその他の不活性溶媒との混合物として供給
されてもよい。
【0011】典型的には、反応器に入る気化された安定
化された粗アセトニトリルは、触媒と接触する前に反応
器中で酸素含有ガス及び必要によりアンモニアと混合さ
れる。固定床反応器又は流動床反応器及び触媒が本発明
の実施に使用し得る。流動床反応器及び流動床触媒が使
用されることが好ましい。酸化又はアンモ酸化によるア
セトニトリルからHCN への変換に適したあらゆる流動床
触媒が、本発明のこの局面に使用し得る。典型的には、
BiFeMoO x 促進触媒又はFeSbO x 促進触媒が好ましい。
本発明に適した触媒の特別な参考として、本明細書に参
考として含まれる米国特許第3,642,930 号、同第3,911,
089 号、同第4,228,098 号及び同第3,516,789 号明細書
を参照のこと。好ましい気相流動床反応に関する反応温
度は、300 〜550 ℃、好ましくは325〜500 ℃の範囲で
あり、特に375 〜470 ℃が好ましい。圧力は0.1 〜10絶
対気圧の範囲内である。安定化された粗アセトニトリ
ル、酸素含有ガスの混合物と触媒の接触時間は、0.5 秒
〜50秒、好ましくは約0.1 秒〜20秒である。反応成分の
モル比は広い制限内で変化し得る。例えば、0〜10モル
のアンモニアと0.01〜40モルの酸素が粗アセトニトリル
供給原料中のアセトニトリル1モルに対して使用し得
る。アンモニア及び酸素の好ましいモル比範囲は、夫
々、アセトニトリル1モルに対して0〜3.0 及びアセト
ニトリル1モルに対して0.5 〜10である。
【0012】本発明のこの局面の好ましい実施態様にお
いて、安定化された粗アセトニトリルは別個の反応器系
中でシアン化水素に変換され、そして反応器流出物がプ
ロピレンアンモ酸化急冷反応器に直接供給され、次いで
流出物がアクリロニトリル製造プラントに見られるプロ
ピレンアンモ酸化吸収剤カラムに供給される。この方法
では、アクリロニトリルの製造中に使用されるプロピレ
ンアンモ酸化回収及び精製系が、安定化された粗アセト
ニトリルの酸化又はアンモ酸化により製造されたインク
レメンタルシアン化水素を回収し、精製するのに使用し
得る。未反応のアセトニトリルはプロピレンアンモ酸化
回収及び精製方法を経て安定化方法に循環し得る。しか
しながら、安定化された粗アセトニトリルからインクレ
メンタルシアン化水素の合成がアクリロニトリルを製造
するためのプロピレンアンモ酸化中に行い得ることは、
本発明のこの局面の範囲内にある。これは、アクリロニ
トリルの製造中のプロピレンと共にアンモ酸化反応器中
の同時供給原料としての本発明により製造された安定化
された粗アセトニトリルの導入により行われる。以下の
実施例は説明の目的のためのみで以下に示される。
【0013】
【実施例】実施例1 粗アセトニトリル1000mlを、温度計、磁気攪拌棒、還流
冷却器、還流冷却器の上の滴下ロート、及び蒸留装置
(ガラスヘリックスが充填された30cmの減圧ジャケット
付き分留カラム及びコールドフィンガー蒸留ヘッドを含
む)を取り付けた2リットルの3口フラスコに入れた。
粗アセトニトリルを72℃に攪拌しながら加熱し、50重量
%のNaOH水溶液24mlを10分間で滴下ロートにより滴下し
て添加した。還流冷却器及び滴下ロートを除去し、反応
混合物を2時間にわたって還流(分留カラムにより)さ
せて攪拌した。次いで還流冷却器及び滴下ロートを再度
取付け、10〜15重量%のメタノールを含む37重量%のホ
ルムアルデヒド水溶液48mlを5分間で滴下して添加し
た。還流冷却器及び滴下ロートを再度除去し、混合物を
45分間にわたって還流させて攪拌し、次いで分留した。
73〜85℃の沸騰範囲の蒸留物である安定化された粗アセ
トニトリル705 mlを回収した。蒸留物の分析は、74.3重
量%のCH3CN 、18.3重量%のH2O 、15ppm 未満のHCN 、
及び0.01重量%のアクリロニトリル、及び残部のその他
の有機物質を示した。安定化された粗アセトニトリル
を、アンモニア:アセトニトリルのモル比が0.25:1であ
るような量の液体アンモニアと混合した。次いで安定化
された粗アセトニトリル:アンモニア溶液を1/16" の型
316 ステンレス鋼管(その1.7m(5.5フィート) は410 ℃
に加熱された砂浴中に浸漬されていた)に3ml/時間の
流量及び1.4 〜1.8kg/cm2 ゲージ圧(20 〜25psig) の圧
力でポンプ輸送した。その管の加熱帯域中の液体供給原
料の滞留時間は約30分であった。加熱管からの流出物を
加圧容器中で回収した。安定化された粗アセトニトリ
ル:アンモニア溶液302 mlを69時間の期間にわたって加
熱管に通した後、管のプラギング又は汚損は観察され
ず、しかも管材料はその実験後に重量の変化を示さなか
った。
【0014】比較例1 実施例1と同じ組成を有する未反応の粗アセトニトリル
を、アンモニア:アセトニトリルのモル比が0.25:1であ
るような量の飽和水酸化アンモニウム水溶液と混合し
た。次いで未反応の粗アセトニトリル:アンモニア溶液
を1/16" の型316ステンレス鋼管(その1.7m(5.5フィー
ト) は410 ℃に加熱された砂浴中に浸漬されていた)に
3ml/時間の流量及び1.4 〜1.8kg/cm2 ゲージ圧(20 〜
25psig) の圧力でポンプ輸送した。その管の加熱帯域中
の液体供給原料の滞留時間は約30分であった。約2時間
後に、管材料はその部分が砂浴中に浸漬される前に管材
料の或る領域で詰った。プラギングの部位の温度は約10
0 〜125 ℃であった。
【0015】比較例2 粗アセトニトリル209.78g を、温度計、攪拌棒、隔壁、
及び還流冷却器を取り付けた500 mlの3口フラスコに入
れた。次いで固体のNaOH4.01g を室温で攪拌しながら添
加した。混合物の温度は30℃に急に上昇し、次いで1時
間で28℃に低下した。次いで混合物を4時間加熱、還流
させ、次いで一夜にわたって冷却した。次いで混合物を
大気圧で10cmのヴィグロウカラムにより蒸留して処理さ
れた粗アセトニトリル176.3gを回収した。処理された粗
アセトニトリル蒸留物の分析は、47.4重量%のCH3CN 、
47.3重量%のH2O 、900ppmのHCN 、及び0.02重量%のア
クリロニトリル、及び残部のその他の有機物質を示し
た。処理された粗アセトニトリルを、アンモニア:アセ
トニトリルのモル比が0.25:1であるような量の液体アン
モニアと混合した。次いで処理された粗アセトニトリ
ル:アンモニア溶液を1/16" の型316 ステンレス鋼管
(その1.7m(5.5フィート) は410 ℃に加熱された砂浴中
に浸漬されていた)に2.5ml /時間の流量及び1.4 〜1.
8kg/cm2 ゲージ圧(20 〜25psig) の圧力でポンプ輸送し
た。加熱管からの流出物を加圧容器中で回収した。安定
化された粗アセトニトリル:アンモニア溶液5.0 mlを2.
2 時間の期間にわたって加熱管に通した後、管のプラギ
ングが観察され、処理された粗アセトニトリル:アンモ
ニア溶液の流れを停止させた。
【0016】実施例2 粗アセトニトリル205.4gを、温度計、攪拌棒、隔壁、及
び還流冷却器を取り付けた500 mlの3口フラスコに入れ
た。次いでパラホルムアルデヒド1.18g 及び固体のNaOH
4.03g を室温で攪拌しながら添加した。混合物の温度は
34℃に急に上昇し、次いで1時間で28℃に低下した。次
いで混合物を4時間加熱、還流させ、次いで一夜にわた
って冷却した。次いで混合物を大気圧で10cmのヴィグロ
ウカラムにより蒸留して71.5℃〜96℃の沸騰範囲の安定
化された粗アセトニトリル175.6gを回収した。安定化さ
れた粗アセトニトリル蒸留物の分析は、49.4重量%のCH
3CN 、44.7重量%のH2O 、54ppm のHCN 、及び0.01重量
%のアクリロニトリル、及び残部のその他の有機物質を
示した。安定化された粗アセトニトリルを、アンモニ
ア:アセトニトリルのモル比が0.25:1であるような量の
液体アンモニアと混合した。次いで安定化された粗アセ
トニトリル:アンモニア溶液を1/16" の型316 ステンレ
ス鋼管(その1.7m(5.5フィート) は410 ℃に加熱された
砂浴中に浸漬されていた)に2.5ml /時間の流量及び1.
4 〜1.8kg/cm2 ゲージ圧(20 〜25psig) の圧力でポンプ
輸送した。加熱管からの流出物を加圧容器中で回収し
た。安定化された粗アセトニトリル:アンモニア溶液2
9.1mlを8.2 時間の期間にわたって加熱管に通した後、
管のプラギング又は汚損は観察されず、しかも管材料は
その実験後に重量の変化を示さなかった。
【0017】実施例3 粗アセトニトリルの処理用の連続式反応器を、粗アセト
ニトリル溶液、水酸化ナトリウム水溶液、及びホルムア
ルデヒド水溶液用の入口を取り付けた100 mlの容積の31
6 ステンレス鋼攪拌オートクレーブ、残液除去用のドレ
ン、及び蒸留物の除去用の管及び受器から組み立てた。
供給原料入口は反応器の底部付近まで延び、蒸留物用の
管を反応器のヘッドに取付けた。実施例1と同じ組成を
有する粗アセトニトリル42mlを反応器に入れ、反応器を
72℃に加熱した。25重量%のNaOH水溶液2.35g 及び37重
量%のホルムアルデヒド水溶液2.11g を添加し、混合物
をオートクレーブ中で72〜80℃で1時間攪拌した。次い
で蒸留物が受器中に集まり始めるまで反応器を更に加熱
した。次いで粗アセトニトリル、NaOH水溶液、ホルムア
ルデヒド水溶液、及び残液除去用のフィードポンプを作
動させ、処理された粗アセトニトリルの連続蒸留を60分
間行った。その時間中に、粗アセトニトリル78.0ml、25
重量%のNaOH水溶液5.75g 、及び37重量%のホルムアル
デヒド水溶液3.86g を添加し、安定化された粗アセトニ
トリル蒸留物86mlを透明な無色の液体として回収し、残
液16mlを回収した。安定化された粗アセトニトリル蒸留
物の分析は、56.8重量%のアセトニトリル、35.7重量%
のH2O 、0.08重量%のアクリロニトリル、11ppm のHCN
、及び残部のその他の有機物質を示した。安定化され
た粗アセトニトリルを、アンモニア:アセトニトリルの
モル比が0.25:1であるような量の液体アンモニアと混合
した。次いで安定化された粗アセトニトリル:アンモニ
ア溶液を1/16" の型316 ステンレス鋼管(その1.7m(65
インチ) は410 ℃に加熱された砂浴中に浸漬されてい
た)に1.5ml /時間の流量及び1.4 〜1.8kg/cm2 ゲージ
圧(20 〜25psig) の圧力でポンプ輸送した。溶液の流量
を調節して約60分の管の加熱帯域中の液体供給原料の滞
留時間を得た。加熱管からの流出物を加圧容器中で回収
した。溶液を26時間の期間にわたってポンプ輸送した
後、管材料のプラギング又は汚損は観察されなかった。
【0018】実施例4 実施例1と同じ組成を有する粗アセトニトリル42mlを実
施例3に記載した連続反応器に入れ、反応器を72℃に加
熱した。25重量%のNaOH水溶液3.48g 及び37重量%のホ
ルムアルデヒド水溶液2.11g を添加し、混合物をオート
クレーブ中で72〜80℃で1時間攪拌した。次いで蒸留物
が受器中に集まり始めるまで反応器を更に加熱した。次
いで粗アセトニトリル、NaOH水溶液、ホルムアルデヒド
水溶液、及び残液除去用のフィードポンプを作動させ、
処理された粗溶液の連続蒸留を80分間行った。その時間
中に、粗アセトニトリル104.0ml 、25重量%のNaOH水溶
液7.71g 、及び37重量%のホルムアルデヒド水溶液5.21
g を添加し、安定化された粗アセトニトリル蒸留物72ml
を透明な無色の液体として回収し、残液21mlを回収し
た。安定化された粗アセトニトリル蒸留物の分析は、6
9.1重量%のアセトニトリル、24.3重量%のH2O 、0.07
重量%のアクリロニトリル、19ppm のHCN 、及び残部の
その他の有機物質を示した。安定化された粗アセトニト
リルを、アンモニア:アセトニトリルのモル比が0.25:1
であるような量の液体アンモニアと混合した。次いで安
定化された粗アセトニトリル:アンモニア溶液を1/16"
の型316 ステンレス鋼管(その1.7m(65 インチ) は410
℃に加熱された砂浴中に浸漬されていた)に1.4 〜1.8k
g/cm2 ゲージ圧(20 〜25psig) の圧力でポンプ輸送し
た。溶液の流量を調節して約60分の管の加熱帯域中の液
体供給原料の滞留時間を得た。加熱管からの流出物を加
圧容器中で回収した。溶液を33時間の期間にわたってポ
ンプ輸送した後、液体40.45gを回収し、管材料のプラギ
ング又は汚損は観察されなかった。
【0019】実施例5 実施例1に示されたのと同じ組成を有する粗アセトニト
リル約150 mlを、温度計、磁気攪拌棒、還流冷却器、還
流冷却器の上の滴下ロート、及び蒸留装置(ガラスヘリ
ックスが充填された30cmの減圧ジャケット付き分留カラ
ム及びコールドフィンガー蒸留ヘッドを含む)を取り付
けた1リットルの3口フラスコに入れた。粗アセトニト
リルを79℃に攪拌しながら加熱し、50重量%のNaOH水溶
液3.6 mlを10分間で滴下ロートにより滴下して添加し
た。還流冷却器及び滴下ロートを除去し、反応混合物を
0.25時間にわたって還流(分留カラムにより)させて攪
拌した。次いで還流冷却器及び滴下ロートを再度取付
け、10〜15重量%のメタノールを含む37重量%のホルム
アルデヒド水溶液7.2ml を5分間で滴下して添加した。
還流冷却器及び滴下ロートを再度除去し、混合物を30分
間にわたって還流させて攪拌し、次いで分留した。73.5
〜81.5℃の沸騰範囲の蒸留物である安定化された粗アセ
トニトリル79.9g を回収した。蒸留物の分析は、79.7重
量%のCH3CN 、15.5重量%のH2O 、20.4ppm のHCN 、及
び4.8 重量%のアクリロニトリル及びその他の有機物質
を示した。5ccの容積の上昇流のステンレス鋼ミクロリ
アクター(内径8mm)にBiMoFeO x 促進触媒2ccを仕込
み、触媒床中にヘリウムを流してその反応器を融解塩浴
中で30分間にわたって425 ℃に加熱した。この時間の後
に、安定化された粗アセトニトリル、酸素、窒素、及び
ガス状アンモニアの流れを触媒上に導入した。シリンジ
計量ポンプを使用して安定化された粗アセトニトリルを
供給し、ガス状供給原料を質量流量調節装置で計量し
た。供給原料のモル比は3秒の接触時間で1CH3CN:0.25N
H3:1.7O2:6.3N2であった。反応体を43分間にわたって供
給した。反応器流出物を、0.5Nの水性HCN を含むスクラ
バー中で回収した。反応器流出物のスクラバー液の分析
は、60.4%のHCN 選択率及び43.9%のCH3CN 転化率でHC
N 、CO、及びCO2 の製造を示した。
【0020】実施例6 5ccの容積の上昇流のステンレス鋼ミクロリアクター
(内径8mm)にBiMoFeO x 促進触媒2ccを仕込み、触媒
床中にヘリウムを流してその反応器を融解塩浴中で30分
間にわたって425 ℃に加熱した。この時間の後に、実施
例5のようにして調製された安定化された粗アセトニト
リル、酸素、及び窒素の流れを触媒上に導入した。シリ
ンジ計量ポンプを使用して安定化された粗アセトニトリ
ルを供給し、ガス状供給原料を質量流量調節装置で計量
した。供給原料のモル比は3秒の接触時間で1CH3CN:1.7
O2:6.3N2であった。反応体を52分間にわたって供給し
た。反応器流出物を、0.5Nの水性HCl を含むスクラバー
中で回収した。反応器流出物のスクラバー液の分析は、
22.4%のHCN 選択率及び54%のCH3CN 転化率でHCN 、C
O、及びCO2 の製造を示した。
【0021】本発明の好ましい実施態様の以上の記載
を、説明及び記載の目的のために提示した。それらは排
他的であることを目的とするものではなく、また本発明
を開示された正確な形態に限定することを目的とするも
のではなく、明らかに多くの改良及び変化が上記の教示
に鑑みて可能である。本発明及びその実用的な適用の原
理を最も良く説明するために実施態様を選び、記載し
た。本発明の範囲は特許請求の範囲により特定されるこ
とが意図される。
フロントページの続き (72)発明者 マーク アール ブルース アメリカ合衆国 オハイオ州 44131 セ ヴンヒルズ イースト リッジウッド ド ライヴ 571

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)粗アセトニトリルを強塩基及びアルデヒ
    ドと混合して混合物を生成し、 b)前記粗アセトニトリルを安定化させるのに充分な時間
    にわたって前記混合物をその還流温度に加熱し、そして c)前記混合物から前記安定化された粗アセトニトリルを
    回収する、ことを特徴とするシアン化水素の製造用の粗
    アセトニトリルの安定化方法。
  2. 【請求項2】 安定化された粗アセトニトリルを気化
    し、前記気化アセトニトリルを反応器に通し、そこで前
    記アセトニトリルを酸素含有ガスと混合し、そして触媒
    と接触させてシアン化水素を生成し、こうして製造され
    たシアン化水素を回収することを特徴とするシアン化水
    素の製造方法。
  3. 【請求項3】 アンモニアを前記反応器に導入すること
    を更に含む請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記酸素含有ガスが空気である請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記安定化された粗アセトニトリルの源
    がアクリロニトリルの製造中に生成した粗アセトニトリ
    ルである請求項2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記塩基がアルカリの水酸化物である請
    求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記アルデヒドがホルムアルデヒドであ
    る請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 工程(a) の混合物が約10〜14のpHを有す
    る請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 工程(a) の混合物が約11〜14のpHを有す
    る請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 pHが約12〜13.8である請求項6に記載
    の方法。
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